花の名前 0
ラ行の花 0
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初夏から晩秋まで、つぼみをつけてまっすぐ伸びる白い粉を帯びた花茎に、青い唇形の小さな花が穂状に集まって咲くと、花茎は花色と同じ青に染まります。9月23日の誕生花は、美しく透き通るブルーサルビア、サルビア・ファリナセア。花の名(学名)は、属名がラテン語のsalveo(健康)、salvare(治療)で、薬用になるものが多いことから、種小名はラテン語のfarinacea(粉のような)で、白い粉を帯びた茎からつけられました。別名のブルーサルビアは青い花色からつけられ、ケショウサルビア(化粧サルビア)は、若い茎やつぼみが白粉を帯びたような白い色をしていることからつけられています。 花言葉「永遠にあなたのもの」は、初夏から晩秋までの長い間にわたって、花壇などでさわやかに咲き続けることからきています。花言葉「さわやか」は、花軸や萼を青く染めて咲く青い花の印象からつけられたのでしょう。サルビアは花色ごとにも花言葉があって、青い花には「永遠にあなたのもの」、紫の花には「尊重」「知恵」がつけられています。 サルビア・ファリナセアは寄せ植えにすると、草丈が低くこんもりし、次々と花穂が伸びて花が咲き、暑い頃は涼しげに風に揺らぎ、秋にはいっそう美しいブルーになります。植物園のお花畑では、サルビア・ファリナセアの白い花が青い花と並んで咲いていました。青いサルビアは初夏から秋まで咲く品種、主に秋に咲く品種など多くあります。シソ科サルビア属、半耐寒性多年草(春まきの一年草扱い)、原産地:北アメリカ別名:ケショウサルビア(化粧サルビア)、ブルーサルビアサルビア・ファリナセアの花言葉:永遠にあなたのもの、さわやか。サルビア・ファリナセアの誕生花:7月14日、8月10日、9月3日、9月14日、9月23日、10月29日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。青系サルビア
2014.09.23
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初夏から秋に、光沢のある濃い緑の葉の間から花穂を伸ばして、花弁(萼)の先が淡いピンクをした白い小花を次々と咲かせながら、つややかな鮮紅色の小さな実をつけます。9月22日の誕生花は、実がおしゃれなジュズサンゴ(数珠珊瑚)、ルージュプラント。花の名は、英名のRouge plantの音訳で、真っ赤な実の色から名づけられました。血のように真っ赤なことからBlood berryとも呼ばれています。別名のジュズサンゴ(数珠珊瑚)は、赤い実を数珠のように連なっている珊瑚玉に見立ててつけられています。 花言葉「ひたむきな姿勢」は、次から次へと小さな花房をつけて花を咲かせながら、紅い実を結んでいく姿からつけられたのでしょう。ルージュプラントは花が咲いている傍らで、実が美しく連なり、花と実を一緒に見ることができます。花言葉「移り気」は、白からピンク、紅へと実の色が変わることからつけられたようです。 ルージュプラントは寒さに弱く、室内に入れた他の熱帯花木の鉢に落ちたタネが芽を出して、花を咲かせ、実をつけ続けています。真夏には、最初についた実が最後についた実の熟すのを待たずに落ちていていきますが、秋になると葉色が黄色くなる頃まで、長い実の連なりが見られます。ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属、非耐寒性常緑多年草(亜低木)、原産地:熱帯アメリカ別名:リビナ、ジュズサンゴ(数珠珊瑚)、ブラッドベリールージュプラントの花言葉:ひたむきな姿勢、移り気。ルージュプラントの誕生花:9月22日流通時期:ポット苗を春に見かけます。グラッシーズ 観葉植物と暮らす、グラッシーズ 観葉植物と暮らす、緑の風yamashoku、やましち山野草店 楽天市場店さんにあります。 サンゴジュ ツボサンゴ
2014.09.22
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初秋に、裏面に白い毛の生えた小葉を3枚つけた葉(3出複葉)のわきに、紅紫色の甘い香りのある蝶形花が穂状にたくさん咲き、毛におおわれた扁平なさやをつけます。9月21日の誕生花は、秋の七草のひとつ、クズ(葛)。花の名は、かつて大和国(奈良県)の国栖(くず)が葛粉の産地であったことから名づけられました。別名のウラミグサ(裏見草)は、風に吹かれてひるがえる白い葉の裏の印象からつけられています。 花言葉「恋の溜息」は、秋風にあおれた葉の裏の白い色を、恋する乙女の物思いのため息に見立てたのでしょう。花言葉「治療」は、肥大した根からとれる葛粉から作られる葛湯が風邪などに効果のあることからきているのでしょう。根を干した生薬の葛根(かっこん)は発汗・解熱剤とされています。 小学生のとき、近所の空き地のクズは花房が葉の上に突き出て咲いていましたが、河川敷のクズは木々が見えないほど生い茂った葉の海の中に、花がちらっと見えるだけでした。クズは英名もkudzuで、他の木に絡まって生育を妨げる旺盛な繁殖力のため、駆除が大変なことから、帰化した北米では有害植物とされているそうです。マメ科クズ属、つる性の耐寒性多年草、原産地:日本、中国別名:ウラミグサ(裏見草)クズ(葛)の花言葉:思慮深い、治療、芯の強さ、恋の溜息。クズ(葛)の誕生花:9月13日、9月21日流通時期:―ドドナエア ニワナナカマド キンモクセイ
2014.09.21
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残暑がまだ厳しい頃から秋に、すらりとした細長い葉の間から花茎を伸ばして、中心に黄色い葯をのぞかせ、涼しげな白い6弁花が日に当たると咲き、暗くなると花弁を閉じていきます。9月20日の誕生花は、雨に誘われて咲く美しい花タマスダレ(玉簾)、レインリリー。花の名は、英名のRain lilyで、高温と乾燥が続いたあとに雨が降ると花茎を伸ばし、雨上がりに咲くことから名づけられました。別名のタマスダレ(学名Zephyranthes candida)は美しい花を白玉に、細長い葉を簾(すだれ)に見立ててつけられたそうです。 花言葉「汚れなき愛」「潔白な愛」は、白く清らかな花をたとえたものです。花言葉「期待」は、レインリリー(Rain lily)とも呼ばれるように、晴れた日が続いた後、雨が2~3日しっかり降ると、わっと咲く花が見られることからつけられたのでしょう。20℃以上の気温があるとき、年に2~3回咲いていて、気分次第で咲く花と思っていましたが、すらりと伸びた葉が常緑なので、四季咲きの性質があるそうです。 タマスダレの仲間に、ピンク色の花を咲かせるサフランモドキ(学名Zephyranthes grandiflora)があります。近縁種のハブランサス(Habranthus)も、雨が降って球根が潤うとピンクや黄色の花を咲かせるので、レインリリーと呼ばれています。明治の初めに紹介されたタマスダレは植えっぱなしでよく咲くので、今では野生化していて、葉をニラに、球根を山菜のノビルと間違えて食べ、中毒を起こした例があるそうです。ヒガンバナ科(ネギ科)ゼフィランサス属、春植えの耐寒性球根、原産地:ウルグアイ、アルゼンチン、ペルー別名:ゼフィランサス、タマスダレ(玉簾)、サフランモドキ(桃花)レインリリーの花言葉:汚れなき愛、潔白な愛、期待。レインリリーの誕生花:9月8日、9月13日、9月20日流通時期:球根を秋~春に見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、トオヤマグリーン、産直花だん屋、千草園芸、グリーンロケットさんにあります。 イワシャジン
2014.09.20
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初夏に、光沢のある大きな葉の間から長い花茎を伸ばし、先が6枚の花弁に分かれた筒状の白い花が長い花筒を下に曲げてうつむき加減に、3~6輪ほど咲きます。9月19日の誕生花は、アマゾンの奥地に咲く百合に似た清らかなアマゾンリリーの花、ユーチャリス。花の名は、ギリシャ語のeu(よい)とcharis(引きつける)で、人目をよく引く白い花の美しさから名づけられました。別名のアマゾンリリー、アマゾンユリ(アマゾン百合)は、コロンビアやペルーのアンデス山脈のアマゾン川上流に自生し、花がユリ(リリー)に似ていることからつけられた英名の音読みと直訳です。 花言葉「清々しい日々」は、香り高く咲く純白の清らかな花を見る人の気持ちをあらわしたのでしょう。花言葉「気品」は、半日陰できらめくように咲く上品な香りのある花の姿につけられています。花言葉「純愛」「純心」は、恥らうようにうつむき加減に咲く白い清楚な花の印象からつけられたのでしょう。花径5~6cmほどのユーチャリスは新婦の美しさを表す花で、ブライダルフラワーとして利用されています。 鉢植えのユーチャリスは室内で冬越しして、毎年高温多湿の梅雨の頃になると、中心が王冠のように見える香りのよい花をすっくと伸びた茎先に3~6輪、咲かせています。今年は花数が少なくなったので、植え替えたら、半日陰で葉が大きくなって葉数も増え、来年はまたよく咲くと思います。ユーチャリスの開花時期は基本的に不定期で、20~30℃の気温が3週間ほど続くと、花芽をつけるそうです。ヒガンバナ科ユーチャリス属、春植えの非耐寒性常緑の球根、原産地:中央~南アメリカ別名:ギボウシスイセン(擬宝珠水仙)、アマゾンリリー、アマゾンユリ(アマゾン百合)ユーチャリスの花言葉:気品、清らかな心、純愛、純な愛情、純心、爽快、清々しい日々。ユーチャリスの誕生花:9月19日、9月29日、11月10日、11月2日、11月30日流通時期:球根を春に見かけます。 アロニア(チョコベリー)
2014.09.19
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初秋から、まっすぐ伸びて枝分かれした茎先に、ピンクや白、濃紅色の一重の花が細かく切れ込んだ繊細な葉の上に、次々と可憐に咲きます。9月18日の誕生花は、秋の訪れを告げるやさしいアキザクラ(秋桜)、コスモス。花の名(属名)は、ギリシャ語のkosmos(調和、秩序、美しさ)で、整った花姿や群れ咲く花の美しさから名づけられました。別名のアキザクラ(秋桜)は、秋咲き性とサクラ(桜)に似た美しいピンクの花からつけられています。コスモスは日が短くなると花芽をつける秋咲き性ですが、米国で長日下でも開花する夏咲き性(早咲き性)のアーリーセンセーションが育成されました。 花言葉「調和」は、花名の由来であるkosmosからきています。花言葉「乙女の真心」は、女性的なイメージのやわらかくやさしい花色で、羽状の細かい葉が繊細で、花弁が整然と並んだ咲く清潔感のある花の姿をたとえたのでしょう。メキシコ原産の一重のピンクのコスモスから、新たに濃紅色と白い花が育成され、それらが組み合わさった二色の花、今では黄色い花も誕生しています。 鉢植えのコスモスはコンパクトにまとまる矮性品種で、カラフルに晩秋まで咲いています。ご近所の休耕田で、高性品種の白やピンクの濃淡の花が澄みきった秋空によく映えて、美しく咲き乱れているのを見かけます。コスモスの園芸品種は八重や半八重咲き、変わり咲き、筒状の花びらなどバリエーションに富み、花色も絞りや複色など華やかになっています。コスモスは花色による花言葉もあります。キク科コスモス属、夏まきの非耐寒性一年草、原産地:メキシコ別名:オオハルシャギク(大春車菊)、アキザクラ(秋桜)コスモスの花言葉:調和、乙女の真心、乙女の心情。コスモスの誕生花:9月3日、9月15日、9月18日、9月22日、9月27日、10月31日コスモス(赤)の花言葉:愛情。コスモス(白)の花言葉:優美。コスモス(ピンク)の花言葉:純潔。流通時期:鉢花を春~秋に見かけます。癒し空間 One’s Garden&Plants、花の王国、Hanakuma 楽天市場店、あなたの街のお花屋さんイングの森さんにあります。 シンジュノキ シンフォリカルポス
2014.09.18
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初夏から秋にかけて、茎先や上部の葉のわきに、先が5つに裂けて平らに開く丸味のあるピンク色の花やフリンジ咲き、風車咲き、星咲きなどの花が絶えることなく咲き続けます。9月17日の誕生花は、暑いさなかも毎日咲く元気いっぱいの花、ニチニチソウ(ピンク)。花の名は、花の命が2~4日で、新しい花を次々と咲かせるので、毎日花が咲き変わるように見えることから名づけられました。ニチニチソウは最近では品種改良が進んで、定番の5弁の花のイメージを一新する、花形や花色の新しい品種が次々と生まれています。 花言葉「優しい追憶」は、少女時代のなつかしい思い出がよみがえるような、ピンク色の花の寄り添うように集まった姿からつけられたのでしょう。ニチニチソウの花言葉「楽しい思い出」は、夏の間強い日射しの下で、たくさんの花を咲かせる様子が楽しげで、夏休みを満喫する子供たちを連想させることからつけられています。 今年の鉢植えはピンクではなく、黒花の夏の架け橋と、定番の花形の白花のニチニチソウを同じ鉢に咲かせています。ご近所でも玄関先などに置かれたプランターや鉢に、真紅や白、赤紫などの大輪系や極小輪系の、変化に富んだ花形の花を見かけます。ニチニチソウは高性タイプやこんもりタイプ、下垂タイプがあります。キョウチクトウ科 ニチニチソウ属、非耐寒性春まき一年草(多年草)、原産地:マダガスカル島、インド洋の島々別名:ビンカ、ニチニチカ(日々花)ニチニチソウ(ピンク)の花言葉:優しい追憶。ニチニチソウ(ピンク)の誕生花:9月17日ニチニチソウ(白)の花言葉:生涯の友情。ニチニチソウ(白)の誕生花:7月8日ニチニチソウの花言葉:友情、若い友情、楽しい思い出、楽しい追憶。ニチニチソウの誕生花:5月14日、5月25日、5月29日、7月27日、7月30日、8月3日、8月8日、8月12日、8月19日、10月27日流通時期:ポット苗を春~夏に見かけます。園芸ネット プラス、花みどりマーケットさんにあります。 秋植え球根 エレムルス ギガンチューム
2014.09.17
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晩夏から秋にかけて、鷹の羽のような斑が入った細長い葉の間から花茎を伸ばして、十数本に分かれた長い花穂が風に吹かれて受粉したあと、白い毛が生えたタネで穂が白くなります。9月16日の誕生花は、薄黄色の縞が横に入る斑入りのススキ、タカノハススキ(鷹の羽薄)。花の名は、ススキの葉の横に入った黄白色の斑を鷹の羽に見立てたもので、ススキはすくすくと伸びていく木という意味の「す(く)す(く)き」から名づけられたという説などがあります。タカノハススキはススキの古くからの園芸品種で、斑入りの仲間に斑の入った葉の細いイトススキ、葉に白い外斑のあるシマススキなどがあります。 花言葉「用心深い人」は、花名にたとえられた用心深くて強い野生の鷹のイメージからきているのでしょうか。花言葉「生命力」「活力」は、日当たりのよい山野などに一面に広がるススキの旺盛な繁殖力につけられたものでしょう。花言葉「堅固」は、増えすぎたススキを抜くのに、根が深くがっしりしてなかなか抜けず、少し株が残っていると、またすぐ繁殖することからつけられたのでしょうか。 おしべとめしべだけで花びらがない風媒花のススキご近所の畑のタカノハススキは春に緑色の葉を出し、だんだん斑が明瞭になっていきます。地下茎を伸ばして繁殖しないので、大きくなっても増えすぎることはないそうです。以前は空き地にススキが生い茂っていたので、中秋の名月にお団子と一緒にお供えに飾っていました。飾られたススキを家の軒に吊るしておくと、一年間病気をしないそうです。イネ科ススキ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国別名:ヤバネススキ(矢羽薄)、トラフススキ(虎斑薄)、ヤハズススキ(矢筈薄)、ゼブラグラスタカノハススキ(鷹の羽薄)の花言葉:用心深い人、堅固、生命力、活力。タカノハススキ(鷹の羽薄))の誕生花:9月16日流通時期:鉢植えを晩夏~秋に見かけます。charm 楽天市場店、千草園芸、ガーデンタウン、植木生産販売専門店 芝樹園、トオヤマグリーン、フラワーネット 日本花キ流通、花みどりマーケットさんにあります。 ススキ
2014.09.16
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初夏から晩秋まで、次々と枝分かれする細い茎先に、紅紫やピンク、赤、白などの苞(ほう)が球状に集まり、小さな苞に包まれて白い小花が咲きます。9月15日の誕生花は、いつまでも色あせない鮮紅色の花、センニチコウ(千日紅)。花の名は、百日紅の別名をもつサルスベリ(猿滑)よりも、さらに長く花の色を失わないといわれたことから名づけられました。 花言葉「変わらない愛情」「変わらぬ愛」は花期が長く、風通しのよい日陰で逆さにしてつるしておくと、簡単にドライフラワーになり、乾燥しても美しい花色を保つことからつけられています。花言葉「不朽」も、カサカサした紅色の花弁(苞)が色あせずに長く残ることからつけられています。 センニチコウはこれまで冬に枯れていましたが、今年初めて、ポットのまま忘れ去られていた苗が他の鉢の花や木の陰で冬越しをしていて、春に芽吹き、初夏からずっと咲いています。植物園ではピンクと白い花が花壇いっぱいに咲いていました。センニチコウは草丈15cmくらいの矮性種から60cmほどの高性種まであり、どれも夏の暑さや乾燥に強く育てやすい花です。ヒユ科センニチコウ属、非耐寒性春まき一年草、原産地:熱帯アメリカ別名:センニチソウ(千日草)センニチコウ(千日紅)の花言葉:変わらない愛情、変わらぬ愛、不朽。センニチコウ(千日紅)の誕生花:7月19日、8月20日、8月26日、9月15日流通時期:ポット苗やタネを春に見かけます。錦幸園 楽天市場店さんにあります。プレクトランサス 鉢
2014.09.15
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秋が深まると、花茎の先から数本の花柄を高く伸ばして、ピンクや紅紫、白い花が先端に1輪、その両わきに1輪ずつ、さらにそのわきにと、順々に咲いていきます。9月14日の誕生花は、秋の風にたなびく優美な花、シュウメイギク(秋明菊)。花の名は、秋にキク(菊)に似た明るい花を咲かせることから名づけられました。別名のキブネギク(貴船菊)は、古い時代に中国から渡来し、京都の貴船地方に多く見られることからつけられています。シュウメイギクはアネモネの仲間で、英名でJapanese anemoneと呼ばれています。 花言葉「多感なとき」は、長い花茎の先で風にゆれるピンクの花が少女のように愛らしいことからつけられたのでしょう。花言葉「薄れゆく愛」は、花弁に見えるガク(萼)の大きさが揃っていないことを、心がすれ違って愛が失われていくことにたとえたのでしょうか。 鉢植えのシュウメイギクが茎を精一杯伸ばして白い花を咲かせていますが、植物園の広い花壇ではランナーで横に広がってたくさん増え、台風の風になぎ倒れても頭をもたげて咲いていました。原種は赤紫の八重咲きの花で、園芸品種は白やピンクなどの一重咲き、赤紫色の細い花弁の菊咲き、ピンクの濃淡の花などもあります。今では、鉢やプランターでコンパクトにまとまる矮性品種も多くあります。キンポウゲ科アネモネ属、半常緑性の耐寒性多年草、原産地:中国、台湾別名:キブネギク(貴船菊)、アキボタン(秋牡丹)シュウメイギク(秋明菊)の花言葉:薄れゆく愛、あせていく愛、淡い思い、多感なとき、利益、忍耐。シュウメイギク(秋明菊)の誕生花:9月14日、9月30日、10月3日、10月7日、10月8日、10月12日、10月15日流通時期:ポット苗を春に、鉢花を晩夏~秋に見かけます。園芸ネット プラス、千草園芸、e-フラワー、Green Box (グリーンボックス)、トオヤマグリーンさんにあります。
2014.09.14
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秋が深まると、長く伸びて弓なりに垂れ下がった茎の葉のわきに、光沢のある鮮黄色の花弁の内側に紫褐色の斑点の入った釣鐘形の花が下向きに、次々と咲きます。9月12日の誕生花は、山地の湿った岩場や崖に咲く秋を彩る花、キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)。花の名は、ジョウロウホトトギス(上臈杜鵑草)の仲間で、紀伊半島に自生することから名づけられました。ジョウロウホトトギスは、江戸の大奥の優雅な貴婦人である上臈のように、花が優美でたおやかなことから、ホトトギスは花弁にある斑点を鳥のホトトギスの胸から腹にある羽紋に見立ててつけられています。 花言葉「あなたの声が聞きたくて」は、風で揺れると鈴の音(すずのね)が心地よく聴こえてきそうな、つややかな鈴のような花の形からつけられたのでしょう。花言葉は和歌山県西牟婁郡のすさみ町観光協会が日本全国からの公募により決定したもので、キイジョウロウホトトギスの里がすさみ町にあります。 鉢植えのキイジョウロウホトトギスは毎年、夏の日差しで葉をいため、バッタに葉をかじられますが、初秋には葉のわきにかわいい花芽をつけています。昨年までは茎の先の方にだけ花が咲きましたが、今年は雨が多い夏だったためか、長い茎のすべての葉のわきに花芽をつけているので、花が咲く日が待ち遠しいです。ユリ科ホトトギス属、耐寒性多年草、原産地:日本別名:山里の貴婦人キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)の花言葉:あなたの声が聞きたくて。キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)の誕生花:9月12日流通時期:ポット苗や鉢花を夏~秋に見かけます。つどいの里八ヶ岳山野草園、石田精華園 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、松林農園、日本花卉ガーデンセンターさんにあります。 黄花ホトトギス
2014.09.12
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初夏から秋にかけて、まっすぐ伸びた茎先に朱赤色のつぼみをたくさんつけ、5つに裂けて反り返った花弁が赤く、副花冠の黄色い花が房になって咲き、大きな紡錘形の実がつきます。9月11日の誕生花は、追羽根のような形をしたユニークな花アスクレピアス、トウワタ(唐綿)。花の名は、外国から来て、種子に白い綿のような毛があることから名づけられました。別名のアスクレピアスは、ギリシャ神話の医神Aesculapius(アスクレピオス、アスクラピウス)にちなんでつけられました。 花言葉「健康な体」は、人間を治療するだけでなく死者を蘇らせることもできたというギリシャ神話の医神に願うものでしょう。花言葉「私を行かせて」は、熟した紡錘形の実の中から綿毛をつけたタネがはじけ、風に乗って飛び出していく様子からつけられています。花言葉「心変わり」は、花房の中につぼみと花の花弁と副花冠の色の、朱赤色やオレンジ、黄色が混ざっている様子からつけられたのでしょうか。 トウワタは西インド諸島原産で江戸時代に渡来した熱帯の花ですが、暖地では熟した実からタネを飛ばしながら、茎先に晩秋まで花を咲かせています。沖縄では真冬も咲いていて、蝶の形をした立札に、カバマダラの食草と書いてありました。カバマダラはトウワタの毒を自分の体内に取り込んで、外敵から身を守っているそうです。ガガイモ科トウワタ属、非耐寒性多年草(一年草)、原産地:西インド諸島別名:アスクレピアストウワタ(唐綿)の花言葉:健康な体、私を行かせて、心変わり、小さな恋。トウワタ(唐綿)の誕生花:7月18日、9月11日流通時期:ポット苗を初夏に見かけます。国華園さんにあります。 バラ
2014.09.11
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春から秋に、根茎からたくさんの細いランナー(匍匐枝)を伸ばして綿のような毛でおおわれた新芽を出し、茎に沿って多くの小葉をつけた羽状の葉(1回羽状複葉)が放射状に広がります。9月10日の誕生花は、こんもりと整った草姿の観葉植物、タマシダ(玉羊歯)。花の名は、シダの仲間でランナーにむかご状の球塊をつけることからつけられ、シダ(羊歯)は羊の歯に似ていることからつけられています。観葉植物のネフロレピスはセイヨウタマシダ(西洋玉羊歯)のことで、熱帯アメリカ産のNephrolepis exaltataとその園芸品種を指し、ランナーに塊茎をつけないそうです。 タマシダの花言葉はシダと同じ花言葉がつけられています。花言葉「魅惑」は、まっすぐな茎に細長い楕円形の小葉の整然とついた葉が形よく密生する姿の良さからつけられたのでしょうか。花言葉「愛嬌」は、涼しげな葉の間から、くるりと巻いて綿毛をつけた新芽を伸ばしながらたくさんの葉をつけていく様子からでしょうか。 ご近所では、石垣の間や垣根の下草に植えられていて、植物園では、タマシダがカナリーヤシの幹の周りにわさわさと着生しています。タマシダは根の一部が球状の固まりになり、水分を貯蓄できるので、乾燥に耐えることができ、ランナーを次々と伸ばし新芽をつけて増えます。胞子嚢(ほうしのう)群は小葉の裏の主脈と葉縁の間にきれいに並んでたくさんつきます。ツルシダ科タマシダ属、半耐寒性常緑多年草、原産地:日本タマシダ(玉羊歯)の花言葉:魅惑、愛嬌。タマシダ(玉羊歯)の誕生花:9月10日流通時期:鉢植えを夏に見かけます。園芸ネット プラス、緑の風yamashoku、フェアリーズ ガーデン、日本花卉ガーデンセンター、トオヤマグリーン、e-フラワー、四国ガーデン楽天市場支店、ガーデンタウンさんにあります。
2014.09.10
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晩夏から秋に、葉を出すより先に花茎を伸ばして、黄色い6弁の花が横向きに4~10輪ほど集まって咲き、花後に細長い葉が出て、初夏頃まで茂っています。9月9日の誕生花は、大きく反り返った花弁に長い黄色のおしべとめしべが優雅な花、ショウキズイセン(鐘馗水仙)。花の名は、花弁の波立つ様子を中国や日本の民間伝承に伝わる神、鍾馗様の長い髭にたとえて名づけられたそうです。ショウキズイセンの学名Lycoris aureaは、属名がギリシャ神話の海の妖精の一人Lycoriasにちなんで、花の美しさからつけられ、種小名のaurea(黄金色の)は花色からつけられました。 花言葉「追想」は、花が咲くときに葉がなく、葉があるときに花がなく、花と葉が共にないことからつけられたのでしょう。花言葉「元気な心」は、花弁を大きく反り返らせて華やかに咲く花の色が気分を明るくする黄色であることからでしょうか。 ショウキズイセンは夏に球根を植えて水をもらうと短期間で花茎を伸ばし、秋の庭の片隅や木の下などに、輝くような黄色の花を咲かせます。仲間には、花が真っ赤なヒガンバナ(彼岸花)、白いシロバナヒガンバナ(白花彼岸花)、淡い紅紫色のナツズイセン(夏水仙)などがあり、葉の出る時期は種によって異なります。ヒガンバナ科リコリス属(ヒガンバナ属)、夏植えの耐寒性球根、原産地:日本~中国別名:ショウキラン(鍾馗蘭)ショウキズイセン(鐘馗水仙)の花言葉:追想、深い思いやり、陽気、元気な心。ショウキズイセン(鐘馗水仙)の誕生花:9月9日、9月11日流通時期:球根を夏に見かけます。charm 楽天市場店、渋谷園芸 植木鉢屋、ぴゅあ・ふぁ~む、千草園芸さんにあります。 ナンバンギセル
2014.09.09
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晩夏から初秋に、3つに深く切れ込んだ葉をつけて長く伸びた花茎の先に、淡い紫色の筒状の小花が傘状に集まって咲いたあと、白い綿毛をもったタネが風にのって飛んでいきます。9月8日の誕生花は、万葉の時代から親しまれている秋の七草のひとつ、フジバカマ(藤袴)。花の名は、藤色の花の花弁の形が袴(はかま)に似ていることから名づけられました。フジバカマは乾燥させた茎や葉に桜餅の葉のような香りがあり、平安時代の女性は匂い袋に入れたり、茎や葉を水につけて髪を洗ったりしたそうです。 花言葉「あの日を思い出す」は、村人たちが旅姿の若い女性の身につけていた藤の蔓をさらして織った袴を思い出して、この花に藤袴という名をつけて呼んだという故事からつけられています。村人たちが街道のはずれに倒れていたうら若い女性を、身分の高いお姫様だろうと哀れに思い、手厚く葬ってあげると、お墓のあたりに可憐な草が生えて、秋に薄紫色の花を咲かせました。花言葉「他人の恋の相談役」「恋のキューピット」は、少しずつ花を咲かせる傍らで、綿毛をつけたタネが大急ぎで飛んで行くことからでしょうか。花言葉「ためらい」は、たくさんの小花が少しずつ咲いていくことからつけられています。 大きなプランターのフジハカマや鉢植えの斑入り葉、銅葉品種のユーパトリウム チョコラータ(Eupatorium rugosum 'Chocolate')、アオイロフジバカマ(青色藤袴)が秋の庭を彩ります。チョコラータの深緑色の葉に入る葉脈や茎のチョコレート色は日光に当たるとよく発色して美しく、白い小花が晩夏から咲き始めます。フジバカマの仲間は少しずつ花を咲かせるので、株が大きくなると長い間花を楽しめます。キク科フジバカマ属、耐寒性多年草、原産地:中国別名:カオリグサ(香草)フジバカマ(藤袴)の花言葉:ためらい、遅延、躊躇、あの日を思い出す、優しい思い出、他人の恋の相談役、恋のキューピット。フジバカマ(藤袴)の誕生花:9月8日、9月14日、9月28日、10月17日、11月6日、11月8日流通時期:鉢花を晩夏~秋に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、千草園芸、緑の風yamashoku、イン ナチュラル 楽天市場店、ハッピーガーデン、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、HOUSING DESIGN、ACID NATURE 乙庭、園芸ネット プラスさんにあります。
2014.09.08
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晩春から夏にかけて、枝先の厚い葉のわきに、白い5弁の花がたくさん咲いて、小さな緑の果実をつけ、冬に熟すと橙色になります。9月7日の誕生花は、お正月のしめ飾りなどに用いられる縁起のよい果実、ダイダイ(橙)。花の名は、代々からで、冬に熟した果実が2~3年に木に残り、2~3世代の果実が同時になっていることから名づけられました。別名のカイセイトウ(回青橙)は、冬に鮮やかな橙色になった果実が、春に再び緑色を帯びて目立たなくなることからきています。 花言葉「相思相愛」は、前年の大きな黄橙色の果実が今年結実した緑の小さな果実に寄り添う姿からつけられたのでしょうか。橙色の果実を枝につけたまま残しておくと、春には緑色を帯びてくすんで、晩春に咲いた花が新しく結んだ緑の果実と並んで枝につきます。ダイダイは「代々」から「代々栄える」という子孫繁栄の縁起樹で、正月飾りに用いられるようになったそうです。 ご近所の畑のダイダイは、晩春に枝いっぱいに咲く花と新緑で、前の年になった果実が隠れていますが、夏には今年なった果実と一緒に姿を見せます。冬に今年の果実が大きくなって、橙色に色づくともう前年の果実かどうか見分けられません。ミカン科ミカン属、常緑中低木、原産地:インド、ヒマラヤ別名:サワーオレンジ、ビターオレンジ、カイセイトウ(回青橙)、カブス(蚊無須、蚊燻)、アベタチバナ(阿部橘)ダイダイ(橙)の花言葉:相思相愛、愛への誘い、誇り、温情、寛容、寛大、泰平、陶酔、豪快。ダイダイ(橙)の誕生花:9月7日、9月24日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。園芸ネット プラス、ガーデニングショップ四季の里、土っ子倶楽部、GRANDY、トオヤマグリーン、国華園、ゲキハナ 感激安心のお花屋さん、ガーデン ストーリーさんにあります。
2014.09.07
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夏から秋に、羽状に深く裂けた葉をつけた細い茎先に、中心に高く立ち上がった筒状花を先が3つに切れ込んだ舌状花が取り囲んだ、黄色やオレンジ色の花(頭花)が次々と咲きます。9月6日の誕生花は、日暮れが早まる秋に光を反射するルミナスカラーの美しい花、キバナコスモス(黄花コスモス)。花の名は、黄色の花がコスモスの花に似ていることから名づけられました。キバナコスモスの学名Cosmos sulphureusは、属名がギリシャ語のkosmos(調和、秩序、美しさ)で、整った花姿や群れ咲く花の美しさから、種小名sulphureus(硫黄色)は花色からつけられています。 花言葉「幼い恋心」は、花色の黄色が求愛の色であり、幼児の好む色であることからつけられたのでしょう。花言葉「野生美」「野性的な美しさ」は、雨にも負けず、風にも負けずに花を咲かせるたくましさからつけられたそうです。 キバナコスモスはコスモスの近縁種で、早咲き種と秋咲き種があり、早咲き種は盛夏でも元気に咲き、花の少ない夏の花壇を彩っています。ご近所の空き地で、こぼれダネで毎年少しずつ増えて、今では空き地いっぱいに咲く花を楽しんでいます。園芸品種は草丈が低く、日の長短に関係なく開花し、赤花の品種も作出されています。キク科コスモス属、非耐寒性一年草、原産地:メキシコ別名:キバナアキザクラ(黄花秋桜)キバナコスモス(黄花コスモス)の花言葉:野生美、野性的な美しさ、幼い恋心。キバナコスモス(黄花コスモス)の誕生花:7月26日、8月12日、9月6日、10月2日流通時期:ポット苗や鉢花を春~夏に見かけます。園芸ネット プラス、千草園芸、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、緑の風yamashokuさんにあります。 コスモス チョコレートコスモス
2014.09.06
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夏から晩秋まで、まっすぐ伸びてしっかりした茎先に、ベルベットのような手触りの大きなフリルの下部に集まって、赤や紅色などの細い花が咲きます。9月5日の誕生花は、古くからなじみのニワトリのトサカ(鶏冠)のような花、ケイトウ(鶏頭)。花の名は、雄鶏の頭についている真っ赤なトサカのような花の形から名づけられました。ケイトウは多くの品種が日本で改良されて、羽毛状のふさふさした花穂の羽毛ケイトウ、球状の花をつける久留米ケイトウ、円錐状のヤリゲイトウなど、花の形が多彩で変化に富んでいます。 花言葉「色あせぬ恋」は、強烈な赤い花色に対してつけられています。花言葉「非凡」は、秋色に映えて咲き誇る姿に、たくましさが感じられることからきています。花言葉「おしゃれ」「気取り屋」は、雄鶏のトサカの印象からつけられています。花言葉「愛する大地」は、放し飼いのニワトリが土を絶えずつついて歩いている姿から連想してつけられたのでしょうか。 鉢植えのケイトウは筆の穂状の小型で、秋になると、穂の中に黄色や赤などの小さな花が咲きます。大きな球状のケイトウは初冬になっても花色が変わることなく、たくましく咲いています。ご近所の畑や庭先では、小学校で飼っていた雄鶏のトサカのような紅色の花を見かけます。ヒユ科ケイトウ属、非耐寒性一年草、原産地:東南アジア、インド別名:ケイカンカ(鶏冠花)、トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)ケイトウの花言葉:おしゃれ、色あせぬ恋、気取り屋、風変わり、非凡、愛する大地。ケイトウの誕生花:7月22日、8月19日、8月24日、8月29日、9月2日、9月3日、9月5日、9月28日、10月10日流通時期:ポット苗を春~初夏に、品種により鉢花を春~秋に見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、錦幸園 楽天市場店、はなや IchiJin‘いちじん’さんにあります。 ハゲイトウ シモバシラ
2014.09.05
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夏から秋に、3~5枚の長楕円形の葉をつけてまっすぐ伸びて枝分かれした細い茎に、淡い紫色の小さな釣鐘形の花がめしべを長く突き出して、下向きに次々と数段になって咲きます。9月4日の誕生花は、段にもなって咲くツリガネニンジン(釣鐘人参)の花、トトキ(止々岐)。花の名は、朝鮮語のトトク(トドック)が転訛したものといわれています。別名のツリガネニンジンは、釣鐘形の花と、根がチョウセンニンジン(朝鮮人参)に似ていることからつけられ、乾燥した根は沙参(シャジン)と呼ばれ、鎮咳、去痰などの薬効があります。トトキは信州地方で「山でうまいはオケラにトトキ」といわれ、春のおいしい山菜の代表だそうです。 花言葉「詩的な愛」は、風に揺られると今にも澄んだ鐘の音が聞こえそうな花の姿からつけられたのでしょう。花言葉「優しい愛情」は、若葉が食べられ、根が薬になり、輪になって咲く淡い紫のやさしい花からきているのでしょう。花言葉「感謝」は、教えを説く教会の鐘に、鐘形の花をなぞらえたのでしょう。 鉢植えのトトキは梅雨の終わり頃から晩夏まで咲き、雨戸の戸袋の前では風情は全くありませんが、植物園の木々の下で風に揺れながら咲く花の姿は詩的な風情を感じさせてくれます。トトキは増えないので、おいしいといわれる若葉をまだ味見できていません。キキョウ科ツリガネニンジン属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:ツリガネニンジン(釣鐘人参)トトキ(止々岐)の花言葉:詩的な愛、優しい愛情、感謝、誠実。トトキ(止々岐)の誕生花:9月4日、9月14日、10月4日、10月27日流通時期:ポット苗を春に見かけます。オケラ ツルリンドウ
2014.09.04
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晩夏から秋に、よく枝分かれした枝先にいくつものつぼみをつけて、淡紅色や白などの大きな五弁花が朝に咲いて夕方にしぼみ、翌朝新しいつぼみがしっとりと開きます。9月3日の誕生花は、美しさのたとえに用いられる大輪の一日花、フヨウ(芙蓉)。花の名は、漢名の木芙蓉の音読みの略で、芙蓉は中国ではハス(蓮)の別名とされ、ハスの花に似ていることから名づけられました。純白の花は芙蓉の高嶺といって、富嶽(富士山)にたとえたもので、芙蓉峰は富士山の美称として使われています。 花言葉「しとやかな恋人」は、白い花の気品あふれる姿をたとえたものです。花言葉「繊細な美しさ」は、薄く和紙を漉いたような透明感のある花びらの印象からつけられたのでしょうか。それとも、美しくしとやかな顔立ちを「芙蓉の顔(かんばせ)」と言って、昔から美しい女性のたとえに用いられていたことからでしょうか。 近くの公園の大きなフヨウは、地際に広がった枝先から上に伸びていく枝先へと、次々と花を咲かせ、秋まで花が途切れることなく咲いています。フヨウの園芸品種には、朝に開いた白い花弁がだんだん紅色に染まっていく一重や八重咲きのスイフヨウ(酔芙蓉)があります。アオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)、耐寒性落葉低木、原産地:日本、中国別名:モクフヨウ(木芙蓉)フヨウ(芙蓉)の花言葉:しとやかな恋人、繊細美、繊細な美しさ、微妙な美しさ、富貴。フヨウ(芙蓉)の誕生花:8月5日、8月25日、8月27日、9月3日、9月14日、10月17日、11月10日流通時期:鉢花を春~初夏に見かけます。千草園芸、日本花卉ガーデンセンター、産直花だん屋、園芸ネット プラス、ガーデンタウン、トオヤマグリーンさんにあります。
2014.09.03
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晩春から秋にかけて、よく枝分かれして四方八方に伸びてしだれた枝先に、細長い漏斗状の花筒の先が5つに分かれた青や白い花が次々と小さな房になって咲き続けます。9月2日の誕生花は、涼しげな空色の花房が魅力的な花、ルリマツリ(瑠璃茉莉)。花の名は、瑠璃色の花がジャスミンの仲間のマツリカ(茉莉花)に似ていることから名づけられました。属名のPlumbago(プルンバーゴ、プルンバコ)は、ラテン語のplumbum(鉛)とago(運ぶ)で、鉛の解毒作用を持つと考えられていたことからつけられたそうです。 花言葉「いつも明るい」は、新しく枝を伸ばして次々と花芽をつけて房になって咲く、色鮮やかなブルーの花が周囲を明るくしてくれることからつけられたのでしょう。花言葉「ひそかな情熱」は、咲き終わって、しおれた花がこっそり服や髪にくっついてくることからつけられています。 花が咲き終わると、筒状の実になる部分の周りの腺毛から粘液をだして、ひっつき虫となって、タネを別の場所に運んでもらうのだそうです。鉢植えの淡い青や白花のルリマツリはつるが木に絡んで高い位置から枝がしだれて、花穂のすぐ際からも次々と花芽を出し、霜が降りる頃まで絶えることなく咲いています。イソマツ科プルンバゴ属、半つる性の半耐寒性低木、原産地:南アフリカ別名:プルンバーゴ、アオマツリ(青茉莉)ルリマツリ(瑠璃茉莉)の花言葉:ひそかな情熱、同情、いつも明るい。ルリマツリ(瑠璃茉莉)の誕生花:7月17日、9月2日、10月23日流通時期:鉢花を春~夏に見かけます。あなたの街のお花屋さんイングの森、ハッピーガーデンさんにあります。 ルリマツリモドキ バラ
2014.09.02
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晩春から秋に、葉脈のくっきりした深い緑のつややかな新葉の間からすっと伸びた花梗の先に、先のとがった楕円形の白い花が涼しげに咲きます。9月1日の誕生花は、緑の葉と白い仏炎苞(ぶつえんほう)とのコントラストが美しい花、スパティフィラム(スパシフィラム)。花の名は、ギリシャ語のspathe(仏炎苞)とphyllon(葉)で、白い仏炎苞が葉のように見えることから名づけられました。仏炎苞はサトイモ科に見られる花で、棒状の肉穂花序(にくすいかじょ)を仏像に、苞が仏像の火炎光背のように見えることからつけられたといわれています。 花言葉「包み込む愛」は、白い一枚の花弁(仏炎苞)が大切そうにたくさんの花(肉穂花序)を包み込んでいるように見えることからつけられたのでしょう。花言葉「上品な淑女」は、白い花のしとやかで気品のある姿をたとえたものです。花言葉「清純な心」は、濃い緑の葉と白い花のコントラストのよさが与える清らかな印象からつけられたのでしょう。 スパティフィラムのつぼみは株の中心から出てきた新しい葉の中ほどから出てきます。植物園の温室では、華やかなランの傍らに白く清楚な花を咲かせていました。仏炎苞の色は淡緑色や、表が白で裏が緑もあるそうです。スパティフィラムの代表種に、日本で作出された草丈50~70cmで苞の長さが12cmほどのメリーと、草丈30cmで苞が8cmほどのミニメリーがあります。サトイモ科スパティフィラム属、非耐寒性多年草、原産地:熱帯アメリカ別名:ササウチワ(笹団扇)スパティフィラム(スパシフィラム)の花言葉:清純な心、清らかな心、爽快、上品な淑女、包み込む愛、清々しい日々。スパティフィラム(スパシフィラム)の誕生花:9月1日、12月23日流通時期:鉢花を春~秋に見かけます。charm 楽天市場店、いつもアンのお花屋さん、緑の風yamashoku、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、e-RAN、ブルーミンググレイス、FLOWER&PLANTSあとりえ、LAND PLANTS 楽天市場店、フラワーショップ「パレット」さんにあります。
2014.09.01
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夏から初秋に、根元から立ち上がるブッシュ状の細い枝の先や葉のわきに、淡いピンクの小さな花が房状に次々と咲き、葉が落ちる冬になっても固まってついた白い実は落ちずに残ります。9月30日の誕生花は、粒のそろわない白い実がご愛嬌、スノーベリー。花の名は、英名で、雪のように白い小果実(ベリー)からつけられています。花言葉「かわいいいたずら」は、細い枝先に固まってつくかわいらしい実の大小ふぞろいで、ちょっとへこんだ実の形からつけられたのでしょう。 学名の Symphoricarpos albusは、属名がギリシャ語のsymphorein(共に生ずる)とkarpos(果実)で、種小名がラテン語の albus(白)で、白い果実が房状になっていることからつけられています。シンフォリカルポスの仲間には、スノーベリーに対して英名でコーラルベリー(coralberry)と呼ばれ、紅紫色に熟す赤実種(Symphoricarpos orbiculatus)があります。 花言葉「いつまでも献身的に」は、房状に固まってつく実の大きさやつき方が整わず、小さな実が大きな実のすき間に入って支えているようにも見えることからきているのでしょうか。鉢植えのシンフォリカルポスは暖地の高温多湿に弱いようで、花数が減って実数が少なくなっても、大小の実がなっています。スイカズラ科シンフォリカルポス属、耐寒性落葉低木、原産地:北アメリカ別名:セッコウボク(雪晃木)スノーベリーの花言葉:いつまでも献身的に。スノーベリーの誕生花:9月6日、9月30日、10月23日流通時期:鉢花を秋に見かけます。おぎはら植物園、バラ苗・野菜苗・さいじょう緑花、千草園芸、緑の風yamashoku、e-フラワーさんにあります。 ムラサキシキブ
2013.09.30
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夏から秋にかけて、根ぎわや茎からたくさん出て垂れた細い葉の間から、まっすぐ立てた茎先に大きい花穂をつけ、風に吹かれて受粉すると白い毛が生えたタネで穂が白くなります。9月29日の誕生花は、十五夜に欠かせない秋の七草のひとつ、オバナ(尾花)。花の名は、穂を動物の尾に見立てて名づけられました。オバナはススキの穂のことで、十五夜にお団子と一緒にお供えに飾られたススキを家の軒に吊るしておくと、一年間病気をしないそうです。 花弁のないおしべとめしべだけの風媒花花言葉「なびく心」は、日当たりのよい山野などに一面に広がるオバナがいっせいに秋風に穂をなびかせる風情のある姿からつけられたのでしょう。花言葉「悔いなき青春」は、穂が白い毛の生えたタネで白く太くなり、満足感にあふれた趣のある姿からきているのでしょう。枯れ尾花になると、現役を退いたということから、花言葉「隠退」になるのでしょうか。 日没が早く夜道を恐いと思いながら枯れ尾花の近くを通るとき、ことわざの「幽霊の正体見たり枯れ尾花」どおり、風になびく白く枯れた穂が恐ろしい幽霊に見えそうです。暖地では早く芽が出て葉が伸びすぎるので、梅雨頃にコンパクトに切り戻すと、ほどよい草丈で穂が上がるそうです。秋の七草はハギ(萩)、キキョウ(桔梗)、クズ(葛)、フジバカマ(藤袴)、オミナエシ(女郎花)、オバナ(尾花)、ナデシコ(撫子)です。イネ科ススキ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島別名:カヤ(萱)、ミクサ(御草)、オバナ(尾花)ススキの花言葉:勢力、生命力、活力、心が通じる、隠退、なびく心、悔いなき青春。ススキの誕生花:9月7日、9月15日、9月29日、10月16日、10月22日流通時期:ポット苗を晩夏~秋に見かけます園芸ネット プラス、おぎはら植物園、石田精華園 楽天市場店、千草園芸、エストアガーデン、産直花だん屋、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、ガーデンタウン、遊恵盆栽 楽天市場店さんにあります。
2013.09.29
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晩春から初夏にかけて、先の尖った細い小さな葉をつけた小枝の先に、白い壺形の小花が固まって咲き、秋から冬にかけて光沢のある白やピンク、赤紫などの丸い実がつきます。9月28日の誕生花は、白く丸い実の連なり、シンジュノキ(真珠の木)。花(木)の名は、白い実の大きさや形が真珠に似ていることから名づけられました。別名のペルネチアは旧属名からで、18世紀にフォークランド諸島や南アメリカへ航海したフランスの植物学者で作家のAntoine Joseph Pernettyの名にちなんでつけられました。 花言葉「実る努力」は、小枝いっぱいに花を咲かせ、鈴なりにつくつややかな実が葉より大きいことからきているのでしょう。シンジュノキは太い幹はなく、地際から小枝をたくさん出して茂り、小さな葉が大きな実をぶらさげてがんばっているように見えます。 プロが育てたシンジュノキの鉢植えはたくさん実をつけていましたが、暖地では花つきがよいのに、夏の高温多湿で実を結びにくいようです。ツツジ科ゴーテリア属(ペルネチア属)、耐寒性常緑小低木、原産地:チリ、アルゼンチン別名:ペルネチア、ペルネティア、ペルネッティア・ムクロナタシンジュノキ(真珠の木)の花言葉:実る努力。シンジュノキ(真珠の木)の誕生花:9月28日流通時期:鉢花を秋に見かけます。千草園芸、バラ苗・野菜苗・さいじょう緑花さんにあります。 シンフォリカルポス
2013.09.28
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澄みわたる秋空に、細かく切れ込んだ線形の葉をつけ、まっすぐ伸びて上部で枝分かれした茎先に、白やピンクの濃淡の花がさわやかな風にそよぎながらはかなげに咲きます。9月27日の誕生花は、明治時代に渡来し秋の風物詩のひとつとなった花、アキザクラ(秋桜)。花の名は、秋に咲く花がサクラ(桜)に似ていることから名づけられました。花言葉「乙女の真心」は、羽状の細かい葉が繊細で、やさしいピンクの花びらが整然と並んで咲く清潔感のある花の姿をたとえたものでしょう。 アキザクラは、小学生のとき学校の花壇に播かれたタネは一重のピンクの花に濃いピンクと白い花が少し混ざって咲き、昔はピンク色というイメージの強い花でした。今では、澄んだ黄色やオレンジ、赤、黄色が混ざったオレンジ、白地にピンクの覆輪、リングが入ったピンクなど花色が華やかになっています。 属名のコスモスは、ギリシャ語のkosmos(調和、秩序、美しさ)で、整った花姿や群れ咲く花の美しさからつけられ、属名からつけられた花言葉もあります。花言葉「調和」は、kosmosからとったものです。アキザクラは夜が長くなると花芽を作る短日植物で、夏まきはお盆頃に切り戻すとコンパクトに、日が短くなった9月中にタネを播くと晩秋に、草丈が伸びないうちに咲くそうです。キク科コスモス属、夏まきの非耐寒性一年草、原産地:メキシコ別名:オオハルシャギク(大春車菊)、コスモス アキザクラ(秋桜)の花言葉:調和、乙女の真心、乙女の心情、乙女の恋、美麗。アキザクラ(秋桜)の誕生花:9月3日、9月15日、9月18日、9月22日、9月27日、10月31日アキザクラ(赤)の花言葉:愛情アキザクラ(白)の花言葉:優美アキザクラ(ピンク)の花言葉:少女の純潔流通時期:鉢花を春~秋に見かけます。園芸ネット プラス、Green Box (グリーンボックス)、バラ苗・野菜苗・さいじょう緑花、花の王国、Fleur Town 吉本花城園、癒し空間 One’s Garden&Plantsさんにあります。 チョコレートコスモス
2013.09.27
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晩春から初夏と秋にまた、四季咲きのさまざまな品種の香り豊かな花がトゲのある細い枝先に、淡い紫の花びらを幾重にも重ねて、ふんわりと花いっぱいに咲きます。 9月26日の誕生花は、尊敬する人に贈るバラの花、淡い紫のバラ(薔薇)。花の名は、いばら(茨、荊、棘)が転化したもので、漢字の薔薇は漢語をあてたものだそうです。バラはギリシャ神話で愛と美の女神アフロディーテの花とされ、花言葉の多くは恋愛につながっていますが、品種改良の熾烈な競争から生まれた淡い紫色の花は花色からつけられています。 淡い紫色は青と赤に白が混ざり合った色で、自分の気持ちがわからない色だそうです。花言葉「気まぐれな美しさ」は、麗しい花の淡い紫色の花色からきているのでしょう。紫色は、古代ローマ帝国の皇帝が当時貴重だった紫の染料で礼服を染めたことから、王や最上位を表す色として使われ始め、西洋では高貴な身分の人が身に着けていたそうです。花言葉「王座」は、紫色から王を表す色を連想してつけられています。 ブルームーン ブルーバユー花言葉「あなたを崇拝します」も、紫が高貴な色であることからつけられています。バラ園に多くの同色系のバラが何種あっても、子供の頃に園芸が趣味の父が育てていたブルームーンはすぐ見分けられます。鉢植えの淡い紫色のバラは品種がわかりませんが、満開になると細い茎が花を支えられないようで、下向きになり、しばらくして散っていきます。バラ科バラ属、半耐寒性~耐寒性低木、原産地:アジア、ヨーロッパ紫のバラ(薔薇)の花言葉:誇り、気品、上品、王座、あなたを崇拝します。淡紫のバラ(薔薇)の花言葉:気まぐれな美しさ。淡紫のバラ(薔薇)の誕生花:9月26日流通時期:苗木を春と秋に、鉢花を周年見かけます。阿波の産直便、花ひろばオンライン、ザ・ローズショップ、Herb&Rose楽天市場店、バラの家 【バラ苗専門店】さんにあります。
2013.09.26
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晩夏から秋に、茎先の細長く葉脈がくっきりと入った濃緑色の葉の間につぼみをつけて、美しい桜色の花が開くと折りたたまれていた黄色いおしべが出てきます。9月25日の誕生花は、ヒマラヤ山脈に沿う国に咲くノボタンの仲間、ブータンノボタン ヒマラヤンオパール花の名は、原産地と淡いピンク色の花色からつけられているそうです。ブータンノボタンの学名はOsbeckia nepalensisで、属名がスウェーデンの探検家で博物学者のPehr Osbeckの名にちなみ、種小名がネパールの意で、原産地からつけられています。 品種名のヒマラヤンオパールはピンクオパールのような花色からつけられたのでしょうか。花言葉「ひたむきな愛情」は、一日花でありながらピンク色の花を上向きに次々と咲かせることからつけられたのでしょう。花言葉「謙虚な輝き」は、ノボタンの物静かな感じがする一重の5弁花のひときわ目を引く美しさからきているのでしょうか。 ヒマラヤンオパールは摘心して枝数を増やしておくと、花がたくさん咲きますが、大きくなると冬越しのときに室内に入らないので、冬越しで枝を短く刈り込んだままにしています。ノボタン科オスベツキア(ヒメノボタン)属、半耐寒性常緑低木、原産地:ネパールブータンノボタン ヒマラヤンオパールの花言葉:自然、謙虚な輝き、ひたむきな愛情、落ち着き。ブータンノボタン ヒマラヤンオパールの誕生花:9月25日流通時期:鉢花を夏~秋に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、イン ナチュラル 楽天市場店さんにあります。 これから咲くノボタン
2013.09.25
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初夏になると、3~5つに裂けて縁に細かな刺状の鋸歯のある葉をつけた茎先に、魚の小骨を絡み合わせたような珍しい苞葉が出て、晩夏から秋に白い花が咲きます。9月24日の誕生花は、雌雄異株の花が清楚な無病息災を祈願する山野草、オケラ(朮)。花の名は、古名のウケラが転訛したもので、ウケラは古語の蓑(みの)で、3つに裂けた葉の形を蓑に見立てたという説があります。また、魚骨状の苞葉を竹で作った川魚を捕る籠の筌(うけ)に見立てて、複数つくことから等(ら)をつけたという説などもあります。 花言葉「金欠病」は、一文無しになるという意味のオケラになるからきているのでしょう。オケラは、昆虫のケラが前から見ると万歳をしているように見えることから、一文無しでお手上げ状態になった姿に見立ててつけられたそうです。また、植物のオケラのことで、根の皮を剥いで薬用にされるため、賭博に負けて身ぐるみはがされることにたとえたという説もあります。 めしべの花柱が飛び出しているので雌花オケラの乾燥した根茎(白朮)は、京都祇園の八坂神社の朮祭りの火や元旦の朝に飲む屠蘇酒に、無病息災を祈願して用いられています。花言葉「親しみやすい」は、ユニークな花の姿をしていますが、万葉集に詠われ、山菜としても人気があり、屠蘇酒などで昔から親しまれてきたことからつけられたのでしょう。オケラが「山でうまいものは、オケラとトトキ、嫁に食わすは惜しゅうござる」といわれていると聞き、何度か植えましたが、食べるほど増えてくれず、今年初めて花がひとつ咲きました。キク科オケラ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国オケラ(朮)の花言葉:親しみやすい、金欠病。オケラ(朮)の誕生花:9月24日、10月31日流通時期:ポット苗を秋に見かけます。みちのくふるさと便、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、園芸ネット プラス、石田精華園 楽天市場店、片岡笑幸園「悠々の森」、四国ガーデン楽天市場支店さんにあります。 トトキ
2013.09.24
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晩春から初夏に、羽状に細く切れ込んだ灰緑色の葉の間から長く伸びた花茎の先に、中心が黄色の白い花が1輪咲き、群生すると次々とつぼみが上がってきて、白い花畑になります。9月23日の誕生花は、昔ながらの蚊取り線香の原料の花、ジョチュウギク(除虫菊)。花の名は、虫を駆除するキク(菊)で、花に殺虫成分を含み、蚊取り線香の原料として用いられたことから名づけられました。花言葉「忍ぶ恋」は、訪れたら危険な目にあうことがわかっていて、白い花の汚れのない美しさに想いを寄せずにいられないことからつけられたのでしょう。 原産地のクロアチアのダルマチア地方で、咲き終わる頃の花に死んだ虫が付着したり、部屋に飾った花の周りで虫が死んだりしたことから、殺虫効果のあるピレトリンが発見されました。シロバナジョチュウギク(白花虫除菊)は明治時代から蚊取り線香の原料として利用されますが、観賞用のピンクや赤の園芸品種には虫除けの効果はほとんどないそうです。 シロバナジョチュウギク暖地では春にタネを播き、高温多湿の梅雨を無事に越したら、翌年の春から初夏に花が咲きますが、うっかり秋まきしたので、翌々年にちらほらと赤とピンクの花が咲きました。キク科クリサンセマム属、耐寒性多年草(春・秋まきの二年草)、原産地:旧ユーゴスラビア別名:ピレスラムジョチュウギク(除虫菊)の花言葉:忍ぶ恋。ジョチュウギク(除虫菊)の誕生花:9月23日流通時期:タネを秋~春に見かけます。千草園芸さんにあります。 福袋
2013.09.23
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晩春から夏に、線形の葉の間からまっすぐ伸びた茎先が枝分かれし、細い糸のような花柄をまばらに出して、淡い緑の小さな花穂をつけ、花穂が実ってくると黄褐色になります。9月22日の誕生花は、花穂にどことなくはかない趣のある帰化植物、コバンソウ(小判草)。花の名は、穂の形が小判に似ていることから名づけられました。別名のタワラムギ(俵麦)は、穂を俵に見立ててつけられています。花言葉「金満家」は、花名どおり花穂が小判のように見えることからつけられています。コバンソウはイネ科の植物で、小花が集まった小穂ができ、花びらのない小花からおしべが少し出ています。 花言葉「心を揺さぶる」は、いくつもの小判をぶらさげたかわいい花穂が風にゆらゆら揺れる風情からつけられたのでしょう。 花言葉「熱心な議論」は、小判のような黄褐色の花が風に揺れるとチャリンチャリンと音がしそうなことからきているのでしょうか。それとも、コバンソウは群生していると壮観だそうで、風に揺れる穂の姿を、議論を闘わせているように見立てたのでしょうか。 同属のヒメコバンソウ(姫小判草)は、コバンソウより小型の小穂が実をたくさんつけて、穂が実ると、本当にカラカラという音をたてるそうです。イネ科コバンソウ属、秋まきの耐寒性一年草、原産地:ヨーロッパ別名:タワラムギ(俵麦)、ゴウダソウ(合田草)コバンソウ(小判草)の花言葉:心を揺さぶる、素朴な心、興奮、熱心な議論、金満家。コバンソウ(小判草)の誕生花:9月7日、9月22日流通時期:―ツリバナ
2013.09.22
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梅雨の頃、つやつやと密生した葉のわきに、糸のような細いおしべが美しい5弁の白い花が次々と咲き、花後に結んだ小さな果実は晩秋に黒みがかった青色に熟したら食べられます。9月21日の誕生花は、葉や実にスパイシーな香りのあるハーブ、マートル。花の名は、英名のMyrtleで、属名のMyrtusからきているようで、属名はギリシャ語で香水、香料(Perfume)を表し、香り高い実が香水用にも使われることからつけられています。 マートルはギンバイカ(銀梅花)のことですが、葉や実などを肉料理の香りづけなどにハーブとして利用するときはマートルと呼ばれています。 花言葉「愛のささやき」は、古くからヨーロッパで神聖な愛の象徴とされ、美しく香りのある清楚な小花がたくさん咲き、風に揺れ動くおしべの様子からきているのでしょう。ヨーロッパでは花嫁のブーケにマートルの小枝を添えて、花嫁が嫁ぎ先で戸口に挿し木をして育て、幸福を願う習慣があったそうです。別名のイワイノキ(祝いの木)はこの習慣からつけられています。 花言葉「高貴な美しさ」は、美と愛の女神アフロディーテの神木とされる、おしべがたくさんついた愛らしい花につけられたのでしょう。ギリシャ神話のパリスの審判で、トロイアの王子パリスがアフロディーテを最も美しい女神と判定したとき、マートルの花でアフロディーテの頭が飾られました。花径2cmほどの小さな花は梅雨の頃に花を咲かせるためかほとんど実を結びませんが、白い実のミルタスはぽつりぽつりと甘い実をつけます。フトモモ科ギンバイカ属、耐寒性常緑低木、原産地:地中海沿岸別名:ミルテ、ミルトス、ミルタス、ギンバイカ(銀梅花)、ギンコウボク(銀香木)、ギンコウバイ(銀香梅)、イワイノキ(祝いの木)マートルの花言葉:愛のささやき、高貴な美しさ。マートルの誕生花:2月9日、9月21日流通時期:鉢花を秋~春に見かけます。園芸ネット プラス、花と緑、ガーデンタウン、花ひろばオンライン、園芸百貨店何でも揃うこぼんさい、産直花だん屋、日本花卉ガーデンセンター、ガーデニングショップ四季の里、トオヤマグリーンさんにあります。
2013.09.21
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初夏から秋にかけて、よく茂った濃い緑の葉の上に、真っ赤な唇形の花が穂状に咲いて、花が数日で落ちたあとも、萼(ガク)が燃え立つような赤い色を失わないで長く残ります。9月20日の誕生花は、夏の花壇を彩る最もポピュラーで情熱的な花、ヒゴロモソウ(緋衣草)。花の名は、緋色の花が鮮やかで真っ赤な衣をまとっているように見えることからつけられました。花言葉「あなたのことばかり思う」は、葉以外の花冠や萼、茎も赤いことからつけられたのでしょう。 昔からよく見かける赤いサルビアはサルビア・スプレンデンスで、種小名のsplendens(輝く、りっぱな)は、花穂が堂々としていて、きらめくような赤い花色からつけられているようです。属名のサルビアは、ラテン語でsalvare(治療)、salveo(健康、よい状態)という意味で、薬用ハーブとして知られているセージが仲間にあることから名づけられました。ヒゴロモソウ(緋衣草)のポット苗が1鉢福袋に入っていたので、長い花筒からのぞく唇形花が見られましたが、大きなプランターなどでまとまって咲くと一面燃えるようです。 花言葉「私の心は燃えている」「燃える思い」は、燃えるように鮮やかな緋紅色を現わす言葉だそうです。最初の花が咲いた後に、花穂を切ると二週間ほどで、一回り大きくなって新しい花穂が咲き始めます。シソ科サルビア属(アキギリ属)、非耐寒性多年草(春まきの一年草扱い)、原産地:南アメリカ別名:サルビア・スプレンデンスヒゴロモソウ(緋衣草)の花言葉:あなたのことばかり思う、私の心は燃えている、燃える思い、燃える心。ヒゴロモソウ(緋衣草)の誕生花:9月20日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。アキギリ シュウカイドウ ササリンドウ
2013.09.20
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夏の終りから秋にかけて、やわらかい毛におおわれた灰白色の茎のまわりに小さなつぼみがまとまってつき、紫や白、ピンクの小花が茎の下から上へと段々に重なって咲きます。 9月19日の誕生花は、長いおしべとめしべをつきだして幾段にも重なるさわやかな秋の花、カリオプテリス。花の名(属名)は、ギリシャ語のkaryon(クルミ)とpteryx(翼)で、果実に翼があることから名づけられました。別名のダンギク(段菊)は、葉が菊に似ていて、秋に紫色の花が段に重なって咲くことからつけられました。 花言葉「忘れ得ぬ思い」は、思い出の一つずつが花の段になり、思い出が幾つも重なっていくことからつけられています。花言葉「忘れ得ぬ人」は、茎のまわりにまとまってつくつぼみを何段も重ね、やさしい小花が順々に開いていく花が強く印象に残ることからつけられたのでしょう。 「忘れ得ぬ」は、花の段がいくつも重なることからきているようです。カリオプテリスは果実に翼があるので、鉢から鉢へ飛び移り、どんどん増えますが、短命な多年草と思わずに抜いていき、急に姿を消してしまって、白花が見当たらなくなりました。クマツヅラ科カリガネソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、韓国、中国別名:ダンギク(段菊)カリオプテリスの花言葉:忘れ得ぬ思い、忘れ得ぬ人、忘れ得ぬ悩み。カリオプテリスの誕生花:9月19日流通時期:ポット苗を秋に見かけます。園芸ネット プラス、産直花だん屋、イン ナチュラル 楽天市場店、おぎはら植物園さんにあります。
2013.09.19
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晩秋から初冬に、いくつにも分かれた枝先に、赤みがかった緑の萼から白いつぼみをのぞかせ、長いおしべとめしべを突き出した白い花が房状に咲き、赤くなった萼の中に実がつきます。9月18日の誕生花のわからない花は、ほのかに甘い香りのする白い蝶のような花、クラリンドウ。花の名は、学名Clerodendrum wallichiiからで、属名のクレロデンドロン(クレロデンドルム)が転訛したものだそうです。 Clerodendrumはギリシャ語のcleros(運命)とdendron(樹木)で、スリランカの2種の初期の名のarbor fortunata(幸運の木)とarbor infortunata(不運の木)からつけられました。種小名の wallichii はデンマークの植物学者Nathaniel Wallichの名にちなんでつけられました。 花言葉「大きな希望」は、おしべとめしべが長く蝶のような花が群れ飛び、今にも舞い上がって飛んでいきそうな花の印象からつけられたのでしょう。仲間のクレロデンドルム・ウガンデンセ(ブルーエルフィン、ブルーウイング)も青い蝶のような花形をしていて、同じ花言葉がつけられています。クラリンドウは赤い萼と黒紫色の実のコントラストがきれいなのですが、寒くなった頃に花期を迎え、コンパクトにできないので、ぎりぎりまで戸外に置き、実が落ちてしまいます。クマツヅラ科クサギ属、非耐寒性常緑低木、原産地:アッサム地方、ヒマラヤ別名:クレロデンドロン・ウオリキー(クレロデンドルム・ウォリキー)、グレープバニラクラリンドウの花言葉:大きな希望。クラリンドウの誕生花:―流通時期:鉢花を秋に見かけます。Green Box (グリーンボックス)さんにあります。クレロデンドロン 9月18日の誕生花 コスモス(秋桜)、「美麗」に群れ咲く「調和」のとれた「乙女の真心」の花
2013.09.18
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夏の終わり頃から、茎の上部の緑の葉が色づき始め、茎頂の葉の中心から赤、黄、緑と色鮮やかになり、葉のわきに小さな目立たない花を咲かせます。 9月16日の誕生花は、葉を観賞するケイトウの近縁種しぼまずの花、アマランサス。花の名(属名)は、ギリシャ語のamarantos(しぼまない)で、葉色が褪せないことからつけられています。アマランサスの種小名tricolor(三色の)は、三色に色づく葉色からつけられ、近縁種のヒモゲイトウもアマランサスと呼ばれて、種子が雑穀として利用されています。 花言葉「不老不死」は、色づいた葉がなかなか落ちないで寿命が長いことからつけられています。英名はアマランスで、花期の長さから「しばまずの花」、「常夜の花」ともいわれ、詩人ミルトンは「かつては楽園の生命の木のすぐそばに咲いた、しぼまずの花アマランス」とうたったそうです。 花言葉「情愛」は、秋が深まれるにつれて葉が色づき、紅色に燃え立つことからつけられたのでしょうか。ポット苗のハゲイトウは水不足の今夏、早々と咲き終わり、こぼれダネで芽がいっぱい出ています。アマランサスの園芸品種には、下葉が緑にエンジ色で赤と黄に色づくパーフェクタ、下葉が銅葉で、明るい紅色に色づくアーリースプレンダーなどがあります。ヒユ科ヒユ属、春まきの一年草、原産地:熱帯アジア別名:ガンライコウ(雁来紅)、ハゲイトウ(葉鶏頭)アマランサスの花言葉:不老不死、見栄坊、情愛、気取り屋。アマランサスの誕生花:7月13日、9月16日、9月25日、9月28日、11月21日流通時期:ポット苗を初夏に、鉢植えを夏~秋に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、ガーデン工房地Q園さんにあります。 プレクトランサス サザンクロス
2013.09.16
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春から秋に茎についた葉の縁のくぼみから芽がでてきて、風に吹かれたりさわったりするとポロっと落ちて根づき、冬から早春に茎先に淡いピンク色の釣り鐘状の花が房状に咲きます。9月15日の誕生花は、子孫繁栄のお守りに人気の多肉植物、コダカラソウ(子宝草)。花の名は、葉の周りにできたたくさんの子株がポロポロ落ちて仲間を増やすことから名づけられました。 花言葉「子孫繁栄」は、葉の縁のくぼみに並んでついた小さな葉が落ちて子供がたくさんできることからつけられました。できた子株はすべて親株とまったく同じ遺伝子を持つクローンのようなもので、海外ではカランコエに近い仲間であることから、クローンコエと呼ばれています。 不死鳥とその花コダカラソウはコチョウノマイ(胡蝶の舞)とコダカラベンケイ(子宝弁慶)の交配種で、フシチョウ(不死鳥)は、キンチョウ(錦蝶)とコダカラベンケイとの交配種だそうです。同じように葉から芽をつける仲間に、マザーリーフ(セイロンベンケイソウ)もあります。ベンケイソウ科カランコエ属、非耐寒性の常緑多肉植物、原産地:マダカスカル別名:クローンコエコダカラソウ(子宝草)の花言葉:子孫繁栄。コダカラソウ(子宝草)の誕生花:9月15日流通時期:ポット苗を春に見かけます。小笠原フルーツガーデン、ブルーミングスケープさんにあります。 ミセバヤ
2013.09.15
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夏から秋にかけて、よく分枝した花茎の先に、花弁の中央にくっきり目立つ脈のある上品な朱色の5弁花が数輪ずつ、木陰の下草の深い緑によく映えて咲きます。9月14日の誕生花は、朱色の花が咲く美しい山野草、フシグロセンノウ(節黒仙翁)。花の名は、茎の節が少し太くなって黒ずみ、センノウ(節黒仙翁)の仲間であることから名づけられ、センノウは京都の嵯峨野の仙翁寺で初めて見つかったことからつけられています。 花言葉「転機」は、茎の節が黒くなり、しっかりと目立っていることからつけられたのでしょうか。花言葉「恋のときめき」は、降り注ぐ夏の日射しに光って見える朱色の明るい花色につけられたのでしょう。それとも、まったくの木陰でも濃い緑の中に散りばめたように咲く朱色の花を胸のときめきにたとえたのでしょうか。 晩夏の高山植物園では、木陰から明るい方向へと長く伸ばした花茎の先にまばらについた花が木漏れ日にきらきら輝いていました。フシグロセンノウの学名はLychnis miquelianaで、ギリシャ語のlychnos(炎)に由来し、仲間のマツモトセンノウなども炎のような花色で、同じ花言葉がつけられています。ナデシコ科センノウ属、耐寒性多年草、原産地:日本別名:オウサカソウ(逢坂草)フシグロセンノウ(節黒仙翁)の花言葉:恋のときめき、転機。フシグロセンノウ(節黒仙翁)の誕生花:7月31日、9月14日流通時期:ポット苗を春に見かけます。石田精華園 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、園芸ネット プラスさんにあります。 マツモトセンノウ
2013.09.14
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春から秋まで、幼木のうちからしっかりした茎先の小さな粒々のつぼみが黄白色に膨らみ、花弁と副花冠が外側に反った星形の花が放射状に咲きます。9月13日の誕生花のわからない花は、ホヤの仲間で一度咲いた茎に何度も咲くユニークな花、ホヤ・ムルチフローラ。花の名は、学名Hoya multifloraの音読みから名づけられ、属名がイギリスの園芸家Thomas Hoyの名にちなみ、種小名がmultiflora(多花の)で花つきがよいことからつけられています。 花言葉「人生の出発」は、茎の中心から何本もつぼみをつけた花柄を放射状に出して咲く星形の花姿が、勢いよく旅立っていくように見えることからつけられたのでしょう。英名のシューティングスター(流れ星)は、花がそれぞれ斜め方向に開花することから流れ星を連想してつけられています。花言葉「同感」は、固まっていたつぼみが斜めに向かいそろって花を咲かせる姿からきているのでしょうか。 ホヤ・ムルチフローラは室内に入れると冬も花を咲かせ、少し光沢のある葉のわきに垂れ下げた花柄に、何回もつぼみをつけて花を咲かせるので、茎先の花と一緒に咲くと豪華です。キョウチクトウ科(ガガイモ科)ホヤ属(サクララン属)、非耐寒性つる性常緑低木、原産地:マレーシア別名:天の川彦星、シューティングスターホヤ・ムルチフローラの花言葉:人生の出発、同感、満足。ホヤ・ムルチフローラの誕生花:―流通時期:ポット苗を夏に見かけます。千草園芸、日本花卉ガーデンセンター、アリスガーデンさんにあります。 サクララン 9月13日の誕生花 タマスダレ(玉簾)、常緑の葉が「期待」する白い花の「汚れなき愛」と「潔白な愛」
2013.09.13
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晩夏から秋にかけて、まっすぐ伸びた四角い茎につく葉のわきから出た花茎の先に、5枚の花びらの下の一枚に白い斑点が入った青紫色の花が数輪ずつ、たくさん咲きます。9月12日の誕生花は、おしべとめしべの花柱が弓なりに飛び出たユニークな花、カリガネソウ(雁草、雁金草)。花の名は、花の形を雁の空を飛ぶ姿に見立てたという説と雁の首に見立てたという説、雁金家紋の結び雁金や一結雁の形に見立てたという説があります。カリガネソウの名は鳥のような花形で、雁が渡るころに咲くことからきていると思っていました。 花言葉「楽しい思い出」は、夏に次々とたくさん咲くニチニチソウやハマボウなどの花につけられています。カリガネソウの花言葉「楽しい思い出」は、次々とつぼみをつけて風に揺れる茎に蝶や鳥が舞うような青紫の花の姿を、秋の遠足や行楽を楽しむ子供たちにたとえたものでしょうか。 花言葉「清楚なひと」は、青紫色の清々しい花色で、さわやかな秋の風情があるところからつけられたようです。カリガネソウは強い風に吹かれても辺りに臭いが漂うほど葉や茎に強い臭気があり、花柄や花後の茎をまめに切らないので、丸い萼の中に2~4個入っていたタネがこぼれて増えています。クマツヅラ科 カリガネソウ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島別名:ホカケソウ( 帆掛草)カリガネソウ(雁草、雁金草)の花言葉:誠実、楽しい思い出、清楚なひと、実質、実質を求める。カリガネソウ(雁草、雁金草)の誕生花:9月12日流通時期:ポット苗を春に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、園芸ネット プラス、石田精華園 楽天市場店、つどいの里八ヶ岳山野草園さんにあります。 9月12日の誕生花 キイジョウロウホトトギス 9月12日の誕生花 ルリマツリモドキ
2013.09.12
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秋に、垂れ下がった細い茎から花柄を伸ばし、先が浅く5つに裂けた釣り鐘形の青紫色の花が数輪、まとまって下向きに咲きます。9月11日の誕生花は、秋風に揺れる可憐な花、イワシャジン(岩沙参)。花の名は、シャジンの仲間で、亜高山帯の湿り気のある岩場に自生することから名づけられました。沙参はツリガネニンジン(釣鐘人参)などの太い根を乾燥させた漢方の生薬名で、この仲間の花を呼んでいます。 別名のイワツリガネソウ(岩釣鐘草)は、岩場に咲く花が釣り鐘形をしていることからつけられ、ツリガネソウはツリガネニンジンやカンパニュラの別名にもなっています。カンパニュラの花言葉「感謝」は、釣り鐘形の花の形が教会の鐘を連想させることからつけられたものだそうです。日本原産のイワツリガネソウは教会の鐘よりも、響きを聴く者に功徳があるという梵鐘を連想してしまいます。 花言葉「誠実」は、ひんやり湿った岩壁などでひっそりと、細い茎先に涼しげな趣のある花を咲かせる可憐な姿からつけられたのでしょう。小さなポット苗のイワシャジンは半日陰の涼しい場所で細い茎を垂れ下がらせて、ぽつりぽつりと花を咲かせましたが、上手に育てると花数が多く優美なのだそうです。イワシャジンは地域変異が多く、自生地によって草丈や葉の形、姿が違うそうで、お花屋さんの鉢花は葉が細く、花が多いのに茎があまり垂れ下がっていませんでした。キキョウ科ツリガネニンジン属、耐寒性多年草、原産地:日本別名:イワツリガネソウ(岩釣鐘草)イワシャジン(岩沙参)の花言葉:感謝、誠実。イワシャジン(岩沙参)の誕生花:9月11日流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、花屋 fiorista punto.、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、ガーデン工房地Q園、千草園芸、四国ガーデン楽天市場支店、片岡笑幸園「悠々の森」、緑の風yamashokuさんにあります。
2013.09.11
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秋から春に、赤やピンク、白の斑やスポット状の斑点が全面に入った卵形の緑の葉のわきに、白や紅紫色の小さな唇形花が咲きます。9月10日の誕生花は、葉にカラフルな斑点が散るミニ観葉植物、ヒポエステス。花の名(属名)は、ギリシャ語のhypo(下)とestes(覆い)で、苞(つぼみを包んでいた葉)が萼(花の外側でつぼみのとき内部を保護する)を下から覆うことから名づけられました。 別名のソバカスソウ(雀斑草)は、葉の表面に斑や斑点の入ることからつけられています。花言葉「美の秘密」は、緑の葉を花のように美しく彩るソバカスに見立てられたカラフルな斑や斑点からつけられたのでしょう。 花言葉「全ての人々への優しさ」は、葉全体に散る白やピンクなどのユニークな斑模様を人のもつ優しさにたとえたのでしょうか。コンパクトでよく分枝する矮性品種のヒポエステスは、花枯れの真夏の庭で花の替わりに楽しんでいます。キツネノマゴ科ヒポエステス属、半耐寒性常緑低木(多年草)、原産地:マダガスカル別名:ヒポエステス・フィロスタキア、ソバカスソウ(雀斑草)ヒポエステスの花言葉:全ての人々への優しさ、美の秘密。ヒポエステスの誕生花:9月10日流通時期:ポット苗を夏~初秋に見かけます。charm 楽天市場店、産直でお花をお届け「イングの森」、ガーデン工房地Q園、苔工房、テーブルガーデンさんにあります。 フィットニア
2013.09.10
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秋雨が降りお彼岸の頃になると、夏草などの中からつぼみを包んだ花茎をすーっと伸ばして、燃え上がる炎のような6弁の花が数輪咲き、花と茎が枯れたあとに緑の葉が伸びてきます。9月9日の誕生花は、稲穂のゆれる田の畦や土手を赤く染め上げる花、マンジュシャゲ(曼珠沙華)。花の名は、古代インドのサンスクリット語(梵語)の赤い花で、おめでたいことが起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという法華経の摩訶曼珠沙華の記述に由来するといわれています。花言葉「思うはあなた一人」は、おしべとめしべを長く突き出して花びらが強くそり返る真っ赤な花が集まって咲く特殊な美しさからつけられたそうです。 花茎が一本増えた、植えた覚えのないマンジュシャゲ花言葉「独立」は、ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)とも呼ばれるように、葉が花後に出て花が咲く前に枯れ、葉と花が会うことなしに地上にあらわれることからつけられたのでしょう。 別名のヒガンバナ(彼岸花)は、江戸時代に入って秋の彼岸の頃に花が咲くことから呼ばれるようになったそうです。 子供の頃に読んだ児童文学ごんぎつねの印象が強かったので、墓地に咲くのはヒガンバナで、秋に土手を真っ赤に染め上げるのはマンジュシャゲと区別していたことがあります。お昼が過ぎると、ごんは、村の墓地へ行って、六地蔵さんの陰に隠れていました。・・・墓地には、彼岸花が、赤い布のように咲き続いていました。と、村の方から、カーン、カーン、と、鐘が鳴って来ました。葬式の出る合図です。 (作者:新美南吉)ヒガンバナ科ヒガンバナ属、秋植えの耐寒性球根、原産地:日本、中国別名:ヒガンバナ(彼岸花)、ユウレイバナ(幽霊花)、ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)マンジュシャゲ(曼珠沙華)の花言葉:情熱、悲しい思い出、思うはあなた一人、独立、再会、あきらめ。ヒガンバナ(彼岸花)の誕生花:9月9日、9月13日、9月20日、9月23日、11月15日流通時期:球根を夏~秋に見かけます。園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店、ガーデン・チコリ 彩乃里、e-フラワー、日光種苗、ガーデンタウン、日本花卉ガーデンセンターさんにあります。
2013.09.09
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春から秋まで、細い茎の葉のわきから垂れさがる長い花柄に、5稜形の萼が赤く色づきふくらむと、おしべとめしべの花柱が飛び出した黄色い花が咲きます。9月8日の誕生花は、緑の葉に映える赤と黄のコントラストの美しい熱帯の花、ウキツリボク(浮釣木)。花の名は、釣りの浮きが浮いているように見える花の姿から名づけられました。別名のチロリアンランプは、花の形と色がランプのように見えることからつけられています。 ウキツリボクはアブチロンのつる性タイプで、薄紙でつくられたような広鐘形の花がうつむきかげんに咲く木立性タイプとは花の形がまったく違いますが、花言葉は同じです。ウキツリボクの花言葉「憶測」は、釣りざおのような細い枝にぶら下がる浮きのような花が釣り上げるものが何か想像してつけられたのでしょうか。 葉が少なくなった2月のウキツリボク花言葉「さまざまな愛」をウキツリボクでたとえるなら、葉の海に見え隠れするたくさんの赤い萼や、花が咲き赤と黄になった花などが入り混じる姿からきているのでしょうか。熱帯花木でありながら、ウキツリボクは寒さに強く、暖地では真冬でも日当たりのよい戸外でちらほらと花を咲かせるので、ほとんど一年中花が見られます。アオイ科イチビ属(アブチロン属)、つる性常緑低木、原産地:ブラジル別名:チロリアンランプウキツリボク(浮釣木)の花言葉:さまざまな愛、尊敬、恋の病、真実は一つ、憶測。ウキツリボク(浮釣木)の誕生花:1月18日、9月8日流通時期:ポット苗や鉢花を春~初夏に見かけます。千草園芸、アリスガーデン、緑の風yamashoku、園芸ネット プラスさんにあります。 ジューンベリー
2013.09.08
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初夏から秋にかけて、株元からよく分枝し叢生(そうせい)して茂り、まっすぐ伸びた茎先に、花径5~7cmほどの黄色や橙黄色の花が一面に咲き続けます。9月7日の誕生花は、小さいヒマワリのようなキクイモモドキ(菊芋擬き)の花、ヒメヒマワリ(姫向日葵)。花の名は、花がヒマワリ(向日葵)に似て小さいことから呼ばれ、ヒマワリ属の一年草のヒメヒマワリとヘリオプシス属のキクイモモドキ(菊芋擬き)が別名で呼ばれています。よく見かけるのはキクイモモドキ(菊芋擬き)で、キクイモモドキの名は花がキクに似ていて塊茎ができるキクイモの花に似て、地下に塊茎を持たないことから名づけられました。 夏の太陽が花になったような花形からひまわりと同じ花言葉がつけられています。花言葉「崇拝」「憧れ」は、ヒマワリが古代インカでは太陽神のシンボルとして崇められていたことからつけられたのでしょう。ギリシャ神話の太陽の花がキンセンカからヒマワリに置きかえられて、ギリシャ神話の太陽神アポロンに恋いこがれた海の精クリティの化身であるというお話と結びつきました。 ヒメヒマワリは、キクイモモドキがご近所の畑や庭で、茎を叢生して株立ちになり大きくなるのを見て育てていませんが、宿根丁字咲きヒメヒマワリなどを鉢植えで咲かせています。キク科ヘリオプシス属、耐寒性多年草、原産地:北アメリカ別名:キクイモモドキ(菊芋擬き)ヒメヒマワリ(姫向日葵)の花言葉:憧れ、崇拝、誘惑。ヒメヒマワリ(姫向日葵)の誕生花:8月15日、9月7日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。ハッピーガーデンさんにあります。秋植え球根 チオノドクサ ホメリア ラナンキュラス
2013.09.07
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初秋に、地際から伸びた太い枝から枝分かれした細い枝の葉のわきに、白い蝶形の小花が十数輪ずつまとまって咲いていくと、地上につくほど枝がしだれます。9月6日の誕生花は、草冠(くさかんむり)に秋と書く秋の七草のひとつハギの白い花、シロハギ(白萩)。花の名は、白花のハギ(萩)で、毎年根元から新しい芽を出すことからの生え芽(はえき、はえぎ)がはぎに変化したといわれています。シロハギは古来より有名な紅紫色のミヤギノハギ(宮城野萩)の変種とされていますが、ニシキハギ(錦萩)の白花の栽培品種ともいわれています。 花言葉「思案」は、花の控えめな美しさや細くしだれた枝が風になびく風情に対してつけられたそうです。ハギの花言葉「前向きな恋」は、葉のわきにたくさんつけた花枝が明るい方向に伸びて、花を咲かせる姿からつけられたのでしょうか。 灌木のハギは幹と枝の区別がなく根元から多くの枝が出て、春から伸びた新枝に初夏のころ花芽ができて秋に咲くので、落葉後に枝を地際から10cmで切り戻すとコンパクトになります。公園のシロハギは毎年30~40cmほどの高さで切り戻され、初夏には若い枝が大きく伸びて、花枝がでると優雅にしだれて、上品で清楚な花を枝いっぱいに咲かせます。マメ科ハギ属、耐寒性落葉低木、原産地:日本、韓国、中国別名:シロバナハギ(白花萩)、シラハギ(白萩)シロハギ(白萩)の花言葉:思案、想い、前向きな恋。シロハギ(白萩)の誕生花:9月6日流通時期:鉢花を晩夏~秋に見かけます。園芸ネット プラス、日本花卉ガーデンセンター、トオヤマグリーン、緑の風yamashoku、千草園芸、ガーデンタウンさんにあります。
2013.09.06
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初夏から秋まで、長楕円形の葉をつけた茎先に、ふさふさした羽毛のような柔らかな花穂がボリュームたっぷりの円錐形になり、花穂の下方に赤い小花が咲きます。9月5日の誕生花は、こんもりとまとまって秋を彩る花、ウモウケイトウ(羽毛鶏頭)。花の名は、ニワトリの頭についている真っ赤なトサカ(鶏冠)のような花の形からつけられたケイトウ(鶏頭)の品種で、花穂が羽毛状になることから名づけられました。ケイトウは古くからなじみの花が大きく扁平なトサカケイトウ、球状のクルメケイトウ(久留米鶏頭)、槍状のヤリゲイトウ(槍鶏頭)、羽毛状のウモウケイトウなどがあります。 ケイトウの花言葉「おしゃれ」はニワトリのトサカの印象からつけられていますが、ウモウケイトウの羽毛のようにふさふさして、赤い炎のように見える花もおしゃれで、人気があります。ケイトウの花言葉「色あせぬ恋」は、強烈な赤い花色に対してつけられています。春の花のあとにぴったりなウモウケイトウも、7~8月に遅まきして、秋に花を咲かせると日当たりの悪い窓辺でも色あせずに2カ月ほど楽しめます。 矮性品種のキモノシリーズはオレンジや黄、ピンクなどもあり、草丈10~20cmほどで、小鉢や寄せ植えにして長く楽しめます。ヒユ科ヒユ属、春まきの非耐寒性一年草、原産地:熱帯アジア別名:フサゲイトウ(房鶏頭)ウモウケイトウ(羽毛鶏頭)の花言葉:おしゃれ、色あせぬ恋。ウモウケイトウ(羽毛鶏頭)の誕生花:8月24日、9月2日、9月5日流通時期:鉢花を初夏~秋に見かけます。
2013.09.05
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初夏から秋まで、へら形の葉をつけた茎がまっすぐ伸びてよく分枝し、花びらの先が黄色く鮮やかな紅色の花が花茎の先に一輪ずつ次々と咲きます。9月4日の誕生花は、明るい黄と赤が華やかな夏の花、ガイラルディア。花の名(属名)は、18世紀のフランスの植物学者Gaillard de Marentonneauの名にちなんでつけられました。花言葉「きらびやか」は、赤と黄の2色の花弁が鮮やかで人目を引く花の美しさからつけられています。 ガイラルディアは花が大きい多年草タイプのオオテンニンギク(Gaillardia aristata)と、一年草タイプのテンニンギク(Gaillardia pulchella)があります。別名のテンニンギクは、キクに似ている花の姿が美しく華やかなことから天人にたとえてつけられたそうです。 春に早々と一輪咲いた花は花弁の基部が少し紅色に染まっているだけでしたが、初夏から咲く花は花弁の先を黄色く残して紅色になっていました。ガイラルディアは赤や黄などの花色や、テンニンギクの花形が丸く盛り上がる八重咲きなどの園芸品種があります。キク科テンニンギク属、耐寒性多年草・一年草、原産地:北アメリカ別名:テンニンギク(天人菊)、オオテンニンギク(大天人菊)ガイラルディアの花言葉:協力、団結、明るい人柄、きらびやか。ガイラルディアの誕生花:9月4日流通時期:ポット苗や鉢花を春に見かけます。ガーデン工房地Q園、ACID NATURE 乙庭、国華園さんにあります。 イチゴ
2013.09.04
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初夏から夏に、浅く3~5つに裂けた大きな葉をこんもり茂らせた明るい緑の枝先に、小さな淡黄色の雄花と雌花が大きい円錐形に集まって咲きます。9月3日の誕生花は、太い幹も細い枝も緑色をした美しい樹木、アオギリ(青桐)。花(木)の名は、樹皮が緑色で葉がキリ(桐)に似ていることから名づけられました。緑が青になっているのは古来には緑色が青色の中に含められていたからだそうです。 高い梢に咲く花は花弁のない5枚の細い萼片が反り返った雄花ばかりで、咲き始め淡黄色の萼は2~3日すると赤くなって落ちてきます。アオギリは花期が長く、花とつぼみが混じり、遅れて咲くたくさんの雌花に雄花が少し混じって咲き結実し、また雄花ばかり咲くのだそうです。花言葉「秘めた恋」は、こんな花のどこからきているのでしょう。 街路樹のアオギリは落葉する前に幹と太い枝を残して切られるので、花を見たことはありません。植物園では高木になり、街路樹が芽吹く頃にはすでに長い柄の先の大きな葉を風に揺らせていて、少雨で猛暑の今年は雌花を見つけられず、実もほとんどつけていませんでした。アオギリ科アオギリ属、半耐寒性落葉高木、原産地:東南アジア別名:ソウゴ(蒼梧)、ヘキゴ(碧梧)アオギリ(青桐)の花言葉:秘めた意志、秘めた恋。アオギリ(青桐)の誕生花:9月3日流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。日本花卉ガーデンセンターさんにあります。アセロラ
2013.09.03
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晩夏から秋にかけて、葉の基部の葉鞘が重なり合った細い茎(偽茎)近くの根茎から、つぼみがいくつも入った紅紫色の苞に包まれた花穂が出て、淡黄色の花を咲かせ、一日でしぼみます。9月2日の誕生花は、秋を告げるさわやかな香りの薬味、ミョウガ(茗荷)。花の名は、古名のめが(芽香、女加)が転訛したという説や、中国からともに渡来した香りの強いショウガの兄香(せのか)、弱いミョウガの妹香(めのか)が転訛したという説があります。 花言葉「忍耐」は、明るいクリーム色の花が一面葉が茂って湿り気のある薄暗い土の上に美しく咲く姿からつけられています。別名のドンコンソウ(鈍根草)は、昔からのミョウガをたくさん食べて物忘れがひどくなったという迷信からで、古典落語のみょうが宿からきているそうです。 宿の主人夫婦が泊まり客の預けた大金を忘れさせようと、ミョウガ尽くしの夕食でもてなすと、客は預けた大金を思い出して宿代を払うのを忘れ、夫婦は徒労の上に損をしたというお話です。今では逆で、香りの成分が集中力を増す効果を持つことが明らかになっています。鉢植えの斑入りミョウガは北側の日陰で、秋にかわいい花穂を次々とだして、たくさんの花を咲かせていました。ショウガ科ショウガ属、半耐寒性多年草、原産地:中国別名:ドンコンソウ(鈍根草)ミョウガ(茗荷)の花言葉:忍耐。ミョウガ(茗荷)の誕生花:9月2日流通時期:ポット苗を早春に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、ガーデニングライフ、日本花卉ガーデンセンター、国華園、千草園芸、SORA、GRANDYさんにあります。
2013.09.02
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