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00年12月~05年8月まで第5シーズン全83話放送された大ヒット・ゲイドラマ「Queer as Folk」。そのサウンドトラック(OST)を今更だらだら取り上げているが、最後となる今回はファイナルシーズン放送前の05年3月にリリースされた「Queer as Folk : Club Babylon」を御紹介。 このアルバムは2枚組で、CD 01にはドラマで使用された楽曲が、CD 02には“バビロンの夜”をイメージし、当時のビルボード(Hot Dance Club Songs)チャートを賑わせていたヒット曲のリミックスver.が収録されている。そのCD 02に収められているアーティストの中には、別の楽曲がドラマで使用されていたり。 また、CD 01の楽曲で既にシーズン毎のOSTに収められている曲も、このアルバムでは別ミックスになっているので、聴き比べてみると面白いかも♪ 勿論2枚ともノンストップだ! Queer as Folk : Club Babylon (OST)CD 01 : Babylon01. Boy (Original Mix) - Book Of Love 120-バビロンにて。テッド&ブレイク02. Free (Oscar G Space Anthem) - Ultra Naté 204-エンドクレジット / 512-ポッパーズにて、エメット&ドリューとテッド&タッド *「The Final Season」に“Jason Nevins Mix”収録03. Smalltown Boy (Original Mix) - Bronski Beat 312-ブライアンとハンター、バーでライカート警官に会う04. True (The Faggot is You) (Deep Dish Mix) - Morel 214-エメット、テッドのゲイ向け動画に最後の出演→皆でお別れパーティー05. Spin Spin Sugar (Armand Van Helden Mix) - Sneaker Pimps 119-バビロンにて。ブライアン、バックルームへ…06. Fly Again (Scumfrog Club Mix) - Kristine W 309-バビロンにて。ブライアン&ジャスティンの仲復活。離れて二人を見詰めるマイケル達 *アルバムジャケットの写真はこの(ひとつ前の曲の)シーン07. Appreciate Me (Trip To Paradise Mix) - Amuka 403-バビロンにて。一人で踊っているエメットにマイケルとブライアンが話し掛ける08. Safe From Harm (Peter Rauhofer Mix) - Narcotic Thrust 304-バビロンにて。ブライアンとテッド09. Break 4 Love (Friburn + Urik Tribal Mix) - Peter Rauhofer + The Pet Shop Boys = The Collaboration 209-マイケル&ベン in bed → バビロンにてブライアン&ジャスティン10. Dive In the Pool (X-Union Mix) - Barry Harris feat. Peper Mashay 102-エンドクレジット *「The First Season」にオリジナル収録CD 02 : Beyond Babylon01. Home (Offer Nissin Remix) - Suzanne Palmer02. The Wonder Of It All (Offer Nissin Remix) - Kristine W03. I Need You - Friburn & Urik04. Doesn't Really Matter (Friscia & Lamboy Remix) - Murk05. Give Me Your Love (Valentino Kanzyani Remix) - Carl Cox 06. Stand Up (Hott 22 Remix) - Loleatta Holloway 503-Woody'sにて。マイケル&ベン、そしてブライアン07. Lift It Up (DJ Paulo & Jamie J Sanchez Mix) - Inaya Day08. B More Shake (FC Nond Remix) - Afrika Bambaataa & The Millennium Of The Gods09. Back To Love (Friscia & Lamboy Vocal Anthem Mix) - Rachel Panay10. So Many Times (Antoine Clamaran Remix) - Gadjo CD 01の1曲目、ブック・オブ・ラヴ(Book of Love)の“Boy”は85年にリリースされた彼女達のデビュー・シングルで、当時のビルボード(Hot Dance Club Play)チャートでは7位に入った。 同じくCD 01の3曲目、“Smalltown Boy”を歌っているブロンスキ・ビート(Bronski Beat)はメンバー3人共がゲイだった。 ゲイといえば、CD 01の9曲目に入っているペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)のニール・テナント(Neil Tennant)もそうだったなぁ。 米国版「Queer as Folk」のOSTに関しては以上でおしまい。探せばまだ他にもあるのだろうが、クラブミュージックには然程興味がないので、もうこれで十分かな(^^;
2014.01.18
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米国版「Queer as Folk」は第5シーズンが最終なので、このアルバムが一応最後のサウンドトラック(OST)となる。(ジャケット写真、向かって左から1st → 5th Season OST) Queer as Folk : The Final Season (OST)01. The Skins - Scissor Sisters 502-ジャスティンは「Rage」映画製作のためハリウッドへ。そこのクラブにて02. Ride It (Hex Hector 12" Mix) - Geri Halliwell 507-バビロンにて。テッド、トロイとバイバイ03. Hardcore Mutha F*cka - DV Roxx ※*はu(猥褻表現にあたり表示不可) 502-ブライアン、バビロンを買取って再オープン♪ 04. Jin Go Lo Ba - Fatboy Slim 501-ブライアンがバビロンのバックルームでお楽しみのところへ、警官が!05. Free (Jason Nevins Mix) - Ultra Naté 512-エメット&ドリュー、そしてテッド&タッド、ポッパーズにて06. Dance Me to the End of Love - Madeleine Peyroux 512-レストランでテッド&タッドが愛を語り合う07. My Beautiful Friend (Lionrock Mix) - The Charlatans 506-商談中のブライアン、トイレでブランドンと並んで…08. Fever - Superpitcher 502-エンドクレジット09. This Mess We're In - PJ Harvey 512-「一度も約束を破ったことがないのはブライアンだけ…」→エンドクレジット10. Personal Jesus - Marilyn Manson 504-ブライアンのベッドでジャスティン共々、別の男性とお楽しみ11. Drama (Warren Clark Club Mix) - DJ Rhythm 508-バビロンで不敵に見詰め合うブライアンとブランドン→エンドクレジット12. Summer Moon - Africanism All Stars 512-Woody'sにて。エメット、テッドの新BF・タッドを紹介される13. Shine (Babylon Mix) - Cyndi Lauper 510-バビロンでシンディ・ローパーのライヴ開催。そのとき会場に閃光が!14. Proud (Peter Presta QAF V Mix) - Heather Small 513-バビロンで踊るブライアン、マイケル&ベン、エメット、テッド&ブレイク→エンドクレジット 13曲目の“Shine”は、シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)御本人がゲスト出演した際に歌った曲だ。彼女はLGBT(Lesbian, Gay, Bisexual and Transgender)運動に参加しており、Queer(セクシャル・マイノリティ)達に理解がある方なので、最終シーズンにピッタリのゲストであった。ライヴ以外でも1シーンだけちょこっと出演してたり(^^) でもってラストを飾る“Proud”、この曲は第1シーズンの1話で流れた曲のリミックスver.で、まさに最後に相応しい選曲だ。 だらだらと書き綴ってきた「Queer as Folk Soundtracks」も次でいよいよ最終となる。次回は「Queer As Folk Club Babylon」というアルバムを御紹介♪
2014.01.15
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ゲイドラマの金字塔「Queer as Folk」。そのサウンドトラック(OST)をただ紹介するだけの「Queer as Folk Soundtracks」。今回は4thシーズンのOSTを御紹介。 …とその前に、「Queer as Folk : The First Season」で1曲目の“Spunk”を「全83話オープニング」としていたが、今回4thシーズンを久々に観てみるとOP曲が変わっていた。“Spunk”は「1st~3rdシーズン(56話)オープニング」の誤りでした。すみません m(_ _)m 今までと比べると今回クラブミュージックはやや少なめかな。(ジャケット写真、向かって左から1st → 5th Season OST) Queer as Folk : The Fourth Season (OST)01. Cue the Pulse to Begin - Burnside Project NEWオープニング曲02. Attitude - Suede 408-エンドクレジット03. I'm the Main Man - Jason Nevins 412-エメット&ドリューにバビロンの客達の目が釘付け…というエメットの妄想04. Train - Goldfrapp 406-ジャスティン、Woody'sにて / ヴィックの弔問に訪れたブライアンが帰る05. Love of the Loveless - Eels 402-テッド、ブレイクのいるリハビリセンターを晴れて退所06. Scream - Ima Robot 404-Woody'sで玉突きに興じるブライアンとマイケル07. You Are My Joy - The Reindeer Section 411-エンドクレジット08. Understanding the New Violence - The Uncut 403-エンドクレジット09. Satellite - TV On the Radio 410-ブライアン、サウナにて。TATTOO男が近寄るも…10. If I Were a Man - Andrea Menard 409-ダレン、稽古中11. 7 Minutes - Circlesquare 405-ダフネ、ブライアンの会社を訪れる / クリスと再会したジャスティンは…12. Sanctuary - Origene 410-漢方薬で復活を果たしたブライアン、ジャスティンとバビロンのバックルームへ13. Strobe's Nanafushi (Satori Mix) - Kodo 405-バビロン、剣闘士達のダンス14. Wonderful Life - Black 414-負傷しながらもLiberty Rideを続けるブライアン、ジャスティンの幻に励まされる 和太鼓集団・鼓童が13曲目に入っているが、日本人である私は彼等の音楽を一度も耳にしたことがないという…(^^; 意外と海外での評価が高いのね、太鼓って。 次回はいよいよ最終シーズンだ。
2014.01.11
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03年春に全米とカナダで放映された米国版「Queer as Folk」第3シーズン。このシーズンは内容が充実していて実に面白い。 サウンドトラック(OST)も今回だけは2枚組。1枚目はクラブミュージックがメイン、2枚目はそれ以外ということで、個人的には2枚目の方が好きかな(^^; 「Queer as Folk Soundtracks」 3rd Season は以下のとおり。(ジャケット写真、向かって左から1st → 5th Season OST) Queer as Folk : The Third Season (OST)Disc One01. Some Lovin' (Peter Rauhofer Mix) - Murk vs. Kristine W. 310-バビロンにて。ジャスティンと踊るブライアンにマッチョ男が近付く02. At the End (The Scumfrog Remix) - IiO 311-バビロンでテッドを探すエメット&マイケル03. Never (Past Tense) (Tiest Mix) - The Roc Project feat. Tina Arena 308-バビロンにて。ブライアンとジャスティン、ぎこちない会話04. From the Inside (Junior Vasquez Mix) - Gioia 307-バビロンのバックルーム。ブライアンとジャスティン、別々の相手と…05. Walking On Thin Ice (Danny Tenaglia Club Mix) - Yoko Ono 310-バビロンがバックルームを閉鎖。ブライアン、ジャスティンのポスター貼りを手伝う06. Native Love (Step By Step) - Divine 304-料理に精を出すエメット。だがテッドは呆然07. Viva Colombia (Cha Cha) (NamZip Club Mix) - Namtrak vs. Chris Zippel 309-バビロンにて。ヨリが戻ってラブラブなブライアン&ジャスティン08. The Sound of Violence (Dancefloor Killa Mix) - Cassius 304-ジャスティンにブレスレットを付けてもらい、ちょっと嬉しいブライアンDisc Two01. Loretta Young Silks - Sneaker Pimps 308-ダフネの部屋。落ち込むジャスティンを励ますダフネ02. Weapon - Matthew Good 309-ブライアン&ジャスティン、ベッドでblowjob03. Infra Riot - Soundtrack of Our Lives 303-愛車・コルベットを運転するブライアン04. Rough Boys - Pete Townshend 309-エンドクレジット05. Sola Sistim - Underworld 306-ブライアン、愁うジャスティンとバーでバッタリ 06. Lover's Spit - Broken Social Scene 308-“And you're never to play violin music in my presence again.” ブライアン&ジャスティン、やっと仲直り 1st SeasonのOSTにも収録されていた巨体ドラァグ・クイーン、ディヴァイン(Divine)の楽曲が今回も。Disc Oneの6曲目、“Native Love (Step By Step)”は82年にリリースされた曲。 Disc Twoの4曲目、“Rough Boys”はザ・フー(The Who)のギタリストであるピート・タウンゼント(Pete Townshend)が80年にリリースしたヒット曲。 ピート・タウンゼントの曲が収録されているのなら、シーズン最終話(314)で流れたインエクセス(Inxs)やニュー・オーダー(New Order)の曲も入れてほしかった。特にニュー・オーダーの“True Faith”は3rdシーズンの最後を飾る、最も盛り上がったシーンで流れてめちゃめちゃ印象に残っているんだけどなぁ。
2014.01.10
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10年くらい前に放映された日本未放送のゲイドラマ、しかもそのサウンドトラック(OST)になど今更誰も興味がないであろうことは重々承知のうえでお送りしている「Queer as Folk Soundtracks」。 今回は02年にリリースされた2ndシーズンのOSTについて。このアルバムにはビルボードのダンス・クラブチャートを賑わせた曲もいくつか収録されており、しかもノンストップ・リミックスということで、クラブミュージック好きな方はかなり楽しめると思う。44歳のおばはんにはどの曲も同じように聴こえるのだが…(ジャケット写真、向かって左から1st → 5th Season OST) Queer as Folk : The Second Season (OST)01. Hide U (John Creamer & Stephane K. Creamer Remix Edit) - Kosheen 212-バビロン→エンドクレジット 02. Absolutely Not (Chanel Club Mix Edit) - Deborah Cox 213-ジャスティン、バビロンでゴーゴーダンサーのアルバイトを03. Everyday (Hex Hector & Mac Quayle Club Mix) - Kim English 220-バビロン、「Rage」で大盛り上がり♪04. Caught Up (Guido Osario Vocal Mix) - DJ Disciple feat. Mia Cox 213-バビロンにて。ジャスティン、ダンサーのチップに目が眩む!?05. Rising - Elle Patrice 201-2ndシーズン第1話初っ端。バビロン再び06. Sneaky One - Satoshi Tomiie feat. Deanna 206-バビロンでブライアンとジャスティン、取り決めを交わす/ エンドクレジット07. Harder, Better, Faster, Stronger (Pete Heller's Stylus Remix) - Daft Punk 220-バビロンにて、ベン&マイケル 08. Star Guitar (Pete Heller's Expanded Mix) - The Chemical Brothers 216-バビロンのカウンターでブライアン、ジャスティン、テッド&エメット09. Miss You (Illicit Remix Edit) - Etta James10. Plenty (Fade Mix) - Sarah McLachlan 219-エンドクレジット11. Underwater (Mauve's Dark Vocal Mix) - Delerium feat. Rani 210-エメット、ジョージをバビロンに連れて行って仲間に紹介12. Beautiful (Calderone After Hour Mix) - Mandalay 9、12曲目はDVDのJukebox(BGM一覧)に載っておらず、全話確認するのも面倒なので省略。どの回かのバビロンでのシーンででも流れていたのだろう(適当)。 その9曲目の“Miss You”はローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が78年に大ヒットさせた曲のカヴァーだそうな。 相変らず知らないアーティストがズラリ。日本の方もいらっしゃるようだけど…。 この2ndシーズンはクラブミュージック以外にもいい曲が多く使われている。ストラングラーズ(The Stranglers)やザ・キュアー(The Cure)、B-52's(The B-52's)やアバ(ABBA)、ザ・スミス(The Smiths)にマリリン・マンソン(Marilyn Manson)、ビョーク(Björk)にエドガー・ウィンター(Edgar Winter)、でもってクイーン(Queen)やペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)等々、80's好きな私も嬉しいかぎりだ。 クラブミュージックばかりを集めたOSTなのでアルバムの選曲からは外れているが、個人的には203で流れたThe Magnetic Fieldsの“When My Boy Walks Down The Street”という曲が最も印象深くてお気に入り♪ まぁ曲自体はどういうことはないのだが、場面と曲がタイトルを含めてピッタリ合っており、この曲を聴くたびに幸せ気分になってしまう(^^)
2014.01.07
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米国版「Queer as Folk」は第5シリーズ(全83話)まで製作され、サウンドトラック(OST)アルバムの方も各シリーズ毎、計5枚のCDがリリースされている。前回はアルバム未収録の80's挿入歌を取り上げてみたが、今回からこのアルバムをシーズン順に御紹介していきたい。まずは00年に発売された1stシーズンのOSTから。(ジャケット写真、向かって左から1st → 5th Season OST) Queer as Folk : The First Season (OST)01. Spunk - Greek Buck 1st~3rdシーズン(56話)オープニング ※当初全83話オープニングと記してましたが、4thからOP曲が変わってましたm(_ _)m スミマセン 02. Dive in the Pool - Barry Harris, feat. Pepper Mashay 102-エンドクレジット 03. You Think You're a Man (7" Radio Edit) - Full Frontal 101~106-エンドクレジット 04. Proud - Heather Small 101-ブライアン&マイケル、リンジーがガスを出産した病院の屋上にて 05. Lovin' You - Kristine W 104-マイケル&エメットがテッドの部屋で見てしまった写真は… 06. Crying at the Discotheque (Radio Edit) - Alcazar 110-Woody'sでミステリアス・マリリンに占ってもらう 07. Suffering - Jay-Jay Johanson 110-デヴィッドの妄想シーン08. Shake Me (Vocal Edit) - Mint Royale 114-バビロン→エンドクレジット 09. Summerfire (Radio Edit) - BU 106-バビロンにて10. Start Rockin' (Radio Edit) - Antiloop 107-バビロンでブライアンと踊るデヴィッド 11. Do Ya (Feel the Love) - Love Inc. 114-バビロンのカウンターでエメットについて語り合うテッドとメラニー 12. Let's Hear It for the Boy (Factory Main Mix) - Katty B. 103-ジャスティン&ダフネ、バビロンへ。踊るジャスティン 13. High School Confidential - Carole Pope 120-「king of Babylon」コンテストにジャスティンが参加! 14. Straight to...Number One (Dreamcatcher's Mix) - Touch & Go 104-マイケルの部屋でブライアン&ジャスティンが 15. Spunk - Greek Buck 3曲目の“You Think You're a Man”は巨体ドラァグ・クイーン、ディヴァイン(Divine)の84年のヒット曲をカヴァーしたもの。 同じく12曲目の“Let's Hear It for the Boy”も、84年公開映画「フットルース(Footloose)」の挿入歌で全米1位に輝いた、デニース・ウイリアムス(Deniece Williams)の大ヒット曲のカヴァーだ。 どれもなかなかいい曲なのだが、知っているアーティストが一人もいないという…
2014.01.05
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恭喜發財!明けましておめでとうございます。 今年も皆様がすっかり忘れてしまったどうでもいいことや、端から誰も興味のないくだらないことなどをまったり綴っていく所存であります。何卒宜しくお願い申し上げます m(_ _)m 99年~00年に英国で放送され、その後米国リメイク版が米国とカナダで00年~05年に放送されるや大ヒットを記録した、ゲイの、ゲイ(とストレート)による、ゲイと腐女子(と普通の人)のためのドラマ「Queer as Folk」。 米国版の内容については昨年ざっと御紹介したので、今回はそのサウンドトラック(以下OST)について触れてみたい。 ドラマは第5シリーズ(全83話)まで製作され、OSTの方も各シリーズ毎、計5枚のCDがリリースされている。(下のジャケット写真、向かって左から1st → 5th Season OST) 収録されている曲の大半がクラブミュージックなのは、主人公達が足繁く通っているゲイクラブ・Babylon(バビロン)で流れていた曲がほとんどであるため。ゲイの方々の好みというのもある。 勿論、ゲイともクラブとも全く無縁である私のようなおばはんが聴いても十分楽しめるのであるが、アルバムには収録されていない懐かしの70's、80'sソングもドラマでは多く流れていた。 そこで今回は、そのアルバム未収録の「Queer as Folk」OST 80'sソングを取り上げる♪80'sのみならず70's、90'sもついでに御紹介していこう。 ・I Need Somebody - The Stooges 「Raw Power」(73) 104-バビロンのバックルームにて ※104→Season1の第4話 ・Boys Keep Swinging - David Bowie 「Lodger」(79) 111-冒頭でブライアン、マイケル、エメット&テッドが街歩き ・How Soon Is Now? - The Smiths 「Hatful of Hollow」(84) 115-ブライアンが父親の落とした写真を拾い上げる ・A Kind of Magic - Queen 「A Kind of Magic」(86) 118-ジャスティン、ダートマス大学に行くべきか美術の道に進むべきか… ・No More Heroes - The Stranglers 「No More Heroes」(77) 203-エンドクレジット ・Chiquitita - ABBA 「Voulez-Vous」(79) 204-Woody'sを出たジャスティンをブライアンが追い… ・Love Shack - The B-52's 「Cosmic Thing」(89) 207-リンジー&メラニー宅のパーティーにて ・Good Old-Fashioned Lover Boy - Queen 「A Day at the Races」(76) 217-帰ってないジャスティンを探すブライアン ・Lovesong - The Cure 「Integration」(90) 218-イーサンと抱き合うジャスティン ・Smalltown Boy - Bronski Beat 「The Age of Consent」(84) 312-ブライアンとハンター、バーでライカート警官に会う ・True Faith - New Order 「Substance」(87) 314-ストックウェルが市長選に敗れ、リバティAve.はお祭り騒ぎ ・Y.M.C.A. - Village People 「Cruisin'」(78) 408-ヴィックがブライアンに見せる天国(?)のクラブ ・Can't Fight This Feeling - REO Speedwagon 「Wheels Are Turnin'」(84) 410-エンドクレジット ・Fantastic Day - Haircut 100 「Pelican West」(82) 413-マイケル&ベンがついに結婚 この他にもPet Shop BoysやMadonna、Duran Duran、Inxs、Cyndi Lauper等といった80'sアーティストの曲も流れていたが、00年以降にリリースされた曲なので割愛。 また、309で最後に流れるPete Townshendの“Rough boys”(80)や、同じく310の最後で流れるYoko Onoの“Walking on Thin Ice(Danny Tenaglia Club Mix)”(81)はOSTアルバムに収録されているので外した。 個人的にこの中で特に印象深いのはNew OrderとHaircut 100。音楽が、というよりもその場面が心に残っているだけのような…(^^;
2014.01.03
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2ヶ月半もの間、つらつらと御紹介してきた「Queer as Folk」。 1st~4thシーズン迄は随分端折っておきながら最終の5thシーズンだけに力を入れて書いているので、非常に分かりにくかったと思う。簡単に紹介するつもりだったのだが、回を重ねる毎につい熱くなってしまって…(^^; 日本では全くといっていいほど知られていないドラマだけれど、こんなに素敵な作品が嘗て海の向こうで放送されていたのである。一部の男性同性愛者並びに腐女子以外の方々にも少しでも興味を持っていただけたら幸いだ。 でもってQueer達-所謂セクシャル・マイノリティの人々に対する偏見や差別が無くなることを願うばかりである。人を愛する喜びや苦しみは、ホモだってレズだってストレートだってみんな同じなのだから。 さて、遂にジャスティンはブライアンとの想い出を心身に焼付け、NYへ旅立ってしまった ピッツバーグに残ったブライアンが深夜にロフトで机に向かって仕事をしている所へ、マイケルが突然ひょっこりやって来た。話し相手にでもなれたらと言うマイケルに、こんな夜遅くに何やってるんだと素っ気無いブライアン。「昔は今ぐらいの時間にBabylon(クラブ・バビロン)に向かったよな」「Babylonはもう無いぜ…それに懐かしいあの頃も」「まだだよ」 そう言ってブライアンに革ジャンを投げるマイケル。 そして二人は真夜中のBabylonへ。クラブ内は爆発事故後のままだった。「シニアプロムの夜、ここに来たよな」「シャツを脱いで踊ったっけ」「お前、バックルームでブロウジョブしてもらって…ここから全てが始まったんだよな」「…終わったさ」 気落ちしているブライアンはネガティブ発言を連発。ジャスティンとの別れで受けた心の傷は相当深いようである。「お前、言わなかったか?全ては安っぽい幻想で、外では時間が進んでいるのにここでは何も変わらないって」 そういえば以前、ブライアンとマイケルが仲違いした時だったかに確かマイケルがそんなことを言ってたような…(うろ覚え)。「ああ、言ったよ。でもそれは変わる必要が無いこともあると分かる前だったからさ」 そして唐突に踊ろうと言い出すマイケル。えッ!? いきなりここで!? そりゃブライアンが嫌がるのも当然であろう。「だいいち音楽がない」「勿論あるだろ。聴こえないのか?“サンパ・サンパ”が」と言いつつ、お立ち台を運んでくるマイケル。「おいバカ、気を付けろよ。傷口開くぞ」「大丈夫だよ」 マイケルは自らお立ち台に上がって誘うが、俺はもう…と言いながら背を向けて立ち去ろうとするブライアン。「何だ、もう年だって?お前はいつまでも若いし、いつまでも美しいんだ。何たってお前はブライアン・キニーなんだから!」 マイケルの熱意に負け、ブライアンもお立ち台に上がった。ノリノリで踊りだすマイケルに「それで何の曲が鳴ってんだ?」「俺達の曲さ!」 と、このシーンで流れ出す曲はHeather Smallの“Proud (Peter Presta QAF V Mix)”なのであるが、元々この曲の原曲は1stシーズンの第1話でも使用されており、ガスが生まれた日の夜、面会に駆付けた病院の屋上でブライアンがマイケルの手を引っ張って転落防止の縁に上がり、「飛ぼうぜ、お前に世界を見せてやる!」などと言いながら抱き合うシーンで印象的に流れていた曲なのである♪ その時も年齢の話を二人でしてたっけ。 ノリノリの“Proud”リミックスVer.が流れる中、廃墟と化したBabylonのお立ち台で躍る二人。 そうしているうちにBabylonは以前の姿に戻っていく。音楽が鳴り響き、派手な照明にキラキラと舞い散る銀紙(!?)。Babylonの外には昔のように入場を待つ客達が列を作り、クラブ内ではフロアで楽しそうに躍るゲイ達の姿が。そこにはベンも、テッド&ブレイクも、エメットもいる。 マイケルはブライアンに口付し、お立ち台を降りてベンの元へ。そしてここでマイケルのナレーションが入る。あ、このドラマでは要所要所でマイケルのナレーションが入るのである…今更だけど。“So the "Thumpa Thumpa" continues. It always will. No matter what happens. No matter who's president. As our lady of Disco, the divine Miss Gloria Gaynor has always sung to us - We will survive.”(そういう訳で“サンパ・サンパ”は続いていく。たとえ何があっても、誰が大統領になろうとも。俺達のディスコの女神であるミス・グロリア・ゲイナーはいつも俺達に歌っていた―「We will survive.」と) また機会があれば「QAF」について、他にも色々と御紹介したいと思います(^^)
2013.04.13
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前回に引き続き「Queer as Folk」のファイナル(5th)シーズン最終話を御紹介。5年間にも亘ったブライアン&ジャスティンの恋の行方も、いよいよ今回で一応の決着が…。 結婚式のリハーサルディナーということで招待されたマイケル&ベン、テッド、エメット、リンジー&メラニー、デビー&カール、ジェニファー、ダフネが楽しくお喋りしているところに登場したブライアンとジャスティン。盛り上がる仲間達の前で開口一番、ブライアンが結婚式の中止を発表した。「……あははは」束の間の沈黙の後、皆はてっきりブライアンが冗談を言ったものだと笑い出す。しかし「本当さ、僕たち結婚しないって決めたんだ」そう言って見つめ合い微笑みを交わすブライアン&ジャスティンであったが、ジャスティンまでもが肯定したため、一瞬にして会場の空気は凍りついてしまう… エメットとテッドはスキーロッジへ。その日はテッドの40歳の誕生日 バースデーケーキに立つ40本のローソクを願いを込めて吹き消す前に、テッドは語る。「毎年俺は同じ事を願ってた…ボーイフレンドを。俺を愛してくれる誰かを。でも今年は何か他のことを願うよ。いくら探しても見つからないって理解する知恵とかさ、もう期待はしない。たとえ特別な人が決してやって来なくても…俺は全然大丈夫だ」一気にローソクの炎を吹き消すテッド。と、そこへ「…テッド?」「ブレイク!?」 テッドとブレイク(Blake Wyzecki)の出会いは1stシーズンまで遡る。ブレイクを家に連れ帰ったテッドは、彼のGHB(ドラッグの一種)で一時昏睡状態に…(見舞に来たブライアンとテッドの担当医が隣のベッドでヤっている声で目覚めた)。その後も覚醒剤の使用を続けるブレイクを心配したテッドは彼をリハビリセンターに入所させるも、ブレイクは勝手に退去していた。 そして3rdシーズンでドラッグに溺れたテッドは入所したリバビリセンターでブレイクと再会。彼はそこでカウンセラーとして働いており、ブレイクの手助けもあってテッドは麻薬中毒から立ち直る。テッドはブレイクとの関係をスタートさせようと一夜を共にするが、ブレイクはそれがテッドの回復を妨げるものだと気付いて打ち切ってしまったのだ。 ロッジでの思いも掛けない再会に喜びを隠し切れないテッドとブレイクは、エメットに促されて二人で席を外す。 一方、恋人だったスポーツ選手のドリュー(Drew Boyd)と別れて一人になっていたエメットも、故郷・ミシシッピで同じ高校だったカルヴィン(Calvin Colpepper)との偶然の再会にビックリ! 今までずっとブライアン&ジャスティンの恋の行方ばかりを追って書いてきたが、この二人もホントに愛すべきキャラなので、もっと色々と紹介したかったなぁ…残念(><) リンジーとメラニーは息子のガスと娘のジェニー・レベッカ(JR)を連れて、いよいよカナダへ向かうことに。JRの父親であるマイケルとベン、JRの祖母・デビー、そしてガスの父親であるブライアンが見送りに来ていた。別れを惜しんでの各々の抱擁のあと、車に乗込もうとしながらリンジーがブライアンに言葉を掛ける。「You'll be all right? (大丈夫?)」「Without you crazy resbians? (お前らレズビアンがいなくてか?)」「I meant Justin. (ジャスティンのことよ)」「He's a selfish prick. Thinks only of himself. (アイツは自分勝手なヤツだ。自分のことしか考えてないからな)」「You taught him well... I know. I'm sorry. No apologies. (あなたが上手く教導したんでしょ…分かってるわ。ごめんなさい。謝罪じゃないわよ)」「No regrets. (後悔もないさ)」 最後に軽く接吻を交わすブライアンとリンジー。次にブライアンは息子へも別れの言葉を掛ける。 リンジー&メラニー達は人生の新たな門出に向け、カナダ・トロントへと旅立っていった そして終にブライアンとジャスティンは最後の夜を迎えた-「何時の飛行機だ?」「10時だよ」 住む所はダフネの友人がいるので何とかなりそうだけど作業場探しは難航しそうだ、物価も高いし…とちょっぴり不安げなジャスティンに「いつもの調子でどうにかするさ」とブライアン。「I'll be back. And you'll come there, we're gonna see each other all the time. (戻ってくるよ。それに会いに来てくれるでしょ。僕達いつでも会えるよね)」「You don't know that. Neither do I. Whether we see each other next week, next month, never again, it doesn't matter. It's only time. (どうだろうな、俺も分からないし。また会うのが来週か来月か、それとも…もう二度と会わないかどうかなんて問題じゃない。時間(機会?)ってだけだ)」 ブライアンが注いだお酒を呷り、ちょっと離れる二人。机の上に置いてあった結婚指輪の箱をジャスティンが見つけ「You didn't return them? (返品しなかったの?)」「I didn't return them. (ああ、返さなかった)」箱を開け、暫く中の結婚指輪を黙って見つめてから元の場所に戻すジャスティン。そして再びブライアンの前に立ち、じっと彼の目を見ながら「We don't need rings or vows to prove that we love each other. We already know that. (愛し合っていることを証明するのに指輪や誓いは必要ないね。もう十分わかってるから)」 嘗てはあれほど結婚に憧れ、形ある幸せを夢見ていたジャスティンだったが、ここにきてようやく真実の愛の姿が分かったようだ。「…You did it. (…やったな)」「Did what? (何を?)」「Became the best homosexual you could possibly be. (お前が成し得る限りで最高のホモになったな) 」 嗚呼…。5年前、17歳にして初めてブライアンに抱かれて(というか掘られて)同性愛者の道へ足を踏み入れたジャスティンも、今ではすっかり立派なホモに成長。少年は大人になったのだ。 ブライアンもジャスティンも後は言葉にならず、幾度も接吻し、全身全霊を注ぎ激しく愛し合うばかりであった。汗にまみれながらにっこり微笑むジャスティンを、愛しさを込めて強く抱き竦めるブライアン。 だが次の瞬間には既にジャスティンの姿はなく、ブライアンは最後にジャスティンを掻き抱いた時と全く同じ体勢ながら、たった一人でベッドに横たわっているのだった- あともうちょっとだけ話は続くのだが、それは次回ということで。
2013.04.10
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いよいよ今回で「Queer as Folk」のファイナル(5th)シーズンも最終話。1st~4thシーズン迄をもっと詳しく書いておけばよかったな…と今更ながら後悔しつつも、ブライアン&ジャスティンを始め、愛すべき“Queer”達のドラマもこれで最後である。今日は最終話の前半を御紹介。 …とその前に、今月26日から米国では同性婚の適法性を判断する連邦最高裁の審理が始まった。96年に成立した婚姻を男女間に限定する「結婚防衛法」と、08年に住民投票により同性婚を禁じたカリフォルニア州法の規定が、米国憲法に違反するかどうかが審理されるという。 現在、米国で同性婚が合法化されているのがコネチカット州、アイオワ州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、ニューヨーク州、バーモント州、メリーランド州、ワシントン州及びワシントンDCで、カリフォルニア州は08年5月に一旦は合法化されたものの半年後に行われた住民投票で同性婚を禁止する「Proposition 8」が可決され、今は同性婚禁止となっている。 難しい問題だと思うが、私は同性婚に賛成だ。最高裁判決は6月に出る見通しだそうで、このドラマに登場するような“Queer”達にとっての朗報を期待したい。 さて、(ペンシルバニア州では合法化されてないものの)結婚を控えたブライアン&ジャスティンはというと…。 爆破事故でボロボロになったBabylon(クラブ・バビロン)は売りに出され、メラニー&リンジーはカナダへ移住することになり、テッドは真実の愛を見つけ、ブライアンとジャスティンは結婚に向けて着々と準備を進めていた。 結婚式の衣装合わせでタキシード姿のジャスティンを見て、これは驚いた!とブライアン。どう、ダメかな?可笑しい?と尋ねると、「Beautiful.」との答え。「これは質問じゃなくて宣言なんだ(It's not a question. It's a declaration.)。だから牧師に成し遂げたいか尋ねられたらはっきり答えるんだ」「I do. (誓います)」 鳴呼、何て素直で可愛いジャスティン♪ 二人のっぷりも最高潮だ。 そして一時は家を出ていたがマイケルの怪我を心配して戻ってきたハンターも、今ではすっかりマイケル&ベンの息子として、“Hunter Novotny-Bruckner”(Novotnyはマイケルの、Brucknerはベンの姓。James Montgomeryが元々の名前)として、3人で仲良く暮らしている(^^) ある夜、自宅で仕事中のブライアンをジャスティンがクラブに誘う。素敵で静かな夜を家で過ごそうと思っていたと言うブライアンに一瞬ジャスティンは戸惑いつつも、二人はクラブへ。 クラブではマイケルやエメット、テッド達が待ち受けており、ブライアンのスタッグパーティー(新郎が独身最後の夜を同性の友人と過ごすパーティー)が開かれた。マイケル、ベン、エメットがユーモアたっぷりにブライアンを紹介して皆で乾杯した後、登場したのはテッカテカのTバック一枚で腰を振り、誘うマッチョ男。楽しんでおいでよ、とジャスティンもブライアンを促すが、ブライアンはきっぱりと男の誘いを断ってしまう(代りにエメットが彼とバックルームへ)。何か言いたそうにじっとブライアンを見つめるジャスティンであった。 また、パーティーに来ていたテッドは、彼がバーテンダーやエメットと仲良くしていたことに立腹し、激昂して出て行く恋人のタッドに驚く。そんなタッドをボーダーライン(境界性パーソナリティ障害。BPD)では?とエメット。 引越準備中のリンジー&メラニーの家で、息子のガスと最後に仲睦まじく遊ぶブライアン。そこで彼はジャスティンが描いて二人に餞別としてプレゼントした絵を見付ける。「ガートルード・スタインの気分よ。ピカソになる前のピカソを手にしたみたい」とメラニー。「あいつ、本当に凄いんだな」 じっと絵に見入るブライアン。「凄いどころじゃないわ。だから彼にもっと良くしてあげて、あなたと一緒にいるために彼が何を犠牲にしているかよく考えてね」返す言葉もなく、ただ曖昧な微笑を浮かべるしかないブライアンであった。 人権委員会でマイケルがベンやハンター、客席にいるデビー達に見守られながら心のこもったスピーチをしたり、テッドがタッドと別れたりと色々あって…。 「昨夜、新しい家にいる夢を見たんだ」 ベッドに寝転んでいるジャスティンが話し掛けた。「クッキング?ガーデニング?それとも暖炉の前に座ってた?」と横でブライアンが尋ねる。「ちょっと違うよ」 どうやら馬小屋ではブライアンがジャスティンに乗り、プールではジャスティンに飛び込み、テニスコートではジャスティンを激しく打ち付けたという夢だったらしい。「それよりもただ寄り添い合うってのはどうだ?(Wouldn't you rather just cuddle?)」「What? (何?)」 思わずベッドから飛び起きるジャスティン。「俺が言ったのはだな、それよりもただここで横になって…(I said wouldn't you rather just lie here...)」「いやいやいや、何て言ったかは聞こえたんだ。“寄り添い合う”って言ったよね!(No no no, I heard what you said. You said "cuddle"! )」「…だから?」 ジャスティン曰く、今迄に一度だってブライアンがそんな言葉を使ったのを聞いたことがないし、そんな事をしたいと思ったこともないはずだ。ブライアン・キニーはF*cks(やる)、Sucks(しゃぶる)、Rims(舐める←お尻の穴を)…といったことはするが、決して寄り添い合うなんてことはしない、と―。 もう二度とお前の気に障る言葉は使わないよ、と謝るブライアン。「ううん、それだけじゃない」 尚もジャスティンは言葉を続け、結婚が近づくにつれて自分の知っているブライアンが遠くに行ってしまうと言う。自分のスタッグパーティーでホットな男とヤらないなんてあり得ない!「お前をただ幸せにしたいんだ」「自分が幸せになることをしてよ、僕じゃなくて」 暫しの沈黙のあと、ブライアンがジャスティンに尋ねる。「自分はどうなんだ?そう、お前のことだ。ニューヨークへは行かないのか?美術界を征服するんだろ?」 ニューヨークも美術界も糞くらえだ!と言うジャスティンに、ブライアンが焚き付けるように言う。「怖いんだろ?」 「怖くなんかない」「じゃあ何故だ?」 「行きたくないからだよ」 「嘘つけ」 「嘘じゃない、行っても意味ないし」「もし俺がここに居なくても、意味のないことか?」 そんな仮定の質問には答えられないよ、とジャスティンは会話を打ち切ろうとするが、いいから答えろ、とブライアン。「分からないよ」 苛つき気味に答えるジャスティン。 「俺には分かる」 ブライアンは困惑するジャスティンの顔を見つめながらそっと手を握ると、優しく言い放った。「 I don't want to be with someone who sacrified their life and called it love... to be with me. (俺と一緒にいるために自分の人生を犠牲にして、それを愛だと言うような奴とは…一緒にいたくないな)」「Neither do I. (僕もだよ)」 ええッ!? 二人共、何言ってるの!? …次回、最終話後半(ひょっとしたら一度で書ききれないかもしれないけど)へ続く。
2013.03.30
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今回も引き続き「Queer as Folk」のファイナルシーズンについて。 ついに結婚を決意したブライアンとジャスティン、果たして二人はこのまま幸せになれるのか!? ロフトのあちこちでコトに勤しむブライアン&ジャスティン。ピロートークにも花が咲き…「あの大邸宅、何て呼ぼうか?Mandalay?Xanadu?Wuthering Heights(嵐が丘)?」「渾名付けは任せるよ」一任されたジャスティン、二人の名前の一部ずつを取って『ブライトン(Bri - Tin)』と命名。 それにしても本当に結婚するとは驚きだよね、と微笑むジャスティンにブライアンもニヤリ。「あいつらが招待状を受け取った時の顔が目に浮かぶな」「Jesus F*ckin' Christ !!」 二人の結婚招待状を受け取ったデビーは思わず叫び「ブライアンとジャスティンが結婚!?」 すっかりヨリを戻したリンジーとメラニーは目を丸くしブーッ!!! テッドは飲みかけの水を猛烈な勢いで5メートルくらい吹き出した。そして呆れ顔のデビーが一言「…There's only one explanation. He must've knocked up Sunshine.」(一つだけ説明が付くよ…サンシャイン(ジャスティンの愛称)を妊娠させたに違いないね) 一方、退院したばかりのマイケルは招待状を見て、「This is f*cking bullshit !」くそったれ!何が祝福しに来てだ!BFを染めやがっただの何だの言ってたくせに!大体一度だって見舞いに来なかったし…と憤慨するも、ベンから実はブライアンが見舞いに来ていたこと、更にマイケルへの輸血を断られた際の怒りようは相当だったということを聞かされ、気持ちがほぐれる。 “Queer Guy”としてローカルニュース番組に出演していた以前は何故かウェディング・プランナーになっていたエメットを交え、二人の結婚式の打ち合わせをブライアンの会社でしていたところへマイケルがやって来る。気を利かせて退散するジャスティンとエメット。 「ショックでもう一度死にかけたけど、御祝を言いに行こうと決めたんだ」とマイケル。色々あったけど忘れようぜ、とブライアン。友情復活だ~♪ 売りに出しているブライアンのロフトを客に案内中のジェニファーの元へフラリと訪れたジャスティンは、無言で一通の手紙を差し出す。突然の結婚招待状に驚きと感激のあまり言葉が出ないジャス母。招待するのは二人だから誰でも好きな人と来てよ、とジャスティン。母が仲良くしている若いイケメン彼氏をずっと快く思っていなかったジャスティンも、遂に二人を認めたのだった。 リンジーとメラニーは子供達を連れて同性愛に寛容なカナダ・トロントに引っ越すことを決心し、一応父親であるブライアンとマイケルに打ち明ける。 そのリンジーはジャスティンのボロアパートを訪ね、アートフォーラム誌で批評家が絶賛していること、ギャラリーやコレクター達から注文電話が掛かってきていることを告げ、次のステップへ進むチャンスだからと美術界の中心地であるニューヨーク行きを強く勧める。しかしジャスティンはブライアンが、彼のいるピッツバーグが自分の居場所だと断る。 カナダ行きを打ち明けられた際にショックを隠しきれなかったマイケルは彼女達の決意を受け止めて了承したが、反対に冷静を装っていたブライアンの方がガスを置いて行けと言い出した。息子には逃げずに戦ってほしいと言うブライアンに、私達はずっと戦ってきたが自分こそ今迄無関心だったくせに!とメラニーが激怒する ま、そりゃ怒りたくもなるわな。 リンジーとブライアンは友達と雪遊びしているガスを見守りながら、あれこれ立ち話。Babylon(クラブ・バビロン)はなくなったし、夜遊びはやめて幸せで静かな結婚生活を送ると言うブライアン。鳴呼…自由奔放で自己中心的な“A veritable sex machine”だったブライアンは何処へ? リンジーはジャスティンの作品が載っているアートフォーラム誌をブライアンに見せるが、ガスに気を取られてほとんど関心が無い様子(^^;「ガスに俺のことを忘れてほしくないんだ」「忘れたりしないわ、確実に」「あいつだけじゃない、俺が失うのは」見つめ合うブライアンとリンジー。「行くなよ、ウェンディ (I don't want you to go, Wendy.)」「行かなくちゃ、ピーター (I have to, Peter.)」と、二人は暫し抱き合うのだが…。 そういえば1stシーズンの第1話でリンジーがガスを出産した後も、ブライアンがピーターパンの台詞を口にしてたっけ、省略したけど。私達も大人になったわね、とリンジーが言うとブライアンが「Don't say that Wendy, we'll never grow up.」そんなこと言うなよ、ウェンディ。僕らは決して大人になんかならないよ―なんて。でももうすっかり大人になっちゃったのね。 その夜(かどうか分からないけど)、ブライアンはアートフォーラム誌のジャスティン評を本人に聞こえるように読み始める。「Mr Taylor's large-scale canvas combines the high energy impulsiveness …発音しにくいな… of Pollack plus the analytical painterliness …大仰な言葉が好きなヤツだな… of Johns. But what makes his talent unique is a quality that hasn't been seen in a long time. …Sex Appeal.」じっとジャスティンを見つめるブライアン。ジャスティンも苦笑い(^^;「New York is waiting to be conquered.(ニューヨークは征服されるのを待っている)だとさ。かなりの評価だな、Mr.テイラー」 リンジーは何でそんなもの見せたんだろ、と嫌がるジャスティンに、お前が見せないからだ、とブライアン。「御機嫌取りの批評を書かれたからって荷物をまとめて次のグレイハウンド(米国の長距離バス)に飛び乗らなきゃいけないって訳じゃないし」「お前、人生で一度もグレイハウンドに乗ったことないだろ」「ないけどハリウッドには行ったよ。奴らも大袈裟に賞賛してたの覚えてる?デタラメな約束をいっぱいして。ニューヨークは違うなんてどうやったら思える?」 ジャスティンはブライアンににじり寄ると、「一度も約束を破ったことがないのはブライアンだけ―」と言いながら唇を重ねるのであった。 いよいよ残すところ最終話のみとなったところで、次回へ続く。
2013.03.22
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引き続き「Queer as Folk」のファイナルシーズンについて。1st~5thシーズン全83話中80話まで御紹介したので残すところあと3話分、もう少しだけお付き合いくださいm(_ _)m 放送開始から5年目にしてようやくジャスティンに「I love you」と告げたブライアン。果たして二人の愛の行方や如何に!? 葬儀に訪れたブライアン。そこには多くの参列者に混じり、沈痛な面持ちのテッド、エメット、ジャスティン、悲しみに沈むメラニーとリンジーの姿が。悲嘆するデビーの手をそっと握り、励ますようにベンの肩に手を置く。そして柩を覗いたブライアンは、中に横たわっているのが自分であることに驚く。更に振り返ると、死んだはずのマイケルが背後にいてブライアンの死を悲しんでいた―。 夢の中の柩の蓋が閉まる音で目を覚ましたブライアン。事故現場のBabylonに夜通し残っていた疲れからか立ったまま僅かばかり寝てしまったようで、既に午前7時になっていた。同じく現場に残っているテッドが言うには、誰かに爆弾を仕掛けられたらしい。おそらく“Stop Prop 14”に反対する者の仕業であろう。現場検証中のカール曰く、死者4名、負傷者67名うち重傷者11名という大惨事である。マイケルの容態についても尋ねると、まだ手術中だとのことだった。 一旦会社に寄ってから、ブライアンは初めてジャスティンのボロアパートに足を踏み入れた。夢である馬小屋やプールの付いた田舎の大邸宅とはいかないけれど、とにかくここが自分の居場所なんだ、と絵を描きながら答えるジャスティン。 何もないけど何か買ってこようか?と気を遣うも、ただお前が大丈夫かどうか見に立ち寄っただけだからいいよ、とブライアン。 抱き寄せようとするブライアンを「絵の具が付いちゃうから」とまたしても気遣うジャスティンに「構わないって。昨夜、俺がお前に言ったことを聞いてなかったのか?」「聞いたよ、『愛してる』って」「なら、俺と結婚するってどうだ?(Then how about marrying me?)」おおッ!なんとブライアン、ここでまさかのプロポーズだーッ!! だがジャスティンはブライアンをまじまじと見ながら「は?(What!?)」と聞き返し、笑いながら「バカなこと言うのはやめてよ(Stop being ridiculous.)」「バカなことなんか言ってない」と、真面目顔のブライアン。「本気だ」本気じゃないって、結婚なんかクソくらえってずっと言ってたじゃないか、と取り合わない。「でも気が変わったんだ」「僕もだよ」とジャスティン。おそらく上手くいかないであろうブライアンとの結婚願望は失せたらしい。おまけに、ブライアンがそんなことを言うのはマイケルのことで気が動転しているからで、また以前の生活に戻れば元に戻るよ―と素気ない。「お前なしでは無理だ(Not without you.)」となおも食い下がるブライアンに「僕はブライアンのことはよく知ってる…すごくよく知ってるんだから。言ってくれて有難う。だけど答えは『No』だよ」そう言って再びカンバスに向かうジャスティンに、それ以上何も言えないブライアンであった。 テッドはBabylonが思っていたよりも早く再建出来そうだと喜ぶが、ブライアンにその気はなかった。そのうえロフト売却をもジェニファーに依頼(ジャス母は不動産業に従事しており、ブライアンの会社・Kinnetikのオフィスなども彼女が世話している)。 仕事話ついでにブライアンはジャスティンに結婚を申し込んだが断られたことを告げる。ジェニファーは驚きつつ、ブライアンに義母(mother-in-law)になれなくて残念だと伝えた。 後日、ブライアンは愛車・Corvetteの助手席にジャスティンを乗せ、見せたいものがあるからとウェストバージニアに向かっていた(ピッツバーグからだと車で30分以内らしい)。 着いた先はテニスコート、プールに馬小屋まで付いた大邸宅。「誰が住んでるの?」「俺達だ」「はッ!?」「買ったんだ」ええッ、買っちゃったの!? 以前、ジャスティンが夢である馬小屋やプールの付いた田舎の大邸宅とはいかないけれど、ここが自分の居場所だと言ったことをブライアンはちゃんと覚えており、ここがその夢の通りだといいけど…とブライアン。それ以上だよ、とジャスティン。だが「でも言ったよね…」 ジャスティンに結婚の意思がないことはブライアンも承知している。だがその上で強引に押しまくるブライアン。これって1stシーズンでその気のなかったブライアンにまとわりつき、自信満々に押して押して押しまくって恋人の座を手に入れたジャスティンの行動と似てるかも!?「To prove to the person that I love how much I love him. That I would give him anything, I would do anything...I'd be anything...to make him happy.」(俺が愛しているその人にどれだけ愛しているかを証明したい。彼を幸せにする為なら何でも与えたいし何でもするし…何にでもなる) ブライアンの余りにもストレートな愛の言葉に思わず顔がニヤけるジャスティンであったが、まだ半信半疑の様子。「本気なんだ」と念を押すブライアン。「ここ買ったの?この大邸宅、買っちゃったの?」「俺の王子様にな(It's for my prince.)」はは…二の句が継げず、もう笑うしかないジャスティン(^^;「でもってロフトとクラブは売りに出してるんだ」「僕の答えがまだどうかも分からないのに?」「愛に賭けてるんだ(I'm taking a chance on love.)」とか言ってちょっと照れてるブライアンがいやはや何とも…。 ここにきてジャスティンもようやくブライアンが本気だと確信したらしい。これ以上ない位に本気だ、とまたしても念を押すブライアン。 暫し考えた末に答えを出したジャスティン、一歩進んでブライアンの前に立った。「OK(Okay.)」 「OK?(Okay?)」「やろうよ(Let's do it.)」ニコッ(^^) 「言えよ(Say it.)」「Yes(Yes.)」ニコニコッ 「Yes何だ?(Yes, what?)」 途端に俺様に戻るブライアン。「Yes. Yes... I will marry you. I will marry you.」 結婚する、結婚するよ― こうして遂に結婚を決意したジャスティンとブライアン。二人は暖炉の前で甘~い甘~い夜を過ごすのであった。 鳴呼、この幸せがいつまでも続けばいいのだけれど…。次回へ続く。
2013.03.16
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前回からの続きで「Queer as Folk」のファイナルシーズンについて。今日こそは更新しようと毎日PCに向かってはいるのだが、DVDを観る度に胸が痛くてなかなか進まない… 互いに深く愛し合ってはいるものの、結婚や家庭を夢見るジャスティンと結婚なんてクソ食らえ!というブライアンとでは、一緒に暮らしていても溝は深まるばかり。終にジャスティンはブライアンのロフトを出て、自分の力でやっていこうと決意したのであった。 ブライアンが最も熱い男の座を賭け、ブランドンと“熱い男10人斬り対決”に精を出している頃、ジャスティンはマイケルに手伝ってもらってオンボロアパートの一室にお引越し。今回ばかりはマイケルもジャスティンの味方である。 ブランドンとの勝負には勝利したブライアンだが、人生で最も大切な二人―恋人であるジャスティンと親友であるマイケル―を失い、胸の内の寂しさは募るばかり。そんなブライアンをテッドが励まし、デビーも諭しながら励まし、リンジーはキツい言葉を投げ掛ける。 ジャスティンは“Stop Prop 14”運動のため父・クレイグと会って話をするが、理解を得られなかったばかりか、父の同意のもと警察に連行されてしまう(母・ジェニファーのおかげで後ほど無事釈放)。 一人になり、絵画に打ち込むジャスティンの作品の評判は上々で、評論家も美術雑誌に取り上げて高く評価するほどであった。 ブライアンの会社へ仲違いしたはずのマイケルがやって来た。“Stop Prop 14”のチャリティイベントを行う予定だった会場が外部からの圧力でダメになったうえ、他の会場も既に一杯で、最後の頼みとしてBabylon(クラブ・バビロン)を貸してほしいとの依頼である。ブライアンは無償で頼みを引き受けたものの、マイケルに素直に謝ることは出来なかった。 夜、車を走らせていたブライアンは信号待ち(かどうかは定かじゃないけど)で止まった際、“Stop Prop 14”チャリティイベントポスターの会場告知を貼り付けているジャスティンが目に入る。車内からじっとその様子を見詰めるブライアン。ジャスティンも気付いて車に近寄り、声を掛ける。イベントに来る?と尋ねるジャスティンに、お前らの突飛なホモセクシャルファンタジーになんか行くかよ、自分はオーストラリアに行くから、とまたしても素直になれないブライアンなのであった。 チャリティイベント会場となったBabylonにはその夜、ジャスティン、母・ジェニファー&若いイケメン彼氏、マイケル&ベン、テッド&ゲイ向け配偶者探しサイトで知り合ったルイス等が集まっていた。リンジーとメラニーも一旦Babylonまで来たものの、所用が出来て引き返した。 司会のエメットに紹介されて登場したゲストは、嬉しいかなシンディ・ローパー(Cyndi Lauper)御本人(^^) シンディは“Shine(Babylon Remix)”を熱唱。彼女のパフォーマンスに観客が見入っていたその時、会場に閃光が!! Shine (QAF ver.) - Cyndi Lauper(途中から、このシーンとは関係のない場面の映像もちょくちょく入ってます♪) Babylonに向かう途中だったデビーは、そこで起こった信じられない光景を目にする。 車に乗り込んだブライアンはラジオのニュース速報で、Babylonで原因不明の爆発事故があり多数の死傷者が出ていることを耳にして、すぐさま運転手に引き返すよう命じBabylonに向かう。 Babylonに到着したブライアンが車から降りると、救急隊員に連れられた怪我人若しくは助かった観客ら多くの人々やパトカー、救急車などでごった返していた。何とかジェニファー&イケメン彼氏を見つけたものの、ジャスティンはまだ中にいるので探してほしいという。 警報が鳴り続け、煙も立ち込め、所々で未だ炎の上がっている建物内に入ったブライアンは、ジャスティンの名を呼んで必死に探す。テッド&ルイスを見付けたブライアンは一体何があったのか、ジャスティンはどこにいるのか尋ねるが、テッドにも何も分からなかった。血の付いた床や幾人もの死傷者などを目にしながら、ブライアンはやっとジャスティンを見付け、抱き合う。 そこへエメットもやって来たが、マイケルがいない!今度はマイケルを探すブライアンだったが、彼が見たのは瀕死の重傷を負って担架で救急車に乗せられているところであった。ベンが救急車に乗り込み、ブライアンは勤務中で離れられないカールに代わり、デビーを連れて病院へ(あ、そういえば書いてなかったが、前シーズンでカールは離婚してデビーに求婚した)。 大量出血して輸血が必要だというマイケルはRH(-)AB型で、血液不足で直ぐに輸血出来ないと言う医者に、ブライアンは自分はRH(-)O型だから使ってほしいと申し出るも、ゲイはHIV感染リスクが高いので無理だと冷たく告げられる。怒り狂うブライアンだったが、ベン曰く、もし仮にストレート(ノーマル)だったとしても癌になったから無理とのこと。デビーとブライアンはマイケルの回復を神に祈る(言い聞かす)しかなかった。 シンディはライヴパフォーマンス以外にも、事故で怪我をした男性に肩を貸して歩き、「シンディに助けられたって自慢していい?」と喜ばれるという1シーンにだけチラリと出演。 Babylonに戻ってきたブライアンにジャスティンはマイケルの具合を尋ねる。まだ分からない、と言いながらジャスティンを抱き寄せるブライアン。固く抱き合う二人。そして…「When I heard what happened, I tried to call you on your cell, but ... you didn't answer. I was so f×cking scared. All I could think was “Please don't let anything happen to him.”(爆発事故が起こったと聞いてお前の携帯電話に掛けたんだけど…出なかったんで、本当に怖かった。“どうか彼に何事もありませんように”って、それだけを考えてた)」 少し照れながらそう言うと、ブライアンはジャスティンの耳元でそっと囁いた。「I love you.」 Oh…。そしてもう一度、今度はジャスティンの目を見ながらはっきりと繰り返した。「I love you.」熱い口づけを交わし、いつまでも抱き合っている二人であった 5年目にしてやっと素直な気持を伝えたブライアン。ジャスティンは勿論のこと、ファンとしてもこの言葉を一日千秋の思いで待ち続けていたので、本当に嬉しくなってしまう 187cmと高身長のゲイル・ハロルド演じるブライアンから「愛してる」と言われ、しっかと抱き合うジャスティン役のランディ・ハリソンの身長は173cm。ずっと背伸びして抱き合っている姿が可愛いよ~(*^^*) 果たして二人の今後はどうなる!? 次回へ続く。
2013.03.12
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00年12月に1stシーズンの放送が開始されて以来、高い人気を誇ってきた「Queer as Folk」も、いよいよこの5thシーズンが最終。今回ファイナルシーズンを御紹介するにあたり、手持ちのDVDを確認がてら鑑賞しているのだが、つい何度も何度も繰り返し観てしまい、すっかり更新が遅くなってしまった。 ブライアン&ジャスティンの恋の行方や如何に!? でもってこの二人を始め、マイケルとベン、テッドやエメット、リンジーとメラニー等 “Queer”(※)達の運命は果たしてどうなる― !? このファイナルシーズンはとても素敵な話なので、需要が無いのは重々承知だが何度かに分けて詳しく御紹介させていただきまする~m(_ _)m ※Queer = ゲイやレズなどSexual Minorityの人々を指す 5thシーズンは劇場版「Rage」の絵コンテでスタート! その「Rage」製作のためジャスティンがハリウッドに滞在している頃、ブライアンはマイケルといつものBabylon(クラブ・バビロン)で踊っていた。前シーズンでベンと結婚したマイケル、夜遊びは深夜0時迄と約束しているらしい。(そういえばブライアンとジャスティンも2ndシーズンで門限は午前3時と決めてたっけ)。 だがそのBabylonが地上げにより閉店。テッドからKinnetik(ブライアンが経営する広告代理店)の新たな投資を勧められていたブライアンは、閉店したBabylonを購入。準備万端整えて再開するもホットなゲイ達は戻って来ず、呆然とするブライアンとテッドだった。 「Rage」が製作中止となりジャスティンがピッツバーグに戻ってみると、ブライアンは相変わらず自宅に男性を連れ込んでHの真っ最中。ジャスティンは、そんな彼に苦笑するしかなかった(^^; ある夜、閑古鳥の鳴くBabylonに出掛けようとするブライアンに、ジャスティンがL.A.で連れて行ってもらった人気クラブの入店方法をアドバイス。「Sunshine, how did I ever get along without you?」(Sunshine はジャスティンの愛称)俺は今迄どうやってお前なしでやってこれたんだ?と早速実行に移してみると、これがまんまと大当たりしてBabylonの前にはホットなゲイ達による長蛇の列が! リンジーとメラニーの間に出来た亀裂は深くなり、テッドはイメチェンで金髪にしてみたり(後に整形まで!)、エメットは“Queer Guy”としてローカルニュース番組に出演して人気者になったり、家庭色に染まったマイケルとそういうことを毛嫌いしているブライアンとの間に溝が出来たり、デビーがダイナーを辞めたり(でもすぐに復帰)、ブライアンが守り抜いているBabylon1ホットな男の座を脅かす色男・ブランドンが出現したり、と色々あって…。 梅毒になったりしながらも夜遊びを止めないブライアン。一方、マイケル達のような幸せな結婚や温かい家庭を夢見るジャスティン。このところ二人の意見は食い違ってばかりだ。ジャスティンはロフトで一人寂しくブライアンの帰りを待ちながら、今後の人生について考える日が多くなった。 そんなある日の夜、ジャスティンが望んでいることを知りながらも出来ないするつもりがないブライアンに対し、彼は問うてみた。「カップルでいるためには二人が同じことを望み、同じ方向に進まないと。もしそれが出来ない…いや、するつもりがないのなら彼等に先はないよね」「Probably not.(おそらくないな)」「なら何故僕達はお互い決して上手くいかないと分かっているのに、一緒にいるのかな?」「Damned if I know.(知るかよ、そんなこと)」 互いに愛し合ってはいるものの、方向性が違いすぎる二人。ブライアンのこの素っ気ない、絶望的な答えを聞き、ジャスティンはあらかじめまとめていた荷物を取り出した。暫し別れの抱擁をし、遂にジャスティンはロフトを後にしたのであった。 同性愛カップルの権利を脅かす『Proposition 14』なる提議の投票可決を阻止しようと、エメット、ジャスティン、デビーの3人は“Stop Prop 14”の集会チラシを街行く人に配っていた。ジャスティンはブライアンと別れ、今はベン&マイケルの家に居ることを二人に告げる。そのうち自分の家を探し、ブライアンのことを想い出して辛くなるかもしれないが一人で頑張ってみると言う。 後日、Babylonでエメットとテッドからジャスティンの居場所を聞いたブライアンは、夜中にもかかわらず酔ったままマイケル宅に押し駆けるや、「マイケル、お前の勝ちだ。ジャスティンが結婚や家庭なんかを夢見るようになったのはお前達のせいだ!それまでアイツは申し分なく幸せだったんだ!」と大声でマイケルを責め立てた。 この言葉にマイケルは反論、ジャスティンを擁護する。「ヤツは決して幸せなんかじゃなかった!お前が“I love you.”と言うのを何年も待ち続けてたんだぜ!ヤツが出て行ったのは俺がヤツを染めたんじゃない、お前のせいだろ!」 …返す言葉のないブライアン。彼がすごすごと帰っていく様子をただ黙って2階から見つめるジャスティンであった。 ジャスティンがボロ家に移り住む準備をしている頃、ブライアンはブランドンと最も熱い男の座を賭けて、“熱い男10人斬り対決”に挑むことに…って懲りずに何やってんだか “Stop Prop 14”集会の帰り道でジャスティンはブライアンとバッタリ。お互い少々ぎこちなくも笑顔で会話して別れるのだが、この後の、夜道を一人で歩くブライアンのバックで流れる曲が、Stine J.の“You Are My Sunshine”なのだ。♪You are my sunshine ~ My only sunshine ~という、あの馴染みの曲を現代風にアレンジして女性が歌っているのだが、この意外にも悲しい失恋ソングの歌詞が、まるでブライアンの胸の内を代弁しているかのようで泣けてくる。ジャスティンの愛称が“Sunshine”なのも出来すぎだろう。
2013.03.02
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04年4月~7月の日曜に全米で放送されていた「Queer as Folk」4thシーズンについて軽く御紹介したい。 00年12月に始まったこのドラマも既にこの時分で3年半が経過、今回は特に大きな出来事が幾つかあった。 まずはテッドの再就職。ブライアン&ジャスティンのことばかり取り上げて今迄スルーしてきたが、実は彼、色々と厄介なことが重なってドラッグに溺れてしまい、前シーズンでドラッグ・リハビリテーション・センターに入ってようよう立ち直ったのであった。で、胡散臭いイタリアンレストランのオペラウェイターとして働くことになったが…。 続いてジャスティンが“Pink Posse”なる自警団に入団し、坊主頭に!自警団を率いるコーディ(Cody Bell)に感化され、どんどん暴力的になっていくジャスティン。でもって彼の若気の至りを心配するブライアン。コーディに唆されたジャスティンは銃を手に、以前自分に重傷を負わせたクリスの家へ向かう―。 一方、ブライアンは広告会社『Kinnetik』を起ち上げ、テッドを雇う。ちなみに会社名はジャスティンが命名。そういえば、ブライアンの息子・ガスの名付け親もジャスティンだったっけ。 ヴィックはデビーの家を出て、パートナーであるロドニー(Rodney)と一緒に暮らし始めるが幸せも束の間、その後TVの前で眠るように亡くなっていた。 ある夜、遊び相手(医者だった)から片方の睾丸にしこりがある、と検査を勧められたブライアン。病院で癌と診断された彼は誰にも知らせず、周囲には旅行に行くと嘘を言い、こっそり手術を受けた。 だが数日後、ブライアンがシャワー中に電話が鳴り、「術後の治療法について電話して欲しい」という留守番メッセージをジャスティンが聞いてしまう。 翌朝、病院に電話してブライアンが癌手術を受けたと知ったジャスティンは、マイケルが知っていて隠していると思い彼に詰め寄るものの、初めて知ったマイケルはビックリ!二人はブライアンの意思を尊重し、黙っておこうと約束する。 ジャスティンは辛い思いを必死で耐えていたが、マイケルがとうとう泣きながらブライアンに喋ってしまう。ジャスティンが知りながら黙っていることも…。 そうだと知ったブライアンはいきなりジャスティンを怒鳴って追い出し、以後一切の関わりを拒絶。突然のことに困惑するばかりのジャスティンは、マイケルに苛立ちをぶつける。 放射線治療を開始したブライアンは看護婦の忠告を無視して出社するも途中で具合が悪くなり、テッドに病気を打ち明け、事後を託して退社。家で寝ているとマイケルがやって来た。 マイケルはブライアンがジャスティンにした仕打ちのことを責めるが、ブライアンは事を簡単にしたまでだと言う。何故ならば「He would've left sooner or later anyway. Might as well be sooner.」遅かれ早かれ離れて行くのならば、早い方がいい―と。完璧ではなくなった自分に愛想を尽かされ、そのうち去って行かれるのならば、いっそ今のうちに自ら身を引いた方がいいと考えたのだ。鳴呼、いくら病気で弱気になっているとはいえ、あの自分勝手で傲慢なブライアンがそんな風に思っていたなんて…(T T) ブライアンの心中を察したマイケルは、ジャスティンに彼の元に戻ってやるようアドバイス。体調不良でまたも途中で帰宅したブライアンは、家でスープを作って待っていたジャスティンを再び追い出そうとするが、ジャスティンの叱咤に返す言葉もなく、彼の愛情を素直に受け入れるのであった。 ハンターが女の子と仲良くなるもHIVポジティヴのために踏み切れなかったり、リンジーが仕事で親しくなった画家の男性とつい肉体関係を持ってしまったためにメラニーとの間がギクシャクしたり、と色々なことがあって…。 カナダ・トロントからピッツバーグまでを自転車で走る「Liberty Ride」なるチャリティイベントが開催されることになり、皆も参加することに。癌治療が一段落したブライアンも参加を決意するが、病み上がりで体力が衰えて練習についていけない。 夜な夜なベッドを密かに抜け出して出掛けて行くブライアンを不審に思ったジャスティンは、或る夜こっそり後を付けていく。すると負けず嫌いのブライアンが一人でトレーニングしていた。 そんな折、ジャスティンがハリウッドに呼ばれる。2ndシーズンでマイケルと作り上げたゲイヒーローコミック「Rage」が大ヒットし、この度映画化の話が持ち上がったためだ。 ジャスティンと、出産を間近に控えたメラニー&リンジーを除いた一同はトロントへ。このシリーズが始まる前年、03年6月に同性婚が合法化されたトロントで遂にマイケルとベンが結婚 「Liberty Ride」がスタートし、参加者は一斉にピッツバーグに向けて自転車を漕いで行く。米国との国境で入国手続きの際にマイケルが結婚したことを申告するも、米国では同性婚が認められず落胆する。 途中、ブライアンがふざけて転倒し鎖骨を骨折。それでも持ち前の根性と気力でゴールを目指す。そんなブライアンに付き添うマイケル。その頃、ジャスティンはピッツバーグに戻ってゴール地点に駆け付けるが、そこでブライアンが怪我をしていることを知る。関係者は既に引き上げ、誰もいなくなった夜のゴールでじっと二人を待ち続けるジャスティン、デビー、ベン、ハンター。そこへフラフラになりながらブライアンとマイケルがやって来る。ゴール直前で諦めかけるブライアン。だがゴールの向こうにいるジャスティンの姿を目で捉えたブライアンは再び自転車を漕ぎ出し、二人はやっとのことでゴール!そこでマイケルはメラニーが無事に女児を出産したことを知らされる。 「Liberty Ride」を何とか完走したブライアン、ジャスティンに一緒に暮らさないか?と提案(もうとっくに一緒に住んでるのかと思いきや)。それってひょっとしてプロポーズ!? とジャスティンは喜ぶものの、以前から結婚を毛嫌いしていたブライアンはあっさり否定。ちょっぴり複雑な心境のジャスティンなのであった。
2013.02.19
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前回からの続きで「Queer as Folk」3rdシーズンについて。ストックウェルの市長当選を何とか阻止しようと、チラシ配りに精を出すデビーやヴィックだが…。果たしてLiberty Ave.に自由は戻るのか? 3rdの後半はヨリを戻したブライアンとジャスティンがとても仲睦まじく、見ているこちらもちょっと嬉しかったりして(*^^*)エヘヘ 2ndシーズンでデビーが殺人事件に遭遇したと書いたが、正確にはデビーがダイナーでゴミを捨てに行った際、ゴミ収集箱(Dumpster)に捨てられていた青年の遺体を最初に発見したのだ。デビーは自ら青年の名前を調べあげたりして刑事のカール(Carl Horvath)に協力したが、この殺人事件の捜査は早々に打ち切られていた。 そんな折、マイケルらとダイナーに来ていたハンターが、ふと店内に貼られてある被害者青年の貼紙に目を留めた。何でも彼は新入りハスラー(男娼)だったらしく、殺された夜は警官と一緒だったと言う。もし殺人犯が警官であれば、警察署長であるストックウェルのダメージは大きいはずである。 デビーはこの情報をカールに伝えるが相手にされなかったため、ブライアンに協力を求める。已む無く犯人探しに協力する破目になったブライアンはハンターを連れてその男を確かめに行く。今度はブライアンがカールの元に赴くが、彼等が一緒にいたという確実な証拠が必要だと言う。 そこでジャスティンが男の行きつけのバーでその男を誘い、誘惑している隙に吸殻を手に入れるという計画を立てたが、先にハスラーであるハンターがその男を上手く誘い込んで精○と男の名前が書かれたものまで入手し、ブライアンに差し出す。ブライアンは再びカールの元を訪れ、被害者に付着していた○液と一致するか調べてほしいと依頼。カールは男の名前を知っており、彼はストックウェルの15年来のパートナーだったが昨年(つまり殺人事件後)退職したという。 男の精○と被害者から採取されたものとのDNAは一致したものの、まだ確実ではないとカールに言われたブライアンは直接その男と会い、DNA調査の件を告げる。翌日、男は(ストックウェルに迷惑が掛からぬよう)自殺した。 Liberty Ave.では警官が常時厳しい目を光らせ、自由も色も失われていった。 ある夜、皆が集ういつもの店にやって来たブライアンがTVを付けるよう指示。すると驚くべきTVCMが! 「On April 11, 2002, Jason Kemp, age 19, was murdered. His body, left in a Dumpster. Less than a month after Jason Kemp's murder... Police Chief Stockwell suspends the investigation, citing lack of evidence. Five days later, Chief Jim Stockwell's former partner... Sergeant Kenneth Rikert, unexpectedly resigns from the force. One year later, DNA testing links Kenneth Rikert to Jason Kemp on the night he was murdered. The next day, Police Sergeant Kenneth Rikert commits suicide. Before you elect Jim Stockwell mayor, aren't there some questions you'd like answered? This political advertisement is paid for by Concerned Citizens for the Truth.」(YouTube 「Brian and Justin story with subtitles」参照。この動画のおかげで今更ながら内容が詳しく分かるようになった) 殺人事件の被害者であるジェイソン・ケンプと、ストックウェルの長年のパートナーでありながら昨年辞職したうえ先日自殺した元警官ケネス・ライカートとの係りを示唆し、世に問うCMであった。これにはデビーもビックリ!店内の客も皆、TVに目が釘付けになっていた。ちなみにこのCM料は“Concerned Citizens for Truth(真実に関心がある市民)”より支払われているとのことであった。 後日、ジャスティンがブライアンのロフトに戻ると、室内の家具がゾロゾロと運び出されていた。ブライアンは10万ドルもの大金を使ってしまったらしい。ゴールデンタイムの30秒CMが一回につき5,000ドルで、それを20回…。“Concerned Citizens for Truth”はブライアン一人だったのだ! 驚きつつも、何故ブライアンがそこまで?と、ちょっと疑問に思うジャスティン。するとブライアン曰く、「あるバカ野郎が“自分が信じるものの為には全ての犠牲をも辞さない”なんて言ったからだ」。 このCMが効を奏し、ストックウェルは敢無く落選。大喜びの皆は早速外に出て踊りだし、Liberty Ave.に自由と色が戻っていく。ブライアンとジャスティンも一安心。 とそこへマイケルがハンターを連れてやって来た。ハンターの母親が彼を連れ戻しに来たので、逃げてきたのだという。これからどうしたらいい?…と相談されたブライアンは躊躇なく自分の車の鍵を渡す。これで全て失ったと言うブライアンに、ジャスティンが一言「全てじゃない」。 鳴呼…1stではあんなに初々しくて可愛かったジャスティンも、今ではすっかりブライアンの良きパートナーに成長 このラストシーンのバックで流れているNew Orderの“True Faith”がまたお祭り気分を盛り上げてて場面にピッタリ♪ PVはあんなに不気味で意味不明だったのにね(^^;
2013.02.14
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今回は引き続き「Queer as Folk」の3rdシーズンを御紹介したい。このシーズンは内容が充実しているので、2回に亘ってお送りする次第であーる。 前シリーズの最後で若きバイオリニスト・イーサンと手を取り合って去っていったジャスティン。残されたブライアンは果たしてどうなっちゃうの!? いきなりマイケルがブライアンに殴られて地面に倒れるシーンで、3rdシーズンはスタート。 ジャスティンはイーサンと暮らすため、ブライアンのロフトに残してあった身の回り品を取りに戻り、ブライアンとのラブラブな日々を思い出しつつロフトを後にする。 一方のブライアンは今までと何ら変わらぬ素振を見せてはいるものの、仲間達は彼が本当は寂しくて仕方がないということを十分分かっていた。特にブライアンの親友・マイケルはそんな彼を見ていられず、ジャスティンを責める。 リンジーとメラニーのホームパーティーでイーサンと仲良くしているジャスティンを目にしたマイケルはジャスティンを罵るが、ブライアンはマイケルを殴ってしまう(冒頭のシーンはコレだったのだ)。 それからもお金がないジャスティンの学費を黙って援助したり(すぐにバレたけど)、御礼を言いに来たジャスティンに部屋で使っていたPCをプレゼントしたり(梱包も自分でしたらしい)、ポスター製作の仕事を依頼したりと、何とか接点を持っていようとする健気なブライアン。そういえばお金を払ってジャスティンに後姿が酷似している金髪少年を自宅に呼んだりもしてたっけ…嗚呼、そこまで寂しさを拗らせているとは だがジャスティンもブライアンが甥に対する性的虐待容疑で事情聴取を受けたことを知った時には、彼の無実を証明しようと自ら動いてみたり、ブライアンが手を貸したチャリティパーティーに一人で立ち寄ったりして、まだ心の中にはブライアンがいる様子。 そんな折、あれほど軽々しく 頻繁に愛の言葉を口にしていたイーサンが、ジャスティンにペアリングまでプレゼントしていたイーサンが、他の男の子と仲良くしていたことが発覚!イーサンの嘘と裏切りにジャスティンは当然激怒、若い二人の恋は終わりを告げた。 ブライアンへの愛を再認識したジャスティンは、親友のダフネに相談。彼女の昔の恋愛成功談(とにかく彼氏の近くにいて逃げられないようにした)を聞いたジャスティンは、ブライアンが重役を務める広告会社・ヴァンガードにインターンとして入ることに。ブライアンは動揺しながらも幾つかの質問をジャスティンにぶつけるが、彼の聡明な答えっぷりには敵わず、採用を決定。そして後日、自らの過ちを認めたジャスティンをブライアンが許し、二人は無事に仲直り♪ この間、テッドがエメットに恋してしまったり、メラニーとリンジーがもう一人子供を作ろうということになってマイケルがその父親役(精子提供者)に抜擢されたり、そのマイケルとベンは家を飛び出し男娼(Hustler)となって暮らしているHIVポジティブの少年・ハンター(James Montgomery)と出会い、彼の面倒を見ることにしたりと色々あって…。 このシーズンではブライアンの有能な仕事ぶりが明らかに。 ピッツバーグ市長選に立候補している警察署長のストックウェル(Jim Stockwell)の広報担当となったブライアンは、斬新なTVCMを打ち出して彼の支持率を上げていく。 だが同性愛者に厳しいストックウェルが市長になることは、Liberty Ave.の自由がなくなるということで、デビー等はストックウェルの反対運動に精を出していた。ジャスティンも彼を揶揄するポスターを作っては職場でせっせとコピーして壁に貼り付け、ブライアンは一応注意しつつも黙認していた。 そんなある日、ストックウェルはブライアンが反対派に加勢している上にゲイであることを突き止める。ブライアンは解雇、ジャスティンも当然インターンを解約され、学校にも謝罪することに。自分の将来の為にも謝って来いとブライアンに諭されたジャスティンは仕方なく謝罪に出向くものの、学校側からストックウェルにも謝罪するようにいわれ、それだけは断固として拒否した結果、停学になってしまった。“自分が信じるものの為には全てを犠牲にしなくてはならない時もある”とのジャスティンの言葉がブライアンの胸に響く。流石ブライアンの恋人だけあって、ジャスティンもすっかり逞しく成長しているのであった。後編へ続く。
2013.02.09
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今回は、前回から引き続いて「Queer as Folk」の2ndシーズンについて簡単に御紹介したい。 10年ほど前に北米で大ヒットしたこの同性愛ドラマ、主人公であるブライアン・キニー(Brian Kinney)はピッツバーグ1ホットなゲイ。広告代理店に勤めるエグゼクティヴで男盛りの30歳。そして彼の恋人である(といってもブライアンは“愛など信じない”と公言してきた男なので、なかなか認めようとしなかったけど)ジャスティン・テイラー(Justin Taylor)は美術の才能溢れる18歳の学生さん。 1stシーズンではブライアンに操を捧げたジャスティンがひたすら彼を追っていたが、この2ndからは立場が逆転していくのである。 思い起こせば20年程前、当時20代前半だった私は二回り年上の男性と恋に落ちた。大人の男性が持つ色気と余裕に惹かれ、本気で愛していが、その男性は「年が離れた恋人同士では、表には出さないだけで年上の方がより強く、深く相手を想っている」というようなことを言っていた。 その時の私は絶対に自分の(相手に対する)想いの方が強いと思い込んでいたが、いざ自分が年齢を重ねてみると、彼の言葉は正しかったとつくづく実感する。年下の若い相手に本心をさらけ出そうにも、プライドや恥や体裁といった様々なものが邪魔をしすぎるのだ。 前シーズンではただ格好良さに見惚れていたブライアンの心情に、この2ndシーズン以降は妙に共感してしまうのである。 ジャスティンに対する愛情の深さは誰の目から見ても一目瞭然なのに、それを言葉や態度に表せないブライアン。“愛なんか信じない”ブライアンが本当の愛に目覚めていくこの2ndシーズンが、私は最もお気に入りなのであーる 前シーズンの最後で、クラスメイトのイジメ野郎・クリス(Chris Hobbs)に棒で頭を強打されたジャスティンは何とか一命は取留めたものの、右手の運動機能と記憶の一部に障害が残ってしまった。 一方、ブライアンもまたジャスティンを救えなかった自分を責め苛んでいた。ジャスティンが昏睡状態に陥っていた2週間は毎日病院を訪れ、未だ血に染まった白いスカーフを密かに肌身に纏っていたほどだ。 退院後自宅に戻ってからも右手が思うように動かせなかったり、事件のトラウマで人に触れられることを極度に嫌がったり、人混みに出られなくなったりと後遺症に苦しむジャスティンだが、親友のダフネに途中まで車で送ってもらい、何とかバーまで辿り着きブライアンと再会。 あの日のことは何も思い出せないと言うジャスティンに、ブライアンは事件の詳細を語る。何もしてやれなかったと肩を落とすブライアン。「ブライアンは悪くない」と恐る恐るブライアンに触れ、抱付くジャスティン。そんなジャスティンをブライアンもそっと抱き締める。 だが母・ジェニファーは後日、ブライアンに息子とはもう会わないで欲しいと告げる。そのことを知ったジャスティンは家で大暴れ。息子が如何に彼を愛しているか、心の支えになっているかを思い知ったジェニファーは、ブライアンに息子を託す。 ブライアンのロフトに戻ったジャスティンは、ベッドに腰掛けたブライアンが身に付けている血に染まったスカーフに気付いてそっと外す。そして二人は事件後初めて抱き合うのであるが、このベッドシーンがめちゃめちゃ美しい!ジャスティンの心身を思いやってそーっとそーっと優しく接するブライアンの、彼に対する溢れんばかりの愛情に胸がきゅんきゅんする 更に或る日、人混みの中を恐る恐る一人で歩くジャスティン。その先にはブライアンが両手を広げて待ち構えている。Come on, Sonny Boy!トラウマ克服のリハビリだ。勇気を出して一歩一歩ブライアンの元へ近付いて行くジャスティン、そんな彼を心配そうに見守るブライアン。恐怖を克服し見事辿り着いたジャスティンを抱締め、熱いキスを交わす二人が何とも微笑ましい(^^)このシーンのバックで流れているThe Magnetic Fieldsの“When My Boy Walks Down the Street”という曲も映像とピッタリ合っていていい感じ♪ こうしてブライアンのサポートのおかげで回復に向かうジャスティンであった。 1stのラストで恋人より親友を取ったマイケルは、勤務先のスーパーを辞め、コミック好きが高じてコミックブックストアを買取ってオーナーに。そこに客として来たベン(Ben Bruckner)と知り合う。大学教授のベンはHIV感染者だったが、二人は恋人同士になった。 テッドがポルノサイトを立ち上げて大当たりしたり、そのサイトにひょんなことから出演するようになったエメットが富豪のジョージ(George Schickle)と恋に落ちたり、デビーが殺人事件に遭遇したり、ジャスティンが学費稼ぎのために行きつけのゲイクラブ・Babylonでゴー・ゴー・ダンサーになってみたり、リンジーとメラニーが結婚式を挙げたり、ブライアンとジャスティンが二人の間の取り決めを約束したりと色んな出来事があり…。 そんな或る日、マイケルとジャスティンはスーパーヒーロー話で盛り上がり、共同でコミックを製作しようということに。「Rage」と名付けられたその主人公はブライアンがモデルである。 後日ブライアンが帰宅すると、部屋中が原稿だらけ。楽しそうに作業する二人をBabylonに誘うも、後で行くよと素っ気ない。結局その夜二人は現れず、ブライアンが帰宅してみるとベッドで眠りこけているマイケルとジャスティンの姿が!しかもマイケルの手が(偶然)ジャスティンの腰に!目の当たりにしたブライアンは嫉妬のあまり怒り心頭、大事な原稿を片っ端から蹴散らした上に放尿する始末。 翌朝、目覚めた二人は部屋の惨状に茫然。ダイナーにいたブライアンに激しく怒りをぶつける。二人が怒って帰ってから、その様子を見ていたデビーはブライアンに自分の嫉妬心を認めることだと諭す。 その夜、ジャスティンとマイケルがロフトに戻ると、ブライアンが原稿を元通りに印刷していた。自らの嫉妬心を認めて詫びるブライアンを許す二人。通りすがりにわざと肩をぶつけ、微笑み合うジャスティンとブライアンであった。 こんなラブラブな二人であったが、ジャスティンの誕生日だというのに何もしてくれないブライアン。代わってリンジーとメラニーがジャスティンをバイオリンのコンサートに誘う。そこで知り合った若きバイオリニスト・イーサン(Ethan Gold)と出会い、二人は徐々に親しくなっていく。イーサンとブライアンの間でジャスティンの気持は激しく揺れる。 ジャスティンの変化にブライアンは気付くものの、若いイーサンのようにロマンティックに愛の言葉を囁いたり、自分の感情を素直に表に出すことなどとても出来ない。徐々にぎくしゃくしていく二人。そして遂にBabylonにやって来たイーサンとジャスティンはブライアンの目の前で熱い接吻を交わし、手を取り合って去っていってしまう―。 鳴呼、ブライアンとジャスティンはこのまま別れてしまうのか…? とこれまためちゃめちゃ気になるところで2ndシーズン終了。 如何にジャスティン贔屓の私でもこの時ばかりは「ジャスティン、そりゃないだろ!」と言ってやりたかった。ブライアンの心の痛みがひしひしと伝わってきて、とにかく辛い。まぁこの後もっともっと辛い、心が抉られるようなシーンが続いていくのだけれど…(´;ω;`) ホント、年の差カップルって年上の方が表には出さないだけでより強く、深く相手を想っているんだよね。おばはんの私にはブライアンの心情が痛いほど分かる。 実際にブライアンを演じているゲイル・ハロルド(Gale Harold)とは誕生日が1ヶ月違いの同い年(彼は69年7月生まれ)だから、余計に肩入れしちゃうのかしらん(^^; あ、ちなみにマイケル役のハル・スパークス(Hal Sparks)も同年9月、エメット役のピーター・ペイジ(Peter Paige)が同年6月、メラニー役のミシェル・クルーニー(Michelle Clunie)までも同年11月生まれだったりする。なので自分が30歳だった頃をふと思い出したりして(^^)
2013.02.02
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「Queer as Folk」とは日本では未放送ながらごく一部の男性同性愛者並びに腐女子の間でのみ絶大な人気を誇る海外ドラマで、元々99年~00年に英国で放送され、その後米国リメイク版が米国とカナダで00年~05年に放送されるや大ヒットを記録した、ゲイの、ゲイによる、ゲイと腐女子(と普通の人)のためのドラマなのであーる。 英国版は第1、第2シリーズまでだったが、米国版は第5シリーズ(全83話)まで製作された。今回はその米国版の方を簡単に御紹介したい。 その前に、ゲイでも腐女子でもない(いや、かなり腐女子寄りではあるけれど)私が何故この日本では未放送のゲイドラマ「Queer as Folk(以下「QAF」)」のComplete Series DVD Box(全28枚組)を持っているかというと、当へっぽこブログに綴っている妄想駄文「Heavenly Rock Town」でもお馴染の、米国のニューウェイヴ・バンド・The B-52'sのギタリストだったリッキー・ウィルソン(Ricky Wilson)がゲイだったからで、米国におけるゲイに関する様々なこと―恋愛観や日常生活など―を少しでも知りたかったからだ。 そう、そこで私はYouTubeで検索し、QAFへ辿りついた。おおッ、これがゲイの世界か~。主人公らしきゲイカップルはやけに盛ってばかりだけど…(/ω・\)チラッ 生々しくもゲイゲイしい(?)ベッドシーンの数々に呆気にとられつつも彼等の美しさに目は釘付け すぐさまAmazon.でDVD-Boxを購入して軽い気持で見始めたのだが、ゲイ云々よりも物語の面白さに引き込まれてすっかり夢中になってしまった。 主人公であるブライアン(Brian Kinney)はペンシルベニア州ピッツバーグに暮らす広告代理店の二枚目エグゼクティブのゲイ。夜な夜な友人達―14歳からの親友で同じくゲイの、ブライアンにちょっぴり友情以上の気持を抱くコミックオタクで温和なマイケル(Michael Novotny)、心優しいオカマのエメット(Emmett Honeycutt)、自分に自信のない会計士でやっぱりゲイのテッド(Ted Schmidt)―とゲイクラブ・Babylonに繰り出しては、一夜限りの相手を見つけて快楽に耽る、自由奔放で自己中心的な“A veritable sex machine”…(^^; ある夜、ブライアンは17歳の高校生・ジャスティン(Justin Taylor)と出逢い、自宅に連れ帰ってベッドを共にする。ブライアンにとっては一夜限りの行為であるはずだったが、初体験を捧げたジャスティンはブライアンにすっかり夢中になってしまう。 その夜、ブライアンの大学時代からの友人でレズビアンのリンジー(Lindsay Peterson)は、ブライアンから精子の提供を受け人工授精で男の子・ガス(Gus)を出産。リンジーのパートナーである、弁護士にしてレズビアンのメラニー(Melanie Marcus)は子供の誕生を喜ぶが、ブライアンのことは嫌いだった(後に和解)。 ストーカーの如くブライアンにつきまとい、ゲイの道を驀進するジャスティン。そんな彼の異変に母・ジェニファー(Jennifer Taylor)が気付かぬ訳も無く、自分の息子が完全にゲイであることを知って愕然とする。 一方、父親であるクレイグ(Craig Taylor)は、乗車中のブライアンに自ら車ごとぶつけて怪我を負わせたり、待ち伏せしておいてブライアンをボコボコにしたりと常軌を逸した気狂っぷりを発揮。嫌気がさしたジャスティンは家を飛び出す(でもってこの後夫婦は離婚してしまう)。 ブライアンの家に転がり込んだジャスティンだが、とあることでブライアンに咎められてNYに逃げてしまう。ジャスティンの親友・ダフネ(Daphne Chanders)から連絡先を知らされたブライアンは探しに行くことを嫌がるが、仲間達と一緒にNYに行き、一人でジャスティンの部屋を訪れて無事仲直り♪ →訂正 すみません、先日から改めてDVDを見ていたら記憶違いがありました。ここはダフネに連絡先を知らされたんじゃなくて、クレジットカードを持って出て行っちゃったわよ!と言われてました。で、ジャスティンがそのカードを使用したおかげ(?)で居場所が突き止められたんですね。 で、今更ですが再び第1話から延々と鑑賞中…(^^; ピッツバーグのゲイスポット、Liberty Ave.のダイナーで働く、マイケルの肝っ玉母さん・デビー(Debbie Novotny)は、AIDSを発症している弟・ヴィック(Vic Grassi)と暮らしている。息子がゲイであることにもちゃんと理解があるデビーは、マイケルが昔使っていた部屋をジャスティンに提供、陽気で眩しい笑顔のジャスティンを“Sunshine”と呼んで可愛がる。 学校ではゲイであることでイジメられたりもしたが、イジメ野郎と偶然Liberty Ave.で会ったジャスティンは、毅然と立ち向かう。 ジャスティンとブライアンの仲はその後も一進一退といった感じであったが、一方マイケルは恋人であるデヴィッド(Dr. David Cameron)とポートランドへ移り住むことを決意。だが引越前日に気持の擦れ違いが起き、デヴィッドはマイケルにフライトチケットを渡して一人で空港に向かった。 その日、正装でキメたジャスティンは高校のパーティーへ。そこへこれまたビシッとキメたブライアンが突然やって来る。二人の息の合った華麗なダンス&熱い接吻に、ゲイだとバカにしていた同級生達も皆ウットリ 人生最高の夜だと喜ぶジャスティンと別れ、ブライアンは愛車に乗り込んだ。ミラー越しにジャスティンの後姿を微笑ましく見ていたブライアンは、車の影から急に出てきた男が棒を持っているのに気付いて慌ててジャスティンを呼び止めるが間に合わず、ジャスティンは男が手にした棒で頭を強打されてしまう。 急いで駆付けたブライアンはその男―仲睦まじい二人に嫉妬したイジメ野郎の足を棒で殴って動けなくしてからジャスティンに駆け寄るが、血まみれになって倒れているジャスティンはピクリともしない。 その頃、ポートランドでデヴィッドと共に暮らす決心をしたマイケルは空港に向かい、搭乗手続を大慌てで済ませて彼の待つ飛行機に乗ろうとするが、そこへブライアンから電話が… ジャスティンの血で真っ赤に染まった純白のスカーフを首に掛け、ブライアンは夜の病院の廊下で一人、止めど無く流れる涙を拭おうともせずただ呆然と座っていた。 そして、そこへ現れたマイケルもまた無言でブライアンの横にそっと腰掛け、黙ってブライアンに寄り添うばかりであった。 果たしてジャスティンとブライアン、そしてマイケル達の運命や如何に!? …とめっちゃ気になるところで第1シーズンは終了。 ブライアンの二枚目っぷりとジャスティンのキュートな笑顔に魅了されて、ついこの二人のことばかり書いたが、他の登場人物達にも様々なエピソードがあり、本当に面白いドラマなのだ。まぁやたらと男の裸が出てくるけど…(^^; 第2シーズン以降も後日また紹介したいと思う。 Brian & Justin
2013.01.29
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