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相棒マリオは言葉数は一般的な同じ種のインコに比べ多くはないのですが.. 少ない言葉をココゾという時に使用するので驚かされます。意思の疎通が行える数少ない貴重な存在ではないか..と密かに思っているのですが..「おはよ」朝1番、ヌーッと顔をのぞきこみ起こしてくれます。 ハッキリ発音は出来ていますが低いうなるような声でささやくので爽やかではありません.. 尚一掃,眠くなるのが正直なところです。起きないで眠りつづけるとマリオも胸元で丸くなって眠り、この重たさと彼の寝言で起きる方が多いかもしれません..(クルルル..という妙な鳴き声のような寝言で1番かわいいな..と思う瞬間)でもこの「おはよ」は朝方しか口にしないのです..今回の夏休みは音楽祭に参加しなかったため、マリオとの交流が密でした。 つい先日まで友人のインコを預かってから、尚一掃マリオと親密な今日この頃..最終的な写真を全て現像にまわし、ブックが完成しつつあります。何度も写真を見る中で湧き上がってくる言葉を拾い、書き留める.. 明日、全ての写真が揃うので今週中には制作、第一段階が終了の予定です。タイトルはスペイン語で Momento Magica 日本語の同じ内容のシックリするタイトルは、未だみつかっていません。各写真のタイトルはバレエのりりアーナ先生がつけてくれているのですが、これも直訳すると味気ないのでどうしようか迷っています。スペイン語の丸くなめらかな感じがナカナカみつからない。写真は剣道に似ています。ココゾという瞬間、写真家にもよると思うのですがココゾという時を予測して待っていた訳でも探したわけでもなく、多分2度と巡ってこない一瞬、そんな時タマタマカメラを手にしていて、収めることができた、そんなマジックのような一瞬.. 自然体で構え、打ち込んでいく、そんな感覚が剣道に似ている。こういう形で生かされるとは夢にも思いませんでしたが.. もし何時の日か写真の授業を行うことがあったら、マズ反射神経の訓練として剣道を取り入れるかもしれない..とトンデモナイことを考えたりしています。今回の本の中心になる写真2枚を御紹介します。皆さんだったら、どんなタイトルをつけますか..?悩んでどさくさ聞いてみたくなりました。。(本のタイトルではなく..この写真の題名です。わかりずらくてゴメンナサイ)ちなみにリリア-ナ先生のタイトルは Evita eterna, Cielo Che です ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(昨日はコメントありがとうございます)まるま5520さん めだかさんに御食事あげてくださいねーーまるまる太っためだかさん可愛い気がするのですけど..食べ過ぎはよくないのでしょうね..きっと。めだかの成人病なんて凄く寂しい気がしますが.. 「1ヶ月経っても、デモですか・・・」 記念日を重要視する、お国柄、きっとコレからずっとずっと続くと思います。1年後の今年の大晦日は大変な事になるのが想像できます。ただ今回の件は大きな変化をもたらす機会となりそうです。革命といってもいいかもしれません。
2005.01.31
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冷たい雨の中、何千という人々が隊列をなし傘もささず歩いていました。191人もの犠牲者を出した年末の惨事から1ヶ月.. 大きなデモ行進はコレで3回目になるでしょうか..正直、昨日マリオが教えてくれた通り雨が振る事は確実だったので、少し迷いました。参加者も見込めないのではないか.. 中止になるかも..。小雨の振る中、開始予定時間10分前に自転車を飛ばし5丁先の現場、オンセ駅前の広場に差し掛かり、息をのみました。既に隊列が出来上がっている.. 会話を交わす事もなく、静かに開始時刻を待っている人々..ほとんどが遺族、そして友人、関係者だと思われます。初めて訪れた方のために少し御説明を加えますと..年末、人気急上昇のロックバンドが演奏しているライブハウスで観客が放った花火が天井に引火、大火災となり最悪の材質を使用していたため中毒による多くの犠牲者(191人)負傷者300人以上..大惨事となってしまいました。 大晦日に起こったため、大混乱に輪をかけ家族は行方を探して右往左往、遺体を間違える等、最後の行方不明者は5日ほど前に判明したほどです..おととい政府と犠牲者が初めて対面、責任追及における対談が実況中継で行われました。こういった悪質な商売場所は、賄賂によって営業しやすくなっている..という状況が噂されていることから批判の矛先は経営者以上に政府の代表、市長に向かっています。対談は残念ながら一方的な政府の責任逃れに批判ばかりを残す結果となりその直後、事件から1ヵ月後にあたる今日のデモ行進は最大の盛り上がりが予想されていました。「あっという間だったね、早いね..」皆、口を揃えて話しているけれど..この人達には、この1ヶ月、雨も、晴れも、寒さも、暑さもない、長い長い、時の流れの止まった日々だったに違いない..彼等を追いかけ、共に歩きながら..何度も何度も涙が自然と溢れてきます。 哀しみの波動が強すぎる.. 191人の少年少女の家族、友人..どう見積もっても1万人に及ぶ身近な関係者の深い悲しみがあり、同じ世代の子供を持つ親の想いがあり.. 雨の中歩く人々の強い思いは、最終地点・5月広場に準備された舞台にて語られました。遺族の方々の生の声、表情を目の当たりにしました..1ヶ月間の疲労と様々な叫び声をあげてきた方々の声。皆どこか、かすれていました。マイクの前で興奮して気を失ってしまう母親..「息子はロック音楽を楽しみに出掛けて、棺おけに 入って戻ってきた..初めて夜出掛けた夜でした..」現実はいつも現場で初めてわかる。想像はできるけれど..まだ正直、ハッきりとは責任者や政治に関する事を語る事はできません、様々なものが非常に複雑に絡み合っています。ただ今日の現場で幾つか、報道されていない事実を耳にしました。今日の一時を心に焼き付け、真実を探していきたいと思います。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。まるま5520さん するどい! マリオは一瞬いじけたものの、すぐ開き直って逆襲に打ってでました。今日は朝から大騒ぎ餌を蹴散らし、思わぬ場所に降り立ってはおお暴れ.. 気の強さが相当でかないません.. 今、パソコンの上にドッカリ座って、疲れきって丸々すやすや眠っています..tarantini78さん 「椅子のうえにゴミ箱を逆さに置き、その上にのってでも(隠してある)好物のバナナを取ります」ほほえましく思えて笑ってしまうのですが.. お母さんは大変ですよね。。 弟は棚によじのぼりラーメンを取り出しては料理して食べてしまう、とんでもない5歳児でした.. バチが当たって、棚が落ちて全ての食器が割れ大惨事に.. 幸い本人は無事でしたが大きな音に驚き、それからパタと辞めましたが..とにかく危ないことだけにはならないように願います。それにしても雨の前、どうしてこうマリオが不機嫌になってしまうのか..何が気にさわるのか聞いてみたいところです。きっと痛かったり、痒かったり..どこか気にさわるのでしょう。。かわいそうに ちなみに私、雨の前はお腹がはります.. Pescaさん 「鳥は頭に方位磁石」 渡り鳥の事を思い出してなるほど..と思ってしまいました。マリオがやたらテレビの上に座りたがるのは何かが彼を呼び寄せているのでしょうか.. 電磁波もありですよね..すみれMさん 何よりも態度がデカー--イのです。小足で人の顔を蹴ったりします.. 毛玉って吐くの苦しそうですよね.. 友人の猫のを見てビックリしました。第6感..意外と気をつければ取り戻せる気がします。竹亭さん ますます気になってきますね..(笑) 特にキボウシインコは.. 個性豊かで人間くさいかもしれません。ちなみに寿命は..40年。100年生きるものもいるそうです
2005.01.30
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相棒マリオは雨が降る前は非常に不機嫌..やたらものを噛みたくなるようで、様々なものを壊してまわります。いつも狙われるのはゴム握りのついたお気に入りのシャーペン..モコモコとした握りが楽器爪にシックリ、濃く柔らかな芯が書き心地がよく、これ1本で全てを済ませている必需品なのですが、ウッカリ机の上に置き忘れてしまった.. 家の戻ると無残な姿のシャープが机で散らかっていて..側の止まり木にはマリオが何事? という顔をして御機嫌に済ましている..これで3本目だよ..高いんだけどなーー(怒!)まず一服(怒っているので一腹) あ..火がつかない.. ライターもですか,,(悲!)見事に部品が抜き取られていました。 マリオーーーーさすがにヤバイと思ったらしく、パタパタ..とカーテンの上に飛んでいきました..案の定、夜から大雨が降ってきました。アルゼンチン全土で大雨の模様です。コルドバのコスキンフェスティバルさえ中止になったほど..でもこの一雨でホッとしている場所も多いことでしょう..今、こちらは非常に深刻な水不足で大変なことになっている地区が沢山あるようです。日中50度近くになる北部のサンティアゴデエステーロは大干ばつで苦しんでいる..今日もテレビで特集が組まれていましたが、地球温暖化で1番心配されるのは、水不足とのことでした。当たり前の水がなくなる..アルゼンチンの水道局はイマひとつ働きが悪く、何ヶ月も水が出なくて困っている地区がブエノスの郊外にあります。しかも水道代の支払いは同じ..昨日とうとう国家首相が水道局に文句をいれていました。 明日は1日雨だそうです。日曜日撮影を屋外で予定していたのでガッカリ..怒って無視を決め込んでいたのですが..夜さすがにヤリスギを反省したのか、ゴメンナサイと飛んできてゴマをすりにきましたが、もう少し反省してもらうと明日まで無視.. 。。。。。。。。。。。。。。。。。。(昨日はコメントありがとうございました)まるま5520さん 謝罪会見..棒テレビ局ですね、ぺコンとしている姿をYAHOOで見ました。ラテン社会の鉄則の一つに「謝ってはイケナイ」..があります。イメージは無し! が正解です.. zzzz
2005.01.29
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夕方17時から始まった立法府で行われている市長の質疑応答が深夜3時、ようやく一区切り。シカと見入っていたのですが..物凄く緊迫した状況で、ドッと疲れました。(事件の詳細は12月31日に)写真を抱えた遺族40人、野党の代表 vs Anibal Ibarraブエノス市長の質疑応答、191人の犠牲者を出したライブハウス火災の責任追求問題で、質疑応答が裁判所でおこなわれています。 夕方17時から始まって一区切りしたのは深夜3時..その一部始終をテレビで見ることができました。これが日本だったら..一方的な記者会見は行っても疑問や批判の矢面に立つ場所は設けないのでは..新鮮な光景でした。しかも12時間に渡る完全生中継です。「不良な店を野放しにしていた、責任をとって辞任するべき」というのが会場全般に漲っていて、それに対して元弁護士のブエノスアイレス市長は孤軍奮闘、クールに対応していました。様々な政治団体の代表の意見を聞きながら、ここぞとばかりの政府批判はよくわかるのですが、火を放ったのは観客の中の一人、子供を管理しきれていない親、こういった場所を必要とする音楽内容、後押しする商業..etc昨夜のクラッシック音楽のオーケストラ、貧民地区の子供達が行う豊かな活動を見た後、こんなやりとりがトテモむなしく思えてしまいました。 この会場全般に漂う心の貧民地区、そこに責任があるとしたら..早速バレエのりりアーナ先生に昨夜見たクラッシック音楽の話をすると非常に感激して、早速彼らに連絡をとってみる..と話ていました。リリアーナ先生の子供達の踊る「眠りの森の美女」そして子供達の演奏する「眠りの森の美女」の共演..楽しみです。創造的な先生は何時の間にか新しい3つの舞台の構想を完成させていました。 今日はソンナ先生の想像の秘訣をいろいろ見せてもらっていました。二人の意見は一致。全ては子供時代に「鍵」がある。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。rickyさん 「親も子も表面的な情報にふりまわされているような..」 多分、みんなと同じじゃなくてはイケナイ、沢山の情報を消化しなくてはいけない..本当に好きなものが好きといえなかったり、キツイですよね..商業社会は大変!!インコの足あとさんダイアリーでは毎日大発見!という 感じですよー 4こまも最高だし!! とっても気が付かされています。ささやかな驚きが好きです。セキセイシリーズ楽しみにしてます。dream-boatさん 役割を果たすこと..責任を感じて誇りに思える「何か」ですね!! こちらは政情不安定なので、骨のある方は本当に頑張っています。 50代の師匠の動き..バレエ、音楽..そして今日はサーカス学校の校長先生の話に心打たれました。まるま5520さん でたーーーー御馴染みピリリ、酸味の利いたコメント。ハッと我にかえります。(嬉) 「アドルフ・アイヒマン」が逃げて生活してしまっていたアルゼンチン(悲)..ホロコーストで生き残った方々も多くがアルゼンチンに移り住んでいます。イスラエル系の方とっても多いです。以前、共演していたロックバンドのメンバーほとんどが、両親がイスラエル系..非常に興味深い式典に参加しました。街を歩けば「万国」にあたる..そんな魅力がある国ですね。
2005.01.28
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久しぶりに報道写真を共に学んだクラスメートに再会その後の写真、そして今後の夢などを語りあっていました。 本当に報道写真の仲間との話は面白いです。全ての感覚を現在の情勢、時代の行方に注いでいる..発見や物事を深く掘り下げる「目」を持っている彼等との話は非常に有意義です。繊細だけど浮世離れせず現実を見つめ、何かを訴える..世の中の不条理や、汚職や不正、現在の真実を映像を通じて伝える仕事。アルゼンチンの報道写真家は「闘う写真家」謎の死をとげた新聞社のカメラマンの追悼デモの様子が今日のニュースで放送されていました。ポーランドでホロコーストの大きな追悼式典も行われていました。TN(衛星放送インデペンデント報道番組)で面白いドキュメンタリーを見ました。ブエノスアイレス首都圏周辺には Villa と呼ばれる貧民地区があります。危険な地区として撮影に一人で出掛ける事のないよう先生からも注意を受けている場所で、多くの人々はリサイクル業などに(ゴミから使用できるもの、ガラス、ダンボールを探し、お金にかえる)従事、ドラックが入り込めば即、盗みに従事、差別も受けがちな人達..そこに音楽を通じた活性化に従事している人達がいます。Villa の子供達のオーケストラを結成、演奏活動が盛んに行われているようです。練習風景や日常が撮影されていました。子供達は生き生きとバイオリンやチェロを演奏、厳しい日常を送っている子供達の音色には特別な響きを感じました。クラッシック音楽が非常に良い効果がある..ふと思い出したのは、バレエのリりアーナ先生が「クラッシック音楽の偉大な音楽家の残した素晴らしい作品を小さな子供達がバレエを通じて体感することに非常に良い教育の効果が現れる、そのために眠りの森の美女の子供向けの舞台を制作した..」と言っていた。実際、子供達の演奏している曲目に「眠りの森の美女」に使用されているテーマがありました。 子供達はオーケストラを通じて責任感を身に付けている..という母親の話、リりアーナ先生の舞台の5歳から18歳までの子供達も毎週日曜日の公演をこなす中で、同じものを育んでいる..とっても大事なポイントを目の当たりにした気がします。「育む」ということはこういったことなのかもしれません。 素敵な大人に出会えた子供達は幸せだと思います。全ての子供達は才能があり、可能性があり、夢をもてる..大人の役割は子供達に目的・プロジェクトを見出させることそれが今後、この国を良くしていくために必要なこと司会者の Nerson Castro の言葉で締めくくられました。 誘拐事件の犠牲者の追悼集会にて..・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(昨日はコメントありがとうございました)インコの足あとさん「結構日本でも理不尽な店って多いですよ」..最近そうなんですか??職人気質の修理、何かあったら即交換、手土産もってくる..お客様は神様ですの商人文化は崩れてしまったのでしょうか。広告代理店に勤めていた頃、最初に研修で見せられたビデオは「なべぶた」を売る少年の話でした。(おお泣きした記憶が..) 心をつくして商を行う..誇るべき文化、失ってほしくないですね。竹亭さんどういった状況で師が言葉を発したのか..興味深々です。 こういった言葉をつぶやくに値する状況は今も昔もなく、世界共通のもの。まるま5520さん 「モノを大事に扱う習慣が薄れている感じがします。修理するより、買ったほうが安い」 またしても意表をつく.. 確かに修理に走り回るのは南米諸国の方がダントツです。本当に物を大切にする習慣は貧富の差を越えて、根ざしているような気がします。思い出を大事にするから..かな? ふと思いました。チェゲバラが亡くなったときにカストロが口にした「いいやつは皆はやく死ぬ..」エビ-タも30台前半でしたが、それにしてもその若さであの行動力、偉業..すごすぎます。白山菊理姫さんエビ-タを演じるというのは、誰もが認めるトップに辿りついた女性に許される夢の実現。今、アルゼンチンでは芝居とダンスを融合させた Danza Teatro が盛んですが、Jurio Bocca のパートナーとして有名なトップダンサー Erenora Cassano が演じています。歴史的背景も含めてミュージカルタッチになっていて素晴らしかったです。帝国主義アメリカをよく思っていないアルゼンチン、そのアルゼンチンのヒロイン「エビ-タ」をアメリカが商業映画として制作しまうこと..遠慮や配慮ってどうなっているんでしょう.. 日本や中国をテーマにしたものも敬意に欠けているなーと思うときが多々あります。製作そして政治サイドに問題あり。アメリカ人が..とは言いたくはありません..dream-boatさん 「最後には同じ事をしているというような場面があります」..ない、ない..それは絶対ない! 正義は「勝つ」とはいえない世の中ですが「偉くなくても正しくいきる」そんな言葉を友人のおばあちゃんが言っていて好きでした。「忍」の字につきます。Pescaさん「地球規模での、防災・救援ネットワーク」..考えることから始めたい。試聴頂いた番組「はちどりの庭」は夏休みを頂いて、毎週金曜日、新潟の皆様と制作している番組に集中しています。共に制作しているホームページ、どうぞよろしくお願いします。ホームページの「地球を巡る風・コンビエント」がリンクです。
2005.01.27
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今日もブエノスアイレスは爽やかで快晴、本当に気持ちの良い日々が続いています。しかも夜空には満月..満月の光は人々の精神を刺激するそうですが、周囲に心をピリピリとさせた人が多発しています。ミキサーを修理したものの、全く直さないで返され..再修理を願い出たものの、何と店の主人は一言、「別の壊れたミキサーを持ってきたんだろう!」しかも再び修理代を請求,,切れてしまった友人は、店においてあった売り物のミキサーを抱え「直さないなら頂く!」主人と揉みあいになりミキサーは破損、ガラスで怪我をして傷だらけになっていました..警察がやってきて大変な騒ぎになってしまったそうです。以前、ビデオを修理した時、同じようなことがありました。再修理の費用を請求され..ビックリ! でもソコは知恵を働かせ、クールに修理して頂いて「手持ちがない」と費用支払いを後に回し、完全に修理を確認して、品物をガッチリ抱えきってから一言 「ここまでの仕事が以前,支払った当然の権利」クルッと背を向け店を後にしました。悪いヤカラには無駄なエネルギーを使用せず、悪知恵を働かせなければイケナイ時もあります。多くの不条理な事に嘆いている傷だらけになっている友人に様々な状況においての悪知恵を伝授しながらフト、とんでもない日本人になってしまった..複雑な気持ちになりました。アルゼンチンでの5年の日々、本当に振り返ってみると怒りに包まれるソンナ出来事が沢山..心を痛め哀しんでいては身が持ちません。そんなトンでもなさを「ほーらきたきた」と楽しむこと。 「そうきたか..それならば…エイ!」返し技を身に付けること、とっても大事なことだと思います。(剣道部時代も得意技は、小手返し面だった..)3つの「あ」の話を以前しましたが3つの「お」を創作しました。「おこらず、おそれず、おちこまず」 南米で生活する秘訣! こういった困難は乗り越えるものではなく、かわすもの.. 制作する本・写真集の土台、ブックが完成しました。早速、何人かの友人に見せていたのですが、皆良い人なので感動してくれて、その気満々になっています。スタジオからは以前、連絡なしです..(泣)。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。まるま5520さん ポピュラーな場所のわりに、わかりずらい場所で毎回、観光客は探して墓地内を彷徨っているようです.. エビ-タはまさに救世主、弱いものの見方、歴史的なアイドルとして深く深く浸透していて、芝居、ダンスなどなどやたらと登場するのですが、アメリカに批判的なアルゼンチンでは特にマドンナの「エビータ」、これだけは最も「ヒンシュクな映画」として御法度状態..だったりします。それでもマーケットの大きなハリウッド映画、影響力は計りしれないですね。 ちなみに父がゴルゴの大ファンだったので何冊か読んだ事があるのですが、フォークランドに触れてる回は読んでません.. すっごい渋いテーマ!!帰国したら探してみます。 それにしても..意表をつく幅広いコメントに脱帽! まるまさんって一体..TONO9784さん 心に響くHPでした!! こちらこそよろしくお願いします。写真これから見にいきます!竹亭さん 「食い下がる根性と度胸」.. 図々しいかも、と思うこともよくあるのですが..(照) 関西、そしてマリオの勢いにはかないません..
2005.01.26
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思わぬスタジオ選択ミスでレコーディングが中断しています。公演関係者の一人が修正に取り組んでくれているので幸先は明るいのですが.. 実は今、一触即発な複雑な状況にいます。以前ブラジル音楽パンデイロの名人アレハンドロと録音したスタジオに以前の録音をおこしてもらっているのですが..パタと連絡が途絶えました..電話をしても「今取り込み中、後で電話するといいつつ掛かってきません。 嫌な予感..止まる時は全てストップします。まるで鎖のように繋がって止まってしまう.. 他の仕事に取り掛かる事にしました。以前、「道行く人々」というページに写真とコラムを届けていました。担当者の方から本の出版を提案され..半信半疑で構想を練っていたのですが、とうとう本人ダイブ「その気」になりました。 出版社を探してくださっているようです。でも、人に頼る形は正直苦手です。切り開いて出会っていきたい..自分の足(作品)で。 ベースとなる50枚の写真を選択、現像、土台となるブックを作成していました。これから写真のタイトルと、コラムを添えていきます。正直、写真に関しての物語は非常に最近のことなのです。2003年、ある文化センターで報道写真のセミナーを受けました。生徒はセミプロの方ばかり、そこに携帯のポケットカメラで現れた異邦人に先生は驚いて「この授業は上級者のためのものだから基礎講座へ」と門前払い。聴講生としての参加を申し込み、食下がって無理やり紛れ込んでしまいました。とにかくクラスメートの写真を見て報道ならではの興味深い、奥の深いアルゼンチンの一面を掘り下げるのが面白くて仕方がなかったです。ところがイヨイヨ実習が始まってしまいました。みんなのようなプロフェショナルなカメラは持っていないけど..ポケットカメラ2台を忍ばせて実習についていきました。実習はレコレタ地区にて行われました。エビ-タの眠る墓地や由緒ある美術館、多くの観光客が訪れるメッカ的な場所でもありますが大道芸、フェリア(民芸品市場)など本当に何もかも、誰もかれもが勢揃いしているような、とにかく品があって活気のある文化発信の場所..土日の動きは本当に素晴らしいです。みんなにトコトコとついていきつつ..「!?」なんだこれは!!という瞬間、そして場面が目の前に次々と現れ、シャッターを切りつつ、いつのまにかグループを離れ単独行動。みんなに怒られつつグループに戻り、再びグループ作業を墓地で行いました。が、そこでもまたしても「!?」なんだこれは!! 気が付くと20mの墓修理のための階段によじ登っていました。高い空に浮かんでいる異邦人に仲間はビックリ、仲間が下から撮影してくれたのですが、宇宙に浮かんでポケットカメラを抱えている..素敵な写真を思い出に、あー楽しかった、第1回・初めての撮影実習を無事終了。その実習の写真批評会が数日後おこなわれ、そこで再び「!?」..「なんだこれはーーー!」クラスメートの驚きは相当なものでした。そこから全てが変わりました。「ポケットカメラに学ぶべきものがある」ニックネームは「ポケマン」(ちなみに当時ポケモンがはやっていました)こうして始まったポケマン物語..担当講師。新聞社専属カメラマンのサンドラ先生は後に何を思ったか、この異端児ポケマンの写真展まで企画して下さいました。(場所と折り合いがつかず実現には至りませんでしたが)そんなポケマン物語を一冊の写真集にまとめています。予定外、想像もしなかったこと..何かのキッカケで始まるそんな物語には意外と自然で、まるで定められていたかのような..運命的な出会いと冒険に満ちています。一眼レフの重たいカメラとなった今、ポケマン時代の1枚を超えるものはナカナカ撮れません。多分あの日、あの時、全てがマジックだったのだと思います。例え偶然と運の良さの奇跡だったとしても、だからこそ、この物語と一瞬のトキメキをまとめたいのです。自分の力(足)で.. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(昨日は書き込みありがとうございました)まるま5520さん 「季節の変わり目が体の調子を崩しますので..」本当にその通りです。只今、少々停滞。ダンスのリハーサルを休んだところです。日本は寒いのでしょうね..春はソコまで! とはマダいえませんが日本酒などで温まり、メダカさんと共に元気に冬を越しましょう!! くれぐれも現場の足元お気をつけ下さいね。tarantini78さん 「野生のインコはいつもつがいで行動すると」..そうなんですか、インコって本当に忠実なので浮気とかってなさそうです.. 「パートナーと信じきっている」..そうでしょうか.. 最近、特に熱い思いを感じるのですが、応えるのに四苦八苦です。宇宙のことに詳しいのですね..専門用語に少しついていけなかったのですが..星空には非常に興味があります。rickyさん 「東海林さんの件ですが、たまにお昼の番組のコメンテーターや旅番組に出演されています」東海林さん情報ありがとうございます(嬉!) 安心しました。旅番組、是非みてみたいです。「書き込みの皆さんのコメントもとても楽しみにしています」 毎回、素敵なコメントや意表をつくコメントに私も感激しています。素敵なコメンテーターの皆様に恵まれました!! つたない我儘な日記ですが..ふらりとよってください..(照)
2005.01.25
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スヤスヤと眠るマリオの横顔をみながら、深夜の仕事に向かっています。 ここ数日だいぶ寂しい思いをさせてしまったかもしれない..明日一緒にいる時間を作って心を込めて向き合わなくては..相当すねている模様。マリオの繊細さには毎回、驚かされます。多分、鳥類というものは独特の感受性を持っているのではないかと、彼らの目線を見る度に思うのですが..このページのトップの写真もそうですが、彼等の深い眼差しに周波数を合わせると、何かを引き出されるような..インタビューで「あなたの創造の秘訣(秘密)は」という質問を受けたとき、うまく応えられなかったのですが..今度そんな機会があったらマリオの事を話そう..わかってくれるか、どうかは別の話ですが..ブエノスアイレスは日中、非常に爽やかな日々が続いています。夜から朝にかけては上着が1枚必要なほど..秋の気配を感じます。すみれMさん 今思えば..先生という呼称に無理があったのかも。こちらは先生は皆ファーストネームで呼ばれるので、その時点でダイブ先生方は気楽で気さくな立場になります。不完全なのが面白い人間家業。「先生」は欠点が許されない感じがします。体験の深さが先生の物差しだとしたら。学校という閉鎖社会で幅広い体験を重ねるのは難しい..大好きだった先生が物心ついて出会うとかすんでしまうことが沢山ありました。インコの足あとさん 歌心、絵心..etc 心有るものにひかれます。このホームページも同じく、心の周波数が合ったらリンクボタンを押します。心のレベルは様々ですがトカク流行や商業は、軽いものを感じて苦手です。マリオは心レベルが非常に深いので、良い影響を沢山もらってます。まるま5520さん MARIOって甘えんぼ..そうですね、常に沢山の人の中にいたい、寂しがりやです。
2005.01.24
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今日は1日、ずっと外を打ち合わせや撮影で飛び回っていてお留守番マリオ..いつものごとく、ストライキを決め込んでいました。エサに手をつけず、帰宅すると肩にノシッと飛びのり全て手うつし、口うつしで食べさせてあげないと、お冠むりは収まりません。ピットリと頬に張り付いて横目でジッと見つめます。「どこにいってたのさ..」「働いていました..」と説明しながらヒマワリの皮を向き、リンゴを食べやすく切って御機嫌をとります。そこに電話が..大騒ぎ全く話ができません。マリオ様々です..一通り食べ安心してウトウト..お気に入りのカーテンの上に登り糞をして戻ってきてスヤスヤ..肩で眠っています。でもなんだかんだいって穏やかな一時..ありがとうマリオ。 ミックスダウンのエンジニアと打ち合わせを行っていました。問題を抱えた録音をユックリ直してからの再出発になります。そして明日、再び新たな録音の出発を以前パンデイロの相棒アレハンドロとの仕事を録音した場所にて、インドの音楽家Sergio氏と煮詰めるため打ち合わせがあります。2001年9月11日に録音を行っていました。スタジオからの帰り道、地下鉄の駅モニターのニューヨークの映像を映画の1シーンと思い、疲れきっていて理解できず、帰宅してからビックリ電話で話し合ったのを覚えています。録音したアレハンドロの曲、ポルトガル語で歌われた「わたしたち」 様々な違いよりも通づるものを..そんな気持ちのこもった歌。自宅に泥棒がトラックで乗り付け、全てを盗み終わってから彼のお母さんをトラックで踏んで逃亡..幸い彼のお母さんは一命をとりとめたものの、アルゼンチンに疲れた、と一家は国外に越していってしまいました。今度のアルバムにこの歌もシッカリ完成させて込めたいと思います。いつか一緒にまた演奏できることを願って.. 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。(昨日はコメントありがとうございました)まるま5520さん 「ちなみに東海林さん・・・最近見てないなぁ~???」..そうですか、残念。結構ファンでした。生き生きしているおばさん、嬉しくなってしまうんです。百貨店で仕事をしていた時、そんなおばさんに囲まれていました。面白かったです。竹亭さん 「アルゼンチンの空は濃い青いですね..バンコクの空の青はもっと薄い青です」当たり前になって気がつかなかったですけど確かに濃いかもしれません。アルゼンチンは拾いので北部はモット青いです。バンコクの空は薄い青ですか..同じ空でも密度が違うのですね。建物の関係もあるかもしれません。空が浮き上がる色合いの建物との対比もあると思うので。これからホームページに伺って空をみにいきます。「カオサンでも、情報を求める行方不明者の名簿と写真が今でも毎日張り出されています。」あまりの被害者の数に言葉がみつかりませんが..現在の話なので無念以上に衝撃。空は何事もなかったように青く晴れ渡っているのが怖いような気がします。
2005.01.23
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湿気の多い重たい1日でした。早朝、顔を洗いながら空を見上げると、面白い雲が立ち込めていたので、カメラを手に飛び出しました。大抵、空の開けている広場に向かうのですが、どこの広場にしよう..昨夜で例のライブハウス火災事件から3週間。足は自然と現場近くのオンセ駅前広場に向かっていました。 犠牲者191人..確認のミスで行方不明になっていた4歳の少年二コラス君が見つかったニュースが昨日から大きく報道されています。現場は閉鎖されたまま..現場前の道を閉鎖しているバリケードに多くの遺品、写真が貼られています。そして新たに祈りの場としてテントが設置されていました。遺品の靴の横に飾られていたドラえもんが日本人としては、複雑な気持ちになりました。 ここにくる度にこみ上げてくるものがあります。原爆記念碑の前に立った時も同じく..フォクランド紛争の犠牲者400人あまりを記載したサンマルティン広場の記念碑も同じく..一瞬にして想像力を掻き立てられ思いにふける。 「無念」..この一言につきます。心に立ち込める曇り空.. 空にもあっという間に広がって昼過ぎから雨が降ってきました。直前の空模様を現場よりお伝えします.. ふと、名レポーターの東海林さんを思いだした。どうしていらっしゃるのだろう、ワイドショーで引き続き活躍されているのでしょうか。 今日からアルゼンチン最大の音楽フェスティバル、フォルクローレの祭典コスキンフェスティバルが始まりました。毎回、何かと大きな変化をとげ賛否両論が飛び交う、とにかく話題のフェスティバルですが..2000年より4年間滞在した現場を離れ、テレビとラジオ鑑賞を決め込んでいます。今年の印象..御馴染みのアーティストの演奏時間や幕間が長く、新しい音楽家の場所が大幅に削られていて残念です。(昨日は書き込みありがとうございます)まるま5520さん 「呑んでるお酒って??? 中南米なら”テキーラ”アルゼンチンは・・・???」(笑)いつも意表をつくコメントにうけてます..メキシコはこてこて、テキーラですよね。独立記念日にはテキーラが無料になっていて凄いことになっていたのを思い出しました。こちらはダントツに「ワイン」です! 昨夜は高めのワインが用意されていたのか、頭痛はまぬがれましたが未だドンヨリ..反省です!!インコの足あとさん「ジャンプボールみたいに思いっきりはじけたりする」表現が楽しい! そうですね、時にはだったらいいのですが、「常に」、「なにかと」はじめるので毎日大騒ぎ、といった感じです。芝居の舞台の中に取り込まれているような..そんな感覚でしょうか。dream-boatさん 当たりやって怖いですよね..闘牛士のようにヒラリと交わしてしまえばいいのですが。こちらは詐欺天国なので結構、気をつけていたりします。ただ何かがあると常に「どうしてここで?」と考えます。アルキミスト、ご存知ですか?(本・パウロコエーリョ著)道程には沢山の鍵や扉が..スーパーマリオもそうですが、そんなゲーム的な日常は面白いですよね。
2005.01.22
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街を歩けば棒にあたる..とはよくいったもので家の前の道でバッタリ、音楽家に遭遇しました。Williy Gonzares.. アルゼンチンのトップベーシスト。独自の道を頑なに進む、孤高の人といった感じですが、活動は常に頭一つ飛びぬけていて、誰もが一目おく人。商業主義と距離をとっていながら、メディアがほっておかない一握りの若手音楽家の一人です。 バッタリ遭遇して立ち話をしていて、やはり今が旬、レコーディング話題.. 例の一件を報告すると細い目をまん丸にして驚かれ即、お薦めのスタジオを紹介してくれました。今、以前プレゼントしてくれた彼のアルバム Tupa を聞いています。各奏者の技術がメイッパイ旅をしている..CDを聞くより、見たくなる.. そんなアルバム。そんな流れで近々行われる彼の歌い手とのデュオの仕事のゲストに誘われました。チャランゴが必要な曲があるらしい.. 2月の半ばに行われる公演ということなので、まだ時間はありますが刺激的な共演になりそうです。まるでビリヤードのような毎日..コツンコツンとぶつかって四方八方に広がっていく..。来週は、狙いを定め少しずつ落としていきたいものです。それにしても..昨日は友人の喜びを目の前にして嬉しくなって飲みすぎました.. 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。(昨日は、書き込みありがとうございました)まるま5520さん「ローマ字もよかったのですが・・・」許してくださった!ということで引き続き書き込みはローマ字で登場します(笑) 「右の女性の写真に写ってるインコってMARIO?」ピンポン!アイドルマリオとの撮影をリクエストされました。当日、マリオはANAに一目ぼれ?いつものことですが、御気にめすと突然、猫をかぶって大人しくなります。竹亭さん きっと仲直りの秘訣、どこかでお食事されていることでしょうか..私も時折マリオと喧嘩します。カーテンの上に上がってソッポを向き、呼んでも返事をしてくれないのですが、翌日おなかが空くと何事もなかったように飛んできます。すみれMさん 「一生の財産」..思い出に残る先生との出会い、沢山ありました。影響で教育学部に進み一瞬、先生家業に携わっていました。でもフト気が付いたのです。素晴らしい先生は学校の外に沢山いらっしゃることに.. 嫌いな先生はドンナ方でしたか? 反面教師も必要ですよね。
2005.01.21
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あわてない、あせらない、あきらめない.. 3つの「あ」こんな言葉を下さったのは確か、高校時代の剣道の先生中村勇作先生は、80歳まで剣を握った達人でした。教わった頃に確か、80代に達していたと思うのですが素晴らしい言葉をいつも下さりました。豊かな部活動を遅ることができた素晴らしい一時でした。そんな言葉を今、あらためて思い出しています。今、本業・仕事の創作活動が音楽、写真共に非常に充実しています。素晴らしい仲間に囲まれ、活動実績が整い、土台が完全に出来上がっています。 この場においてのレコーディング。新しい作品の制作は、もっとジックリ、ユックリ進めてみたい。今までと同じ様に右往左往してしまったのは、きっとどこか「あせってしまった」ため..締め切りがあるわけではない。ここぞという人物、場所に出会うまで辛抱強く待つ、無理に進めるのではなく、コツコツ出来る事を重ねていけばいい。今日まさにソンナことを日々、実施している女性スサナ公演の舞台美術・スライドを担当してくれている友達がデザインオフィスを Bauen Hotel 内にオープンさせました。53歳、子供3人、孫までいる彼女ですが、凄くパワフル。しかも創造的、今年からドキュメンタリーの撮影に取り組んでいてカメラを手に走り回っています。「遅い」..ということは何もない、必ず扉は開かれ物事は築かれていく..それを彼女から学んだ、と名指しされオフィスに彼女を撮影した写真や、誕生日にプレゼントしたものが一気に飾られていて..ビックリ。同じく今日、公演の写真を担当してくれている友達 ANAが訪ねてきてくれて、アィディアをありがとう..と写真をくれました。 なんだか思わぬプレゼントを二人から頂いて、身の引き締まる思い。もし本当に何か良い波動が運べているとしたら.. お騒がせ者として「ホッ」とする一時でした。ANAは写真集を制作する! と元気よく帰っていきました。二人の未来に乾杯! 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。コメントのお返事がどうしてもローマ字になってしまうのは出先の接続の早いサイバーカフェから書き込むため日本語を見ることはできても書くことができないから..ふと閃きました。翌日の日記の終わりに、お返事を..それならば日本語で確実にお答えできる!!! では早速、昨日のお返事を....(昨日は、書き込みありがとうございました)放浪の達人さん早速タブラ奏者のザキール・フセイン探してみます。お詳しいところをみるとインド音楽ファンの方でしょうか..シヴクマール・シャルマ(サントゥール)キットこのお二方は巨匠なのでしょう。録音前に耳にしてみます。近所に全てのCDを試聴できる品揃え抜群のレコード屋があるので..インコの足あとさん 「いろんな楽器が集まってる」そうですね、いろんな国の人が集まってできた移民国家なので、本当に音楽模様は豊富です。しかも何らかの形で本当の意味で流れを組んでいる人たちが行っているので、重みもあって..それがアルゼンチンの大きな魅力、特にブエノスアイレスは凄いことになっています。インド音楽の楽器は本当に珍しく感じますね。多分、身近に溢れているものではなく、演奏者も少ないからかもしれません。まるま5520さん コメントいつもユニークで、楽しませてもらってます。ホームページも凄いし..「パンパの草原に響くインド打楽器」気に入りました。でもね、アンデスに響くインド打楽器..かなー多分。「南十字星の見える星空の下、バグパイプの音色が」これもいかしてる!! 南極に響くバグパイプかなーー.. 懲りずについてきてくださいね!竹亭さん「タブラはいいですね」..ほんと豊かな楽器ですね、「CDが完成したら」..長ーーい道程なので、今ここでお約束するのは早すぎるのですが、完成したら即、楽天さんに御相談してみます。dream-boatさん素敵な言葉をいつもありがとうございます。「撮っている人の目線」..まさにそのとおりだと思います。アルゼンチンの空は素敵な雲模様が展開されるので、空ばかり見上げてウッカリ転んだりしていますが..ウロコ雲っていいですよね。 「はつらつとした活力」..我儘な毎日で「ごめんなさい」..と常に反省しているのですが、今日、友人に「ありがとう」といわれホッとしています。アルバムに関しては長ーーい道程になりそうですが、とにかく冒険の扉は開かれました!すみれMさん 「叩く人の手の大きさ.. 」 そうですね、音楽にもよりますが大きさよりも呼吸や間、大小で音世界を作っていくのが好きです。まるで背景を描いていくような.. どちらかというと女性は少ない業界、多分力の差においても尚一掃、そんな感性が問われるかもしれません。
2005.01.20
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以前から常に気になっている楽器。その名も「タブラ」、インド音楽に使用される独特の響きを持ったパーカッション。その細やかな響きとリズムに身を任せてみたい.. ふと先日、ジャンベを仕入れた最寄の民族楽器屋にタブラが売っていたことを思い出し、楽器屋で店長に聞いてみました。「タブラ奏者ご存知ないですか..?」親切な店長は即、名前と電話番号を教えて下さいました。早速、興味津々あたってみると、スタジオ兼・自宅は我家と同じ通りの目と鼻の先。これも何かの縁..流れに身を任せ即合流。物凄く面白い作りの自宅で、地下にスタジオがあるのですが、お香が立ち込めインド模様満載。20年インド音楽に携わっている Sergio Bulgakov 眼鏡の奥の鋭い瞳が時折感激と共に三日月になる.. 録音予定の曲を披露した瞬間、そんな三日月が浮かんだので、これはイケルかも..? 録音の提案は見事、承諾されました!! ブラジルのパンデイロ、ガリシア、そしてアストゥリアスのバグパイプと太鼓、キューバ仕込みのパーカッション..が既に録音を終えています。これにペルーの音楽仲間のケーナ、シーク、マンドリン、カホンが加わります。そして今度は..インド音楽との共演..曲は月をテーマにした「月行き列車」満月の夜に今は亡き人が汽車にのってやってくる..を録音に考えています。 リコーダー2重奏の構成ですが、歌を加えチャランゴを加えて、最後Sergioさんにガンジス色に染めてもらおう.. そんな今回の制作は、スタジオも含めて自由な旅をしてみたい。 夜に新しいスタジオのスタッフと打ち合わせを行ってきました。ヤルキ満々の彼等の創造性は楽しみなのですが、様々なスタジオの録音が最後一つにまとまる。仕事を振り分ける形で進めていきたいと思っています。
2005.01.19
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先日おこなった久しぶりのレコーディング..実は、正直いってカナリ問題アリ状態だったりします。とにかく当日は、テンションを下げず、場を盛り上げレコーディング初体験のメンバーを導く事に徹していたので、敢えて触れませんでしたが..作業中に何度も「?」.. 度重なる腑に落ちない事が..例えば、大音量で他の楽器を締め出してしまうバグパイプの録音に必要必至、リズムキープのため使用するメトロノームが無い.. そのためお手製で行ったクリックを何と! 録音しなかった..しかもスタジオ内のイヤホンに大音量の雑音、そして何故かタンゴ音楽が終始流れている..(最寄のラジオを拾っている模様)60年の歴史を誇るスタジオは木造の壁が素晴らしく非常に録音風景は絵になります。グランドピアノまで備え(調弦イマイチでしたが)最も高価!といわれるマイク Newmanが3本! 一見、豪華で素晴らしい..ところが実際の現場で発覚する数々の不可解な事実.. 「もしかして、メンテナンス怠っていらした..??」「もしかして、担当者は録音が初めて..?」 正直に言えーーーーーーー!!!! 途中、何度か担当者が消えました..しかも録音中に..「もしかして、別の仕事を掛け持ちしていた..?」今日、その事実を会話から発覚させたところです..。正直で純朴な初心者君から様々な事実を聞きだしました。当日、別のスタジオで緊急のコピーをおこなっていたらしい.. (とんでもない!!)どうもレコーディングにおいてのツキに欠けるようで..これは今に始まったことではなく、ファースト、そしてセカンド、共に散々でした。何故か体験不足の担当者に遭遇してしまう..見事に練習台にされ、彼等の失敗の穴を埋める作業に追われる..結果、労力・費用は倍必要になる。まさに産みの苦しみ.. こうして完成への道程を辿るため、作品に力が宿るのでしょうか..今までに制作した2作品共、自主制作においての作詞・曲、完成度において出版社協会から表彰されています。全国の放送局で様々な形で取り上げて頂き、ミュージックマガジン、Playerなど音楽雑誌においても好評、扱いも大きかったので、費用と労力は解消されました。早速、次の録音の場所と担当者を探して街を徘徊中..「大丈夫」マリオが励ましてくれています..
2005.01.18
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時が流れるのは本当にあっという間ですが被災者のソレゾレの日々を神戸新聞のページで伺って身が引き締まる思いです。10歳で被災して、両親を失い10年後、母となり子供を抱えて式典に参加している女性..子供、夫を失い一人生き残った女性の日々一人暮らしの父親を亡くし後悔している息子、兄弟を失ってしまった少女が15歳になり、当時をはじめて語る様子..犠牲者6433人。 その何十倍の方々がその日を境に厳しい現実を抱え、復興に向けて哀しみを乗り越えて闘っていらした..震災から学んだ被災文化を伝えていくのが私達の役目個人的な哀しみを乗り越え、未来や他人に対する思いやり.. 被災者の佇まいに「大人」を感じました。本当の意味で「大人」、子供達の発言にも「大人」を感じます。神戸大震災の被災者の方々に学ぶべきことが沢山ある..犠牲者、親友、父.. 今はなき人々のことを今1度シッカリ心に刻みたい。今度のアルバムは、そんな作品にしたいと思いました。まだまだ暑い日々が続いていますが、やるべきことを一つ一つ煮詰めながら、汗を拭き眩しい空を見上げています。
2005.01.17
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昨夜は住まいで事件が起きました。 隣人が深夜2時にケンカを始め、廊下でビール瓶が割れ、ガシャー-ン!物凄い怒鳴り声が響き渡り、ドカンドカンという大きな音.. 殴り合いが始まってしまったのに気が付いて何人かの隣人と慌てて仲裁、なんとか収めたものの..その後張本人の隣人が今度は奥さんと深夜4時に揉め始め、壁を叩き、扉を叩き..の大騒ぎ、近所迷惑を全く顧みない人々..困ったものです。 新しく越してきた隣人の質が悪い!!! どうも環境がよろしくない今日この頃..寝不足で早朝のラジオ番組からの取材に駆けつけました..今日は早速、新しいアルバムの話に加え、3曲もCDから番組で掛けてもらえました。ゲストが殺到する番組なのですが、丁度コスキンフェスティバルなどが始まって、現在、ブエノスアイレスは音楽家が留守状態、がその分視聴者も夏休みに出掛けている人が多いので、どれだけの方が耳にして下さったかはわかりませんが..。その後、プロデューサーに誘われラプラタ川沿岸にある Punta Carrasco へ.. ゴルフ、テニス、サッカー場、大きなプールを備えた行楽施設。 寂しそうなマリオも連れていき、久しぶりにノンビリと日光浴をしながら、休みらしい1日を過ごしました。プロデューサー65歳、すっごいパワフル..元気もの! 興味深々マリオ殿.. エアロビ、監視員、休みのトド、人気者マリオラプラタ川の夕暮れ..映画のワンシーンのような一時
2005.01.16
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昨日から居候BEBEの様子が変でした。落ち着きを失ったというか.. なんかそわそわしていて..そして今日の朝はマサニそれがエスカレート!!大声で鳴き始めました。今までになかった様子に戸惑っていると、電話が.. 飼主イレネ帰宅!!そういうことだったのかい!! どうやら飼主が側にいるのを感じていたようです。しかも戻ってきたのは昨日..雨が降っているから取りにこれなかったそうで.. それにしても..インコの感性って本当に凄い。インコだけでなく動物全て、犬や猫でもキット同じ様な事が起こるのでしょう。特にインコについては、飼主が亡くなると、しばらくしてインコも亡くなるという話を本当によく聞きます。 トコトン忠インコ!!真心インコなのです.. そんなインコの寂しさを全く想像できていない友達の様子に少し..怒!それにしても、1ヶ月共にすごした居候の存在がパタ..と消えてしまうのは結構、大きな穴です..マリオも少し戸惑っているみたいで、何かを探し飛び回っています。共に寂しさを感じています。 (考えるマリオ)
2005.01.15
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録音の翌日はドーッと疲れがでます..大きな大きなエネルギーを吸い取られたような..不思議な精神状態。そんな家族の状態を素早く察知するインコ達。影響を受けたのでしょうか..2匹揃って思わぬ行動に驚かされました。 まず居候のBEBE、歌い始めたではありませんか!録音直前、部屋で何度も何度も同じフレーズを煮つめていたのですが、心なしか彼女の歌声はそのメロディを辿っているような..まるで鼻歌ように小声で口ずさみ始め、ビックリ..そして長年の連れ合いマリオ..横たわっているとおなかあたりに飛び乗ってきて、スリスリと自分のお腹を摺り寄せてきて..聞きなれない鳴き声でクププププ..ときたかと思えば、人の顔の前でお尻をピョコンとあげて..パカパカとお尻をみせはじめたのです.. これって一体.. もしかして。インコ好きな皆さんに是非お伺いしたい。なんか変な感じです..クプクプ どういうことでしょうか.. ご存知の方おしえてください。Bebeの歌声、スリスリなマリオ..レコーディングが我家に春を呼んでしまったようです。今も肩に乗るマリオが暖かいクチバシを顔にスリスリしています..今日は、友人の写真家に日本語を教えてきました。昨年、担当していたラジオ番組にて取材を行った縁で親しくなった天才 Daniel Kiblisky 彼は国立美術館で芸術作品を撮影する仕事をしています。マクロ撮影で芸術作品の違った側面を見ることができる..すごく繊細な仕事です。そんな生活のためでもある芸術写真とは別にドキュメンタリー撮影も行っていて、なんとそのドキュメンタリー作品が日本で来年、紹介されることになったとか..日本に行く前に少しずつ日本語を習得したいとのことでした。交換条件で写真を教えてもらいました。物凄いコツを教えてもらってしまった、次回の撮影で大幅に変わるかもしれない..大雨が降って一気に気温の下がったブエノスアイレス20度前後、雨に打たれて帰ってきたところです。 Daniel と愛犬Tino・佐野撮影, MARI SANO Daniel撮影違いが歴然...(痛!)
2005.01.14
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「空」 作詞・曲 佐野まりあの日の空には 散りばめた雲たちが終わりのない夢をのせて 流れていく..乾いた大地に雨を 優しく降らせた柔らかい雲が いつも流れる 空よ何処までも緑の丘には 翼を広げた夢色の青い鳥達が 流れていく..(本日の録音)アストゥリアス・バグパイプ.. Diego Tueroアストゥリアス太鼓.. Daniel Tueroチャランゴ、ジャンベ、リコーダー、ボンボ低音シンバル.. Mari Sano実に、4年ぶりのレコーディングが始まりました。3作目に向かって始動! 3部から成る曲の2部バグパイプのインスト部分を録音しました。困難は多々ありましたが.. どうも、この録音に関してはツキに欠けるようで..スタジオは素晴らしかったのですが、初心者??というようなエンジニアが現れ..時間を沢山、失ってしまった。面白い録音にはなったと思うのですが..長い道程になりそうです。録音は出産のよう..2作品もカナリ苦労しました。音を極める前に失敗の穴埋めに追われてしまう..いつの日か穏やかに演奏だけに集中できる日が訪れるのだろうか..公演もそうですが、演奏の外での厳しい多くの対応や仕事。とはいえ回を重ねる度に逞しくなるもので..蹴りを入れられたら蹴り返す..そんな話が数日前にありましたが、蹴りを入れられても倒れない! 相手を倒すより心を動かしていく..スタジオ自体は完璧にコチラ側についてきてくれるまでに持っていけたので、今後は少し楽になりそうです。この歌だけはシッカリ仕上げて、帰国した際に御家族に届けたい。息子の和成くんに..。創造の一時に突入、今月中に全ての録音を終えたいと思っています。残りはボーカル部分とリコーダー、そして細かいパーカッションがんばれ、がんばれ.. AGUANTE !!疲労している身体と心に、りりアーナ先生と愛弟子カミーらがお食事と元気をくれました。
2005.01.13
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思わぬ手紙に戸惑っています。地方のフェスティバルで出会った歌い手の女性から突然、 「お金が欲しい..是非、日本で仕事をする手続きをお願い したい、小さい娘を抱えている助けてほしい..」 フォルクロ-レフェスティバルで出会う音楽家の多くは、何かツテを探して必死になっています。何も交流がないのに突然こういった形で交渉を迫られると一気に興ざめしてしまう..。藁をもすがる気持ちはわかるのですが.. 海外で働くということをカナリ甘く考えている..日本は全ての音楽家が悠々と働いていると思っている..自国での実績なく海外で簡単に働けると思っている.. 夢の国「日本」のイメージは有難いのですが..実際、音楽でシッカリ仕事をしているのは、日本人でも一握りです。そんな彼等も日々、様々な厳しさの中で苦労していること、そして世界で通用するレベルの元、仕事をしていること、こういった勘違い交渉に閉口することが多い..そんなフォルクロ-レの場所から足が遠のきつつあります。 南米最大のフォルクロ-レフェスティバル、コスキンへ2000年より毎年、演奏で伺っているのですが今年は中断することにしました。 明日から3枚目のアルバムの制作に入ります。 ここ数年、少しずつ録音してきたものに加え、新しい曲を追加、今年の夏全てを制作に費やすことに決めました。今、活動を共にしているバグパイプ奏者 Diego Tuero と兄 Daniel Tuero の参加パートをマズ録音します。歌の最後に彼等が登場する流れです。 彼等はウルグアイに夏休みの旅行で日曜日から出掛けるので、その前に録音を済ませ1月中、テーマを煮詰めることにしました。 録音するテーマは「空」。 3年前に亡くなった、セキセイインコの空。そして親友の一人、高野寿江。彼女は長い闘病生活の末、1月9日2002年に亡くなりました。早いもので3年..。彼女が亡くなった後、出会ったインコ空は彼女と同じ眼差しをしていました。一時帰国して際、再会を楽しみに待つ彼女の元に時間がなくて訪れることができなかった..初めてのコスキンの大舞台が終わってから、ユックリと再び帰国して、お見舞いに行こうと思っていたのですが.. 舞台の直前に彼女が亡くなった知らせをうけました。 「さのー、筆不精でごめん。でもさのの「いいはなし」 リンゴを植える話。あー、そうかとしみじみしたよ。 まだ落ち込んだり元気になったり、ボーっとしてる けれど、ちょうど佐野にメールしようと思っていた ところ嬉しかったよ。帰ってくるんだね。会えるの 楽しみにしてる。」 病気が長引いて悩んでいる彼女に送った「りんごの話」 「たとえ明日、世の中が終わろうとも、私は今日、 リンゴの木を植える..」(マルチン・ルター) ところが帰国を楽しみにしていてくれた彼女に会う事なく..一時帰国1週間、即効で戻らなければならず、手続きだけ済ませ、再びすぐ戻ると約束 「もう帰ってしまったのね。会えなくて残念だったよ。 だけど、無事出国できてよかったね。ブエノスは暑い クリスマスだね。 どんなクリスマスを過ごすの? 来年も頑張って活動してね。またメールします。」 これが彼女の最後のメールでした。 「会えなくて残念だった..」 取り返しのつかないことがある..1日たりと忘れたことはありません..。 そんな彼女への願いと思いを込めた「空」 あの日の空には 散りばめた雲たちが 終わりのない夢をのせて 流れていく 乾いた大地に雨を 優しく降らせた 柔らかい雲がいつも流れる 空よ何処までも 緑の丘には 翼を広げた 夢色の青い鳥達が 流れていく インコの空と寿江に届きますように.. 初めてのコスキンの舞台では彼女の追悼の意を「星空」のテーマに込めました。公の場で「踊るチャランゴ」を発表。 彼女にもらった沢山の勇気に感謝しています。
2005.01.12
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再び猛暑..35度。写真受け付け先のfotoclub BsAsにて手続きを済ませてきました。担当の女性はテキパキといたってクール「ホームページでも告知してたので見て頂かないと」怒っても仕方がない..素早く察知。哀しみ色の演技に徹しました。誠心誠意を踏まれる..そんな事が何度もありましたが、相手によって怒ると逆ギレ状態を招き無駄なエネルギーを消耗してしまう。 アルゼンチンでの仕事の鉄則。「起こってしまった後の抗議は意味を持たない..」静かに残された可能性を探すことに徹しました。結果、受賞のオフィシャルな証明書を作成して頂く流れに至り、会長さんのサインを明日頂いて終わり。授賞式は出会いの場所。写真の展示された場所で、写真家自身と審査員に出会い話が聞ける..撮影した写真と共に、非常に面白い出会いの場となる貴重な一時。商品のデジタルカメラや賞金以前に、コンテストのテーマがドキュメンタリー的な内容の公募では、撮影者の意図や意思が写真に込められているので、興味深い話が聞けたはず。そして届けられたはず.. それが唯一の残念!コンテストのテーマは「地区における信仰」でした。ブエノスアイレスにはBarrioとよばれる例えば、東京でいう高円寺、阿佐ヶ谷、吉祥寺..など、そんな各地区の特色に重ねて、教会などの信仰にまつわる祭りが行われています。 ここに多くの移民から成るアルゼンチンの成り立ちにおいてコミュニティーが絡み、地区に多く住む出身者の国模様が現れる..イタリア、スペイン、ポルトガル..etc 今回の作品はボリビアからの移民が多く住む地区で行われた民族の日・コパカパーナ祭を撮影したものでした。カメラを手に現場を訪れると様々なものを感じる事ができます。人々の願い、思い,,郷愁と日々の生活での厳しさ..そんな背景からか、ここぞとばかり盛り上がる精気を感じました。人々はアイデンティティを確認し、結びつきを確かめる.. そんな中で閉鎖的な場面にも接しました。現場でカメラを構える「よそ者」に空き缶を投げつける酔っ払い..実際、私自身も誰かに後ろから蹴りをいれられ非常に驚きました。結構、あぶない地区だったらしい..ということを後から知りました。カメラマン仲間に「あそこにいったの?よくカメラ無事だったね..」訪れたのは、友人の個展で出会ったボリビア・コミュニティー新聞の記者の誘いでした。肝心の誘ってくれた記者も、現場では「別の顔」を感じました。 所属する場所での安心した誇りに満ちた顔..人々の喜びと自信、誇り、アイデンティティと郷愁..今回の写真で伝えたかったテーマ。蹴りをいれられながら撮影した甲斐あってか、当日の青空と素敵な共演ができました。天才感性のリリア-ナ先生が、見事なタイトルをつけてくださいました。近々スキャンしてコチラで御紹介します。他の人は、どんなものを撮影したのだろう..金賞と銀賞は、まだ飾られているそうなので会場をのぞいてきます。皆様あたたかい励まし有難うございました!!
2005.01.11
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時折、自分のページを開くのにアドレスを打ち込むのが面倒で検索に名前を入れるときがあります。ところが、今日おもわぬページに名前が掲載されていて..???ブエノスアイレス市役所・写真部..?? よく見てみると、コンテスト入賞に名前が.. Concurso Barrios, Fiestas y Religiosidad PopularMari Sano "Aceptada".. llamado al pasado y prisma de tiempo驚きました。昨年10月の終わりに応募したコンテスト入賞していたのです。もっと驚いたのは、授賞式も写真の展示も終わっていたこと.. 何も知らされていない..どういうこと??早速、受け付けになっているブエノスアイレスfotoclubに問い合わせに行ってきました。彼等いわく授賞式etcは国家施設で12月15日の行われたのだけど「なにしろ参加者が少なかった..」 あたりまえだろー聞いてない!メールを送ったのにおかしい..を繰り返す担当者。受賞者の数10人そこそこです。メールだけで済ます..驚きました。このメールのヤリトリは便利ですが、完全ではありません。なぜか届かない時もあります。簡単なやりとりや海外との連絡には欠かせませんが..こういう正式なものをメールのやりとりだけで済ます..そういう感覚が理解できませんでした。受賞といっても、優勝ではありません。1,2位に続く入賞の一人。でも入賞は入賞、施設に写真が飾られた事自体が重要だし素敵なこと.. 何より今回、検索を掛けなければ気が付かずに終わっていた.. なんだかトッテモ複雑な気持ち。インターネットは便利だし、実際このページのシステムにも出会いの面でトテモ感謝しています。でも..それにしても..どこまでがインターネットで済まされるのか、常識的なものを今1度、見直すことが必要な気がしています。 手書きであるべきもの、電話であるべきもの、FAXであるべきもの.. そしてメールであるべきもの..メールで済まされるもの..といった方がいいかもしれません。なんだか今回の受賞は喜び以上にガッカリです..誠意と責任.. どうでもよくなっていくものが多すぎる。falta de respetyo .. inresponsable !!!受賞した作品には自信がありました。ブエノスの街角、宗教的行事がテーマで、こちらの民族の日にボリビアの移民地区Ponpeyaにて行われたコパカパーナ祭を撮影しました。躍動感溢れる、色とりどりな衣装の踊りと人々の様子、飾りつけなどを当日の快晴の空色をコントラストにして、青のフィルターを使用して撮影したのですが、そのフィルターをメキシコで落とし実はひびが入っていて、そのひびが良い効果を発揮した不思議な出来でした。なんとプリズムの光が偶然に散りばめられたのです。4枚応募したうち2枚が受賞していました。タイトルはリリアーナ先生がつけてくれて.. 11月半ばに提出。とびきり生かした名前をつけてくれた先生も大喜び、タイトルと翻訳に関して右にでるものがいない、先生の感性にゾッコン..もう少しこのユニット煮つめてみたい気がしています。「大事なのは入賞したこと..」と先生は慰めてくれましたが、私は誰が何と言おうと、大事なのは出席する事!に加え、メールというある意味で簡単済ませてしまう流れに歯止めがかからなくなっている..それ自体が残念でならない。 (ちなみにこの写真は応募したものではありませんが フェスティバルの様子です..応募したものはデジカメ でないので画像がありません)
2005.01.10
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実は毎年クリスマスに特別なものを購入、サンタさんにもらったもの..と勝手に決めているのですが、そんな新しい友達にゾッコンです。音楽業で幸運にも素敵なパーカッショニストの方との出会いに恵まれています。渡辺亮さん、Fabian TejadaHoracio Lopez、Facundo Guevarra..見事に音色と間を操る名人ばかりですが、いつも気になって仕方のない楽器がありました。 その楽器を皆さん何かとメインに登場させます。深い低音と、高い張りのある高音。形も非常にナチュラルで木の幹そのもの。欲しい..イツモ見とれていました。その名は「ジャンベ」..アフリカの太鼓最寄の楽器屋で小物を探していて、フト目の合った友達。幼い頃から楽器は友達以外なにものでもない、常に共に暮らし旅を続けています。そんな新しい友達がやってきました! 時間さえあれば..パカボン!と叩いてます。今日も1日叩いていました。本当にコレヒトツで驚く程色々なことができます。 ちなみにお値段は160ペソ..アルゼンチン製。(日本円で5千円ほど)作者のイニシアルでしょうか、下の方にJCと彫ってあります。この思い切った購入はソモソモ今活動を共にしているバグパイプ奏者が今度の公演でアラブ調の曲に挑戦するのですが、そこで是非、使ってみたい..ボンゴではダメ、低音が欲しかった。 今のグループでカナリ使用できる機会がありそうです。ブエノスアイレスは先日の大嵐の後、涼しくなりホッとしています。正月明けの日曜日、人々が1番ゆっくりと本当の意味で休みをとっているので静かな1日でした。
2005.01.09
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昨日の大嵐のお陰で少し涼しくなりました。ヒンヤリとした空気が一瞬..でもスグに温度は急上昇..暑さで頭が働かない。しかも騒々しい..近所に子連れの家族が沢山引っ越してきて廊下を走り回るので日中は幼稚園にいるような状態..うちに大きなインコがいることを察知した子供達、我家の前に集合、毎日大変な騒ぎに参っています。ヤルキもやる事も盛り沢山だけに、イマイチ集中できない、今の状態がもどかしくて仕方ない..新しい曲の構想、アレンジ、演奏を煮詰め音色を探す作業、抱えているコラム、手続きの資料..静かでなければ出来ないものばかり..今日は、とうとうつぶらな瞳の少年をコラッ!一括、怒鳴りつけてしまいました..大泣きで家に戻っていったマルコメ君。彼は本当に可愛い真っ黒なマルコメ君なのですが、勝手に扉を開け「小鳥さんは?」 度重なる御訪問に切れてしまいました。 泣かしてしまって自己嫌悪、子供は大好きなのですが集中したい時、創造的時間には子供ムードは絶対、相容れない。気分転換に我家を離れ、新聞記者の友人から薦められた映画、El Perro 犬を見てきました。妻と別れ、生活苦で娘の家にお世話になっている冴えないお父さんが主人公。仕事はナイフ職人。でも商才がないので、素晴らしい作品も全く売れない状況、お人好しで騙されやすい..気の毒なお父さんがヒョンなことで血統種の犬を手にしたことから人生の大転機、最高の相棒と共に仕事が始まります。犬のコンテストは物凄くお金になる商売なのですね..コンテスト巡り、優勝すれば種付け..そんな世界にも驚いたのですが、何より映像が素晴らしい。良い写真集を見ているようなロードムービー、感動のお陰で頭がスッキリです。監督はCarlos Sorin薦めてくれた記者の方の好みらしい作品でした。「パッとしない人や場所に光をあてる..」寅さんと北の国からを折りませたような。主人公の男優、Juan Villegasはマサニ田中邦衛さんのような、素朴で味のある名演でした。ハニカミながらドングリマナコでボソッと話す..そんなキャラクターに惹かれました。こんな優しい人に光をあてる,あてられる。今はソンナ映画を沢山見てみたい。大金を注ぎ込んだハリウッド物は全く見れない..長いアルゼンチンでの暮らしの影響かもしれません味のある俳優さん、音楽家..姿、身なり、テクニックより、その人ならではの誰も真似の出来ない味。天性の輝き。学校やスクール..お決まりの養成からは生まれない、アルゼンチン映画は、ソンナ味のある俳優さんが溢れています。 (ブエノスアイレス市営映画館Tita Merero, ポスター
2005.01.08
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バレエのりリアーナ先生の愛弟子カミーラ11歳。若干11歳で観客を惹きつけてやまないカリスマ性。才能ってトコトン一人に与えられてしまうもの..と彼女に接する度にシミジミ思うのです。バレエの技術もさることながら、創造性における頭の良さが半端ではありません。 今日は新年の挨拶も兼ねて先生の家を訪ね、彼女につかまりました。今日の彼女との遊びは、写真撮影。彼女のペースで様々なシチュエーションを提案されポーズ..鏡を使用したアイディアは、全て彼女によるものです。全く手におえないヤンチャ者ですが心の底から末恐ろしい..特別な子供です。 先生の家で思わぬ話を聞いてしまいました。先生のお手伝いさんの親友の息子が例の火災事件に巻き込まれ亡くなってしまったのです。彼女は親友手伝って病院を探して歩いたそうです。真っ黒な煤がついてしまっていて誰が誰だかわからない状態..こんな身近な場所でリアルな話を聞くことになる..それほどに今回の事件は身近でとてつもなく悲しい事件なのです。今日、入院中の負傷者が亡くなって犠牲者は190人となりました。猛暑39度..もう我慢できない状態だったのですが今日、2度ほど大スコールがあって少し涼しくなりました。ただ、この暑さの影響で電気、水道などがイマヒトツうまく循環していないらしく、多くの地域で断水、停電が起こっています。我家も昼から5時間程停電でした。真っ暗な部屋で家族のインコは長い夜と思って過ごしたのか、熟睡して静かでした..猛暑に訪れた久しぶりの雨、人々は喜び、大雨を浴びながら歩いている様子が印象的でした。
2005.01.07
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事件発生から1週間。追悼の意味も含めて再びデモ行進が行われました。まず現場近くの広場に集合、地下鉄と列車の交差するオンセ駅前の多くのバス停も閉鎖、こういったときの様々な変更が多少の混乱があったとしてもスムーズに行われる..デモやストライキが日常に取り込まれているお国柄を感じながら、現場を撮影していました。 広場に近づいた瞬間、既に人々の哀しみの波動を感じ鳥肌が立ちました。現場近くの鉄柵には1週間の間に見事に張り巡らされた犠牲者へのメッセージ、写真、ロウソクや花束、お供えのビールに至るまで..文字を辿りながら、側にいる犠牲者の御家族の表情、話声友人をなくした仲間の涙..そんな全てをめいっぱい浴びて気が付くと涙が溢れていました。これが現実。 人々のメッセージの書かれた多くの旗..バンド・カジェへ-ロスへの応援、市長への辞任要請店長への抗議、ロック関係者ならではのメッセージ先日のように暴れることなくロウソクを手にした静かなデモ行進が広場から20丁ほどの5月広場まで..時折、拍手や掛け声を掛けながら.. 多くの若者の真っ直ぐな眼差し..傾いてしまった国、汚職ばかりの現代、アルゼンチンの誇るRock Nacionalの魅力と力強さを、反骨精神をあらためて感じました。
2005.01.06
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朝から晩まで猛暑を保っています。正月の不摂生も重なってドンより..家族のインコ達が朦朧として虚ろな眼差しで揺れていました、私自身も力なくグッタリ..夏ばて?これはイケナイ、と一家で栄養を補給、オロナミンC風なエナジードリンク(3ペソ=100円)一気のみ、ビタミン豊富なブロッコリーを皆でほおばりました。クチバシ、足も非常に熱を持っているようだったので霧吹きも買ってきてスパーッと水浴び、それにしても物凄い猛暑です..暑いと頭の働きが鈍くなる..そんな中で答えのでない例の事件の波紋大晦日に起こったライブハウス火災事件重症者が亡くなり犠牲者は増えつづけています。187人..112人が危険な状態にあります。この件の様々な見解を聞きながら試行錯誤..政治的な黒い問題、店長をかばう友人の意見現場に遭遇して幸運にも無事だった少女の言葉子供を失ってしまった御家族の言葉友人を失った人、ロックミュージシャンの言葉ここぞとばかり攻撃する政治目的のメディアそれに対して怒りを顕わにした国家首相Coima 賄賂という言葉が度々登場しています五月広場の鉄柵には多くの靴が下げられました現場に散乱していた靴..そして使い古した靴鉄柵に靴紐で結ばれた靴は、まるで絵馬のよう明日、再び20時からデモが行われます。今度は現場近くの広場にて、ロウソク持参のみ静かな黙祷による追悼集会が行われるそうです (火災原因の花火、店長Omar Chaban、現場関係者、事件当日)
2005.01.05
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我家に友人から預かることになったメスインコBEBEがやってきてから早いもので3週間、ふと気が付いた、ここ数週間のマリオの成長..以前より表情が豊かになってきた気がします。2匹に共通するのは生まれたばかりの頃から人間の中で他のインコを知らず育ってきた事。同じ姿形をしていても、お互いを認める事に困難がありました。オスはメスがくれば喜ぶ実は、そんな簡単なものではない..ということが飼い主が旅行に出て2匹と過ごすようになってわかりました。この2匹とってもエゴイスト! 特にうちのマリオにはビックリ..知られざる一面に非常に驚かされました。籠からアマリでない日々を送ってきた新米、ここぞとばかり飛んでもらおうと籠から出すと..まるで神風特攻隊のようにマリオが急降下!物凄い攻撃を繰り返すので慌てて籠に戻しました(冷汗)べべの餌を追加していると同じく即効で飛んでくる..私の気が少しでも新米にいくと察知して抗議を始める..まるで、マリオに見張られているような..(怖!)以前よりも甘えるようになりました。そんな姿を新米に見せているような..(複雑)2匹仲良く願わくば雛を..なんてトンデモナイ!!という始まりだったのですが..最近、時折目を離すとクチバシをよせている場面を目撃する機会が増えてきたかもとはいえ、思いやりの欠片は感じません。ただ新しい物体を認め始めてきている..「慣れてきた」といった方がいいのかもしれません。何事も体験は大きな成長の機会になります。 BEBEが時折、寂しそうな顔をして塞ぎこんでいますそんなこと露知らず、飼い主の友人イレネは彼氏と悠々涼しい難局近くのパタゴニア地方の山々を旅しています。インコを愛する友人に安心しているのでしょうか、心配のひとつもせず、メールもきません。1月半ばには戻るといっていましたが..私自身も2匹との暮らしに慣れてきました。夜中に2匹の寝顔を交互に眺めるのは結構、気にいっています。 マリオはカーテンの上、べべは籠の中..それぞれの寝顔、それぞれの寝言、それぞれの眼差しを感じながら 「おやすみ..」眠りにつきます。
2005.01.04
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36度..暑い しかも蒸している..暑いと頭の働きが鈍りますから..どなたかのいう通り内臓全体がどーんよりしていて、食欲なし。多分それは正月に普段、食べないようなものをドッサリ食べたからでしょうか..年越しのメニュー「レチョン」この子豚の丸焼きは年末のコチラのメインです。柔らかいツルッとした肉ですが正直、子豚..と聞いただけで受け付けません。映画、ベイブの大ファンなので..でも今年は何となく薦めを断れず食べました..そして恩師のお宅で日本食三昧、あまりに懐かしくて胃袋が興奮、緊急体制で大きくなったような感じです。ブリとサーモンの刺身を丸一切れ、お雑煮はお餅5個、最後は大福で幕を閉じました。加えてビール、シャンパン..シドラまぜまぜもろもろとくれば身体はスッカリよそものになってしまう..テレビでは年末年始ダイエットという特集が組まれていました。こんな時は早速スタジオに戻り全身マッサージ! クラッシックバレエのレッスンに復帰しました。さすがに夏休みで生徒は普段より少なかったです。いつもの半分でしょうか..国立舞踊学校の補講、及びプロのダンサーの身体維持目的として使用する専科スタジオなので、夏休みはありません。 3日からフル回転でレッスンが始まっています。 夏のフェスティバルがそこまで迫っているので一気に絞っていかなければ..舞台でモタモタは最低です..引き続き例の事件は多くの波紋を残しています。テレビ、ラジオの話題は全て先日おこったライブハウス火災事件の話ばかり..今日もカナリ大きなデモ行進が行われていました。この件に関し音楽関係者を中心に様々な手紙を年始の挨拶と共に受け取っています。2000人を軽く集める集客を持つアエド地区人気ロックバンド La Zurda のマネージャーは相当ショックだったようで、実際逮捕された店長Omar Chabanと親交もあったようです。彼等の最近の活動場所は彼の経営する、もうひとつの店、セメントという場所が続いていました。彼等とは昨年から交流が始まり Moron で行われたサッカー場のコンサートでゲストで出演しました。とにかく、観客のパワーが物凄くてうねるような人波にぞっとしたのを覚えています。その勢いでデモに参加すれば、想像つきます。市役所前に大集合した彼等はあっという間に大暴れ、警察と衝突、怪我人もでて大変な騒ぎになってしまったようでした。 スタジオ帰りラジオを聞きながら帰宅中、アナウンサーの興奮して叫んでいるのを聞いて、驚きました。行かなくて正解でした。暴れるデモは意味がない。エネルギーのありあまった羽目を外すために若者が集う場所で起こってしまった惨事。 なんでも引火の原因を作った花火は父親の肩の上に乗る10歳の少年の放ったものだったとか..少年は生き残っているものの、あまりに重過ぎる過ちと責任。でも、それは私達全員、アルゼンチン社会に属している者全てが問われるべきかもしれません。だからこそ、みんなが悲しい責任者を探して暴れるデモを見るのはもっと悲しい..頭と身体をきれいさっぱりするため..心から踊っています。 (アフロジャズのレッスンと個人リハ・りりアーナ先生の大スタジオ)
2005.01.03
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熱い1日でした。35度..大晦日に起こった大惨事における犠牲者は182人、重症者は114人、入院患者300人余り..人気ロックバンドの公演だっただけに不特定多数の犠牲者の中で、未だ身元がわからず家族が行方を探して右往左往しているのですが、この暑さの中非常に厳しい状況、疲労も手伝い人々の怒りと哀しみは徐々にエスカレートしています。早速、アルゼンチンならではの動き、これに対してのデモ行進、現場から市役所前まで多くの人々が集い、鍋などを叩きながら歩きました。「カセロラソ」3年前、暴動が起こった時からの御馴染みなデモの形。多くの人々は、市長に向けて責任をとるように抗議しています。こういった悪質な施設を管理できなかった役所に責任がある..市長は責任をとって辞めるべき!という流れです。ピロテク二アという過激な花火を会場内で使用したことが今回の火災原因、年末年始に街中で販売される、この花火で今日もブエノス郊外の工場が火災、多くの小さな子供が怪我をしたり本当にロクなことがありません。この花火をマズ管理するべきだと思うのですが..賑やかなお祝いはともかく、騒がしさに毎回ウンザリします。繊細な動物達は驚いて数日、調子を崩します。若者の爆発的なパワーは様々な形で解消されています。ロック、そしてディスコ..ただ、こんな模様がアルゼンチンの全てだというわけではなく、コロン劇場を中心とする舞踊、オペラなど舞台芸術、読書を愛する静かな詩人達、全く違った顔と人の流れがあります。サッカーとロックコンサート..ラテンは熱い!とイメージが固まらないように、深みのある場所を伝えていきたい..こういった暴力的な事件、物事は常に商業的で残念です。この国が古くから持っている繊細で豊かな文化が日に日に失われていく。子供時代の文化体験は非常に重要ですが、子供向けテレビ番組、実は、そこに多くの間違った土台が隠されている気もします。商業主義って恐ろしい..しかも、世界的に浸透している。あらゆるデモに参加していますが、今回は距離をとりました。「餅でも食わないか」..恩師の誘いに飛んでいきました。刺身にオヒタシ、雑煮に大福に至るまで..すっかり身体が日本に染まりました。ブエノスアイレス日本人学校時代の美術の先生、菅原和雄先生はお元気です!! 当時4年生だった腕白娘を鍛えて下さいました。当時に描いた校庭の絵が学校に飾られています。(初めてもらった賞でした)2005年の正月は暖かくモリモリ食べすぎました.. (菅原先生と愛犬エンソ、カンポス一家との年越し模様)
2005.01.02
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あけましておめでとうございます..という言葉を口にできないような元旦。年越しの瞬間、国民の多くは黙祷犠牲者、そして犠牲者の家族のことを思いながら新しい年が、どうかこういったことが起きないように、心から願い、静かに新しい年が始まりました。Duelo Nacional..アルゼンチンの全ての公演、興行が週末3日間は自粛、15日間ディスコは営業停止の指令が出されました。その間に経営者、店は審査を受ける事になるのでしょう。今回の火災の犠牲者185人は、ほとんど火災で発生した有毒ガスによる窒息。 壁、天井に使用されていた材質は極めて悪質なもの。 しかも今回の場所は普段クンビアを中心とするディスコにてロックコンサートを開催したため集客に関しても全く準備ができていませんでした。そんな公演も一切禁止となり、とにかく今回の出来事をキッカケに厳しい規制がひかれそうです。ライブハウスの責任者、Omar Chabanを中心とした4名指名手配、逮捕されました。彼は俳優でもありこの商売で非常に注目される活気溢れる場所を何箇所も経営していたようです。奇抜な眼鏡、アンディーウォーホールのような出で立ちが印象的でした。創造的アィディアマンな芸術家だったのかもしれません。最近ロックバンドに演奏で招待されたパレルモ地区にあるCEMENTOという、場所も彼の店だったことを知り、驚きました。新しいロックバンドには飛躍の機会を与えてきたのでしょう.. もちろん今回の件の責任はシッカリとって頂きたいと思いますが、昨日も国営放送の理事の方と話をしていたのですが、そんな場所に小さな子供を連れていく親も考えもの..責任者を探す論議がしばらく続きそうです。といったニュースの後、すぐに切り替わるアジアの津波の犠牲者は15万人に達した..「なにが夢でなにが真実なのか、わからない..」この日演奏していた人気急上昇中のバンド Callegeros の歌が繰り返し流されています。バンド結成8年の祝いと景気付けの公演、彼等の家族の多くも犠牲になりました。ボーカリストの姉、マネージャーの妻、ベーシストの父..彼らの未来は複雑です..今年は自分を離れた場所、ものに多くの願い事を込めたい (車窓・暮れ行く2004年、靴の散乱する現場と表情)
2005.01.01
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