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中華そば¥750遠征に来たからには その土地に根差す オールドスタイルな一杯を 無視することはできない。ただ できれば無視したかった。確かに 古い考えには 真実が隠されている。しかしながら 古い考えでよいと思っている人間からは 怠慢しか感じないからだ。この一杯が 神戸市民の胃袋を満たしてきたことは 動かしがたい事実だろう。神戸に帰ってきたら もっこすに行かないと気が済まない。そんな人もいるだろう。そんな人たちに ひとつだけ言わせてほしい。この店が 神戸で一番旨いなどと 声高にほざくのはやめてくれ。今 この瞬間も 旨い一杯を作ろうと 本気で生きている人間が 神戸にもきっと 確かにいるのだから。★★★☆☆3.0温故知新。この四字熟語は 真実であって 受け取り手次第では 悪魔のような四字熟語だ。昔ながらの手法を後世に残したい。そんな思いが あらゆる成長を阻害していることに 気づかないのだから。同じ手法で 同じ味を守り続けている店もあろう。伝統という言葉の恐ろしさよ。同じ味を もっと簡単で 安全で コストのかからない手法で再現できることの方が ずっと価値があるのではないだろうか。この考え方を 何の恥じらいもなく バッサリと否定できる人がいるから 人生は面白いのだ。
2017.12.28
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煮干しブラック¥800正午オープンという 稀有な存在 和心(なごみ)。ロックな一杯からの 連食に選んだのは その営業時間だけにあらず。兵庫はラーメン後進国。これを否定できる輩が 存在するだろうか。しかしながら その中でも 前衛的なラーメンを出しているお店は 少数ながらも存在する。それがここ。私が選んだ理由は ただそれだけだ。煮干し主体のその味わいは 私の舌に 確かに乗ったことがある。愛知のどの店だったか思い出せぬのは ご愛敬。食べ終えた後 20人ほどの行列ができていたことから 神戸において 旨いラーメン店として認知されていることは 想像に難くない。と同時に 愛知ラーメン界のレベルが 確実に底上げされていることの 論拠となる一杯と言えよう。★★★★☆4.0
2017.12.28
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尼ロック¥900ラーメンが好きな輩がいる。身近なのを集めて ラーメン部を発足したのが 10年以上昔のこと。最年長部員の私は もうすぐ四十路に到達する。青臭かった彼らも 三十路を堂々と歩み始めている。そんな彼らを見ていると 頼もしく また 危なっかしく。ラーメン部 神戸遠征のこけら落としは ロックンビリーS1(スーパーわん)。名物店主が 関東ラーメン界の雄だったころから 一度は食してみたかった一杯に ようやくありつける。シンプルという 究極のロックな一杯に 心躍らせて。醤油を味わわせたい。そんな目的と 実にマッチした一杯。味に奥行きこそないが 醤油の味がダイレクトに感じる。また その過剰とも言える オイリーさも手伝って ほどよいパンチと 醤油の味わいとが同居した一杯は ロックかはさておき 通好みの一杯。★★★★☆4.0店主のビジュアルと大きくかけ離れた一杯。その一杯が訴えるのは 店主が 見た目とは裏腹に 実に奥ゆかしい性格であること。作品には 作者が如実に表れる。見た目を変えることなんて 容易だ。中身は 時間をかけて じっくりと変えていけばよい。人生100年時代。まだ 半分にも満たない ひよっこどもが 知った顔して 店を出ていくことよ。
2017.12.28
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