幕軍&松前えとせとら15,箱館戦争

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幕軍&松前えとせとら
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幕末戊辰の人々、その後エピソード,会津中心編

「幕軍&松前えとせとら」は、色んな長編に対する補足&資料寄せ集め型。軽い系もあれば、小難しい
資料系も混在。一気に読もうとするとしんどいかもしれませんが色々。
◆個別に特集する程の要領未満の「みんなのミニ談話」。今後ぼちぼち増えます。
関連:■ 幕末_WITH_LOVE玄関 、■ 人物名から追う 、■ 巨匠達悲劇と懊悩 :幕末関係無の「不遇のアーティスト、偉人」
幕末昂じてはひふへほ! (明治以降さらに引き摺った暗い戊辰の影:生き残りと次世代)

幕末戊辰の人々、その後,みんなのエピソード,ショートMEMO
会津の豪傑女性編

■会津女性編
  1. 諏訪喜智子
  2. 新島八重(山本八重子)
  3. 中野竹子とその母、こう子
  4. 西郷千重子
  5. 佐川官兵衛の母「トシ」
  6. 河原アサ子(河原勝治の母)
  7. 原五郎の母と姉妹
  8. 山川二葉、三和
    捨松、操、常盤:姉妹
  9. 沼沢道子(沼沢七郎の母)

■全国戊辰の豪傑女性編
  1. 【Z1】甲子雑禄に登場する
    謎の女性剣士
  2. 【Z2】中沢琴
    <補足コラム枠>
    ■新撰組「女性剣士伝説」
    について
  3. 【Z3】準備中
【江戸~明治大正昭和
_気になる女性短編リンクガイド】
・・ 各短編へのご案内リンク

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現在頁はちょこんとヒトコマ集結編:
▼どっさり大勢のリンクはこちら
人物名から追う

■現在頁は、各特集(長編)の
補足解説用内容の集合体につき、
五十音順ではありません。
詳しくは、各リンク先ご参照。

諏訪喜智子(文政2年(1819)~明治40(1907)年4月4日:享年89歳)
賢妻賢母。武術の達人。生き延びて、明治は、瓜生岩子の慈善事業をバックアップして活躍。瓜生会会津支部長。
晩年から死亡時は東京。再婚相手が諏訪大四郎(会津戦争時~終身迄の夫)。伊藤氏(会津藩士)の三女。
初名は「悦」ながら再婚の際、改名して「喜智子」。前夫は、内田武八。

この人物に係る明治の活躍情報なれば、出てくるが、不思議と、ぐんと過去情報は不明。
前夫時代の情報はデリートキー押したごとく、不思議な程に、全然解らない。
これが謎ゆえに、彼女の武術実績が不明にて、非常に無念。
彼女の武術の腕たるや半端ではないようだ。勇戦散華の若い女性に係る悲哀話は数多いながら、
実のところ、 ツワモノ女性チームの大御所は彼女 。戊辰時、既におばちゃんだから、華麗さに欠く為、
物語にならないのかもしれないが、実にミステリー。そもそも、籠城時、女性陣隊長として、彼女が
容保に指名されている。つまり、これは、いかに彼女が達人として、指揮官に相応しい人物であったかの象徴。
過去の実績故なのだろうが、それが解らない。但し、ひとたび離縁された彼女には、すかさず、
諏訪大四郎がプロポーズ。諏訪家は文武共に達人揃いの家。心から望まれて、目出度く再婚。

賢母の姿としては、こんな発言。「子供は藩に殉じる必要はない。」そう語り、彼女は子供に
金銭を持たせ、避難疎開させている。忠誠は人一倍ながら、子らに犠牲を発生させない革新派。

<女性陣による敵撃退事件>

篭城中、男勝りの大勝利劇をやっている。彼女は、女性の達人ばかりを選び、薙刀など武器を抱え、
敵を撃退。苦戦していた会津の隊を発見するなり、女性陣が、信じられない角度から、敵を突撃。
突如襲われた敵は腰抜かして撤退。これは一般に薙刀隊の斬り込ではないかと言われているが、
実は銃隊ではないかの説もある。となれば、銃に秀でる女性は真下枠の有名人「山本八重子」の他にも
居た事の立証となるが、明治の世、彼女は一切、そーゆー過去は喋らない。

上記の敵撃退事件は、相当な武勇談ながら、結果は最悪。諏訪喜智子は、容保に叱られた。
「万が一、女性の屍を敵にさらすことになったら、どうするつもりだったのか!!」 と容保は激怒。
以来、女性人は斬り込み隊活動は一切禁止される。自衛と、食料確保など分野で、再び女性陣を指揮監督。


一つ私的に心につっかえてる小話。幕末江戸の或る日、或侍が変な光景を見た。それは、江戸警備の巡察隊
なのだが、この頃、新徴組等居るからあまり珍しくない。ところが先頭で男達を仕切っていたのは、
40位の男装ご婦人。侍は後で皆に尋ねた。「あれは誰だ?」みんな確証的発言できる者はなかったが、
水戸藩の郷士の妹で、スゴ腕【 【Z1】甲子雑禄に登場する謎の女性剣士 】が
居るらしい・・という話で、その場は、お開き。
「つくづく、変な時代になったものだ・・・。」と、この侍はぼやく。

新徴組なれば、かの有名な女性剣士「 中沢琴 (実在人物)」が居る為、一瞬、彼女かと思うが、違う。
中沢琴は男装しているが、若く美しい為、「美顔の若侍様!素敵!」と女性にキャーキャー言われて困った。
身長も相当高い為、まさか女性とは、まず誰も気がつかない。・・・つまり彼女ではない。
ふと思う。まさか、過去の諏訪喜智子どの、まさか!!これは完全にハテナのガサネタですから忘れて下さい。

■No.2_新島八重(山本八重子)


説明ご不要なほど、有名な女性。旧姓は山本。明治の夫は、これまた有名「新島襄」。
会津戦争の際、男装して断髪。砲隊でスペンサー銃ぶっ放して男勝りの勇戦。
しかし、最大のミステリーは会津時代の夫。消えた前夫「川崎尚之助」にかなりウェイトかけた特集。
絶対泣かない強い女の側面を、どうぞ。弟に対する思いも、なかなか泣けます。

▼前夫の川崎尚之助の謎
憎しみの恋文_山本八重子,川崎尚之助の痕跡

新島八重(山本八重子)我が弟よ!

▼前夫の川崎尚之助の謎
会津:山本八重子泣かない女の思い出枕

新島襄と山本八重子「私の貴女よ、グッドバイ!」

維新に粘り倒した男とハンサムな女

■No.3_中野竹子とその母、こう子


中野竹子も哀れだが、母こう子は、尚、無理しているのが伝わってくる。
あえて明るく男っぽく振舞うが・・・。女の意地。彼女も武術はかなりの達人。

▼この中にファミリー簡略表ラスト側に添付。

中野竹子の豪傑母君

乙女達の会津魂

■No.4_西郷千重子(西郷頼母の妻

西郷千重子 :(表示先頁最下欄)

西郷頼母の倅と、萱野権兵衛の倅

■No.5_佐川官兵衛の母「トシ」

鬼の官兵衛の母なれば、なるほどツワモノ!

会津の佐川:鬼官兵衛の鬼おっ母~ぁ!

酒とお馬鹿さん,佐川官兵衛寝坊の弁明

■No.6_河原アサ子(河原勝治の母)


河原勝治(会津藩士の倅:彼が絡む特集は多数→ 幕末玄関 からお好みで。)
8/23:河原アサ子は、籠城へ向う途中、泣く々愛しい我が子「クニ」の介錯。彼女はその後、散華のつもりで、
男達の隊に入れよと嘆願騒動を。確かに武術の腕は素人でない・・のだが・・。

お兄ちゃんの思い出:会津戊辰

赤ん坊は暫し生きたのに!有賀惣左衛門の妻子



乙女達の会津魂
  • 新撰組の中島登は絵を残す。「原五郎の妹」とある。女剣士かと思ってしまいそうな勇ましい姿。
    薙刀ならず、白刀戦で大勢を斬り倒し散華。母も姉も同じく達人。
    女家族全員白装束で死を覚悟。全員参戦散華。

■No.8_山川二葉、捨松、操、常盤:姉妹

山川二葉の素顔を。教育者として名を馳せて、立派な明治女性。ところが、幾多の談話を
読み合わせると、やはり乙女。歯を食い縛り頑張ってる姿が痛々しい。

梶原平馬根室の妻とその倅

梶原平馬と二葉篭城秘話:人形が紐解く

こちらは末妹「捨松」
大山捨松嫁入り騒動:西郷従道の大風呂敷

グルメお楽しみ系ながら、▼山川健次郎他会津戊辰話、なぜか登場!
日本人と米,ライスケーキ,米談話コラム付

■No.9_沼沢道子(沼沢七郎の母)

  • 沼沢道子:52歳:沼沢出雲(沼沢九郎兵衛)の妻。沼沢七郎の母
  • 沼沢七郎=(この時の名は「沼沢小八郎」。彼は生き延び、後に 沼沢七郎。この時15歳)
    遊撃隊長となる。(注:遊撃隊とは他にもあるが、この隊もそう呼ぶ。)
道子は、夫を失い、女手ながら、15歳の倅を説得して隊を組ませる。
隊員とは、自領地の農民。しかし、この家は昔、一国一城の殿様。今でこそ会津の家臣だが。
そこで、自領地の農民とは、先祖の時代、家来だった者達の末裔。
「今こそ報恩の時!」参戦を呼びかけると、彼らは大決起。農兵として呼びつけられたのではない。
先祖の殿様のご子孫が、我らを家臣として呼びかけてくれたのだ!大発奮。その為、この隊は実に士気が高い。

<慶応4年8/23:沼沢一家総自刃>

若すぎる倅だが、しっかり者の農兵頭に守られ、どうにか無事、隊長をつとめている。
さて、準備が整うと、沼沢道子は、己の身の処分を決断。女の身につき、民を召集しておきながら、
自ら参戦するわけにはゆかない。この不義はみごと散って晴らし、意思は参戦散華と同様で
ある旨を示す為に、冥土へ真っ先に旅立つ。慶応4年8/23、彼女は、女子供老人家族全員の
介錯を済ませると、屋敷に火を放ち、己も自刃。
沼沢家から、壮烈な炎があがった。 この場合、女性につき自刃だが、ニュアンスは完全に責任切腹。

会津に限らず、戊辰の豪傑女性編

幕末の或る日、一人の侍がつぶやく。
「つくづく、変な時代になったものだ!!」 と、この侍はぼやく。目にした光景とは!!
或る日、男装女性が、部下をぞろぞろ引き連れて、割羽織、小袴姿。両刀を帯び、パトロール隊長!!

<甲子雑禄>

「吾妻橋、向こう本庄(所)辺、布陣にて割羽織、小袴両刀を帯び、20名ばかりの長となり、浅草下谷辺
市中あい廻り候。・・・年齢、四十ばかりにて、浜之助【※】と名乗り、長刀の達人風・・・。
・・・一説には、水戸郷士の「関口◎◎郎」と申す者の妹と・・・聞かば・・・。

奇妙なる世の中に御座候。

・・・・▲最後のオチが実に楽しいですね!!しゃーない話ながら痛快。
  • この話:関連は現在頁「 諏訪喜智子 」枠も一応、ご参照下さい。諏訪喜智子は会津ですから、関係ないと思いますが、
    上記「甲子雑禄」に登場する水戸の誰それとは、あくまで当時の噂にすぎません。一体、真実はどこの誰なのでしょうか?
  • 【※】: 浜之助の名!ギョッ!
    実は、中沢琴【真下枠:▼No.Z2_中沢琴】も、一般的な伝承では、通称、男名前を浜之助と名乗っていたと言われています。
    しかし、中沢琴は猛烈な長身で20代若い娘。美顔の若侍さん!と道行く女性にキャーキャー言われて困っています。はて?

新撰組「女性剣士伝説」について

<群馬国人記他から概略_中沢琴(実在人物)のレイアウト>

実在は確かながら、史実としてしっかと語られず、伝説的である理由は、これも賊軍の宿命。
明治の世、本人は、わざわざ胸を張って語らない。あえて飲み込み押し黙って子孫にさえ伝えぬ人物は数えきれない。
  • 中沢琴のレイアウト:
    ★以下情報より、当該は沼田藩に該当する。
  • 身長五尺六七寸。目鼻立ち良く面長。
  • 男装して、江戸見廻り。萩藩、薩摩藩両藩の討伐襲撃に加わり、左足踵を斬られたが、活躍。
  • 庄内戦に於いても奮闘。官軍に取り囲まれるが、二~三人を忽ち斬り伏せて、敵中突破逃げ去る。
  • 天涯独身。彼女に勝る男は、ついに登場しなかった・・と伝わる。身長も剣術の腕も。この塀は高い!
  • 昭和2年10月12日、87~88歳で死亡。
  • 父は、中沢孫右衛門。彼は上野国で、法神流剣法の道場主。
  • 中沢琴は、薙刀に関しては、早期に父を凌ぐ腕に上達。
  • 中沢琴の兄とは、中沢良之助貞祗と言われる。天保8年(1837) に穴原生まれ。
    父に学んだ後、千葉周作、斉藤、桃井各道場修行。浪士隊に応募。しかし、この後有名な「清河八郎」事件。
    その為、ご存知「近藤勇」チーム他の一部を除き、殆どの隊士は江戸へ逆戻り。彼もその一人。
    彼ら皆のルートどおり、江戸にて新徴組として活躍。明治は、道場を経営。
  • 群馬県沼田市利根町穴原(位置:旧沼田藩):薬師堂:中沢良之助貞祗の墓有り。
    このことから、この親子は、上野国沼田藩藩士と想定される。
  • <真上の枠ご参照:甲子雑禄:男装女性が割羽織、小袴姿。両刀!!>
    戊辰時、兄の良之助貞祗は、31歳位。はて、その妹が、40歳に見えるかどうか?
    ことによると、江戸に豪傑女性剣士は、複数居たかもしれませんネ。

  • ▼清河八郎事件なんて、なんのその!壬生浪の狼「芹沢鴨!」

    新撰組,芹沢鴨編,彼の偶像と裏事情


■新撰組「女性剣士伝説」について

◇まずは、▲この実在人物、中沢琴がその1。
はたして本当に京都まで行ったかどうかは別として、江戸の新徴組側なれば、確率高い。彼女は一般に
兄と共に応募したと言われています。江戸の新徴組用住居は、京都の屯所と異なり、家族単位の
舎も有る為、兄と同居なれば女性とて、まあ在住可能。

◇伝説のモトその2
中島登(新撰組隊士)による絵画、「戦友絵姿」に登場する女性の絵。あれは、 上記の「原五郎の妹」
こちらも実在人物であり、官軍の男達と対等に戦い戦死も事実。但し、現実は、会津戦争の最中、
あくまで会津人の一人として参戦散華したのであって、新撰組隊士ではない。
中島登が彼女を描いた理由については、新撰組以外の者についても、幕軍の勇戦の一貫、
そして新撰組が深く関与した会津戦争なれば、・・・ではないだろうかという説が多い。
  • 執念深くさらに掘り下げて考察するなれば、原さんのご先祖に、武蔵関係筋はなかったか?と
    私的には少々気になりますが。原家のルーツ、その名に「胤」が継がれる家系有り。会津側にも、
    中島登達の八王子千人同心の郷「武蔵近郊」にも「胤」付き原家有り。これはとてつも無く昔迄遡る為、追求してませんが。


■No.Z3_

準備中


明治乱れ髪劣女哀憐他


このコーナー:上のバナーイメージどおりの時代に限らず、江戸初期など広く含みます。


■会津女性については、現在頁上側他、 幕末玄関 から多数。
1700年代後期、「自由恋愛の西洋思想と文化」に感動した知的女性の話「只野真葛」
明治女性:乱れ髪、美女の「告解」の時
英勝院,塩加減発言の賢い徳川女性(家康側室)
■箱館戦争時に絡む女の影: 幕軍&松前えとせとら_Vol.17

家茂と和宮,空蝉の袈裟,棺と砂糖菓子

幕末有名人に絡む女性と結末

人見勝太郎が目撃した「松前に取り残された妻女達」推察

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文章解説(c)by rankten_@piyo、
写真等、素材については頁下表示

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