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三匹の子豚(The Three Little Pigs)
むかしむかし、母さん豚と三匹の子豚がすんでいました。
三匹の子豚もそこそこ成長したので、母さん豚は、命令し、一匹ずつ防衛ラインに展開することにしました。
最初の豚は、堅固なコンクリートのトーチカを眺めの良い海岸線に建造した。
海岸の左右に1基ずつ設け、地下道で結んだ。
銃眼は直接、上陸部隊の的にならないように、沖方向には向けず、内側を向け十字放火により敵上陸部隊を殲滅しようと考えた。
ところが、実際、敵が攻めてくると、まず上陸支援艦隊による集中的な艦砲射撃により甚大な被害を受けた。
次に、敵空挺師団による陣地後方への降下作戦により補給路をたたれ、ろくな反撃もしないうちに、敵工兵隊により設備は破壊された。
子豚も戦死した。
2匹目の子豚は、河川ラインに土地の隆起を利用し、低く構えた強化コンクリート製陣地を構築した。後方には森林が広がり、敵空挺部隊の降下は不可能だった。
前面には塹壕を掘り、敵戦車の侵入もできないはずだった。
ところが、快晴のある日、突然、急降下爆撃機の編隊が飛来、集中的な爆撃を受けた。
コンクリート設備は直接は破壊されなかったものの、地盤が崩れ落ち、トーチカは埋まってしまったり、塹壕の中へずり落ちて、反撃能力を失った。
やがて、正面より、ドーザーブレード戦車を配備した戦車部隊に援護された工兵部隊が進攻。爆薬により陣地は粉砕され沈黙した。
子豚も戦死した。
3匹目の子豚は、廃墟となった都市を要塞化した。
敵侵入ラインにはTM-46対戦車地雷を埋設し、要塞内部にはローランドVT1対空ミサイルを施設した。
さらに、このころには、防空レーダー網もほぼ完成し、敵攻撃機の空からの侵入は不可能になっていた。
対戦車ミサイルAGM-114「ヘルファイア」も配備され、歩兵は携帯型ミサイルFGM-148「ジャベリン」を装備していた。
要塞主要部は地下に設置され超硬化コンクリートで固められた。
ところが、ある夜、たった1機の、ノースロップ・グラマン・B-2ステルス戦略爆撃機が、沈黙の中、領空内に侵入した。
自慢の防空レーダー網は全く反応しなかった。
B-2は、まず、B-61-11地下貫通型核爆弾を1発、ピンポイントで地下要塞に放った。数秒後に指令系統は完全に壊滅、沈黙した。
さらに数秒後、発射された誘導式の3発の2000lbs爆弾により都市要塞は破壊し尽くされ、焼け野原となった。
生存者は、豚の子一匹いなかった。
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