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2004/11/17
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カテゴリ: 食・栄養
肥満は健康、長寿の最大の危険因子です。
80歳を過ぎて喫煙している元気な人はいますが、肥満している元気な人はいません。
80歳までに亡くなるか、痩せたかしています。
正しいダイエットは体脂肪だけを減らすことで、やる理由と目標が明確、正しい知識、正しいコツを知ると簡単だと思います。

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現在、肥満を計る物差しとして、国際的にも広く使われているのが、BMI(ボディー・マス・インデックス)という指標だ。これは、その人の体重(kg)を身長(m)の二乗で割った数字で、日本では、日本肥満学会の診断基準により、BMI25以上を「肥満」と判定している。
しかし、肥満とは単に体重が多いことではなく、厳密には体脂肪が過剰に蓄積した状態をいう。BMIは、あくまでも身長と体重だけから割り出した数字であり、体脂肪率を見ているわけではない。したがって、BMIだけでは肥満かどうかを正確に判定できない場合もあるので、注意が必要だ。
例えば、筋骨隆々のスポーツ選手は、当然BMIの値も大きくなる。しかし、この人たちは、筋肉や骨が多いため体重も重い「かた太り」であり、肥満ではない。逆に、BMIが標準や標準以下でも安心できない人もいる。若い女性に多い、いわゆる「かくれ肥満」のケースだ。かくれ肥満の人は一見やせ形なのに筋肉や骨と比べて脂肪が多い、つまり体脂肪率が高い人だ。
このように、ひと口に肥満といっても、レスラーのような体形の人と、ぽこんとお腹だけがでた体形の人では、肥満の意味は違う。

またリンゴ型肥満にも、さらに皮下脂肪が厚い「皮下脂肪型」と、おなかの中の内臓の回りに脂肪がついた「内臓脂肪型」の2つのタイプがあることも分かってきた。生活習慣病とより関係が深いのは、内臓脂肪型の方だ。一方、皮下脂肪は多いが、内臓脂肪が少ないタイプの肥満の人は、糖尿病、高脂血症、高血圧などの症状はあまりみられないという。
自分が内臓脂肪型の肥満か、皮下脂肪型の肥満かを見分けるには、まず体形が参考になる。お尻や太ももなどの下半身に脂肪がつく「洋ナシ型肥満」は若い女性に多いが、このタイプは主に皮下脂肪型が多いので、あまり心配はない。逆に、手足は細いのに、おなかだけが出ている人は要注意だ。おへその横を縦につまんでみて、皮下脂肪の厚みが薄い場合は、内臓脂肪による肥満の可能性があるという。
最近の研究では、へその位置での腹囲(ウエストサイズ)が男性で85cm、女性で90cmを超えると、内臓脂肪型肥満である可能性が高いことも分かってきた。

生活習慣病は、いずれも自覚症状が出るのが極めて遅いのが問題だ。「ベルトがきつい」「去年のズボンがはけない」という症状こそ、実は生活習慣病に共通の初発症状と言える。これを自覚したら、生活習慣病への危険なサインと考えて、積極的に人間ドックや健康診断を受けた方がよさそうだ。
(出典:NIKKEI BP)


◆青年期→中年、体重7キロ増 心臓病に注意!
青年期から中年にかけて体重が約7キロ以上増えた人は、体重がほとんど変化しなかった人に比べ、心臓病になる危険度が5倍も高いことが、米ノースウエスタン大の研究で明らかになった。同じ肥満でも、体重の増えなかった人の方が心臓病になりにくかった。同大の予防医学研究チームが米国心臓病学会で報告した。

18歳から30歳の男女2500人に協力を求め、15年間にわたり生活習慣や健康状態を追跡調査した。この間に7キロ以上体重が増えた人は80%もいたが、このうち20%に高血圧や高脂血症、さらに血糖値を下げるホルモンであるインスリンが効きにくいなどの異常が見られた。一方、体重の変わらない人たちでは、異常が見つかったのは4%以下だった。

こうした異常は、米国で「代謝シンドローム」と呼ばれ、運動不足などとの関連が指摘されている。代謝系の異常のうち少なくとも3つの要因が重なると、急激に心臓病のリスクが高まることが確認されている。
研究チームは「心臓病の予防には、体重を増やさないことが重要だ。食べ過ぎを防ぎ、運動することが大切」としている。
(出典:読売新聞)



「かむ」ことは、われわれが食事の際に自然にしている、食べ物を消化・吸収しやすいように砕きつぶす行為だ。しかし、「かむ」行為そのものが、肥満予防に役立つことをご存じだろうか。

中村学園大学大学院栄養科学研究科教授の坂田利家氏らは、「かむ」ことが食欲に影響するかどうか調べるため、次のような実験を行った。健康な人を10分間ガムをかむ群とかまない群の2つのグループに分け、その後両グループに、そうめんをかまないように食べさせた。すると、事前にガムをかんだ群では、明らかにそうめんを食べる量が減ることが分かった。
これは、かむことによって、脳の中にある「ヒスタミン神経系」という部分が刺激されるために起こる。ヒスタミン神経系は、エネルギー代謝をはじめ、睡眠や覚醒など、基本的な幅広い活動を調節する働きを司っている。ヒスタミンといえば、花粉症などのアレルギー反応を起こす物質というイメージを持つ人もいるかもしれないが、ヒスタミンは神経系の中で、神経伝達物質としても働いているのだ。
ヒスタミン神経系は、脳内にある「満腹中枢」を活性化させ、満腹感を起こさせて食欲を抑える。また、ヒスタミンの刺激によって、交感神経の活動が活発になるため、脂肪、特に内臓脂肪の分解が促される。

この働きについては、坂田氏らのラットを用いた研究などでも確認されている。同研究では、ヒスタミンの神経内への投与によって、ラットの皮下脂肪量に変化はみられなかったが、明らかに内臓脂肪量が減少した。ヒスタミンと食欲との関連については以前から注目されており、その他の研究から、ヒスタミンには脂肪の合成を抑える働きもあるとみられている。


“中年太り”は、若いころに比べて筋肉量が減り、生命の維持に必要なエネルギー消費である「基礎代謝」が、それに伴って低下してくることと関連している。基礎代謝が落ちてくると、脂肪の分解が進みにくくなり、エネルギーの摂取と代謝のバランスが崩れて、余分なエネルギーが体脂肪として蓄積しやすくなる。このため、エネルギー摂取を抑え、エネルギー消費が増えるよう基礎代謝を高める、という両面からの対策が“中年太り”予防には重要だ。
現在は、軟らかくて、あまりかまなくても飲み込めるようなさまざまな加工食品がある。このため、かむ回数が減り、満腹中枢が刺激されないので、いつお腹がいっぱいになったのかよくわからないまま、いつの間にか食べすぎてしまっている人も多いといわれる。
自分がきちんとかんでいるか、食習慣を見直すには、一口ごとにかむ回数を20回などと決めてみることが一番だ。できれば、あまり軟らかい食品は避け、かむ必要のある食事をとるよう心掛けよう。限られた昼休み時間を有効活用しようと、食事をあせってかき込むようにとるのではなく、時にはよくかんで、ゆっくり味わいながら食べるのもよいのではないだろうか。
(出典:NIKKEI BP)


◆リンゴ型肥満とメタボリックシンドローム
「メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)」という言葉をご存じでしょうか?
中高年がかかりやすい生活習慣病である「糖尿病」「高血圧症」「高脂血症」は、それぞれ単独でもやっかいな病気ですが、これらの病気が重複すると動脈硬化を促進し、さらには致命的な心筋梗塞や脳梗塞などを起こしやすいことが分かっています。

最近、これらの病気を起こすおおもとに、糖代謝や脂質代謝などさまざまな代謝異常があることがわかってきました。このため、こうしたリスクが重なって存在する病態を「メタボリックシンドローム(Metabolic Syndrome)」と呼んでいます。
あなたがメタボリックシンドロームかどうか、まず健康診断の結果などから、次の項目に該当するものがあるかチェックしてみてください。

次の項目のうち、当てはまるものはいくつありますか。
1)ウエスト周囲径:男性は>86cm、女性は>90cm
2)血圧:>130/85mmHg
3)中性脂肪(TG)値:>150mg/dL
4)空腹時血糖値:>110mg/dL
5)HDLコレステロール値:<40mg/dL

※WHO(世界保健機関)と米国コレステロール教育プログラム(NCEP)によるメタボリックシンドローム診断基準、日本肥満学会1999年ガイドラインなどを基に作成。

上記の5項目のうち、3つ以上が当てはまるようならば、あなたはメタボリックシンドロームといってよいでしょう。

メタボリックシンドロームの人は、糖尿病を発症するリスクは通常の7~9倍。心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクは約3倍にもなるといわれています。
メタボリックシンドロームの背景には肥満があるので、世界一の「肥満大国」でもある米国ではこの問題に対応するため、2001年にメタボリックシンドロームの診断基準を発表しました。この米国コレステロール教育プログラムによる診断基準と1999年にWHOが作成した診断基準は、メタボリックシンドロームのほぼ国際基準となり、日本でもこれらを参考に日本版メタボリックシンドローム診断基準づくりが進められています。
(出典:NIKKEI BP)


◆「1日2時間以上のテレビ」で肥満の危険
1日に2時間以上もテレビを見る習慣がある女性は、肥満になる相対リスクが23%、糖尿病になるリスクが14%も高い――。5万人を超える女性を6年間追跡した米国の研究から、こんな事実が明らかになった。

この研究結果は、今年、Journal of American Medical Association誌に掲載されたもの。「テレビの前からなかなか離れられないという人は太りやすい」という経験則が裏付けられたといえよう。

米国Harvard公衆衛生大学栄養学部のFrank B. Lu氏らの研究グループは、米国在住の12万1700人の女性看護師を対象として、1976年に開始された大規模コホート研究「The Nurses' Health Study」参加者に対する追加研究として、生活習慣と肥満、2型糖尿病の関係について、郵送アンケートによる調査を行った。追加調査は、The Nurses' Health Study参加者のうち、1992年時点で心血管疾患、癌、糖尿病の診断を受けておらず、肥満でない(BMIが30未満)5万277人を対象とした。

調査の結果、テレビを見る時間が週に0~1時間のグループが肥満になるリスクを1.0とすると、テレビ視聴時間が週に2~5時間、6~20時間、21~40時間、40時間以上のグループの年齢調整済み相対リスクはそれぞれ、1.23、1.42、1.68、2.00と、視聴時間の増加に対して統計的に有意に高くなった。
年齢、喫煙、飲酒、食事の影響を調整した肥満の相対リスクは、1日当たりのテレビ視聴時間が2時間増えるごとに23%(95%信頼区間:17%~30%)、統計的に有意に増えることが分かった。

2型糖尿病の発症リスクも、テレビ視聴時間が増えると統計的に有意に高くなった。年齢、喫煙、飲酒、食事、家族歴で調整した糖尿病の相対リスクは、1日当たりのテレビ視聴時間が2時間増えるごとに14%(95%信頼区間:5%~23%)増えることが分かった。
(出典:MedWave)





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最終更新日  2004/11/17 12:28:34 AM
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