風雲 いざなみ日記

2011年04月16日
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カテゴリ: 判官の多事暴論


災害対策基本法の 第105条 では、首相に災害緊急事態を布告して、リーダーシップを発揮する権限を明記している。 さらに、 第109条 では、国会閉会中なら政府は生活必需品の配給、譲渡、物価の統制、債務の支払い延期などの 政令 を出せることを定義している。



もしも、菅首相に国の危機を乗り切るという 気概 器量 があるなら、国を背負う 責任 を果たすために政治決断ができただろう。



しかし、彼はただ、 「冷静に」 とか 「国難」 とか 「命がけで・・・」 とかきキレイ事を口にしただけで、今も 災害緊急事態 を発動していなかった。 実際に、命をかけているのは 自衛官 警察官 消防士 、そして 自治体 の首長や職員だけだ。



今回のような 大災害 で発動せず、いつ発動するというのだろう。 法治国家において、政治家が法をもって国を主導しないというなら、民主党の政治は暇人の集まりのPTAより無能だ。



3月22日に、災害緊急事態の布告を求めた野党議員に対して、民主党政権は 「国民の権利義務を大きく規制する非常に強い措置で適切な判断が必要だ」 と答弁しただけだった。



事態は、阪神淡路大震災や関東大震災を上回る大災害だということをまるで理解していない。 こうしているうちにも、被災地で災害弱者の命が削られ、放射線は罪もない国民に不安を与え続けている。 管直人の見識の甘さと決断力のなさは、もう犯罪に近い。 



国難の原因が、災害から人災に代わりつつあると感じる。 無なしの下で、懸命に働く 枝野氏 蓮邦氏 が余りにも可哀想でならない。



官僚や公務員を恫喝し、自治体や民間にだけ負担を強いて、他党に責任を転嫁してまで政権維持に固執するなら、民主党の全議員が国民の敵とみなされることを覚悟すべきだ。 それとも、 亡国の咎人 として歴史に自分の名を刻みたいのか・・・




判官は、このブログを書くことで、日記が削除されるならそれで構わない。 民主主義の根本は、 法の下の平等 主権在民 。 その主権者が被災し、 生命 財産 を今も脅かされているんだ。 わだつみ判官が、こうして何が正しくて何が間違っているのかすら述べられないなら、そんな国に未来などない。







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最終更新日  2011年04月17日 02時47分11秒
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