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イタ車の傘下に入るニュースでまず驚いた。別にイタリア人をバカにしている訳じゃない。米ビッグスリーのメーカーが、フィアットに助けられる、という事実がピンと来ないのだ。フィアットの可愛らしいクルマが自分の頭の中で勝手なイメージを湧かせていたのだろう。重厚なアメ車こそ、時代遅れの産物に成り果てたようだ。 それどころか、今日のニュースでは、クライスラーが経営破たんとのことだ。債権者団体との交渉が決裂、日本で言うと民事再生法にあたる方法でもって再建を目指す、という。アメリカという国そのものの再建を目指すオバマ政権も節目の100日を過ぎた。「新しい責任の時代」 の前途はなお厳しいものが予想される。4月の投資運用成績~先月末より、また下落! 日本株・投資信託・外貨MMF・商品に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の4月29日現在の運用成績は、基準価格10299円(評価額を投資額で割っただけの話)、先月末に比べて反落した。プラスに貢献した部門日本株:トヨタ自動車現在のところ、日本株はトヨタ自動車のみ保有している。ずっと売る気がなくて、そのまま持ってるだけ、である。デンソーを売却した後、「もう一度下がったら買い戻して、あと3銘柄くらい買う!」と決めていたものの、日経平均株価はふわりと上昇し、完全に買うタイミングを逃してしまった。ところが、4月下旬になり、株価は膠着状態の感がある。また円高に振れてきたので、輸出企業の株価が下落する場面はあると考える。↑今後の動向に注意↑相模太郎ファンドの推移投資信託外国株式インデックスファンド、ワールドリートオープン これらは面白いように下落していた投信である。外国株のインデックスファンドが下落したとなると、まず文句を言えない。世界の平均株価が下がった訳だから・・・。これらのファンドは先月末に比べると基準価格の持ち直しが見られた。アメリカの景気についても薄明かりが見えた、との報道もあるが、私はよく分からない。ちなみに、この2つのファンドは積立購入だった。現在は目標金額に達して積立は終了している。積立にもかかわらず下値をすくえない不運があった。マイナスに作用した部門投資信託グローバルソブリン、三菱UFJ外国債券オープン やはり円高に振れたからではないだろうか。債券相場は決して悪くないと思う。ただ・・・各国が協調して景気対策を行っているが、大幅な財政出動が債券市場に悪い影響が出ないか、不安が残る。そんな膨大な借金、誰から借りたつもりなのだろうか。不景気なのに金利上昇などと、考えただけでもぞっとする。外貨MMFユーロMMF、米ドルMMF 要は円高に振れている、というところだろうか。米ドルについては、目標金額の半分しか買ってないが、90円割れした場面で買い増すことも出来なかった。実は買う勇気が持てなかったのだ。為替差益を狙うのは案外難しい。「じゃ、今買う気はあるのか」 というと、はっきり言って 「ない」 のだ。ユーロについては「積立中」なので、どっちでもいいという感じ。商品:金積立先月末に比べて金相場が下落したので、もちろん一緒になって下落した。と言ってもこちらも積立中なので、どっちでも構わないという感じ。当然のことだが、金価格が高いと買える量は少なくなってしまう。ここ数年、積立数量がほとんど増えない状況。「matanuki」さんのグラフ、いつも重宝させていただいてます。↑米ドルの動向↑ユーロの動向
2009.04.30
アメリカという国は、会社が加入する健康保険や自営業者向けの国民健康保険がない。だから 「病気をしたら大変なことになる」 というシビアな現実がある。保険がないことによる負担に加え、保険会社が支配するいびつな医療現場が、医療費の高騰を招いている。極端な話、高額な医療費を請求された挙句、破産する人もいるのだ。映画「シッコ」~日本のマスコミはほとんど無視マイケル・ムーア監督の映画:「シッコ」をDVDで見た。アメリカの医療現場がほぼ「崩壊している」という衝撃的なドキュメンタリーである。保険会社や医薬品メーカーだけが肥え太るアメリカ、一般国民は、高額な保険料や医療費に苦しみ、中には満足な治療も受けられずに死んでいく人も・・・さらに 「入院費を払えず、タクシーで貧民街に連れて行かれて放置される」 衝撃映像もあった。この映画は日本のマスコミの間ではほとんど無視されていたが、医師会などが自主的に上映会を開くなど、一部に反響を巻き起こしたことも事実である。→感想とか書きました高額な医療費→貧困→ファーストフード→メタボ・・の悪循環↑映画「シッコ」↑○ックに殺される?なぜこんなことに・・・国民皆保険がないアメリカ米国の医療保険制度は、64歳以下の現役世代は、原則として民間会社の医療保険に加入する。65歳以上の高齢者は、公的医療保険(メディケア)でなんとかつなぐ。そして、収入も資産もない貧困者に対してはメディケイドが医療給付を行っている。 市場原理主義に喝采をおくる人々にとって、このような簡素化された制度は理想のように見えるかもしれない。しかしながら、民間保険会社が運営する医療制度がうまく回る為には、保険会社や病院・加入者が、対等な力関係でなくてはならない。もちろん、そんなはずはなく、寡占化した保険会社や製薬企業が医療現場を支配し、加入者は高額な保険料、高額な医療費にあえぎ、保険会社の「徹底的な査定」によって切り捨てられる。市場に任せた結果は惨憺たるものだ。 さらに、何の保険にも入っていない国民が、5千万人近くいることも、大きな問題となっている。オバマ政権が国民皆保険を公約にオバマ政権は、年末を目標に医療保険制度改革を行うと宣言、現在のところ医療団体から労使団体代表を集めて改革会議を行っている。 さっそく児童を対象にした公的医療保険拡充から法改正を実施した。メディケイドに加入するには所得は高いものの、高額な民間保険会社に加入することが出来ない家庭を対象にしている。財源は連邦たばこ税の増税でまかなうという。まずは幸先の良いスタートだが、保険会社が支配する医療現場、構造的に高い医療費、貧困層の肥満対策、こうした仕組みから巨利を得る人々との利害の調整・・・解決すべき問題はとにかく山積していると言えよう。
2009.04.19
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