鬼官兵衛の鬼おっ母～ぁ！,豪傑母さんと倅No.1,佐川官兵衛,会津藩,3人の妻,幕末戊辰明治

カテゴリ：幕末会津藩

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佐川官兵衛,会津藩

鬼官兵衛！！の鬼おっ母～ぁ！＿No.1

佐川官兵衛 ＿（会津藩）【1831（天保2/9/5） - 1877（明治10）3/18】

泣く子も黙る！その名は、鬼の官兵衛。
佐川官兵衛というのが本来の名前。

しかし、彼の場合、本名よりも「鬼カン」が轟く。
「鬼カン」は会津の爆裂男。

今回は戊辰話と勇戦状況は軽く流して、
その 「ウルトラおっ母～ぁ！」と、妻達の話題 へ繋ぎます。

右画像では、右列一番下が、噂の男「鬼の佐川官兵衛」
他の人物は大体まともに写っているのに、
官兵衛だけ、まさにスゴイ顔状態！
（本当は、ここまでスゴイわけじゃないんですが、
彼の象徴に、確かに丁度いい写真）

■まずは、「鬼の官兵衛」その名の発祥。

噂の慶喜殿。慶喜は「二心殿」。文字どおり、お心、二つ也。大政奉還。徳川260余年は崩れ去る。
鳥羽伏見、皆は見殺しか！「二心殿」は、船に乗って、江戸に逃げ帰る。

その時、会津藩の佐川官兵衛は、人呼んで、鬼の官兵衛！知る人ぞ、知るこの異名が、
忽ち勇名を馳せる。豪雨のごとく降り止まぬ官軍の銃弾の嵐。暴れ馬、官兵衛は、
若き精鋭軍団の別選組を率いて、生身を曝け出して、大突貫！

「 恐れるな！ぶった斬れ！ 」喚き倒して、自ら先頭を突っ走る。

敵は、当然、真っ先に先頭の男、大将官兵衛を狙い撃つ。案の定、お見事、命中。

ところが、神懸り現象が！
砲弾は、官兵衛が握った名刀にぶち当り、なんと真っ二つ！砕けて飛び散った。
これは、確かにとんでもない奇跡の事象。砲弾が刀に斬り殺された？！

ここに、会津藩士の士気が急上昇。
「まさに名刀『二ツ胴断』の威力じゃ！」

『二ツ胴断』とは、文字どおり、人の胴が真っ二つに割れるというシロモノ。
これは、官兵衛の愛刀。本来の名は知らないが、別名「奥州虎徹」と呼ばれる。
近藤勇の刀が、「虎徹」だから、そこらにあやかって誰かがそう呼んだ。
名刀は会津住三善長道の作なのだが、官兵衛が、刀に『二ツ胴断』に係るいわれを書いている、
昔、侍は剣術の腕試しに、処刑者の内、当時の法で試し斬りOK状態（※）の
刑に処せられた者の遺体を、斬ってみて、練習兼、動じない肝力を己に養う。
（※判決によって、それが可か否か分別されていた。）
そこで、官兵衛が、試し斬をやったところ、真っ二つ・・だったから。

大轟音のごとく、皆の大歓声が挙がった。
「お～っう！まさに、『二ツ胴断』！！今こそ会津魂！」

すかさず、官兵衛の大渇が入った！
「見るがいい！薩長ごときも、このざまじゃ！ぶった斬れ！真っ二つ！」

官軍にしてみれば、実に薄気味悪い光景。
こちらは最先端の銃隊。対して、会津は生身の男。武器たるや、銃でない。
銃弾の嵐の中、抜刀翳して生身の会津藩士軍団が、襲い来る。

さすがの官軍も、タジタジ。ただでさえ、薄気味悪いところに加えて、

なんといっても、先頭は人でない！血み泥の怪物。

官軍の発した二発目は、確実に、官兵衛の顔面に命中していた。

ところが、まさに化け物！命中すれど、こやつは死なない！
眉間から溢れ出る鮮血は滝のごとく。血の筋が顔面、幾重にも走る。
まさに般若の化け物！
血の滝の間から、目だけが、不気味にぎらぎら白く光る。
化け物は、斃れるどころか、雄叫びを発する。
次の瞬間、官軍は、思わず尻込み。
・・・まさか！！・・・
流血般若は、血しぶき撒き散らかしながら、
白刀翳して、全速力、駆けてきた！
その後から、若い軍団が怒涛のごとく押し寄せる！
・・・
「化け物じゃ！祟りじゃ！」・・・官軍の隊列が乱れ散った。

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