そしてもう一つ父の愛読書が岡倉天心(1863-1913)著の「茶の本」でした。この本の中の一節が紹介されています。「ーーおのれに存する偉大なるものの小を感ずる琴の出来ない人は、他人に存する小なるものの偉大を見逃しがちである。ーー」哲学を超えるような奥深い言葉にまず驚きます。岡倉天心という名前は知っていても果たしてどんな人物?と調べると武士から商人になった人物で思想家と出てきました。今から120年前の1906年にボストン美術館で岡倉天心が「東洋文化紹介の講演」を基に自らが英語で書いた「The Book of Tea」がオリジナルのようです。