おしゃれ手紙

2026.01.24
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テーマ: 読書備忘録(1535)
カテゴリ: 読書

<どうにも近江が好きである。>
司馬遼太郎は、その理由を民家のたたずまいや、近江門徒という精神的な土壌、風土から語る。
かつて神崎郡金堂で作家・外村繁の生家を訪れたことに言及し、近江商人への関心を示す。
関ケ原の不破関資料館に立ち寄った後、近江へ引き返し寝物語の里をめざす。
中山道柏原宿でもぐさ屋「亀屋佐京家」に立ち寄り、近江人の商売の極意を考察。
彦根城を見て、築城した井伊直勝と直孝父子、同朋衆の金阿弥を思う。
翌日、姉川古戦場で浅井・朝倉と織田・徳川の合戦を思い描き、国友鍛冶の村で鉄砲伝来と信長との関係に思いを至す。
中学の時に見た風景を期待して安土城趾山頂まで登るが、かつて見えた湖は消えていた。
琵琶湖の埋め立てと日本の土地問題を考える。
近江八幡市で水郷めぐりをしながら、琵琶湖に息づく生命のつづくことを祈りつつ旅を終える。

伊吹山は、胆吹山とも書く。
古語で呼吸のことを息吹という。
伊吹山は、たえず風や雲を息吹いている。
古代の山岳信仰では、山からおろしてくる風は神の息吹であるとしていた。


◎古くから神が宿る山として山岳信仰の対象であった。
室町時代後期には織田信長により、山上に野草園が造られたとされている。

伊吹山は薬草の宝庫として、古くから利用されていた。
ヨモギ、トウキ、センキュウが「伊吹三大薬草」とされている。
さらに多くの植物を配合して「伊吹百草」の名で百草茶や入浴剤などが周辺の山麓で生産されていた。


かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを   藤原実方朝臣
●江戸期に、この山中の宿場で、街道に面してもぐさ屋が十数軒もあり、明治後は一軒きりになってしまったが、江戸期にはどの店も繁盛していた。
中山道を行き来する旅人は、伊吹山の南麓の柏原宿場に入ると、たいおていはもぐさを買う。

おもしろいことにどのもぐさ屋も「亀屋」という屋号を名乗っていた。
このことは近江商人がたがいに足をひっぱりあわないという気風とかかわりがあると見てよい。
●琵琶湖は閉鎖性水系ですから、水が全部入れ替わるには十九年以上かかる、
一度汚したらもとに戻すに十九年以上かかるわけです。

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Last updated  2026.01.24 00:27:30
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