カイバーマンのお仕事2

カイバーマンのお仕事2

2009年09月07日
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カテゴリ: 時代劇
隠居した高代藩の元家老とその娘。
人も羨むいい暮らしだったはずが、跡継ぎの兄が部下の監督不行き届きとして切腹、家は断絶。
父は菩提寺で失意の日々を送っていたが、離縁になった妹・菊は事件の真相を調べるため、江戸に出ようと言い出す。
「今日からあたしは銀って名にしたよ。お父っつあんは八十吉!あさって旅立つから、荷物まとめときな!」
江戸に出るため、江戸の町人言葉を習いました、という娘に押し切られ、すっかり油が抜けていた父もついにその気になる。
亭主が不能で7年間子供が出来ず、嫁入り先で苦労してきただけあって、菊=銀は実に強引だった。

お銀は既に、深川の長屋に入居できるよう手はずを整えていた。
どんだけぼろくても構うもんか、と2人は鷹揚に構えていたが、実はそこは有名な心霊スポット。
長屋の衆は、のっぺらぼうだの天狗だのと年中遭遇していた。


確かに粋な婆さんだが……一目ぼれって年でもなかろうに。
大家の息子の初一郎は、「綺麗な人だなあ」とお銀に、これは間違いなく一目ぼれ。
お安さん、いい女に弱い息子と口の軽い亭主に苦労してそうだなあ……。
その父と息子は、「女は顔じゃないよ、俺と同じ間違いはするなよ」とかいい気なもんだけど。

化け物の話をおいといても、酷い長屋で父娘呆然。
仇が見つからなくても、気が済んだら帰ろうか、とか言い出す。
何しろ一年前まで、人を使う身分でしたから。
旅の高揚感が吹っ飛べば、白々とした現実が迫ってくるばかり。

隣人の宗太郎、見慣れぬ娘を見てつい声をかける。
そうかこっちが本命で、初一郎は当て馬か。
しがない浪人だと自称するが、お銀に「埃っぽくて恥ずかしい」と思わせる魅力があった。

イケメンを前にした女の現金さには、兄もあの世で苦笑していることだろう。

翌日、父娘は近所に挨拶を開始。
毎朝四股を踏む力士・恐山とそのしっかり者の娘お雪、同じ父子家庭でうまくいきそう。
辰巳芸者梅弥と弟で髪結いの勘助、気の強い姉と苦労している弟。
そして例の浪人、井上宗太郎と病の母、お房。

花売りの留蔵とその弟子は、何故か花の行商の練習中。なんかわけわからん。
宗太郎が独り身と知ったお銀は期待を抱くが、母は我がままで扱い辛そう……でも、単なるいい男ならとっくに誰かのものになってるよな。
貧乏長屋で生き生きと暮らす変な人たちを見た父、「人生は転がってなんぼ」だと心機一転。
そして2人の新生活が転がり始めた。

花屋の2人、豆腐小僧に遭遇。
長屋は一気に活気付くが、子供たちを置いていくなよ。





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最終更新日  2009年09月07日 21時30分41秒
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