カイバーマンのお仕事2

カイバーマンのお仕事2

2009年08月24日
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カテゴリ: 時代劇



これはルールなのに、と忘八たちもうんざり。
一応侍だからたこ殴りにはしづらいしな……。
まあ相手にされず叩き出すのが落ちにきまってるんだが、これが命を狙われている上に忠輝様の(ちょっと齢が離れてるけど)幼馴染。
五十両必要なら、勘定方のスキルで吉原の経費を浮かして見せる!と言い出す。
一晩たって頭が醒め、皆に頭を下げて回るさまはとても憎めない。
「それでも侍か!」
「人間ですよ」
その臆面の無さに呆れていた十兵衛も、吉原の面々も、次第に情が移っていくのだった。


しかも宮仕えがずっとい続け(を許されている)っておかしい。
江戸家老から許可を得ている、と言われて十兵衛唖然。
おまけに吉原に来た理由ってのが、「夜のお勤めが駄目」という……なんでそんな相談をご家老に?なものだった。

安兵衛が褒めちぎっていた女房殿がやってくる。
十兵衛の予想?に反し、それは垢抜けない、が人のよさそうな女。
彼女は年上・百姓の出だったため親たちが承知せず、家老の養女にしてもらって安兵衛の嫁になったのだった。
成る程、夜が駄目=子供が出来ないって大問題だな!
しかし安兵衛の命を狙っているのは、その家老らしい。

「お前さん、一体何者なんだ」
「下肥勘定方」
人を見る目には自信がある、という安兵衛。

彼は江戸城普請の際、三千両の穴が開いたのに気づいたが、信頼する家老に丸投げし、翌朝数字はぴったりあっていた。
ああこれでいいか、と納得した彼は、元の数字を鼻紙にして捨ててしまった。

女房殿は、いきなり侍たちが飛び込んで家捜しを始めたので、びっくりして吉原まで逃げてきたのだった。
その中にはたしかに家老の手のものもいたのだが……家老に恋をかなえてもらった安兵衛は妄信を解かない。
家老の目的は、安兵衛に三千両の使い込みの罪をひっ被せることだった。

安兵衛は証拠を捨てた、と言っていたが、あの性格なら紙を捨てるわけが無い。
本物の帳簿は、彼の長屋の障子の裏紙となっていた。

安兵衛はこれで出世するが、忙しいので結局下肥勘定方に戻して貰う。
それはいいんだけど、女房殿にまで四十八手を訊ねられたら……どんな顔をすべきだろう。





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最終更新日  2009年08月24日 19時58分00秒
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