星とカワセミ好きのブログ

2021.11.29
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2021年4月18日(日)、妻と一緒に東京国際フォーラムで「筒美京平の世界 in コンサート」を見ました。
コンサートは4月17日、18日と、2日間開催されました。多くの歌手が両日出演されますが、徳永英明さんは17日だけ、岩崎宏美さんは18日だけ出演されます。
妻は徳永英明さんの歌が聞きたいと言って17日を希望していましたが、私は芸映で河合奈保子さんの先輩である岩崎宏美さんを聴きたくて、18日を希望しました。
結局、私が予約の第一希望日を18日にして申し込んだところ、18日確定となりました。

コンサートで岩崎宏美さんは、有名な「ロマンス」だけでなく、「シンデレラハネムーン」も歌われ、会場が盛り上がりました。

私は「シンデレラ・ハネムーン」が大好きで、大満足でした。
コロッケさんが岩崎宏美さんの「シンデレラ・ハネムーン」を真似した後、岩崎さんはこの曲を歌う事を封印した時期があったそうですが、やはり、とても印象に残る歌で、曲の勢いと手の動きが心を引き付けます。
封印というと太田裕美さんも、皆が「木綿のハンカチーフ」ばかり希望するので、コンサートで一時期歌わずに封印していた話を読んだことがあります。

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【ロマンス】

「夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代/阿久悠/文春文庫」 p173

「もしも、清潔さや、明るさや、正確さだけの歌であったなら、彼女(岩崎宏美)の歌が売れたかどうか。清潔で明るく性格でありながら、音と音がつながれた間に、微妙な色気をひそませ得たからこそ、プロ歌手になり、スターになり、そして、ヒット曲になったのだと思っている。そのような自然な変化、化ける能力が彼女の素質でもあったのだろうと思う。
『ロマンス』は、ぼくにとっても、重要な曲であった」

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【シンデレラ・ハネムーン】

「歌謡曲の時代 歌もよう人もよう/阿久悠/新潮文庫」p176~177

「さて、かつて見た映画で、うまいタイトルだなと感心したのがあり、それが『シンデレラ・リバティー かぎりなき愛』である。といってもこの映画には、シンデレラは登場しない。むくつけき水兵たちである。水兵たちは港に着くと当然休暇を貰って上陸し、酒だ女だと遊び歩くのだが、門限がある。真夜中の12時である。そこで水兵たちは、12時までの自由という意味で、「シンデレラ・リバティー」と呼んだ。粋なネーミングである。
この『シンデレラ』を、12時門限の意味で使ってみたいものだとずっと思っていて、それを、昭和53年(1978年)、デビューから3年後、かなり大人になった岩崎宏美のために書いたのが「シンデレラ・ハネムーン」である。

いつでも二人は シンデレラ・ハネムーン
時計に追われる シンデレラ・ハネムーン


この歌、シンデレラのハネムーンとはずいぶん可愛いねという人と、12時までのハネムーンとはきわどいねという人と、半々であった。

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1975年。岩崎宏美さんの「ロマンス」。























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1978年 岩崎宏美さんの「シンデレラ・ハネムーン」


















































「夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代/阿久悠/文春文庫」



「歌謡曲の時代 歌もよう人もよう/阿久悠/新潮文庫」





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最終更新日  2021.12.08 22:59:00
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