PR
カテゴリ
カレンダー
キーワードサーチ
コメント新着
アシナガキンバエ
」のことである。我が家の庭や近くの林でもよく見かける極く普通のハエ(本当はアブの仲間だが、此処ではハエとしておく)である。雌雄でかなり形が違うし、何分にも体長3mm程度の小さな虫なので肉眼では良く分からないのだが、何回も見ていると、段々複数種存在するのではないかと言う気がしてきた。Web上にある写真を見ても、是亦、何となく、違う種類が混じっている感がある。
其処で、その後買った北隆館の新訂原色昆虫大圖鑑第3巻に書かれているアシナガキンバエの解説を読んでみた。すると、「体長5~6mm。(中略)M1+2脈(翅脈については2番目の写真を参照)は分岐せず、(中略)中脛節の先端には5棘毛を、また、後脚第1付節には背棘毛を生ずる(後略)」と書かれている。随分違うではないか!! これまでWeb上で「アシナガキンバエ」とされてきたハエは下の写真とソックリだが、体長は1/2位だし、M1+2は前縁に大きく曲がるM1脈とM2脈に分離している様に見えるし、更に、中脛節端に5棘毛ある様には見えないし、また、後脚第1付節には棘毛らしきものは見当たらない。
そう思っていたところ、先日、幸いにもかなり高精度の「アシナガキンバエ」の写真が撮れた。そこで、思い切って双翅目の掲示板「一寸のハエにも五分の大和魂」に、本当にこれがアシナガキンバエ( Dolichopus nitidus
Fallen, 1823)か否か御伺いを立ててみた。
その結果は、驚くべきものであった。
ベッコウガガンボ(雌) 2016.06.26 コメント(8)
マガイヒラタアブ(蛹と成虫:雄) 2011.12.19 コメント(6)
ウスグロエダナシアシナガバエ(ニセアシ… 2011.07.22 コメント(3)