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2009.06.13
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 今回の出張は2ヶ月に満たなかったので大して疲れては居ない。しかし、帰国便が早朝発であったのとその次の日にまた早起きをしなければならい事情があって、それで睡眠不足に陥り未だに頭痛が取れない。そんな訳で帰国後の第一報は少し遅れてしまった。

 庭は草も木も伸び放題だから虫は結構居る。掲載済みの虫が殆どだが、探せば未掲載の虫も居ない訳ではない。当然小さい虫が多い。今日紹介するセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ( Uroleucon nigrotuberculatum )の有翅形も体長は3.5mm、余り大きい虫とは言えない。和名は矢鱈に長いが・・・。


セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ1
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシの有翅形(胎生雌)

横から見ると脚や触角が長く、翅も綺麗で中々カッコイイ

(2009/06/12)




 虫集め用に植えてあるセイタカアワダチソウの茎上部に数頭居た。有翅形だが今頃居る有翅形は有性ではなく単性の胎生雌で、やがて無翅胎生雌を産み、その後巧く行けば爆発的に増える筈である。

 我が家にアブラムシは多い。しかし、このアブラムシをこれまでに見かけた記憶はない。胴体は真っ赤で脚の大部分と触角は真っ黒、かなり特徴的なアブラムシである。だが「日本原色アブラムシ図鑑」には載っていない。そこで、「セイタカアワダチソウ アブラムシ」で検索すると一発でセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシが出て来た。

 セイタカアワダチソウ以外の植物には殆ど寄生しないらしい。と言うことは、セイタカアワダチソウの原産地である北米からの外来種に違いない。

セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ2
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシの有翅形

(2009/06/12)



 調べてみると、このアブラムシは1980年代後半に北米から侵入したと推定されているとのこと。セイタカアワダチソウが帰化したのは1890年代の終わり頃らしいので、宿主が帰化してから約1世紀遅れて寄生者であるアブラムシがやって来たことになる。

 掲載の写真を撮ったのは昨日である。今日見てみると1頭しかしない。何処か別の場所に移動したのかも知れないが、このセイタカアワダチソウには ササグモ が1頭居て盛んにかけずり回っているから、その餌食になってしまった可能性が高い。どうやら、我が家でこの長い名前のアブラムシが爆発的に増殖することは無さそうである。







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最終更新日  2009.06.13 18:06:38
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