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進化する強さトシをとると・・・足腰弱くなるし、風邪をひけば長引くし、徹夜しようものならフラフラだし(というよりできないし)、歯は弱ってくるし、肌なんてボロボロになるし…いいことなんてないよなぁ…とお嘆きの方にぜひ一度読んで頂きたいです。「歳をとる=マイナス」だと思われがちですが、この本を読むと“歳をとるのも悪くないな”と感じます。成熟というか円熟というか、こういう歳のとり方ができたらいいですね。歳をとるからこそ、見えてくるものがあるんだということに気付かされます。37歳でプロ復帰、40歳を超えた現在も第一線で活躍されている伊達さん。傍から見るとさぞ大変だろうと思うのですが、ご本人は「楽しいから、頑張れる」と仰っています(30、31ページ)。そして「無理はするけど、無茶はしない」。長い間ご自分の身体と向き合ってきた結果、折り合いをつけるポイントがわかってきたそうです。「テニスも人生もなかなか簡単に勝たせてくれないからこそ、やりがいがある。」毎日を真摯に生きている伊達さんの言葉だから、すごく説得力があります。見開き2ページに一つのタイトルがつけられているので、興味のあるところから読むのもよし、ちょっと時間が空いた時にさらっと読むこともできます。【内容紹介】「挑戦することは楽しい」彼女は常にそう語る。2008年、12年ぶりにツアープレーヤーとして再びコートに立つことを表明する。37歳にしてプロ復帰した理由を「世界と戦うためではなく、若い選手へ刺激を与えるため」。2011年のウィンブルドンではセンターコートでビーナス・ウィリアムスと試合をし、その果敢なプレーは世界に感動を与えた。なぜ41歳という年齢で世界のトップ選手と渡り合うことができるのか。日々進化と続ける彼女の強さを自ら書き下ろした注目の書。本人、初の自己啓発本!同世代の女性・男性から圧倒的な支持を受けるクルム伊達公子の強さの秘密はここにあった!進化を続ける彼女が明かす、シンプルで美しく「自分らしく」勝つための法則! 【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 心はいつも進化を求めている第2章 限界は自分で決める第3章 弱さを認める第4章 準備を万全にすればどんな勝負も怖くない第5章 悪い流れはブレイクできる第6章 本当の優しさと本当の強さ第7章 ぶれない人生はここにある第8章 身体の声を聞く第9章 楽しむことで人生は開ける第10章 明日は変えることができる
2013年01月31日
いつでもお天気気分(第6巻)本当に久しぶりです。ここから先ネタバレあります。1話目は、進之介くんと御堂ちゃんのデートに、山下くんが合流するお話です。この日は4月1日。エイプリルフールかつ山下くんのお誕生日です。進之介に呼び出されて出て来た山下くん、そこに御堂ちゃんがいてドびっくり。進之介LOVEx2の山下くんでも、人様のデートにお邪魔するほどKYじゃない・・・(広範囲の三角関係かもしれない?)この3人、どんなエイプリルフールを過ごすのでしょう。。。結論・・・なんだかんだ言っても、この二人はお似合いだということですね。 山下くんも二人といるとまったりするようですし。2話目は赤馬兄妹のお話。赤馬さんの妹・霧子ちゃんは、お兄ちゃんと同じ高校に入学しますが、これからの高校生活に不安がいっぱい。なぜなら、赤馬さんの黒い噂のせいで、暗黒中学時代を送ってきたからです。一方、茶道部に新入部員が!学ラン美少女・剛田さんと和菓子屋の跡取り・芝山くんの二人。霧子ちゃんは茶道部に入る??結論・・・赤馬さんが頭を下げてお願いしたので、 霧子ちゃん満足して茶道部入部決定! (赤馬さんとの兄妹仲もまずまずです。) これで新入部員は3人になりました。 どうちらさんも個性派です。 猪俣さんがちらっと登場しますが、 これがメンドくさそうな性格でなぁ… 赤馬妹も“天邪鬼”だし… 赤馬さん、結構忍耐強いんだなぁと思ってしまいました。最後3話目は、夏休みで帰省した栗子ちゃんと秀ちゃんのお話です。「他の子にも目を向けるべき」という周りのありがたい(?)アドバイスもあって、初合コンに出てみようか迷う栗子ちゃん。秀ちゃんに聞いたら、「嫌だけど、大丈夫っしょ!」・・・それで合コン出席決定!秀ちゃんは気になって気になって仕方ありません。さあて・・・結論・・・この二人に関しては、なんも心配することありません… するだけ無駄です。 【内容紹介】3年生に進級した茶道部3人組。一方、赤馬の妹・霧子は兄と同じ海南高校に入学することに!茶道部の新入部員になってもらおうと意気込む秀たちだが、霧子は兄を敬遠気味?さらに赤馬を探し回る新入生女子も現れて・・・!?新キャラ登場、第6巻。 2013年1月刊。
2013年01月21日
今日は久しぶりに太陽が顔を見せてくれました。家の中にも暖かな日差しが・・・ぽっかぽかでうとうとするにゃんこ2号。ひなたぼっこするにゃんこを見ていると、すごく幸せ気分になるのはなぜでしょう。ネコって、居心地のいい場所を見つける天才じゃないかと思います。こちらはいつもの癒し2点セット。図体に似て心も大きい(?)2号、ちょっといじられても平常心です。同じことを1号にしたらきっと嫌われます・・・
2013年01月17日
花よりも花の如く(第11巻)ほぼ一年ぶりの新刊です。前巻までの話を完全に忘れていまして、お見合いの話はどうなったとか、当たったホテル宿泊券はどうしたとか、ゴッホ先生って何の絡みで登場したのとか、??部分が多いこと、多いこと。結局、12巻を読んだ後、既刊も読み返すことになりました。憲人さんって、今一つアクが強くない分、印象が薄かったりするんだよなぁ…(西門さんの話だったら、しっかり覚えてるもん・・・)榊原家ののびたくんこと憲人さん、「内弟子」の経験がなく、役者の家に育っていないことでなんとなく周囲との違いを感じちゃってます。「家族の間で舞台の話をする」ということが、憲人さんには当てはまらないんですね。役者の家に育った者なら自然に吸収するであろう舞台の空気を、憲人さんは知らないできてしまったんです。“そんなことで今さら悩むかなぁ”と私みたいな凡人は思いますが、役者さんには役者さんの苦労というものがあるのでしょう。琳さんと飲みに行った憲人さんはあまりにもパーっとやり過ぎてしまいまして、気が付いたら暗闇の高尾山にポツン状態。酔っ払い憲人を助けてくれたのが、この巻から登場する武内望さんです。バイオリンがよく似合う久々の王子様キャラです。 (憲人さんが言うには 「蝉丸」かと思っていたら「天鼓」だったそうです。)望さんと知り合ったことで、「弱法師(よろぼし)」の新たな面に気付き始めた憲人さん。舞台が楽しみですね。葉月さんのピアノと望さんのバイオリンのセッションもあったり、香取で会った花嫁さんが憲人のお弟子さんになったり、どんどん話が膨らんでいってます。「戒」って、“戒め=してはいけないこと”だと思っていましたが、仏教では“しないといけないこと”なんだそうです。しないといけないことが山のようにある憲人さん、次巻も頑張って!【内容紹介】「榊の会」立ち上げや例会の「弱法師(よろぼし)」に向けて多忙な日々を送る憲人。ドラマ出演の影響や自分と他の役者との違いに気付き、心に迷いが。そんなある日、琳と飲みに出かけて酔った憲人は、なぜか真っ暗な森の中で目を覚ます。そこで出会った男性は…? 2013年1月刊。
2013年01月16日
年が明けてもう2週間・・・本当に時間がたつのは早いです。この調子だと、“あっ”という間にまた年末になっているような気がする・・・怖ろしい・・・2月発売予定コミックス、詳しくはこちらです。02/08 小学館 夢の真昼 4 吉村 明美 450円02/20 白泉社 S・A -場外乱闘- 南 マキ 420円02/20 朝日新聞出版 最強の天使ニシテ最愛の悪魔 9 中貫 えり 609円吉村明美さんが休載していたのは知っていましたが、2011年の『月刊flowers』8月号から復帰なさったとのこと、とても嬉しいのですが、無理せずに連載を続けていって欲しいです。この「コミック発売予定一覧」を見ていると、時々“??!!”というタイトルに出くわすことがあります。今回のツボは『パリパリ伝説』!!“『バリバリ伝説』ってあの『バリバリ伝説』?! なんで今頃?”よ~~く見ると点々じゃなくて〇なんですね。パリパリ伝説(1)そしてこちらが・・・懐かしい・・・
2013年01月13日
督促OL修行日記トンデモ職場で働いていた人、今まさに働いている人が読んだら、「これに比べたら、自分の方がまだマシだ!」と急に元気になれること請け合いの本!!2011年9月から一年間にわたって連載された、J-CAST会社ウォッチのネットコラム『債権回収OLのトホホな日常』を書籍化したものだそうです。昨日upした『七十歳死亡法案、可決』も過激なタイトルだったけど、内容はそんなことなかった。この本はタイトルこそ大人しいけど(?)、内容はかなりかなりです。おカネを返してくれないお客様へ電話をしてみりゃ、「ぶっ殺す!」だの、「呪ってやる」だのと脅され、「こんな人を不愉快にするような仕事、しない方がいいと思いますよ!! まじめに働きなさい!!」と説教され…私だったら「偉そうなこと言う前にカネ返せっっ!!!」と叫びたい!いや、きっと叫んでる!それなのに、そんな客(おカネ払わないんだから客じゃないと思う!)でも文中ではちゃんと“お客さま”と表記されてる。う~~ん、これがプロなのね。いくらお客さまといっても、罵倒され続けたらめげもするし、激しく落ち込んだりするのが人の常というもの。実際に著者の周りの人は次々に辞めていきます。著者も「こんなに人に嫌われる仕事はイヤだ」と思うんです。でも、そんなシンドイ精神状態の中で、なんとかやっていく方法を見つけ出していきます。「怒鳴られるとどうして傷つくのか」という分析から始まって、お客さまに入金していただくノウハウまで、仕事に限らず、人間関係でも充分参考になります。これほど極端でなくても、私達は仕事で、学校で、他人に傷つけられ、嫌われる局面に出会うことがあります。理不尽なクレーム、“俺様”な客、謂れのない悪口など――。そんな時、どう対応したらいいのか。。。ヒントがいろいろ盛り込まれています。【内容説明】「一時間に60本の電話がノルマ」「電話で怒鳴られるのは日常茶飯事・・」。大学を卒業して入った会社で、著者は、いきなり借金を返さない人に督促の電話をかける部署に配属され、「督促OL」となった!客からストーカーよばわりされたり、呪いをかけると恨まれたり、今から殺しにいくぞ・・と脅されたり、仕事を熱心にすればするほど、人から嫌われる仕事に心が折れそうになる日々・・。もともと人見知りで、人に強く言えない性格の著者が、百選練磨の借金王の面々を相手に、毎日格闘し、ついには、2000億円の借金を回収する「スゴ腕 督促OL」に!”日本一ストレスフルな職場”で、自分なりの得意分野を探しだし、モチベーションを維持する方法を見つけ、仕事に誇りを見出していくまでの、新人時代をエッセイとマンガでつづる。
2013年01月12日
七十歳死亡法案、可決タイトルが強烈!視界に入ったら、もう目をそらすことはできません。そしてつい手にとってしまいます。これはもうタイトルの勝利ですね。新聞紙面が表紙になってますが、目を凝らしてみると、ちゃんと「七十歳死亡法案」の記事になってます。それも写真付き!本編の前に、まずこの記事を読むことをオススメします。15年も義母の介護をしてきて、疲弊しきった55歳の主婦。「七十歳死亡法案」で、姑の介護があと2年で終わることが心の支えになっています。でも、自分はあと15年で70歳になるのに、そのうち2年も介護に費やされるのが耐えられません。夫は「自分は働いているんだから、家にいるお前が介護するのが当たり前」と、全然協力してくれないし、妻の苦労を労うこともしません。おまけに、「70歳までに好きなことをする」と言って、世界一周旅行に出かける始末。手伝ってもらおうと期待していた娘は、逃げるように家を出てしまいます。一流大学を出て、一流銀行に入った息子は、人間関係がこじれてさっさと退職。再就職先も決まらず、引きこもりのニート状態。夫の姉妹は、遺産をもらう気満々のクセして、介護する気なんてさらさらなし。義母は「どうせあと2年しか生きられないんだから」と、まったく歩こうとしない寝たきり状態。でも、口は達者だし胃は丈夫なものだから、我がまま放題、食べ放題。主婦のやるせない気持ちももっともだし、夫が仕事で疲れているのもわかるし、(この夫はちょっとボンクラで、しょうもないけど…)長女が家から解放されたいと思うのも納得、長男だって働く気がないわけじゃない。義母だって、好きで身体が不自由になったわけでなし。イライラがつのっているのもわかる。分かるけど…もうどうにも我慢できなくて、主婦は家出を決行。それがきっかけで、それぞれ勝手な方を向いていた家族が自分を省み始めます。70歳になったら死ななければならないって、現実では絶対あり得ないブラック設定ですが、どこにでもありそうな家族の再生物語です。これだけ問題を抱えた家族が、大団円を迎えるというのも小説ならでは。現実が厳しい分、せめて架空の世界ではハッピーでないと!「七十歳死亡法案」は過激すぎるけど、大ナタを振るわないと今の日本はダメなのかもしれないですね。本編に出てくるような総理大臣が現れないものでしょうか。【内容情報】(「BOOK」データベースより)2020年、高齢者が国民の3割を超え、社会保障費は過去最高を更新。破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法」を強行採決する。2年後に施行を控え、宝田東洋子(55)は「やっと自由になれる」と喜びを感じながらも、自らの人生の残り時間に焦燥感を隠せずにいた。我侭放題の義母(84)の介護に追われた15年間、懸命に家族に尽くしてきた。なのに妻任せの能天気な夫(58)、働かない引きこもりの息子(29)、実家に寄りつかない娘(30)とみな勝手ばかり。「家族なんてろくなもんじゃない」、東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて…。すぐそこに迫る現実を生々しく描く。注目作家、渾身の書き下ろし小説。
2013年01月11日
ソロモンの偽証(第3部)昨年末ぎりぎりに読み終え、感想を書こう書こうと思いながら、ずるずる今日まで来てしまいました。頭の中にいろいろなことが湧き出てきて、それをどうまとめていいか分からなかったんです。感じたことのほんの一部ですが、ここに書きとめておきたいと思います。「真実」を知るため、学校内裁判を開こうと藤野涼子たち中学生が立ち上がった第2部。第3部では、法廷の様子が事細かに描写されます。どんな裁判になるかとても興味深かったのですが、それと同時に疑問がありました。5日間という短い日数。物証がなく、証言のみに頼った裁判。皆が本当のことを言っているとは限らないし、本当だと自分が信じているだけで、実際は違うのかもしれない。偽証してもそこに責任は発生しないし、もちろん法的裁きもない。そんな証言からたどり着いた結論が果たして「真実」と言えるのか。---という疑問です。告発状を送った三宅樹理が、本当のことを言ってくれるのか、というのも気がかりでした。(結局三宅樹理は最後まで本当のことは言いませんでした。 それどころか、松子のせいにしちゃったりして…)で、読了後の感想(の一部)です。第2部で神原くんが登場し、被告人・大出俊次の弁護人をやることになった時点で大体の予想がついてしまい、それが裏切られることはありませんでした。(これは良い意味でです。 著者も“どんでん返し”が狙いではなかったと思うので。)この裁判で被告人・大出俊次は無罪になります。これは分かりきっていた事なのでいいとして、「これ(柏木卓也の転落死)は殺人事件です。」と陪審員長が言うんですね。“柏木卓也くんが、柏木卓也くんを殺した殺人事件だ”と。言われてみれば当たり前のことなんですが、私、目からうろこが落ちました。 そうか、そうなんだと。そして、前からの疑問がすぅっと消えていったんです。この裁判で導き出されたことが、彼らにとっての「真実」。自分たちの心の中で、すとんと落ち着けばそれでいいのだと。誰かを裁くための裁判ではないんです。三宅樹理にも、神原和彦にも、そして大出俊次にも、救いの手が差し伸べられた学校内裁判。それでもう充分ではないかと思います。神原くんが証人として法廷に立った時、野田くんが反対尋問をします。これが本当に印象的でした。一度暗い底へ落ちかけた野田くんだからこそできるのだと思いました。“誰かを殺すことも、そして自殺することも、どちらもいけないことなんだよ”と宮部さんが優しく語りかけているような気がします。【内容情報】(「BOOK」データベースより)事件の封印が次々と解かれていく。私たちは真実に一歩ずつ近づいているはずだ。けれど、何かがおかしい。とんでもないところへ誘き寄せられているのではないか。もしかしたら、この裁判は最初から全て、仕組まれていたー?一方、陪審員たちの間では、ある人物への不信感が募っていた。そして、最終日。最後の証人を召喚した時、私たちの法廷の、骨組みそのものが瓦解した。
2013年01月10日
HUNTER×HUNTER(32)ハンター協会会長選の丁々発止のやり取りも面白かったんですが、個人的にはキルア&アルカがやっぱりダントツでした。(ところで、アルカは二重人格ってことでいいんですかね? 未だによくわからない私って・・・)ゴンも復活し、当初の目的だったジンとの再会も果たしてめでたし、めでたし。女の子に転生したカイトに謝ることもできたし、あ~、良かった、ちゃんちゃん。で、『HUNTER×HUNTER』も終わるのか・・・と思った人もいたと思う・・・今度はネテロの息子も出てきて暗黒大陸ですって。そうか、そうか・・・クラピカと蜘蛛との決着もついてないしね…3コママンガの荒んだキルアと、「玉姫様」と答えたクラピカ。君たちは最高だよ!32巻で一番良かったのは、この3コママンガだったって言ったら、富樫さん怒りますかね?【内容紹介】ハンター協会会長選の候補者が4名に絞られた。副会長のパリストン、ミザイストムとチードル、レオリオ…陰謀×野望渦巻く中、会長になるのは!? 一方、キルアとアルカは重体のゴンの下へ。ゴン復活なるか!?
2013年01月09日
片桐酒店の副業片桐酒店の二代目店主・片桐章が、(なぜか)スーツ姿でワケありなモノを配達します。「アイドルに手作りケーキを手渡して欲しい」(第一章 短期バイトの憂鬱)、「会えないママに工作物を届けてほしい」(第二章 電車のような宇宙船のような何か)、「意地悪な上司に悪意を」(第三章 悪意)など、通常ならお断りするようなモノも、片桐章は引き受けます。 特に「悪意」って・・・ 何を届けるつもり?酒店を継ぐ前、片桐は会社員でした。ある日の夕方、「自分の代わりに書類を届けてほしい」と同僚に頼みます。そこにはちょっとした悪意がありました。届け物の最中、同僚が事故で亡くなってしまったことで、“ちょっとした悪意”がとても大きな悔恨になってしまうのです。まるで贖罪のように、今度は自分が届け物をする側に…先代が始めた「困ったときのまごころ便」。どんなモノでも引き受ける(法に触れない限り)のがモットー。クールに、完璧に依頼をこなしながらも、片桐は心に重い荷物を抱えているのです。プロローグに出てくる少女の依頼が、第五章 朝の訪問者、そしてエピローグへと繋がっていき、それとともに片桐の心にも光が射していきます。各章のページ数が少ないせいか、掘り下げ方が足りないような・・・あっさりし過ぎている感じがしました。(「第三章 悪意」は、もっともっと怖くなるんじゃないかなぁ。)「法に触れない限り」とあるので、どんなモノか興味津々だったんですが、意表を突かれたのは「悪意」くらい。もっと「これはっ!!」というものを配達して欲しかったです。でも、読後感は爽やかです(今さら言っても遅い?)。続編を期待してます。【内容情報】(「BOOK」データベースより)法に触れない限り、何でもお届けします。冴えない酒店の片手間仕事のはずが、最近、ワケあり注文が多い。「アイドルに贈り物を手渡して欲しい」「上司に悪意を」などの難題に直面する無愛想な若き二代目店主、片桐章。彼もまた胸の奥に大きな遺失物を抱えていた…。ボイルドエッグズ新人賞作家が放つ、可笑しく、ほろ苦く、心温まる感動長篇。【目次】プロローグ第一章 短期バイトの憂鬱第二章 電車のような宇宙船のような何か第三章 悪意第四章 海と傷跡第五章 朝の訪問者エピローグ
2013年01月04日
昨年はご訪問、コメント頂きましてありがとうございました。今年もよろしくお願い致します。2013年が明るい一年になりますように!リラックマもコリラックマもお財布持ってる・・・“money"って入ってる・・・
2013年01月01日
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