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2007.08.10
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 先日、笊を持って庭に収穫に出たら、プーンという聞き慣れた大きな高い羽音、シオヤアブに間違いない。何処にいるのか探してみたら、ブルーベリーの横にあるヤブミョウガの葉上に鎮座マシマシていた。今年初めての御到来である。


シオヤアブ(雌)
シオヤアブ(雌).雄の尾端には白色毛がある(2007/07/28)



 久しぶりに見ると、やはり大きい。先日の サキグロムシヒキ はその前に紹介した ムシヒキアブの1種 よりも2周り位大きいが、このシオヤアブは更にその2周り位大きい。

 最近は1cmに満たない小さい虫の写真ばかり撮っているので、こう大きいと一寸戸惑う。随分離れていても撮れるのが、何となく不思議に感ぜられる。

シオヤアブ(雌)
金色に輝くシオヤアブ(2007/07/28)



 他の普通のムシヒキアブと較べると体長に比して脚も体も太く、見るからに頑丈そうである。体毛が金色をしていて、まるで「黄金の獅子」と言ったところ。

 格好だけでなく、実際にも獅子の様な獰猛な虫で、アシナガバチは無論のこと、スズメバチの類まで捕食してしまうらしい。

 我が家の庭でも、それよりはずっと小型だが、ヒメハナバチと思われるハチを捕らえていた(写真は取り損ねた)。

シオヤアブ(雌)
シオヤアブの威容.黄金の獅子の如し(2007/07/28)



 ベランダの椅子に座って、夏の日差しの中を飛ぶシオヤアブの羽音を聞いていると、急に子供の頃の夏休みの情景が想い出されて来た。

 その頃は庭も広く、前庭だけで100坪以上はあったから、随分色々な虫がやってきた。居間の前のベランダに捕虫網を置いておき、虫が来たのが見えると、居間から飛び出して捕虫網を掴み、庭に駆け出して行ったものである。

 あの頃と較べると、本当に虫が少なくなった。ウマオイ、ジガバチ類、ベッコウバチ類、オオハキリバチ、オニヤンマなど、昔はごく普通だったのに、最近では全く見たことがない。アゲハヒメバチ、クロハラヒメバチ、クロアナバチなどもちょくちょく見かけたのだが、最近ではとんとお見限りである。

 しかし、その頃は小田急線の喜多見より西側では、宅地より農地の方が多かったことを考えれば、まァ、仕方ないかも知れない。

シオヤアブ(雌)
正面から見たシオヤアブ.以前紹介したサキグロムシヒキと

同じ構図だが、ずっと逞しい.口器の先端に毛が生えている

(2007/07/28)



 このシオヤアブ、我が家にやってきた次の日には早速交尾をしていた。シオヤアブの幼虫は地中で暮らし、ネキリムシ類を補食すると言う。我が家ではネキリムシが猖獗を極め、これまでに多くの木が枯れている。是非、卵を産んで行って欲しいものである。







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最終更新日  2007.08.10 09:39:15
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