全4件 (4件中 1-4件目)
1
本のことはすでに紹介したので省略します。先日職場で同僚が文庫本を読んでいたので、何を読んでいるか聞くと「風が強く吹いている」とのこと。この小説には双子のランナーが出てくるのですが、自分が「ふたごのランナーが出てくるとザ・たっちを思い浮かべてしまう」と言ったところ、その同僚も同じとのことでした。あの2人が走るとはとても思えないので、お笑いになってしまいますが・・・。同じことを考えている人がいるなんて嬉しくなります(^^)
2010年01月22日
コメント(0)
昨年の「このミステリーがすごい」で一位になったのが、東野圭吾の「新参者」でした。「新参者」は加賀恭一郎が主人公ですが、その第一弾が「卒業」です。この「卒業」では加賀はまだ学生で、大学の友だちが次々に謎の死をとげ、それを探偵のごとく探っていきます。この作品でのトリックの鍵を握るのが、「茶道」のしきたりなのですが、これがなかなか理解できない。そのため、読んでいてもおもしろさが半減してしまいました。伏線がとても面白かっただけに少し残念でした。それと、警官や探偵以外が事件を解決していくのは、自分としてはどうも受け入れがたいところがあります。そのあたりが自分の評価が少し低めになった要因です。このあと加賀恭一郎シリーズを読むかと言えば??です。発行:講談社(講談社文庫)初版:1989/5/15価格:590円+税評価:C卒業
2010年01月19日
コメント(0)
岩波新書では珍しく、「です・ます」調で書かれています。それが「法隆寺」の雰囲気と相まって厳かな雰囲気を醸し出しています。ゆったりとした雰囲気が味わえ、おもわず旅に出たくなります。ただ、やや専門的なの所もあり、ところどころ読み飛ばしてしまうところもあります。もう少しわかりやすく書いてあってもいいかと思います。とはいえ、五重塔や救世観音を見に行きたくなる一冊です。発行:岩波書店(岩波新書)価格:760円+税発行:2009/12/18評価:C法隆寺を歩く
2010年01月07日
コメント(0)
重松清作品では「いじめ」をテーマにした短編作品は、「青い鳥」をはじめ、いくつかありますが、長編の作品では初めてではないでしょうか。重たい内容にもかかわらず、一気に読んでしまいました。それほどまでに次の展開が読めず、また、どうなるのかと期待と不安を持たせる作品でした。ミステリーやノンフィクション以外で、短時間で読んだ本はありませんでした。中二のときにいじめを苦に死んだクラスメートの遺書に書かれた4人。そのうちの1人の僕は、「親友」と書かれ、彼女は「ありがとう」と書かれていた。そして僕はこのあとどう生きていくか。読み終わった後、久しぶりに呆然としてしまいました。それほどに深い感動を呼ぶ作品でした。「いじめ」をテーマにしているのに上手にまとめ上げるのはさすがでした。発行:講談社価格:1600円+税初版:2009/12/14評価:A
2010年01月01日
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1