『私の中のドラマ』 キム・カーンズ 「Mistaken Identity」 Kim Carnes(81)
LAの超一流をバックにスーパー・スターへジャンプ。話題沸騰キム・カーンズの最新意欲作!! A面 1.ベティ・デイヴィスの瞳 2.愛を殺したのは誰?- Hit and Run 3.私の中のドラマ- Mistaken Identity 4.遠く離れても- When I'm Away from You 5.運命のカード- Draw of the Cards B面 1.夜にルールはいらない- Break the Rules Tonite ずっとこのまま… - Still Hold On 3.恋より素晴しく- Don't Call It Love 4.あなたのいない夜- Miss You Tonight 遠い仲間たちへ- My Old Pals 子供の頃から「ザ・モンキーズ・ショー(The Monkees)」 や「人気家族パートリッジ(The Partridge Family)」を見て育ったおかげか、小学生のうちから洋楽――といってもビートルズ(The Beatles)やアバ(ABBA)、ノーランズ(The Nolans)ぐらいだったけど――に親しんでいた私にとって、本格的に洋楽に夢中になる扉を開いてくれた曲のうちの一つが、今回取り上げるキム・カーンズ(Kim Carnes)の “ベティ・デイヴィスの瞳(Bette Davis Eyes)” だった。 81年5月~6月にかけて米国ビルボードチャートで5週連続1位(一週だけトップを明け渡した後、そこから更に4週連続1位)を記録した他、仏・独・伊・西・豪など各国でNo.1に輝き、ここ日本でも81年4月から放送が開始された「ベストヒットUSA」のヒットチャートで6月~7月に亘り5週連続でTOP 1になり、1981年のビルボード年間チャートでも堂々の1位を記録。そして翌年にはグラミー賞の “最優秀楽曲賞(Song of the Year)” と “最優秀レコード賞(Record of the Year)” の二冠に輝いたほどの大ヒット曲である。
“ベティ・デイヴィスの瞳” のPVは良くも悪くも非常に印象深い。…訳が分からなさすぎて。皆で向き合って頬をバチバチ叩くシーン、あれは何か意味があるのだろうか?なんか着物の人もいるけど、どういうシチュエーションなの!? 同じくシングルカットされたものの、こちらはあまり順位がパッとしなかった “運命のカード(Draw of the Cards)” のPVは何やらちょっと不気味な感じ。パフォーマンス集団みたいなのが気味悪く踊ってたことぐらいしか覚えてないけど。