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NHK会長や経営委員たちのバカさかげんが怒涛のように追跡報道されている。 「マスコミは正しい報道姿勢に 戻った」という見方も、「マスコミは本来反日だから」という見方も、当てはまらない。マスコミは一つも変わっていない。 その証拠に、TPPでは本来条件交渉などではなく、日本の重要な産業は守り切ると言い切っていた政府の立場が腰くだけになっていることを正面から批判しないし、自衛隊誘致を巡る石垣島市長選挙で10億円という島民にとっては巨大な「利益誘導」を自民党幹事長が堂々と行っているごとに、何処も疑問を挟まない。春闘情勢も、年末ボーナスが上がったことは報じても全体賃金が下がったことは分析しない。 マスコミは、(1)日米安保体制を守ること(2)構造改革を成功させて新自由主義を推し進めること。この二つを忠実に護ろうとしているだけなのである。NHK人事は、このままでは日米安保体制にヒビを入れる。だから、俄然張り切っているだけなのである。 だからといって、報道自体が間違っているわけではない。この数日で、新たに分かったことは二つ。 籾井会長が就任直後に、理事10人全員に日付を空欄にした辞表を提出させていた。 理事全員の辞表を預かることはNHKの編集権を一手に握ることにほかならない。これではNHK職員は安心して番組をつくることができない。籾井会長の会社ではこんなことは「よくあること」なのかもしれないが、それが自分の会社でよくあることになれば、いつ自分に降りかかるかわからない。ゾッとするブラック企業と言わざるを得ない。 長谷川三千子経営委員がNHKの受信料の支払いを拒否していた(2.27毎日新聞)。 NHKの報道内容が気に食わないと言って明言した上での受信料支払い拒否だ。「クローズアップ現代」の「国歌国旗・卒業式で何が起きているか」という番組が「本当に酷うございました」と公言して拒否したという。 これを不問に付すならば、世のNHK契約者はこぞって現在のNHK方針に異があるので、払わないと言って通ることになるだろう。問題にして辞任させても、NHK全体の問題として、そもそも契約拒否するべき問題である(私はそもそも契約していないから、関係ないけど)。 もうそろそろ限界だろう。会長と経営委員はこぞって辞任するべきだし、任命した某首相は「謝る」べきだろう。
2014年02月27日
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都知事選は全く残念でした。けれども、一年前の衆議院選挙とのダブル選挙の惨敗よりも得票率、得票ともに前進して、私は希望を持ちました。「マキゾエになりたくない舛添」は長く持ちそうにはないし、あと数年準備をすれば今度こそ勝てそうな気がします。 むしろ脅威なのは、60万票も取った田母神です。若者中心に取ったらしい。それはいったいどういう「動き」なのか。少し考えてみました。 想田和弘さんのFacebookにコメントとして載っていたある若者の意見を見てみます。 失礼します 20歳代の田母神支持者ですが、少々言いたい事を言わせてください 確かに私は右翼・左翼で言えば右翼です、しかし東京の災害対策・外国人参政権問題・電力問題が田母神さんの考えと一致し田母神さんにに投票しました。(特に外国人参政権反対は田母神さんしかいません) これはいけないことなのでしょうか? いや、私(たち)は政策や行動は批判するけど、人物を否定したりはしません。この純真な若者は想田さんが右翼の台頭を危険視しているのを、自分たちが「否定された」と思ったらしい。 ところで、彼が言っている田母神の政策、具体的にはどんなことを言っているんだろ。ホームページを見てみました。短いです。 田母神としおの公約 田母神としおは、東京を守る!東京を育てる!東京を創る!強く、たくましく、優しい「心のふるさと東京を!」 必ず起こると言われる首都直下の巨大地震Xデーに備え、都民のいのちと財産を守ります。田母神としおは、航空幕僚長として約五万人の航空自衛隊トップを務めました。その危機管理能力と指導力、組織力、行政能力は抜群の評価を得ていました。どの候補よりも都民の生命と財産を守るノウハウを熟知し、それを実行する能力と決断力を持っています。 これからの三十年間に七割以上の確率で起こると指摘されている首都直下大地震の防災、減災措置は今すぐ実行されなければなりません。その被害は112兆円、死者は二万三千人以上とも指摘されています。食料や水、エネルギー、そして情報伝達が停止することは、東京都民の生命、財産ばかりか生活すべてが失われ、立ち直れない壊滅状態が長く続くことになります。特に、東京という日本の「中枢部」が地震の直撃を受けることになるため、被害の最小化、さらにはその後の早期の復旧、復興には国家の存亡がかかっているといっても過言ではありません。自衛隊、警察、消防等を総合的に自在に活用、指導し、首都の壊滅を防ぎ、守り、救うことの出来る人間は田母神としおだけです。さらに、適切な事前防災に資金、資源を投じることで、地震の被害総額、死者数を数分の一に減らすことができます。とはいえ、そのためには東京都知事という都のトップが「非常事態」を意識し、それに対する備えを意識していなければなりません。 田母神は、「東京強靭化プロジェクト」を起ち上げ、建物耐震化条例をさらに強化し、東京の全ての学校や公共施設の耐震・免震力の強化を目指します。そして、津波・高潮対策をさらに強化して、防潮シェルター等様々な手段で東京湾からの災害に備えます。水や食料、電気、情報等のライフラインを確実に守り、安全な帰宅ルートを確保する等の「東京強靭化プロジェクト」を政府と共に協力しながら断行します。 東京オリンピックに備え、警察、消防、自衛隊、そして民間が一体となった危機管理体制を確立し、政府と協力して、テロ対策にも万全を期します。東京オリンピック時に来日される外国のお客様への最大の「おもてなし」は、「安全で強靭な日本」へのご招待なのです。 また、暮らしの安心を支えてきた「交番」機能を増強し、地域共同体(町内会や子供会、PTA等)の復活再生を図り、民間での相互扶助体制作りを目指します。 東京都の予算規模は十兆円を超え、これはスウェーデンインドネシアに匹敵する規模なのです。東京には「都民が安心して暮らせる東京」を実現するポテンシャルがありますが、トップが確固たるビジョンを持ち、適切な予算執行をする必要があるのは言うまでもありません。 東京MXTVで、北朝鮮に拉致された日本人救出を訴える東京都スポンサーの「拉致問題アワー」番組製作をします。 すべての子供は社会の宝です。心と心が通い合う教育支援・子育て中の保護者に対する多様な子育て支援策をいっそう推進、強化し、東京に生まれ育つ子供とその家族を全力で守り、支援します。 日本人は世界で最も勤勉で正直、誠実、道徳心のある国民です。世界に誇れるこういう美徳を持った知力・体力・人間力を持つ、強く、たくましく、心優しい子供たちと教師を育て、全ての東京都民が、「ふるさと」東京と日本に、誇りを持てる教育政策を実行します。 これまでの日本にない「まったく新しい大学」を実現します。世界の一流大学の世界最高の知性を集め、インターネット上で、世界の学生が世界最高の講義を受けられるインターネット国際大学を首都大学東京に増設します。 東京オリンピック・パラリンピックの準備の為、日本政府と協力、連動しながら、東京を世界一、安心安全で清潔な美しい都市に育てていきます。電柱電線の地中化はその一例です。ビル屋上等の緑化運動等のエコ化政策も推進します。 安倍政権との相互協力を実現し、東京オリンピックに向け、東京都をアジアで最も豊かで活気ある産業経済都市に育て、創り上げていきます。特に中小零細企業の活動を独自の施策で支援します。金融、情報、雇用、物流のアジアセンター創りを目指します。 四月に実施予定の消費税増税に備え、政府と協力連動しながら、東京の景気維持と雇用確保を実現し、若者や中高年の「人生再チャレンジ」を支援していきます。 高齢の人々でも、働く意欲と体力を持った都民には、様々な形での社会参加、社会奉仕型の「仕事」の提供を推進します。 一国に匹敵する東京都の行財政基盤を各地方自治体と連携しながら、高齢化社会を迎え、お年寄りが孤独に陥ることなく、安心して生きられる東京を目指します。各区各市町村の状況に適合する都営老人ホームの充実と拡大を目指します。 広い土地が活用できる多摩地区や島しょ地域に、「老人収容所」ではない、高齢者が安心安楽に楽しく余生を送り、暮らせる、新たな「太陽の街」創りを目指します。 高齢化が進む東京都民のために、更に救急医療のネットワークを強化します。24時間365日の安心を築くとともに、地域共同体における相互扶助体制構築も目指します。 また、高齢化した家庭と各区各市町村との相互情報網を確立し、孤独死等が起きない老人や障害者に優しい安心安全の東京を目指します。 東京オリンピック・パラリンピック開催準備と連動して、東京を世界一のスポーツ・文化都市にしていきます。日本政府と緊密に協力し合いながら、スポーツの振興、民間レベルの健康スポーツ運動の奨励を実行し、また日本の伝統芸能や学術文化を出来る限り応援します。 東京を千客万来の観光都市に創り上げていきます。一例を挙げれば、オリンピックまでに、「大江戸博物公園」を創設し、江戸の町並みや暮らしを再現し、内外から再評価、高評価され始めた江戸時代の文化や暮らしを実物大の姿で再現します。 米軍横田基地の日米共同使用を実現し、災害時や緊急事態に日米が協力体制を組めるようにします。 築地市場は、都民や業者の安全を確保しながら移転を推進します。 東京都下のすべての公務員が、生き生きと、最大限の力が発揮出来る体制創りを目指します。 都区財政調整基金については、交付金の弾力的運用を各区各市町村の裁量の範囲を拡大する方向で柔軟に対応していきます。 田母神としおは、強く、たくましく、優しい「心のふるさと東京」を守り、育て、創ります。 田母神は確固とした思想の持ち主ですが、都知事になった時は、思想信条を超え、オール東京オール日本の姿勢で、各会派各界とも話し合い、協力しながら、都民本位の都政を進めていきます。 田母神は、若者から中高年まで、東京に住むすべての人々が、「ひとりぼっち=孤独」を感じることのない人情の通い合う、暖かで、優しい東京を目指します。自殺や孤独死の無い東京を目指します。福祉は、お金を与えることが本質ではありません。この首都東京に、共に暮らし、共に生きている喜びや悲しみ、苦しさや楽しさを、共有できる優しく平和な街づくりを目指します。教育や福祉は、そのために力をつくしていきます。 お金儲けや快楽を求めるだけではない、真面目で正直な人生の喜びや楽しみ、人の痛みや悲しみ、苦しみを分かち合う東京を創りたい、それが田母神としおの「こころのふるさと東京」創りです。 田母神としおは、勇気と決断、そして人情の人です。 共に歩んでいただくことを心よりお願い申し上げます。 一生懸命さがしたのですが、これ以上のことはどこにも書いていませんでした。「防災」は少しだけ書いていますが、「外国人参政権問題」「電力問題」は書いていません(電柱の地中化はある)。だとすると、あの若者の言っているのは「口約束」なのでしょうか。つまり、ツイッターやFacebookで広まっている「あやふやな公約」で、60万もの人々が実際に投票したということなのでしょうか。 いったいどういう「動き」なのか。結論から言うと、よく分かりませんでした。 「外国人参政権反対」というのは、結局領土問題に対する反発ということなのだろうか。そうだとすれば、 「この若者に届く言葉で」私たちは学習•宣伝していかなくてはならないのではないだろうか。 短いフレーズ 難しくない言葉 情緒に訴える言葉 既にこの長い文章がその対極にあるのだけど、私(たち)はもっと言葉を磨く必要があるのかもしれない。 参考 以下今日の朝日新聞より (時時刻刻)田母神氏60万票の意味 「ネット保守」支持 都知事選 9日投開票の東京都知事選で、田母神俊雄氏(65)が60万票余りを獲得した。支援者らは、従来の保守層よりも過激な傾向があり、愛国的なネットユーザーたちである「ネット保守」が予想を超える善戦を生んだと沸き立つ。これまで実態が見えなかった新たな保守層が、田母神氏の「基礎票」になって現れた、との見方もある。 9日午後8時半過ぎ、東京・市谷の選挙事務所に姿を見せた田母神氏には、悔しさがにじんでいた。 報道各社が舛添要一氏(65)の当選確実を伝えた直後に記者会見に臨んだ田母神氏は、はじめこそ「組織票がない中で一定の成果はあった。満足すべきかなと思う」と選挙戦を総括した。しかし、敗戦のショックからか、その言葉には次第に悔しさが募っていった。「やっぱり組織票は強いんだなあと実感した」。会見を10分余りで終えると、事務所を去った。 だが、午後9時を過ぎて開票が始まると、事務所の雰囲気は一変した。当初は「30万票は堅い」(陣営幹部)と見ていた得票を大きく上回る伸びを見せたからだ。支持者らは沸き立ち、陣営幹部は「負けた気がしない。戦後日本の欺瞞(ぎまん)、偽善にうんざりしている人たちがこれだけいる。新しい政治勢力の誕生だ」と興奮を隠さなかった。 選挙に初めて立候補した田母神氏の陣営はすべてが手探りだった。日本維新の会の石原慎太郎共同代表が応援にかけつけたものの、特定の政党や業界団体の支援は受けず、頼りはタカ派としての知名度とネットでの人気。告示前のラジオ番組のネット投票では、4万近い投票のうち約8割を獲得した。 ただ、陣営はネット人気に頼っては当選は望めないと判断。景気対策、防災・福祉政策など、幅広く訴えた。街頭演説では、これらの内容に3分の2程度の時間を割いた。支援者に日の丸を振るのをやめさせ、丸の内のオフィス街では「私は本当にいい人なんです」と笑顔で練り歩いた。 それでも演説が盛り上がったのは、強気の保守色を前面に出したときだった。選挙戦最終日の8日、JR秋葉原駅前の演説には大雪の中でも約200人が集まった。田母神氏が「侵略戦争、南京事件、従軍慰安婦、全部ウソだ」と訴えると、大きな拍手が湧いた。さらに、田母神氏は「外国人参政権には反対だ」「靖国神社に参拝して誇りある歴史を取り戻す」と主張。別の日の演説では、スピーカーの調子が悪くなると「中国の妨害電波が入りました」と冗談を飛ばし、笑いを誘った。 ■強さ共感、新勢力の兆し 田母神氏の演説の聴衆は、中高年の男性が中心だが、若い有権者の姿もあった。男性会社員(26)は「歴史の真実はわからないが、田母神氏のように考えれば誇りが持てる」と語り、女性会社員(25)は「平和を守る気持ちを維持するため、靖国神社を参拝すべきだ」。田母神氏に一票を投じた男子大学生(21)は「ぶれやすい政治家が多い中、強さを感じた」と語った。 陣営は共産、社民両党が推薦する宇都宮健児氏(67)に肩を並べる得票を目指した。宇都宮氏には大差をつけられたものの約12%の得票率で60万票余りを得た。 今回の結果は、保守勢力の歴史に新たな一歩をしるしたのか。選挙対策本部長を務めた保守系CS放送元社長の水島総氏は「『ネトウヨ』(保守、愛国的なネットユーザー、ネット右翼)という言葉は嫌いだが、彼らが支援のコアになった」と分析。立候補賛同人で「ネット右翼の逆襲」などの著書がある評論家の古谷経衡(つねひら)氏も「これまでネット空間で匿名の存在だった『ネット保守』『ネトウヨ』の実態は判然としなかった。しかし、今回の選挙は投票率が低く、実勢に近いネット保守の基礎票が明らかになったのではないか。新たな政治クラスター(集団)として顕在化したと言える」と語る。 昨年夏の参院選の比例票では、共産党が約515万票、社民党は約126万票を獲得した。自民党の業界団体出身候補の得票数は郵政約43万、農協約34万。これらに匹敵する新たな政治勢力が、田母神氏の選挙結果に表れた可能性もある。 ただ、今回の数字がそのまま「ネット保守」の基礎票と断定するには早いと、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は語る。「田母神氏がメディアから主要4候補として扱われたのも大きい」として、過激な傾向のネット保守だけでなくより幅広い保守層を取り込んだ結果だと指摘。「ネトウヨを中心に60万票取れるとは思えない」(秋山惣一郎、岡田昇) ■20代の24%が投票 都知事選、本社出口調査 朝日新聞社の出口調査によると、田母神氏は20代と30代の若年層に浸透していた。また、原発を「ゼロにはしない」という人や、政策で「環境・防災」を重視する人の支持も集めた。支援した石原慎太郎氏が共同代表を務める日本維新の会の支持層を集め、自民党支持層の一部も獲得した。 年齢別では、20代では、田母神氏に投票したのは24%に上り、舛添氏の36%に次いで2位だった。30代でも田母神氏は17%で、細川護熙氏の15%を上回った。男女別では、田母神氏に投票した割合は、男性が女性の1・7倍に上った。 原発については「ゼロにはしない」という人のうち、29%が田母神氏に投票し、舛添氏の53%に次いだ。投票の際に最も重視する政策として「環境・防災」を選んだ人は、35%が田母神氏に投票した。舛添氏の42%に迫った。 支持政党別にみると、維新支持層のうち25%が田母神氏に投票。舛添氏の36%に次いだ。自民支持層も16%が田母神氏に投票した。 都知事選の投票率は46・14%で、過去3番目の低さだった。(鶴岡正寛) ◆キーワード <田母神(たもがみ)俊雄氏> 1948年生まれ。防衛大学校を卒業後、航空自衛隊に入隊。統合幕僚学校長、航空総隊司令官などを歴任し、2007年の第1次安倍政権下で航空自衛隊トップの航空幕僚長に就任。翌年、「我が国が侵略国家だというのはぬれぎぬだ」と主張する論文を発表し、更迭された。以後、保守派の論客として活躍し、保守や愛国的なネットユーザーから支持を受けた。
2014年02月11日
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籾井会長に抗議文のハガキを送りました。 〒150-8011 NHK放送センター 籾井勝人会長宛てで届くそうです。 以下問題の会見やり取り(朝日新聞より) NHK籾井会長会見の主なやりとり NHKの籾井勝人新会長の25日の記者会見での主なやり取りは次の通り。 NHK籾井新会長「従軍慰安婦、どこの国にもあった」 私の任務はボルトやナットを締め直すこと。放送法を順守しながらいろいろな課題に取り組んでいく。 ――尖閣諸島などの領土問題について、国内番組で日本の立場を伝えたほうがいいという考えか。 日本の明確な領土ですから、これを国民にきちっと理解してもらう必要がある。今までの放送で十分かどうかは検証したい。 ――国際放送では日本の立場を政府見解そのままに伝えるつもりか。 国際放送は国内とは違う。領土問題については、明確に日本の立場を主張するのは当然のこと。政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない。 ――靖国神社の参拝と合祀(ごうし)についての考えは。 総理が信念で行かれたということで、それはそれでよろしい。いいの悪いのという立場にない。行かれたという事実だけ。 ――NHKの報道姿勢としてはどうか。 ただ、淡々と総理は靖国に参拝しましたでピリオドだろう。 ――正月の番組で印象に残ったものは。 どの局も一緒。NHKをできるだけ見た。他社の番組も見た。それほど、これがよかったというのは用意していない。 ――慰安婦を巡る問題については。 戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。 ――戦争していた国すべてに、慰安婦がいたということか。 韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。 ――証拠があっての発言か。 慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。 ――会長の職はさておきというが、公式の会見だ。 では全部取り消します。 ――取り消せない。 会長としては答えられないが、それだとノーコメントばかりになるから「さておき」と言って答えた。 ――秘密法については。 世間が心配していることが政府の目的であれば大変だが、そういうことはないだろう。秘密法は政府が必要と説明しているので、様子を見るしかない。あまりかっかかっかすることはないと思う。 ――強い反発があった問題だが。 色々な意見があっていい。政府の中にはメディアは反対ばっかりで、賛成があってもいいという意見もある。 ――番組に対して、自身の考えを反映させたいという思いがあるか。 ない。私がどういう考えであろうがなかろうが、放送法に基づいて判断していく。 ――政権の意向を代弁したいと考えるか。 ない。放送法と何度も言っているのは、それがあるから距離を保てるということ。私の発言は、政府からふきこまれたわけでも何でもない。
2014年01月27日
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宇都宮健児さんの政策の続きです。 4.教育現場への押し付けをなくし、すべての子どもたちが生き生きと学べる学校をつくります。 (1) すべての子どもたちが平等に学べる学校、教育をつくります ○格差なく学べる教育の無償化を進めます。 義務教育の無償化を実現し、教材費、給食費、制服代なども無償とします。 公立高校授業料の無償化を継続し私立高校の所得制限付き授業料無償化を導入します。 高校に給付型奨学金を導入します。 統廃合の結果、全日制高校の進学率は90%を割っています。全日制高校、定時制高校の増設により、子どもたちの高校で学ぶ権利を確保します。 ○障害のある子どもたちの教育を受ける権利を保障します。 石原都政のもと切り捨てられてきた特別支援学校を10校から20校増設します。 ○東京の子どもたちが通える都立短大を創設します。青年の就職につながる資格取得が安価でできる、教育、福祉、保育、医療、モノづくりのための教育に重点をおいた学校とします。 ○私立大学入学者への授業料補助制度、給付型奨学金制度を導入します。 (2) 競争の教育に歯止めをかけ、すべての子どもたちが生き生きと学べる学校を再建します ○小中学校における学校選択制、学校統廃合、小中一貫教育、全国学力テストなどを検証します。 ○子どもと教師との間の人間的触れ合いを実現するのに不可欠な少人数学級を実現します。 ○青年期(12歳から18歳)にはどんな教育が必要かを、現場の教師や専門家を集めて議論し、それに基づいて高校入試をより競争的でないものに改革します。 (3) 伸び伸びとした教育が行われるよう、教育の統制、教育現場への押しつけをなくし、教職員が子どもの教育に打ち込める環境づくりをすすめます ○安倍内閣が「教育再生」の名目で推し進めようとする教育の統制、押しつけに反対し、自由な教育を守ります。 教科書検定基準の強化や道徳の教科化に対して、教師、市民、保護者、子どもがともに検討していく機会を保障します。 現場の声を生かした教科書採択制度を導入します。 ○子どもたちの自主性を重んじた学校づくりに不可欠の教育の自由を復活、強化します。 学校儀式における「日の丸・君が代」を強制し、あるいは職員会議における挙手を禁止した通達など、石原教育改革によるさまざまな抑圧的な学校管理・教員管理政策を見直します。 校長権限の拡大、副校長・主幹制などの組織改編は、平等な教育集団の形成という視点から見直します。 ○教職員が生き生きと子どもの教育に打ち込める環境をつくります。 教員の多忙化を緩和できる教員配置基準を導入します。 都独自の教員給与体系(人事考課制度とリンクした)を改正します。 (4) いじめ、体罰のない学校をつくります ○いじめの実態の調査を緊急に行い、専門家の総力を挙げて、都がやるべきこと、対策を検討します。 教師と父母も参加した「東京都いじめ問題対策会議」を設置し、総合的な対策の立案と推進をおこないます。 ○人権教育の徹底をおこないます。 子どもの権利条約を教職員、子どもたちが共有していくための学びの場を設けます。 ○教職員が集団で子どもたちに向き合う自由でゆとりのある環境をつくり、いじめの起こりにくい教室をつくります。 学校におけるクラス規模を縮小(30人学級の実現と20人学級に向けての改革)教職員と子どもたちがより密接に関係を持てるようにします。 (5) 生き生きした学校づくりのための教育行政と教育運営を民主的なものに変えます ○安倍内閣が進める教育委員会制度の改変に反対し、教育委員会制度を政治に従属させることなく、教育に民意を反映できるように改善・強化します。 教育委員会の準公選を実施します。 ○学校運営を上からのトップダウンでなく、現場の総意・工夫が生きるものに作りかえます。 石原都政下で縮小された職員会議の地位を強化し、現場の声を学校運営に反映する仕組みを復活させます。 ○石原都政下で改正された教育基本方針を、教育現場の当事者と市民の参加をえて、憲法、国連子どもの権利条約、国連障害者の権利条約などをふまえて改訂します。 (6) 大人になっても学べる東京をつくります ○区市町村の公民館・公立図書館の施設と機能の充実に努めます。 ○大学、高校などと連携しながら、多様な社会教育を無償で受けられるネットワークをつくります。 5.安倍政権の暴走ストップし、憲法を生かし、アジアに平和を発信する東京をつくります。 (1) アジアに平和と核廃絶を発信するまち東京をつくります 1.東京からアジアに平和と核廃絶を発信します。アジアの諸都市と連携し、地域の平和をめざします ○東京、北京、ソウルの3都市を結んで、平和と環境の国際会議を都民参加で開催します。 ○東京、北京、ソウル3都市とASEAN10カ国の首都との交流を通じて、武力によらない紛争解決の規範づくりをめざします。ASEANには、すでにその規範の原型があります。 ○東京から核兵器のない世界を発信します。 全世界で5860都市の首長が加盟している平和首長会議に東京都知事として加盟します。 2.靖国参拝、集団的自衛権などアジア諸国の対立を煽る安倍政権の政治を東京から変えます。 ○特定秘密保護法の廃止をめざし、「知る権利」のモデルとなる東京をつくります。 東京都公文署管理条例を制定し、都政に関する情報の隠ぺい、廃棄を防ぎ保存させます。 東京都公文書館の施設と機能を拡充し、都民がアクセスしやすい施設にします。 ○安倍首相の靖国参拝に抗議し、「戦争の記憶」を風化させず、次の世代に受け継ぐための取り組みを市民の力ですすめます。 東京都の平和関係予算を拡充し、「東京平和プロジェクト」を立ちあげます。 その事業のひとつとして、戦争の記憶を残すために行われている都民のたくさんのとり組みを支援します。 3.基地のない平和のまち東京をつくります。平和の日本をつくるためのイニシアティブをとります。 ○地元自治体、住民の同意もないままの普天間基地の辺野古移転、横田基地へのオスプレイ配備には、自治を侵害する行為として、政府に、ただちにやめるよう申し入れます。他の自治体とも連携して米軍基地の撤去、米軍艦船の配備・寄港の停止に向け、努力します。 沖縄県、名護市、神奈川県などに呼びかけ、「米軍基地をなくし9条を実現する自治体首長会議」を立ちあげ、政府に対する要望、共同の研究・基地の被害実態調査活動、相互の交流をすすめます。 ○地元住民に対する騒音等の被害の深刻な横田基地の即時返還を、アメリカ政府に求めるよう、政府に強く要求します。 (2) 憲法の生きる東京をつくります。だれもが排除されない参加できる東京をつくります 1.外国人や性的マイノリティの権利が確保され、生き生きと共生できるまちをつくります。 (性的マイノリティ) ○性的マイノリティの人権状況を調査し、性的マイノリティの権利の養護活動を推進します。 (外国人の人権) ○外国人都民会議を復活します。 ○定住外国人の地方参政権付与の検討を開始します。 ○外国にルーツをもつ子どもたちが教育を受ける権利が保障されるよう、都が支援します。 2.憲法の定める人権が言葉だけでなく、くらしに生きる東京をつくります。 ○表現の自由を守ります。 ○クラブのダンス規制については、国際的にはまったくありえないものであり、表現の自由を守るという意味からも不必要な規制をなくす方向で見直します。 (3) 憲法の地方自治の理念である住民福祉の増進を市民参加で実現します 1.都政のあらゆる場面で市民参加をすすめ、開かれた都政に変えます。 ○知事との対話集会を復活し、初年度中に12カ所(都民約100万人に対して1カ所の割合)を開いて多様な都民の声を直接聞きます。 ○女性副知事をすみやかに任命し、また都庁と外郭団体の幹部に女性の割合を増やします。 ○住民投票の実績を区市町村条例で積み上げ、政府には地方自治法上の住民投票を緩和するよう働きかけます。 ○障がい者、女性、雇用など緊急に権利擁護が求められる分野に、都が市民からオンブズパーソン(行政監視・提言する専門家)を委嘱します。 ○NPOなどの市民活動を都政のパートナーとし、独立性を尊重しつつサポートします。 2.都財政をガラス張りにし、財源を活用して、オリンピック準備とくらし底上げ両立の予算を組みます。 ○都財政のムダを省き、利権や疑惑のない運営で都民生活改善に直結させます。 ○北海道ニセコ町などに学んで、都予算の財源・積算、また入札・コンペの評価などを市民分かりやすい形で公開します。 ○予算編成を公開しながら、都民が参加しやすい条件整備を進めます。そして、都政への要望アンケートや対話集会を活用した参加型予算制度を構築します。 ○監査委員(知事指名2)の人選を公開で拡げ、計数だけでなく仕事内容にもメスを入れます。 ○安倍政権による地方税の吸い上げ法案に反対し、都民自治の固有財源を守ります。 3.都民サービスを充実する都政に向け、都の機構改革を進めます。 ○住宅局を復活し、家賃補助・公営住宅・都民住宅の建設と、空き家利用・居住困難者への民間賃貸あっせんを提供します。 ○都「公契約条例」を制定し、契約事業者に下請の適正価格、適正労賃、非正規雇用の改善、同一賃金など雇用ルールを義務付けます。 ○切り下げられた「保育所人件費の公私格差是正」を復活し、介護など他の福祉職場にも拡大をはかります。 ○看護・介護・保育など対人サービスで人手不足の公共部門では、公的雇用を拡大します。 ○都の動物園・図書館・体育施設などの委託・営利化による人身事故・サービスの低下と雇用の悪化に歯止めをかけ、雇用モラルを向上させます。 ○都の臨時・非常勤職員の条件を改善し、「官製ワーキングプア」と呼ばれる差別をなくします。非常勤職員の正職員化に道を開きます。 4.多摩・島しょ振興を実現するために、地域格差の是正に取り組み、市町村の自治強化を応援します。 ○多摩・島しょの住民から見た区部との格差について、市民参加で調査活動を行い、解決を図ります。 ○多摩・島しょの産業振興・雇用・地域福祉・医療環境・教育条件向上へ、都は市町村と定期協議します。 ○多摩・島しょ振興交付金・同基金を拡充し、市町村の拠出とあわせ「多摩島しょ財政調整」のしくみをつくり自治的・計画的な振興をはかります。 特別政策1オリンピック・パラリンピック政策 ○「オリンピック憲章」がうたうように、1.人類の調和のとれた発達のためにスポーツを役立て、2.人間の尊厳の尊重、3.平和な社会の推進、4.人権としてのスポーツをすすめることを目的として、東京都として2020年東京オリンピック大会の準備を進めます。 1.コンパクトで、シンプルで、エコロジー重視の大会をめざします。都民の税金を無駄に使わず、自然・生態系を損なわず、大型開発を行わないようにします。 ○新国立競技場については、規模・経費・安全・景観の観点から、新設案を見直し、現競技場の改築案も検討するよう要請します。 ○オリンピックの財政は透明にし、都民に情報を公開します。 2.パラリンピック大会を重視します。これを契機に、障がいをもつ人でも暮らしやすいバリアフリーのまちづくりを進めます。 3.「平和」のメッセージを世界に発信します。 4.4000億円をこえる都のオリンピック基金は、大型インフラ開発だけでなく、障がい者も含め都民の誰もがスポーツに日常的にアクセスできる身近なスポーツ施設の整備や、都民の健康づくり、子ども・若者の基礎体力アップ、地域のスポーツ・サークルの振興、引退したスポーツ選手を指導者として養成するしくみづくりなど、ソフト面にも支出します。 ○東日本大震災の被災者、東電福島第一原発事故の被害者のみなさんからも意見を聞き、被災者・被害者のみなさんにも喜んでもらえる心のこもった大会をめざします。 特別政策2カネと利権から決別する都政を ○カネと利権から決別した都政をつくります。 ○猪瀬前都知事が徳洲会から受け取っていた5000万円の問題は、全容解明できていません。この問題は、猪瀬前都知事以前から続く問題の可能性もあり、徹底して解明していきます。都議会が100条委員会を設置することをすすめるように都議会に都知事として要請します。 この政策は要約版です。さらに詳細な「総合政策集」は近日中にアップいたします。
2014年01月24日
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少し長いですが、多くの人はリンク先まで見にいきません。東京都民の皆さん、政策で選んでください。 宇都宮けんじの希望の政策! 希望のまち東京をつくる会 http://t.co/clvyrUICi6 1.世界一、働きやすく、くらしやすい希望のまち東京をつくります。 (1)「くらし・住まい・雇用保障条例」を制定し、都民がいつでも頼れる東京都版の生活保障システムをつくります ○「くらし・住まい・雇用保障条例」により、<子育て・介護・年金・医療・女性・障がい>の抜本的な充実を実現させ、切れ目のない生活保障システムをつくります。 (2)「子育てしやすい環境づくり条例」で、待機児童ゼロ、学童保育・児童館の充実などの子育て環境を整えます ○「子育てしやすい環境づくり条例」により、保育園の待機児童解消、学童保育の小学校高学年利用、1小学校1児童館実現、いじめや困難家庭の継続的なサポートのためのスクール・ソーシャルワーカーの全中学校配置など、東京都が全国のモデルになる高い行政を実現します。 ○待機児童ゼロにするために、5年間で5万人、当面に2万人超の認可保育園等の定員増をはかります。 ○子育て広場事業を全都に広げて、孤立化しやすい子育ての仲間づくりを応援します。 ○子育てを応援するため、産後ヘルパー派遣やファミリーサポートセンター、病児・病後児保育、一次預かり保育、ショートステイなどの拡充と利用料の減免のため市町村への補助金を増やします。 ○18歳まで医療費無料化を拡大します。 ○定員増加で不足している学童保育を増設します。 ○都立児童相談所を、人口50万人に対し1カ所という国の規準にのっとって、現行11カ所から26カ所へ大幅に増やします。 (3) 働きやすく、だれでも人間らしく生活できる生活保障をつくります ○「ブラック企業規制条例」を制定し、若者の使い捨てを許しません。 ○若者が将来に希望をもてるように、「若者評議会」(ユース・カウンシル)を設置します。若者自身が若者政策を立案し、それを都政に反映させます。 ○都営住宅建設ゼロから脱却して、都営住宅の新規建設に取り組みます。また区市の家賃補助制度へ東京都の上乗せを検討します。空家を借上げて、住宅困窮者へ提供する新制度の導入をめざします。 ○「安心して暮らせる脱貧困都民会議」を都民・当事者・専門家の参加で設置し、東京都の貧困実態を調査し解決にむけた行動を起こします。 ○「脱法ハウス」など劣悪な居住環境の物件への規制を進めるとともに、健全なシェアハウスを育成するための条例を制定します。 ○「ネットカフェ難民」向けの相談窓口である「TOKYOチャレンジネット(住居喪失不安定就労者支援センター)」を拡充し、居住支援を強化します。 ○都立職業訓練校を増設します。(5年間で15から30校へ、定員を2万6000人から3万5000人へ、授業料も無料化します)。 ○違法な解雇・賃下げ・賃金不払いなどについての対策として、東京都労働相談情報センターの拡充と機能強化をおこない、労働委員会の機能も強化して、相談・あっせんなどを受けやすくします。労働法セミナーなどもさらに拡充します。 ○都の最低賃金を時給1000円以上にするよう国に働きかけます。 ○公務公共部門で働く「官製ワーキングプア」の労働条件を改善します。 (4)「お年寄りにやさしい福祉条例」で、都財政をお年寄りのくらしの支えに活用します ○後期高齢者の保険料、国保保険料(税)、介護保険料の値下げをめざします。 ○都独自の高齢者医療費無料化(65歳以上の窓口負担ゼロ)にむけて、当面、75歳以上の医療費の無料化を検討します。都下でも日の出町で75歳以上の医療費無料化が実現しています。 ○「消えた年金問題対策室」を区市町村と協力して設置し、実態解明をして、安心して年金が受けられるような救済をおこないます。 ○生活できる年金制度に改革するために、無年金者の解決も検討課題に入れた「年金改革検討委員会」を設置し、国に提言するとともに、都民にも「年金改革案」を提示します。 ○認知症者の家族の支援を強化します。介護者が、人間として文化的な生活がすごせるように、休息(レスパイト)等の権利保障を促進します。 ○ヘルパーと看護師がペアをつくって訪問介護・訪問看護を同時に行う「24時間型巡回型在宅ケア」の仕組みを構築します。 ○特別養護老人ホームを拡充して、4万3000人を超える特養待機者を段階的にゼロにします。特養を拡充するとともに、人員を増やし、虐待のない尊厳を尊重した介護保障をめざします。 ○お年寄りの自由な生活を拡大するために介護予防を区市町村と共に取り組みます。 ○昨年の23区内の孤独死は6000人を超えています。孤独死をされた方で納骨の引き取り手のいない場合のために、都営の無縁墓地をつくり納骨できるようにします。 ○シルバーパスの無料化を含め、高齢者の交通費負担の軽減を検討します。 (5) だれもが安心して医療を受けられる東京をつくります ○国民健康保険の無保険者をゼロにします。国民健康保険料が払えずに無保険となっている方に対し、都が一時的に財政支援を行う仕組みを検討します。区市町村に対して、国民健康保険証のとりあげ(短期保険証や資格者証明書)をやめるように指導します。 ○後期高齢者医療制度の保険証は、全員に無条件で交付するべきです。保険料の未払いによる、保険証の未交付をやめるように、東京都後期高齢者医療広域連合に求めます。 都独自に、保険料未交付者への一時金立替を検討します。 ○公的保険料未払い者へ、財産の差押えを行っている区市があります。これらの区市に対して、財産差押えを止めるように働きかけます。これまで、地方税・公的保険料等の差押えを推奨してきた東京都の姿勢を転換して、生活実態に合わせた料金徴収政策に変えます。 ○中小企業のご家族の健診率が低く、ガン等の早期発見がおくれています。「協会けんぽ」の加入者も利用できるように、民間医療機関の活用を促進して、全ての都民が健診を受けられる仕組みづくりをめざします。 ○新しい都立病院の建設により、民間でできない行政医療の拠点を拡大します。「たらいまわし」がないように救急医療体制を強化します。 ○看護師養成のために都立看護学校を増やします。 ○子宮頸ガンワクチンについては、深刻な副作用の報告があることを踏まえ、副作用の実態を調査し、予防原則に基づいて対策を講じます。 ○小児科・産婦人科・周産期医療の体制をいっそう充実させ、「大都会の医療過疎」をなくすようにつとめます。 ○国が進めようとしている国民健康保険制度の都道府県化に反対します。 (6) 女性の意見が反映され人権が尊重される東京をつくります ○副知事ひとりを女性とし、東京都の審議会や管理職へ女性を登用します。 ○公契約において男女平等の視点を入れます。 ○性暴力被害者支援のワンストップセンターを女性支援団体の協力を得て設置します。 ○性と生に関する教育を学校で実施し、望まない妊娠や性感染症、性的被害を防ぐとともに、性の多様性に関する教育を推進します。 ○東京ウィメンズプラザを東京都における男女平等施策の拠点として活性化させます。 (7) 障がいのある人もない人も、ともに生きる東京にします ○国連・障害者権利条約批准に基づき、障害当事者が参画して「障害のある人の権利確保のための条例」を制定します。 ○住宅・相談・介護支援・医療システムの整備を行い、家族に頼らなくても障害者が安心して暮らせる東京のまちをつくります。そのために障がい者のためのバリアフリーの都営住宅を建設します。 ○障害年金の改革を求めるとともに、東京都独自の所得補償の施策を検討実施します。 ○障害があっても働ける仕事の確保に努めます。 ○ADHDやLD、自閉症などの発達障害を含めた障害の早期発見に努めながら適切な支援が得られるように身近な地域に相談できる専門機関を増やします。 (8) 消費税増税に反対します。消費税増税後も都営地下鉄・バスの運賃の値上げを実施しません。上下水道料金の値上げを実施しません 2.地域経済を活性化し、環境重視・防災減災重視のまち東京をつくります。 (1) 災害に弱い都市政策を転換し、命と生活を守る防災・減災政策を進めます 1971年、美濃部都政で制定された『東京都震災予防条例』では、安全性を欠いたまま都市形成が行なわれた東京を人間の英知と技術と努力によって地震災害を最小限にくいとめることができるとして「都民と都が一体となって東京を地震による災害から守る」決意を表明しています。しかし2000年石原都政が制定した『東京震災対策条例』では、地震災害から生命・財産を守るのは都民自ら=自助、まちを守るのは自分たち=共助、震災対策推進の第一義的責任は区市町村であるとしました。こうして東京都は本来の重要な任務である「都民の命や財産を守る」ことを、「首都における政治、経済、文化等の中枢機能を守るための危機管理」へと重点を移動させました。 石原都政を継承した猪瀬都政下での防災対策の重点は、幹線道路の整備とだき合わせた緊急輸送道路の沿道建物の耐震化です。沿道から離れた木造密集地域やさらに多くの一般市街地での木造住宅の耐震・耐火化は自助努力とされています。これでは、首都直下地震被時での犠牲者(中央防災会議は犠牲者を最大2万3000人としています)や家屋倒壊被害を最小限にくいとめることができません。ところがこの首都直下地震に対処するとして永田町・霞ヶ関の中枢機能を防衛する一極集中型耐震建造物群が企図されています。しかし、この一極集中型の都市政策こそが地震をはじめ様々な災害に対する脆弱性をつくり出しているのです。加えて、高度成長期に建設された首都高速をはじめとするインフラが老朽化して次々と危険な状態になりつつあります。これらのインフラを高度成長期と同じ一極集中型都市政策のもとで補強・改修するならば東京の脆弱性はいっそう深刻化します。 そこでこれまでの防災政策を根本的に見直しつつ市民の視点から災害に強い新たな都市像をつくりあげます。同時にいつ深刻な災害が起こっても対処できるために以下の緊急対策に全力で取り組みます。 ○首都直下地震への防災・減災対策を強化します。 ○木造密集地域を含めた耐震・耐火対策をすすめます。 ○市街地の大きな部分を占めるマンション等の集合住宅への耐震・耐火対策、エレベーター閉じ込めへの対策などを強化します。 ○高層建造物における長周期地震動対策をはじめ耐震対策を進めます。 ○学校、庁舎、病院、福祉、文化施設など、公共施設の耐震・耐火対策を強化するとともに、災害時の安全な避難施設としても機能するようにします。 ○港湾埋め立て地域とライフラインの液状化防止対策をすすめます。 ○東京湾岸の石油コンビナートに係る防災対策を強化します。 ○中枢機能維持に名を借りた都心部大規模開発に反対します。 ○伊豆大島の被災者と災害復興を全面的に支援します。 ○近隣県と連携して富士山噴火・降灰への緊急対策をおこないます。 ○降灰を除去・収集するロードスイーパーなどの確保と配置をおこないます。 ○東京湾岸、埋立地、ならびに河口付近における高潮・津波対策をすすめます。 ○首都高危険個所など老朽化した道路・橋梁などインフラの検査・補修を国と連携して重点的に進めます。 (2) 都心一極集中・大規模開発優先の都政を転換し、コミュニティと環境を重視する都市構造をつくります ○まちづくりの基調(都市の整備、開発、保全の方針)を、都市の膨張と都心一極集中に歯止めをかけ、地球温暖化を防止し、緑・水・アメニティ(都市の暮らしやすさ)・コミュニティ(地域社会)を重視する「サステイナブルな(持続可能な)世界都市の創造」に転換します。 ○東京がめざす「世界都市」とは、都市間の経済競争に勝ち抜くことだけを念頭に置いたものではありません。市民参加、人権尊重、国際平和、福祉増進、文化充実をめざして、世界各地の自治体と連携する都市です。 ○東京都心の大型開発・再開発に歯止めをかけます。「オリンピック」に名を借りた大型開発は行いません。 ○都心の高層化に制限をかけ、「ゲリラ豪雨」の原因とも言われるヒートアイランド現象への対策を強化します。多摩地域に業務・商業を分散し、職住近接のコンパクトな生活圏を整備します。 ○道路政策の軸足を、新規建設から、防災減災・老朽化対策(維持・補修)中心に移します。区部・多摩地域の道路整備を見直し、道路予算を削減します。「不燃化プロジェクト」に名を借りた大型都市計画道路の整備は行いません。「東京外郭環状道路」(外環道)計画は見直し、「外環道ノ2」(地上部街路)の都市計画決定を取り消します。 ○老朽化している首都高速道路やその他の道路については、必要な補修・改修・更新(全面的な造り替え)・除去を急いで進めます。学校・保育・介護など生活に身近な公共施設の老朽化対策では、1.防災減災の視点、2.都民・利用者(障がい者、子ども、女性、高齢者など)の視点を重視します。 ○新型路面電車(LRT)・バスなどの近距離型公共交通の整備を都として支援し、あわせて徒歩・自転車(レーン、駐輪場などの整備を含む)を中心とした交通政策を進め、通勤・通学・通院・買い物がしやすいまちに変えます。 ○都独自の大気汚染医療(気管支ぜんそく)費無料化制度を延長します。都心の自動車交通の総量を減らします。 ○マンション・団地対策を進めます。孤独死をなくす地域の「見守り市民活動」を支援し、修繕計画を作る際に住民が長く住み続けられるしくみをつくります。 ○安全・安心のまちづくりを進めます。犯罪の多くは、生活困窮とコミュニティからの孤立が原因です。いま真に必要な防犯政策は、貧困を減らし、人びとがコミュニティに包まれて安心して暮らせるようにする政策です。防犯・子どもの事故防止・青少年の居場所づくり・孤独死ゼロ・防災減災などを一体的にとらえた、市民を主体とする地域ぐるみの「マップづくり」と「安全のまち」提言活動にとりくめるよう、都として支援します。 (3) グローバル経済に翻弄されない東京の地域経済をつくり、雇用を増やし、都民にとって一番暮らしやすい・働きやすいまちに作りかえます ○都内の産業構造を組み替え、雇用を増やし、内需を拡大し、地域経済を活性化させます。アベノミクス型「成長戦略」とはちがう、もう一つの経済政策を進めます。 ○住宅、環境、自然再生エネルギー、福祉・医療・介護、情報など今成長しつつある産業分野に重点を置いた都独自の産業政策を進めます。都市農業を重視し、農業予算を拡大し、若者の就農を進めます。 ○まちづくり・地域情報の発信、商店街活性化、環境ビジネス、子育て・高齢者などの分野で、女性・退職世代・学生などが「社会的起業家」(協同組合、NPO、非営利法人など)として活動できる、コミュニティ・ビジネスやソーシャル・ビジネスを成長させます。 ○グローバル経済の波に翻弄され、大規模工場の移転・閉鎖が相次ぎ、厳しい経済状況にある多摩地域について、倒産防止、雇用・失業・職業訓練の対策を進め、「グリーン・ニューディール」政策などを参考にして地域再生を進めます。 ○カジノ開設に反対します。ギャンブル依存症が大きな社会問題となっている今、公営・民営に関わらず都がギャンブルを推奨することには反対です。 ○1400億円の都民の税金をつぎ込んだ新銀行東京は、清算します。 ○消費者にとって安全で安心でき、中小の業者がこれまでのように営業を続けられるよう、築地市場を守ります。豊洲移転を見直します。豊洲での土壌汚染対策を強化します。築地市場のあり方については、現地再整備案を含め、改めて、市場で働く人々や地元自治体・住民の意見を聞いて、判断します。築地移転を前提とした都有地の民間売却や大型再開発は行いません。 ○八ツ場ダムについては、都の予算支出を行いません。 ○東京の農林水産業・中小企業と、消費者の食や生活の安心・安全を守る立場から、TPPに反対します。 (4) 中小企業は、東京の地域経済を支える重要な存在です。中小企業を発展させ、自営業者の生活を守ります ○都として中小企業予算を大幅に拡充し、公・民の中小企業むけ投資を増やします。 ○資金繰りの不安を解消するために、区市町村の制度融資と連携して、都の制度融資を充実させます。 ○ものづくり産業に職人志望の若者が参入できるように、区市町村の創業支援事業を都として支援します。 ○最低賃金引き上げに伴って、中小企業にたいする経営補助制度を創設します。 ○中小企業むけの医療保険である「協会けんぽ」の加入者が健康診断をうけやすくします。 3.原発事故被害者の支援に取り組み、原発再稼働・原発輸出を認めず、「脱原発都市東京」を実現します。 (1) 原発事故被害者を積極的に支援し、東京電力の責任を問います ○福島原発事故被害者、とりわけ東京都に避難している6000人以上の避難者に対して、住宅・医療・生活再建支援などの積極的な支援を進めます。 ○福島原発事故被害者の財産の損失や身体的かつ精神的被害に対して、東京電力がきちんと賠償を行なうよう、株主として求めます。 ○国および東電に、汚染水対策などの事故収束を着実な実施と、収束作業にあたる作業員の被ばく低減と身分の保障、健康管理を求めます。 ○巨額の税金を投入し、さまざまな弊害を生んでいる無責任な「東電救済スキーム」を是正するため、国に対して、東電の破綻処理と国有化を求めます。被害賠償や事故収束は、新しい体制のもとで国が直轄で行うことを提案します。 (2) 東京都から脱原発を実現します ○東京都として「脱原発都市宣言」を発します。 ○東京電力の経営方針を脱原発に転換するよう提案します。 ○再稼働に反対し、福島第一原発、福島第二原発、柏崎刈羽原発の全炉の閉鎖を株主提案します。 ○柏崎刈羽原発の再稼働を前提とした東電の新「総合特別事業計画」に反対します。 (3)「希望のエネルギー政策」を実現します ○「東京都希望エネルギー政策会議」を設けて、内外の専門家・市民・都内事業者から広く意見を聞き、効果的な脱原発・エネルギー政策を立案します。 ○「自然エネルギー(再生可能エネルギー)促進条例」と「省エネルギー促進条例」を提案し、自然エネルギーの発電所の普及やエネルギー利用の効率化が進むように補助金や投資を誘導する施策を立案します。 ○太陽光や風力など、自然エネルギー発電事業への投資に特化した、官民ファンド事業を興し、建物等の所有者と発電事業者等を媒介するプロジェクト(いわゆる「屋根貸しビジネス」など)を推進します。 ○都として、公共施設への自然エネルギー、省エネルギーの導入を積極的に進めます。その実現のために目標年次を設定する方式をとります。 ○自然エネルギーの安定供給を促進するため、スマートグリッドやと水素燃料電池の活用をすすめます。 ○都民および都内事業者の参加を求めて、大規模な都独自のエネルギー利用の効率化を進め、原発一基分の消費電力を減らすための計画(東京都節電所計画)を作成します。 ○天然ガス発電の大規模導入に向けて、都として進めてきた自主事業を引き続き推進します。 ○国に先駆けて電力事業の自由化の範囲を拡大し、電力コストを下げる努力をします。 (4) 脱被ばく政策を進めます ○放射性物質の拡散が心配されている瓦礫の焼却処理については、いったん凍結し、専門家を集めて公開で調査と検討を行います。 ○都民を放射能汚染から守るために、都独自の「食品の安全規制」と都民と連携した食品や土壌等の放射能測定ネットワークをつくります。 字数制限に引っかかったので、二回に分けます。
2014年01月24日
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予想とおり都知事選は、マスコミが「舛添か細川か」という幻想の対決を演出して、国民は それに踊らされつつあるように思います。しかし、ネット選挙は解禁されています。 都民の皆さんには、情報を取捨選択して良識のある投票をしていただきたいと思います。残念ながら、都知事選は日本全体の問題でもあるのですから。 今朝届いたニュースを読んでみてください。 ────・○●「宇都宮けんじニュース」第10号(2014年1月15日号)をお届け致しま す。●○・──── みなさん、おはようございます。 脱原発を掲げた細川護煕元首相と舛添要一氏の立候補発表をうけて、昨日、緊急 記者会見を行いました。 テレビカメラも数多く並ぶ、注目の会見になりました。また、会見に先だち、名 護市長選で辺野古基地建設に反対する現職の稲嶺進さんへ、宇都宮けんじさんか ら、手書きの必勝応援メッセージが出されました。そのメッセージを携えて、な んと木内みどりさんが急遽、沖縄へ飛びました〜!! そのメッセージをお渡し する様子は、ネットでも配信される予定です。 ────・○●CONTENTS●○・──── 1.細川護煕氏、桝添要一氏出馬を受けて 2.今後のスケジュール 3.明日、18:00〜 新橋SL広場・スーツ街宣&シール投票!! 4.うつけんポスタープロジェクト 5.宇都宮けんじのキャッチコピーを募集 4.私も応援します! 賛同人募集! ────────────────────── ************************************************************************** 1.細川護煕氏、桝添要一氏出馬を受けて ************************************************************************* 宇都宮さんの会見要約です。 本日予定されていたJC主催の公開討論会へのは、私だけ。 他の候補予定者が参加しないため中止になってしまいました。 政策を検討して投票するという有権者の権利を奪う行為であり、正々堂々と討論することを求めます。 脱原発での一本化についての質問も多くいただくが、私たちは、公開の場で堂々と公開討論を求めています。 そうした重要な問題についてはコソコソやってはならない。 細川さん自身からも、その周辺からも、こちらの声かけには一切の反応がありません。 会ったこともない、話したこともない候補者と一本化するしないという話になるはずもない。 都政は、原発だけではない。 原発問題についても、原発をゼロにするだけではない。 東京にも多くおられる被災者のこと、汚染問題などにも向き合いながら考える問題である。 *記者会見に先だち、名護市長選で辺野古基地建設に反対する現職の稲嶺進さん へ、宇都宮けんじさんから、必勝応援メッセージが出されました。宇都宮さん手 書きのメッセージを携えて、木内みどりさんが急遽、沖縄へ。そのメッセージを お渡しする様子は、ネット配信される予定です。 ************************************************************************** 2.今後のスケジュール ************************************************************************** 1/16(木)18:00〜 スーツ街宣@新橋SL広場 1/17(金)10:00〜 すがも地蔵通り「宇都宮けんじさんと”ねり歩き”」 夜 脱原発官邸前デモ 19:00〜 杉並・中野・練馬 勝手連キックオフ集会@杉並区立産業商工会館 1/18(土) 午前 南部(品川区/大田区他)駅頭練り歩き 1/19(日) 午後 ブラック企業対策プロジェクト、被害者・支援者との意見交換 1/23(木) **告示日**「うつけんポスタープロジェクト」ポスターを掲示 板に貼って、一緒に記念撮影! *事情により変更することもあります。ご了承ください。 ************************************************************************* 3.明日、18:00〜 新橋SL広場・スーツ街宣&シール投票!! ************************************************************************* 来る1月16日(木)、場所は新橋駅前SL広場にて、《スーツ街宣》&《シール投票》 17時〜フライヤー配布 18時〜宇都宮さんスピーチ 熱い思いを胸に秘め、折り目正しく丁寧に、真摯なスタイルで宇都宮けんじさん を応援します! これぞというサポーターの皆さん、是非スーツを着て新橋へ! お待ちしています! ※スーツの色等は問いません。コートの着用はもちろんOKです。鳴り物、許可の無い、幟、旗はご遠慮ください。 ************************************************************************** 4.うつけんポスタープロジェクト ************************************************************************* イベント参加が無理な場合も、拡散にご協力ください! 都知事選公示掲示板に市民の手でポスターを楽しく貼り終えるプロジェクトで す。平日の午前(1/23 木)ですが、お時間のとれるかた、ぜひご協力ください! 集合場所:都内各地 ※ポスターの受け渡しは地域ごとに行います。 「うつけんポスタープロジェクト」 宇都宮けんじ候補のポスターを都内各地の掲示板に貼って、一緒に記念撮影! その写真をTwitter,Facebook,Line等にUPしよう! 子供と一緒に、犬と散歩しながら、猫と一緒に、選挙をもっと身近に感じよ う!わたしたちが応援するわたしたちの候補者であることをアピールしながら、 ただのポスター貼りではなく、他の候補者が羨むような市民パワーを見せつけま しょう! 特別イベント その1================= 「宇都宮けんじと一緒にポスターを貼ろう!」(確定) (場所:選挙事務所周辺) 1.選挙事務所に集合 8時30分頃 2.選挙事務所近くのポスター掲示板で宇都宮けんじと記念撮影 3.各自、予め決められた場所に移動し、ポスターを掲示し、ポスターと一緒に 記念撮影(自分撮り)して、ネットに流す! ========================== 特別イベント その2================ 「ゼロノミクマと一緒にをポスターを貼ろう!」(確定) (場所:未定 お母さんと子供が参加できる場所) 1.駅頭のポスター掲示板に集合 8時頃 2.ゼロノミクマと一緒に集合写真 3.Aチームと、Bチームに分かれてポスター貼り [Aチーム] ゼロノミクマと掲示板の番号を受信して、駅頭に一枚、その他一か所 にポスター掲示し、記念撮影。 (※Aは、お子さん連れの方のみ参加可とします。) [Bチーム]集合写真を撮った後、予め決められた場所に移動し、その間、メール で掲示版の番号を受信し、ポスターを掲示し、ポスターと一緒に記念撮影(自分 撮り)して、ネットに流す! (※Bチームの底力でポスターを貼り終えます!)
2014年01月15日
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今月の10日に亡くなった私の叔父さん(91歳)には、認知症の妻(叔母)以外には家族はいませんでした。この三年間、夏と冬の年ニ回どちらかが倒れて救急車で運ばれるのが年中行事みたいになっていました。最初の救急車こそは、どちらかが電話で呼んでいたみたいですが、一昨年からはケアマネの判断で呼んでいました。去年の夏なんか夫婦共々熱中症で倒れていたりぼんやりしていて、たまたまヘルパーさんが見つけなければ死んでいただろうと思います。そんな叔父さんなのに去年の夏までは要支援だったのです。 今年の冬も、叔母の血糖コントロールを叔父さんが管理できなくて、夫婦共々入院し、「もう無理!」ということで無理やり春に老健施設に入れました。食事も風呂もきちんと出来るようになったのに、叔父さんは一挙に弱ってこの前亡くなったのです。 厚労省方針で、要支援外しでヘルパーさんがが来なくなったら、叔父さんのような夫婦はあっと言う間に「殺されて」しまうでしょう。 31日赤旗記事 デイサービス“解体”、生活支援は廃止 厚労省方針 介護保険 総費用に上限 “介護難民”増やす http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-10-31/2013103101_01_1.html
2013年10月31日
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ビックイシュー225号(10.15発行)をゲット。今回号は、ワン・ダイレクション(人気ボーイズバンドらしい)や異常気象が特集だったけど、琴線に触れたのは自殺対策センターの清水康之さんのインタビュー。 2012年の自殺した人の数は、27858人。15年ぶりに3万人を下回ったという。祝着。ところが、20代の自殺だけは、依然として上昇傾向が続いていると言う。20代の死因の原因は自殺が5割弱。先進主要7ヶ国の中で最も高い自殺率になっているらしい。 就活生に行った意識調査によれば、就活中に「本気で死にたい」と考えた人の割合は21%。清水さんは「背景としては、ネットを通じて人との比較が容易になった。ネット上には、自殺の方法をはじめとする「死に向かわせる情報」も溢れている」からと言う。 また、時代とマッチしていない教育のあり方にも疑問を出している。「サービス産業が主軸になっている現代社会で求められているのは、自分の頭で考え、状況の変化に応じて行動できる人材。ところが依然として教育現場では、ある決まった価値観の下で早く的確に答を見つけられる人材、つまり製造業が中心だった時代に必要とされていた人材を育てようとしています」 かつては、いわゆるコミュニケーション力はそれでも職場で鍛えられていた。ところが、最初から不安定雇用の非正規雇用から始めている若者はその力を鍛える場がないのである。 最近、30代の若者が同僚になったのだが、朝の簡単なミーティングの時にけっして人の顔を見てモノを言わないのである。いつか助言しようと思っていたら、四ヶ月目にして辞める予定になってしまった。そりゃあ確かに若者には展望のない給料体系なので、もっといいところを見つけて欲しいんだけど‥‥。 学校教育の現場で、「討論する」というスキルを系統的に身につけていくべきだと思う。先生にそのスキルがないのだから、徐々にではあるが、しかし早急に!
2013年10月21日
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私のFacebook仲間の榑松佐一氏の投稿が朝日の「声」欄に載った。11日の朝日の主張「消費税は法律通りに実施すべきだ」を正面から批判した内容である。 「経済指標の環境は整った」と主張氏は書くが、それは根拠が薄く、「大企業と大金持ちだけの指標が堅調なだけだ」と喝破する。 奇しくも14日には日刊ゲンダイと赤旗が「庶民から8兆円吸い上げ 大企業に5兆円ばらまき」と同じ見出しで消費税増税に突き進む安倍内閣を批判したが、オリンピックで浮かれている国民には届きそうにはない。 produced by 「13日の水曜日」碧猫さん
2013年09月15日
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7月23日(火)に放送されたNHKの「検証“ネット選挙"」をあとで録画でみた。 (番組紹介より)自民党が圧勝した参議院選挙。今回、新たにインターネットを使った選挙運動が解禁された。中でも党をあげて積極的に取り組んたのが自民党。インターネット上を飛び交う膨大な有権者の声などを分析するチームを独自に立ち上げ、選挙戦略に役立てた。(略) なるほど、自民党のネット戦略は良くわかった。そういう内容の番組だった。50人の専門チームが世の中の呟きを分析して「アベノミクスの化けの皮が剥がれそうだ」となればそれを糊塗する言い訳を一生懸命考える。「原発再稼働」に国民がナーバスになっていると分析すれば、下手なことは言わないし、安全性の言及は「慎重に」言う。「今日の演説キーワード」をメールで候補者に伝える。 NHKで放送されたのは、もちろん自民党戦略の一部だろうとは思う。それでも、それはさすが金と組織を持っている自民党さんならではの戦略だった。これでいくと、これからは自民党は決して選挙で不利になるような「失言」はしないだろう。(石破「徴兵拒否死刑発言」は四月の発言であり、東京新聞のスクープだった)大きなミスはなくなる。もちろん、自民党はそれ以上のことを考えているだろう。広大な無党派をいかに「取り込む」か、という戦略である。それは多分ネットの中の呟きを都合の良いように「囲い込む」戦略だと思う。 しかし、それは出来ない。何故ならば、自民党のチームは「世界を解釈(分析)して来ただけだからだ。肝要なのはそれを変えることである」(←マルクスをもじりました)。ひとつだけ不安なのは、いっときの「事件」がネットを通じて国民的ヒステリーに転換する可能性を否定出来ないということだけ、ではある。 当初私は、自民党に対抗し得る唯一の政党である共産党はネット戦略で「出遅れた」と評価していた。安倍首相のTwitterのフォロワーは15万だし、確か5月ぐらいになって始めた共産党志位委員長のTwitterは一週間たっても一万弱だった。勝負にならないと思っていた。しかし、都議選の蓋を開けてみると、共産党の候補者のTwitterの呟き数は他党を圧倒していたのである。何故か。ひとつは、親分1人が頑張らなくても語るべき言葉をもつ所謂「同志」たちは他党を寄せ付けないほどに多くいたということである。ひとつは、「語るべき言葉(政策)」が他党を圧倒するほどあったということである。 京都新聞の25日の記事を読むとその辺りの詳しいことがわかる。 ネット選挙に一定手応え 参院選京都、5陣営に聞く 参院選はインターネットを使用した選挙運動が初めて解禁され、京都選挙区で争った候補者もネットをさまざまなPRに使った。ネットは今後の選挙でも一つのツールとして活用が見込まれる。効果や課題について5政党の陣営に聞いた。 <自民>西田昌司氏の陣営は、ホームページで本人が1日の動きや手応えを語る動画を毎日配信し、街頭演説や個人演説会の日程も告知した。公示から数日間と投開票日はアクセスが倍になり、担当者は「投票の参考にした人がいたのでは」とする一方、「集票にどこまで効果があったかは測れない」とも話した。 名簿を基にした電話作戦では最近、相手が知らない番号でかけると出てもらえないケースが多く、メールで投票を呼び掛けたり、演説会の日程を知らせたりするネット選挙は、電話作戦と両立する可能性があるとみている。 <共産>倉林明子氏の陣営は、漫画で党を紹介するなど親しみやすいホームページ(HP)作成と、ツイッターなどSNS(会員制交流サイト)での情報拡散を柱に据えた。HPを頻繁に更新し、党員にはSNSで「新しい情報がHPに掲載されたよ」と発信してもらうことで「文章を書くのが苦手な党員にも、手軽に情報発信してもらえた」(担当者)という。 事前に党員向けのSNS使い方講座を府内約20カ所で開催した。ネットは無党派層の関心を喚起するツールになったとみており、「選挙後も継続して情報発信していくことが大事だ」と話す。 <民主>北神圭朗氏の陣営は、ネット対策にスタッフ2人を配置した。ブログとフェイスブックを主に使い、街宣活動や個人演説会の告知などを日々、発信した。府内で知名度アップを図るため、動画サイトも立ち上げ、政策一辺倒ではなく、人となりも紹介した。 ただ、担当者は「有権者の投票行動にどこまで結びついたか分からない」と話す。今後は「ネットですべて完結できるわけではないが、どの有権者層に支持を求め、どうしたら他候補との対立構図を分かりやすく伝えられるかなどを検討し、さらに戦略的に使う必要がある」とした。 <維新>山内成介氏の陣営は、山内氏本人がフェイスブックで政策の考えや日々の活動を発信し、届いたメッセージにも返信した。選挙戦を支えた妻も夫の様子を書き込み、人柄が伝わるような軟らかい話を織り交ぜた。 陣営は「書いた内容を街頭で話題にしてくれる人もいた。意外と見ている人が多いんだと驚いた」と反響の大きさを語る。ただ、「ネット投票ができないと、投票率は上がらず直接的な効果は出ない。今の時代にあわせるべきだ」とも指摘。今後もフェイスブックによる情報発信を続けていくという。 <みんな>木下陽子氏の陣営は、ホームページでフェイスブックの書き込みや動画が見られるようにした。陣営は「立候補表明が公示直前と出遅れ、チラシを街頭で配る活動の時間が十分にとれない中、代わりにネットを使って政策を伝えることができた」と利点を説明する。 一方、陣営側が候補者の活動日程を発信したのに対し、有権者からホームページに掲載していない政策の考えを聞きたいとの声もあり、「伝えたい情報と有権者が知りたい情報にギャップがあったかも」と分析。「ネット効果が、どの程度あったのかは分からない」とした。 2013年07月25日 09時30分配信 確かに普段はその存在さえも知られなかった共産党京都地区党委員会のホームページで、共産党を知らない女の子が描いた共産党の紹介マンガが話題なっている、という話題が岡山の私の処まで届いたのはその「カクサン」力のたまものだろう。選挙終盤では、「京都民主党が公明党に票を回してもらっている」という情報を私自身がブログで「カクサン」したぐらいだ。 以下のことを書くと、必ず一定以上の年齢の方からはサーと「引かれてしまう」のであるが、私はAKB総選挙と実際の国政選挙は相関関係があると思う。去年の衆議院総選挙、大震災と原発事故を受け戦後初めての20万人国会前デモが実現して革新票が増えるのではないかと期待されていた。しかし、結果は自民党・維新含めて保守党の大勝利に終わった。AKBも絶対的センター前田敦子の卒業を受けて上位組の大幅な入れ替えがあるのではないかと言われていた。しかし蓋を開けてみると、指原の四位以外は上位組は微動だにしなかったのである。 今年はどうだったか。5月20日のAKB総選挙速報を受けての私のブログ記事を再録する。 速報はあくまで速報ではあるけれど、最終結果とガラッと変わることは過去なかったことを考えると、今回の選挙の結果はハッキリしたように感じます。 去年起きなかった「政権交代」が今回は起きるということです。 さっしーが一位というのは意外だったが、よく考えればアリかなと思う。指原は要するに高橋みなみと大島優子の若返りなのである。歌が上手いとは思えないが、「顔」としては1番そつなくやっていけるだろう。踊りと歌と女優とモデルは他のメンバーがやればいい。 残念ながら、優子の三連覇はありません。今回優子が二位か三位に着けたとしても、神7と言われた篠田麻里子、高橋みなみ、板野友美(卒業なんだから、この女性はむしろ居なくなって欲しい)、小島陽菜などが脇を固めない政権はあり得ない。もちろん、最終結果で彼女たちがまた10位以内に入れば様相はごろりと変わる。 ところで、私は去年からずっとAKB総選挙は現実総選挙の先取りになると予測してきました。去年、脱原発勢力が台頭するのではないかと言われた総選挙が保守の独り勝ちになった結果はその半年前のAKB総選挙に出ていたのではないか、という仮説である。なぜならば、AKB総選挙は、「ガチ」であるだけに如実に無党派層の投票行動が反映されるからである。 そういう意味では、今回参議院自民党圧勝の予想がされているけれども、十分脱原発勢力や共産党、社民党が台頭する可能性が出て来ました。 しかし、AKB総選挙がそうであるように、努力しないものに勝利はあり得ません。 今回、AKB総選挙のメンバーとファンたちの「選挙活動」を観察する中で、現実総選挙でも参考にするべき点は少なくとも3つあるように感じました。 ●ネット選挙として、Twitterの活用をひつこいぐらいにやること。今回珠理奈の躍進は、他候補に比べて珠理奈押したちのTwitter呟き数がずば抜けていた事によるものだと私は推測します。珠理奈は次世代としては1番実力はあると思うが、メデイア露出は上位5人では1番少なかった。ブログ更新も1番少ない。しかし、Twitterによるモバイル投票(4票分)の呼びかけ、投票の仕方、速票に間に合わす事の重要性の徹底などは珠理奈のファンが1番多かった(←「AKB総選挙」や「投票」で、Twitter検索をした結果で推測しています)。総選挙で、相応しい候補者が出るのが最低条件ですが、それを活かすのはやはり支持者による広め方だろう。 ●もう一つ、ネット選挙の活用方法であるが、YouTubeを徹底活用すること。今回躍進した、宮澤佐江、渡辺美優紀、松井珠理奈、島崎遥香、渡辺麻友にはファンたちが作ったプロモーションビデオが多数存在して、高回転していることで共通しています。彼等はそれを作り、FacebookやTwitterでひつこいぐらいに広めている。見たら、3-4分で非常によくまとまっています。ファンたちが「かってに」作るそういうプロモーションビデオは、現実総選挙では、残念ながらひとつも見たことはありません。参議院選挙まであと二ヶ月、こんなんでいいのかな?と思います。 ●最後のひとつは、候補者のやる気です。どれだけ本気で「当選」しようとしているか、その本気度でファンたちは本気で動くのです。ブログの更新回数もその目安ですし、今までの「物語」もそのひとつです。少なくとも、候補者は現在はビックリするぐらいにTwitter、Facebook、ブログの更新をするべきです。もちろん、リアル世界での活動がその基礎になければなりません。(5月23日の私のブログより) さて、結果はご存知のように優子の二連覇はなく、「まさか」の指原の一位、そして松井珠理奈と松井玲奈の初めての神7入り。宮澤佐江の10位入りという結果でした。ただ、残念ながらものすごい変革とまではいかずに10位に入れなかった元神7は卒業する板野友美1人でした。 つまり、AKBオタに代表される若い無党派は、去年は保守を選択し、今年は少しの革新を選択したのです。選挙有権者の主役は若い無党派ではなくて、50代以上の有権者と広範な無党派だということを考えると、AKB総選挙から実際の国政選挙の「傾向と対策」を見ることは有益だ、というのが私が強調したいことです。 つまり、「ネット対策」はこれからも重視してし過ぎることはない、ということです。
2013年07月26日
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今回の選挙、素人が作るこんなチラシがすぐに出回るようになった。私はこういう雰囲気を待っていた。少し遅すぎるけど。 これぐらいのチラシ、前回の選挙でも作ることは出来たのだけど、多分みんな遠慮していたのだと思う。 ともかく、選挙に行こう。 入れる政党がない?それで棄権すれば実質的に自民党を推したことになる。それで貴方は本当にいいんですか? 私は共産党に入れる(既に入れた)。 それを今展開する余裕はない。 ともかく自公民にいれちゃヤダ! 選挙に行こう!
2013年07月19日
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これでも貴方は自民に投票しますか? 東京新聞:平和憲法に真っ向背反 石破幹事長の「軍法会議設置」発言:特報(TOKYO Web) http://t.co/nxoXuRQDFb 自民党は同党の改憲草案で、憲法九条を変更して自衛隊を「国防軍」にすることを掲げた。それに伴い、国防軍に「審判所」という現行憲法では禁じられている軍法会議(軍事法廷)の設置を盛り込んでいる。防衛相の経験もある同党の石破茂幹事長は四月に出演したテレビ番組で、審判所設置に強い意気込みを見せた。「死刑」「懲役三百年」など不穏な単語も飛び出した石破氏の発言とは-。 (小倉貞俊) 軍事裁判は秘密法廷である。そこでなにが行われるか。この記事によると、上官の命令に従わなかったとき(例えば民間人を殺すのを拒否したようなときか⁉)、それは最高で死刑になるのである。 対象は軍人だけではない、その他公務員だという。 自分の息子たちがそんな目に遭ったらー それでも貴方は自民党に投票するのですか? それでも貴方は公明党、民主党に投票するのですか? 朝日朝刊『攻勢共産に保守包囲網 京都財界危機感 民主後押し』。公明・学会の民主肩入れを示唆する記事。 ここに今回の選挙の本質がある。改憲や増税、その他の政策で少しの違いがもしあったとしても基本的には自公民は「一体」なのである。その一議席が最も衝撃力がある共産党の議席を阻止するためには「なりふり構わない」こともやるのだ。 それでも貴方は公明党、民主党に投票するのですか?
2013年07月17日
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ずっとAKB総選挙に注目して来た。もちろん押しメン(優子と珠理奈のこと)の行方も気になっているからだが、それ以上にこの選挙結果が若者(それだけでなく無党派層と言っていいかもしれない)のリアル投票行動を反映していると思うからである。もしその仮定が成立するならば、7月総選挙の結果にも影響を与えるだろう。 結果はこうだった。全部出してもイメージわかないと思うので、一応選抜16位まで。 1 位 HKT48 指原 莉乃 150,570票 2 位 AKB48 大島 優子 136,503票 3 位 AKB48 渡辺 麻友 101,210票 4 位 AKB48 柏木 由紀 96,905票 5 位 AKB48 篠田 麻里子 92,599票 6 位 SKE48/AKB48兼任 松井 珠理奈 77,170票 7 位 SKE48 松井 玲奈 73,173票 8 位 AKB48 高橋 みなみ 68,681票 9 位 AKB48 小嶋 陽菜 67,424票 10 位 SNH48 / AKB48兼任 宮澤 佐江 65,867票 11 位 AKB48 板野 友美 63,547票 12 位 AKB48 島崎 遥香 57,275票 13 位 AKB48 横山 由依 53,903票 14 位 NMB48 山本 彩 51,793票 15 位 NMB48 / AKB48兼任 渡辺 美優紀 44,116票 16 位 SKE48 須田 亜香里 43,252票 指原一位の意味については、後で述べるとして、全体傾向の私なりの分析。 去年の選抜から外れたのは、(その当否は置いて)明らかな恋愛ルール違反をした峯岸 みなみ 、年齢が上でメデイア露出も多くない梅田 彩佳 、AKBとSKE兼任でメデイア露出が減った 北原 里と卒業で出場辞退した河西智美だった。全員努力家であるが20歳以上という共通点がある。選抜に入ったのは、努力家ではあるが、それ以上に若さとキャラの確立、勢いそしてみんな島崎遥香以外が地方のグループということだった。 と、ここまで書いてAKBに詳しくない人には退屈な文章になっていることに気がつきました。やはり細かい分析はやめて結論のみ書きます。 投票行動の傾向。 ●努力家でないと上には行けない。 ●キャラが立つ(分かりやすさ)人 ●地方の時代(東京中心ではない)。だから、マスメディアの下馬評は通用しない。 さらに「指原が一位になってしまった」ことの意味も考えてみる。 ともかく求められたのは、橋下にも通じる「わかりやすさ」と「自己演出能力」です。彼女は本来はピュアだとは思いますが、去年のスキャンダルで「胡散臭さ」も付け加わりました。さらに言えば、「明るい方向へ」「ともかく変化して欲しい」というファンの切実な思いです。 今迄のAKB総選挙はずっと「悲劇」でした。しかし、AKB第二章が始まったと言われた前田敦子卒業後の最初の総選挙で起こったのは、マルクスの「歴史は二度現れる。最初は悲劇として、次に喜劇として」の歴史法則とおりに、そのように動くようです。 指原は歌も踊りも演技も上手くはない。優子が全てに於いて優秀だったのとは、ほとんど対象的です。けれども指原には演出能力がある。歌や踊りやファッションは他のメンバーがすればいい。指原は悲劇を喜劇に変えればいいだけなのです。 7月の総選挙。 もし、自民党や維新の会に勝とうとするならば、必要なのは何か。 もうお分かりだと思う。 ●正当性のある公約の地道な宣伝を基礎に ●ともかく明るいイメージで「顔」を作る ●ともかく分かりやすく(マスメディアに頼る必要なし) ●地元密着型で要求を吸い上げる うーむ、やはり自民党圧勝のような気がして来た(^_^;)。
2013年06月09日
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昨日は多分4年ぶりの東京行きでした。反原発の中央集会があって、労組が連れて行ってくれるというので、強行スケジュールでしたが、新幹線に乗ったのでした。途中で綺麗に富士山が見えました。 先ずは明治公園での集会。 「直近の世論調査でも70%の国民が原発ノーと言っています。いまも16万人の人が避難生活を強いられています。」 主催者あいさつの中でそんな言葉が聞こえる。なんか10年前には予測できなかった未来がここにある。 原発事故がホントに起こったのだな、ということが一つ。政府の政策にここまで国民が一つになって反対している、ということが一つ。頭ではわかっていても、中央集会にくることで、やっとそのことが実感出来た。 集会が始まる前の展示ブースでは、「原発労働者の実態を告発するシンポジウム」をしていた。原発労働者を取材してきたジャーナリストの布施佑仁氏は「労働者は原発事故前よりも賃金が減っている。自ら使い捨てだという」と言っていた。原発労働者の声はなかなか表に出ないので、貴重。 老朽原発の東海第二原発を廃炉にするために、とてもわかりやすいパンフレットも作り頑張っている人たちも知ることが出来た。 首都圏反原発連合のパンフレットもとてもわかりやすいものでした。 日本共産党志位和夫氏のあいさつでは「原発事故は収束とは程遠い。首相も原発に絶対安全はないということを認めざるを得なくなった。スケジュール先にありきの再稼働は絶対許さない。」等々。 四ツ谷駅まで向かうデモの途中、新宿歴史博物館の方向を知らせる看板を見つけた。 せっかく東京に来たのにまっすぐとんぼ返りの日程、博物館フェチの私としては覗かざるを得まい。時間が押していたので、30分しか見ることが出来ず、1番目当ての考古遺物は少ししか無かったけど、それでも百人町三丁目西遺跡の隆起線文系土器、落合遺跡の土器など特徴的な遺物もあったし、遺物展示のパンフレットも買えました。 宿場・内藤新宿の模型、新宿一帯の明治初頭の一目屏風、昭和10年の文化住宅再現など見応えがあり、もう一度来たいと思わせる「いい博物館」でした。 特に、明治、昭和の文豪たちの居宅の位置を地図に落としており、ここを拠点にして文豪居宅跡巡りをするには、もってこいです。 明治公園の集会には1万8千人が集まり、私は 参加できなかったけど、三つの集会が一つになった国会大包囲網行動には6万人が集まったそうです。 あじさい革命は、現在進行形です。 produced by 「13日の水曜日」碧猫さん
2013年06月03日
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AKB総選挙の速報結果(22日一日分の投票数)が出ました。とりあえず選抜16位までの結果をメモします。 第1位 指原莉乃 28,563票 HKT48 チームH / HKT48劇場支配人 兼任 前回4 第2位 渡辺麻友 14,885票 AKB48 チームA 前回2 第3位 大島優子 14,000票 AKB48 チームK 前回1 第4位 松井珠理奈 13,656票 SKE48 チームS / AKB48 チームK 兼任 前回9 第5位 柏木由紀 12,887票 AKB48 チームB 前回3 第6位 松井玲奈 12,177票 SKE48 チームE 前回10 第7位 島崎遥香 11,832票 AKB48 チームB 前回23 第8位 柴田阿弥 11,530票 SKE48 チームKII 前回× 第9位 横山由依 10,616票 AKB48 チームA 前回15 第10位 渡辺美優紀 9,163票 NMB48 チームN / AKB48 チームB 兼任 前回19 第11位 須田亜香里 8,753票 SKE48 チームKII 前回29 第12位 宮澤佐江 8,567票 SNH48 / AKB48 チームK 兼任 前回11 第13位 山本彩 8,097票 NMB48 チームN 前回18 第14位 板野友美 7,407票 AKB48 チームK 前回8 第15位 篠田麻里子 7,126票 AKB48 チームA 前回5 第16位 木崎ゆりあ 6,891票 SKE48 チームS 前回31 速報はあくまで速報ではあるけれど、最終結果とガラッと変わることは過去なかったことを考えると、今回の選挙の結果はハッキリしたように感じます。 去年起きなかった「政権交代」が今回は起きるということです。 さっしーが一位というのは意外だったが、よく考えればアリかなと思う。指原は要するに高橋みなみと大島優子の若返りなのである。歌が上手いとは思えないが、「顔」としては1番そつなくやっていけるだろう。踊りと歌と女優とモデルは他のメンバーがやればいい。 残念ながら、優子の三連覇はありません。今回優子が二位か三位に着けたとしても、神7と言われた篠田麻里子、高橋みなみ、板野友美(卒業なんだから、この女性はむしろ居なくなって欲しい)、小島陽菜などが脇を固めない政権はあり得ない。もちろん、最終結果で彼女たちがまた10位以内に入れば様相はごろりと変わる。 ところで、私は去年からずっとAKB総選挙は現実総選挙の先取りになると予測してきました。去年、脱原発勢力が台頭するのではないかと言われた総選挙が保守の独り勝ちになった結果はその半年前のAKB総選挙に出ていたのではないか、という仮説である。なぜならば、AKB総選挙は、「ガチ」であるだけに如実に無党派層の投票行動が反映されるからである。 そういう意味では、今回参議院自民党圧勝の予想がされているけれども、十分脱原発勢力や共産党、社民党が台頭する可能性が出て来ました。 しかし、AKB総選挙がそうであるように、努力しないものに勝利はあり得ません。 今回、AKB総選挙のメンバーとファンたちの「選挙活動」を観察する中で、現実総選挙でも参考にするべき点は少なくとも3つあるように感じました。 ●ネット選挙として、Twitterの活用をひつこいぐらいにやること。今回珠理奈の躍進は、他候補に比べて珠理奈押したちのTwitter呟き数がずば抜けていた事によるものだと私は推測します。珠理奈は次世代としては1番実力はあると思うが、メデイア露出は上位5人では1番少なかった。ブログ更新も1番少ない。しかし、Twitterによるモバイル投票(4票分)の呼びかけ、投票の仕方、速票に間に合わす事の重要性の徹底などは珠理奈のファンが1番多かった(←「AKB総選挙」や「投票」で、Twitter検索をした結果で推測しています)。総選挙で、相応しい候補者が出るのが最低条件ですが、それを活かすのはやはり支持者による広め方だろう。 ●もう一つ、ネット選挙の活用方法であるが、YouTubeを徹底活用すること。今回躍進した、宮澤佐江、渡辺美優紀、松井珠理奈、島崎遥香、渡辺麻友にはファンたちが作ったプロモーションビデオが多数存在して、高回転していることで共通しています。彼等はそれを作り、FacebookやTwitterでひつこいぐらいに広めている。見たら、3-4分で非常によくまとまっています。ファンたちが「かってに」作るそういうプロモーションビデオは、現実総選挙では、残念ながらひとつも見たことはありません。参議院選挙まであと二ヶ月、こんなんでいいのかな?と思います。 ●最後のひとつは、候補者のやる気です。どれだけ本気で「当選」しようとしているか、その本気度でファンたちは本気で動くのです。ブログの更新回数もその目安ですし、今までの「物語」もそのひとつです。少なくとも、候補者は現在はビックリするぐらいにTwitter、Facebook、ブログの更新をするべきです。もちろん、リアル世界での活動がその基礎になければなりません。 最後に、不肖KUMA0504はモバイル投票を優子と珠理奈に2票づつ投じました(^-^)/。(←今月だけ会員になる方法。1260円必要)皆さん、出来たら、優子と珠理奈に清き数票をお願いします!
2013年05月23日
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AKB総選挙の政見放送が始まりました。ネット選挙の見本とも言って良いものが始まっています。 ◆アピールコメントはこちら ※参照したいメンバーの写真をクリックし、プロフィール写真下の動画を再生してください。 http://www.akb48.co.jp/sousenkyo/32ndsingle/member.php ちなみに、私は優子と珠理奈押しです。よろしくお願いします(^-^)/。 ところで、 Facebookで総選挙の紹介をした時にビックリしたのですが、FacebookではホームページのURLを示しただけでトップページが出てくるのですね。反対に言えば、これはネット選挙の大きな武器です。政党や候補者は、今すぐにでもトップページをわかりやすいものに作り変え、すぐ下にYouTubeを貼り付け選挙ページを作り、FacebookやTwitterで紹介してもらうべきです。 つくづくAKB総選挙はネット選挙の見本です。 produced by 「13日の水曜日」碧猫さん
2013年05月05日
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いま、百田尚樹の「永遠のO」を読んでいる途中なのですが、この中で現代の姉弟が第二次世界大戦の戦略批判をする場面があります。 戦争当時の長官クラスが強気一点張りの作戦ばかりとって、主人公の宮部のような優秀な兵士たちをたくさん死なせた一方で、自分が前線の指揮官になった時には突然弱気になる。これは「構造的なもの」があるのではないか。彼らはペーパーテストで出世して来た人間である。彼らはマニュアルには強いが、そうでない場合には弱い、ミスを恐れる。そして自分が間違っているとは思わない。(一方、アメリカは結果責任をきちんと取らせるらしい)そして、高級士官は、尽く失敗の責任を取らなかった。 まだ結末を読んではいないが、これは現代の合わせ鏡だと作者は言いたいのだろう、と思う。2006年の作品ではあるが、原発事故がそれを見事に証明した。 ただ、私はアメリカの結果責任を追求する「構造」も国を幸せにするとは思わない。それは昨日のユニクロ社長の言い分ではないが、「生存か死か」を求めてそういう勝ち負けしかないことを前提にしている「構造」だからである。 コーヒーBOSSのCMで宇宙人ジョーンズの「このろくでもない、すばらしき世界」シリーズがある。天野祐吉さんが見事な解説を書いていた。 (CM天気図)愛されるという勝ち方 天野祐吉 長嶋さんと松井くんの国民栄誉賞に異存はないが、ぼくとしては高見盛関にも何かあげたい。強い力士やカッコいい力士はたくさんいるが、こんなに相撲を楽しくしてくれた力士は、ちょっといないんじゃないだろうか。 そのことに素早く目をつけたジョーンズ氏は、さすが宇宙人だ、感度がいい。 両腕で自分の胸を思いっきりたたく、あの気合注入のパフォーマンスをしてがんばっても、コロコロ負けてしまう高見盛。 「この惑星の住人は、だれもが勝利者になれるわけではない」とジョーンズ氏の声が入って……。 ついに引退を決意した高見盛は所属部屋の名札掛けから、静かに自分の名札を外す。と、そのうしろから「高見盛~」という行司の名乗り声。なんとそれは、行司になってこの惑星を調査中のジョーンズ氏ではないか。 画面は一転、明るい国技館の土俵の上。胸を張る高見盛。客席で歓声をあげる人たち。ハンカチを目に当てている老婦人もいる。 「ただ、この惑星には“愛される”という勝ち方もある」 画面は再び稽古場に戻り、高見盛が行司のジョーンズ氏から軍配に載せた缶コーヒーをもらう。 そう、強い人はいる。えらい人もいる。親切な人もいる。が、愛される人はめったにいない。高見盛がジョーンズ氏から軍配に載せてもらったのは、サントリーのボスではなくて、宇宙人栄誉賞なのかもしれない。 ところでこの調査シリーズは、これがなんと37作目だそうな。60秒版で計算すると合計37分。「このろくでもない、すばらしき世界」をみごとに描いた映画として、この上ない愛国心教育の教材になると思うけどね。 (コラムニスト) このシリーズは「世界」を「日本」と書き換えれば、見事な日本文化論になるのである。 戦前、日本の戦略は大いに間違っていたが、アメリカの(戦術はともかく)戦略も褒められたものではなかった。その後の冷戦で多大な浪費をしたからである。唯一褒められるべき戦略は、憲法9条の戦略「愛される」それなのではないか。五月にかけての私の読書課題である。 produced by 「13日の水曜日」碧猫さん
2013年04月24日
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朝日のメルマガで、ヘッドラインNEWSがくるのですが、そこにはこう書いていました。 「黒田日銀総裁の賭け」 日本銀行が「市場に流すお金の量を2年で2倍に増やす」という大胆な金融緩和策を決めました。就任したばかりの黒田東彦(はるひこ)総裁が、デフレ脱却を目指す安倍政権の期待に、いきなり満額で答えたのです。黒田総裁は「重大な副作用が直ちにあらわれる可能性は極めて薄い」と説明します。しかし、株や不動産のバブルや、物価が上がるのに給料が上がらないといった懸念はぬぐえません。景気回復か、再びの失望か。「賭け」の行方は? http://news.asahi.com/c/ab5ibe66iPdv76a3 そして今日の社説では 「(社説)新たな緩和策 歯止めを壊すだけでは」と、アリバイの様に懸念を書いている。 曰く、 「 過去の経験では、マネタリーベースが増えてもデフレは解消しなかった。民間経済に有望な投資先がなければ、資金需要は増えないからだ。 そうしたなかで金融緩和ばかりに依存する経済運営では、円安に伴う輸入物価の上昇だけがもたらされる「悪いインフレ」や不動産バブルなど、いびつな現象が広がりかねない。 賃金の上昇や雇用の拡大を通じた実体経済の改善に向けて、思い切った規制改革をするなど政府の役割は大きい。 黒田総裁は大胆な緩和の効果がきちんと引き出されるよう、財政規律の確保や改革への努力を、政府や民間に促す責任も果たしてほしい。」 アベノミクスを持ち上げる新聞がこんな事を書いても、説得力はない。 安倍政権は強いものが生き残る、そんな政治を目指しているのは素人目から見ても明らかだからである。 例えば、年金生活者はこれからどんどん削られてゆき生活資金がなくなってゆく事はもうレールが敷かれている。消費税増税やインフレはそれをさらに削ってゆくだろう。 近所はついに満開
2013年04月05日
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どうもわからない。 TPPの世論調査である。 この様な記事だった。 TPP交渉参加表明「評価する」71% 朝日新聞社世論調査 TPP参加賛否、交渉参加表明の評価 朝日新聞社が16、17日に実施した全国定例世論調査(電話)によると、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加を安倍晋三首相が表明したことについて、「評価する」が71%に上り、「評価しない」の18%を大きく上回った。▼2面=「比例は自民」47% TPPそのものへの参加は賛成53%、反対23%。参加反対層でも首相の交渉参加表明は「評価する」という人が32%いた。 ただ、日本の農業や健康保険制度を守るという発言通りに安倍首相が交渉を進めることができるかと尋ねると、「できる」39%、「できない」40%で見方は割れた。首相の交渉参加表明を「評価する」層でも、31%は「発言通りに交渉できない」と見ている。 TPP参加による日本経済への影響は「とてもよい」7%、「ややよい」58%で「よい」が計65%。一方「やや悪い」20%、「とても悪い」7%だった。 しかし、「仮にTPPで農業が自由化されたとしたら」として聞いた質問では、「日本の農業にとって悪い面が大きい」の56%が「よい面が大きい」の24%を上回った。農林漁業者層では大半が「悪い面が大きい」と回答。地域別にみると、特に北海道で「悪い面が大きい」と答えた人が多めだった。 農業の自由化で外国産の安い農産物がたくさん入ってくることについては、「よいこと」36%、「よくないこと」48%。TPPに参加することで食品の安全基準が下がる不安を「感じる」が71%、「感じない」が22%だった。 安倍内閣の支持率は前回2月調査の62%からやや上がり、過去最高の65%、不支持率は17%だった。 有効回答1553人、回答率58%だった。 「評価する」が圧倒的に多いのも意外だったが、政府を信頼しているか、といえば「首相の交渉参加表明を「評価する」層でも、31%は「発言通りに交渉できない」と見ている。」と信頼していないのである。しかも、「安い農産物がたくさん入ってくることについては、「よいこと」36%、「よくないこと」48%。」と、批判的に見ている。 それでも「評価する」という。 何故か。世間(マスコミ)が評価しているから。としか思えない。 誰か、その胸の内を教えて欲しい。 たまたま今日の朝日デジタル記事を見ていたら、こういうのも載っていた。 さとり世代、浸透中 車乗らない、恋愛は淡泊… 若者気質、ネットが造語 「さとり世代」という言葉が広まっている。インターネットから生まれた表現で、今の若者を象徴しているという。バブル世代とも、ゆとり世代とも違うという「さとり世代」。どんな人たちのこと? 「さとり世代」が最初に登場したのは2010年1月。ネット掲示板「2ちゃんねる」で、元日経新聞記者の故・山岡拓さんの著作「欲しがらない若者たち」を語るスレッドだった。 同書には、今の若者の消費動向について「車に乗らない。ブランド服も欲しくない。スポーツしない。酒は飲まない。旅行しない。恋愛には淡泊」とある。 これを受け、1人が「さとり世代」と書き込むと、「いい言葉!」「面白いフレーズ」などの書き込みが殺到。その後、掲示板の創設者で元管理人の西村博之さん(36)がツイッターで「『さとり世代』。結果のわかっていることに手を出さない。草食系。過程より結果を重視。浪費をしない」とつぶやき、ネットで拡散した。 ■閉塞感が影響? 結果をさとり、高望みしない世代――。何歳くらいを指すのだろうか。 博報堂若者生活研究室アナリストの原田曜平さん(35)は「ゆとり教育を受けた世代と年齢的にほぼ重なるだろう」と話す。 ゆとり世代は、主に02~10年度の学習指導要領で学校教育を受けた人たち。1980年代半ば以降に生まれ、現在の年齢は10代から20代半ばだ。 物心ついたときにはバブルが崩壊し、景気は後退。一方で、ネットが普及し、自ら足を運ばなくても欲しい情報が手に入る環境を享受してきた。原田さんは「『ゆとり世代』はダメな若者を指す言葉になったが、『さとり世代』は、ゆとり教育を受けつつ、さらに勉強をし、現実的な将来を見通す賢い集団でもある。だからこそ、結果をさとらざるを得なかった」。 社会学者の古市憲寿さん(28)は「自分を一歩ひいて見ざるを得なかった世代」とみる。社会の閉塞(へいそく)感で、夢や目標を持つことの見返りが不透明になったことが一因という。「お金がないと合理的になるのは当然のこと」と指摘する。 ■企業には危機感 若者は、長く消費ブームの先頭に立ってきたが、最近は20代の購買欲が落ちているとの指摘もある。 例えば、旅行。日本交通公社によると、20代の海外旅行者数は00年の417万人に対し、12年は294万人。JTBワールドバケーションズの太田真規男さん(51)は「この世代を押さえないと、新婚旅行、家族旅行へと続く市場を獲得できない」と危機感を示す。 例えば、クルマ。日本自動車工業会が08年、18~24歳を対象に実施した乗用車市場動向調査によると、免許保有率は01年から65%程度でほぼ横ばいだが、実際に運転する人の割合(男性のみ)は99年の74・5%から、07年は62・5%に減少。購入したい車の価格は男女ともに「120万円以下」が増加した。担当者は「この傾向はますます強まっている」と話す。 日産自動車マーケティング本部の塚原隆彰さん(36)は「車を持つことがステータスだった時代は終わった。恋愛、グルメなどのキーワードと合わせて、車への関心を高める工夫が必要です」。 ただ、20代の人口は減り続けているし、若者の所得も下落傾向だ。「さとったから買わない」でなく、使うお金がないだけかもしれない。 ■「覇気感じない」 でも、労働現場からは、こんな声も漏れる。 東京都内でアパレル販売の会社を営む小林栄治さん(30)は、19~26歳のスタッフに頭を抱える。「仕事はそつなくこなすが、上を目指そうという気概がない」 彼らに「店長になってほしい。給与も上がる」と声をかけると、「大変なだけじゃないですか」と断られることが多いという。 (古田真梨子) ◆夢は寛容な大人 「さとり世代って言われれば、僕もそうかも」 東京都内の大学に通う男子学生(26)は言う。都内で生まれ育ち、北は北海道まで行ったことはあるが、南は三重県どまり。パスポートは持っていない。 「異国の料理は都内で食べられる。海外の様子はネットでわかる」。車の免許は必要性を感じられず、教習所に通ってはみたものの、「中退」した。「将来は自分のレベルに応じた暮らしぶりでいい。すごいことをやろうなんて思わない」 千葉県の女子学生(20)も海外旅行に興味がない。「手続きが面倒くさい」という。化粧品か下着のメーカーへの就職を希望するが、年収にはこだわらない。「ほどよく力が抜けた大人になりたいんです」 淡泊な恋愛観も、さとり世代の特徴とされる。横浜市の男子学生(20)は長身のイケメンだが、彼女はいない。親しい女性はいるが、「ただの友だち」。親類の40代男性から「それで満足? 俺たちの時代では考えられない」と驚かれたが、「普通だよ。みんなと仲良くできればいい」。将来の夢は、「寛容でおおらかな大人になること」。 「結果のわかっていることに手を出さない。草食系。過程より結果を重視。浪費をしない」 それはつまり、総てを諦めているから、TPPに問題はあるかもしれないけど、決まっちゃうんだから勝ち馬に乗っとけ、ということだよね。 その後、経済植民地国になっても仕方ないということだ。私の愛する日本国民がそんな人たちではないことを祈るばかりだ。 produced by 「13日の水曜日」碧猫さん
2013年03月18日
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宇都宮けんじさんの都知事選出馬記者会見をツィートした公式ツイッターの呟きをまとめてみました。12/11/09 14:59上原公子さんによる挨拶です。 12/11/09 15:00宇都宮けんじ登場しました。 12/11/09 15:00宇都宮けんじは、来たるべき東京都知事選挙に立候補することを決断いたしました。 12/11/09 15:01皆様から推薦していただいたことを本当に感謝しています。人にやさしい東京を取り戻すために働く所存です。 12/11/09 15:02311と原発事故の被災者の救済にも弁護士として取り組んでまいりました。立候補にあたり「脱原発を東京から」をまず第一の取り組みとしたいと思っています。 12/11/09 15:05東京都民は福島第一原発からの電力をもっとも多く消費しています。原発の被害者を救うためにも東京から脱原発を訴えます。 12/11/09 15:06また原発は、放射能汚染の問題もあり、下請け労働者による、非人間的な労働によって支えられている。一度事故に遭ったら取り返しのつかない被害が生じる。それらの意味でも原発を認めるわけにはいけない。 12/11/09 15:11弁護士として、これまで貧困問題の解決に取り組んできました。貧困はますます深刻化しています。 12/11/09 15:13戦争直後は貧しくもあったが、地域にはつながりがありました。しかし今の貧困は経済的に貧しいうえに、「関係の貧困」という、孤立化した状況があります。 12/11/09 15:15東京都は財政的には豊かな自治体のはずですが、餓死する人もいたり就学が難しい子どもの問題などは深刻です。石原都政は、弱者を切り捨ててきた冷たい都政でした。しかし私たちは「人にやさしい東京」をつくります。 12/11/09 15:18次に教育の問題です。日の丸・君が代の強制について、教師が管理されているという以上に、子どもたちへの影響は大きい。民主主義の担い手をつくる教育の現場で、教師が管理され萎縮している。それがいじめの問題にも関係している。 12/11/09 15:21石原都知事は、尖閣問題を持ち出し、中国との関係を悪化させ、日本経済にも大きなダメージを与えました。私は、アジアとの関係をよりよくするために首都東京から平和のメッセージを発信していきたいと思います。 12/11/09 15:23みなさまからの応援メッセージをいただいています。 12/11/09 15:26ピースボートの共同代表・吉岡達也さんからの応援メッセージです。12/11/09 15:27「世界を回っていると、『なぜあの方(=石原都知事)が都知事なのか?』と聞かれます。なぜ東京から脱原発をいわないのか?東京も被災地でしょう?」といわれます。東京からの発信は、国際社会に影響を与えるのです(吉岡さん) 12/11/09 15:28「誰が都知事になるのか。脱原発を訴えるのか、世界は見ています。広島・長崎、そして福島を体験した私たちが何を選ぶのか、この都知事選は世界が注目しています」(吉岡さん) 12/11/09 15:31上原公子さん「東京から脱原発を訴えれば、世界が変わります」 12/11/09 15:31脱原発弁護団の弁護士の河合さんからのメッセージです。 12/11/09 15:33「東京都民の命を健康を守るという職責を負った都知事には、脱原発をいう責任があります。東京には原発はない、という人がいますが、浜岡原発が事故を起こせば地元はもちろん都民は被害に遭います」河合さん 12/11/09 15:36メッセージの代読です。作家の辻井喬さんからです。 12/11/09 15:37続いて、海渡雄一弁護士からのメッセージの代読です。 12/11/09 15:39質疑応答の時間に入ります。 12/11/09 15:40質問「脱原発ということだが、野田総理は30年代にゼロにするといっている。宇都宮さんはどう考えていますか」 12/11/09 15:42宇都宮「早いほうがいいと考えています。年限が重要なのではなく、原発ゼロの合意を早くつくるということが大切です。(以下略)」 12/11/09 15:47脱原発デモの公園使用許可について:今回の措置はおかしいと思っています。もし私が都知事になったら権限のある範囲内ですがもちろん使用許可したいと思っています。 12/11/09 15:48オスプレイ問題について。今の沖縄県知事の行動は、いかに日米地位協定が不平等であるか、被害を受けているかを、自治体の長として訴えている。私が都知事になったら、これらの方々と連携して取り組んでいきたいと思っています。 12/11/09 15:53いつ頃から立候補を考え、いつ決めたのか?今後の政党との関係は?:先週、「人にやさしい東京」を実現する都知事を選ぶという声明を仲間とともに出しました。その後、多くの市民の方々から強くご推薦いただき、決断いたしました。 12/11/09 16:02原発に関する具体的な支援策は、住宅の提供や移動の際の交通費の補助など財政的な支援もありますし、国に対して発送電の分離を求めること。また東京都は東電の大株主として柏崎などを廃炉にしていくことなどを考えています。 12/11/09 16:05石原都政の一番の失政は、「貧困と格差が拡大したこと」だと思っています。私は、政治の基本というは経済的・社会的な弱者に手を差し伸べることだと思っています。石原さんは「福祉は無駄だ」といいましたが、それは大きな間違いです。12/11/09 16:15TPPについては?:なかなか情報が開示ないのですが、弁護士の業務についてどうなるのか、外務省や法務省に聞いても明らかにならない。そのことがまず問題です。まずは国民の前に情報を明らかにすることが大事だと思います。 12/11/09 16:16記者会見を終了いたしました。ご参加くださった皆さん、ご視聴くださった皆さん、本当にありがとうございました。 12/11/09 16:37【スタッフより】本日の「人にやさしい東京をつくる会」の記者会見はUSTアーカイブにてご視聴いただけます。「宇都宮さんの人柄が伝わってきた」「東京から脱原発を!」等、応援ツイッターをいただきました。お礼申し上げます。 ow.ly/f9bCM #tochijisen
2012年11月09日
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NHK ETV特集 「「永山則夫 100時間の告白」~封印された精神鑑定の真実~」 を録画で観た。 途轍もない貧困と誰にも愛されない家庭環境が19歳の連続射殺魔を作った。その半生は私を圧倒した。牛乳屋で定時制高校で委員長になるような真面目さも見せる。しかし、心の内面は「人間不信と不安」の極まりだった。ちょっとしたことで被害妄想と逃走壁を持つ。PTSDだったかもしれない、と石川医師は言う。これが、もう少し裁判の中で使われたら。「桜木町の近く、防空壕の中に入って寝ていた。親父が10円持って死んだことを思い出した」何度も自殺をしようとする。少年鑑別所でリンチされる。「耳に歯磨き詰められてさ、殴られたり」これでしばらく治まっていたPTSDがひどくなる。努力しようとも空回りになる。「努力のエネルギーは、愛情とか褒められるとか、ぐらいからしか貰えないんだよ」と石川医師。故郷にかえる。「なんのために今まで生きてきたのかな」とつぶやいていたと母親は証言している。母親は彼に相変わらず冷たかった。1968年、横須賀基地に侵入「死んでもいい」と思っていたという。ピストルを見つける。「宝を見つけた。それ持っていたら、強いんだ」統御できない攻撃衝動、石川医師は「病的と言っていい」という。逮捕あと沈黙を守る。精神鑑定は六年後だった。石川医師から母親の「実の母親の生い立ち(母親も実の母親から捨てられていた)」を知る。彼は「母の手記を知っていたら、事件を起こさなかった」とふと呟く。四人を殺した人間を死刑にしなければ、死刑制度が揺るぎかねない、と当時の裁判官は云う。「この鑑定書では死刑は無理ではないか」という意見もあったらしい。しかし、最初に死刑ありき、だった。「法定で静かに語ってくれたら」と、当時の裁判官は云う。(←何を今さら!)しかも、永山則夫は鑑定書自体を否定した。自らを精神病院に入院した姉の様に見えてしまうからだったのだろう。石川医師はその後、精神鑑定を二度としなかった。その後、永山則夫は独習で「無知」から「知的」に変わって行き、詩集や小説を出版、印税は被害者や家族に送られた。獄中結婚も果たし、生きる希望も持つようになる。犯罪者は変わり得る、特に少年は変わり得ることを鮮やかに証明した。しかし、死刑判決は覆られなかった。私は死刑制度には反対である。理由は三つ。死刑制度は、被害者の怨みを国が代行すると云うことではない、国が国の意思で「犯罪者」を「殺す」制度だからである、ということが一つ。国の意思は、いつの時代もブラックボックスである。もう一つは、人は変わり得るからである。だとすれば、死で償うことだけが罪を償うことではないだろう。もう一つは、死刑制度が犯罪の抑止力になっていると云うデータは何処にもない。近年裁判は厳罰化の傾向にある。しかし、我々は本当に被告人の心の中を知った上で裁いているのか。池田幸代 @sachiike のツィートから故永山氏の裁判は、死刑適用の際の判断基準になった。4人の連続射殺に対して最高裁が1983年、犯行の罪質、動機、態様(特に殺害方法の執拗さや残虐さ)、結果の重大性(特に殺害された被害者の数)、遺族の被害感情、社会的影響、犯人の年齢、前科、犯行後の情状等を総合的に考察するとした。 同じく。犯罪者厳罰化派、死刑存置派は永山基準が便利だったから、「人間は変われる」とした石川鑑定書を無視したのではないか?それによって犯罪精神医学の台頭の芽をも摘んだ。もし、石川ドクターが他の犯罪加害者の脳の機能や体験の解読を継続していたらと残念でならない。 こんな『死刑基準』などクソクラエだと思う。次回再放送は10月20日(土)深夜0:50~です。
2012年10月17日
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一昨日のツイッターからRT @seiji_news_007: 東電「やべーバッテリーがない・・ちょっとホームセンターで買ってくる」→ 「あ、お金がない」 → 「ヘリで現金送るぞ」→ 「近くに空いてる店なかった」→ 原発爆発へ http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-2726.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitterやっと東電と現場のビデオが六時間分公開された。上記にあるようなやり取りだけでなく、東電幹部たちの発言にはもうなんと言っていいのか分らないような物だらけだった。「(海水注入すると廃炉になるので)もったいない」と何度も現場に言う。確か3月12日の夜だったと思うが「もう遅いし、明日も早いので寝ましょう」といなくなる。この事実だけで彼らを刑事告発できないものだろうか。一生獄舎に繋げることは出来ないものだろうか。日本には業務上過失致死罪という立派な犯罪があるじゃないか。 一昨日のツイッターからSENGOKU_1966 高橋隆幸 @196606212d また、訃報が入った(-_-;)友人が首を吊って亡くなった。震災で職を失い。“もう頑張れない。すまない○●。ママを頼むな。”と大学生の息子に遺書残して逝ってしまった。その息子さんから直接電話がはいった。かける言葉がない。明日の朝早く行くからとだけ伝えた。1日に知人が自殺したばかり。その人の数日前の呟きから10/01に知人が自ら命をたった。太白区にある“生出橋”でここ1ヶ月の間に相次いで3人の方が自殺した。知人は30代男性、震災で会社が被災し解雇され無職になり離婚、親権でもめていたようです。復興が遅れれば彼の様な犠牲者が増えるだけだ。政治家にはもっと頑張って復興を早める努力を期待!2012年10月03日 - 2:15amこんな風に日々「殺さされている」のだ。こんなデータがある。なんと、東電はこんな中、2011年度で2兆円も内部留保を溜め込んでいたのである。いったいどうやってこんなことが出来るのか理解に苦しむ。震災被害者への補償金の準備をしているのならば、、先ずは決算期の三月までに少しでも払えるところから払うのが人間的な対応というものだろう。ところが、現在に至ってもほとんどの補償金が払われていないという。マルクスが「資本は利潤を増やすことだけがその目的である」という意味のことを言った。東電の行いは本来の性質として非人間的にならざるを得ない。戦争に突き進んでいく経済のメカニズムはその最たるものである。その非人間性は人間が裁くほかは手段がないだろう。
2012年10月08日
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昨日の呟きからここほど心配な原発は無い。物凄く古くて、事故が頻発。ここには、八基も原発が集中している。一基でもメルトダウンしたら、風向きで韓国よりも日本が滅亡する。“@chosunonline: 韓国の原発が故障 発電停止=新古里1号機http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/02/2012100200889.html” この前の韓国旅行で釜山の古里原発に行った。ちょうど台風が直撃しているときだったので、このような写真になっているけど、ぱっと見ただけでも古いということが分る。そしてなにより場所が釜山市街にも近いけど、日本海を隔てて山口、島根が目の前なのである。一般的に風は西から東に流れる。一基がもしメルトダウンすれば残りの7基は手がつけられなくなり早晩メルトダウンするということを、私は福島原発事故で学習した。もしそうなれば、韓国の南部はもとより日本全体が汚染されることは確実なのである。しかし、日本人はこの原発のことを何も知らない。こんなに事故を頻繁に起こして(この数ヶ月だけでも既に二回起こしているる)、日本より管理が甘い明らかである。韓国では、専制政治だったころの残滓が残っていて、この原発はまさにその一つだ。そのせいもあるのか、反原発運動は日本よりはるかに遅れている。韓国の原発運動と手を携えて、この古里原発の廃炉を求めていくべきである。というようなことを思わず熱く語ってしまいました。PCの調子が好くありません。騙しだまし、時々休みながら行きたいと思います。
2012年10月04日
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四月の「反日デモ」で日中の政府は交渉した。そこで中国側は「デモ」の原因を論じて、「歴史意識」の背景に及んだ。日本側は「デモ」に対する北京政府の対応の仕方を批判して、暴徒化した「デモ」の被害の現状回復や再発防止を求めた、とされる。これは議論のすれ違いであり、中国側の病因論に対して、日本側は対処療法を主張したようにみえる。その結果、政府間の当面の緊張緩和には成功しても、それだけで大衆感情の背景は消えないだろう。何度も指摘された様に、戦後ドイツは隣国の深く広汎な反独感情に対して「過去の克服」に全力を傾け半世紀に及んだ。類似の目的を達成するために保守政権下の戦後日本は、半世紀を浪費した。今さら何をしようと半年や一年で事態が根本的に変わることはないだろう。私は「反日デモ」が起こったことに少しも驚かなかった。もちろん何枚のガラスが割られるかを予想していたのではない。しかし日本側がその「歴史認識」に固執するかぎり、中国や韓国の大衆の対日不信感がいつか、何らかの形で爆発するのは、時間の問題だろうと考えていた。その考えは今も変わらない。アジアの人々の反日感情と対日批判の苛立ちは、おそらく再び爆発するだろう。それは日本のみならず、アジア、とくに東北アジアにとっての大きな不幸である。私は和自身の判断が誤りであることを望む。(加藤周一「20世紀の自画像」2005)今回は2005年よりもはるかに大きい「爆発」になった。残念ながら加藤周一のこの予言は的中しつゝあります。2005年のこの時は小泉靖国参拝や教科書問題だった。今回は、日本に正当性はあるのですが、しかし、中国政府となんら交渉せずに、選挙を控えていて原発問題で「市民の連帯」が実現しそうなこの時期にナショナリズムで国民の気持をそらそうという目的から強引に尖閣諸島の国有化を行なったのだと思う。「反日デモ」の根本はやはり変わっていない。日本はあくまでも「日本に領土問題は存在しない」と「正式なルートでは」日本の歴史的事実を伝えと交渉を行なうことさえ拒否しているのである。日本がまた対処療法に流れたとすれば、何度でも何度でもデモの暴徒化は起きるだろう。。ちなみに尖閣諸島に関しては私は日本の領土だと思っている。1895年の尖閣諸島を日本領に編入した閣議決定が最初の領有行為であり、それは国際法で認められている領土取得のルールにそったものである。尖閣諸島が歴史的にも国際法上も日本の領土であることはあきらかである。尖閣諸島の領有は、中国政府が主張するように、日本軍国主義の侵略と植民地化の政策の結果によるものではない。しかし、そのことの交渉を無視して進めるから中国の市民の怒りが爆発するのである。今回のデモの暴徒化で得した者は誰か。先ずは日本政府。10万人集会や20万人デモが頻繁に起きるようになった戦後でも60年安保に次ぐこの盛り上がりに、見事に水を差した。原発問題とオスプレイ問題。そして来るべき選挙を向かえて消費税の問題。それらをナショナリズムの勃興で変えて行こうというのは、歴史的にみてもありうる「戦略」だろう。次にアメリカ政府。オスプレイの欠陥はごまかしようがないところまで来ている。けれども中国の脅威のために必要である、という世論をつくっていくことが出来るだろう。そして中国政府。職がなく貧困格差が広がり不満が広がっている層のガス抜きがいくらかは出来ただろう。今回の問題で損をしたものは誰か。それは明らかである。
2012年09月25日
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今回の20万人デモについて、思う処は幾つかある。ツイッターで気が付いたことを羅列的に書く。これは「違うだろ!」というツイートが幾つかあった。生駒 (@motizukinosilo)12/07/01 9:19もうとっくに話題になっているかもしれませんが 今朝の関口さんの番組で「デモというのは今までイデオロギーのぶつかり合いだったので 新聞は 中立 という立場からデモ自体は報道せず 逮捕者や負傷者が出た場合事件として報道するという形をとっていた 今回の官邸前のデモは今までにないもので 対応を誤った こちらのミスだ」 報道に携わるコメンテーターの方がこんな発言をなさっていました或いは、あの池田香代子さんまでもがこんなツイートをしていた。@ikeda_kayoko: 「世に倦む日日」さん@yoniumuhibi の至言「市民はイデオロギーのためには闘わない」は、60年安保闘争も米ソの戦争に巻き込まれる事を拒否した命のための闘争だった、反原発も命のためだ、と続く。市民が立ち上がるのは命のため、抽象的な何かのためではない。うー、しびれます(続その元は、「世に倦む日々」のこの発言らしい。@yoniumuhibi: 60年安保がイデオロギーの闘争だったというのは間違った認識。右翼による歴史修正を刷り込まれている証拠だ。60年安保に市民が立ち上がったのは戦争を避けるため。米vs中ソ間の戦争に日本が巻き込まれるのを防ごうとしたため。戦争だけは二度と御免だったから。60年安保は反戦平和の運動だ。@yoniumuhibi: 60年安保も命を守る闘いであり、今回も命を守る闘い。二つとも市民が命を守ろうとして立ち上がった政治運動。市民はイデオロギーのためには闘わない。反戦というのは思想だし、脱原発というのも思想。その意味では、二つの市民運動にも思想はある。命を守る闘いには思想はある。右翼に騙されるな。この発言自体に大きな異論は無い。「思想」と「イデオロギー」をこの様に区別することに若干の異論はあるけれども。問題は、「イデオロギー」という言葉が独り歩きして、あたかも「今までデモがもりあがらなかったのは、イデオロギーのデモの為だった」ということが人々に刷り込まれないかと危惧するのだ。(←思い過ごしならばいいが)今回のデモは、ツイッターなどで情報を得た市民達が参加した「普通の市民」のデモだという。では、何故今までのデモに市民が集まらないで、今回は集まったのか。その検証はこれからしていかないといけないが、今までのデモは、決して「イデオロギーの為」のデモでは無かった。私も行ったが、全労連が主催したデモで、医療費が1割から2割になる時、主催者発表で10万人デモになった。正に「命を守る闘い」だった。代々木公園は、周りの林まで人が一杯で、身動きとれなかった。しかし、マスコミはほぼ一切無視したのである。(←皆さんの記憶に無いのがその証拠)確かに労組動員が全国からあったからこそ出来たデモだった。しかし、それ以降10万人デモは実現すること無く、五万、二万と落ちていったのである。あの時の10万人は、人々の燃える願いが、闘いが無ければ、決して実現しない数字だっただろう。あれは間違い無く「普通の市民」が参加したデモだった。「デモの内容」をきちんと取材していたならば、きちんとしたニュースが作れたはずだ。その後も医療費改悪、消費税と、改悪は続き、デモは起きたが、マスコミは一切無視した。関口さんはそれをどうやら「イデオロギー同士の対決」という風に捉えていたらしい。違う。今回の場合と、「根本」では、なんらかわりがない。冒頭の発言の後、関口さんはこうも言ったらしい。生駒 (@motizukinosilo)12/07/01 19:15@vergil2010m(__)m 「安保闘争のデモは どちらか一方の肩を持つことになるからでも事態の報道はしないということで来た そしてその後大規模デモが殆んど無くなったからそのまま…だから一寸困っちゃって」 というような発言でした →その「どちら」とは何なのか。私は全くわからない。こういうツイートもあった。実事求是 (@fkmild2011)12/07/02 21:27今回の脱原発運動の新しい点1。●参加している多くの人は普通の政治素人、女性も多い、●60年安保・70年全共闘運動のようにマルクス主義→階級闘争理論等の近代思想で武装しているわけではない、●むしろ無思想・無関心の意識潮流の中から立ち上がった、●動機は命を守れという素朴な潜在思念発。実事求是 @fkmild2011今回の脱原発運動の新しい点2。運動スタイルとして●ネットを通じて運動が拡がっている、●ネット中継を通じて多くの国民・世界中の人々から注視されている、●参加者はとても礼儀正しい→旧運動のように一部の過激派→暴力的運動に発展する可能性は小さいが国民的運動に発展させるには認識転換が必要この分析は多くは参考になる。しかし、この人も結局「旧運動」とは「過激派」だという認識なのだ。結局「どの団体に属しているか」どうかだけで「デモの内容」を判断し、マスコミは「団体主催のデモは報道しない」という方針を出していたらしい。しかし、繰り返すが、「デモの内容」は、その「主張の内容」にある。しかしマスコミは、デモが起きても条件反射的に内容を見ないから、今回45000人のデモを無視したのである。20万人になってやっと見えたのだ。関口さんもそもそも「そしてその後大規模デモが殆んど無くなった」という認識だから、今までの労組主催の10万人、5万人デモは視界から完全に外れていたのである。実事求是さんも言っているがまだ「国民的運動に発展させるには認識転換が必要」だ。1968年、フランス五月革命で1人の女学生が言ったという。「これはまだ序の口」。(加藤周一「言葉と戦車」より)
2012年07月03日
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録画していたNHKアーカイブス「チッソ・水俣工場技術者たちの告白」(1995)を見た。フクシマとの類似性を正面から見る、いい番組だった。チッソは朝鮮での繁栄にこだわり、ダムを作り発電所作りにこだわる。それが失敗し、借金が残る。その頃海に異変がおきる。昭和31年奇病の発見。患者のほとんどは漁民とその家族。「工場が疑わしい。僕らは思いました。」当時の附属病院の医師が言う。海の異変を工場長に伝える。水俣工場新聞は云う。「チッソはドル箱、市の税金のほとんどはチッソが出している」工場長は海の異変を見ても無視。「アセトアルデフトについては、注目したが、戦前から使っている。今更異変が起きるはずが無い」西田工場長(天皇という異名)は、排水を流し続ける。突然、排水口を変更、不知火海全体に広がる。更に生産を広げる。昭和34年、一挙に社会問題に。熊本大学の有機水銀説を発表したのである。チッソは反論。「原因はいろいろある」しかし、技術部の中にチッソが原因だと確信していた人もいた。アセトアルデヒドを作る過程で、有機水銀が出来ることを証明していた。昭和26年の技術者の改善策を会社は取らなかった。その塩出さんは、それ以上声をあげることはなかった。昭和34年ごろ、附属病院はネコ実験で、水俣病の原因を確信していた。西田工場長は本格的反論を考えていた。ネコ実験を心配して黙る様に要請する。「まだ実験は一例のみ。」と、。附属病院の医師は「それは正しかった。」反論は海軍爆薬説を持ち出した。しかし、証拠は見つけ出せない。医師はその後はネコ実験を続ける。あまり大きな症例が見られない。証拠として公表されなかった。医師は「ホッとしました」という。後にこれは水俣病の症例だったと証明される。水俣の漁協以外は生活の死活問題として、工場排水を続ける様に要請。漁民は30万円のお見舞い金で黙らせる。官僚は言う。「あの頃、止めろと言われて、はっきり言って止めれなかったね」新人技術者が微量の有機水銀の検出に成功する。昭和36年暮れ、メチル水銀の検出に成功。上司に言う。「冷静に受け止めていた」上司は公表は考えなかった。「魚に残ることと立証しないといけない」チッソ労働争議が起きる。新人技術者は工場をさる。研究は幻になる。技術部長は「(研究の総括について)むつかしい質問」。官僚「高度経済成長の真っ最中。産業性善説、謝るしか無い。確信犯だね。こう云う事言うと怒られるけど」S48裁判。地裁の判決。西田工場長の死は、秘められた。戒名もつけられなかった。「責めは全部自分が負う」といったらしい。東電会長よりもいいけど、なんだかなあという感じもする。ナレーション「高度経済成長に酔いしれていた日本の姿だった」番組終わり。「はずが無い」「そうで欲しく無い」という事が被害を大きくした。組織の論理、経済の成長にマイナスになることは避けようという構造は、今も続いている。と、アーカイブスを見た姜尚中さんは、云う。今年7月末で、患者認定の申し込みを締め切る。「210万円を差し上げるが、生活保護は打ち切り。おかしいのでは無いか」医師でこの前亡くなった原田正純さん「水俣で失敗したことを活かそう。放射能の健康被害は一般の健康被害と同じ。水俣よりむつかしい。水俣は殺人事件。事件の記憶が消えないことを願っています」姜尚中さん、「教訓は、自然は変えられない。しかし社会は変えられる。ということ。あと一歩までいった人はいた。そういう人と手をつなぐことが必要だった」
2012年06月27日
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昨日から今日にかけての日本の動きを見ていると、日本の政治体制が瓦解してもおかしくないような無様な様子を呈している気がしてならない。しかし「革命」は起きない。それをになう勢力が育ってはいないからである。いわば今の日本は、かつて手塚治虫が幕末の日本を称して言った「陽だまりの樹」状態なのではないか。平和に大木が立っているけれども、内実は虫やら病気やらで空洞、或いはぐずぐずになっている、のである。昨日から今日にかけてリツィートした呟きをまとめてみる。俵屋年彦 ?@tawarayat 1960年6月15日、新安保条約批准阻止の統一行動で全学連主流派が国会に突入し警官隊と衝突。東大生・樺美智子が死亡しました。という記念日のことをこの人は忘れない。そしてこのようなことを呟いた。加藤登紀子 (@TokikoKato)12/06/15 17:05今日は1960年6月15日から52年。あの安保反対運動も、安保条約の強行採決から、盛り上がったのでした!今回も、再稼働決定から、不満の声が吹き上げてきてる、と思う!何が違うか、と言えば、学生組織がない事と、労働組合が、動かないこと。一人の声を力にする方法が必要だ!あのときの雰囲気を同じようなものを加藤登紀子も感じているようだ。この日の朝、先ずはオウム最後の手配者高橋逮捕というニューズが流れた。多くの人間が同じことを感じた。それで私もこんな風に呟いてみた。くま ?@KUMA0504 公安委員長「高橋の逮捕は何日にしましょうか」内閣官房長官「15日に決まっているだろ。マニフェストうっちゃって消費税増税決める日だし、大飯原発再稼働もどさくさで決めたい」公安委員長「確認まで。マスコミも号外出して、TV特番組んで大騒ぎしてくれるそうです」そういう感想に対してこう言った人もいる。Masaya Ookawa ?@rabeat07 高橋容疑者の逮捕は、消費税や原発再稼働といった問題から目をそらさせる意図があるのではという声が多い。真偽は分からない。ただ、「逮捕のニュースに惑わされず、税金や原発にも注目すべきだ」という意見が多いのは、坂本龍一氏が語っていた「日本人は変わりつつある」という言葉の証明であろう。もう見え見えなのである。そういう喜劇みたいな茶番を、平気でやるようになっている、というところが「内実は腐っている大木」という感じがするのである。Noriaki Watanabe (@bootcampus)12/06/15 20:588時過ぎに首相官邸前に到着。すごい熱気。労組が仕切るこれまでのデモと違って、一人ひとりが自主的に集まって1万1千人ってすごい! RT @herobridge: 11000人だって!RT @eda_neko: わあ、いまツィートみた。すごいことになっているんだ、首相官邸デモ。すごい加藤が予想したとおり、政府が「社会保障と税の一帯改革」とは名ばかりの大企業を生き延びさせるためだけの消費税増税のための仕組みを、自民、公明、民主の密室協議で決めていたころ、大飯再稼動に対してはかつてない盛り上がりを示し始めていた。しかし、同じ日にこれを強行したところに、既に民主の政権感覚は瓦解しているような気がする。大方の予想通り、NHKを始め、大手新聞マスメディアはこの首相前の一万人を越えた人々を無視するか過小に報道した。それに対してはこのような呟きがあった。小林 順一 ?@idonochawan 「日本の大手メディアが日本社会に貢献していると考えている市民は34%、悪影響を与えていると考えている市民は63%」【 拡大を続ける日本の反原発世論、信頼を失い続ける大手メディア、うろたえる日本政府 】ワシントン・ポスト - 全文翻訳 → http://kobajun.chips.jp/?p=2801きっこ ?@kikko_no_blog 官邸前に2700人集まった抗議行動は報じたのに、1万1000人集まった抗議行動は報じないNHK。これは完全に明朝の福井県知事と野田首相の会談からの強引な再稼働へのシナリオを死守するために、政府がNHKに圧力をかけたとしか思えないね。案の定、次の日には福井知事が大飯原発の再稼動を求めて野田首相が「感謝する」という儀式を行なった。保坂展人 ?@hosakanobuto 「消費税増税」と共に「原発再稼働」が決められた。「3・11」からこの国は何を学び、どこへ行こうとしているのか。ふたたび「3・11」以前に戻れとの強烈な引力を生んでいるものの正体は、既得権益にまみれた旧体制。昨日で疑似「政権交代」の時代は終わり、民主主義の力が試される時期を迎える。保坂さんの言うとおり、日本が変わろうとしている。という予感を私もする。2012年の6月15日は「まだ序の口」であろう。
2012年06月16日
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世の中には、勘違いして世の中を認識している人は多々いる。小さくは「ふるさと」という唄の「うさぎ追いしかの山」を「うさぎ美味しかの山」と勘違いするとか。私のブログも誤字間違い含めて、いつも多くの人に指摘して頂いているというのは、ご存知の通り。しかし、組織のトップにある人や、政策を作る人が、まさに関わっている問題で「勘違い」していることが多々あって、それは大いに反省、改めて貰わないといけないし、我々も批判しないといけない。2002年、大分県の日出生台の軍事大演習の時、反対集会の前を、たまたま陸上自衛隊の九州・沖縄地域のトップである松川正昭・西部方面総監か車で通ったらしい。彼は車を止めさせて、つかつかと降りてきて、「演習は国益のためのもので、反対のための集会をやるのは利敵行為である。すぐに解散しなさい」と言った。ところが、集会を開いている市民の中にしっかりしている人がいて、「松川さん、憲法を知っているんですか。憲法では、ちゃんと「集会・結社・表現の自由」が21条で保障されているんですよ」と言ったので、総監のお付きの人が「これはやばい」と思ったのか、総監を車に押し戻して、立ち去ったそうだ。今回の芸人の母親の生活保護受給問題で、ある人が自民党の生活保護見直しプロジェクトの世耕弘成議員事務所に電話したら、出てきた女性秘書は、「親一人養うのはそれほどお金かからないでしょう」「生活保護はおにぎり一個食べられるかという人がもらうもの」「それぐらいなら養えるはず」「生活保護は国からの施し」と対応したらしい。決して少し言葉が滑ったという段階ではなく、「施し」って連発してたという。とにかくより恥ずかしくしたいらしい。「より恥ずかしく」「より家族間格差を反映し」「より少ない額を」という言葉も出たという。これは独り秘書の見解ではなく、少なくともその議員の見解だとみていいだろう。いや、独り世耕議員の見解ではなく、自民党の見解だとみていいだろう。生活保護法見直し策を自民党が発表している。http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/recapture/pdf/062.pdf●生活保護費の10%引き下げ。●「就労の義務化」。単純!作業・清掃!を生活保護受給者に提供するという。 彼らの頭の中では強制労働のイメージなのか。●現金給付を止め、「食費回数券」などを導入して食費や衣服の現物支給へ 。つまり「施し」なわけです。●生活保護を3年で打ち切る「有期制」にする 。病気や老人は三年の内に死ね、ということらしい。●生活保護受給者の医療費の自己負担、医療費扶助の大幅な削減 全く勘違いしている。感覚としては江戸時代まで遡って「御布施米」だと思っているらしい。人間らしく生きる権利を求めて、憲法25条を作って60年間やって来た日本は長い間に次第と劣化している様だ。
2012年06月13日
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今日は、1839年5月14日。蛮社の獄。渡辺崋山や高野長英らが逮捕された日らしい。そして、1878年同日、大久保利通が暗殺された。其の間、たった39年。日本はこの間に目覚め、大転回した。それに比べ、今の日本は…。『蛮社の獄』より一年前、高野長英は『夢物語』を著わしている。『夢物語』は、日本漂流民を乗せて渡来したアメリカ船モリソン号をめぐる幕府の対外政策を批判した長英の著作である。 長英は、イギリスの国力について具体的なデータをあげて説明し、同国の勢力が日本近海の島々におよんでいる事実をあきらかにする。そして、モリソン号が漂流民の送還を口実に人道の名をかかげて渡来した場合、これに打払いをもってのぞんだら、イギリスは日本を「不仁の国」とみなすであろう、と打払いに反対し、モリソン号の入港を認め、漂流民をうけとった上で、交易の要求は拒絶すべきであると主張する。中味を見ると、とこから仕入れたのか、というぐらい詳しく世界情勢を語っている。その四年後のアヘン戦争の結果もほとんど予想しているといっていい。長英や崋山の書いた本は密かに書かれたものではあるが、その内容は直接、あるいは口伝えに当時の知識人の間に広まっていった。1854年黒船来航。そのときには既に『日本をアヘン戦争の二の舞にさせてはならない」というのは、知識人の間では一種の『テーゼ』になっていた。外交をどうするか。この腐りきった内政をどうするか。その二つの課題の間で、わずか10数年の間に『攘夷』『開国』『尊王』『佐幕』『公武合体』『薩長同盟』『大政奉還』『王政復古』『版籍奉還』ほとんど綱渡りのように、二転三転しながら、しかし「内戦だけは避ける」それだけを何とか実現しながら『上からの革命』を果たして行った。勉強不足でその詳しい紹介や評価はできないが、この中心人物たちで財産家と言っていいのは徳川慶喜並びに水戸、高知、薩摩、長州、越前たちの諸大名ぐらいなものであり、その彼らが自らの利益を守るためにみっともない行動をしたようにはとても思えない。純粋に日本のためを思って動いていたわけではないだろうが、しかし大事なところでは私心を捨てていたと思う。幕末が蛮社の獄より始まり、西南戦争を経て大久保利通のテロで終わったと考えるならばその間、たったの39年。翻って、今よりも39年前は1973年である。ついこの間だ。手元に年表がないのでいい加減なことを書くけど、一年前には浅間山荘事件があり、新左翼の運動は怖いものだという空気が急速に広がっていった。学生の白け世代が生まれるのがこのころである。一方70年代に革新自治体が次々に生まれていたが、それが革新勢力の最後のあだ花になった。反共宣伝が功を奏し、国労、自治労、そして総評が次々と分裂か解体させられ、革新自治体は次々と敗北、80年代バブルが始まり、ベルリンの壁崩壊、場フルがはじけるが、内政の腐敗いよいよきわまり、外交はいよいよ対米従属を強め、何も出来ないままに21世紀を迎え、今に至る。為政者はいうなれば財界とアメリカの言うなりである。明治維新用語で言えば商人と米英仏の言いなりになっている。為政者たちは私心だらけのように思える。この39年間、「御一新」の起きる気配さえ見ることが出来ない。
2012年05月14日
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今晩のNEWS ZEROでは、冒頭「増え続ける非正規雇用の若者、遠き正社員への道」が放送された。10年前と比べ、非正規雇用は500万人も増え、労働者の三分の一が非正規雇用というようになった。全体では1800万人もいるという(私も例外ではない)。若者は414万もが非正規である。そのうち四割強が正社員になりたいのになれないで要る。例えば、ある女性は接客業の業種に憧れて20社受けたけど、全て不採用だった。「自分を曲げてでも正社員になればよかったのすか。それとも、それで幸せなのか」と悩む。29歳の今ならばまだ何とか生活していける(ダブルワークもしている)。しかし、40歳になったときには大きな不安があるという。ある男性は契約社員のあと、正社員になったが、腰痛で退社、そのあとあるバイトを経てもう一度正社員になったが、今度は会社が潰れたのだという。「貯金もなく、このままでは結婚は考えられない」と嘆く。今の20-30代は「ロストゼネレーション」の世代だ。自己責任ではない、社会のせいで正社員になれなかった世代である。ロスジェネの雑誌が潰れたり、震災に時間がとられてNHKのワーキングプア番組がなくなっているということもあり、まるでそれらの課題がなくなったかのように世間は思っているのではないか。しかし、この前の国会で、民主党が鳴り物入りで約束していた派遣法改正案は結局大ざる法として成立した。派遣はなくならない、ということになった。何も現実は変わっていない。内閣府の意識調査によると、今まで本気で自殺を考えたと答えた人が23%で20歳代が一番高かったらしい。Eテレの番組を見ていたら、「女性の貧困」というテーマでZEROよりもまだ一歩進んでギリギリの生活をしている20代の女性を映していた。彼女も一端正社員になるけど、たとえばセクハラや職場の人間関係で辞めてしまう。そのあと、家の支援が受けれない彼女はそのままワーキングプアの生活に入る。食費は一ヶ月1万円。ずっと、もやしばかり食べていたこともあるという。一番つらいのは、結婚式にも友達との遊びにも出れないので、だんだん孤立していくということだ。食べるだけならば出来る、けれどもそれが人間としての生活だろうか。「若い女性は結婚という逃げ道があるだろ」と男は考えがちだ。しかし、想像して欲しい。節約の為にずっと家の中でこもる生活をして、異性と付き合う「余裕」が持てるだろうか。私は食費一万の生活は想像できない。この数年間いろいろと努力したが、結局2万-3万は絶対に必要だという結論に達した。一万というのは、「人間らしい生活」を拒否したと同義である。最低賃金1000円以上、派遣3年以上務めて正社員になれる、せめてその二つは性急に実現しないと、「若者の自殺」はもっともっと増えることになるだろうと、私は思う。
2012年05月02日
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11月に観た映画「はやぶさ」で初めてJAXAという言葉を知ったのですが、実は政府はしら~とJAXA法を改悪し、「平和利用に限って」いた日本の宇宙開発を大きく変えようとしているらしいです。オンライン署名ができるので、是非ご協力お願いします。http://jaxaforpeace.a.la9.jp/ JAXA法改定反対署名 政府は、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)法(以下、JAXA法)を改定し、宇宙開発を「平和の目的に限り」(第4条)とする現在の規定(以下、平和目的規定)を削除しようとしています。JAXA法からの平和目的規定の削除は、これまで平和利用に徹してきた日本の宇宙開発や科学のあり方を大きく転換するものです。日本の進路は、戦争放棄の平和主義の道か、軍事大国化の道かをめぐる岐路に立たされていると言っても過言ではありません。 私たちは、宇宙の軍事利用に歯止めをかけるため、また、宇宙のロマンを大切にするため、JAXA法から平和目的規定の削除に反対します。それは、以下の5つの理由に依ります。 1. 憲法の平和原則に抵触する JAXA法改定の直接的な契機となった宇宙開発戦略専門調査会の報告「宇宙空間の開発・利用の戦略的な推進体制について」(2012年1月13日)は、「JAXA法の平和目的規定を宇宙基本法と整合的なものとするべきである」と述べています。しかし本来、宇宙基本法のほうが上位法である日本国憲法と整合的なものでなければならないはずです。JAXA法が宇宙基本法と整合的ではないという理由で平和目的規定を削除するのは、憲法の平和原則に矛盾する本末転倒の議論です。 2. 宇宙の軍事利用のさらなる拡大につながる 日本の宇宙開発は、1969年の国会決議に基づき、永く非軍事に限られてきました。ところが 2008年5月に成立した宇宙基本法は、第2条で宇宙開発利用を「日本国憲法の平和主義の理念にのっとり、行われるものとする」と規定する一方、第14条で「我が国の安全保障に資する宇宙開発利用を推進するため、必要な施策を講じるものとする」と規定して、宇宙の軍事利用への道を開いています。そのため,宇宙基本法の成立に際しては多くの科学者・市民が、日本の宇宙開発をゆがめ、宇宙の軍事利用の拡大につながる恐れがあると、危惧の声を上げました。残念ながら、実際にその後、日本は宇宙の軍事利用の道へと踏み出し始めました。2009年に制定された宇宙基本計画では,自衛隊による偵察衛星の利用が国家戦略として位置づけられました。経団連などの財界は、宇宙を軍事・商業目的のために積極的に活用する要求を強めています。今回のJAXA法の改定は、宇宙基本法で危惧された宇宙の軍事利用の拡大のさらなる具体化です。 3. 科学の公開性・民主性の原則が侵される JAXAで軍事研究が行われるようになると、「安全保障」を理由に研究成果の公開や、研究の交流や、自由な議論が妨げられる恐れが生じます。 この心配はき憂ではありません。日本の情報収集衛星は、大規模災害(新潟県中越地震,福岡県西方沖地震,能登半島地震,新潟県中越沖地震、岩手・宮城内陸地震、岩手県沿岸北部地震、霧島山の火山活動、東日本大震災など)の被災地上空からの写真撮影を行っています。撮影画像は「必要に応じ、関係省庁にその結果を配布・伝達した」とされていますが、「秘密について保全措置を講じる者以外には非公開」を理由に公開されていません。 さらに心配なことは、第180回通常国会に、いわゆる「秘密保全法」も提出されることです。公務員のみならず、大学などの研究施設や民間企業で働く従業員にも懲役10年の刑罰を科する秘密保全法の目的は、軍事機密を守ることにあります。このような法律が成立すれば,軍事に関わる研究はますます公開が妨げられ、国民が必要とする情報はますます入らなくなります。 政府は、宇宙開発戦略専門調査会の報告に基づき、文部科学省宇宙開発委員会を廃止し、JAXAの所管を文部科学省と内閣府の共管に改正し、関係省庁(防衛省・経産省なども含む)が一体となって宇宙開発を進めるよう体制を整備するとしています。情報保全隊を使って国民を監視してきた防衛省や、「やらせシンポジウム」を行い原発の安全神話を振りまいてきた経産省などが何を秘密にしてきたかを考えれば、JAXA法改定と秘密保全法制定によって何が起こるかを想像することは難くありません。 軍事技術は本来、機密を旨とします。異論を排して秘密主義に陥れば、宇宙開発の分野に国民の目が届きにくくなり,重大な税金の無駄遣いや政官学の癒着の温床となります。これでは、宇宙開発の利益共同体(第2の「原子力ムラ」)が形成されることも大いに懸念されます。 JAXAでの研究が軍事目的を排除しないものとなれば、JAXAで働く科学者・技術者が業務命令で軍事研究に従事させられる恐れがあります。これまで軍事とは無縁であったからこそ、「はやぶさ」の快挙に見られるような、自由な発想で挑戦し世界的に優れた成果をあげてきた科学者・技術者を軍事に動員することは、研究の自由や思想・良心の自由を侵害することとなり、日本の宇宙開発研究にとってむしろ障害となるに違いありません。 5. 一部の人たちの議論だけですすめられており,当事者であるJAXAの研究者・技術者,および国民の声が反映されていない JAXA法からの平和目的規定を削除するきっかけとなった報告を出した宇宙開発戦略専門調査会は大学の学長・教授,民間企業経営者など14人で構成されていますが、JAXAの関係者は上杉邦憲氏(JAXA名誉教授)と向井千秋氏(宇宙飛行士・JAXA特任参与)のみです。このように、平和目的規定が削除されることで直接影響を受けることになるJAXAの科学者・技術者を排除し、宇宙開発利用に利害関係を有する人たちだけでJAXAの今後のあり方が決められることには,疑問を抱かざるを得ません。また,報告が提出された直後に、当事者であるJAXAの研究者・技術者や国民の議論を経ずにJAXA法に重大な改定を加えることは、極めて拙速との批判を免れないでしょう。 アピール呼びかけ人浅井 基文 国際政治学・平和学、元広島市立大学広島平和研究所長秋山 豊寛 宇宙飛行士・ジャーナリスト、京都造形芸術大学教授 安斎 育郎 放射線防護学・平和学、立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長 池内 了 宇宙物理学・科学論、総合研究大学院大学教授・理事 小出 五郎 科学ジャーナリスト、元NHK解説委員藤岡 惇アメリカ経済学・核軍縮論、立命館大学教授 ?"JAXA for Peace"事務局 2012.02.18
2012年04月25日
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今日の岡山の朝の空は雲一つ無い快晴のはずなのに、水平線あたりは黄色く濁っている。そうです、西日本名物、黄砂の季節がやって来ました。日本の黄砂は主に「車の窓か汚れる」「洗濯物が汚れる」と、不評なのであるが、実は中国に近い朝鮮半島の方がことは深刻なのである。先か見えないほどの黄砂が降るところもある。先週のハンギョレ新聞では、この様な記事も載ったという。外出時は帽子・傘を用意して 帰ってきたらすぐに髪を洗おう 今年も確実に春の招かれざざる客である黄砂が降り始めた。 黄砂は各種皮膚疾患と目や呼吸器疾患の他に脱毛症状を起こしたり悪化させたりもする。 黄砂に入っている重金属などが頭皮の毛穴や毛嚢を刺激するためだ。 大韓皮膚科医師会の助言を得て黄砂の季節脱毛管理法について調べてみる。まず脱毛患者および脱毛が始まった人は黄砂の激しい時はできるだけ室内に留まった方が良い。帽子やサングラスなどでも黄砂を防ぐには限界があるためだ。 外出が避けられないなら黄砂が最も激しい時間だけでも避けるようにしなければならない。 合わせて日傘や帽子をかぶることを恥ずかしがってはいけない。ただし頭にきつ過ぎる帽子を長時間かぶれば、頭皮の血液循環を妨げることがあるので若干ゆるい帽子を着用した方が良い。 また春には雨がしばしば降るので黄砂雨に当たらないように普段から傘を持ち歩くのが良い。(略)4月3日ハンギョレ新聞よりこの記事を読んで気が付いた。黄砂って、放射能被害に良く似ている。国境が用を成さない。薄く広範囲に降り注ぐ。降った時に直ぐに安全性は分からず、後からじわじわ被害が出てくる。違っているのは、ガンになるか、ハゲになるか、ということである。そして、目に見えないか、目に見えるか、ということである。毎年この季節になると、車のフロントガラスが汚れるので、憂鬱になる。目に見えない黄砂の様な放射能を浴びている人達の気持ちを少しだけ想像してみる。目に見えないということは、「慣れる」ということだろう。黄砂でさえ、私は慣れているのである。言わんや、放射能をや。
2012年04月09日
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「3.11祈念の集い」に参加しました。この日、岡山では、3.11は各団体の行動が重ならない様に調整がされていました。10時から下石井公園で出店、アート展示。11時半から震災被害者慰霊式典、12時半からパレード(デモ行進) 、2時半から記念講演会ということで、統一チラシも作られている様です。下石井公園では様々なオーガニック関連の店が出ていた。 これは甘酒にオカラのクッキーがつく。コップはリユース。 もちろん、脱原発署名も。 何やらようわからんアート展示もあった。 この前観た映画「しあわせのパン」の冒頭にカンパニューを作る場面があって、どうしても食べたかった。1/4で400 円だけど成る程食べ応えがある。 知り合いに会った。昨晩思い付いて急遽作ったゼッケンを付けて、電車に揺られて此処まできたそうです。 慰霊式典は厳かに行われれた。当初は「君が代」を歌う案もあったそうだが、話し合いの中で取りやめになったそうだ。色んな団体が入っている ということですね。 集会の様子は撮り損ねたので、献花台をパチリ。大通りに出るまでは、サイレント行進で、そこからは久しぶりの1000人規模の行進でした。いろんな団体が入った脱原発パレードということもあり、シュプレヒールや団体旗がない静かな行進になってしまった。ふと前を見るとシャボン玉が飛んでいする。後ろを見ると親子連れが来ていて、こどもが楽しそうにしていた。こういうのはいいな。 しかし、大通りからの行進でシュプレヒコール禁止はまだゆるせるとして、先導車の音楽には違和感有りありでした。なんと生演奏しているのですが、全くの「ヒーリング音楽」なのです。元気の出る先導が欲しかった。 私はこの後、映画批評サークルの集まりがあったので、コンサートも講演会も参加していません。東京では二万人のパレードがあったらしい。これは、政府もマスコミも無視はできない動きのはずだ。
2012年03月11日
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今週の「マガジン9条」の柴田鉄治のメディア時評を読んで、この間私が思っていたことをほとんどそのまま代弁しているように思えたので、そのまま載せたい。まさにこの通り、と言いたい。「日本と米国との違い、まざまざと」福島原発事故をめぐって「まるで戦時中の大本営発表ではないか」という批判の声が渦巻いた。その声はいまだに消えない。この批判は、日本の政府とメディアの双方に向けられたものであることは、いうまでもなかろう。 戦前・戦中の日本政府は、都合の悪い情報はすべて隠し、都合のいいことしか発表しなかった。「戦果は過大に、損害は過少に」も毎度のことで、そうした発表を当時のメディアは何の批判もせずにただ、たれ流していたのである。 また、東日本大震災が「第二の敗戦」という言葉を使って論じられることも少なくない。その意味はさまざまだが、いずれにせよ、まもなく1年となる大震災と原発事故は、戦中から敗戦、占領とつづく時代を思い起こさせることが多く、日本と米国との違い、あるいは日米間の特異な関係をあらためて、まざまざと浮かび上がらせている。 たとえば、原子力災害対策本部の議事録がないという日本政府のお粗末さをあざ笑うかのように、米原子力規制委員会(NRC)はこのほど3000ページにおよぶ議事録を公表した。さっそく朝日川柳に「危機管理米は3000日本ゼロ」と皮肉られていたが、文書のあるナシだけでなく、その内容も大差だったようだ。 事故後、日本政府は半径20キロ以内の住民に避難指示をし、30キロ以内に屋内退避指示を出した。一方、米政府は在日米国人に80キロ圏外への避難を指示した。あのとき変だなと思ったが、日本政府は避難指示について何ら根拠を明らかにしなかったのに対して、NRCは最悪のシナリオを具体的に描きだして指示を出していたことが公表文書からうかがえるのである。 そもそも日本政府はあのとき、住民避難の根拠となる放射能の汚染状況さえなかなか発表しなかったのだ。SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測システム)という予測データもあるのに、その数値も日本国民には発表せずに、在日米軍にはすばやく流していたことが、最近明らかになっている。 これでは、まるで占領時代の継続ではないか。こういう状況に日本国民はもっと怒っていい、いや、国民に代わってメディアがもっと怒るべきではないのか。 占領時代の継続といえば、沖縄の米軍基地問題は、まさに占領時代そのままだといえよう。その沖縄基地の米軍再編について日米両政府が見直しの基本方針を発表したのも今月のニュースだったが、せっかく普天間基地の移設と嘉手納以南5施設の返還などを切り離したというのに、辺野古への県内移設は変えないという情けない内容だった。 沖縄県知事をはじめ今月の市長選で選ばれた普天間基地のある宜野湾市長も、県外移設を主張しており、県民こぞって反対で県内移設は事実上無理なことは明らかなのに、日本政府はなぜ、それを米政府に伝えて再交渉をしないのか。 メディアもメディアで、読売新聞や産経新聞は社説で「政府は意を尽くして沖縄県民を説得せよ」と主張するのだから、驚くほかない。 また、米軍再編見直し発表の直後に、米議会の公聴会で沖縄海兵隊のグアム移転規模縮小に伴う費用負担見直しについて、米国防長官が「日米間で協議しているが、日本側の負担軽減要請には応じるつもりはない」と語ったというニュースも、日本のメディアでの扱いは小さかったが、日米関係の特異さを物語るものといえよう。 海兵隊のグアム移転の経費は、日本側が6割を負担することに06年に合意しているが、移転規模が合意したときの8000人から4700人に縮小したため、負担金も減らせるだろうという期待が日本側に出ていたのに、機先を制されたというのである。 この問題について、朝日新聞夕刊のコラム「窓」でチクリと皮肉っていた。移転の人数が4700人と半端な数字になった理由は、8000人のちょうど6割であり、日本の負担金だけで移転を済まそうというねらいではないか、というのである。そもそも沖縄の海兵隊を米国領内に移転させるのに日本が税金を出すこと自体がおかしいのに、そのうえ減額もできないようでは日本政府もふがいない、という筆者の意見に「その通りだ」と賛意を表したい。このような報道が日本のメディアにあふれれば、米国政府の姿勢も少しは変わるだろうに、と思うのだが、どうだろうか。 沖縄の米軍基地をめぐる特異な日米関係については、米国が払うべきカネを「米国が払ったように見せかけて」日本が密かに払うという返還時の密約にはじまって、その後の「思いやり予算」にいたるまで、いまにつづいているといっていい。 沖縄密約問題は、政府のウソを正すのは本来、メディアの役割であるはずなのに、極秘電報を密かに入手した毎日新聞の西山記者がスキャンダルにすり替えられて逮捕、有罪とされた西山事件以来、「メディアの敗北」状況が続いている。 その後、米国から密約の存在を明らかにする公文書が見つかったり、交渉に当たった元外務省アメリカ局長が「密約はあった」と証言したりしているのに、政府は「そんなものはない」と言い続けているのである。 密約といえども、何年後かにはきちんと公表する米国と比べ、その点一つとっても日本は近代国家とさえいえないのではないか、と情けなくなるような状況だ。 この密約文書の公開を求めて裁判が提起され、一昨年4月に国に開示を命じる原告勝訴の判決が出たが、昨年9月の控訴審判決で「文書は密かに捨ててしまったようだが、ないものはしかたがない」と原告敗訴となった経緯は、昨年のメディア時評で詳しく記したので繰り返さない。 私も原告団の一端に名を連ねているこの裁判は現在、最高裁に上告中だが、政府のウソに司法のチェックまで働かない国にはなってほしくないと、心から願っている。 沖縄密約、岡田副総理は謝罪したが… ところで、この沖縄密約問題の西山記者を主人公とした山崎豊子原作のドラマ『運命の人』が、今年1月から毎週日曜日夜のゴールデンタイムにTBS系列で放送されている。本木雅弘、松たか子、真木よう子、北大路欣也といった配役陣も熱演で、なかなか見ごたえのあるドラマである。 このドラマにからめて、今月上旬の国会で興味深いやりとりがあった。みんなの党の小野次郎氏が「国家間の密約について、三十数年後に認めたことに何らかの思いはあるか」と質問したのに対して、岡田克也副総理は「歴代の首相や外相が外務省から密約の報告を受けながら、国会でも否定してきたことは許しがたい」と述べ、「西山記者は密約問題で犠牲になったひとり。本当に申し訳ない」と謝罪した。 岡田氏は09年の政権交代で外相になり、有識者会議を組織して密約文書の解明に乗り出した人だが、一方、一昨年4月の国側敗訴の判決に対して控訴すると決めた責任者でもあった人だ。いったい、どうなっているのかと不思議に思わないでもなかったが、いずれにせよ、副総理が密約を認めて西山記者に謝罪したことは一歩前進かと思ったのだ。 ところが、またまた「ところが」である。その2週間後、政府は別の議員の質問主意書に対する答弁書を閣議決定し、その中で、「密約を長期間、国民に明らかにしてこなかったことは遺憾だ」としながらも、西山記者に対する岡田氏の謝罪は「個人の真情を述べたもの」で、国としては、公式に謝罪する意思も、名誉回復措置をとる考えもないとしているのだ。 この閣議決定を沖縄タイムス紙は大きく報じていたが、私が東京の新聞で記事を探したところ、僅かに東京新聞がベタ記事で報じていただけで、他の新聞には見つからなかった。日本のメディアは、沖縄密約になぜこうも関心が薄いのか。 ドラマ『運命の人』に怒ったナベツネ氏 これは余談だが、TBSドラマ『運命の人』に読売新聞社グループ本社の会長兼主筆の渡辺恒雄氏、通称ナベツネ氏が怒っているという話も面白いので紹介する。 ドラマは、すべて名前は変えているが、実在の人物の誰が誰とすぐ分かるように出来ている。ナベツネ氏は、毎朝新聞の弓成記者(西山記者のこと)の親しい友人の読日新聞の記者として登場し、法廷で証言台に立って弁護するなど、実話と同じ場面もあったりするのだ。 ドラマの中で、弓成記者が政治家から贈られたカネを「送り返した」という場面で、その読日新聞の記者は「俺は受け取ったよ。それでは足りないといってやった」というのである。それでは、まるで「ゆすりたかりの悪徳記者ではないか」とナベツネ氏が怒ったというわけだ。 このナベツネ氏の怒りを「サンデー毎日」が報じ、それを東京新聞が一面のコラムで紹介して「怒りたくなるのは分かるが、西山記者に『ワビを入れろ』とは筋違いだろう」と論じている。 先の巨人軍騒動といい、何かと話題の多い人で、いまにナベツネ氏を主人公とするドラマが生まれるかもしれない。
2012年02月29日
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京都市長選は脱原発候補が敗北に終わりました。その隣の地域では「俺は独裁者だ、悪いか」と威張りちらす悪がきが今度は国会をも牛耳ようと、画策しています。ちょっと滅入るので、こんな動画はどうでしょうか。チャップリン「独裁者」の最後の演説です。私は長いこと勘違いしていた。チャップリンはこの映画で、単にヒトラーを揶揄しているのだと思っていた。そうじゃない、換骨奪胎、彼はこの映画で人間の美しい心を「政治」の場で表現しようとしたのである。ここにはキリスト教の最も良質な部分があるように思えます。2001年のブッシュの「悪魔の帝国を倒せ」と演説したキリスト教の精神とは対極のところにある精神です。結局宗教とは教義じゃない。人間そのものの中にある「可能性」なのではないでしょうか。まろさんによると、「英語の教師の中には、あの演説を生徒に全文暗記させる実践をやった人がいます。 実業高校ですから、低学力に悩む職場で。実に劇的な実践報告でした。 言葉の力が生徒たちを捉えていく過程が感動的でした。 あの演説を全文刷って親しい人に配布した人もいたとチャップリンの『自伝』にあります。」とのことです。確かにほとんど高校英語で語られています。けれども、こんなにも「世界に立ち向かう正しいあり方」世界観を約3分の演説の中に凝縮している。ホントにいい授業だったろうと思います。
2012年02月06日
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渡辺謙さんがダボス会議でこの様にスピーチしている。「 国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ。私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。しかし度を超えた成長は無理を呼びます。日本には「足るを知る」という言葉があります。自分に必要な物を知っていると言う意味です。人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きて行く恐怖を味わった今、再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。 私たちはもっとシンプルでつつましい、新しい「幸福」というものを創造する力があると信じています。がれきの荒野を見た私たちだからこそ、今までと違う「新しい日本」を作りたいと切に願っているのです。今あるものを捨て、今までやって来たことを変えるのは大きな痛みと勇気が必要です。しかし、今やらなければ未来は見えて来ません。心から笑いながら、支え合いながら生きて行く日本を、皆さまにお見せできるよう努力しようと思っています。そしてこの「絆」を世界の皆さまともつないで行きたいと思っています。」 渡辺謙さんが私と同世代ということを知った。はからずも、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」と同じことを言っている。三丁目の三浦友和演じるお医者さんが言うのです。「私たちは、上の方ばかり向いている。けれども、(無料診療所で無償の医療をしている六ちゃんの恋人のように)その前にすることがあるのではないでしょうか。幸せ、って何なんでしょうね」この作品は、三作目にしてベスト作品になりました。あまりにもベタ名展開ですが、「完成度」が高いのです。お勧めです。ハンカチどころか、分厚いタオルを持っていったほうがよろしいかと思います。
2012年01月28日
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東京新聞の今日のニュースには、心底怒りの感情が湧き上がる。拡散予測、米軍に提供 事故直後に文科省2012年1月16日 22時21分 東京電力福島第1原発事故直後の昨年3月14日、放射性物質の拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果を、文部科学省が外務省を通じて米軍に提供していたことが16日、分かった。 SPEEDIを運用する原子力安全委員会が拡散の試算結果を公表したのは3月23日。公表の遅れによって住民避難に生かせず、無用な被ばくを招いたと批判されているが、事故後の早い段階で米軍や米政府には試算内容が伝わっていた。(共同)枝野さんが「直ちに影響はない」といいながら、10キロ、30キロの避難地域を小出しに拡大していたころである。その頃、アメリカはいち早く80キロ圏内の「同胞」の避難を決めていた。私は、そうは言っても大本営発表を信じていたので、外国のこの過剰な反応を「まあまあ、そんなに‥‥‥」などと思っていた。しかし、アメリカは明確な根拠を持って避難を決めていたのである。私自身にも腹が立つ。これでもまだ、時の政府はその責任の所在を逃れようとするのか。後に裁判になった時に、誰が決定したか闇の中に入るのだろうか。そんな事は絶対に許せない?そういえば、こんなこともあった。☆コスモ石油デマの真相稿者 しょうがゆ 日時 2011 年 5 月 27 日 13:55地震発生直後に出回った「コスモ石油から有害物質が発生するため首都圏の人は雨にあたるな」というデマ(ということになっている)ですが、真相はコスモ石油の隣にあるチッソ石油化学に保管されている劣化ウランへの延焼を懸念するコスモorチッソ石油化学の内部の人間が流した真実の情報であったようです。「単なる震災デマ」として、見過ごすことの出来ない事実です。地震発生日に、チッソ石油化学は政府へ通報しています。首相官邸ホームページ・下記pdf75ページ(注:PDF)http://www.kantei.go.jp/saigai/pdf/201105231700genpatsu.pdf あの時、私は薔薇豪城さんへは「雨に当たるな」ということをコメントで注意喚起した後、「デマだったそうです。」と言って謝ったのである。あのときも「デマに惑わされるな」という大本営発表を素直に信じたのである。しかし、万が一の時には大変なことになっていたことを政府は把握していたのに、それを隠していた。ということを後になって知った。要はどこを向いているか。ということなのだと思う。震災のとき、政府はアメリカの方をみていた。震災のとき、政府は自らの保身だけを考えていた。構造は戦前と変わらない。国体のみ見ていて、自身の保身だけを考えていて、原爆投下を知らせず、戦争を終わらすのを遅らせた彼ら。何も変わっていない。ただ、情報が漏れるのが少し早くなっただけだ。
2012年01月17日
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橋下徹という某新市長が公式ツイッターで知識人を批判という名の罵倒を始めた。 例えば内田樹氏に対しては、以下の様な言い方だ。 @t_ishin地域行事の挨拶やシンポジウムなどのイベントに出席することが主な仕事のお飾り市長ならともかく、本気で市長の仕事をやろうと思えば260万人の人口を擁する大都市を一人の市長が切り盛りするのは無理。行政単位は、長がどこまで管理できるかと言う視点が重要であることの認識が全くない。橋下徹@t_ishin住民が自己決定できる行政単位のサイズと言うものがある。住民が選挙で選んだ長が住民とコミュニケーションできる行政単位。これが基礎自治体だ。まあ150人の合気道道場が都市モデルだと言い切る御仁とは永遠に話しはかみ合わないだろう。こちらは現実の政治行政を担っている。夢見る子羊とは違う。橋下徹@t_ishinそしてこの内田という御仁。まあ大阪維新の会の教育基本条例にもあーだーこーだと誰でも言える綺麗ごとの批判を繰り返し、教育論なんてぶち上げていたけど、じゃあ大阪の教育で何をした?平松前市長の特別顧問だった間に。橋下徹@t_ishin昨日、市教育委員会と公開議論をやったけど、市教育委員は前市長と意見交換をしたのは年に一回。教育委員会の形骸化も甚だしいけど、結局こう言う大学教授の面々は、偉そうなことは色々言うんだけど、何をやったの?と問うと、何もやっていない。これが大学教授の実態ですね。橋下徹@t_ishinまあ世の中の厳しい現実からは遠い所で自由な時間を与えられ、自分の好きなことをし、しかも相手はいつも自分を先生とあがめる学生たち。周囲からも先生、先生と呼ばれて、何十年。何一つ実行しない大人になっても仕方がない。今の日本、本当に役立つ識者がいなくなった。これが日本がダメになった元凶橋下徹@t_ishin住民に飯を食わさないと行けない。だから日々、あれやこれやと改革をやって、新しい構想を考えて、色んな所とぶつかって・・・まあこれが税金で養われている僕らの仕事です。批判は良いんです。普通の市民からはアホ・ボケ・カスの類の批判も結構。 2012年1月11日 - 1:24am ついっぷる/twippleから でも、大学教授って、僕と同じく税金が給料に投入されている。しかし、大学教授ってその辺に対する謙虚さってないよね。あんた方何様なんだよ!でも実際に政治・行政のど真ん中に入って、政治・行政のプロセスを体験し、実行した大学教授って、世間に対する謙虚さがにじみ出ている。竹中平蔵先生。 この一年間、中学を卒業した悪ガキの日常を見る機会があったのだか、彼らが言いがかりをつける様子と良く似ている。 ともかく、強い立場にたつ。付け入る点があれば、徹底的に言う。根拠もなく罵倒する。 こういうのを見ると、中学生がいじめ自殺をするのも分る気がする。最初公務員、それは一定成功した。次は労組だ。脇が甘かったとは言え、まともな反論はせずに擦り寄る姿勢を見せた。そうすると、労組一般を罵倒するという経過に。ほとんど日も経たずに今度は知識人だ。 高村薫に対しては、次の様に言う。 田原総一郎さん、あと、香山リカとか言う精神科医と、毎日新聞にしか出てこない何をしている人なのか分からない高村薫と言う人も。香山氏は、一回も面談もしたことがないのに僕のことを病気だと診断してたんですよ。そんな医者あるんですかね。患者と一度も接触せずに病名が分かるなんて。サイババか!高村薫という人は何をしている人なのか全く分からない。作家らしいが、毎日新聞で時事ネタに関して非建設的な意見だけを述べる。役立たずコメントのみ。僕が光市母子殺害事件弁護団に対するテレビ発言で、弁護団に訴えられ一審敗訴の時に、「痛快!」というタコメント。その後、僕が最高裁まで争って僕の言い分が通ったときには、何もコメント出さず。この程度の人。直接論戦したいですね。2012年1月11日 - 6:51pm ついっぷる/twippleから 馬鹿らしい。一番良いのは、反論しない事だ。一つ一つに反論することはおそらく容易だと思う(そもそも数年に一度大作をモノにする立派な作家だし、時評は論文じゃ無い)。しかし、橋下徹は一人の弱い個人じゃ無い。土俵に乗るのは危険だ。 北海道大学の山口氏、中島氏、同志社大学の浜氏、神戸女学院大学の内田氏、精神科医の香山氏、良く分からん高村氏。まあ頓珍漢な批判ばかりしてくるので、一度直接討論をしたいけど、僕と会うのも嫌がるでしょうね。田原総一郎さんお願いします。 高村薫さんは賢い。 まさか挑発には乗らないとは思うが、やっかいなのは、この悪ガキ自体が大きな影響力を持っているという事だ。
2012年01月13日
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今日iPhoneを何気なく洗濯機の中に入れてしまった。一回回したあとに気がついたけど、後の祭り。修理すれば、一週間で直るそうですが、ありとあらゆるデータが一瞬で消えました。iPhoneの日記にいろいろメモしていたのに( ; ; )。その他、思い付きやパスワードを付属のメモアプリに書いていたのですが、それも消えました。この半年のダイエット記録も消えました。五キロぐらい痩せたんですよ。これからは、フェイスブックやその他保存の効くアプリに記録します。しょうさんのブログで紹介されていました。感動したので、そのまま転載します。特に太文字にしたところが、目が覚めるような思いをしました。あらゆる運動に、効く処方箋なのではないかと思った次第です。教育基本条例案で大きく揺れる大阪の仲間から、「アメリカの競争教育から大阪をみる」という講演会の報告をいただきました。米国の現実に基づいた話で、非常に説得力のある内容だと感じています。以下に転載しますのでぜひご一読ください。堤未果さんの講演「アメリカの競争教育から大阪をみる」は聞き応え十分、ある意味戦慄を覚えるものでした。内容を紹介します。メモからおこしているので不正確なところもあるかもしれません。昨今報道されたウォール街のデモは、1%のリッチ層が他の99%の生き方を決めてしまうことへの抗議であったというところから話は始まります。デモの先頭には「Education Not for Sale」「We need teacher」のプラカードが。 アメリカで2人に1人の先生が5年以内に辞める事態だといいます。その理由は「落ちこぼれゼロ法」。そのきっかけは2001.9.11テロ。アメリカが思考停止に陥った画期だといいます。テロ後、ブッシュ政権は対テロ戦争を名目に社会保障や教育予算を削減、そして愛国者法で監視社会の強化がはかられ、対テロを理由に異論が言えなくなっていって人々は委縮していったといいます。教育でも、「学力が低すぎる」ということが問題となり、国が学力を管理する流れが「落ちこぼれゼロ法」になります。この法案がでたのが2002年の春。いきなり出てきた法案です。その柱は政治介入と厳罰化、点数至上主義、そして民間の力の活用です。まさに、「教育基本条例案」そのものです。堤さんいわく「条例案は弁護士さんがつくったそうですが、彼はアメリカにもいたようで参考にしたのでは」とのことでした。そして数字ではかれないものまで、あらゆるものが市場化されていきました。現場の先生たちは公務員で工夫がないと攻撃され、ノルマが課せられるようになります。先生の勤務時間は長くなり、ノルマを達成するため成績改竄などのインチキが横行していったそうです。ここは小野田先生も集会でお話されていましたし、堤さんの本『社会の真実のみつけかた』にも詳しく述べられています。お話にでてくる競争においたてられていく子どもと先生たち親たちのすがたが痛ましく思えました。教育の市場化で戦慄を覚えたのはここからのお話です。アメリカでは、教育予算の削減で給食のおばちゃんを解雇し、かわって大手ファストフードが学校給食に参入していき、そして給食が民営化されたそうです。出される給食は高カロリーで味が濃いファストフード・ジャンクフード。その影響で子どもたちはみるみる肥満に陥ります。今やアメリカでは3人に1人の子どもが肥満だとか。ミシェル大統領夫人が肥満撲滅キャンペーンをはじめたそうですが、それは「もっと運動しましょう。」というレベルのもの。こうした肥満傾向は大人にも拡大し、結果的に医療費を押し上げることにつながっていきます。そして虫歯と貧困の関係にも驚きました。こうした食事をしているとどうしても虫歯になります。虫歯になってもアメリカは国民皆保険ではないので医者にかかれない。保険のない人がたくさんいるのです。虫歯になると、顔だち・容姿に影響して就職にも苦労するようになって仕事をえられない若者がたくさんでるそうです。貧困に陥った若者をリクルートするのが軍です。アメリカの学校は「落ちこぼれゼロ法」によって軍に個人情報を提供することが義務付けられています。若者のケータイに軍のリクルーターが電話をかけ、「大学に行ける。資格がとれる。仕事が得られる。」という殺し文句で次々と兵隊にして、アフガニスタンなどにおくりこみます。堤さんは、「教育の市場化をベースにした経済徴兵制」と表現していました。アメリカでは戦争も市場化され、高収入の派遣社員の仕事はアフガンやイラクの私兵です。そうした私兵は正式な戦死者には数えられないといいます。運よく生きて帰って除隊して、大学に行っても近年アメリカの学費の高騰は著しいとのことでした。教育予算が削られたからで、まだ教育がよかった時代を経験した親から「なんとか大学には行きなさい」と言われて学資ローンを組む。しかし、学資ローンの負担に耐えられない人が続出し、今や6人に一人はそういう状態だといいます。破産という手も学資ローンに限っては消費者保護法からはずしてしまって使えなくしているそうです。死ぬまでローン負担がついてまわる。そんな事態です。給食にしても保険にしてもアメリカの企業は儲かると思えるものにどんどん入っていって、利益をあげると必ず政治家に献金をするようになるといいます。政治家と大手企業の癒着の構造ができあがります。堤さんが、アメリカのビジネスマンにインタビューすると、日本はどうしても進出したい市場だそうです。給食も保険も参入したい。しかし、規制があるし、憲法9条もある。しかし、虎視眈々と参入をねらっている。TPP問題もその延長上にあります。しかもそこには支持率低迷の中で再選をめざすオバマ大統領の政治的思惑があるといいます。堤さんは、政治が市場化を入れる時の手口があると紹介してくれました。それは1)敵をつくる 2)ワンフレーズをばらまく 3)内容はぼかす 4)議論させない 5)マスコミは一部しかみせない の5点です。なるほどと思わせます。そして市場化に対抗するための手法も紹介してくれました。すなわち、1)大きな流れをみる 2)世界/過去の事例をみる 3)異なる層の関心をつかむ 4)相手を叩くより本質をアピールすること 5)良き代案を出すこと 6)わかりやすく/面白く/ワンフレーズで これまたなるほどと思いました。「教育の問題だけじゃなくて、医療も、働き方も、エネルギーももう一度全部一緒に考えて、どんな社会だったら子どもたちに手渡したいのか、どんなふうに社会に住んでいけるのか、国を信頼して家族やコミュニティとつながっていけるのか、どんなふうに教育でまなぶことの楽しさをつかんでいけるのか、その全体像をイメージすることが大事だと思います。」「自分は和光学園で、先生とのむすびつきが強かった。いろいろ悩みも聞いてもらった。社会に出て壁にぶつかったきに・・授業じゃないですよ、そんなものは忘れちゃったんですけど(笑い)先生が一緒に何かを体験してくれたりとか、喜んでくれたり、泣いてくれたりとか、思い出とか体験とかうれしかったこと、そういうことが自分の背中をおしてくれて力になった。教育はテストの点数、数字だけではかるものではなくて、その子の人生の中で繰り返し花開いて背中をおしてくれるものだと思います。これからの子どもたちにもそういう教育の宝物を残していきたいし、これからもがんばりたい。」と語られました。最後に堤さんは、ハリケーンカトリーナで未曾有の災害を受けたニューオーリンズの先生が、日本の先生に伝えてほしいと言っていた詩を紹介しました。ニューオーリンズは大水害をきっかけに復興特区ができて市場化が一気にすすんだといいます。学校も、公設民営のチャータースクールになり、民間手法で経営がすすんでいます。そしてつぶれる学校もふえているとのことです。大震災を経験したわたしたち日本はアメリカを反面教師にしないといけないでしょう。さて、その詩とは・・・。(アメリカでは有名な詩だそうです。)ナチスが共産主義者を弾圧したとき、私は不安になったが、自分は共産主義者ではなかったので何の行動も起こさなかった。次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安になったが、自分は社会主義者ではないので何の抗議もしなかった。それからナチスは学生、新聞、ユダヤ人と順次弾圧の輪を広げていき、そのたびに私の不安は増大した。しかし、それでも、私は何もしなかった。ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。私は牧師であったので行動するために立ち上がった。しかし、その時は、すべてが遅すぎた。「私は、大阪も日本もまだ間に合うと思っています。ともにがんばりましょう。」と結ばれました。アメリカを反面教師としながら、あるべき社会のすがたを多くの人とかたっていくこと。堤さんの市場化に対抗する手法に学びつつ具体化していきたいと思いました。元気のでるお話が聞けてよかったです。
2011年12月11日
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去年の夏、22年間とり続けた朝日新聞をやめた私です。取っていないのですが、土曜日の朝、たまに喫茶店に行くとこの新聞があってたまに読んでみると、それはそれなりに新鮮です。土曜日はわりと一週間のまとめという意識があるのか、記者たちの思考が見えてくるような記事が多い。それらをずらりと眺めると、所々不満もあるけど、「今現在の動き・問題点」も見えてくる。例えば、田中某前沖縄防衛局長の暴言に関連して、一川防衛相も95年の沖縄少女暴行事件について「正確な中身を知らない」とのたまったらしい。任命責任も含めて、問責決議も可決見通しもあることから、交代の可能性が高いらしい。↑ここは、戦術的にはなんでもいいから「がぶりより」して、ともかく辞めさせるべきでしょ。(辺野古環境アセスは提出させてはならない)流通や消費者(日本チェーンストア協会、日本百貨店協会、日本生協連、日本消費者団体連絡会など)481団体が「生団連」を発足させた。「経団連が消費者の声を代弁していない」「東日本大震災への政府の対応は遅い。国民の生活、生命を守る団体が必要だ」と原発反対の是非などを問題にし、消費税反対などを政府に提言していく予定だという。↑よっしゃ!頑張れ!愛国者の原発反対が拡大している。藤波心さんのことも出ていたし、民族派新右翼団体「統一戦線義勇軍」の100人程度のデモも取材されていた。普通の市民のデモへの想いをツイッターが後押ししたという事例も生まれている。4月5日、「デモを行うとして参加したい人」という呟きを載せたら、1200人が参加したいと言ってきたという。それで「4.30脱原発デモ@渋谷・原宿」を企画した。1000人が集まったという。これは早い時期の原発デモだ。「日本各地で今日も集会やデモが開かれているが、その実態は完全につかめていない」(高橋純子著名記事)↑こんな形でデモが起こり出した。日本は変わってきている、と私は思う。東京電力の事故調査に関する中間報告が出た。「想定外」の津波を強調するもので、「自己弁護とも取れる内容になった」。↑東電には自己再生能力が全く欠如している。ここにも、頭がよいだけでは未来を生き抜くことができないということの証明がある。城南信用金庫が東電からの電気は買わないと宣言した。天然ガスからの発電の他の業者の電気などに代えるという。脱東電をすれば、東電も原発なしで電力供給できるでしょ、とほかの取引先にも呼びかけているという。↑個人の取り組みではないところがすごい。何かが変わってきている。その下では「欧米はスタグフレーション(物価上昇と景気低迷が同時進行)」という見出しがあった。↑こんな時に日本はアメリカだけに目を向けていていいのだろうか。「声」欄の下、「記者有論」のコーナーで(朝日新聞)那覇総局長の谷津氏は「問題なのは防衛局長の発言だけか」という。発言のあとでも野田政権は「お詫び」を言いながら、一日の審議官級協議で米国に約束履行を表明した。「私に言わせれば、彼等は酔ってもいないのに『それでも犯し続ける』と言っているに等しい」↑沖縄に住んでいると、こういう「声」が出てくる。本土にいる新聞論説人にこういう「声」は出ない。「沖縄を愚弄しているのは、誰か。本土に目を向けて欲しいのは、むしろそちらのほうだ」と谷津氏は一見政府に向かっていっているようだが、本当は本土の論説委員に言っているのではないか。為替レートが韓国が100w、7.12円でした(^^)/。↑私が韓国旅行をする12月23日までこのままで推移して欲しい(^_^;)。福井事件の再審が決定したが、検察は異議申し立てを出す意向だという。検察には膨大な「証拠」があるが、不利な証拠は出さない、という「構造」がある。これをくつがえしたのが、裁判員裁判で、事前の争点を絞り込む作業で、検察側が公判に出す予定のない証拠を被告側に開示を求めることができるようになったのだという。↑検察は既に不利な証拠があることを認めている。だからこそ、異議申し立てをして裁判の場でそれが出ないように圧力を掛けているのである。裁判にさえ出なかったら、あったこともなかったことにできる。しかし、それは我々庶民の「常識」とは違う。こういう「責任逃れ」の構造は今年いやというほど見てきた。東電も経産省、政府もそうであり、社会保険庁、厚労省の年金問題もそうだ。そして昔の戦争に対する態度もそうだった。もういい加減、こういう構造はやめにしようじゃないか。
2011年12月03日
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倉敷のライフパークくらしきに四日間限定ではやぶさの帰還カプセルの実物が来るというので、早速行って来ました。平日の夕方というになかなかの人出です。単にカプセル一個置いているわけじゃないと思っていましたが、本格的な「はやぶさ展」になっていました。これは、はやぶさの実物大模型。大きいような小さいような。宇宙で言えば微粒子のようなこの探査機が60億キロも旅をして帰ってきただなんて、ちょっと感慨に浸る。はやぶさについては、一度プラネタリウムを見た時に書いた。でも今回はほんとうはこの前に映画「はやぶさ/HAYABUSA」を見ている。堤監督はおたく監督で、漫画にドラマを似せるということで好きな監督じゃないのだけど、今回の映画はそのオタク魂がリアル組織に向いたせいで、とっても見ごたえのある作品になっていた。佐野四郎が川口マネージャーの雰囲気そっくりに演じていた。その川口さんの言葉やインタビューが展示されていた。それは真実である。けれども人は忘れがちになる。ついつい経済が優先されるからだ。この計画が「成功」したことは、ホントに喜ばしい。こうやって、無料だけど、人がわんさか来て、世論の支持があればお金は出る仕組みが日本にはある。邪馬台国ブームで遺跡発掘にお金が出たのと同じ仕組みである。結果として、それは良かったことだった。映画では、竹内裕子がはやぶさ君の「ニュース」を作るのだけど、実際にそれはある女性が作っていたらしい。今回の展示内容の半分は私は理解できないけれど、それでも子供にも分かるように一生懸命書いている様子が良く分かる。でも、プラネタリウムも見て、映画も見たおかけで、普通の人よりもはやぶさ博士になっています。これはイトカワの模型です。今回の探査で、初めてこんな形だとわかった「ラッコ形」の小惑星。小惑星とは惑星になり損ねた小さな星たち。この欠片をとってくることで、太陽系がどうやってできたか、惑星がどうやってできたか知ることができるかもしれない。これはわが岡山の真庭市にある中和神社のお守りです。イトカワから旅立ったはやぶさ君は途中で燃料トラブルで一時期行方不明になってしまう。でも粘り強い努力のおかけで地球との交信復活。そして姿勢をコントロールする装置が使えなくなったはやぶさ君のために知恵を絞ったのが、「イオンエンジンの中和器を使おう」ということだったらしい。その前後で川口さんは中和神社にこのお守りをもらいに行っている。科学の粋を集めて、ベストのベストを尽くして最後は神頼み。でもそれは神頼みじゃない。その後も幾つもの危機を乗り越えているけれども、とりあえず割愛。実物カプセルはやっぱり撮影不可でした。けれどもこれは、実物大の模型です。さて、帰還カプセル実物の感想です。四つに分解されていて、最初に模型の金色部分を見ます。実際は大気圏再突入時の高熱からまだら模様に焼け焦げていました。当然ですね。でもびっくりしたのは、その後にあった、パラシュート、内部構造のモジュール、搭載電子機器部です。なんとパラシュートは焦げ目一つなく、破れ一つもないのです。機器も今さっき作ったかのようにぴかぴかです。あんなに長い旅をしてきたのに、あんなに流れ星のように高熱で光って落ちてきたのに、見事に金色の部分やヒートシールドがそれを保護していたのです。日本の技術力の確かさを見た気がしました。現在2014年のはやぶさ2号発射に向けての準備中です。帰還は2020年になるのだそうだ。
2011年10月29日
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今日の私の呟きKUMA0504 くま この記事を読んで学生のモザルハザードは消滅をしたと思った。 @就職したい企業ランキング 1位は東京電力 kyoko-np.net/2011091501.html学生のコメントは以下の通り。 東京電力を第1希望に挙げた男子学生(21)は「原発事故が起きた当初は、賠償金がかさんで倒産するだろうと、興味が沸かなかったが、ここまでやらかしてもまだ社員にボーナスを支払っていると聞いて、そのゾンビ並みの経営体力に感心した。下請け企業を奴隷のように扱えるのも、就活を勝ち抜いた『勝ち組』としての優越感をくすぐって魅力的」と話す。 また他の学生からは「『DASH村を返せ』など、時期的にまだ批判が集中しているのは知っているが、数年以内に収まるので心配していない。日本人は熱しやすく冷めやすいので、長い目で見れば優良な就職先であることに変わりはない」との声も聞かれた。と、思って今さっきよくよく読んでみたら、産経新聞じゃなくて「恐慌新聞」じゃない「虚構新聞」でした。すっかりだまされてしまった(だって、本当によく出来ているサイトなんですよ)。でもありうると思った私が恐ろしい。ちなみにこれは @tosa_suigeiさんがつくった東京電力を巡る関係図解のようです。私たちはこのことをずっと「原子力ムラ」と表現してきましたが、ここでは「ジャパン・ニュークリア・シンジケート」と表現しています。確かにムラというは、おとなしすぎたのかもしれません。これは「シンジケート」として犯罪として告発すべきなのだろうと思います。一方、ムラという表現の中に日本らしい構造関係が隠れているようで、捨て難いものがあります。どちらがいいのでしょうかね。
2011年09月15日
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9月11日は岡山で「原発ゼロをめざす9.11県民集会」に参加しました。とはいっても、会場にたどり着くと、県総合福祉会館の一階ホールは臨時の椅子を足しても既に満杯で立ち見が出て、入り口には入りきれない人人人。よく集会に使われるホールなのですが、こんなに人が集まったのは私の経験では初めてです。500人で満杯のところ、650人参加したようです。なお、今さっき岩上安身さんが動画を配信してくれたようです。【IWJ岡山】 昨日行われた、「原発ゼロをめざす9.11岡山県民集会」を録画配信中です。写真家の郡山総一郎氏講演など。参加者は650名を超えたそうです。ぜひご覧ください。 (#IWJ_OKAYAMA1 live atbit.ly/mdbpKz)何かが変わりつつあります。写真家の郡山総一郎さんが福島を撮ってきた写真を見せながら講演をし、二人の福島から岡山に避難してきた人の発言がある予定なのですが、入り口辺りに立っていても全然聞こえません。集会のあと、岡山では珍しいサウンドデモ等、それぞれが創意工夫を凝らしたデモがある予定だったのですが、私は用事があって結局途中で出て行きました。この日は、全国各地で反原発デモが行われたようです。けれども東京では逮捕者も出たようです。今日のツイッターから幾つか。mkimpo_kid kame 「9.11 新宿・原発やめろデモ!」の写真、まとめた。64枚。ちょっと多すぎたか。読売・産経のデマ記事によれば、逮捕は公安条例違反で1名、公妨で11名だそうだけど、救援会ってどうなってんのかな。 http://www.mkimpo.com/diary/2011/no_nukes_11-09-11.html http://pic.twitter.com/h50rgju9月12日 kou_1970 鈴木 耕 デモは自由なはず。それが「一度隊列に入ったら、隊列から出てはいけない」「一度隊列から離れたら、もうデモに加わってはいけない」。こんなことがなぜ許されるのか。今回の警察のデモ警備は、明らかに度を越したやり方だ。9月12日 Entelchen Entelchen Quakelmann 日本の警察は、反原発デモが気安く参加できる「楽しいイベント化」しないために、小グループに分裂させたり、理由なく逮捕者を出したりしているとドイツTAZ紙が報告しています http://www.taz.de/Sechs-Monate-nach-Fukushima/!77803/9月10日今回のデモでは、ホントに普通の市民が逮捕されたようです。狙いはドイツTAZ紙の通りでしょう。けれども、警察(公安か)はまだまだ昔の感覚です。「左翼は怖い」「デモする人は怖い」という感覚を持った人は過去のものにいつの間にかなっている。yamaneko_strike 山猫 柄谷行人「デモで社会を変えられるのか?とよく聞かれるが、“確実にできる”と私は答える。なぜか。デモをすることでデモをする社会をつくれるから。3月以前に日本では沖縄を除いてデモらしいデモはなかった。しかし今日も全国100ヶ所くらいでデモが起きている。日本の社会は少しは変わったのだ」9月11日 柄谷さんの意見には、異論があります。「3月以前に日本では沖縄を除いてデモらしいデモはなかった」というのは、彼がマスコミに汚染されて街中に出ていない証拠です。イラク戦争前はそれこそ全国的に今回に匹敵するデモも起こりました。そしてこの10年間、数万人規模のデモは東京では年数回はあったはずです。けれども、「日本の社会は少し変わった」というのには同意します。いや、変わりつつある。まだまだこれは「序の口」なのだから。一方、宮崎駿も「Cut」9月号で述べているようですが、つどつど我々が言っていたのと同じ感想を持っているようです。miyasan_bot 宮さん(宮崎駿)bot 日本の軍閥時代の末期のあの愚かしさと、今回の原発利益集団の愚かしさがそっくりなんですよ。それに一番うん ざりしてます。「なんだ、旧軍の愚かさをもう1回原発村がやってるんだ」っていうね。 http://amzn.to/qG1L1d9月11日
2011年09月13日
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最近のリツィートから。 Eu_amo_futebol parco 酷い、この国は酷すぎる。二本松市の出産したての母子は一日中家で生活(朝6時~次の朝までで10マイクロ)1週間で64マイクロの被爆。年間3.3ミリシーベルト。年間許容量の3倍!byNHKETV特集ネットワークでつくる放射能汚染地図 3子どもたちを被ばくから守るために8月28日 fn23 fn23 「測定で分かるのは内部被爆のみ。行動記録を取ることがより重要。納得できる説明とあわせないと測定結果のみでは意味が無い。」木村真三准教授(獨協医科大学)【ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図(3)」】8月28日8月28日のNHKETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図 3」を録画で9月1日に見ました。思えば、この特集は十二分に政府の原子力行政を動かしていると思う。この特集の後に、やっと行政は所謂「ホットスポット」の大掛かりな調査を始めたのである。そういう意味では、おそらく、これからやっと、福島や二本松市の「内部被爆」の調査が始まるだろう(始めなければ、そこで行政は終わりだ)。しかしホント、酷い、この国は酷すぎる。 mandolinbum 館野公一 経団連の米倉会長、菅前首相と野田首相の違いを記者団から問われて、「首から上の質が違う」と言ったという。首と言っても頭のよさとか思想というのではなく、財界の言うことをよく聞く“首”がのっかった首相が欲しかっただけだろうな。>http://bit.ly/r8701O9月4日野田新首相は、なんと組閣前に何をしたかというと、歴代首相で初めて経済三団体を表敬訪問をした。そのときに経団連の米倉会長から「宿題のことはわかっていますよね」と釘を指されて愛想笑いをして帰ったらしい。宿題とは、消費税とTPPのことだとは、私でも分かる。この首相は明らかに国民や労働者のほうに顔を向けていない。そのことを改めて思った。TAKEDAmasahiro 竹田昌弘 東京新聞の社説によると、東電管内のこの夏の節電は中型の原発10基分。節電はコスト削減であり、空調の自動制御機器などを導入した企業は業績を改善した。実は、国内の照明すべてをLEDに置き換えると、原発13基分の電力が節約できるという。 http://p.tl/iSYc12時間前_SASAYAKI ささやきタロー 許せん。断じて許せん。 RT @F_Koujina: おはようございます。「しんぶん赤旗」8日付一面トップ「在日米軍犯罪・事故21万件 日本人1088人犠牲に 軍事が人権押しつぶす」 http://twitpic.com/6hh0l814時間前 chika_sara chikafujii 結局本音を言うまでに追い込まれたんだね。RT @monjukun きのうの読売さんの社説はショックだったなー…。「原子力は核兵器の材料になるプルトニウムが持てるからてばなしちゃダメ」ってハッキリ書いてあって。はぁ。けっきょく電気足りないとかも後づけの理由で、ホントは核兵器への13時間前 この読売の社説、なるほどねと先ず思う。そう思う自分がショックである。なぜこんな新聞が日本一の購買数を維持しているのか。私にはどうしても納得いかない。Eu_amo_futebol parco 【頑張れ!応援】映画「みつばちの羽音と地球の回転」に出演していた祝島の山戸さん町長選に立候補!(たかし君の父親ですね。) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201109070140.html http://www.youtube.com/watch?v=_C6bYYYSSGE&feature=player_embedded この映画よかったら見てください。日本もまだまだ終わらねえっと思ったな。9月7日知らなかった。上関町長選は20日告知、25日投票らしい。地の利と人の利、カネの利はないけど、時の利はある。頑張れ。何か出来ないだろうか。
2011年09月08日
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iPhoneにして以降、ツイッターがとっても快適です。最近のツイッターでリツィートしたもの(私の気に入った呟き)をまとめてみました。旬の呟きもあるので、旅の記録の途中ですが、記事にします。まずは、糸井重里の傑作から。 itoi_shigesato 糸井 重里 小沢一郎の「郎」を含めていいなら、民主党代表選の立候補者って、「海」の「前」で「馬」「鹿」「野」「郎」って憶えられるな。これ、試験に出ても安心ですね。8月27日 kou_1970 鈴木 耕民主党党首選に名乗りをあげている人たち、誰一人として明確に「脱原発」を表明していない。民主党という党そのものが、まるごと財界に買われてしまったのか、官僚たちに乗っ取られてしまったのか。8月20日 magazine9 マガジン9 だれが首相になっても脱原発にはならないなんて。何だろ、この国は。ため息。8月26日 やっぱり原発関連が多いのです。 iidatetsunari 飯田哲也 この例文はまさに経済界が脅しのように言っていることが凝縮。全部、論破済み、つまり根拠ゼロ。 RT @meltdown_now: 【九電やらせメール6例文】1.原発は経済に寄与。2.熱中症が心配。3.自然エネルギーは不安定。4.国が安全宣言。5.電力不足。6.国内産業が空洞化8月3日この六つの項目にきちんと反論できれば、ほぼ全ての政界財界の「原発推進」の論理は論破できると私も思います。反対にいえば、それほどに「原発推進」の論理はそこが浅い。 s_kiyoe 季世恵 @ @giai_co 函南の皆さんには本当に良くしていただき感謝しています。キャンプ初日。夕食の時に出されたお野菜を見て女の子が「これ、産地はどこですか?」と尋ねてきました。「函南のよ」と答えると、嬉しそうな顔で「私、家族の分まで食べます」って。 s_kiyoe 季世恵 キャンプ最終日。東京の子どもが仲良くなった福島の子どもに「今度は私が福島に会いにくね!」と言いいました。すると相手の子は突然真顔になり「今、福島には来ない方がいい…」と答えたのです。こんなことあっていいの?来てはいけないと言ったその場に子ども達は知っていて帰って行ったのです。 s_kiyoe 季世恵 福島の子ども達を帰すために貸し切りバスがお寺に着きました。「お土産を買う所はどこがいい?」と尋ねると子ども達が「スーパーではなく函南のお野菜が買えるところをお願いします」と言うのです。小学生も中学生もみんな願いは一緒。待っている家族に安全な野菜をお土産にしたいって。8月8日 夏休み、福島の子と一緒に北海道でキャンプを企画したお母さんの呟きです。子どもにこんな思いをさせるなんて‥‥‥。言葉がありません。kou_1970 鈴木 耕 08年に東京電力の「10メートル超の大津波の試算結果」を、実は原子力・立地本部の当時の武藤栄副本部長(前副社長)と武黒一郎副社長(当時)に伝えられていたという。つまり、この人たちが大津波の可能性を握りつぶした、ということになる。責任はどうなるのか?8月26日「真夏の世の悪夢」で原爆情報を握りつぶした巨悪は逃げ遂せたが、せめてこの情報を握りつぶしたこの2人は決して許してはいけないと心に誓う。 gloomynews deepthroat 毎日◆放射性物質:7都県で焼却灰から暫定基準超えセシウム http://goo.gl/i5vTY 「福島県に限り、同10万ベクレルまでは埋め立てを許容する方針を既に提示しており、福島県以外にもこの方針を拡大する考え」※なし崩し的基準緩和か。8時間前 gloomynews deepthroat 朝日◆原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘 http://goo.gl/wHWyf 「3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れ」9時間前、Bu_uuu 宇宙人ぶー 福島の原発事故では「神風」が吹いた。原子炉爆発で漏出した80%以上の放射能塵雲は季節風で太平洋へ流され、日本本土への直接被害は大幅に軽減された。次に震災クラスの地震が来たとき爆発するのは、どこの原発だろう? http://www.green-act-saitama.org/genpatsu/genpatsu-map.htm8月22日 ホントそういえば、神風だったのかもしれない。 kawazoemakoto 河添 誠もう、みなさん、見たと思いますが。「動画で見る炉心溶融」。独立行政法人・原子力安全基盤機構が事故前に、原子力防災専門官向け資料として作成していた、炉心溶融のシミュレーション画像→ http://ow.ly/6bhOv 。いや、ほんとうに、なんというか、おそろしくて、わかりやすい。8月24日 こんな情報もある。 AsaumiHarukichi orangemole 縄文人 安全性認識か 貝塚、津波直撃免れる 東松島 - ほとんどの浜が津波に襲われた宮城県東松島 市宮戸(宮戸島)で、縄文時代の国内最大規模 の貝塚が密集する里浜が津波の直撃を免れた。... http://tumblr.com/xwv2k6gnwg5月17日 1100年度に大津波に襲われていた縄文人たちは津波から逃れる術を獲得していたのか。現代人でさえ、津波の被害を忘れていたのに、縄文人はいったいどうやってそれを言い伝えたというのか。私にはそれこそ「奇跡」に思える。口頭で伝説を1000年も伝えていたというか。さて、見逃してはいけないことは、原発以外にもたくさんある。気づいたところだけ紹介。 prometheus2054 prometheus コンピューター監視法案「本日6月16日午後1時、参院法務委員会において、賛成多数で可決した。反対したのは井上哲士議員(共産)だけだった。」http://p.tl/kekb 何?共産党だけ反対って…。共産党以外全員「独裁管理警察国家」の実現を目指している?#seiji6月17日kou_1970 鈴木 耕 とうとう大阪維新の会が「首長に教育委員の罷免権を与える」という条例案を提出する。教育行政への政治関与を明記した「教育基本条例案」。さすがに、ここまでくるとファシズムの腐臭が漂う。これはいくらなんでもひどすぎる。橋下知事の本性が出たか!?8月23日 sumichi_tushin すみっち 日本駐留米兵らの公務外の犯罪について、日本政府が1953年10月、重要な事件を除いて裁判権を行使しない方針を米政府に伝達していたことが明らかになった。日米不平等の原点、ここにありですね【米兵裁判権の一部放棄、米側に伝達 外交文書公表で判明】http://bit.ly/rjENQU8月26日 ちょっと面白い呟きも monjukun もんじゅ君 だいじょぶだよ。だってデモにいくってことは、みんな背景はちがっても原発やめてってとこではおなじ目的でしょ。おなじ気持ちのひとがたくさんいるのが目に見えて、心強いと思うよ。 RT @megco_com もんじゅくん、おはよう!今日のデモに、ひとりで参加するのが不安だよ。大丈夫かなぁ23時間前sakaroko 坂田 浩子 with るんぱ♪ 昨夜は、娘の宿題「税金についての作文」をどう書こうかな?という相談に、「震災復興支援の名を語る消費税増税に、反対だ!…」と書けばいいやん。と言うと「そういう、反体制的な事を書いたらあかんねん…(学校から貰った文書にそう書いてあるらしい)」と。やらせは、中学生の宿題にまであるの?58分前 katoshuichi_bot 加藤周一bot 現代は情報が多すぎて、また少なすぎる時代である『世界大百科事典』19時間前 KatsuKaishuBot 勝海舟bot 行政改革といふことは、よく気を付けないと弱い者いぢめになるヨ。全体、改革といふことは、公平でなくてはいけない。そして大きい者から始めて、小さいものを後にするがよいヨ。言ひ換へれば、改革者が一番に自分を改革するのサ。8月27日
2011年08月29日
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ある夜、私は冷たいワインを飲みすぎて寝入っていたらしい。目が覚めると、深夜のNHKスペシャルをしていた。深夜だから再放送なのだろう。それを見ながら、私はちょっとした感慨にとらわれたのであるが、録音していないし、番組名さえ覚えていないし、記事にするのは止めていた。けれども、日にちが経って、あの番組が気になって仕方ない。あの悪意には『反吐』が出る。しかもそれが、現在につながっているのだ。少しずつ思い出しながら、感想を述べる。それは、広島への原爆投下のモールス信号を大参謀本営は数時間前に明確に把握していたのにも拘らず、ついにはそれを認めなかったというドキュメンタリーだった。よってそれが元で広島・長崎に空襲警報が鳴らなかった、という『事実』である。東京にはつい最近まで明らかにされなかった秘密の信号傍受の施設があった。そこでは24時間テニアン島のモールス信号の解読を行っていた。信号は当然暗号化されているので内容まではついには分からなかった。しかし、発信元だけは分かる。それを分析していくと、20年夏の初め、新しい部隊が訓練を始めたということが分かった。それを分析していくと、どうやら原爆投下の訓練をしているらしいということが分かった。けれども、参謀本部の上のところではついにはそれを認めなかった。なぜか。実は日本でも仁科博士の下、原爆の開発をしていたのである。しかし20年の夏、その開発を諦める。そのときの理由が日本の技術不足だけではなく、「アメリカで原爆開発は不可能である」というのを、おそらく何の科学的根拠もなく付け加えたのである。歴史は、ちょうどそのころ、アメリカでは初めての原爆実験が成功していたのだ。ここからは、私の推測だ。なぜ推測になるのか。ほとんどの証拠書類は敗戦のときに焼かれているからである。参謀本部はおそらく8月段階ではアメリカが原爆を持っているということは承知していた。しかし、いったん『原爆開発は不可能』と断じた以上、それを認めることは出来なかった。つまらない軍部の「面子」である。そして運命の8月6日の朝、テニアン島から、原爆を搭載した飛行機が向かってきているという情報は確実に参謀本部まで届く。ここまでは90歳になった当時の職員たちの証言で「事実」だと証明できる。しかし、参謀本部はそれを『無視』する。誰がそう判断したのかは、今になってはわからない。この時になっても、噂さえ流れないということは、見事に隠し遂せたとしか言いようがないのだろう。重要なのは、だから空襲警報は結果的に発令されなかった、ということだ。もし、空襲警報が発令されていたならば、爆心地から460m離れていた袋町小学校の地下に『たまたま』残っていたたった3人の児童が生き残ったように、大勢の生命が助かったはずだ。参謀本部は、広島の爆弾が原爆であることもしばらく『秘密』にした。おそらく「面子」のためである。それどころか、8月9日、原爆投下のための飛行機が小倉を回って長崎にやってきたということに気がつきながら、それを明らかに『無視』した。九州の飛行場ではたまたま広島の惨状を目撃した飛行士が居た。彼に出撃命令が出ていたならば、彼はたとえ自分の命を削ってでも、原爆を搭載した飛行機を落としたかもしれない。『人類の悲劇』は天災のように起こったのではない。それは予測できたし、このように具体的にその悲劇を軽減、止めることさえ出来た。それができなかった理由とは何か。例えば一人の人間のあまりにも想像力の無さ。自らの保身。まるで既視感たっぷりの現代。それはたぶん『フクシマ』でも起きた。或る教授は「再度メルトダウンは起きている」と警告する。あの分厚い鋼鉄をぶち破ってコンクリートに垂れ流されていて、建物の外に出るのは時間の問題だという。東電や政府はそれを知っていながら「無視」していないと一体誰が言えるのだろう。何しろ彼等は66年前の指導者の正統な後継者たちなのだから。或知事は原発の再開を認可した。自身や一族郎党は原発ムラの中心に居る。「わが亡き後に洪水よ来たれ」本当に責任を取るような事態が起きるのは、知事を辞めて何年も経った後だろうし、おそらく自らの死んだ後だから、堂々と「決断」が出来るのだ。真夏の夜の夜明け前、ひとりの「お偉いさん」がひとつの情報を握りつぶした。その事に起因して、何万人何十万人の人々が何十年も苦しむなどとはおそらく想像さえしなかっただろう。一夜明けた後も彼には何の「声」も聞こえなかった。「それこそが政治なのさ」と彼が死んでも彼の後継者たちは嘯いてここまで来た。いまさら、生き方は変えられない。
2011年08月19日
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今日が祇園祭「山鉾巡行」(7月17日)、「神輿渡御」(7月17日)等ハイライトとなっている。ツイッターの中にこのような呟きがありました。RT @fuwa1Q71 祇園祭はもともと当時、京ではやったさまざまな疫病や災いを祓い、東北で大津波を起こした貞観地震の鎮魂のために行われた厄払いの祭だったおいわれています。そういう意味で今年の祇園さんはちょっと特別なんですよね。posted at 11:13:04もうその頃から日本全体で、大震災を乗り切ろうという伝統は出来ていたということのようです。以前記事にしたこともあるので、写真を探したのですが、いいのが一枚もありませんでした。山鉾の見事さは私の記憶の中にインプットされていたみたいです。そうこうしているうちに今日、22年間とっていた朝日新聞の勧誘員がまたやってきました。丁寧にお断りしましたが、今回は「試読紙」なるものも持ってきてくれていたので、試読しました。「声」の欄にこんなのがありました。金沢市に住む70歳男性の方です。「読書会が脱原発決議 その訳」 私たちは、本好きが集まった金沢市読書会連絡協議会というささやかな団体です。 福島第一原発の事故を巡っては、政府や東京電力の行き当たりばったりの対応にうんざりしてきました。それもあって4月17日に開かれた今年度の総会で、「原発推進をやめ、即刻原発の廃棄に取り組むべきだ」とする決議案が提案されました。 「地方の小さな読書会がそんな決議をしてどういう意味があるのか」「そもそもそんな決議をする資格があるのか」などというご意見がありました。 私たちは、「好きなときに好きな本を自由に読める」という、小さな幸せだけを求めてきました。政治とは関係なく「そうした環境を守りたい」という一心でやってきました。今回の原発事故で、福島ではそういう環境が失われてしまったのです。 私たちは原発廃棄のためであれば多少の不便は我慢します。70代以上の国民は、はるかな過酷な環境で頑張ってきたのです。 結局、提案された決議案は全会一致で可決されました。思えば、日本にはおそらく何万何千万という数のコミュニティが存在しています。読書会、映画会、コーラス、料理会、飲もう会、女子会、男子会!?そのひとつひとつがこのような決議を上げても決しておかしくない。なぜならば、何らかの小さな目的を持ったコミュニティの運営に障害になるような施設に対して、反対を表明する権利は、誰であろうと妨げられることはないからです。だから「資格」はある。「意味」はあるかもしれないし、ないかもしれない。これは9条の会よりも遥かに広がる質と可能性を持っているかもしれない。
2011年07月17日
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日刊紙を止めてちょうど一年になる。特に朝日新聞のへたれ振りにはこれ以上我慢できなくて25年間の付き合いを突然止めたものだから、いまでも時々上目使いの勧誘員がやってくる。冷たく突き放している。熟年離婚をする世のお母さんの想いが分かるようだ。インターネットやブログやツイッター、特に情勢把握に困ってはいないが、たまに喫茶店で朝日新聞を読むとそれはそれで新鮮な記事はある。今日はちょうど山口県知事が「埋め立ての延長を認めない」方針をだして、上関原発建設中止の公算が高くなったばかりのところで「となりの原発」シリーズの特集をしていた。良くまとまっているので、こういうのは出来たら破いて持って帰りたいけど、そうはいかないわな。祝島のことは他人事じゃない。この前二泊三日の旅をしてすっかり情が移ったという事や、祝島の素晴らしさを身体で理解したということはもちろんある。けれども、それ以上に此処で万が一原発事故が起きたならば、その西(たぶん)200キロ圏内にいる岡山の私のところでは風向きの関係で被爆の危険性があるし、素晴らしき瀬戸内の海が死の海になることなんて、吉備のご先祖様に顔立てが出来ない。「上関原発を建てさせない祝島島民の会」代表の山戸貞夫さんは流石だ。知事発言も冷静に受け止めている。「ワーと盛り上がって、スーと潮が引いたら危ない。各議会の意見書も「中止」は周防市だけで、ほかは「凍結」など再会への含みを持たせている。「もう中電はやらないでしょ」というのは甘い見方。住民が動かなくなったら危ない。」原発がないと電気が足りない、という意見に対しては実に明快だ。「一地方に押し付ける問題ではない。何故我々がエネルギー確保の責任を負わされなければいけないのか。祝島では自然エネルギー100%の取り組みを始めた。これを上関全体に広げていけば、地元の業者も潤う。原発の金は都会の大手に取られる。」代表の顔を初めて見ました(映画に出ていたかしら)。私が出会った島民はみんな自分の言葉で上関原発反対を語っていた。「カムイ伝」最終巻の自分たちの暮らしの質を守るために整然と一揆を組織した農民たちの表情を思い出す。一方、原発推進派(「上関まちづくり連絡協議会」事務局長)のインタビューは無様である。「(原発は)歓迎してもらえるなら喜んで作りたい。でも歓迎されないもの、自分も危ないと思うものを作るわけにはいかない」そんなふうに気持ちが変わったとおもいきや、一方ではまだ安全が保障されれば、「工事を再開してほしい」などとのたまう。「原子力政策推進のためではない。町に金が入ればよかった」と正直な気持ちを今ならば言っている。「最初30年かかると分かっていたなら、やらなかった。もう体も心もボロボロ。たとえ国が「上関は造っていい」と言っても、反対派がどうせまた動く。現実的に進まない。いくも地獄、戻るも地獄。その地獄の道すら見えてこない。」彼も中電のエリートや町の顔役たちに、原発出来たらこれだけハコモノができて、そしたらこれだけ仕事回すからというような約束で一生懸命動いてきた庶民なのだろう。実際、上関町には16年間に85億とか24億とか莫大な交付金が降りている。上関町はそれを元に昨年は町民一人ひとりに二万円の地域振興券を発行したという。どこかの政党みたいだ。彼が「いくも戻るも地獄」というのはずっと続くと思っていたそれらの交付金がなくなるということでがっかりしているということだけなのだろう。ここまで軽蔑に値するインタビューも珍しいと思う。祝島は10億を越す漁業保証金の交付も拒み続けている。たった500人の島民が、である。彼等は本当に自然の恵みだけで生きていけるのである。祝島旅行のお土産で持って帰ったひじきを何回かに分けて食べているのであるが、噂にたがわずものすごく柔らかい。重宝している。ところで、びわ茶を通信販売で注文していて、五月末から順次発送と書いていたのだけど、未だに届かないのは何故?
2011年06月28日
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つい最近知ったのですが、明治二十五年の初夏、東京帝大の暑中休暇を利用して、漱石は岡山を訪ねています。夏目漱石は岡山在住時に正岡子規へ書状を書いています。「 貴地十七日発の書状正に落手拝諦仕候 先は炎暑の候御清適奉賀候 中子来岡以来愈壮健、日々見物と飲食と昼寝とに忙がほしく取紛れ打ち暮し居候 去る十六日当地より金田と申す田舎へ参り二泊の上今朝帰岡仕候 閑谷黌見物へは末だ参らず、後楽園天守閣等は諸所見物仕候 当家は 旭川に臨み 前に三擢山を控へ東南に京橋を望み、夜に入れば河原の掛茶屋無数の紅燈を点じ、納涼の小舟三々五々橋下を往来し、燭火清流に徹して宛然たる不夜城なり。君と同遊せぎりしは返す返す残念なり云々」漱石もご多聞に漏れず後楽園、天守閣、旭川の舟遊びをしている。この写真は京橋遠景です。この京橋にある家々はこの当時は遊郭でした。漱石はさすがに学生の身分、ここには行ってはいない様子。 漱石が岡山で滞在したのは漱石の次兄直則氏の嫁であった小勝さんの実家(片岡家、岡山市内山下町百三十八番地)でした(京橋のすぐ近く)。そのすぐ近くに漱石岡山滞在を記念する句碑が残っています。なんと、漱石はこの片岡家で大水害に遭遇しています。漱石の子規宛書簡からです。「…帰寓して観れば、床は落ちて居る畳は濡れて居る壁は振い落してある、いやはや目も当てられぬ次第。四斗樽の上へ三畳の畳を並べ、之を客間兼寝処となし、戸棚の浮き出したるを次の間の中央に据へ、其前後左右に腰掛と破れ机を併べ是を食堂となす.屋中を歩行する事峡中を行くが如し。一歩を誤てば橡の下に落つ。いやはや丸で古寺か妖怪屋敷と云ふも猶形容し難かり。夫でも五日が一週間となるに従ひ、此野蛮の境遇になれて左のみ苦とも思はず。可笑しき者なり。…」さすが漱石、書簡といえど描写が真に迫っている。「丸で古寺か妖怪屋敷」の景色は、つい最近津波に出会った被災地の映像で見たばかり。今でこそ、枝川の百間川が出来て、洪水は減ったようであるが、旭川がよく氾濫したらしい。しかしこれを読む限り完全な床上浸水である。片岡家の心痛いかがばかりだったか。今度の大震災を受けて、同様な規模の南海大地震が起きたときに遠く離れた岡山ではどうなるか、というシュミレーション番組が実はローカルで五月にあった。実は私は今まで南海大地震で被害を被るのは太平洋側だけだと思っていた。人事だった。ところがこのシュミレーションでは、津波は旭川を北上し、岡山市内の三分の一は水没するという結果が出た。びっくり。良く考えたら、旭川は天井川でした。岡山だけではない。倉敷も多くは水没する。ここ十数年で岡山の大水害は、私の覚えているだけで、玉島児島の高潮、長船の大水害、津山の鉄砲水等がある。たいていはうちは大丈夫と思っているところが大きな被害を受けている。自然災害の恐ろしさ、人事じやない。あのシュミレーションでは私のところまで水は来ないけれど、断水等は十二分に考えられる。備えはしておかなければならない、と今さらながらに思った最近でした。
2011年06月24日
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東京の脱原発デモ出発前集会の映像を拾い見しているのですが、とっても楽しい。制服向上委員会の「ダッ!ダッ!脱原発の歌」も少しバージョンを変えて披露されたり、中学生反原発アイドル(?)の藤波心さんのスピーチと歌、雨宮処凛さんのスピーチがあったりしました。そして主催者の素人の乱松本哉さんの顔と声を初めて拝顔しました。松本さんのスピーチは、短い話の中にずーと「あのー」が20回ぐらい連発されるという素人丸出しのスピーチでして、人前で話したことのある人はわかると思いますが、「あのー」を言葉のつぎはぎに入れるのは、これはもうどうしようもないんです(きっぱり)!!私はこれで一気に松本さんを好きになりましたね。「あのー」をつぎはぎに入れないで演説できる人も確かにいます。それは演説の才能のある人か、或いは事前に演説原稿を用意してその通りに喋る人であって、「演説というのは、ライブなんだから原稿を用意するのは邪道だ」と固く信じているものでスピーチ才能をもたない者には「あのー」はどうしようもないんです。あの、話が変な方向に行きましたが、「民主と愛国」著者で知られる小熊英二さんのスピーチが一番印象的でした。新しい歴史教科書を作る会の西尾幹二さんが脱原発の意見を出していることを紹介しながら「浜岡のことからも分るように、原発は、事故処理にしても止めるにしても超法規的な権力がないとむりだ。原発と民主主義は相容れない。」「新たに原発を作らなかったら三年以内、現在停止している原発を稼動させなかったら一年半以内に脱原発です。今七割以上の脱原発です。がんばりましょう」と、いう意味のことを喋っていたような。この人はしっかり自らの発現が記録されることを意識しながらスピーチしているようです。
2011年06月16日
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