60ばーばの手習い帳

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January 20, 2022
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カテゴリ: 読みたい本
​  第三章『太陽』のヒロインは、シングルマザー、杏子。
 彼女は、虐待を疑う周囲の目からのがれるようにトンガにやってきました。彼女は、5歳の花恋をゲストハウスで相部屋になった第一章のわたしに押しつけ、男の人と泊まりに行ってしまう奔放な女性でした。

 彼女の唯一明るい思い出は、苦しい阪神淡路大震災の避難生活で遊んでくれた、トンガのボランティア、セミシとの交流でした。

 杏子は、セミシが、泊まったゲストハウスの主人、尚美のパートナーだったことを知ります。
​気分転換どころじゃない、元気を、生きるエネルギーをもらいました。 ​​ ​​
「子どもは太陽だ。」というのがセミシの言葉でした。
 花恋が自分の自由を奪い、輝きを奪ったと思っていた杏子は、大きな過ちに気づくのでした。



 第四章『絶唱』は、尚美に宛てた作家の千晴からの書簡です。これまで間接的に描かれていた震災が、ここではリアルに描かれます。

 大学のミューカル同好会で親友になった、千晴と静香と泰代。
 静香は亡くなりました。泰代は、震災後すぐ静香の元に駆けつけて、原形をとどめないほど傷んだ遺体を確認していました。

​「棺桶がもうなくて、短い毛布一枚にくるまれただけ。長くてつやつやしていた髪がゴワゴワになってた」 ​​
その翌日、心配して千晴のアパートに来た泰代は、交通機関の回復を待って千晴が安全圏へと脱出したことを知ります。

 壊れかけた泰代との関係を修復してくれたのは、3人の絆だった『絶唱』。
『絶唱』のタイトルは、震災を生きた人々の生き方そのもの。

 千晴の最後の言葉は、著者自らの思うところでしょう。書くにしろ、読むにしろ、精力がいる本です。

                 引用および参照元:湊かなえ『絶唱』新潮文庫





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Last updated  January 20, 2022 12:00:20 AM
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