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しゅんらい いのうえこんこう 春 雷 井上 昆江りゅうがん かぜしょう えんし なな ようや み ちじょう あめあさ ごと 柳岸 風 生じて燕翅 斜めなり 漸く看る 地上 雨 麻の如しいんいん らいき なんざん ふもと よ さ しゅんし まさ はな ひら 殷々たる雷起 南山 の 麓 呼び醒ます春枝 将に花を発かんとす 詩文説明柳が植えてある池の岸辺に、突然強い風が吹き付け空飛ぶ燕の翼も斜めになるほどである。池の上の雨が麻のように乱れて水面を叩くのを漸く見ることが出来る。盛んに発生する雷は南山の麓一帯を駆け巡っている。春に花を咲かせる枝々を呼び起こし、まるで花々を咲かせようとしているようだ。1、柳の木の周辺を飛んでいる燕(合成) 2、南山の山々(想定)3、柳の木がある池の岸辺に風雨が強く吹きつけ、飛んでる燕の翼も斜めになるほどで ある。 (合成加工)南山の麓では春雷が発生し春に咲かせる枝々を呼び起こし、まるで花を咲かせようとしているようだ。 ※上の2の南山(想定)をさらに加工 (合成加工) 作者 井上昆江名は栄・貞勝。昆江は号。文政10年(1827)筑後(福岡県)。御井郡日比生村旧三井郡大城村日比生で生まれる。この年、父知愚(直次郎)は、広瀬淡窓より開塾の認可を得て『柳園塾』を開く。天保14年(1834) 昆江17歳の時、日田の広瀬淡窓の咸宜園に入塾。弘化4年(1847)帰郷。師淡窓より「託道之言」あり。父を援けて塾生を指導。明治9年久留米師範学校教師拝命。明治18年「咸宜園」に招聘さる。明治21年8月26日逝去、享年62. ※ 都合によりしばらく休ませていただきます。ありがとうございました
2017年04月06日
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