60ばーばの手習い帳

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March 16, 2020
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鼠は取り壊される家から逃げ出したいなくなるといいます。だから、鼠がいなくなったら、その家は没落する運命にあると。

 彼の家は、氾濫する川の幅を広げる工事のため、敷地の4分の1が削られ、建て直すことになっていました。最近は鼠もなりを潜め、家のどこかで、ガタピシと、きしむような音が聞こえるようになりました。

 彼は思います。家もちゃんと取り壊されることを知っているのだ。だから、人の気を引きたいのだろう。


 三浦哲郎の短編『すみか』です。

 かつて、「家」は「すみか」でした。「家」は地域に根を下ろし、その土地の神も人も一緒に暮らすような場所でした。人が生まれてから死ぬまで過ごす場所でした。
 今は生まれるのも死ぬのも病院が主流です。「家」は「すみか」から単なる容れ物、滞在する場所になりつつあります。

 『すみか』からは、家と、また共に暮らす家族への自然な愛が伝わってきます。

『みちづれ』は、ことさら善人というのではない、けれど優しい人たちが多く登場する短編集です。描かれるのは、どちらかといえば社会の片隅で平凡に暮らす人々です。けれど、嘘のないありのままの人生だからでしょうか、読後に残るものがあります。

 三浦哲郎は、青森県出身の作家。代表作に『忍ぶ川』があります。家系に遺伝的に伝わる病気もあり(長姉・三姉は先天性色素欠乏症による弱視)、長兄・次兄は失踪、長姉・二姉は自殺しています。

           ​参照元:三浦哲郎『短編集モザイク みちづれ』新潮社​

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Last updated  March 16, 2020 12:00:20 AM
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