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「100万本の海の森」という、マングローブの植林運動の本が出ました。マングローブは、海面にある森林で、小さな命のゆりかごです。しかし、木が堅いということで、建築材や炭として利用したり。エビの養殖場にするために伐採されてしまいました。そのため、海の生態系が崩れたりしました。また、マングローブは、昨年末の津波の時も、波の力を吸収し、マングローブの中にある集落の方の命を救いました。そんな大切なマングローブを植林しようという取り組みを10年続けたということで、この本が出版されたとのことです。1冊をプーケット日本人会の蔵書に寄付するということで、さきほど、出版社から昨日刷り上がってきた本を預かってきました。ちらっと中身を見てみると。最初は、マングローブについて、とても解りやすく書かれていて、マングローブ入門書となっています。そして、後半は、いろんな人が、海外で、地域住人と共にボランティアに励む姿が、書かれています。体験談は、実際の活動の参考になるので。海外でボランティアを希望している人も、是非読んで欲しい一冊です。100万本の海の森 笑顔がささえた十年、千人、百万本著者:タイ・マングローブ植林実行委員会 出版社:北星堂書店 サイズ:単行本/159p発行年月:2005年12月 ISBN:4590011956 本体価格 1,905円 (税込 2,000 円) 送料別
2005.11.30
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最近、サッカー関係者を中心に、あやかちゃんの命を救う運動が活発化している。もともとは、茨城県ローカルの話しだったのが、鹿島アントラーズが支援しだしたことから、Jリーグを通して全国的な運動となってきた。「あやかちゃんを救う会」 http://www.save-ayaka.com/index.html これは、難病の赤ちゃんに海外で臓器移植をするためのお金を集めようというプロジェクトなんですが。うちも、もうすぐ、赤ちゃんが生まれるので、もし、命が助かるのなら、なんでもしたいという気持ちはわからないではないのですが。それだけに、場合によっては、まちがって、臓器売買された内臓が使われないかと心配してしまいます。一つの小さな命を救うために、募金で多くの人から集めた善意のお金で、無名の多くの人の命を奪われ、一部の悪意のある臓器売買業者が儲かるという風になってしまっては、とても理不尽です。そういや、タイに向かう飛行機の中で「アイランド」という映画を見ました。アイランド監督・製作:マイケル・ベイ原作・脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン音楽:スティーブ・ジャブロンスキー出演:ユアン・マクレガー/スカーレット・ヨハンソン/ジャイモン・フンスー/スティーブ・ブシェミ/ショーン・ビーン 制作:2005年 米この映画は、お金持ちが、自分の命を守るため、自分のクローンをつくり、その臓器を移植するために育てたクローン人間が人格をもっていたという設定です。ここに出てくる業者は、クローンは、肉の塊で、人間の形をしていないと、オーナーに伝えているわけですが。実際は、人間として成長していて、そのクローン人間が実際社会に逃げ出してしまったので、セキュリティ会社(イラクで亡くなった日本人の傭兵が勤めていた会社のようなもの)に依頼して、クローンや関係者を抹殺しようとします。このセキュリティによって命が狙われるという話しって、臓器売買をしようとしている人を偶然撮影してしまった観光客が殺された話しととても似ていますよね。おそらく、臓器売買をする人は、知っていても本当のことを言わないはずなので。臓器売買されたものではないという事は、通常は、手術を受ける人にはわからないわけです。だからこそ、善意で集まったお金が、臓器売買に使われても、チェックのしようがない場合も多いのではないかと思います。たとえ書類が揃っていても、最近のズラ疑惑で話題の、マンションの構造計算の問題もそうなんですが、書類を誤魔化すなんてことも出来るわけで。本当に死んだ人の臓器ではなく、貧しい国で人身売買の上、臓器摘出のために殺された子供の内臓を、書面では使っていないと偽って使うことも可能なんですよね。このあたりどうなんでしょうかねぇ。あやかちゃんは、アメリカのマイアミで手術をするということですが、南米の人の臓器が流れていると言われる地域です。「ジョンQ」という映画のように、緊急を要する手術に、タイミング良くドナー(臓器提供者)が、亡くなってくれればいいのですが、必ずしも、こう都合が良いわけではありません。タイミングが合わないことが多いからこそ、映画の題材となるのです。都合良く臓器が届くというのは、それなりの理由がある可能性があるのかもしれません。ジョンQの場合は、ドナーの交通事故です。 ジョンQ-最後の決断-もし、手術が成功に終わった後に、偶然、なにかの拍子で、人身売買の上、名前も知られない誰かの命を奪われて摘出された内臓を使ったと解ったとしたらどうでしょう。両親の心が大きく傷つくに違いありません。あやかちゃんも、そのぶん、ちゃんと生きないといけないですし、現実をどう受け止めていくのかも大変だと思います。もちろん、多くの人から預かったお金ですので、そけらの人も、人身売買と殺人と臓器売買を手伝ったことになってしまいます。とにかく、ちゃんとしたルートでの手術が行われ、あやかちゃんの命が救われることを祈ります。
2005.11.29
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タイのカオラック近辺には、津波の復興住宅が点在しています。そこは、住居を提供しているだけでなく、津波で家と仕事を失った人のための仕事も提供していて、約20の仕事を提供しているプロジェクトが動いています。昨日、あるイベントにて実験的に販売した所、けっこう好評でしたので、楽天フリマにも出品することにしました。フェアトレードの精神にもとずき、ここに関わる人の総てに、必要な利益が出るように考えて価格設定をしてみました。私の方も、これが少しでも売れてドキュメンタリー映画作品の制作費の足しになるととても助かります。売れることも大事ですが、商品を見てもらう事を通じて、この商品の持っているメッセージを伝える事ができることも大切だと思っています。楽天フリマで売る商品は、振り込み手数料や送料の事を考えて、少しだけ値段のする商品を提供しています。今回は、「saori for TSUNAMI THAILAND バッグ」です。 この商品は、タイにいる日本人の偉いお坊さんの呼びかけで、タイ国内を中心に集まったお金で出来たプロジェクトの一つで。日本から「沙織織り」の技術伝えられるなど、様々な支援を受けてはいますが、自分たちでデザインし、織る行程、縫製をする工場は別の所にあり、なるべく多くの人が関わるようにして作られています。しかし、実際は、売ることについての支援活動が十分で無い上。日本人観光客がプーケットにさえも行かない状況なども含め。観光客が、まだまだ少ないことで、維持するだけの十分なマーケットが無く。工場には在庫が溜まりつつあります。だからといって、在庫を安く売り払ったら、今度は、安く売られたということで、働いている人のプライドが傷ついたり、働くモチベーションが下がってしまいます。だからこそ、きっちりと、適正な価格で、少しずつ売っていかないと、続かないのです。そのあたりをご理解の上是非ご購入を検討して下さい。こちらにて売切御免で販売中。ひとつひとつ違うので、1点限りで出品しています。なお、販売は日本国内と限らせて頂きます。
2005.11.28
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もう少し、プーケットの取材やバンコクでの取材を行いたかったが、急いで帰ってきた理由が2つある。一つは、上映の日程が迫っていること。そして、2つめが、日比谷公園でロイカトンがあることだった。えっ、なぜ、タイに行っていたのに、ロイカトンなの?と思うかも知れないが。タイに取材に出かけた日が、ちょうど、ロイカトンの翌日ということもあり、タイの11月の風物詩の撮影のチャンスを逃してしまったのだ。映像には、時間の経過を示すカットを使うというテクニックがあるが。前回の取材から3ヶ月経った11月のシーンに遷るには、どうしても、このようなカットが必要になるのだ。そんなことで、帰ってきたのだ。日比谷公園の池の周りには露店が並び、カトンと呼ばれる、線香を立て、池や川に浮かべるフロートも売られている。このカトンは、日本に住むタイ人が作っているそうだ。残念ながら、時間が無かったので、夕暮れに浮かぶシーンは撮れなかったが。カトンのアップは撮影出来た。さて、日比谷公園に行ったあとは、同居人の一人が出演するということで「スピリチュアル」と平和というイベントに行ってきた。というか、出演する同居人が店を出しているので、ちょっとしたお手伝いという感じでの参加だ。今回、好意で、急遽、津波に遭った、タイのカオラックの災害復興住宅で、家も仕事も失った人が作った民芸品のパイロット販売を行ってみた。本当は、12月2日に、新宿の百人町のネイキッドロフトで行われる「ヒーリングナイト」というイベントで販売する予定だったのだが。けっこう売れ行きが良く。下手すると、18日の上映会で販売する分が無くなるのではという勢いで売れた。今回持ってきた商品は、タイにいる日本人の偉いお坊さんの呼びかけで集まったお金を中心に出来上がった工場の製品だったのだが。べつにそのことを説明しなくても売れていったというのは、このイベントには、スピリチュアルなものを感じる力の強い人が多かったためかも。てなことで、在庫が無くなっては、大変なので、タイに連絡しなければ・・・。
2005.11.27
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タイから帰国しました。今回は、ユナイテッドエアラインを使ったのですが、飛行機の中だけはアメリカです。これは、バンコクのドンムアン空港も同じで、チェックインカウンターに行く際に、通常のセキュリティを通る以外に、カウンター前で再びセキュリティチェックです。いくつかの質問事項に答えるという簡単なものですが。おそらく、あれは、ウソをついているかついていないかを見ているんでしょうね。そして、出国審査を経て、免税店街へ。そこから、搭乗口に行く途中に、セキュリティがあるのですが。そのセキュリティを過ぎて、搭乗口に、またもやセキュリティチェックの場所を設置しているんですよね。ちょっと早くに、搭乗口の方に行ったので、丁度、セキュリティチェックの場所を設置している所に遭遇。ユナイテッドエアラインは、スターアライアンスなので、タイ国際航空と提携関係なので、そこの職員を使って設置作業をしているわけだが。これだけセキュリティをきつくしていては、通常の人員では足りていないため、タイ国際航空の子会社のディスカウント料金の航空会社のノックエア(鳥のくちばしの飛行機がかわいい)の職員もいるらしく、ノックエアのジャケットを来たまま作業をしている。搭乗前、再びセキュリティチェックを受けるわけだが、今回は、チケットがアップグレードになったためにビジネスクラスになったことと、チェックインの時と同じ係員のチェックだったために「また、お会い致しましたね」なんて声をかけられた。このクラス別で、良いクラスになるとフレンドリーな対応になるという、アメリカらしさを感じた。それにしても、米国航空規定に基づいた対応という事なのだろうが、キツイセキュリティを引くということ、クラスによる対応の違いにしろ、遮断してその中で安泰を保つ文化なのだと感じた。それに対して、アジアって、ごちゃ混ぜというか、玉石混合でいるというか、多様性を認めるという形で、バランスを取る傾向を感じるのだが、それと、対照的なものを感じがした。いくら、米国航空規定の履行をするためには、人手が足りないとはいえ、ノックエアという直接提携関係にない会社制服を着たままの作業をしていたというのが、ごちゃ混ぜで、玉石混合のアジア的というか、それがタイ的なのかもしれないなんて感じた。
2005.11.26
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タイの東大といわれる、チュラロンコーン大学では、23日から27日まで、学術発表会という学園祭が開かれている。学術発表会というだけあって、日本の学園祭とは違い、あくまでも、学術発表がメインとなっていて。同時に、小学生も含め、これから大学に入りたい人に対し、どのような事がここで学べるかを、学生自身が展示している。日本では、入試広報課あたりが、小奇麗なパンフレットを作ったり、オープンキャンパスなどで、高校生相手にアピールするのに対し、学生の力をうまく使っているために、大学がイキイキしているように感じた。小学生は、先生の引率で、会場を閲覧する。工学部ではロボットも展示。校舎の美しい文学部に行くと、私たちが日本人だと見ると、日本語で話し掛けられることが多かった。大学生ももちろんだが、大学を目指していて、今回見学しにきている学生さんも、日本語が上手で驚いた。よくよく聞くと、日本への留学経験があるらしい。日本語クリニックというブースでは、タイで日本語を学んでいる人の発音をチェックをするサービスが行われていた。日本語の文字には、言葉の音程やイントネーションについての表示が無いために、文字をそのまま読んでも、相手に伝わらないことがある。だからこそ、このようなブースがウケるようだ。ちなみに、ここで、関西弁と関東弁との違いについて話したら、無茶苦茶ウケました。そのほか、日本の文化研究のブースも多く、タイの日本への関心の高さを感じた。茶道の研究発表ブース。文献研究メインで、茶道を学び、あとから、茶道のお師匠さんから指導を受けたそうです。逆に、日本人として、茶道のたしなみがないことに、恥ずかしい思いをした。海外に出るときは、少しぐらい、日本の文化を覚えていかないと・・・。チュラ大文学部よさこいチームと記念写真。
2005.11.25
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海外で映像の仕事をしていると困ることは、大容量のメディアを持ち歩けないことだ。今回、バンコクで、ちょっとした編集をしようとしたが、100GBぐらいでは、ノートパソコンのハードディスクは満杯になる。しかし、たからといって、220V仕様の外付けハードディスクは、日本では役に立たないので。携帯用のハードディスクを買うことにした。地下鉄のラマ9世駅に行き、そのこITモールというところに行く。ITとかいいつつも、パソコン店だけでなく、高級オーディオや監視システムの商品を売っている店が多く、なんとなく、建物の中に入っている、秋葉原や日本橋という感覚だ。そんななかで、見つけた一品である。一見、システム手帳。開くと、中にはハードディスクが・・・しかも、iリンク×2とUSBがつなげる。電源は、USB経由で出来るので、どこへでも持ってゆける。ケースの中にケーブルを保管できるのもGoodケースをはずすと、G5のMacとなんとなく似ているのが泣き。
2005.11.24
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カオラックやプーケットの取材が終わり、パンコクへ移動してきた。バンコクでは、プーケットで店を開いていた方が、津波の影響で日本人観光客が減ったあおりを食って、店を閉め、バンコクに出ることになったので。それを追って、バンコクに取材に来たのだ。取材を前に、急に野暮用が発生したので、急遽、カオサンの竹亭で会うことにした。そこで、不思議な話を聞いたのだ。実は、プーケットのお店の取材をしているとき、一匹の犬がいたのだが。この犬は、津波の翌日に、どこからともなく店の前に現れ、居着いたそうなのだ。津波の直後は、ツアーのキャンセルのお金がかかるということで、多少に日本人観光客がきていたものの。1週間経ち、10日経つと。日本人観光客は、0になってしまった。そんなとき、そこにいたのが、この犬である。いつしか、店の名物になる。私が、6月に初めて行ったときから、本当に慣れていて、津波以前から飼っていたものだと思っていたのだが。実は、飼ってから半年しか経っていなかったのだ。そして、8月の末の閉店の時も、この犬と出会っている。だが、後で、言われて気がついたのだが、少し弱っていたようだ。その後、店を閉め、オーナーは、バンコクに引っ越したのだが。その10日後に、店から少し離れた所で、この犬が亡くなっていたのが発見されたそうだ。6月のプーケット日本人祭りもそうだが。お客さんが来ず、経営的にも、精神的にも、一番辛い時期に。この辛さを紛らわせてくれたのが、この犬であり、お祭りへの取り組みだったそうだ。一つの決断をし、バンコクに出るという、新しい生活を迎えるまで、この犬が見届けてくれたのだろうか。それとも、この犬も、この方に助けられて、生きていたのかもしれない。津波の前は、どこにいたのか解らない、この犬とは、辛い月日を共有した事で、支えられたことは大きかったようだ。幽霊とか、輪廻転生など、そんなことなど、信じてはいないと言っていたが。不思議なことがある事を、認めざるを得ないようだった。
2005.11.23
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6月に、カロンビーチの鳴き砂を録音し、10月に、FM東京にて放送してもらったのだが。雨期ということもあり、波の音が大きかったり。ビデオに取り付けてある望遠マイクを使っての収録だったために、いい音で録れなかったということで、プーケット日本人会の会長さんをモデルに、鳴き砂の録音とビデオ撮影を行った。カロンビーチには、薄い赤紫色のハマヒルガオが咲き、花を踏まないように、砂浜に降りる。すると、砂を踏みしめている足下から、きゅっ、きゅっ、という鳴き砂の音がする。人間の耳って不思議なもので、ある特定の音だけを強調して聞くことができるようで。人の耳には聞こえていても、普通のマイクでは、波の音にかき消されてしまって、聞こえない。マイクを、棒の先につけて、ビデオの画面に入らないように、砂に近づけ、角度を合わし。ヘッドホンで音を確認しながら録音をする。ハイシーズンの乾期に入ったわりには、波が高いそうなのだが、前回より、クリアに録音出来た。この鳴き砂は、サンオイルなどで汚れてしまうと、鳴かなくなるというデリケートなものなのだが。(ナホトカ号の重油流出事後の時、網野町の鳴き砂を回復したそうだが、相当な努力の結果だったに違いない)津波の後、プーケット日本人会の会長さんが、プーケットに来たときのような音に戻ったのだそうだ。不思議なことに、この鳴き砂のポイントの隣の浜では、別に、浜がきれいだからといって鳴くことがないそうだ。逆に、パウダーのように細かすぎると、鳴かないようだ。この鳴き砂のカロンビーチですが、かつて、ウミガメが産卵しに来ていたそうで。このウミガメの卵をどうも食べていたらしい。ぶよぶよして、あんまり美味しくないそうだが。プーケットタウンの方では、茹でられたウミガメの卵が売られていたそうだ。今は、自然保護の観点と、個体数の減少、そして、沿岸の開発のために、そういう習慣がなくなってしまった。ある意味牧歌的とも言える状況が、25年前のプーケットにはあったという。さて、録音が終わって、宿に戻る。今日の昼は、楽天日記仲間との昼食である。本日の献立は、スパゲッティともんじゃ焼きという素晴らしい組み合わせ。タイって、スパゲッティ不毛の地で、イタリアンレストランはあっても、不味い場合が多いんですよね。イタリアからの観光客が多いけど、多くのイタリア人は激怒していると思います。今まで、タイで食べたスパゲッティで一番美味しかったのは、パトンビーチのホテルの前にあるトラッテリアで、生パスタの店だったのだが。それなりの値段がしたので、大衆的な値段で美味しいパスタが食べたければ、自分たちで作るしかない。ここ、半年で、4回もプーケットに通ったおかげが、いつの間にか、顔なじみになってしまっています。あと、何時間かのプーケットの滞在を、楽しい昼食で楽しめました。ごちそうさまでした。
2005.11.22
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プーケットの魅力の一つは、やはり、夜の遊びということで、一番の繁華街である、バングラ通りの取材を行った。今回は、町役場の方についてきてもらっての取材でした。いま、パトンビーチでは、役人による警備が強化されています。よる10時に役場の方と集合。役人さんがツーリストポリスに親しげに話しかけて、我々を、友達だと紹介したりして、和やかな雰囲気となる。集合するまでは、怪しい客引きがいろいろ来たのですが、役人さんと落ち合って、歩き出すと、客引きが逃げてゆくんですよね。笑っちゃう。既に、何回も取材で通っているので、通りの人間に、どうも顔を覚えられているみたいで、最近は、勧誘や客引きに声を掛けられる事が減ってきていたのでが、これで、もう、客引きは寄ってこないだろう。さて、まず、ドラゴンディスコとかいう名前のゴーゴーバーといわれる、エッチな踊りをしている女の子を指名するシステムのお店に入った。そのお役人は、こんなエッチなところがあって、西洋人が無茶苦茶楽しんでいるというのを、私たちに笑顔で説明しながらも、店員の動き、客の動きをポイントポイントを鋭い目で見ているんです。※つまり、いかがわしいお店に行ったということですな。オーストラリア人の3人トリオが、女の子がエッチな踊りをしている所の近くに行って、がぶり寄りで見ている。あまりに、至近距離でエッチな視線を送るのは良いが、誰も指名をしないので。女の子は、どこからか、エアマットを持ってきて、彼らの前に女の子が見えにくいようにポンと置くと、お店は大爆笑。とはいえ、彼女たちは、指名を受けないとお金がもらえないので、必死で踊っているわけで、タダで至近距離で、エッチな視線を送られているだけでは、商売あがったりなのだ。女の子によっては、踊りが上手でなく、誰が見てもあまり指名を受けられないような女の子もいて。その子の表情は、必死なために、こわばってしまっていて、余計に指名されないような雰囲気になってしまっている。実力主義の世界の残酷さを感じる。しばらくすると、11時のショータイムがスタート。先ほど持ってきた、マットの上に、3人の女の子が石けん水を浴び、泡立てながらエッチをイメージさせるダンスを始めた。ダンスが始まると、どこからともなく、白人男性が集まってきて、満杯になる。ハイシーズンに入った、プーケットは、ほんと、白人だらけなんですよね。こんな、エッチなスペースだというのに、白人女性も見に来ていたりするのも、日本ではあまり考えられない。ショーが終わると、清掃時間というアナウンスが入る。そうすると、お尻は丸出しだけど、メイド服を着た女の子が、お尻を振って、エッチな踊りをしながら、モップや雑巾で清掃をします。これも、会場は、大ウケ。西欧人やオーストラリア人の間でも「萌え」がウケているのかも。次ぎに、タイパンという、ライブハウスに行く。役人と一緒なので、VIP席の近くに連れて行かれる。ギリシャ人と共に飲む。ライブもなかなか盛り上がっているが、DJタイムになって始まる、Tシャツ投げが名物らしく。それが盛り上がる。ここのTシャツは、FBIとかCIAとか書いているので、それがウケている。ちなみに、店長さんから、FBIバージョンのTシャツをもらってしまいました。そこに1時間ぐらいしてから、タイガーディスコへ行く。このあたりで、深夜1時ぐらいだ。先ほどより、人通りは減ったとはいえ、まだまだ、バングラ通りはにぎやかで、人通りも多い。ディスコに入り、しばらくすると、こちらも、お客さんが増えてくる。このあたりで、わかって来たのだが。案内して頂いている、役人さんは、どの店が、どの時間帯に客が多いかを熟知しているんですよね。同時に、西欧人の嗜好についても、いろいろ見ている。さらに、遊び人を何人も手なずけていて、楽しそうにいろいろ話しているが、おそらく、変なことが起こっていないかの情報源に使っているようなフシもある。そんなことを、よそ目に、フランス人やドイツ人と一緒に、バカ踊りをして盛り上がる。そうして、盛り上がりがピークに達した後に、店を出る。この時間になると、バングラ通りも人が少なくなり、店も閉まり。ツーリストポリスの警備も撤退している。さて、タイは、仏教の影響が強く、タテマエかもしれないが、お酒の販売時間に制限をつけたりするのが好きだ。そんなことで、深夜までお酒を出せないようにしているのだが。それを、かいくぐる方法を見つけ出すのもタイらしい。それが、パトンビーチにもある。パトンビーチから、カタ・カロンへ抜ける道の沿いで、パトン町の街外れに「サファリ」という店が朝7時まで営業しているのだ。入り口の近くには、屋台がちょっとあって。森林の方に歩いていくと、中は、アフリカチックなイメージのオープンな感じのディスコになっている。オカマを水に落とすゲームなどもあって、盛りだくさんのパーティー感覚だ。しばらくすると、さっきまで、タイガーディスコにいたグループが、こちらに移動してきた。こうすることで、夜中中遊びたいという、白人観光客の欲求を満たしているんですよね。規制しすぎると、悪い遊びが地下に潜ってしまい、逆に、陰湿化して、対策、出来なくなるのだが。そうではなく、遊ばしながらも、要所を押さえることで、麻薬や児童買春などに走らないようなしくみにしているのではないかと感心してしまった。そんなことで、宿に戻ったのは、4時頃。明日は、というか、今朝は、朝9時から撮影ということなので、即、撃沈しました。そんな、夜中のパトンビーチのフルコースだったわけですが。日本人に一人も会わなかったんです。遊び方が違うと言ってしまえばそうなんだけど。津波以前は、プーケットの渡航者の第5位を誇っていた、日本人観光客を、観光客が満員になっているような店で、一人も見かけなかったというのは、とても寂しいとしか言いようがない。年末年始は、埋まっているというが。日本人観光客は、まだまだ、戻ってきていない。
2005.11.21
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先日、アースダイバーという。過去の海岸線を意識しながら、街を歩くと、いろんなものが見えてくるという。街の散策の方法を紹介したが。プーケットに来て、その逆のパターンがあるという事を聞きました。パトンビーチのダイビングショップで出合った、水中映像作家さんが、沖縄近辺で発見したのだそうだが。海底に、鍾乳洞の後が残っている所があるらしいのだ。鍾乳洞は、かつて、珊瑚がいっぱいあった所が、隆起し、その珊瑚が石灰石になった所に、雨が降り。雨が、岩の間を抜けて、洞窟の中に達したとき。石灰の混じった水が空気に触れたときに、石灰に戻るということで出来た不思議な石のある洞窟である。それが、海底にあるらしいのだ。しかも、現在調査中(写真に抑えようとしている)なのだが、プーケット近海にもあるらしいのだ。空気に水が触れないと、鍾乳石という石が出来ないので、かつては、ここは、陸地だったという証拠なのだそうだ。彼曰く、海をもぐっていると、かつて陸地だったという証拠を見ることが出来るというのだ。これって、逆アースダイバーですよね。かつて、ここは陸地だったということを意識して、海に潜ると、新たな海の楽しみ方が見えてくる。地球は、温暖化と氷河期が交互にやってきて、海面が高くなったり低くなったりという事を繰り返している。その地球の揺らぎを感じながら、陸地にしろ、海にしろ探索してみるのは、とても面白いものがあるのではないかと感じた。
2005.11.20
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イベント名を見て、ライブイベントだったとはわかりにくいが、プーケットで一番にぎやかなビーチ沿いのサッカー場で「サワディープーケットフェスタ」と呼ばれるイベントが行われた。主催者には、FM大阪も入っている。このライブイベントは、日本とタイのアーティストが合計で約10組出るというものだ。日本のアーティストは、MAXなどが来ていたが、それより、タイのポップスミュージシャンの方が豪華という印象があった。ちょっとT-POPを知っている人なら、名前の出てくるTAXIとCRASHもクレジットされている。さて、我々はというと、プーケットのパトンビーチから120キロ以上はなれた、カオラックからさらに北に30キロ行った、バンムアンと呼ばれる所にある、巨大な津波復興住宅と、被災者の仕事を作るプロジェクトの取材に手間取り、4時過ぎに、パトンビーチのサッカー場に着く。バンムアンの津波災害復興住宅にある土産物工場にて。天気は、あいにくの雨。この雨じゃあ、客足も心配だし、風も強かったので、ライブ自体の安全性も気になる。スタッフの入口に行くと、見覚えのある顔がいる。プーケット県知事が日本に来たときのレセプションに来ていたパトン町の助役さんだ。彼も、私たちの顔を覚えていて、手を振っている。タイ人のすごいところは、こういう、人の顔を覚えるのが上手いということなんですよね。丁度、日本人アーティストたちが集合写真を撮るというところだったので、早速、まだ観客のいない会場に行き撮影をする。会場のサッカー場はぬかるんでいるし、雨も激しい。そのため、主催者は、スタート時間をどうするのか揉めている。1時間半遅れでスタートすると決まったのが、本来スタートする時間という、バタバタだ。ということで、楽屋で時間をつぶしていると、日本人アーティストたちが、待機するホテルに次々と戻っていく。マイクロバスも、あまりにぬかるんでいるため、スタックして動かない。コンサートはどうなるのだろうか。楽屋にいると、けっこうタイのアーティストも気楽にうろうろしている。後で、名前がわかったのだが、ランナという女性ボーカリストもすぐ横にいたし。MAFという日本人男性DJとタイ人女性ラッパー二人のユニットのうちのスタイルのいい方のタイ人女性ラッパーに、日本語で話しかけられたり。バンコクシロホンというグループのメンバーも楽しそうにしていた。開場がもうそろそろということで、入口の方へいくと、入場待ちのお客さんが列を作っている。さすがの雨なので、30メートルぐらいの長さなので、客の入りがさらに心配になってくる。とはいえ、後にずれた予定時間より、ほんの少し早めに、開場される。会場内をうろうろしていると、ハッチさん一行に出会うが、一番前を陣取るために、足早に、観客席の最前列を目指して行ってしまう。会場の後ろのほうは、いろんなお店が並んでいて、イベントを盛り立てようとしている。イベントは、オープニング式典の前に、大阪の今宮高校ダンス部の演技などが披露された。今宮高校ダンス部の約40名が舞台を所狭しと踊る姿はイベントの華やかな雰囲気を盛り立てている。そして、高校に通っているタイ人の学生に翻訳してもらったタイ語での挨拶は、ハキハキとしているが、どこか怪しい発音ということもあって、会場のタイ人にウケていた。今宮高校の舞台は、プーケットの入管を通った日本人の数の水増しに利用されたと思える部分も感じたが、一度、プーケットに来て、現状をみて、それを日本に持ち帰るという意味では。こういう動員の仕方もアリなのではと思った。次に、日本人アーティストのユキさんが出てきた。ユキさんは、まだCDを1枚ぐらいしか出していない新人だが、プーケットについてを詠った歌を披露してくれた。発売は、津波1周年には間に合わず、1月ぐらいになるそうですが、リリースされるそうです。詳細がわかれば、続報します。(このあたりって、公式ホームページに、あまり書かれていないようですね)前座が終わり、オープニング式典が始まる。まあ、日本の公共イベントもしかりだが、タイの公共イベントも、エライさんが並んで、マスコミ相手に写真が撮れるチャンスを作るのが好きだ。タイでは特に、何かモノを渡すときの写真を撮る習慣があり。たまたまそういう時に遭遇し、私がカメラマンだと知ると、写真やビデオで撮ってくれと言われる。そんなことで、若干食傷気味なところもあるが、こういう証拠を残してゆくことで、前に進むことがあるので必要なことだ。掛け声とともに、花火と風船が上がり、最初のバンド、バンコクシロホンが始まった。民族楽器と西洋楽器を組み合わせたけっこう大編成のポップスグループで、爆発的な人気は出ないが、聞きやすく、世界中できっちりと売れそうな雰囲気を持っている。ライブの中では、ちょっとコミカルなコント的な要素も取り入れるなど、楽しいバンドだ。CDを買っても、ライブに行っても、どちらでも十分楽しめるグループだ。バンコクシロホンを気に入ってしまった人は、彼らが、いろんなプロジェクトをもっているみたいなので、それを追っかけてみるのもいいかもしれない。次に、オーストラリア人とタイ人のハーフのランナという女性ボーカルが出てきた。とにかく、若い女の子に人気で、観客席は、一緒に歌っている人が多い。ランナのVCDカラオケランナが終わると、彼女を目的にしていた観客が、何百人も帰った事もあり。会場後ろの屋台を攻めてみる。立ちっ放しで撮影していたので、おなかもすいたことだということで、食事をしていると、まむあんさんと遭遇。さっき、観客席で、ノックさんにも会ったりと。知ってる人に出会いまくりです。(しかもブログ繋がりも多い)しばらく、日本人アーティストが続く。日本人アーティストは、どちらかというと、編成が小さかったり、バラード系が多かったために、いまひとつ、盛り上がりに欠けているような気がしたのが気になった。再びT-POPに戻り。MAFという、日本人とタイ人のユニットが出てきた。舞台上を見て、楽屋で、話し掛けられたタイ人アーティストって誰だろうという謎が解けた。タイの伝統音楽の要素を入れたり、日本語で遊んでみたり、ちょっとコミカルな要素も入れてみたりと、多くの人が楽しめるヒップホップユニットだ。朝から働きづめで、疲れたので、そろそろ、撤退しようと思ったところに、武田幸三選手が出てきた。(9月9日のブログにも話題が出ていますよね)格闘技が好きなタイ人だけに、そこそこ、盛り上がっていました。そんなことで、MAX、CLASH、TAXIを見ることなく、宿舎に戻りましたとさ。サワディープーケットというイベントを見ての感想としては、いいイベントなのに、情報の流し方がいまひとつで、知らなかった人も多かったのではないかという気がしてなりません。音が鳴り出して、お客さんが集まってきたというところもあり。それで、観客動員数が稼げたのは良かったのだが。趣旨が伝わっていたのかと疑問に思うところもあった。まあ、いろんな人が来て、盛りあがっているという雰囲気だけでよかったという考え方もあるが。今後も、日本からの観光客に戻ってきてもらえる活動を続けて行くには、大掛かりにやったわりには、結果となりにくいという懸念を感じた。とはいえ、地元が盛り上がれば良しかも。
2005.11.19
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津波の被害の大きかった、カオラックの街に来ています。カオラックの街は、復興の工事で、なんとなく活気があります。まるで、10年前の阪神大震災直後の夏ごろの雰囲気とそっくりです。現地に行ってわかったことは、津波の被害にあった地域は、ごく狭い地域で、小高いところにあった街の中心地は、全く被害がなかったということです。カオラックには、大きな津波が来たため、かなりが破壊されたと思っていたが、現地に行くと、あくまでもイメージで判断をしていたということが良くわかる。この小高いところにある街の中心地は、被災地域の支援活動の拠点として機能し、さらに、地震の影響が全く無かったため、地震による影崩れが無く、山側からの道路が寸断されていなかったために、救援物資も1.2日で届き。瓦礫などを片付ける作業も、1.2週間で完了したのだそうです。現在も、活動拠点となっている地域には、精神的障害に対する対応をする本部があったりします。そして、復興への活動は、津波により職を失った人の仕事をつくるというところに、重点が置かれるようになっています。いろんな国や地域の政府やNGOなどの支援により、様々な製品が造られるようになったのはいいのですが。その流通や販売については、営利の行為ということなのか、政府やNGOが支援してくれないということで、モノは作ったが、モノが売れない。そのために、せっかく手に職をつけた所なのに、また、職を失いかねないという事になってきているようです。とにかく、カオラックにお客さんに来てもらって買ってもらうしか、経済的問題の解決に役立たないのです。ただ、この手に職をつけるプロジェクトにも問題があって、大きな仮設住宅の地域と、小さな仮設住宅の地域での格差が発生しているようで。大きな仮設住宅の地域には、多くの支援者による支援が得られるため、いい製品が出来上がり、それなりに収益が上がるのですが。小さな仮設住宅の地域は、十分な支援が得られず。お世辞にもいい製品といえるものが出来にくいために、売り上げがらないという問題が発生し。仮設住宅間の格差が生じることが発生しているようです。さて、カオラックの街は、工事で活気に満ちていると言っていましたが。このカオラックのリゾート地としての魅力は、熱帯雨林を残し、自然との調和が考えられているということです。これは、他の古いリゾート地は、どの国かわからないぐらい、人工的に植物を植え替えたりしているのですが。新しく開発されたカオラックは、先進的なデザイナーが計画を立てて開発をしたため。ゴム畑などとは全く違い、高木、低木がそろい、様々な植物が混在している熱帯雨林が道路からも見ることが出来ます。カオラック付近の国道4号線から見える熱帯雨林確かに、開発はされていますが。熱帯雨林という財産を活用し、しかも、その財産をほんの少し、人間が手軽に見れるようにすることで、自然の素晴らしさに気がついてもらえる工夫がなされています。今回は、自然との調和を目指した、新しい世代のリゾート地が、これからという時に、津波の被害に遭い。ダメージを受けてしまいました。そして、経済的な問題は複雑で深刻です。猶予がありません。だからこそ、安易な開発方法での復興をせず。カオラックの自然との調和の姿勢を持ったリゾートとして、普通に喰えるようになって欲しいと感じました。
2005.11.18
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最近の話題は、やはり、フランスの暴動だろう。フランスに来ている移民の2世・3世を中心に暴動が起きていて。暴動を起こしている少年の親に対し、手当を支給しないという措置を検討する自治体も現れている。経済的な問題から、暴動が起きているのに、手当を支給しないという経済制裁をしたら、暴動の原因を大きくしているだけのように感じる。その一方、日曜日の朝、名神高速道路で、日系ブラジル人4世をたくさん載せたワゴンが、追突され。その後、さらに追突されたため。多くの日系ブラジル人が亡くなった。この日系ブラジル人の方の中には、日本で働いたお金で、ブラジルの大学に進学しようとしていた方も含まれていたようです。ご冥福をお祈りします。この日系ブラジル人が、日本に働きに来ているということは、ブラジルの物価や景気の問題もあるのだが。私の予想では、移民である日系ブラジル人が、うまく現地で生きていけないという問題という背景があるのではないかと感じている。移民が、現地でうまく暮らせなくて、貧困に陥ることは良くあることで。フランスの暴動の背景もまさにそうだ。しかし、移民の2世・3世・4世・5世となると。元の国に戻ることは、困難を伴う。おそらく、今回の事故にあった、日系ブラジル人たちは、苦しい生活の中のちょっとした楽しみのために、名古屋に行った帰りに、交通事故で命を落としてしまったようだ。明日から、タイに渡るのだが。ここんところ、多くの日本人や日系人にあっているが。このような事件を見ていると。2世・3世の子供達が将来、貧困の罠にはまらないように、普通に幸せに暮らしてもらえるようにと思わずにいられない。今後、どうなっていくのか、もっと長期的に見届けてゆきたい。
2005.11.16
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STILL ALIVEの撮影のために、18日から、またタイに入ります。今回は、カオラックにも顔を出したいと思っています。また、パトンビーチでのイベントにも参入する予定です。さて、どのよな旅になりますやら。↑この作品です。
2005.11.15
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昨日より、楽天日記ユーザーに対し「【楽●天】日刊 楽天広場ニュース」が、発行されるようになった。これは、以前の『【楽天広場】 ●●さんの最新お気に入り日記』の名前を変えて、メルマガ形式に変えたもののようです。今回のリニューアルは、楽天広場のブログの機能から、楽天メディアへの転換といえるでしょう。そのため、プライベートなリンク仲間の件数、表題だけの表示のみと、文字数共に情報が減って、新たに楽天の情報が増えたことによって。リンク仲間の情報が減り、「広場」としての価値が減ったのではないかと感じています。表題だけになると、表題の付け方が上手でない人も楽天広場ユーザーに多くいて、内容を見ずに通り過ぎてしまったり。逆に表題だけが上手な人のブログをついつい見てしまって、内容が面白いサイトを見る時間とモチベーションを奪われかねない。そういう点からすると、数行でも本文が引用されていた今までのスタイルは、表題の付け方勝負にならないという点では優れていた。さて、今回のリニューアルを、別の面から見てみよう。楽天広場は、1998年ぐらいのネットマーケティングの理論、コマース、コンテンツ、コミュニティの3つのインターネットビジネスの成功のキーワード3Cのうち、コミュニティの部分を担当するツールに相当する。(ホリエモンに買収される前の最初のライブドアは、無料サービスを武器に、このコミュニティの部分のツールとして日本に上陸をした。そんな時代でした。)今日、楽天市場が発展したのも、このコミュニティツールがあったからこそ、消費者の口コミが機能し、ネット販売という口コミが左右するニッチ市場の店が多数出展するネットコマースが成立した。また、楽天広場は、ユーザーのコミュニケーションを充実させる機能を重視することで、結果として、アフィリエイトやポイント制度など、消費者が喜ぶキャンペーンに熱中させることに成功してきた。しかし、今回の路線転換は、多くの人に配信されるということで、マスメディア的な捉え方をしたものになってしまい。コミュニケーションを活性化するツールなのか、楽天のメルマガなのかの境目が不明確なものになってしまっている様に感じた。また、雑誌でも、広告と記事のバランスが大切だと言われていますが。今回は記事を減らしすぎたように感じる。これは、あくまでも予測だが、この路線転換は、メルマガが機能しなくなったという事の表れなのかも知れない。特に、楽天の公式メルマガの利用者減が激しいという事情があり、広告スポンサーに対し媒体効果が薄れているのではないかと勘ぐってしまう。メルマガは、携帯電話など、リアルタイムに直接ユーザーに届くメディアとして有効だとされたが。1999年あたりから流行りだした、パーミッションマーケティングという、ユーザーの許可を得て配信することにより、顧客との繋がりを強化するという流れの中で、強制的にメールマガジンを配信することが出来ない風潮になってきた。また、会社などのセキュリティ強化のため、仕事以外のメールが読めない仕組みが強化されたり。怪しい広告メールが増えたために、スパムメールを排除するフィルターをパソコンにインストールをする人が増えたりと。メールで情報を得る事が物理的に難しくなってきた面もある。さらに、メルマガは、誰でも発行出来るために、メルマガの品質が維持出来ない上。あまりにも発行数が多く、いいものを選び出すことが困難になってしまい。そして、メルマガが衰退していった。そこに、ブログやSNSが流行りだしたため、メルマガの低下に拍車がかかったと同時に、ブログとの連動に注目したというのが、今回の路線転換の背景ではないかと予想している。今までは、当然の機能として受け入れられていたのを、新たにデビューさせる事により、機能を顕在化させたという面では、今回のリニューアルは機能したのだが。事実上、コミュニケーションツールとしての機能低下はと、メルマガに成り下がったというのは、このツールがメルマガと同時に衰退してゆく可能性を秘めていると思えてならない。これは、楽天全体にも言えていて。地上波テレビ放送という、衰退傾向にあるメディアであるTBSの株の多くを、楽天が取得したという事が昨今話題になっているが。古いメディアであるTBS株を取得したとたん、楽天の株価が下がりだしたのと、どこかリンクしている気がしてならない。新しく自分なりのやり方を進めるという方針から、古くて衰退しているメディアと融合していくという方針に転換することで、従来の強みが薄れてしまうという現象は、楽天とTBS、ブログの機能とメルマガという、大小二つのメディアの融合に共通して起こりつつある。21世紀型のビジネスは、持続型になると言われている中で、いわゆるIT業界のヒルズ族と言われる企業は、持続型と反して、いわゆるホリエモン的企業価値の急成長をしていっている。急成長といっても、いつかは、成長が止まるわけで。その成長が、いつ止まるか解らない所で、チキンレースをやっているのが、今のヒルズ族と考えると。崖から落ちる恐怖から、無意識のうちに、ブレーキになる行動をしているのかもしれない。そして、その無意識のブレーキ行動は、決して、チキンレースでの勝利に貢献するものではない。そういう意味で、楽天とTBS、ブログの機能とメルマガという、大小二つのメディアの融合を試みている楽天は、今が正念場なのかもしれない。楽天は、この正念場を、芯がぶれないようにして、乗り切るのだろうか。楽天ユーザーとして気になるところだ。そうそう、最後に、今回の内容変更で、良いこともあって。アクセス数累計の数字が残るというのが、良くなった点かも知れません。これで、ブログを書くモチベーションを維持しやすくなる人もいるだろう。お買い物レビューも、口コミ形成としてOKです。私的な意見としては、以前の『【楽天広場】 ●●さんの最新お気に入り日記』にこれを追加するだけでも良かったのでは・・・なんて思うんですが。広告の入れ方も考えようね。■参考文献 楽天ブックスで売っている、パーミションマーケティングについて書かれている本です。メルマガや会員制サービスをネットで展開をする人は、改めて、もう一度読み直してもいいかも。 ちなみに、パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ セス ゴーディン (著), その他 単行本 (1999/11) 翔泳社 あたりが、元ネタだったはず。
2005.11.15
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STILL ALIVEの予告編を公開しました。特報!まいける東山監督作品 ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」(仮題)2005年12月公開 12月18日に高田馬場での上映が決まりました。他にも、検討中の所もあるので、決定次第、こちらに掲載します。なおこの予告編を、ページに貼ってくれる人を募集します。HTMLのサンプルをお送りします。
2005.11.14
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さきほど、居候していたニューヨークのカメラマンが、ニューヨークに戻った。1ヵ月後に日本に戻ってくるが、それまでに、ニューヨーク以外に、イタリアのトリノに行ってから戻ってくるということになる。そんな地球規模の移動とは別に、地域規模のネタです。高円寺の商店街で発見した、くまのぷーさん。こわい。こちらは、さいとうたかをか星一徹な眉毛が印象的なポスター。プーさん同様、眉毛がポイント。そして、青梅街道沿いのHGなパチンコ屋。このネタも今年限り。フォー!
2005.11.14
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中沢新一が書いた「アースダイバー」という本がある。この本は、東京にいる者からすると、太古の地形を読み解きながら、散策するヒントになる本だ。縄文時代の海岸線を頭に浮かべながら、なんとなく、気になっていたところに行くと、実は、昔の聖地だったりして、それが、妙に腑に落ちたりして面白い。 今住んでいる四谷は、「第2章 湿った土地と乾いた土地―新宿~四谷」というところで触れられているのだが。この家に引越しを決めたのは、この土地が、縄文時代はおそらく陸地という沖積層の上に建っているから、地震にあっても比較的強そうだということで、この家を決めたということがある。(ちなみに、引っ越す前の板橋区の方も、沖積層の上で、しかも、古墳が、荒川と平行に並んでいる土地だということで、そこに決めたということがあった。そういや、その前の国分寺もそういうところを選んだ)そんなことで、今までも、縄文の地形を意識して、家を決めていたのだが、これを、散歩に生かしてゆくということを、提案しているのがこの本だ。そんなことで、中沢新一さんが薦める、パワースポットのひとつに行ってきた。場所は、杉並区成田西。五日市街道が善福寺川を渡るところの近くだ。鉄道が近くにないので。高円寺駅から、五日市街道営業所行きというバスに乗ってゆく方法もあるが。阿佐ヶ谷駅または、浜田山駅から出ている「すぎまる」という、100円で乗れる杉並区のコミュニティバスが便利で安いし、小型バスならではの細い道を抜けてゆく旅情も楽しめる。そんなことで、善福寺川緑地につく。すると、ちょっと変わった、焼き芋屋さんを発見。カラフルに塗られた車は、なんとなく、楽しそうな雰囲気。この塗装は、倒産したペンキ屋さんの在庫のペンキをもらったから、車に塗ってみたら、こうなったのだそうだ。そして、ちょっと変だけど、やさしいおじさんに、お芋を分けてもらう。まだ、少し季節が早いとのことで、味はもうひとつだと言っていたが。十分においしい。河川敷の公園を歩き。鎌倉街道を少しあるくと。熊野神社に出会った。ここは、善福寺川が、急に曲がり、岬(=御崎=御先)ようになっているところで、そこは神聖なところということで、神社が建っている。たて看板には、この神社がいつから建っているか、どういう理由で建っているかは、わからないということが書かれているが。古くからあった土地で、縄文時代から建っていたところだということなのだろうが、歴史を伝えるものが途絶えているからこそ、不明ということになっているのだろう。しかし、れっきとした、聖地であるには変わりない。この熊野神社の周りの善福寺川緑地は、球技が許されている。大人も、子供も、楽しそうに球技を楽しんでいる。誰もが無心に遊んでいて、生きていることを楽しんでいるように見える。公園を抜け、地名は荻窪一丁目となり。急に閑静な大正から昭和に掛けて開発された住宅地となる。そこになって、はたと気がついたことがあった。じつは、この善福寺川緑地あたりに来るまで、少しいやなことを思い出していたのに。しばらくの間忘れ、また、住宅地に戻ってから、また、そのいやなことを思い出したのである。川と緑と神社に接している間は、全く忘れ。なんとなく、やさしくなれていたのだ。住宅地に戻って、いやなことを思い出したのはいいが、面白いことに、そのいやなことが、ほんの少し和らいでいたんですよね。聖地って、なんとなく、いつの間にか、無心になれるところなのかもしれないと思った。このアースダイバーは、東京ことしか書かれていないけど。ここに書かれていることをヒントにして。今、住んでいるところは、縄文時代はどっだったのだろうと想像しながら散歩するのも楽しいかも。そして、自分なりに気持ちのいい場所を見つけてみるのもいい。そうすれば、少し、楽しく、暮らすことも出来ると思います。
2005.11.13
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NTTドコモのビルのおかげで、ただでさえ、西洋式庭園を取り入れている新宿御苑も、どの国のどの街かわからない不思議な感じになってしまう。新宿は、11月も前半だというのに、もうクリスマス装飾になっています。といっても、伊勢丹は、年中電飾つきなんですよね。いい建物なんだから、電飾をつけなくても、美しいのに。やっぱり。新宿は、看板が似合う。
2005.11.12
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今朝、カウンターを見たら。22万アクセスを超えていました。見に来ていらっしゃいましてありがとうございます。21万アクセスから、22万アクセスの間に、10/26には、開設2周年、そして、今月に入って、600ネタを達成したりと、記録更新も達成した。ほんと、みなさま、ありがとうございます。これからは、いま製作しているドキュメンタリー映像の公開も控えているので。益々の、ご声援を頂ければ幸いです。にほんブログ村 もよろしく。プーケットの鳴き砂の音と作品のことはこちら。特報!ドキュメンタリー映画「STILL ALIVE 2005年プーケットに何が起きたのか」(仮題)まいける東山監督作品 2005年12月公開 12月18日 先行上映会 東京・高田馬場 タナトス6 決定
2005.11.12
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プーケットの鳴き砂の音が聞けるページを開設しているのですが。この鳴き砂は、津波の後、20-30年前のような鳴き砂の音に戻ったという。その鳴き砂の回復のメカニズムについて、ちょっと調べてみた。そんなことで、検索していると、全国鳴き砂ネットワーク顧問の三輪茂雄工学博士のページにたどり着いた。三輪茂雄工学博士は、粉体工学が専門で、粉についての専門家である。10年少し前、私がインターネットの世界に入ったのは、大阪のある粉体工業の会社の情報システム系の部門との付き合いから、新事業として、インターネットの事業をするので、参加しないかと言われた所から始まっているだけに。粉体工学という言葉は、なんとなく、親しみがわく。世の中、粉は身近なもので、近代の生活は粉体工学によって支えられているともいえる。まず、薬は、粉薬だけでなく、錠剤も粉を固めて作ったものだし。インスタントコーヒーや、砂糖や、粉ミルクも粉だ。オレンジジュースも、一部は一度粉にしてから、戻して使っているものもある。携帯電話やパソコンにもプラスチックが使われているが、このプラスチックを作る過程で、ペレットという、粉というか粒状のものを使うのだが。このペレットを効率よくパイプの中を通す技術も粉体工学と関連してくる。印刷物も、紙は、木をパルプという粉状にしたものを固めて作ったわけだし。字が書きやすいように表面を処理しているのももとは粉。そして、色とりどりの印刷には欠かせない、顔料インクも粉である。食品の話しに戻ると、製造過程を見ると、お豆腐も粉だし。パンも粉。ほんとうに、粉は、現代生活に欠かせないものになっている。三輪茂雄工学博士は、ライフワークとして、鳴き砂と石臼(特に豆腐を作るための石臼)の研究をしているのだが。粉は、身近に存在し、生活に欠かせないモノであるが、まだまだ解らないことが多いみたいだ。鳴き砂のメカニズムについても、このページに書かれているが。鳴き砂を復活させるために、煮沸したりした話しも載ってはいるが、どのようにすれば復活するのか。環境基準に則れば守れるものなのかは、未だに解らないことだらけのようだ。三輪茂雄博士の最新の書籍に「第9章 鳴き砂と石臼は親類」(内容は、Webでも一部が公開されている)が書かれているので、興味がある人は、購入するなどしてじっくりと読んでみるのもいいかも。不思議なことに、ホームページで読むより、本で読んだ方が、理解しやすいことってあるから面白い。■三輪茂雄工学博士のページhttp://www.bigai.ne.jp/~miwa/■関連書籍粉 ものと人間の文化史著者:三輪茂雄 出版社:法政大学出版局 発行年月:2005年06月ISBN:4588212516 本体価格 2,800円 (税込 2,940 円) 粉食の発明からナノ微粒子の発見まで、素材を粉に加工する知恵と技術は人類文明にはかり知れない役割を果たしてきた。粉体の研究をライフワークとする著者が、粉にかかわるさまざまな文化を探りつつ壮大な“文明の粉体史観”を展開する。 【目次】第1章 粉とは/第2章 時間を実感できるタイムスケール/第3章 大地は火薬製造工場だった/第4章 二種の石臼伝来/第5章 開花した日本の粉の文化/第6章 日本の食文化の伝統/第7章 二〇世紀を演出した粉/第8章 粉のダイナミックス/第9章 鳴き砂と石臼は親類/第10章 二一世紀はナノ微粒子の時代
2005.11.11
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先日から、何回か書いているが、リース詐欺に遭っている人が、今日、簡易裁判所に行ってきた。同居人の一人が、裁判所についていったのだが、聞くところによると、結局、地方裁判所で争うことになったようだ。訴訟金額が少ない時、通常の裁判の場合なら、弁護士についてもらうわけだが。額が折り合わず、弁護士が誰も着手しようとせず、個人で争うことになってしまっている以上。書類を書くにしても、司法書士や弁護士に書かせない場合。個人事業者には、社員という当事者がいないために、自分で書くことになり。どうしても、個人に物理的にも精神的にも負担が掛かってしまう。今回の件は、いろんな弁護士に話しを持っていっても、行く数だけ、断られ続けているので、被告となったリース詐欺の被害者は、時間が経てば経つほど、孤立していく可能性が高い。特に、この被告となったリース詐欺の被害者は、創造性をウリにする商売をしているだけに、ただでさえ、機械が納品されなかった損失が大きいのに、お金も請求され、そのうえ、被告となり裁判に付き合うことになって。創造性の源の一つの「笑顔」を失いつつあるのが気になる。この、被告となったリース詐欺の被害者の創造性を損なうことは、この被告となったリース詐欺の被害者が、自分の腕で食うことが困難になるという事を指している。確かに、好条件過ぎる契約に乗ってしまったり、契約時に相手を信じすぎて、不用意な契約をしてしまったという事が問題の発端かもしれないが。いろんなことに、巻き込まれることで、仕事が出来なくなるという事が問題である。だから、通常の裁判になったことにより、下記の本に書かれている「不要に原告を疲弊させ、理不尽に被告を傷つけ、無駄に裁判を遅延させること」が発生する。特に、今回は、リース会社と、被告であり被害者との問題なので。そこに、販売をした、当の本人である代理店が、被告にも原告にもなっていないというのも、解せない話しだ。疲弊するのは、リース会社も含めた、リース詐欺に遭った被害者だけなのである。それにしても、世の中、争い毎に巻き込まれたりと、笑顔を失わせる行為が多い。ワイドショーを見ても、どうしても、しかめっ面にならざるを得ないことばかりやってるし。だからといって、バラエティ番組の笑いは、心の底から出てくる表情の笑顔ではない笑いのような気もするし・・・昨年から、何度か通っている、タイという国は、笑顔がウリなのだが。世の中、いろんなことがあるからこそ、習慣として、笑顔をつくり。マイペンライといいつつも、どこか、諦めるというか、許してしまうことで、戦い続けてしかめっ面にならない仕組みを持っているよに見える。そうすることにより、笑う門には福来たるではないが、結果として精神的にタフに生きられる習慣が伝承されているのだろう。今回のリース詐欺や、不当解雇など、世の中、理不尽なことだらけで、笑顔を失わせる行為が無数にあるが。子供の頃から、笑顔を失わせない習慣づけをすることで、創造性を失わず、生きぬ知恵があるのかもしれない。■関連書籍この本は、司法により、誰もハッピーにならない結果が起こっていることを指摘している本です。司法のしゃべりすぎ 新潮新書著者:井上薫 出版社:新潮社 ISBN:4106101033 本体価格 680円 (税込 714 円) 現役判事が司法の抱える問題点を鋭く突く。不要に原告を疲弊させ、理不尽に被告を傷つけ、無駄に裁判を遅延させる「蛇足」の正体とは何か。戦後補償訴訟、中国人の強制連行、ロッキード事件、ロス疑惑、「悪魔ちゃん」事件など、現実の裁判を例にあげて蛇足の弊害を明らかにする。まったく新しい視点から裁判を論じた画期的な提言。裁判を見る目が一変すること間違いなし。 【目次】第1章 晴らすことのできない濡れ衣(すわ、殺人事件発生/損害賠償請求訴訟提起さる ほか)/第2章 判決理由とは何か?(話題にすること自体に意義がある/理由とは何か? ほか)/第3章 饒舌禍の実例(ロス疑惑(実例1)/中国人の強制連行(実例2) ほか)/第4章 蛇足の弊害(当事者のマイナス/裁判所のマイナス ほか)/第5章 打開策はあるか(裁判所内で/法曹全体での打開策 ほか)
2005.11.10
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児童就労に関する話を聞いた。養殖場で育ったニワトリを絞める作業を、どうも、児童就労で行われている事があるそうだ。タイやラオスなんかだけではないけど、家の庭でニワトリを飼っている姿がある。これらのニワトリは、時々、絞めて食べるわけだが。それとは、まったく規模が違って、子供が一人当たり、一日に250羽から300羽のニワトリを絞めるとのことで、そこで、何ヶ月も働いているうちに、精神的におかしくなってくるのだそうだ。普段、店に並んでいる、鶏肉も、おそらく、大量処理されているわけで。あの値段を考えると、一人で、一日何百羽も絞めないといけない状況が予想されるのだけど、今回の話を聞いて、気がついたという感じだ。本来なら、おめでたいと事があったとき、一日何羽かを絞めることがあるかもしれないが。おめでたいことがなんにもないのに、一日何百羽も絞めないといけないという、ことを、毎日過ごしていると、気が変になってもおかしくない。しかも、現金がほしい人がたくさんいるということで、競争率が高く、そのため、低賃金でも雇われる人が優先されるそうで。異様な低賃金なんだそうだ。いろんな、作業を集約すること、集中することによる、効率化というものがあるのだが。負担も集中するということなのだろうか。遠隔医療プロジェクトをしている人が、遠隔医療を実施すると、特定の技能をもった医師に仕事が集中してしまい、過労になってしまうという問題が発生したというし。集中することは、メリットもあるが、リスクも集中してゆくということなのだろう。コーデック技術の発展で、遠隔監視も可能になっており、ネットワーク化も進み、ますます、集中化が進んでいる。本来、インターネットは、軍事用コンピュータネットワークとして、分散型サーバーをネットワーク化することで、複数経路で情報が流れる仕組みを持つことで、いざというときに、どこかが壊されても、機能するしくみとして作られたのだが。インターネットの民間利用から急速に発達したIT化は。インターネットのもともとの発想とは逆に、さまざまな集中化を招くことになった。アジアの国も、生産拠点としての集中化のまっただなかにいる。その集中化によるひずみを、そのまま、受け続ける必要があるのだろうか。分散する方法はあるのだろうか。
2005.11.09
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就業規則を労働基準監督署に出さない事業所って多いですよね。社員が7人アルバイトが8人もいる会社でも、就業規則を作ったが、労働基準監督署にも出していないし、従業員の知らぬ間に変えてしまっていたりするから呆れる。まあ、就業規則って、従業員の代表の意見を聞くことをすすめているが、基本的には、雇う側が決めるんですよね。また、就業規則は、誰でも見れる場所に置いておくとか、明示しないといけないわけですが。ほとんどは、総務担当の引き出しのファイルの中に片づけられていて。総務担当がいないときは、ご丁寧に鍵までかかっているなんてこともある。それにしても、疑問なのが、楽天日記には、たくさん社労士さんが日記を作っていて、忙しそうにしているのだけど。就業規則をつくり、労働基準監督署に出していない事業所が多いってことなんですよね。なんでなんでしょうね。それだけ、第三者に見られたくないものなんでしょうか。別に、就業規則を提出したって。改訂したら、また提出するというのは、面倒かもしれないけど、別に経営者からすると、問題はそれぐらいのもんなんですよね。何で、出さないんでしょうかね。この際、従業員募集広告やハローワークに募集をかける時に、就業規則を提出した認証番号を掲載しなければならないぐらいにしないと、徹底しないモノなんでしょうかね。また、登記簿と同じく、第三者にも提示出来る仕組みなんてのも必要かも。うちは、駆け込み寺ではないのだけど。今日も、10月に知らない間に就業規則を変えられて、そのために有給休暇が消えてしまったことを給料日寸前に聞いて、愕然としてしまったという人の話しを聞いたけど。そこも、10何人も従業員を雇っているんですが、労働基準監督署に就業規則を出していなかったのよね。どういう感覚で、就業規則を出さないのだろうか。作るのや、手続きが、めんどくさい以外の理由がある人は、教えて下さい。
2005.11.08
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この季節になると、百貨店やスーパーは、北海道物産フェアが行われることが多い。そんなことで、ついつい、北海道の食べ物に触手が伸びるわけですが。そんな北海道の名産のひとつがジャガイモだ。ジャガイモといっても、品種によって、特性が違うので。その特性を理解しながら料理をすると美味しく食べられるし。いろいろ試してみて、どういう特性があるのかを知るのも楽しい。ということで、ここ2年ほどは、複数の品種のジャガイモを同時に買って食べるのが、マイブームだ。最近買ったのが、下記の写真のセットだ。男爵、メークイーン、きたあかり、レッドアンデスの4種類が、合計で10キロ入ったパックだ。去年、別の店で、「きたあかり」「メークイーン」「ワセシロ」「トウヤ」の4種類のジャガイモのパックたったのだが、それに比べれば、男爵や今流行気味のレッドアンデスが入っているだけに、一般的な感じがする。そんななかで、はまったのが「きたあかり」だ。これは、すぐホクホクになるのが特徴なのだが、これを、スープに入れると、ドロドロに煮崩れする特徴があって、ポタージュスープにするとじつにおいしい。去年は、カレーに入れてしまったために、ドロドロに溶けてしまい、ジャガイモの食感を味わえないという事態になってしまった事があって、きたあかりの特性を学んだ。レッドアンデスは、見た目が紫色っぽい色なので、少しびっくりするのだが、どのように調理をすればいいのかを思案中である。また、ポテトサラダなどを作るとき、複数の品種を入れると、食感が違うジャガイモが混じっているので。食感や味に変化があって、単調にならないくて、最後まで食べきりやすいというメリットも発見した。とにかく、いろんな種類のジャガイモを、茹でる、焼く、煮る、揚げるなど、いろんな調理方法を使い。和風、洋風、中華風、アジア的エスニック風など、いろんな味付けで食べると。あっという間に、10キロがなくなってしまうから面白い。それにしても、去年食べた「ワセシロ」「トウヤ」も個性があって美味しかったなぁ。 トウヤ ←写真は、種芋です。 ワセシロ ←写真は、種芋です。 キタアカリ ←写真は、種芋です。 アンデス ←写真は、種芋です。 男爵 ←写真は、種芋です。 メークイン ←写真は、種芋です。
2005.11.07
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先日お伝えした、リース詐欺事件の話ですが。まだ、10月時点でも、連絡が取れないと言っていたはずの販売代理店が、まだ、リーストラブルの原因となるキャンペーンの告知投稿を行っているようです。みなさんも、注意してください。さて、リース詐欺の件で、被告となった方に、再び事情を聞いてみた。事情を話すのにもエネルギーは必要だが、今回は、力になってくれるという人が新たに現れたし。今度の裁判所への呼び出しのときに、話す内容を整理しておいたり、言葉にすることによって、話すことに慣れたりする要素もあるので、申し訳ないけど、最初からもう一度説明をしてもらった。その中で、いくつか気になったことがある。リース会社の方が、自分たちのマニュアルに沿って行えば、被害者に悪いことにはならないといいつつも、結局は、被害者が被告になってしまった。おそらく、リース会社の担当者のマニュアルを信じた良心と、被害者のリース会社の担当の言うことを信じた良心が、結果として告訴されたことによって、裏切られたという感情を生み出しているようだった。そして、リース会社の代理人として出てきた法律事務所だが。担当の弁護士に、被害者が本音のことを聞いたところ。担当の弁護士は、大口クライアントの仕事だからやっているが、被害者に対しては申し訳ないと思いながらも仕事をしているようだった。担当の弁護士は、法律事務所に雇われている弁護士だし、相手の主張を弁護するのが仕事だが。仕事とはいえ、良心の呵責にないまされている姿を感じる。これは、べつに、弁護士だからというわけではないだろう。いろんな会社でも、被害者に対し申し訳ない事をしているとわかっていても。それをやらないと自分の任務が完了せず。おまんまが食い上げになってしまうからということで。自分の意に反することを行っている人も多いと思う。コンプライアンス経営ということで、遵法精神で経営をするということを謳っている会社も増えてきているが。法律は、必ずしも、全ての人が良い塩梅になるようになるものではなく。法律に基づいた手続きをすればするほど、人を傷つけていく事も少なくない。たとえ、それに気がついていても、手続きをすることが仕事であって、それをしないと自分が食えなくなるという矛盾をはらんでしまう。そんな事を見ていると。良心と仕事を一致させるには、雇われの仕事をしないに限るという事になってしまう。世の中は、複雑にからみあっているものなので、なんらかの形で雇われて仕事をしないわけにはいかない。そのような中で、どのようにして、良心の呵責にさいなまれることなく、仕事をしてゆくことが出来るのだろうか。
2005.11.06
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高円寺ハートトゥーアートの会場で、目に留まったものがあった。それは、手作りの陶器スピーカーだった。「ポタリースピーカー」と名づけられたそのスピーカーは、風合いのある花びんに小径スピーカーを組み込んだような形状で、和・アジアンインテリアにぴったりだ。また、花びんの口のあたりが、バスレフ口となっているために、小径スピーカーなのに、きっちりとした低音が出るのがすばらしい。セラミック製のオーディオは、古くから注目される素材で、共振しにくいとかそういう理由で、一部のマニアには注目されていた。確か、セラミック製のスピーカーは、もう、20年ほど前に、少し出たのだが、最近はあまり見なくなっていたし、普通の家のインテリアとマッチングするようなデザインではないし、異様な高額なスピーカーだった記憶がある。ところが、今回の「ポタリースピーカー」は、普通の人が手に入る価格帯で、しかも親しみやすいデザインで手に入るのがうれしい。すでに、二軒のすし屋に導入実績もあり、天井への埋め込みスピーカーやBOSEなどの壁掛けスピーカーのように無粋なことなく、店舗のイメージを崩さないスピーカーである。ただ、このスピーカーは、手作りで、歩留まりもあまり高くないということで、量産が出来ず、数が限定されるという問題があるが。逆に、一つ一つのオーダーにあわせた作り方が出来るという魅力もある。とにかく、実際に音を聞いて、見てみて、体験してほしい逸品だ。現在、販売ホームページを企画中だそうだが、まず、高円寺ハートトゥーアートの会場で、見て、音を聞くべしです。連絡先も聞いているので、興味のある方は、私のところまでご連絡ください。ご紹介いたします。
2005.11.05
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本日より明日まで、高円寺ハートトゥーアートが開催されています。地域密着型のアートイベントで、今日は天気がよさそうなので、高円寺北公園での展示が期待が持てそうです。いま、私の家に居候をしている、ニューヨークのカメラマンも出展します。第11回 高円寺『ハート・トゥ・アート』 ●開催日/11月5日(土)・6日(日) (5日/午後2時~夜8時・6日/お昼12時~夕方6時) ●会場/・高円寺北会議室(純情商店街&庚申通り商店街の奥)・高円寺北公園・高円寺駅北口(案内所・予定) ●入場料/無料 ※メイン会場は、雨天決行 高円寺『ハート・トゥ・アート』オフィシャルHP http://www.heart-to-art.net/
2005.11.05
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札幌でプロ野球オーナー会議が開かれた。テレビ中継を見ていると、画面の片隅に、同居人の一人の姿が見えた。いま、プロ野球のスクープを追って、広島、札幌と追っかけているのだが、シッポをつかめるかどうか・・・・さて、伝わるところによると、楽天の三木谷さんの発言で、会議が紛糾して、一時間伸びたということなりだそうだが。そこで、宮内さんが同調するというシーンもあった。昨年の楽天球団の出来たときの事実上の後押しは、宮内さんだし。妙に納得がいく。それに、TBSも、自分の子会社の球団の中継をせず、地上波のスポーツニュースでも、なぜか読売ファンを前提とした内容ととられかねない放送をしているので、資本関係こそ無いものの、事実上の読売の子飼い球団的に扱いになっていた。ヤクルトにはフジテレビが入っているとはいえ、巨人に偏らない開設者を起用するプロ野球報道を、衛星放送に移したとはいえ、プロ野球ニュースで実践しているだけに。ヤクルト偏重報道とはいかないのと事情が違う。とはいえ、三木谷さんの言った、「複数のオーナーをしても八百長しないからいいんじゃないの」というような発言は、正論だと思う。ただ、問題は、複数の球団のオーナーをするのはいいが、ちゃんとマネージメントさせることが出来るのか。オーナー企業が傾いたとき、複数の球団とその多くのファンを路頭に迷わすこととなるわけで、そのとき、どのような事が出来るかだと思う。とはいえ、去年もそうだけど、プロ野球って、オーナーとその利権が主体となっていて、昨今の騒動は利権の移転に関する争いでしかなく、そこには、ファンや社会性がおざなりになっているようにしてならない。Jリーグも横浜フリューゲルス問題の時あたりに、オーナーの意向でチームやサポーターが翻弄されるという問題があったが。幸か不幸か、Jリーグ100年構想というものがあって。オーナーだけでない、地域に根ざした球団を作ろうという動きが、この騒動以降活発化して、アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府が力をつけてきたという流れもあるという。プロ野球も、各球団のオーナーの意向というパワーゲームではなく、長期的な思想と理念を掲げた形であれば、もう少し違った形もあったのかもしれないと思った。それとも、アメリカの大リーグのように、リーグとしてのマネージメントも考えてみる必要もあるかと思う。今年は、セパ交流戦で、優勝チームに賞金が出たが。セリーグも、パリーグも、優勝しても賞金は出ないんですよね。日本シリーズで戦う分の試合が増えたところの収入が賞金代わりなんだそうだ。このあたりも含め、先例のいいところわるいところも知った上で、多くの人が楽しめるスポーツにしてほしいものだ。残念ながら、今回のオーナー会議の報道を見る限りでは、そのような雰囲気は無かった。あるのは、昨年と同様の、新しいものに、利権を取られるという恐怖感と、新しい利権を奪い取ろうという欲望だった。
2005.11.04
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歌舞伎町にある「しんじゅく多文化共生プラザ」にて、文化交流イベントとして、ミャンマーの結婚式が行われた。ミャンマーは、かつては、ビルマと呼ばれた国で、タイとバングラディシュの間にある仏教国である。アウンサンスーチー女史がいる国ということで、いろいろニュースにも取り上げられる国だが、日本に居ては、実際の文化に触れる機会のあまりない国のひとつだ。さて、今日は、文化交流イベントとはいえ、本物のミャンマーの結婚式が執り行なわれるということで、私のような、参観者は少し居たものの、会場には、新郎新婦の親族がたくさん集まっていて、自分は場違いなのではないかと、少し心配になった。今回の、新郎は日本で育ったミャンマー人、新婦は日本人というカップルで、なんと、歌舞伎町のお隣の百人町で出会ったという。ミャンマーではよくあることなのだそうだが、この二人は、前世でも夫婦だったということなのだそうだ。百人町といえば、ここって、本当に、世界各国の人が働き、暮らし、生活している町だ。まさに、ここは、世界の縮図であり、百人村というか、百人町なのだ。さて、式は定刻より5分遅れで始まった。最初に、二人の女性が、花びらを、蒔きながら、新しい門出を迎える二人と、その親族たちを先導する。入場する際に、新郎新婦へのプレゼントなどを、受付に渡している。このプレゼントは、お金であったり家電製品であったりするが、ミャンマーでは、新婚生活に必要な日常品であったりすることが多いとのことだ。新郎新婦の両親のほかに、介添え人や、お坊さんもいる。この結婚式におけるお坊さんは、どうも、証人という要素も大きいようで。最初だけ、式の中心にいるが、途中から退席し、式の中心は、新郎新婦となる。また、介添え人は、一定の条件のそろった、若者が行っている。祭壇には、いろんな果物なども持ち込まれている。式の進行をしている方は、解説を入れながら、式は進んできます。仏さんや法や僧侶、目上の方、両親などに礼を尽くした後、いよいよ山場となる。水を使った儀式である。水は、両家から持ってきたものを、ひとつの錫で出来た器にいれて、それを、お互いに掛け合うのだが。二つの家から持ち寄った水は、ひとつの器に入れることで、二度と、もとの別の別の水に分けることが出来ないということで。二つの家がひとつになったことを象徴しているのだそうだ。その後、今回は、仲人役の在日ミャンマー大使夫妻が行ったが、新郎新婦に、指輪をはめたり、花輪をかけたりした。今回は、テープで行ったが、これらの式典の間は、ビルマの竪琴というか、ミャンマーの竪琴の演奏がバックに流れているのだそうだ。花と果物、そして、水、音楽、そして、礼節、融合・・・。いかにも、アジアらしい素敵な式でした。
2005.11.03
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個人事業者を狙ったリース詐欺が発生しているようです。 半年ほど前あたりに、画像や映像処理に使えるG5を好条件でリースをするという触れ込みで、ポスティングなどで広告をしていた業者で。被害金額が、100万円少しから250万円程度で、複数の会社で1社当たり100万円程度というクサイ線でリースを組ませ。実際にG5は納品されずに、請求だけがリース会社から来るというようなものらしいです。 しかも、弁護士に相談しても、単独で裁判をしても、勝ち目がないとのことで相手にしてもらえず、モノがないのに、泣く泣く全額支払いかけているケースがあるようです。しかも、弁護士会の無料相談に行き、弁護士を紹介してもらおうと思っても、登録している全ての弁護士が上記の理由で逃げてしまって、弁護士がつかないということも発生しています。 詳細は、事情があって書けませんが。あるリース会社は、他にも同様の問題があること気づいていて、同様のケースについて契約が不成立になっており、請求を未然にストップしていることもあるそうで、けっこう、映像や写真、デザインなどのクリエイターに被害者がいる可能性があります。 このほかに、光ファイバーの関連機器でも、同様の手口での詐欺が発生しているようです。こちらは、40万円程度からです・・・また、裁判所も巧みに詐欺に利用されていて、リース会社から訴えられた都合、その裁判に応じなければいけないわけですが。突然、振って沸いてくるし、裁判に関わる日程が決められているために、それまでの短い時間の中で、自分で判断も出来ないし、誰かに相談する時間やエネルギーがなくなってしまっています。そこで、仕方なく本来払う必要のないお金を支払う和解に応じてしまいたくなるようです。さらに、詐欺だと気がついて、とにかく、よくわからず、消費者センターに駆け込んだら、今回の件は事業用ということで、あしらわれてしまい。確かに、窓口が違うのでそう言わざるを得ないのですが。勇気を出して出向いたのに、いきなりの門前払いと、たらい回して、精神的ダメージを受け、戦意を喪失してしまったり。みなさんご注意下さい。 それと、もし、被害に遭っていて、困っている方がいらしたら、ご一報下さい。 孤立しているケースも多いようです。同じ、問題で困っている方をご紹介いたします。もし、同じ手口の同じ相手なら、手を組めば、しかるべき機関も動きやすくなります。
2005.11.02
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銀座でのプーケットのパネル展と、東京都北区の環境共生都市宣言の仕事が一段落をして、ふと、自分の足下を見てみた。東京都北区の環境共生都市宣言用では、イベントを通じ、東南アジアの森林伐採や児童買春の問題を取り上げつつ、東京都北区とその問題を繋げ、さらには自分自身の健康とを繋げて、まちづくりをしてゆこうという一連のものだったのだが。終わって数日が経つと、そういうメッセージを、見に来ている人に、与えるのが仕事だったとはいえ。自分自身がそのことを、自分の土地で行うという事を、おざなりにしていた事に気がつきだしたのだ。免許の書き換えもあり、家の近くにある区役所の出張所に証明書類をもらいに行ったとき、住民係の隣のボランティアセンターの窓口が気になった。そこには、新宿区ならではの、新宿区に住んでいる外国人向けのサービスがたくさん存在するということだった。今は、東京の新宿区という都心に住んでいるが、改めて、新宿区というものを考えてみると、区民の10%は、外国人登録者であり、外国人登録をしていなかったり、住んではいないが、新宿区で働いている外国人がたくさんいる。しかも、中国、韓国、タイ、ベトナム、フィリピンなど、アジアの国を始め、多くの国の人が住んでいる。彼らは、新宿の飲食産業などを支えている重要な労働者なのだ。また、日本人をとってみても、地方出身者が多い。私も、今回の運転免許の書き換えで、表面の表記が、住所は新宿区、本籍も東京都になったのだが、地方出身者というこでいえば地方出身者である。それは、新宿とプーケットとくにパトンビーチのまちとどこか共通点が多いと感じられるのだ。歌舞伎町は、バングラ通り的だし。ゲイやオカマもいるし。日本各地や世界各地の料理も食べることも出来る。高級ホテルから安宿まであるし。新宿との大きな差は、海などの自然かもしれないという事ぐらい、共通点が多い。また、ミャンマー人などは、タイに不正入国をした後、プーケットなどで働き、その後、偽造の書類などを使って、日本に潜り込み、新宿に滞在している人もいるという話しも聞いた。この事に気が付いて、6月頃から、プーケットの津波後の経済問題を追いかけているのだが、なぜ、同じ津波の被災地とはいえ、インドネシアのバンダ・アチェには行かず、プーケットに足を運ぶようになったのかの理由の一つが解けてきた様な気がした。書類を受け取ったあと、役所のボランティア窓口に、新宿区の外国人の対応についての話しを聞き、プーケットの津波後の話しをもとに、災害や事件後に、外国人を含めた地域住民がどうしてゆくのかを考えるイベントなどが出来ないかなぁと、思いつきで話したところ。いろんな、ところを紹介してもらった。早速、その足で、その一つを訪問したら。今日、思いついたことなのだけど、検討してくれるというので、企画書を持ってきて欲しいと言われた。なんと有り難いことだろう。10月31日で、銀座でのパネル展の後、どうやって継続していくか、映画が出来たあと、どのようにして上映先を決めてゆくのか、課題が山積みなのだが、その山の一部が、切り崩される可能性が出てきたように感じた。
2005.11.01
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