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表紙は幸せいっぱいの唯ちゃんと若君ですっ!あちこちに反対されまくって前途多難… はぁ… となる少女マンガのお約束はどこへ?拍子抜けするほど順調に話が進んで、あっという間に婚儀まであと5日です。唯ちゃんも「シャ!! あと5日 シャ!! シャ!!」と気合入ってます。それを溜息つきながら眺めているおじじ様(小平太のじいちゃん)…おじじ様は、“若君の奥方には三国一の手弱女(たおやめ)を”と思い決めていたそうなんです…それがこんなことになって… 溜息ばっかりついてます…居合わせたおふくろ様は、「まことに申しわけもござりませぬ」って…ちょっと庇ってあげてもよさそうなのにね…「何分にもこの唯は 足腰の丈夫さだけが自慢という娘にござりますれば」って、フォローになってねぇ~~でも、おじじ様食いついたっ!!「腰 …は丈夫であろうの?」 …魂胆見え見えですがな。すかさずおふくろ様は、「それはもう 恥ずかしながら取り柄と言えるのは腰の強さのみかと」。。。おじじ様にた~~り… “若君の御子を次々と もう次々と産んでくりょうの!”(皆忘れてるけど、これ少女マンガ!!)そしておふくろ様に耳打ちして、「こやつ なにの方は存知ておろうの?」「なにじゃ ほれ 子作りの法(※原文ママ 本当は“方”だと思うけど…)は存知ておるのか?」だ・か・ら、おじじ様、これ少女マンガだからっ!!「あ… さてそれは」と言葉を濁すおふくろ様に、「こなたよりしかと教え 抜かりなく運ぶよう手配りさっしゃい」と念まで押したよっ!そこでおふくろ様は人払いをして、唯ちゃんに閨房の心得(読み:けいぼうのこころえ)を教えようとしますが…唯ちゃんは、閨房の心得なんて知らんよ。いや、心得の内容は知っていると思う。うん、知ってるんじゃないかな。。。でも、“けいぼうのこころえ”という言葉自体わからんよ…案の定、脳内では“ケイボーのこころえ”に変換されてるし…そこへ、間が悪いってのはこういうことか!というタイミングで若君がやってきた!唯ちゃんは無邪気に「今からおふくろ様にケイボーのこころえを聞くところなんです」なんて言っちゃってる。唖然とする若君… やっぱり若君も知ってるんだ… ケイボーのこころえ…これから所用でお出かけ予定の若君は、ちょっと唯ちゃんに会いに来たようなんです。「どこへ? 何かあったんですか?」と唯ちゃんが尋ねると、「なに 堅苦しい用じゃ 日暮れまでには戻れようそれより 唯はおふくろ様の申されることを しかと聞いておけよ」若君… だからこれ少女マンガだよ…エロエロおじじ(※小平太のじじ)と同じになっちゃってるよ…そんなエロエロ若君は笑いながら出立しましたとさ…残された唯ちゃんは、おふくろ様から閨房の心得をしっかと教えられました。。。唯ちゃん… 顔真っ赤だし… 頭から湯気出てる…“私だって女子高生なんだから 経験値ゼロとはいえ 何をするのかぐらい フツーに知ってますがなそれをあんなまじめな顔で具体的に話されると”…そだよね… こっ恥ずかしいわ… でもさ、昔の女子は教えてもらわないとわからなかったんだよ、きっと…ところで、若君はどこへ行ったのか?それは成之が教えてくれました。「北山の野上衆の根城へ談判に出向いておられる」確か野上衆は、羽木家を根深く恨んでいましたね。若君はその領主・野上直綱に何度も使いを送り、和平の盟約を結ぼうとしているのです。以下成之談若君は桶狭間にて今川公を討った織田信長が勢力を伸ばし いずれは天下を平定する時が来ると考えている。織田軍に攻められた時 羽木家と高山 松丸 野上が互いに争っていてはひとたまりもない。でも一丸となって相対せばそうそう容易に踏み潰して進むことも出来まい。そうすれば交渉の余地もあり、皆を生かす道も探れるだろう。「若君はこれを何としても婚礼までになさりたいのでござろう」それを聞いてぽぉーとなっている唯ちゃん、はたと気付いた。「野上衆たち大丈夫なんですか? まさか罠じゃないでしょうね!?」日が暮れて、若君(&小平太)が帰ってきたけど…部屋へ入るなり、二人とも前のめりに倒れこんじゃった…駆け寄る唯ちゃんの心配をよそに、二人して大笑いし始めた!…野上衆はお酒好き… 注がれたお酒を飲みほしているうちに、二人して酔っぱらってしまったのでした…でも!野上衆との和睦も相成ったよ!!打つ手はすべて打って、あとは婚儀を待つだけ!若君の寝顔も幸せそう!!唯ちゃんも、閨房の心得(!!)を頭の中で復習しながら眠りについたのでした。…いいことって長くは続かないのかな?夜半、高山宗熊の使者が、内密の書状を持ってきたのです。それを読んだ若君は叫んだ。「宗鶴のうつけが!!」うーん、何が書かれていたんでしょう…(くねくねした字でよくわからんかった)宗鶴って、宗熊の父親だったと思うけど…宗鶴がうつけなのは既に知っていたけどさ…若君がここまで言うからには、なんかとんでもないことをしたんだろうなぁ…閨房の心得が無駄にならないといいんだけど…続きは3月号(1月28日発売)で!!
2016年12月29日
アシガール 8 [ 森本 梢子 ]表紙はキリっ!とした若君!7巻の唯ちゃんの表紙も凛々しかったですね。8巻には第50~55戦(cocohana6月号~12月号)が収録されています。…でもね、雑誌掲載時と第○戦が合わないな~、変だな~と思っていたら…第50戦の本編は10ページだったんですね。(熊本で起きた地震の影響ですね)それでコミックスでは、第50戦と51戦を合わせて第50戦としています。なので、8巻に収録されているのは第50~56戦までです。若君青ざめる・・・ 『アシガール 第50戦』 ネタバレ若君がんばる! 『アシガール 第51戦』 ネタバレ若君はお母さん似! 『アシガール 第52戦』 ネタバレ若君の心境は複雑… 『アシガール 第53戦』 ネタバレ若君うたた寝する 『アシガール 第54戦』 ネタバレ来たぁ!!若君のプロポーズ!! 『アシガール 第55戦』 ネタバレ唯ちゃん、若君の許嫁になる!! 『アシガール 第56戦』 ネタバレ【内容情報】(出版社より)戦のさなか、唯は一部の家臣に女だとばれてしまう。女中たちの嫉妬を一身に受けた唯に、戦場と同じくらいのピンチが到来!? 一方、窮地を脱した若君が一番最初に向かった先は…? そして、若君と若君の腹違いの兄・成之との兄弟関係にも変化の兆しが…。恋も戦も急転直下、目が離せない第8巻!
2016年12月25日
『逃げ恥』のみくりさんが言ってましたが、ほんと“かわいい”は最強!今巷で“かわいい”っていえば平匡さん(みくりさんもかわいい!)なんでしょうが、ここにもいましたわ! かわいい人が!!その人の名は花園くん。 実家の花屋さんで働く、お花大好き青年27歳!働きモノで優しくて穏やかなすっごくイイ人なんです。でも… でも…花園くんは死神顔だったんです!!お花の配達に行けば「帰れ死神!!」と泣かれ、街を歩けば「死神っぽい顔の人」と陰口を叩かれ、下校途中の小学生には「お花妖怪ブキミンだ!!」と絡まれる毎日…そんな花園くんに、ものごっつーかわいい彼女ができました!!大学生の日和(ひよりちゃん)!! それも彼女の方から猛アタックという奇跡展開だ!!ただ、彼女いない歴27年(推定)の花園くんと、“異性とのおつきあいは小学生の時”(それ、普通お付き合いって言わないから…)という日和ちゃんだもの…平匡さんとみくりさんか、花園くんと日和ちゃんかってくらいじれったい…でもですね、花園くんと日和ちゃんは1話目から両想いですから!じれじれしてるけど頑張ってるんです!(特に日和ちゃん、攻めてます!)花園くんのお部屋デート(ついでに花園くんのお母さんにご挨拶)で初キッスをすませ、その後も夢の国(ディズニーランドだよね?…)、海(日和ちゃんのお兄さん付き)、花火大会と順調に進展しています。そしたら、もう後はあれでしょ、旅行でしょ! お泊りでしょ!ってことで、温泉旅行に行くことになったのですよ!(うぉー、平匡に見せてあげたい! このジェットコースター的進捗…)…日和ちゃん、人生には何が何でも逃しちゃいけないタイミングってあるんだよ…今がその時なんだよ…そんな時にねんざしちゃダメなんだよ…それもカンがいいお母さんをまくために窓から出ようとして怪我するなんて…しかし! “かわいい”は最強! “かわいい”には服従、全面降伏!何をしてもかわいいこの二人を、無条件に応援しちゃうよ!!非常に気になるこの予告…『逃げ恥』ロスを埋めてくれるのは、もしかしてこのマンガかもしれない…かわいいひと(1) [ 斎藤けん ]死神顔のせいで怖がられる花屋の花園くん。ところが大学生の美少女・日和に突然告白されて恋人同士に。とまどいながら付き合い始めた花園くんの、日和だけが知ってる「素顔」って…!?2015年5月刊。 かわいいひと(2) [ 斎藤けん ]「死神」と怖がられる見た目だけど、笑顔がとびきり可愛い花屋の花園君。そんな彼の魅力を知った美少女・日和とピュアなお付き合い。夢の国、ビーチ、花火大会…2人だけの思い出が増えてゆく♪2016年1月刊。 かわいいひと 3 [ 斎藤けん ]死神顔なのに色々かわいい花屋の花園君。美少女・日和とのお付き合いは順調だけど、日和にはある不満が…!? 親友カップルと一緒にBBQしたり、日和へ誕生日プレゼントを買ったり…。そして、温泉旅行に…!? ドキドキ&進展盛り沢山の第3巻!!2016年11月刊。
2016年12月16日
もう2017年。。。本当に1年があっという間ですね…年末年始はいろいろと忙しいですが、体調に気をつけて乗り切りましょう~~1月発売予定コミックス一覧はこちら。01/06 講談社 能面女子の花子さん 2 織田 涼 627円(税込)01/20 白泉社 コレットは死ぬことにした 6 幸村アルト 463円(税込)少女マンガなのに能面…“瞳に☆”がありません。でも不思議と表情がわかるんです。
2016年12月10日
図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編 3 [ 弓きいろ ]北の大地は最近寒い…最低気温は零下になるし、道路はツルツルで怖いし…でもね、このお二人にはそんなことまったく関係ないのです。もうね、この世の春を満喫してくれちゃってます。自分で書くと気恥ずかしいので、出版社の内容紹介を先に。。。【内容情報】(出版社より)母親の影響でキスの先へ進むのを恐れていた郁だが、堂上に悩みを打ち明け不安は解消!そしてついに堂上と初めての夜を迎えるが、新たな問題が!? そんな中、図書館内で市民を人質に取る事件が発生。人質交換の餌として郁が潜入することに!? ラブ全開の第3巻登場!!2016年12月刊。 郁ちゃんと堂上教官の初めての夜に起きた問題とは…問題っていうほど大げさなことじゃないと思うんですけど、乙女にとっては一大事なんでしょう。堂上教官とホテルへ行こうっていうその日、郁ちゃんはお仕事だったんですね。いつもどおり仕事して、さぁ!いよいよって時、はたと気がついちゃうんです。今日の下着がスポーツブラ&ショーツだってことに…機能最優先! 色気なしっ!!らしいって言えばらしいんだけど、いくらなんでもコレはまずいと思った郁ちゃんは、堂上教官がシャワーを浴びているうちに、もうちょっとましな下着を買いに行こうとするんです。そこを教官に見つかってしまい、“ここまできてそれはないよ~~”と引き留められます。「Tシャツの要領で脱がせればいいんだろ」とか… この機会を逃してなるものかと必死ですな、堂上教官…キャラ崩壊が加速中…もうひとつの問題っていうか事故っていうか何というか…これ、ここで書いちゃうとエログになっちゃうんじゃない?って感じなんですけど…最中に郁ちゃんが教官の肩に噛みついちゃって、長いこと歯形が消えなかったというアクシデント発生…このマンガが、ここまで描いてくれるとは思ってもみなかった。 弓きいろさん、GJ!! ですが、これ以上書く勇気が私にはありません。コミックスを購入するか、誰かに借りて読むかしていただきたいと思います…LOVE&WARのWARの方は、図書館内で市民を人質に取る事件が発生!…これもWARのようでいて、LOVEになっちゃってる…どこもかしこもLOVE…もうこの二人は誰にも止められない…
2016年12月09日
それでも世界は美しい 14 [ 椎名橙 ]12巻、13巻をすっ飛ばして、突如14巻のネタばれって…わたし怠慢過ぎる…でも、とりあえずネタばれいきます…かつての悪人アリステス&バルドの兄ちゃん(スピラーリさん)の最強タッグで、神官庁のランドレスを撃退。これでリビも安心だよね~~といきたいところですが…魔女カッサンドラを側室として城に入れたことをニケが知ってしまい、またまた窮地に…??側室の件は、神官庁対策の偽装だったと納得したものの、なんかモヤモヤしてしまうニケ…「二度とこんな事はしないと誓うから」と言うリビに、「本当に怒ってないからっ そのおかげで私は助かったんだ 感謝してるよ」と答えるニケですが、事情を知っている人はいいとして、城下の人々はずっと カッサンドラ=リビの側室 と思っていくんですもんね。鈍感なリビは、「俺の選んだ女はさすがっ やっぱり違う!!」なーんて喜んでいるけど…バカだね… 大バカだね…リビが大バカだと証明するようなことが起こってしまいましたよ。明日帰るというカッサンドラに、城下を見せてあげようと、リビたちは変装して出かけることになりました。いろいろ観光して、皆疲れてヨロヨロで、ヴィオレタのお店でちょっと休みましょってところで事件は起こった!(って大げさ…)店のお客が側室の話題で盛り上がっているのを、ニケが聞いてしまうんです。いたたまれなくなったニケは、店から駈け出して行きます。きょとんと見ているだけのリビを、カッサンドラが「全力疾走! おっかけて 早く!!」と叱りつけるのです(おっとこ前!)。「偽装でも… 側室なんて… やっぱり… やだ…」と泣くニケ。ニケにここまで言わせて、リビはどうするのかな~~~ここからの二人の会話は、もうノロケだよね…嫉妬するくらいリビのことが好きになってたんだよねって…馬鹿らしいから結論を先に言ってしまうよ…カッサンドラの美貌に目がくらんで、つい王宮に迎え入れちゃったんだけど、それは間違ってた→でもニケはカッサンドラの事も気持ち良く許してくれた→それを見て「俺がバカだった」と気がついた→俺はカッサンドラとの関係を反故にする 側室はやめ!!ってことを、宣言したのでございました。アホくさ…二人の仲が強固になったのはめでたいんだけど、それだけじゃ面白くないってことでトラブル発生!ニケのアメフラシと風に関する力が使えなくなっちゃった!!何かわかることはないかと、カラ姉はバルドと地下図書館へ行ったはいいけど、階段の壁が崩れてどこかわからない所へ落ちちゃった…遺跡あり、地底湖あり、危険ありこれから二人はどうなる?? 続きは2017年2月頃発売の15巻で!!【内容情報】(出版社より)神官庁に乗り込んだバルドを助けに現れたのは、かつてリビを追い落とそうとしたラニ・アリステスだった。バルドの兄と共にやってきた彼の真意とは…。さらに、ニケのアメフラシ能力に突如異変が!?幼き妻の乙女心が揺れ動く第14巻!2016年10月刊。
2016年12月04日
スタフ [ 道尾秀介 ]久しぶりに道尾秀介さんの本を読みました。期待を裏切らないハラハラ感、それでいて最後は切ない…さすがの道尾さん、面白くてしんみりする作品でした。夫の不倫が原因で離婚した掛川夏都(なつ)は、移動デリを営み、ワゴン車で日々料理を売って生計を立てています。ある日、「保健所のほうから来ました」とスーツ姿の男性に声をかけられ、そのままワゴンごと誘拐されてしまいます。連れていかれた先には、中学生アイドル・カグヤが。。。カグヤは、結婚を控えている姉(芸能人)が以前やり取りしたメールを消去しようと動いていました。そのメール、枕営業の証拠となるやり取りがバッチリ!!このままだと姉の結婚が流れてしまうばかりか、芸能人としてもスキャンダルになる!!ということですね。これ、まったくの人違いでして、夏都は全然関係ないのですが、なんとなくカグヤに協力することになるのです。夏都が預かっている甥・智弥も一緒に、ある女性の携帯に残っているメールを消去しようと悪戦苦闘するのですが…軽快なテンポで話が展開され、出てくる人出てくる人、みーんな怪しさいっぱい。苦もなくすすーっと読み進めることができます。このまま大団円?と思った終盤で、一気に雰囲気が変わります。そして“あぁ、気持ちわかるなぁ…”と切なくなるラスト。ドタバタ劇だけで終わらないところが、道尾秀介さんなのです。本のタイトル『スタフ staph』ですが、「不規則なコロニーを形作りがちである球形のグラム陽性の寄生虫細菌 ブドウ球菌」のことだそうです。余談夏都の甥・智弥のお母さんは、外国で働く小児科医です。母は素晴らしい仕事をしていると理解している智弥ですが、離れて暮らしている母親のことが恋しくてたまらないのです。それが、今回の騒動に発展していくのですが…ここでわたくし思いましたね。余所様の子供のことより、まず自分の子供のことだろ!って…崇高な仕事をしていると思っている人って、自分の足元は見ないのかね…【商品説明】ランチワゴンは疾走する。危険な中学生アイドルを乗せて。街をワゴンで駆けながら、料理を売って生計を立てる女性・夏都(なつ)。偶然にも芸能界を揺るがすスキャンダルを知ってしまった彼女は、その流出を防ぐため、緑色の髪をしたアイドル・カグヤと協力することに。ある女性の携帯電話に残されたメールを削除するという、難しくないミッションのはずだったのだが 。想像をはるかに超えたラストで話題騒然となった「週刊文春」連載作。【あらすじ】移動デリを営み、ワゴン車で日々料理を売っている掛川夏都。若い女と不倫した夫を叩き出し、今は海外で働く姉の息子・智弥と共同生活をおくっている。ある日、いつものように駐車場の片隅で営業していると、スーツ姿の男性に「保健所のほうから来ました」と声をかけられた。衛生状態を調べる、とワゴンに乗り込んだ男は、夏都を脅してそのまま車を走らせる。「これはもしかして、誘拐?」ようやく慌てはじめる夏都だったが、行きついたマンションの一室で待っていたのは ?
2016年12月03日
今回は本やマンガとは全く関係ありません。ニュースを見ていて、どうにもこうにも気持ちの収拾がつかなくなりました。「よし、次の最高裁判所裁判官国民審査で、大谷剛彦にでっかく×をつけよう!!」と思ったのです。「このニュースを忘れてはいけない」と、ここに書き留めておくことにします。関心のない方はスルーしてください。※12/3追記なんてこったい! 大谷剛彦最高裁判事は2019年3月に退官ですって! ×つけたくてもつけられないじゃないですかっ!私が見たニュースはこちら↓「山岳救助に過失」賠償確定=死亡男性遺族、北海道警訴え―最高裁時事通信 12/1(木) 17:59配信 北海道積丹町の積丹岳(1255メートル)で2009年、道警による救助活動中に遭難者の男性=当時(38)=が滑落し死亡した事故をめぐり、男性の両親が道に約8600万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は道側の上告を退ける決定をした。 決定は11月29日付。計約1800万円の賠償を命じた二審判決が確定した。 警察の救助活動に過失を認め、賠償を命じた判決が確定するのは極めて異例。山岳救助の在り方にも影響を与えそうだ。 男性は09年1月、スノーボードをするため入山して遭難。道警の救助隊が発見して下山する途中、男性を乗せたストレッチャーがくくり付けた木から離れ、滑落した。男性は発見されたが、凍死が確認された。「救助活動に過失」判決が確定 (NHK北海道NEWS WEB 2016年12月2日)7年前、積丹岳で遭難した男性が警察の救助活動中に滑落して死亡したことをめぐり、遺族が道に賠償を求めた裁判で、最高裁判所は、道の上告を退ける決定を出し、およそ1800万円の賠償を命じた判決が確定しました。7年前、北海道の積丹岳で遭難した札幌市の会社員、藤原隆一さん(当時38歳)が警察の救助活動中にストレッチャーに乗せられた状態で滑落して死亡した事故をめぐっては、藤原さんの両親が道に賠償を求める訴えを起こしました。1審の札幌地方裁判所は、救助活動に過失があったと認めた上で、およそ1200万円の賠償を命じました。また2審の札幌高等裁判所も「交代する救助隊員が到着する前にストレッチャーのそばから離れた隊員らの行動は合理的とは認められない」などとして過失があったと認め、1審よりも賠償の額を増やし、およそ1800万円の支払いを命じました。これに対して道が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大谷剛彦裁判長は1日までに上告を退ける決定を出し、道に賠償を命じた判決が確定しました。原告代理人の市川守弘弁護士は1日夕方、札幌市内で会見を開き、「今回の決定はそもそも救助すべき義務がないと主張してきた道警に猛省を促す内容で、主張が認められてよかった」述べました。また、亡くなった藤原さんの母親は「山岳救助隊にはこの決定を真摯に受け止め道民の信頼に応えられる救助隊に生まれ変わってほしい」と弁護士を通じてコメントしました。一方、訴訟を担当している道警本部監察官室は「救助隊員は極めて過酷な気象状況のなか命の危険にさらされながら救助活動を行った」とコメントしています。事故の詳細や遺族側が主張していた警察の救助活動の過失については、ここに記すと長くなってしまうので省きます。38歳の大人が、スノーボードをするために、スキー場でもないところに勝手に入って遭難。道警によると、現場付近は吹雪で視界は5メートルほど、風速約20メートルで気温は零下20度だったそうです。吹雪になるとどうなるのか、あたり一面真っ白で雪庇(せっぴ)がどこにあるかなんてわかるわけないってことを、この裁判長は知らないんでしょうね。足場が悪い雪山の斜面で、動けない人を抱えて歩くのがどれだけ大変か、一度やってみたらいいんじゃないでしょうか。遺族や弁護士が雪のない地方にお住まいだったら「雪山の怖さをご存じないんだろうな…」と思えたんでしょうが、札幌市在住(※12/4追記 その後の検索で両親は北広島にお住まいだと出てきました。裁判記録を調べたらはっきりすると思いますが未確認です。どちらにしても北海道にお住まいなのでしょうが…)だとのこと…たかだか趣味のスノボのために、救助に当たった方々を危険にさらしたことをどうお考えなのでしょうか?そもそもこの事故の原因を作ったのは誰なのか、考えてみたことがあるのですかね。まぁ、世の中にはいろいろな人がいますもんね。でも、最後の砦の最高裁がこれでいいのですか??この判決が確定したことで、「困っている人がいても助けちゃダメ! 下手したら訴えられて、損害賠償請求されるから!」ってことになっちゃうんじゃないですか?救助に当たった方々は、過酷な状況の中、まさに命がけだったでしょう。なんとかして助けようと必死だったに違いありませんし、結果として救えなかったことで自責の念にかられたことだと思います。その上この裁判… この判決確定…本当に何と言っていいのか言葉がありません。※12/4追記この遭難事故のニュースは、当時私の周囲でも話題になりました。その時出たのは、「勝手に山に入って、勝手に滑って、勝手に遭難したんだからほっとけばよかったのに」「自業自得」「自己責任」ということばかりで、遭難した人が気の毒だという人は一人もいませんでした。ちなみに私を含め、皆北海道民です。北海道では、この裁判の他に、「拾った(!!)ストーブを使っていたら一酸化炭素中毒で死亡、その遺族が、メーカーと国に対して損害賠償請求の訴訟を起こした」とか、わけわからないことがあります。この「拾ったストーブ訴訟」(←勝手に名付けてしまいました)の原告側代理人弁護士は誰だったんでしょうね…
2016年12月02日
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