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2014/11/05
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カテゴリ: 運動
脳神経細胞の発生や成長、維持、修復に働き、学習や記憶等の能力に影響を与える重要な栄養分・脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌に最も影響を与えるのは運動であることが分かってきたそうです。
また全身に血液を送る能力と知能は比例していると言われていますので、学力の土台として体力は重要です。

脳を鍛えるには運動しかない
世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?

私は40歳から健康増進のためにトレーニングを開始し、独立してから多忙で中断したこともありますが、今でも続けています。世界のパワーエリートは文武両道が当たり前として心身を熱心に鍛えていて、日本の運動オンチ・ガリ勉エリートでは太刀打ちできないと思っています。


人間は動物なので
・動かないと動けなくなる
・動かないと認知能力も低下する
・動かないとQOL(生活の質)が低下する
・動かないと身体が硬くなり、怪我をしやすくなる
・動かないと老化が進む
・楽をすると楽なことしかできなくなる
そして、 サルコペニア 、さらに進んでロコモとなり、
寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけですが、 1日10分程度でも有効という研究結果 が発表されています。

運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。
今年の厚生労働白書によると 健康管理は「何もしない」派が46% もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。
健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向があるようです。
終末期医療専門医の著書「 死ぬときに後悔すること25 」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。
また、 55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」 なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。

・人生で今日が一番若い。
・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)

適度な運動することでフィットネス度が高まるとQOL(生活の質)が上がり、収入が上がり、 生産性が上がり 、健康寿命が延び、寿命も延び、さらに脳や心にもよい効果があり、 美肌にもよく 医療費も下がり 、大人になっても神経まで進化し続けるそうで、運動する意欲がさらに湧いてきます。

しかし、やり過ぎは健康にマイナスになる研究報告もあり、運動好きな人は運動強度や運動量、頻度と的を射たケアに配慮する必要があります。

「運動のしすぎ」はどこから? 米国研究
たいていの人は運動強度を正しく判断できていない
運動しすぎは健康に悪い 英研究2件 「毎日運動」に警鐘
日米の運動ガイドラインの違い 米国は脈拍測定の重要性をより強調
マラソンはチーズバーガーと同類で健康に悪影響か
「ランニングは体に悪い」研究結果めぐり論争

一般的なケアと 活性酸素 に対するケアの重要性がわかります。

スポーツ選手は短命.jpg

機能・気力・体力・活力の変化1410.jpg

ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する6倍返しになるそうで、私の27年間の超健康マニアとしての経験から一番効果的なのは 食・栄養 です。


運動は習慣にしたいですが、散歩では負荷の軽くて十分な効果が期待できないそうで、運動は3つのバランスが大切です。

・有酸素系運動
・筋肉トレーニング
・ストレッチ

運動目的により変わりますが、よりよい運動効果を望むには年齢や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度が重要です。


最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちますが、2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。

社員の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営

脳を鍛えるには運動しかない
1日に3時間立って過ごすとマラソンと同じくらい健康に良い
長時間のデスクワークによる体の不調を軽くする7つの方法
仕事に詰まったら、やっぱり歩くのがベスト:研究結果
デスクワーク中心の人の運動不足を解消 運動は生産性も高める
「座る時間」が1時間増えるだけで身体が不自由になるリスクが1.5倍に
長時間座る高齢女性は死亡リスクが高い
座りっぱなしの生活は早く老ける!?
世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?
長時間座り続けることの弊害
オフィスで立って仕事をする時代がやってくる
座っている時間が長いと糖尿病 を招く
座りっぱなしの生活で高まる慢性疾患リスク
1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大
長時間の座位姿勢は成人病リスク高める、スウェーデン研究


心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。

**************************** 【以下転載】 ****************************

脳由来神経栄養因子(BDNF)は脳の神経細胞の発生や成長、維持、修復に働き、学習や記憶等の能力に影響を与える脳細胞にとっての重要な栄養分である。近年、BDNFの分泌に最も影響を与えるのは運動であることが分かってきた。

「脳を鍛えるには運動しかない」の著者、ジョン・J・レイティはその著書の中でイリノイ州、ネーパーヴィル・セントラル高校にて行われた「0時限」の授業について紹介している。生徒は授業が始まる前に学校のグラウンドに集まり、心拍計を付け最大心拍数の80%から90%の間で10分程度の主観的に「きつい」ランニングを行った。こうした運動をさせた後、授業を受けた生徒の読解力が大幅に上がることに着目した教育関係者は、この取り組みをネーパーヴィル203の学区内すべてに広げてみた。

現在、17年間続く「0時限」の授業の影響は全体的な健康状態の向上のみならず、学力にも大きく貢献しているという。ネーパーヴィルの学区は国際的な指標「国際数学・理科教育動向調査」の理科部門において1位、数学では6位。これは米国の平均(理科18位、数学19位)をはるかに上回る。

似たようなケースを先日訪れた僕の母校である札幌市立盤渓小学校で見ることができた。盤渓小学校は「子供に知恵と心と健康を」をテーマにした小規模特認校制度の学校である。「ばんけいスキー場」が目の前にある立地を生かし、年間13回のスキー授業と学校が終わったあと午後6時までスキーができる「放課後スキー」を推奨している。年間の滑走日数は最大80日に及ぶ。

盤渓小学校の特色はスキーのみでなく総合的な学習の時間の中に「生涯スポーツ」という単元を設け、基礎体力づくりにあてていることだ。通常の公立小学校の1年間の体育の総時間は90~105時間であるが、盤渓小学校の運動時間は170時間余である。

盤渓小学校の子供は文部科学省が実施する「新体力テスト」で全国平均をはるかに上回り(2013年度の評価B以上は盤渓92.7%、全国平均37.3%)、さらに学業での成績も良好という。体力重視の授業内容により、文武両道を実践している。

日本の子供たちの国際的な学力低下が問題視されている。歯止めをかけるには、机に向かう時間を増やすよりも、土台となる体力を身につけることを優先すべきである。

三浦豪太 探検学校

(出典:日本経済新聞)





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最終更新日  2014/11/05 03:55:12 AM
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