窓辺でお茶を

窓辺でお茶を

July 21, 2007
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カテゴリ: 展覧会
 いつも珍道中の友人と上野に行きました。まず、西洋美術館で「パルマ―イタリア美術、もう一つの都」を見ました。祭壇画、ルネサンス、バロックの歴史や神話をモチーフにした絵、宗教画、と有力者およびその家族の肖像画が歴史の流れに沿って展示されています。しっかりしたデッサン、調和のとれた色彩がなるほど「イタリア美術」という感じです。

「パルマ―イタリア美術、もう一つの都」 公式サイト

 わりあいすいていたので、ゆっくり見られました。土日だともう少し混雑するかもしれません。どうも私は宗教画やバロックの絵はたくさんいっぺんに見ると食傷してしまいがちです。

パルマはパルメザンチーズの産地なのですね。スタンダールの 「パルムの僧院」 の舞台もここなのでしょうか?

 美術館内のレストランで昼食をとってから、常設コーナーの端で開催中の「祈りの中世」へ。こちらはロマネスクの聖堂の写真展です。フランスはヴェズレーのサン・マドレーヌ修道院聖堂、ノアン・ヴィックのサン・マルタン教会、ル・トロネ修道院、モレイヤス・ラス・イヤスのサン・マルタン・フノヤール教会、スペインのサント・ドミンゴ・デ・シロス修道院。
ある時期暗黒時代と呼ばれていた中世の一種独特な稚拙な壁画や異教的にすら見える彫刻など… 船越保武さんはそこに力強さを見出して「ロマネスク様」とアトリエに貼っていらしたと記憶しています。

 キリスト教世界から出て次はインカ・マヤ・アステカ展です。

インカ・マヤ・アステカ展

 マヤのデザインはとても斬新で、現代美術を彷彿とさせます。というより、現代美術の作家の方がインスピレーションを与えられていたのかもしれませんが…

 たくさんの人間をいけにえに捧げていたアステカ。けっこう大きな像の保存状態のよさには感心しますが、不気味です。



 こちらの展覧会は平日昼間でも混んでいました。夏休みにはいってもっと混みそうですね。お子さんには少し恐いかもしれません。





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最終更新日  July 21, 2007 12:00:56 PM
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