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柏市側では田んぼの代かきがスタートし、コチドリ雌雄が複数飛来しテリトリー確保で大忙しです。谷津田でも耕起が行われ、サシバがトラクターの動きを凝視し小動物の登場をひたすら待機していました。その後、我孫子側に移動し沼の遊歩道を探索すると、地面で餌を探すアオジ、縄張りを巡回していたキジの雄、そしてコガモを捕獲して羽をむしり内臓をたいらけげているオオタカを発見しました。そこにハシブトガラスが飛来し餌のコガモを横取りしようと激しいバトルが展開となりました。カラスの執拗な動きにオオタカは餌を放棄し近くの木に渡去。すぐそばには、セグロカモメの姿があり、バトルを見ていたと思いますが静観の構え。(写真)2024年4年15日撮影
2024.04.15
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明け方から9時頃まで小雨がふっていましたがその後やんだので春のシギ・チドリを探索しに茨城県浮島まで足を延ばしました。しかし、到着し小雨が降り出し風も吹き抜ける探索には不向きの条件となりました。それでも、セイタカシギ4羽、オオソリハシシギ1羽、タシギ8羽が蓮田と畔に見つけて現地を後にしました。手賀沼沿岸の谷津田まで移動し、サシバが飛来したポイントで待機。一羽は電柱のてっぺんに止まっている姿を見つけました。その後、2羽で上空を鳴きながら旋回していました。どうやらペアのようでした。しばらくその動きを観察していたら、木のへっぺんにキツツキの姿を発見。後頭部のみ赤い、上面は黄緑色で下面に波状斑があり、アオゲラ雌個体でした。(写真)2024年4月6日撮影(浮島、手賀沼沿岸ともに小雨、曇天で証拠写真です)(メモ)アオゲラは手賀沼沿岸とその周辺地域では、2014年12月、2015年3月に観察したことがあるのみです。
2024.04.06
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我孫子市側の手賀沼遊歩道沿いの桜の開花の具合を見学するのをメインに、アカガシラサギ、クイナ、ヒクイナ、水鳥たちを観察しながら散策しました。桜は一分咲き程度で週末あたりが満開となる模様です。さて、野鳥たちの様子ですが、雨の影響で手賀沼の水位が上昇しており、アカガシラサギが採食場所としているエリアにはその姿はありませんでした。それでも、もうそろいろ北へ旅立つクイナ、沼沿岸で繁殖するヒクイナは健在でした。クイナは体上面が褐色で、下面は青灰色で腹と脇に黒と白の横縞、上嘴が黒く下嘴が赤い成鳥冬羽個体でした。時折、キューイと首を絞められたような声を出しているのを聞きました。このほか、水面にカイツブリ、カンムリカイツブリ、コガモ、カルガモ、セグロカモメ、ユリカモメなどの姿がありました。(写真)2024年4月2日撮影
2024.04.02
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連日北西の風が吹き抜けるお天気が続き、水辺のフィールドでは水鳥、小鳥たちが葦原の中に退避しているものが多く観察を堪能することがかないません。しかし、極力風の影響をさけて観察が可能な我孫子市側の手賀沼遊歩道を探索しました。強風の中でもアカガシラサギは健在で、風を避けられるポイントで餌探しをしていました。サギ科の鳥は、春は部分換羽(繁殖期の前に風切羽、初列雨覆、尾羽以外行う)ですので、どのあたりから換羽するのかと注目していますが、まだその兆しはありません。ただし、首が冬よりがっしりとし、喉から胸の縦斑がやや黒っぽくなってきたような気がします。このほか、葦原には上嘴に丸みのあるオオジュリン、水際ではクイナ、遊歩道脇にはハクセキレイの雌雄、セグロセキレイの姿を見つけました。(写真)2024年3月22日撮影アカガシラサギの観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2024.03.22
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我孫子市側の手賀沼遊歩道脇の葦原では、オオジュリンの小群が葦原の中のカイガラムシを捕食している様子が観察できます。今朝は、5羽程度の群れを4グループを目撃しました。どの群れも2羽の雄と雄以外の3羽から構成されていました。真冬は、雌雄ともに灰褐色の姿ですが、雄は褐色の先端部分が摩耗して内側にある黒い部分が見えてきます。雄は黒い頭部と顎線と頸回りは白さが印象的です。例年ですと、4月4週頃まで姿を見かけますが、同じグループが滞在しているのか、順次わたっていくのかなどが解明できていません。(オオジュリンの標識調査から判明していること)(財)山階鳥類研究所が標識調査に整理し報告しています。それによると、日本では東北地方以北で繁殖し本州以南で越冬するオオジュリンは、小鳥類の中では非常に多くの回収記録が得られ、秋の移動時期には太平洋沿岸沿い・日本海沿岸沿いを北から南へ移動する個体が多いのですが、北陸地方から関東及び東海地方に内陸を移動する個体も少なくないこと、朝鮮半島を経由して九州北部から東に移動する個体もいると思われることなどが判明していると記しています。どこかに集結して渡っていくのか、それとも小グループで渡っていくのか等、興味のあるところです。(写真)2024年3月19日撮影(雌2枚は2015年3月15日、2018年1月20日手賀沼撮影)(引用)https://www.biodic.go.jp/banding/seen.html山階鳥類研究所.標識調査でわかること
2024.03.19
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二週間ぶりにホームグランド手賀沼とその沿岸を探索しました。ほとんど水鳥は渡去してしまったと思ったら、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、タシギ、ユリカモメとまだ水鳥との出会いを楽しめました。このほか、ハイイロチュウヒが葦原の上を飛翔し、沼の水面の杭にはミサゴの姿。くわえて、遊歩道脇の草むらにアリスイの姿を発見しました。胸の赤褐色、下面には赤褐色と褐色がまじった模様も素敵でした。ただし、低木の枝止まったがゆえに思うようには撮影できず。でも、久しぶりの再会に感謝。(写真)2024年3月11日撮影(アリスイの全身を写したものは2014年1月撮影)
2024.03.11
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朝で雨が上がったと思ったらその後は北寄りの風が吹き抜ける日となりました。風の影響をさけて探索ができる我孫子市側の手賀沼遊歩道を探索しました。3年連続で越冬したアカガシラサギは健在で、風を避けられるポイントで餌探しに余念がありませんでした。サギ科の鳥は、春は部分換羽(繁殖期の前に風切羽、初列雨覆、尾羽以外行う)秋は完全換羽(一年に一回すべての羽毛が抜け替わり)をするとされています。昨年は4月下旬に夏羽に換羽していましたので、換羽がどこからはじまるのか注目しています。このほか、遊歩道を探索すると、複数のクイナが姿を現し水路を移動し餌を物色している姿や沼に係留されている船で羽を休めていたセグロカモメ、釣り客がまばらな釣り堀で餌を捕獲するのに待機していたカワセミ雄、強風で餌を捕獲するのに難儀をしていたチョウゲンボウが電柱に止まった後畑地に降り立ったと思ったら小鳥らしきものを捕獲後私が待機していた近くの電柱に飛来してくれてドキドキ。帰路には、葦原のあちこちに複数のオオジュリンが降り立ち、葦の中にいる虫を採食姿やジョウビタキが登場したり、キジの雄が縄張りの中を移動していく姿を目撃したり、楽しい時間でした。(写真)2024年3月1日撮影アカガシラサギの観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2024.03.01
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午前中、我孫子市側の手賀沼遊歩道を散策をかねて探鳥に出かけました。先月3年連続で飛来しているアカガシラサギ、午前中は餌探しで大忙し。上嘴の先端から基部まで黒いこと、背の褐色などには大きな変化はありません。昨年は4月に夏羽に換羽したので、今シーズンはどうかと注目しています。このほか、ハジロカイツブリ、最外三列風切の黒条が羽先に向かって伸びているコガモ雌(アメリカコガモでは羽先三分の一前後辺りに向かって伸びています)、コサギ、カワセミ、枝に止まって囀るホオジロ、葦原を移動していたジョウヒタキ雄の姿を目撃しました。(写真)2024年2月15日撮影観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2024.02.15
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昼過ぎから北よりの強風が吹き抜けるあいにくのお天気の中、先月24日に観察できたアカガシラサギの様子を見に出かけました。しかし、今日は姿は見つからず。それでも、葦原の縁にクイナが姿を現してくれました。体上面は褐色で、黒い斑点と下面が青灰色、腹と脇に黒と白の横縞、上嘴が黒く、下嘴は赤い成鳥冬羽でした。一枚目から三枚目の写真は今日観察した個体です。クイナは注目してみると、その年齢がわかるヒントがあります。四枚目と五枚目は都内水元公園で観察した個体です。胸の前までが褐色で、顔の青灰色部が褐色味があるので第一回冬羽とわかります。(嘴が上嘴まで赤い個体は第一回夏羽個体です)このほか、沿岸でカワセミ雌や沼の水面を移動していたハジロカイツブリも観察。カワセミは下嘴が赤色なのが多いのですが、下嘴にくわえて上嘴の一部が赤い個体も発見。よく見てみると実にいろいろです。(写真)2024年2月1日撮影
2024.02.01
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朝から北よりの強風が吹き抜ける中でしたが、19日の姿を観察できたアカガシラサギの様子が気になって現地に出かけました。沼の水面は波立ち、水鳥は葦原などに退避しており、風を避けられるエリアにカイツブリ、ハジロカイツブリが羽を休めていました。そのそばに、アカガシラサギの姿がありました。多くの時間を水面の杭に止まっていましたが、時折岸辺に近い浅瀬で採餌していました。(写真)2024年1月24日撮影観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2024.01.24
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午前中、我孫子市側の手賀沼遊歩道を散策をかねて探鳥。すると、水面の杭の上に淡褐色で斑のない背中を見せているサギを発見しました。昨年、一昨年とその羽色を観察できたアカガシラサギです。頭から胸にかけて黒褐色で縦斑、背の褐色、上嘴の先端から基部まで黒い冬羽と思われました。このほか、遊歩道脇で早くもホオジロが囀っている姿、カワセミ雌雄の求愛行動を目撃しました。(写真)2024年1月19日撮影観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2024.01.19
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手賀沼は、1973年の沈水植物に続き、1978年浮葉植物まで計28種類もの手賀沼の植物相が絶滅したことにより、水中植物に依存してきた潜水して餌をとるカモ科の鳥類と水面で餌をつまみとるカモ科の鳥類の個体数は大崩壊し2000年以降は、限られたカモの姿が観察されるだけとなり、現在に至っています。それでも、今日、沼西側の水面にはカンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、オナガガモ、カルガモ、ミサゴ、オオバン、ユリカモメ、沼東側の水面と葦原ではマガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、コブハクチョウ、クイナ、印西市との境界周辺ではコハクチョウ、コブハクチョウ、コガモ、カンムリカイツブリ、オオバン、タゲリ、ユリカモメの姿を見つけました。田んぼを耕起しているエリアではタゲリ、沼の水面では魚を捕獲するミサゴ、ユリカモメ、浅瀬では餌を探して歩き回るタシギ、普段林に姿があるエナガも沼の際の葦原に飛来し餌を探す姿がありました。これとは対照的にコブハクチョウ、オオバンが餌を求めて密集し、そこにコハクチョウ、ユリカモメが多数集まっているエリアがあります。多くの市民が近距離で接すると感染症を運んでしまうリスクが高くなってしまうと研究者から懸念が示されているエリアが存在するのが悩ましいフィールドです。(写真)2024年1月13日撮影
2024.01.13
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今日、午前中、我孫子市側の手賀沼遊歩道を探索して歩きました。柏市側と比較すると午前中は逆光となるので水鳥の観察には不向きですが、遊歩道脇の葦原との距離が近いので、いつもの年でしたらオオジュリン、カシラダカといったホオジロ類を身近に観察できるので、楽しみにスタートしました。ところが、アオジ、ツグミ、ジョウビタキは複数の姿を見かけましたが、オオジュリン、カシラダカは観察がかなわず。帰宅して亭主にそのことを伝えると、市街化率が高くなり、地表の舗装によって採食環境が喪失したり待避環境が消失したりするとオープンな環境で採食するホオジロやカシラダカにとって影響を与えることが研究者から報告が寄せられている由。カシラダカは、日中の採食地と待避場所を含む範囲が数haにわたり、採食地から夜間のねぐらまで1~3kmといった長距離の移動を行うのだそうです。これに対して、アオジは緑地が孤立した地域でも生息できるのでアオジが観察できているのだと思うと教えてもらいました。(写真)アオジ:2023年12月28日柏市、オオジュリン2018年3月12日手賀沼、カシラダカ2016年1月17日野田市で撮影(引用)佐藤伸彦・市川和男・藤井千晴・曾根恵海.2011.関東地方で越冬するホオジロ類3種(ホオジロ・カシラダカ・アオジ)の生息密度に与える土地利用の影響.自然教育園報告.第42号p67-75.
2024.01.06
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新年、所用をすませてからホームグランド手賀沼に出かけました。ただし、13時前後からは小雨が降り出し、全域を見て回るのは断念しました。それでも、沿岸の葦原にホオアカ2羽の姿を発見。1羽は胸の黒い模様、灰色の頭部に褐色味があり、耳羽の赤色がはっきりとしていた雄でした。さらに、広大な水田地帯にはタゲリの10羽前後があり、餌探しに余念がありませんでした。アップしたタゲリは上面の羽縁がバフ色で第一回冬羽と思われます。このほか、水田の中にある電柱には3羽ものノスリが圃場に視線を向けて餌の動きを凝視している姿、電線に80羽を超える亜種オオカワラヒワの姿、柏市と印西市の境界にある河川ではコブハクチョウ、オオバン、ユリカモメが水面で羽を休めていました。(写真)2024年1月2日撮影
2024.01.02
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今シーズン、手賀沼沿岸でオオハクチョウ31羽、コハクチョウ2羽が羽を休めています。例年ですと、コブハクチョウが群れで休む姿が見られますが攻撃的なオオハクチョウに追い払われたと思われ、群れは分散していました。近くの水面には、複数のカンムリカイツブリが移動する姿もありました。この後、広大な水田エリアを見て回ると、ノスリ、小鳥を捕獲したばかりのチョウゲンボウを発見。すぐさま小鳥の向きをきかえ頭部をガブッと丸かじり。それ以外はポイ捨てした模様でした。帰り道、南東方向の強風が吹き抜ける手賀沼の水面を観察したところ、沼の中央部にトモエガモの群れ、東方向からユリカモメ91羽が水面に降り立ちました。(写真)2023年12月16日撮影
2023.12.16
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手賀沼沿岸とその周辺地域では、越冬するホオアカが2005年2月以降、観察されています。いずれも姿を見かけるのは、餌となる昆虫、植物の種子が採食できる湖沼や河川と水田地帯が隣り合う環境です。2005年以前は、観察記録が見当たりませんが、冬の平均気温が変動を繰り返しながら上昇している関係で2000年代に入り、餌の昆虫類の生息が可能となったなどの要因があるのかもしれません。今朝、姿を見かけたのは2羽で、手賀沼沿岸の田んぼの水路が流れている縁の葦原でした。葦原にとまり、田んぼに移動し昆虫類を探していました。なお、いつも姿を見かける沼の縁にある小さな田んぼ周辺は、モズのメスが縄張りを主張していたのでその関係で餌場をかえた可能性があります。(写真)2023年12月14日撮影
2023.12.14
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二週間ぶりにホームグランド手賀沼を訪ねました。柏市と印西市の境界のエリアから探索をスタートしました。下手賀川の水面は、コブハクチョウの群れが羽を休めるエリアです。標識リングを装着しているコブハクチョウ2羽を含む70羽前後を観察しました。同じエリアでは、カンムリカイツブリ、オオバン成鳥、若鳥、ユリカモメの姿があり、耕起している田んぼではタゲリ、ノスリの姿を発見しました。その後、立ち寄った手賀沼東端の水面では、トモエガモ60羽が沼中央の水面で羽を休めていました。(写真)2023年12月1日撮影(トモエガモ雄の1枚は2019年12月撮影のもの)
2023.12.01
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今日11月15日から来年2月15日の期間は狩猟解禁期間となっています。かつては、狩猟解禁となると手賀沼の水面中央にはたくさんのカモが羽をやすめた光景が見られましたが、水鳥たちの餌である水生植物や動物、魚の激減によってそんな光景も見られなくなっています。柏市戸張先から柏市片山新田先、我孫子市岡発戸から高野山新田先の手賀沼とその周辺地域を探索して歩きました。柏市戸張先では、沼中央の杭にミサゴの姿がありがっしりした脚には魚を掴んでいる光景、水面にはカンムリカイツブリの姿があちこちにありました。その後、染井入新田先の水面では、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリの姿を目撃しました。さらに、その対岸の我孫子市高野山新田先の水面ではコガモ幼羽が生殖羽に換羽している個体、コガモ雌非繁殖羽、マガモ雌非繁殖羽個体、セグロカモメを観察できました。くわえて、電線にはツグミがケッケッと鳴き電線に止まっている姿、葦原ではジョウビタキ雄が目の前に登場し楽しませてくれました。(写真)2023年11月15日撮影
2023.11.15
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11月に入ったのに南寄りの強い風が吹く中、ホームグラント手賀沼を探索しました。カモの姿もだいぶ増え、マガモの群れがあちこちに見受けられるようになりました。このほか、カンムリカイツブリの姿も複数あり、冬羽、生殖羽の残っている個体も見受けました。このほか、カイツブリ若鳥、オナガガモ成鳥雌雄、雄幼羽、ハシビロガモエクリプス、ユリカモメがカンムリカイツブリと連れ立って水面を移動する光景や葦原ではチュウヒが飛翔する姿を目撃しました。(写真)2023年11月06日撮影(オナガガモ雄幼羽:最外三列風切が黒いのが特徴です。成鳥雌は灰褐色です)
2023.11.06
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そろそろ水鳥が増加する時期なのでホームグランド手賀沼沿岸に出かけました。印西市と柏市の境界エリアのコブハクチョウが多数集まっているエリアからスタートし、沼東端の水面と隣接する水田地帯を探索しました。水田地帯では、耕起がつい最近行われた模様で土の中から出てくる昆虫類を採餌するノビタキ、ハクセキレイの姿を目撃、沼の水面ではカイツブリ、カンムリカイツブリ、マガモ、カルガモ、コガモの姿を見つけました。これからカモをはじめとする水禽がだんだん増えていくものと思います。なお、ノビタキは喉が黒く、下面がオレンジ褐色の雄成鳥冬羽でした。(写真)2023年10月23日撮影
2023.10.23
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青空が広がり、手賀沼の様子を見に出かけました。沼の水面には、カイツブリ若鳥、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ユリカモメが羽を休めていました。このほか、柏よりの水面の工作物にミサゴ、印西市との境界の電柱にはチョウゲンボウが縄張り争いをしている光景、田んぼのあちこちにモズが高鳴きをし、遊歩道近くの浅瀬ではダイサギ、コサギが餌を物色してする姿を見つけました。また、アワダチソウのーが群生しているエリアではキタテハの群れが甘い蜜を吸っている姿を観察したり、楽しい時間を過ごしました。(写真)2023年10月12日撮影
2023.10.12
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湿度が低く、秋らしくなってきました。先週、ホームグランド手賀沼で出会ったノビタキの姿を再び観察しに出かけました。先週姿のあった熱帯アメリカ原産のヒレタゴボウ周辺ではなく、1年草南米産ホソアオゲイトウ(たとえば1枚目のは写真の背景に写っている褐色がかった)がはえているエリアにありました。しかも、新しい発見だったのがアワダチソウなどの草のてっぺんに止まる時間よりも小さな畑で餌探しをしている時間が長かったこと。あわせて、その足が意外に長いことにもびっくり。ノビタキにくわえて、北柏方面の水面の杭にミサゴ、コガモの10数羽の群れ、サギ類の姿がありました。これからカモの仲間の姿がふえていくので楽しみです。(写真)2023年10月2日撮影
2023.10.02
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外気温も下がりノビタキの獲物の昆虫の動きも活発になり、ノビタキとの再会を期待してホームグランド手賀沼沿岸を訪ねました。その姿は、水田と水路の混在するエリアにあり、草丈の高い場所に止まっては地面を移動する昆虫類を捕食するために地面にに何度も降り立っていました。最近は、花弁4枚の黄色の花を咲かす熱帯アメリカ原産のヒレタゴボウ(別名アメリカミズキンバイ)が段々ふえてきてノビタキを撮影するとそのバックに黄色の花が存在するようになっています。ノビタキの動きをじっと観察していたら、同じフィールドにトビの若鳥、アオサギ成鳥の姿があり、こちらも田んぼに生息している昆虫類を捕食しようと待機していました。(写真)2023年9月25日撮影
2023.09.25
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9月半ばすぎというのに連日酷暑が続いていますが、手賀沼にオシドリが飛来しました。手賀沼の東端からスタートし、稲刈が終了したエリアにノビタキの姿から探索しました。しかし、まだその姿を見つけることはかないませんでした。沼の比較的水深の浅い場所でダイサギ、アオサギ、岸辺の葦原近くでコサギが小魚を物色している姿を観察している際、遠目に小型のカモ3羽を発見しました。嘴は汚れた印象のある赤みのある色、胸は白っぽく、アイリングは白くその線が後頭に伸びていたなどの特徴から雄幼羽と思われました。このほか、沿岸でもモズの高鳴きを初認、褐色味の強いホオジロ雄、嘴が淡色のスズメ若鳥などの姿を見つけました。(写真)2023年9月18日撮影
2023.09.18
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ホームグランド手賀沼沿岸の台風影響がどうかと現地に出かけました。印西市と柏市の境界に広がる水田の一部が冠水しており、サギの仲間の姿があるのみでした。このほか、例年ですと、ノビタキが飛来する水田エリアでは大雨で稲刈りができなかったことで刈り取りがようやくスタートしたところが多く、ノビタキの姿はお預けとなりました。アップした写真は、水田の冠水の様子、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、コブハクチヨウです。(写真)2023年9月10日撮影
2023.09.10
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鳥友と一緒に手賀沼とその沿岸を見て歩きました。その折、手賀沼にはゴイサギの餌であるウグイ、オイカワなどの魚は姿を消したと聞いているが、日中に水面の杭に止まっているのはどうしてかと質問をもらいました。大坪(2005)が述べているように、吐き戻された餌のうち、個体数の多い魚類に着目すると夜間に比べて昼間の方が、水田よりも河川で採餌している個体が多いと述べています。これは、水田に生息しているドジョウは夜間に活動が活発となるが、河川や湖沼に生息する魚類は昼行性であり手賀沼の水面で休むゴイサギもこうしたことで杭に止まり、魚の動きを察知しているのではないかとやりとりをしました。沼でゴイサギが採餌していたか、何を捕獲していたかと丁寧に記録していく必要があります。ゴイサギのほか、アオサギ、ダイサギ、コサギも沼の浅瀬で歩き餌を物色していました。魚はもちろんですが、昆虫、エビなとも採餌しますのでその行動に注目してみたいものです。アップした写真は、サギのほか、水面を移動していたコブハクチョウです。なお、例年この時期に飛来するクロハラアジサシはまだ姿を確認するには至りませんでした。(写真)2023年8月30日撮影(引用)大坪瑞樹.2005.ゴイサギの採餌生態にみる鳥類の採餌環境の使い分け.地域環境計画広報誌.第25号.p2-5.
2023.08.30
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ホームグランド手賀沼沿岸を探索しました。今日のお目立ては、先月29日以降、姿を見かけている亜種アカハラツバメ(Hirundo rustica saturata)の沿岸での個体数の把握です。29日に観察した谷津田の一角に1羽の姿があり、亜種ツバメ(Hirundo rusutica gutturalis)が群れで電線に止まっているのに一羽だけ離れて止まっていました。胸から腹にかけて薄茶でした。一昨年2021年8月22日に観察した個体が胸から腹が赤茶だったのに比べると色が薄い個体でした。この谷津田では、今シーズン子育てをしたカワセミが鳴きながら登場。その後立ち寄った谷津田で、びっくりする光景を目にしました。電線にツバメ32羽が止まっている姿を見ていたら、その下の道路に12羽のツバメが横たわっているのを発見。完全にお腹を見せてひっくり返っている個体もいて暑さで集団熱中症かと思ったら、起き上がり12羽とも飛翔し電線に戻っていきました。(写真)2023年8月8日撮影(1枚は2021年8月22日観察の亜種アカハラツバメ)
2023.08.08
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一昨日ホームグランド手賀沼と沿岸地区を探索し、コムクドリ17羽に出会いました。時間帯をかえて見てみようと同じポイントに出向きました。到着直後はツバメ30羽程度が電線に止まっているのみでしたがコムクドリ若鳥が登場。嘴は黒く基部の肉色、胸に縦斑があるのがよくわかりました。圧巻は、翼付け根の肉厚なこと。ムクドリのそれと比べても別物の迫力でした。(写真)2023年7月31日撮影
2023.07.31
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ホームグランド手賀沼と沿岸地区を探索しました。複数箇所の谷津田を中心に探索すると、サシバが上空を旋回する姿や三年連続でアカハラツバメ(Hirundo rustica saturata)の姿、電線に17羽のコムクドリが飛来する姿を目撃しました。コムクドリは、若鳥主体で成鳥雄、雌数羽で構成されていました。頭部が淡いクリーム色で耳羽後方に茶色の斑がある成鳥雄、頭部がクリーム色で背と肩羽、腰が灰褐色の雌、嘴が黒く基部が肉色で胸に縦斑のある若鳥をしっかり観察できました。若鳥は後ろを振り返ったときの感じがツバメチドリ似のスタイルでした。(写真)2023年7月29日撮影(コムクドリとアカハラツバメ、ムクドリをアップします。コムクドリとムクドリの嘴を対比して御覧ください)
2023.07.29
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今年一番の暑さとなり昼前に35℃を超える気温となっています。そろそろ手賀沼沿岸のサシバの若鳥が親鳥に連れられて登場する頃なので谷津田、水田沿いを探索。春先にペアが渡来した頃に耳にするキミィー、キミィーの鳴き声がしたと思ったら親鳥とともに若鳥が出現しました。若鳥は、眉斑がはっきりし体下面は縦斑で太く、虹彩は暗色でした。(オオタカ若鳥は虹彩は黄色で下面は縦斑)まだ動きがぎちなく、電線に止まってもなかなかバランスがとれず四苦八苦。秋の渡りまでの間、親鳥と一緒に行動し、飛行術、餌の捕獲など習うことばかりです。サシバと出会った後、平年でしたら、ヨシゴイ、セッカ、オオヨシキリの姿と鳴き声を聞くエリアに移動。しかし、オオヨシキリが数個体のみで、ヨシゴイ、セッカは観察できずでした。6月はじめの大雨影響による繁殖へのダメージは相当だったようです。それでも、水面をコブハクチョウが移動し、葦原でアオサギが休息をとる姿や荒地でヒナを孵したコチドリが擬傷行動をはじめたので退避したら、親鳥がこちらの様子を確認しに接近してきました。急いで、移動し帰路につきました。(写真)2023年7月7日撮影(オオタカ若鳥は2007年4月柏市内で撮影)
2023.07.07
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雨のやみ間にホームグランド手賀沼沿岸を訪ねました。今月2日の大雨の影響による沼と周辺の河川の水位はたいぶ下がっていました。谷津田で営巣・子育てをしているサシバの様子を見に立ち寄ると、草むらの中ですり足で餌を探すサシバ雄を発見。私の存在は眼中にないようで急ぎ足で前進したと思ったら今度はすり足でそーと接近したりを繰り返していました。電柱にとまり、水田を凝視し餌を見つけると急降下して捕獲のイメージが強いのですが、小動物を捕獲するために地面に降り立つ行動をするのだと再認識。このほか、沿岸の谷津田上空をホトトギスが何度も鳴きながら移動していく光景やチュウサギが水田の中で餌を探すもの、見事な羽づくろいをする姿、なわばりを主張しているホオジロの見事な囀り、ツバメの若鳥が集まっている桟橋での光景など見どころ満載でした。なお、ササゴイは巣が大雨の影響で水没した模様で、姿を見かけませんでした。(写真)2023年6月15日撮影
2023.06.15
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ホームグランド手賀沼沿岸のホトトギスを観察しに出かけました。複数の谷津田を探索すると、それぞれホトトギスが鳴きながら移動しているのが目撃できました。また、複数のサシバとも出会えました。ジュニアが誕生しすくすくと成長している模様で、雌雄ペアの両方で餌を捕獲に行き来していました。カエルを持って巣に帰還したかと思うとその次は蛇を足にぶら下げて巣に運搬していました。そのほか、谷津田の田んぼにはカルガモ、ダイサギの姿、河川ではマガモとヨシゴイの姿も発見しました。(写真)2023年6月1日撮影
2023.06.01
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鳥友から昨日リポートした手賀沼沿岸の観察記を見てぜひムナグロ、チュウシャクシギを見てみたいと要望があり、昨日に引き続き広大な水田地帯に出かけました。日中は真夏並みの30℃をこえる気温となり、空振りだったらどうしよと内心ひやひやしながら田んぼを探索しました。でも、心配も杞憂におわり、昨日とは別の水田でムナグロが座り込んでいる姿、チュウシャクシギが10羽程度の群れで水田で採餌している光景、畔で羽をやすめている姿を目撃。(チュウシャクシギ)一枚目の写真はチュウシャクシギ夏羽で、喉から脇に褐色斑があり下腹は無斑です。二枚目の写真はチュウシャクシギの第一回夏羽と思われる個体です。雨覆・三列風切の摩耗が一枚目の個体より激しく、摩耗した幼羽が残っているものと思われました。三枚目、四枚目の写真の個体は夏羽と思われました。(ムナグロ)ムナグロは到着直後は畔にすべての個体が腹ばいになって休んでいました。(その他)・沿岸でコブハクチョウの親子を目撃。ヒナ5羽が母親と思われる個体の傍で羽を休めていました。・帰りがけに立ち寄った谷津田では、日中にもかからずフクロウの鳴き声を聞くことができました。・谷津田では、巣の補強のため、田んぼの土を収集するツバメがひっきりなしに飛来していました。(写真)2023年5月17日撮影(フクロウは過去撮影したもの)
2023.05.17
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ようやく朝から青空が広がり、手賀沼沿岸に飛来しているサシバ、田んぼで採餌しているシギ・チドリの姿を見に出かけました。サシバは、4月上旬に飛来した後、下旬頃に産卵に入ったものと思われます。抱卵は雌がメインで行っているので林縁で見かけるのはほとんどが雄となります。餌を上空からじっと探し捕獲した後に直接巣に運んだり、巣の近くの枝で行ったりする光景が目撃されます。くわえて、巣周辺の防衛にもぬかりなく、カラスが接近するとすぐさま追い払う行動に入っています。シギ・チドリは、田植えが終わったばかりの水位が浅いエリアにチュウシャクシギ、ムナグロが餌探しに余念がないところを観察しました。このほか、葦原のあちこちでオオヨシキリがテリトリーを主張している中、モズが電線にとまり巣の見張りをする光景を目撃。(写真)2023年5月16日撮影
2023.05.16
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5月に入って初めて手賀沼沿岸を探索して歩きました。田植えはほぼ終了していますが、先週からの思わぬ低温があり深水管理となっているためシギ・チドリが羽をやすめるには水深が深すぎて限られた畔にムナグロが休んでいる光景を目撃したのみでした。ただし、夕方になるとキアシシギ、チュウシャクシギなどが塒としている田んぼに集合すると思われますので時間帯によってもっと個体数が見られるものと思います。ムナグロのほかは、畑地で毎年繁殖をしているコチドリ複数が鳴き声をあげて移動する姿を目撃ました。このほか、沿岸でコブハクチョウのヒナが誕生し、親鳥にぴったりくっついて休んでいる姿、サシバ雄が巣で抱卵している雌への獲物を狙って谷津田上空を飛翔すめ姿を見つけました。(写真)2023年5月9日撮影(サシバのみ観察同地で4月撮影のもの)
2023.05.09
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2月に観察して以来、姿を観察できていないアカガシラサギの様子を見に出かけました。その姿はあっという間に夏羽に変化していました。冬羽が頭部、上面に少し残っているものの、額から顔、後頸は小豆色となり、冠羽はまだないものの、たくましく生き抜いてきたものだと拍手。今日撮影した画像にくわえて、前回2月に観察したと時の姿、2022年3月に観察・記録した画像、2021年5月に茨城県土浦市で観察した夏羽の写真もアップします。(写真)2023年4月19日撮影
2023.04.19
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南南西の風が強いので風が避けられるホームグランド手賀沼沿岸を探索しました。複数の谷津田で到着したばかりのサシバが雌をめぐり複数の雄が争奪戦を展開しており、時間を忘れて観察に没頭。上空ではサシバが飛翔しているのにその真下ではモズ成鳥雄がカエルの肉と思われる獲物を若鳥に与えている光景がありました。モズの産卵期は3月から5月、抱卵は14日前後と言われていますから3月終わりに産卵したものが誕生したものと思われます。近くにはホオジロの雄が複数見られ、テリトリー確保で囀りを競っていました。このほか、小さな公園の池にダイサギのペアの姿がありました。眼先が緑青色で、脛が肌色に見えました。(写真)2023年4月14日撮影
2023.04.14
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初夏から夏にかけていわゆるサギの仲間では、目と嘴の間の皮膚などが種ごとに平時とは異なった一時的に現れるのがいわゆる婚姻色です。鳥友から婚姻色のサギが見られますかと問い合わせがあったので、手賀沼沿岸に出かけました。我孫子市鳥の博物館前の遊歩道を八幡神社前までを探索。浅瀬で餌を物色していたコサギの婚姻色の個体をまず発見しました。分かりずらさがあると思いますが、虹彩は淡黄色、目先がピンクがかっています。参考として2022年4月8日手賀沼沿岸で観察したコサギの婚姻色の個体と比較するとピンク色部分の面積に差があります。一気に色が変化するのでなく徐々に変化していくものと思います。つぎに遭遇したのは、ダイサギ。嘴が橙黄色で目先が少し青みがかって、目先が黄色。まだ、婚姻色に変化していませんでした。参考として2021年5月2日に柏市で撮影した個体の写真をアップします。最後にアップしたのは今日は出会えずチュウサギ。五枚目の写真は2017年6月12日に柏市で撮影した個体です。目先は緑がかった黄色ですが、虹彩は黄色なのでまだ婚姻色ではありません。婚姻色は虹彩が赤褐色です。六枚目は2019年9月14日に柏市で撮影した幼鳥と思われる個体です。飾り羽はなく、嘴の先端が少し黒ずむ程度でした。(成鳥冬羽の嘴の先端は黒い)なかなか、思うよう婚姻色のサギを観察できませんでしたが、遊歩道脇でヒクイナが鳴く声を堪能したり、楽しい時間を過ごしました。
2023.04.11
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先月29日に今シーズンはじめて手賀沼沿岸でサシバを観察しました。その後の様子はどうかと思い、複数の谷津田を探索して歩きました。複数箇所でサシバりの姿を発見。1つ目の谷津田では道路沿いの電柱にその姿、2つ目の谷津田ではサシバの姿が3羽あり、1羽の雌をめぐり熾烈な争奪戦が展開されていました。ペア成立の2羽は上空で鳴き交わし、急上昇、急降下を何度も繰り返すディスプーフライトを披露。この谷津田では山の藤が咲き始めており、平年よりニ週間以上早い開花です。帰りがけに立ち寄った手賀沼では、コガモ雌生殖羽の嘴基部の側面の黄色の個体と嘴がほとんど黒色で黄色味が少し手出てきた雌非生殖羽の姿も発見。また、この上空ではトビ2羽がよく鳴きながら、急上昇、急降下したりディスプーフライトを披露していました。(写真)2023年4月9日撮影
2023.04.09
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昨日の冷たい雨から一転して朝から青空が広がり、サシバと水鳥を探しに手賀沼沿岸を探索して歩きました。沿岸の一角でサシバが登場しないかと待機していたら上空を2羽のサシバが私共の方をめがけて飛翔してくるのがわかりました。上空を何度も旋回したとおもったら、一羽は昨年営巣したポイントに降り立ち、もう一羽は電柱の上に飛来。その後、複数回、田んぼ、道路の上にいる小動物を狙って狩りを披露してくれました。昨年は3月20日に出会えましたので、一週遅い初認でした。なお、サシバは頭が灰色がかっていること、眉斑が目立たないので成鳥雄でした。このほか、手賀川の水面にはカンムリカイツブリ、コガモ、オオバンとコブハクチョウの群れ、田んぼでは縄張りを巡回するキジの雄を観察しました。(写真)2023年3月29日撮影
2023.03.29
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桜がほぼ満開となっている我孫子市側の手賀沼遊歩道を探索しました。この時期はカモがほとんど渡去していますが、コガモの姿や葦原でヒクイナやクイナと出会えます。越冬している複数のポイントを訪ねると、その一箇所で尾羽を跳ね上げながら姿を現したヒクイナ、尾羽を上下に動かしながら登場したクイナが登場してくれました。その他のポイントではヒクイナのコッコッコッという声が段々スピートアップしていく鳴き声を出していました。このほか、縄張りを点検して歩くキジの雄、嘴基部に白い小さな斑があるコガモ雌、遊歩道沿いの雑草をついばんでいたコブハクチョウ、浅瀬で餌を物色していたダイサギ、コサギ、頭部が白くなり足の付根に白斑が出ているカワウの婚姻色、遊歩道脇に登場したジョウビタキ、釣り堀の一角に出現したカワセミと出会い楽しい時間を過ごしました。ジョウビタキ、登場時には上面にオレンジ色が見えて別種かと思いましたが、体の橙色がたまたま見えた個体でした。(写真)2023年3月27日撮影
2023.03.27
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ホームグランド手賀沼とその沿岸を探索しました。沼の東端の水面で角刈り頭と角刈りでないカンムリカイツブリを目撃。角刈り頭に慣れていると新鮮な出会いでした。このほか、遊歩道脇の雑草をついばむコブハクチョウ、コガモ雄成鳥と雄幼羽が生殖羽に換羽中の個体、ヨシガモ雄、巣作りの準備に入っているカイツブリ、水面の杭に止まっているミサゴ、セグロカモメ、葦原エリアでホオジロの雌雄、縄張りを巡回していたモズ、葦原で餌を物色していたオオジュリン、遊歩道脇で餌探しに余念がないツグミの雌雄と冬の小鳥たちを見かけることができました。(写真)2023年3月14日撮影
2023.03.14
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ホームグランド手賀沼とその沿岸にある水田地帯を探索しました。冷たい北寄りの風が吹き、柏市側の遊歩道近くの手賀沼水面ではには鳥影は少なく、マガモ、カンムリカイブリ、カワウ、ミサゴ、セグロカモメの姿をみかけたのみでした。そのため、印西市との境界まで移動し、下手賀川に集結しているオオバン、コブハクチョウ、水田エリアでタゲリ、ノスリ、チョウゲンボウを観察しました。アップした写真は、水田で採餌に余念のないタゲリ、その近くの電柱に止まっていたノスリ若鳥、下手賀川に集まっていたオオバン、コブハクチョウ、オナガガモ、手賀沼の葦原、遊歩道近くに姿があったツグミ、ホオジロ、オオジュリンです。このうち、ホオジロは頬を膨らませて変顔をしていたのを目撃。誰に強そうに見せていたのかは不明です。いつも見ている顔との違いがおもしろいと思いました。(写真)2023年3月5日撮影
2023.03.05
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今月はじめに観察したアカガシラサギのその後の様子を見に出かけました。姿は、遊歩道を探索しその一角にありました。観察個体は、喉から胸の縦斑の模様が昨年の同時期と比べると模様太く変化しているような印象があります。(写真)1枚目から4枚目:2023年2月28日撮影5枚目から7枚目:本日の観察個体と比較するために昨冬の撮影画像をアップ。2022年2月7日、同年2月26日、同年3月15日撮影
2023.02.28
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風速4メートル強の北西の風が抜きぬける中、ホームグランド手賀沼沿岸のうち我孫子市側の遊歩道を探索しました。今月はじめに姿を観察したアカガシラサギの姿は確認できなかったものの、カワセミが風をさけて休み、オオジュリンが葦の中にいる虫を採食している光景、葦原の中で餌を探して移動するヒクイナ、クイナ、バン、オオバンの姿を見かけました。渡辺・平野(2009)が述べているように、ヒクイナは昆虫類や節足動物、甲殻類、カエル類、小魚、貝類などの動物質や草の実や根などの植物質を主に地上で採食したり、浅瀬にきた小魚を捕らえるとされています。姿を見かけたポイントはこういった餌が捕獲できる環境がわずかに残されているものと思われます。(引用)渡辺美郎・平野敏明.2009.ヒクイナ.食性と採食行動.Bird Research News Vol.6 No.11.p4-5.(写真)ヒクイナ:2022年2月21日、2022年2月3日手賀沼で撮影クイナ:2023年1月7日手賀沼、オオバン、バン:2023年2月21日撮影
2023.02.21
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鳥友からぜひアカガシラサギを見てみたいと連絡をもらったので現地に出向きました。手賀沼遊歩道を探索しその一角にその姿を発見。昨年と比べると嘴から目先が黄色に変化していること、上面の色が濃く変化してきています。このほか、遊歩道脇の葦原にヒクイナの姿を発見しました。顔から喉にかけて赤色で、黒くてがっしりした嘴を観察。このほか、白い淡色帯、脇との境にある水平な白い線が見えたコガモ雄、水面を移動していたミコアイサ第一回冬羽、頭の斑が目立つセグロカモメ冬鳥、沿岸の住宅のテレビアンテナに止まっていたノスリ、葦原で餌探しに余念がないオオジュリン、小魚を何度も捕獲していたカワセミと短時間にもかかわらず、楽しい時間でした。(写真)2023年2月3日撮影観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2023.02.03
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1月はじめに姿を見かけて以来、出会えていないアカガシラサギの行方を訪ねて現地に出かけてみました。その姿は、前回、2022年冬シーズンと同様のエリアにありました。近くにダイサギ、タシギ、ヒクイナ、クイナ、カワセミの姿があり、餌探しに余念がなく、私の存在など気にもかけていない感じでした。頭から胸にかけて黒褐色縦斑、背の褐色、上嘴の先端から基部まで黒いといった外観をじっくり観察することができました。なお、年齢については、桐原(2000)が上嘴は先端から基部まで黒い、叶内(2011)が幼鳥や若鳥は上嘴が黒っぽいと図鑑によって異なる解説が記されています。しかし、過去観察記録とともに写真で報告されているものを見ると、先端が上・下とも黒く、他はほぼ黄色の個体と上嘴が全体に暗色のタイプで先端がより黒色に見えるものもあります。前者の個体は冬羽ですが、上嘴の黒い個体も冬羽を含んでおり(夏羽から冬羽の途中の個体)嘴だけでは年齢の識別は無理と考えています。(引用文献)桐原政志.2000.日本の鳥550.水辺の鳥.p79.文一総合出版.叶内拓哉.2011.日本の野鳥.p189.山と渓谷社.(写真)2023年1月31日撮影なお、観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2023.01.31
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久しぶりに青空が広がり、風もないのでホームグランド手賀沼沿岸の猛禽類を探索しに出かけました。広大な水田地帯ではコチョウゲンボウ、ノスリ、チョウゲンボウ、トビの姿があり、それぞれが餌を採食している光景を見かけました。このほか、コブハクチョウが多数集まっているエリアにコハクチョウ2羽、手賀沼で標識を装着された2羽のコブハクチョウの姿を見かけました。葦原ではオオジュリンがチュィーンと鳴き声を披露したり、ふっくりしたツグミが休んでいたり、モズが遊歩道近くの木に飛来したり、縄張りの中を何度も移動するカワセミの姿がありました。なお、年明けまで滞在していたアカガシラサギの姿は確認できずでした。(写真)2023年1月20日
2023.01.20
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手賀沼全域の調査のため、柏市側からスタートし印西市との境界、我孫子市側の沿岸を探索しました。あいかわらず、手賀沼本体の水面の水鳥は少なく、カンムリカイツブリ、ミコアイサ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモの限られた小さな群れが休んでいるのみでした。しかし、印西市との境界エリアではオオバンの群れ、コブハクチョウ、コハクチョウで水面が大賑わい。また、我孫子市側を中心にツグミとオオジュリンの姿、鳴き声がようやく増えてきました。5日に観察したアカガシラサギの姿を探しましたが、今日は観察がなわわずでした。それでも、複数のカワセミのペアの姿を見かけました。それぞれ縄張りを確保し、その中で獲物を捕獲する姿をよく見かけました。(写真)2023年1月13日撮影
2023.01.13
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朝から西北から北西の風が強く吹き抜ける日となりました。風を避けて探索できる北側の手賀沼遊歩道を探索しました。鳥たちの姿も葦原のかげ、入江などあり、比較的近い距離で観察できました。ただし、お日様と向かい合うポイントがほとんどだったのでなかなか思うように記録ができず仕舞いでした。水生植物などの餌が採食できる環境にバン成鳥、遊歩道脇の水面にカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワセミ、ミコアイサ雄、沼の水面に係留されている船の上にセグロカモメが休んでいる光景を目撃できました。昼なので帰路につくうと思った時、上空から沼の浅瀬に上空からアカガシラサギが降り立ちました。昨シーズンに続き再会。強風をさけて休んでいたスポットから餌を捕食しに渡来したものと思います。なお、観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。(写真)2023年1月5日
2023.01.05
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