僕の親が使っていたもので、多分60年以上前のものでしょう。おそらく伊勢佐木町の菊秀のものと思われるステンレスではなく鋼の包丁です。ずいぶん昔に握り部分が腐食してしまったため工具として余生を送っていたものです。それを復活させてみようと・・・。要は握りを附ければいいわけですから。
御覧のように握りに入っていた部分の腐食が激しいので赤錆は落としました。握りは、多分ランディングネットを作った時の端材で栃だと思います。そこに鋸で包丁が入るスリットを切ります。
使った鋸の切り幅と刃の厚さがほぼ同じだったのでハンマーで打ち込みました。ただしこの時にエポキシ接着剤を塗布し、水がしみこみにくくします。
隙間にエポキシを塗り硬化を待ちます。
ドリルで穴をあけ、真鍮のビスを止め金具にしました。中にエポキシ接着剤を充填し黒檀で作ったダボで蓋をします。
硬化後、握り部分を削り、扱いやすいように整形します。
接合部はこんな感じです。
♯240>360の紙やすりで削って仕上げた後、クルミ油をコーティングしました。浸透性がいいので表面を保護してくれるはずです。あと2回ほどクルミ油処理をしたら、刃を砥ぎ完成です。決して高級品ではありませんが、昔の刃物って切れ味がいいですね。ただ、錆には注意ですが。
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