ぷーたろ本舗

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2004年07月09日
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先日、ひょんなことから、お茶香炉を手に入れることが出来た。

早速、このお茶香炉を使ってみた。使い方は、まず、壺の形をした香炉の中に蝋燭の火を灯し、その火の上に皿を載せ、少量のお茶の葉をおいておく。お茶の葉は、安い物でも何でもいいらしい。丁度、家に100グラム400円ほどで買った「伊右衛門」の煎茶があったので、これを使ってみた。すると、30分ほどすると、まるでお茶屋さんの前を通りかかったときに、ほわっとくるような香ばしい茶の香りが部屋の中を漂ってくる・・・。その優しい香りに心が和らぎ、何ともいえない静寂な気持ちにさせられる・・・。日本人なら、きっと、誰もが癒される香りではないだろうか?

香りといえば、近年流行っているアロマテラピーから遡って、平安時代のお香など、日本人は、香りを楽しむ文化を持ち合わせている。
ご存知の方も多いと思うが、平安時代の貴族は、風呂に入るという習慣がなかったことから、体臭をごまかす為に、お香を十二単などに焚き染めていたという・・・。今から考えると、風呂に入ったほうがいいような気がするが、きっと、よい香りを漂わせている事が、美人の条件の一つでもあったのだろう。

そして、そのお香が極められ、本格的な「香道」として成り立ったのは、室町時代になってからのことである。
香道は、八代将軍足利義政が中心となって作り上げた東山文化と呼ばれる茶の湯、能、生け花などの芸道の一つとして、志野宗信という人物により、香木の種類や焚き方の作法などを体系化したものであり、その作法は、志野流香道として、今の世に引き継がれている。

香木に使われる木の種類は、主に「伽羅(きゃら)」が多い。しかしながら、伽羅は、日本で取れる樹ではない。たいがいが中国や東南アジアからの輸入物であった為、ものすごい貴重品だったらしい。
そういえば、以前、大阪の堺市に住んでいた頃、近くに「香が丘」という地名があった。その昔、香木がよく流れ着いたことからこの地名が付けられたとのこと・・・。その地名の由来に、随分とロマンティックな印象を受けたものだが、実際にその土地を訪れてみても、期待を裏切らない、穏やかで平和な住宅地として現存しているのが嬉しかった・・・。

話が横道に逸れてしまったが、お茶香炉を焚く時、香りが吸い込まれないよう、部屋のエアコンは消さないといけなかった・・・。


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最終更新日  2005年01月17日 19時17分41秒
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