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2017/09/30
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カテゴリ: 睡眠・休養
おはようございます。
いつもありがとうございます。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


睡眠は投資と捉えて、明日のためには、どう眠ればいいかと未来志向で考えることがよいようで、なるべく7時間は眠るようにしています。
布団に横になっている時間に対して実際に眠っている時間の割合を睡眠効率といい、一般の人が目指すべき合格ラインは85%以上といわれているそうで、私はApple Watch2で毎日チェックしていますが、90%前後で、深い睡眠も30%以上あり、体感の快眠が裏付けられています。


欧米先進国と比べて日本人の睡眠時間は短く、2014年のOECD報告で、男性はワースト3位、女性は最下位であり、最新の厚労省調査では、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が4割に達しているそうで、生産性の低さにも表れているようです。

日本人は睡眠の重要性には気づいているものの、睡眠よりも「インターネットを使用する」、「好きなテレビ番組/映画を見る」などを優先させているそうです。


日本大学医学部が2012年に「日中の眠気」による国内の経済損失は、年間3兆5000億円、医療費を含むと全体で5兆円程の大きな経済損失という研究結果を発表し、一大センセーショナルとなりました。、
さらに最近の米国のシンクタンク「ランド研究所」の調査研究によると、日本人の睡眠不足を原因とした国家レベルの経済的損失は、国民総生産(GDP)の約3%、約16兆円に達し、このGDP比は調査対象5か国の中でも最大であることが分かりました。



睡眠不足は酔っ払っているのと同じくらい生産性が下がる


睡眠中はノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)が交互にくり返され、入眠直後から3時間までの間に最も深いノンレム睡眠が訪れ、脳の疲労をとることができるといわれているそうです。その次に体の疲労がとれ、最後に心の疲労がとれる、というように、睡眠のフェーズごとにとれる疲労が違うのではないかという仮説もあり、睡眠時間が短くなると、その分、とれない疲労が残ることになるわけです。


2015年の大規模睡眠調査によると、睡眠は何よりも重要だと87%が思っているのに、睡眠に不満を感じていないのはたった17%、しかも睡眠に不満を感じて睡眠改善のために行動を起こしている人の割合はたった25%で、全体の57%の人は、睡眠を改善できるかもしれない行動を起こしていないことがわかりました。


様々な統計結果や医学的根拠から、人間の最適な睡眠時間は7時間程度で、長くても短くてもよくないそうです。この睡眠時間は1日の活動時間の3分の1程度になり、時間にこだわるだけではなく、質を高くすることが大切だと指摘されています。
普段から生活リズムを整えて、日によって睡眠時間に差がないように、質の良い適度な睡眠時間を確保したいものです。


不眠症に悩む人も年々増加しています。
不眠症の原因には、通常疲れたり、寝不足になると必要な睡眠を得ようとする機能が適切に働かない「恒常性異常」、覚醒状態から睡眠状態に移行する体内時計のリズムが崩れる「リズム異常」などがあります。
最近注目されているのが覚醒システムの不具合で、覚醒を維持するオレキシンという脳内物質が過剰に働きシャットダウンしないことが近年の研究で解明されたそうです。

睡眠12カ条.JPG

私達には体内時計があります。主時計は目から入った光の情報を受け取り、メラトニンを分泌する脳にある松果体へ信号を送る部分です。
さらに体内時計をコントロールする時計遺伝子が発見され、この時計遺伝子は脳の視交叉上核だけでなく、心臓、肝臓、肺、筋肉、皮膚などあらゆる細胞に存在しており、脳の主時計に対して末梢時計と呼ばれています。
最近では細胞だけでなく、約100兆個の腸内細菌までもが、体内時計の末梢時計であることが分かり、腸内フローラが良い状態であることがよい眠りにも大切だそうで、腸内フローラ改善変化はすぐ睡眠に好影響を与えるようです。


睡眠には謎が多く、睡眠中は脳も休んでいると考えられていましたが、起きている間より寝ている間の方が脳は忙しく重要な活動を行っていることがわかってきたそうで、改めて睡眠の重要性がわかりました。


1.有害な毒素を排出する
2.起きている間に得た情報を復習し、記憶させる。
3.バラバラに入ってきた情報をまとめ、整理する。
4.免疫力を高める。


睡眠時間国際比較.jpg

厚生労働省調査では、日本人の5人に1人が不眠に悩んでいるそうですが、2014年11月6日に発表された民間会社の全国20~79歳の男女7,827人の実態調査によると、国際基準「アテネ不眠尺度」で、約4割が「不眠症の疑いがある」、約2割は「不眠症の疑いが少しある」と判定されています。また、睡眠と寝起きに関する実態調査委員会の調査では、寝起きがだるい:48.1%、寝起きの目覚めが悪い:9割を超えています。

睡眠障害による国内の経済損失は3.5兆円

睡眠の生活パターンで一番よいのは、早寝早起き型で、週末の朝寝坊は時差ボケという意外な落とし穴を生むので、平日との差は1時間以内までがよいそうです。
体内時計は24時間よりも少し長めなので、このズレを修正してくれるのが、朝に浴びる太陽光と起床後1時間以内の朝食だそうです。

睡眠コーチとして活躍されている雨晴クリニック副院長の坪田聡先生は、「10分の2度寝」と「20分の昼寝」が仕事の効率をグイッと上げると提唱 されています。

不眠症患者の半分は、最低6時間の通常の睡眠時間を取っているが、不眠症患者の42%は、睡眠時間を1時間以上少なく見積もっていたり、眠っていたのに起きていたと勘違いすることがあるそうです。
不眠症は睡眠が少なすぎるのではなく、脳の動きが活発すぎると研究者は指摘しています。


日本人は、睡眠の不満は多く、最新の調査では 半数以上が睡眠に不満、約9割が快眠のために現状改善を希望 しているそうで、日本人のガンが減らない一因だと思います。

不眠症の本質的な問題は睡眠状態誤認である ことを世界に先駆けて喝破したのは日本人研究者だったそうです。不眠症は実際よりも睡眠時間を短く、寝つきを長く感じているそうです。


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2014年3月に 厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針」 を発表しています。
2014年厚生労働白書によれば20~39歳の若い世代でも「睡眠で休養がとれている」と思う人は半数だそうですが、年齢に関係なく疲れ知らずになるのは簡単なので、喜ばれています。

・「 健康づくりのための睡眠指針2014 」 厚生労働省

~睡眠12箇条~
 1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
 2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
 3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
 4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
 5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
 6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
 7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
 8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
 9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

睡眠の問題を抱えている方は、睡眠調節機能を整えることが大切で、(1)朝きちんと目覚めるために太陽光で目が覚まし、(2)日中脳と身体を適度に動かすことが大切だそうです。

”睡眠満足度”があなたの年収を変える!眠りの技法


私の睡眠時間は19年前に起業・独立してから4時間前後でしたが、2年くらい前から23時には寝て5時くらいに起きる6時間に増やすよう心がけていますし、時々昼食後に20~30分の昼寝をすることもあります。
おかげ様でよい寝付き・スッキリ抜群の寝起き・目覚まし不要の快眠なのはiPhoneアプリでも確認できていますが、 有能な人の睡眠時間は平均8時間36分 との情報もあります。

睡眠.jpg

睡眠障害は精神科疾患の問題だけではなく、循環器疾患や糖尿病、メタボ、肥満などの生活習慣病や精神疾患、美容とも密接に関連するそうです。

慢性的睡眠不足で脳神経が死滅:マウスで実証

また、睡眠薬を多用すると、ガン発症リスクが35%増加したり、早死リスクが4倍以上高まると指摘されているそうですし、アルコールを飲んで眠ることは質のよい睡眠ではありませんので健康によいといわれる微量以内で済ませたいものです。

不眠改善の行動内容.jpg

私は起床してすぐにパワフルに動け、終日疲れ知らずな生活を続けていますので、同じようなことをしたい人のお手伝いもしています。

一般に言われている質のよい睡眠のコツにプラスして
・心身の健康状態を向上させて維持する(意外と簡単でした)
・快眠環境を整える
・明確な目的や志がある
・鼻呼吸を徹底するために口閉じテープをする
これらから短時間睡眠でも好調を維持できています。


健康経営の提案 社員元気で会社も元気


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


あなたの眠りの質チェックリスト
睡眠改善委員会

知人が展開している NPO法人睡眠時無呼吸症候群ネットワーク

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**************************** 【以下転載】 ****************************

私たちの体を形作る細胞の数は40兆個とも言われ、それぞれが様々な役割を担っています。脳というと「神経細胞」を思い浮かべる方が多いと思いますが、それ以外にもいくつかの種類の細胞があり、互いに協調しながら脳の機能を保っています。今回はその中でも、脳の「掃除屋」ともいえる細胞「ミクログリア」と、睡眠との関係を調べた論文をご紹介します。


寝不足で活性化される脳の「食作用」

2017年、『The Journal of Neurolscience』という学術誌に、睡眠不足と「ミクログリア」の関係を調べた論文が発表されました。「ミクログリア」とは脳にある細胞の一種で、脳の「免疫」を担う細胞と考えられています。免疫とは、外部から侵入してきたウイルスや微生物、さらに壊れたり古くなったりした細胞などを分解して排除する仕組みのことです。ミクログリアは脳で不要になった細胞や、蓄積した物質を破壊してしまう脳の「掃除屋さん」のような役割をしています。このようなミクログリアの働きを「食作用」と呼んでいます。


睡眠と「ミクログリア」の関連性を調査

実験はマウスを用いて行われました。「睡眠時間」と「起きている時間」を調節して、睡眠がどのように「ミクログリア」の働きに影響するかを調べました。一つ目は、睡眠を妨げて8時間以上起きたままにした「一時的な寝不足のマウス」のグループです。二つ目は、睡眠の途中で起こすという操作を5日間にわたって繰り返した「慢性的な寝不足のマウス」のグループです。これらのマウスから脳を取りだし、通常の生活を送っているマウスの脳と比較しました。

まず「アストロサイト」という細胞の観察を行いました。「アストロサイト」とは、脳にある細胞の一種で、脳の全細胞の半分を占めているといわれます。神経細胞同士が情報を伝達するために出す物質の調節を行ったり、神経細胞に栄養を与えたりするなどの重要な役割を担っています。観察の結果、アストロサイトの占める体積は、どのグループのマウスの脳でも同程度でした。しかし「寝不足のマウス」の脳では、通常のマウスの脳よりも、ミクログリアの「食作用」によって、より多くのアストロサイトが分解されていることがわかりました。特に「慢性的な寝不足のマウス」のほうが、「一時的な寝不足のマウス」よりも食作用が多く起こっていることがわかりました。

次に、それぞれのグループの脳の「ミクログリア」の働きを比較しました。ミクログリアの細胞数はどのグループのマウスでも違いはありませんでした。しかし、ミクログリアの食作用の起こっている部分を比較したところ、「慢性的な寝不足のマウス」では他のグループのマウスよりも「食作用」が頻繁に行われていることがわかりました。


寝不足になると神経細胞に悪影響?

以上の結果から、寝不足になると、脳のミクログリアの食作用が活性化され、アストロサイトが必要以上に分解されてしまう可能性が示されました。またこの傾向は、一時的な寝不足よりも、慢性的な寝不足の脳で起こりやすいことがわかりました。


慢性的な寝不足で脳にダメージが出る可能性も

アストロサイトは脳の機能を維持するには欠かせない細胞です。もし必要以上に分解されてしまうと、神経細胞が十分な機能を果たせなくなると推測できます。これが慢性的に起これば、認知機能にも少なからず影響を及ぼすでしょう。今回の研究では、一回の睡眠不足よりも何日にもわたる睡眠不足のほうが、食作用が起こりやすいことがわかりました。毎日のように睡眠時間を削って仕事に励んでいる方も多いと思いますが、慢性的な寝不足は脳に少なからずダメージを与え、これが蓄積すると認知機能などにも弊害が出てくる可能性があります。今一度、睡眠の重要性を考えていただくきっかけになればと思います。

(出典:認知症ネット)





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最終更新日  2017/09/30 06:21:00 AM
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