星とカワセミ好きのブログ

2021.05.20
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日本語で歌うロックバンドとして「はっぴいえんど (前身は『エイプリル・フール』)」が結成され、アルバムとしては1970年に「ハッピイエンド」、1971年に「風街ろまん」を発表されました。
メンバーは細野晴臣さん、大瀧詠一さん、松本隆さん、鈴木茂さんです。

1972年に「はっぴいえんど」が解散すると、1973年に細野晴臣さんと鈴木茂さんが、林立夫さん、松任谷正隆さんとともにバンド「キャラメル・ママ」を結成し、1974年には「ティン・パン・アレー」と改名しました。

「南沙織がいたころ/永井良和/朝日新書」のp129~133に、南沙織さんが歌った「夏の感情 作詞:有馬三恵子、作曲:筒美京平、編曲:筒美京平、1974年6月発売」の制作について書いてあります。
筒美京平さんは、「夏の感情」のレコーディングをするとき、「キャラメル・ママ(ティン・パン・アレー)」に声をかけたそうです。

細野晴臣さんの回想部分の紹介がp131にあります。
「ごく普通にセッションの仕事として、キャラメル・ママがただ呼ばれたんです。どういう意図で僕たちを使おうということになったかは、未だに全然わからないです」。
「確かモウリ・スタジオでリズムだけ録ったんですよ。筒美さんがスタジオに入っていらして、指揮されたんですよ。すごく緊張しましたね。一言もしゃべらない。いきなり入ってきて『じゃあ、始めます』っていうことで。ベースの譜面があって、全部音符に書かれていました。それ以前にいわゆる書き譜のプレイはあんまりしていなかったけど、幸い少し読めたし当時のベースだから、わりとわかりやすかったんですね」。
「でも、とにかく緊張しましたよ。その時のプレイが気に入られたのかどうかは全然わからなくて(笑)。ほんとに話は全然していないんです。それが初対面というか、こっちはミュージシャンですから、対面したという感じよりも『見た』という感じですかね(笑)。指揮されたというか。緊張したことだけはよく覚えているんだけど(笑)(『HITSTORY』ブックレット)』


「ティン・パン・アレーをバックに歌ったときは歌手生活の中でも最も贅沢な瞬間ではなかったでしょうか。たった2曲の為にあれほどのメンバーが集まってくれたのですから、この上なく光栄で幸せでした。(『シンシア・プレミアム』ブックレット)」。

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p.52 「夏の感情 作詞:有馬三恵子、作曲:筒美京平、編曲:筒美京平、歌:南沙織」。
「筒美京平の世界[増補新訂版] 作曲家・筒美京平データブック 1966~2011/森光厚夫+髙浪髙彰/Pヴァイン・ブックス/2011年11月20日発行」。


↑ P52。


↑「筒美京平の世界[増補新訂版] 作曲家・筒美京平データブック 1966~2011/森光厚夫+髙浪髙彰/Pヴァイン・ブックス/2011年11月20日発行」。

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↑ 「南沙織がいたころ/永井良和/朝日新書」。

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↑ 「昭和40年男 Vol 23  2014年2月号/クレタパブリッシング/2014年1月11日発行」


↑p14~15。シティポップ譜系図。(文・構成:木村ユタカさん)





↑ 「はっぴいえんど(1969~1972)」→ 「キャラメル・ママ/ディン・パン・アレー(1973~1977)」の流れが記載されている。(文・構成:木村ユタカさん)

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↑ p16。  1971年にハッピイエンドが発表したアルバム『風街ろまん』。




↑ p17。ティン・パン・アレーとバックルバックの紹介。
特集ではギタリストでアレンジャーの鈴木茂さんのインタビュー記事が掲載されていた。





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最終更新日  2021.05.30 07:14:23
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