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徐々に過激な書き込みをしていく予定だったので今までコメントに対する返信はしない方針としていましたが、過激な書き込みを全くしていないのでコメントに対する返信をすることにしました。ひと昔ブームだったバリュー投資は余り過熱感がなく、高ROE成長株がもてはやされている始末。僕がバリュー投資を批判して、『ROEなんて低い方が良い』『ROEが高い事よりもPBRが低い事の方がずっと重要』という常識の中で自分を高ROE至上主義者と標榜していたころからすると隔世の感があります。仕方ないので僕はバリュー投資側に軸足を移し、今では「バリュー投資に騙されるな」のタイトルに反してバリュー投資批判をしていません。まぁ昔から万年割安株への投資も好き好んで行っていましたしね。いわゆるバリュー銘柄への投資も行っていましたし、投資手法としては何でもありです。バリュー投資を擁護しようと思えばいくらでもできる。僕が嫌いだったのはバリュー投資至上主義的な考えであって、バリュー投資はぶれずに突き進めば一つの正しい手法だと思っています。バリュー投資の手法が性格に合っていない投資家の場合はトレードがぶれるから宜しくない。何度もこのブログで書いている通りです。みんながみんな、バリュー投資が良いとは限らない。さて、といって現状を鑑みて高ROE批判をしてみようとしても面白くなさそう。高いパフォーマンスで自分の投資に自信を持っているので、長期下落相場でもなければ自分の投資手法を変えようと思わないでしょうし。リーマンショック以降世界中で資金を供給し続けた結果の世界的な金余りの中、日銀の異常な金融政策のおかげで国内外を通して日本市場に資金が供給され、高ROEが国策として投資先に選ばれている、そんな現実もありますし。僕個人がその大きな時流について批判しても仕方がない。このブログで書いた通り、去年の夏ごろから僕は徐々にバリュー投資に軸足を移しています。今の僕のポートフォリオの3割くらいはいわゆるバリュー銘柄と呼ばれる銘柄になっていると思います。いわゆるバリュー銘柄が本当にバリュー銘柄かどうかについて異論はいくらでも挿めますが、まぁ横に置いておきましょう。僕が批判するべき自称バリュー投資家は、本当にどうしようもなくなっている。批判する価値すらないくらい、浅い考え、分析と言えないくらいの分析、(今までの資産膨張がただの運であったことに対して理解してきているが為の)現状に対する満足。切磋琢磨しようという意欲がみられない彼らを今批判しても仕方がない。まぁ、バリュー投資家であれば淡々とやることやってれば宜しい。万年高ROEのバリュー銘柄であれば、投資すればそこで終わりだしね。
2017.01.27
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経済学とは、非常に簡単なことを難解に説明しようとする学問だ。また、難解であるからこそ、実際の世の中の動きとかけ離れている事も多々ある。しかし、世の中が経済理論とかけ離れている時こそ、その状況を冷静に分析する事ができる。冷静に分析し、経済理論とかけ離れている事に気が付いた場合、大衆とはかけ離れた自らの考えに従い、自信を持って行動ができる。しかし、往々にしてその行動は誤りである事が後から分かるものである。つまり、行き過ぎたと思っていても株価は適正価格である。失敗くらいでいちいち落ち込んでいても仕方がない。地獄極楽は自分の心一つ。嘆き悲しむ必要があるかどうかは、つまりは貴方次第である。
2017.01.21
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哲学から原理原則を取り除いたら、そこには何も残らない。原理原則を極めたければ、哲学を究めることだ。投資の原理原則を極めたければ、投資哲学を究めれば良い。もし貴方が投資の原理原則を知っているなら、哲学ではなくむしろ心理学を学ぶべきである。
2017.01.14
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何故多くの資産を持つ豊かな国の日本が不況なのか?それは、お金の動きが遅いからである。お金は、回転させなければならない。回転させ続けなければならない。高速で回転させれば、景気が良くなる。使っても使っても、入ってくる。ストックが幾らあっても、フローが小さければ景気は良くならない。GDPはフロー指標である。GDPが低迷するのは、キャッシュフローの値が小さいからである。つまり、消費性向が低いからである。貯蓄性向が高いからである。日本は、民間企業も国民も、多くの資産を保有している。しかし、資産を保有している民間企業は投資をせず、また資産を保有している国民は消費をしない。日本政府が公共事業の名の下に国内にばら撒いた資本は、ストックの蓄積にはなったものの、果たしてGDP増加に貢献しなかった。ここで、資本主義でのお金の特性に注意されたい。資本主義市場では、お金はお金があるところに集まる。また、資本はそれ自体が膨張する目的に沿って動く。資本家はより資本を集め、大企業はより大きな企業となる。バブル崩壊後にバランスシートの健全化を果たした企業は、しかし投資をせず、また労働者の賃金を上昇させず、無目的にストックを増大させ続けている。ROEは低下し、日本国内のGDPは増加しない。結果政府の財政は悪化し続け、健全な企業はよりバランスシートを肥大化させ、資産家はより資産を増加させている。十分な資本があり、十分な生産能力があり、十分な市場がある日本の景気が良くならないのは、ROEを増加させようとする意識の欠如にある。資本効率化こそが、現在の日本に最も求められている事に投資家は気が付くべきである。資本効率化を追求しない経営者は現在の日本には不要であり、またそれを是とする株主は日本にとって不要である。ケインジアンであれば、累進課税を高めるべきだという筈である。しかし、そのような声は殆ど聞かない。逆進性のある税の増税ばかりが議論されていた。議論の中心は、専ら増税のタイミングであった。景気をよくする為に、消費性向を高める。消費性向を高める為に、公共事業を増加させる。公共事業を増加させる為に、増税する。しかし増税すると景気が悪くなる。だから増税は景気を良くしてからだ。ちがう。増税は累進課税で行うべきである。累進課税を増税してでも、公共事業を増加させるべきである。ストックの多い日本でフローを増やす為には、不況時では公共事業が大変有効である。累進課税以外の増税ばかり検討している政府は、ROEの低い人間やROEの低い企業の事ばかり考えていると言わざるを得ない。または、全くの馬鹿である。仕方が無いので、ROEを高めるような努力をするように、株主が企業に働きかけるべきである。または、ROEの高い企業を評価するようにするべきである。無目的にROEが低くなっているのであれば経営者失格であり、行き過ぎれば資産が死産に成りつつある事に、株主は目を向けるべきである。
2017.01.08
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みきまるさんが今年からブログの方針を変更して、コメント欄を閉鎖しました。既に何年も前からいたずら防止を目的として楽天ブログIDがないと書き込みできない設定にされていて、その為に書き込みが少ない状態が続いていました。今は楽天ブログをやっている人少ないですからね。昔は個人投資家ブログは楽天ブログばかりでしたから、隔世の感があります。余談ですが、初期の頃は楽天ブログは同じ楽天ブログを持っている人は誰が来たかがアクセス解析から分かるので面白かったです。「あ、あそこのブログ書いている人が来たんだ」という感じで。昔は今よりもうちょっと個人投資家の世界が狭かった。まぁ、今もそれほど広くなった訳ではないでしょうが。今も昔も、上昇相場で成長株買っている投資家同士でやんややんや言って楽しんでいますからね。成長株を買っていない投資家は我関せずでマイペース。10年前まで同じように成長株投資でボロ儲けしていた投資家も、なんだか以前ほど元気がないです。10年、正確には11年以上経ちましたからね。皆さんすっかり変わってしまったのでしょう。変わっていないのは僕くらいなのかもしれません。僕はずっと同じところで同じようなことを続けています。最近皆さんTwitterなるものをやっていますが、僕はTwitterはやっていませんし、実のところ全く興味もありませんからこれからもやらないと思います。僕が現在コメントとしてちょくちょく書き込みしていたのはみきまるさんのブログくらいでした。みきまるさんとは初期の頃から仲良くさせて頂いていたのを良い事に、好き勝手思い付きで書き込みをしていました。迷惑な書き込みが多かったのですが、みきまるさんはその一つ一つにお返事をしてくれました。何年も何年も、累計で数えきれない書き込みに返事をしてくれました。これは本当に凄い事です。人間ですからね。僕の書き込みにウンザリした時もあったでしょう。みきまるさんのご厚意でコメント欄という形で繋がっていた僕とみきまるさんですが、コメント欄がなくなってしまったので意見交換ができなくなるので感傷に浸ってこの投稿文章を書きました。ともあれ、みきまるさん今まで本当に僕の相手してくれて有難う御座いました。引き続き別々の道から同じてっぺん目指して歩いて行きましょう。
2017.01.06
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