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2007.06.26
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カテゴリ: クモ




 このアリグモも、最初見たときはオオクロアリだと思った。


アリグモ1
マンリョウの木を下りるアリグモ.姿がアリに似ている(2007/05/29)



 下の写真で分かるように、アリグモは双眼鏡の様な前中眼を持っており、ハエトリグモの仲間である。ハエトリグモだからそれらしく、時々ピョンと跳躍する。これでアリでないことが分かる。

 写真のアリグモも、ピョンと跳んだので、漸くアリではないことが分かった次第。

アリグモ3
正面から見たアリグモ.双眼鏡の様な前中眼を持っている(2007/05/29)



 しかし、観察していて意外だったのは、普通のハエトリグモは下の葉へ移動するときなど専らチョコンと跳ぶのに対し、このアリグモは如何にもクモらしくお尻から糸を出してツーと下りる。

アリグモ2
マンリョウの葉上を徘徊するアリグモ.上顎が大きい(2007/05/29)



 このアリグモは雄。アリグモの雄は、写真の様に、体全体と不釣り合いなほど強大な上顎を持っているので一目で区別が付く。一方、雌の上顎は体に釣り合った、普通の大きさである。

 クモ類では一般に雌の方が大きいが、アリグモの場合は、雄の上顎が長いので、全長としては雄の方が大きくなる。

アリグモ4
地面に下りたアリグモ.前から見なければやはりアリに似ている(2007/05/29)



 アリグモ君、盛んにマンリョウの木を上がったり下りたりしていたが、獲物は全く捕れなかった。ハエトリグモもそうだが、どうも徘徊性のクモは造網性や待ち伏せ型のクモよりも、獲物を抱えているのを見ることが少ない様に思う。家の彼方此方に居る アダンソンハエトリ も何時も手ぶらである(時々CRTの上にやって来る。マウスカーソルを虫と思って追いかけ、時々飛びかかったりする。何も掴まるものが無くて気の毒だが、何とも可愛く、ついつい遊んでしまう)。

 まァ、獲物が少なくてもクモは簡単に餓死しないから、それでも別に構わないのだろう。







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最終更新日  2007.06.26 11:35:28
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