星とカワセミ好きのブログ

2018.03.25
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カテゴリ: 美術 / Art
2018年3月17日に、東京・国立新美術館で「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を見に行きました。スイス・チューリッヒにあるエミール・ビュールレ氏の個人美術館の絵が日本に来ています。2008年に同コレクションの内、有名な絵画4点が盗難に遭いました。最終的にその4点は戻りましたが、警備の問題もある事から閉館となり、ビュールレコレクションは2020年からチューリッヒ美術館で展示されることが決まり、美術館の改修期間中に日本に絵が来ています。

一番の目玉は、ポスターに「絵画史上、最強の美少女」とある通り、ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」です。私がオランダで生活し始めた時、骨董店でこの「可愛いイレーヌ」の複製画を買い、部屋に飾っていました。銀行家ルイ・カーン・ダンヴェール伯爵の8歳の長女イレーヌを描いた絵で、あどけない表情が可愛らしいです。
実際の絵を見た時、ブラウスの胸の部分が光っているので不思議に思いましたが、近くからよく見ると白い絵の具が盛り上がっており、ライトの光が当たって輝いて見えた事が分かりました。

モネの「睡蓮の池、緑の反映」は高さ2m、横4mの大作で、写真撮影可なので撮りました。盛り上がった絵の具のタッチを見るのがとても面白かったです。

2008年2月に盗まれた絵は、セザンヌの「赤いチョッキの少年」、ドガの「リュドヴィック・ルピック伯爵と娘たち」、モネの「ヴェトウィユ近郊のヒナゲシ畑」、ゴッホの「花咲くマロニエの枝」で、モネとゴッホの絵は同じ月にチューリッヒで発見され、セザンヌとドガの絵は、2012年に容疑者がベオグラードで捕まった事で見つかりました。今回の展示会では、4点とも見ることができました。


↑ 東京・新国立美術館 「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」

↑ 可愛いイレーヌ。 

↑ 手前から。 ①マネの「ベルヴュの庭の隅」 ②モネの「シヴェルニーのモネの庭」 ③ドガの「リュドヴィック・ルピック伯爵とその娘たち」 ④ ロートレックの「コンフェッティ」 

↑ 国立新美術館。

















































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最終更新日  2018.03.25 10:30:53
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