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2006.11.28
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テーマ: 庭の植物(250)
カテゴリ: 植物(木本)




 我が家の庭はごく狭いにも拘わらず、柿の木が3本もある。その3本とも品種が異なり、先日紹介した次郎柿の他は、善寺丸、百目柿という昔の品種で、かつて庭が広かった頃に植わっていたのを、兄が懐かしがって何処からか探してきて植えたものである。



 善寺丸はこの辺りに昔からあった柿で、小田急線沿いの地名(駅名でもある)「柿生」の由来は、この善寺丸が沢山植わっていたことによるとのこと。実際、私が子供の頃の生田や柿生は今とは全く異なり、雑木の生えた人家のない丘陵地帯が延々と続き、その間の低地に水田と農家があって、農家の庭には柿の実が沢山なっていたのを憶えている。



 昔話はさておき、我が家の善寺丸は未だ木が小さくてよく実が着かないから、今回は葉だけを紹介する。


柿の葉(善寺丸)1
柿の葉(善寺丸)(2006/11/18)



 私の理解するところに拠れば、柿の葉が紅葉するときには1枚の葉の中に赤い部分やまだ緑色の部分、或いは、濃い褐色に変色した部分などがあって、全体として渋い色具合になる筈なのだが、この善寺丸の葉は全体が均一に橙色である。

 百目柿の方は、紅葉しないでもう落ち始めているし、次郎柿の葉はまだ緑色のまま。同じ柿でも、紅葉の仕方が随分異なる。

柿の葉(善寺丸)2
柿の葉(善寺丸).まだ緑色がごく僅か残っている(2006/11/18)



 しかし、考えてみればカエデやモミジでも品種により紅葉の仕方が異なるし、ケヤキにも同じ種なのに紅葉するのと黄葉するのがある。カロチノイドやアントシアニンの合成系に何か違いがあるのだろう。色素の生合成は多くの酵素反応の連鎖によるので、それらの酵素の内の1つにでも異常が生じれば、連鎖が途中で止まってしまい、結果として色が異なったり、無色(花などの場合は白色)になったりする。


柿の葉(善寺丸)3
柿の葉(善寺丸)(2006/11/21)



 善寺丸の葉も、もう殆ど落ちてしまった。いよいよ苦手な冬が始まる。







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最終更新日  2006.11.28 09:42:45
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