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41年前、ピアノのお稽古をさぼったり、ちゃんと弾けなかったりすると、母はオニのように怒り狂い幼いワタシを殴る蹴るしたものでした(母だって、ピアノは弾けないくせに。)。ある日、ピアノ嫌さに家から逃げ出したワタシは近所の神社の境内で時間をつぶし、母の怒りがおさまった頃を見計らって帰宅しようとして、道路に飛び出してオートバイにはねられてしまいました。右大腿骨外科頚骨折、痛かったですよ。それ以後は、ピアノに関わることで、母から殴る蹴るされることはなくなりましたがね(ピアノを止めさせてもらうには更に3年かかりましたが。)。 それからというもの、毎年冬場になると右股関節が疼くのですよ。歩けないほどひどくなることは、30歳を過ぎてからはないのですが、今でも貼り付けタイプのホッカイロを右のおしりあたりに貼るとラクだと思うことがしばしばあります。ここ3,4年は夫の登山用衣類を拝借して、ふつうのオバサンズボンの上にフリースのオーバーオールを重ね着するのが冬場の定番になっています。まるで、今から釣りとか田んぼとかに行くようなド田舎チックな服装なのですが、右足の疼きは見事に緩和されますので、多分死ぬまで止められないと思います。雪深い田園地帯にある職場に行くときも、もちろんその服装です。丸々と着ぶくれした姿は、われながらドラえもんみたい。あのホリエモンの服装の方がまともに見えるだろうなあとも思いますが、ロッカー室でどうせ上から下まで白衣に着替えるのですから、実際的には大きな支障はありません。患者さんたちも野良着的な服装のヒトが半分くらいだし。とはいうものの、ひょっとしたら医師法にある「医師としての品位を損なう行為」にあたると感じるヒトもありかも? さて、昨日は日直だったのですが、ランドローバーを修理する夫がワタシのステップワゴンを使いたいというので、職場まで送迎してもらうことになりました。運転席の夫は、いつもの服装で助手席に乗り込んだワタシを見て「オメエ、いつもそんな格好で病院に行ってるンかよ!ゲゲゲゲゲゲだぜい。久しぶりでまともな服を着た姿が見られるかと思ってたのに、なんだよお。」と、呆れ果ててしまいました。夫は単身赴任しているので、ここ4,5年は休日だけのつきあいでした。まさか休日も仕事のある日もドラえもんしているとは思っていなかったというのでした。「だって、こういうのを着ていると右足がつることがないんだよお。あの、ガキッという激痛から解放されるんだもん。止められないよお。」とイイワケすれば、さすがの夫もそれ以上は何も言いませんでした。 さてさて、日直と受験勉強以外なら、町長選挙でもスキーでもドライブでも車いじりでも大掃除でも最高にイイ気分でできたであろう、暖かくて快晴だった一日が暮れた午後6時。病院の通用口で夫の迎えを待っていたら、デートの待ち合わせをしてるみたいでちょっとウキウキしてきました。27年のつきあいですが、こんな風に迎えに来てもらうことなんて10回もなかったんですもん。帰りに喫茶店とかに寄ってコーヒーでもなんて、ふっと思った途端、こんな格好じゃ絶対に“NO!”と夫に拒絶されることに気がつきました。残念!まあ、仕方ないですけどね。
2006.01.30
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先週末はセンター試験でした。1月に入ってからは、さすがの長男もよく勉強していましたが、「会心のでき」というわけではなかった様子でした。「まあ、こんなモンさ。」と、いった表情です。実力以上のラッキーもなく、実力を発揮できないようなアクシデントもなし、だったのでしょう(ワタシはかつての大学受験の際に、数学、物理、国語、日本史と7教科中4教科でヤマがバカ当たりしたというか、既知の問題がズラリと並んでいたという幸運に恵まれたのでした。蛇足ながら、医師国家試験でも産婦人科学と公衆衛生学で同様の幸運に再び恵まれたのでした。実は医者になりたかったというよりは、両親に強要されて頑張るしかない状況だったのですが、受験勉強そのモノは結構楽しいゲームのようでした。)。 昨日、学校で答え合わせをしてきても、長男の表情は変わりませんでしたが、「もう1つ受験先を増やしてもいい?」と訊いてきました。書類を整えるなどの手続きを自分でしたら、受験料はコンビニで振り込んでやるよと答えました。ま、本人が納得できて、親の経済力の及ぶ範囲ならば、好きなようにさせてやりましょう(予算オーバー分は弟や妹にシワヨセがいくことになるかもしれませんが。その前に食費などの生活費の節約と、夫の小遣いの圧縮があるかな。)。 自分の子どもには、親の老後の生活設計や虚栄心のために受験する大学や結婚相手を強要されるなどという理不尽(昭和30年代の生まれならば珍しいハナシではありませんでしたが、ワタシも妹も親のいうなりにもなれず、徹底して反抗もできずというストレスに本当に苦しんだのですもの。)は経験させたくなかったのですから、『良し』と思わなくてはね。 とはいうものの、お兄ちゃん!センター試験が終わったら、ゼンゼン勉強しないっていうのはどういうことなの?
2006.01.24
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ずっと降り続いていた雪も止んで、穏やかな元日となりました。かねてからの予定どおり、受験生の二人には留守番をさせて、夫とワタシと長女の3人で群馬に出かけることになりました。なかなか休みがとれない夫は久しぶりの帰省です。といっても、夫の主目的は実家の町工場のスペースを拝借してランドローバーをいじること。よくわからないのですが、ナニかの部品を交換するとか(モト大手自動車メーカーにいた義弟に言わせれば「シロウトがするようなことじゃないね。ボクは恐ろしくてとてもマネできない。」とのこと。どうも、夫はタダモノではないらしい。)。 例年ならば、夫が緊急手術で急に戻らなくてはならなくなったり、向こうにいる間にワタシはワタシで好き勝手に出歩きたかったり(長女と二人でディズニーに行ったりとかね)で、それぞれ別々のクルマで行っていたのですが、今年は雪がひどくて運転する気になれません。久しぶりに夫のクルマに乗っけてもらうことにしました。これは正しい選択でした。新潟県に入ると、本当に雪が多いのです。ブルドーザーで路肩いっぱいに積み上げられた雪は2メートルを超えていました。道幅はこれまで見た頃もないほど狭まり、除雪作業車を追い越すのも容易じゃありません(わっ!姑の口癖の上州弁だ。)。 「すごいねえ!」などと言っていたのですが、その内に左の前輪からザラザラザラと雪の塊を削るような音が聞こえてきました。はねた雪が車体にこびりついているのかなあ?でも、車高が低いわけでも、タイヤの裏に泥よけのゴムがついているわけでもないのになあ?と、いぶかしく思っていたら、運転席の夫の顔色が変わっています。「マズイ!足回りがいかれてきたみたいだ。」とのコトバに、「ヘッ?」とワタシ。パーキングエリアに入って確認すると、確かに雪の塊なんてついていません(昔の普通乗用車だと泥よけのゴムに雪の塊がこびりついて垂れ下がり路面に擦れてザラザラいうことがあったものでした。)。夫の説明では、前輪を駆動するための部品が老朽化してきているということのようでした。壊れてしまえば立ち往生することになってしまうとのことです。今回予定していたのとは別の修理なので、部品は持ってきていない(こういう事態を予測して用意はしてあったらしい。さすがマニアック! でも、役に立たないタイミングです。)ので、家に戻るまではダマシダマシ行くしかないということです。 「明日の夜、帰ることにしよう。」なるべくカーブしなくていいよう、道順を選びながら夫が言いました。それでも、高速を降りて速度が遅くなると不気味な音はしなくなりました。ちょっと、ホッ。このまま埼玉のディーラーさんにクルマをあずけて新幹線で帰るというのはどうかと、提案してみましたが、「大丈夫さ。自分で直せるさ。」との返事です。富山の雪の中で、どうやって修理するっていうんでしょう?ジャッキをセットするスペースもないというのに。そもそも寒い雪の中でクルマいじりするのがイヤだから、今こうして群馬にむかってるんじゃないのよ??? まったく、常人の理解を絶するヤツとしかいいようがありません。
2006.01.01
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