星とカワセミ好きのブログ

2017.11.07
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カテゴリ: 美術 / Art
2017年10月28日(土)に、妻と東京上野の東京都美術館に行き、「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を見ました。

ゴッホは浮世絵版画を模写した油絵を描いたりしており、その説明と紹介がありました。オランダ・アムステルダムにあるゴッホ美術館の所蔵絵画の「花魁(おいらん)渓斎英泉による」は、油絵で花魁を描いた絵です。
渓斎英泉の「雲龍打掛の花魁」という浮世絵が、フランス雑誌「パリ・イリュストレ」の日本特集号の表紙を飾りました。転写の印刷をしたため、本来は右を向いた花魁の絵が、雑誌では逆の左側を向いた絵になりました。ゴッホはそれを見て模写したため、花魁も左側を向いた絵になっています。この絵にはカエルや鶴も描かれており、これらも浮世絵の絵を見て描いたとされています。

他にはゴッホの「種まく人」も展示され、絵を見るとミレーの影響が大きいのですが、絵の中央を大きな木が描かれており、これは歌川広重の浮世絵(名所江戸百景/亀戸梅屋敷)の梅の木のように、枝が画面を分けている構図を真似ているのが分かります。

今回は日本に来ていませんが、ゴッホ美術館には「梅の花」というゴッホの油絵があり、歌川広重の亀戸梅屋敷をそのまま模写した絵があります。この絵の両側にはゴッホが漢字を真似て描いています。漢字は吉原とか大黒屋の住所などで、広重の絵とは関係なく、他の絵を見て記したようです。

ゴッホはパリ郊外のオーヴェールで亡くなります。ゴッホの死後、日本の画家や文学者たちがオーヴェールを訪れ、芳名録が3冊残されています。この紹介もありました。


↑ 「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」「花魁(おいらん)渓斎英泉による」





↑ ゴッホ展フェイスマッピングで、あなたの顔がゴッホに変身。

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最終更新日  2017.11.12 09:13:49
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