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2021.07.16
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テーマ: 読書(8289)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年 (集英社オレンジ文庫) [ 辻村 七子 ]

本の目次・あらすじ


ノースポール合衆国所属、キヴィタス自治州。
全56階層からなる巨大な海上プラントは、1億6千万人の人間と、4万9千体のアンドロイドを有する。
新人のアンドロイド調律師・エルは、黒豹と少年の野良アンドロイドに出会う。

引用


「お前も俺も同じ地獄の釜の住人だ。お前だけ天国にいるようなふりをしなくてもいい。俺にはお前の苦労はわかんねーし、お前にも俺のあれこれはわかんねーだろうが、まあ、そんなもんだろ」


感想


2021年読書:138冊目
おすすめ度:★★★★

「宝石商リチャード」シリーズの辻村先生が新作を出された、それが前に書いた作品と同じ世界観のものである、ということでその前の作品、である本作を読んでみた。
これまで、タイトルがイマイチぴんと来なくて敬遠していたのだ。

読んでみて良かった。あー、好き。こういうの、好き。
アンドロイド、ロボット、サイボーグ、クローン、人間の入り混じる世界。

この本を読んだ後、映画「メトロポリス」も再見した。

下層階やサーカスの雑多な感じがたまんない。
真堂樹さんの『スラムフィッシュ』シリーズが好きだったんですけど、ああいう感じ。

この方が見ている世界は、書きたい世界は、こうなんだろうな。
エルも、ワンも、姿を変えたリチャードであり、正義であり。
そして私は、この人の世界の描き方が好きだ。
世界は辛くて、悲しくて、醜くて、それでも前を向く。

エルがワンを救いに行くところ、ムネアツ展開でした。
そしてワンがやってくるところも。
途中から脳内で映画のように再生されていて、海のきらめきまで見えた。

ラスト、主任の正体が明かされたり、この後彼らはどうなったんだろう?

続きを読むのが楽しみ。

これまでのレビュー


2020.03.12  宝石商リチャード氏の謎鑑定
2020.03.14  宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る
2020.03.21  宝石商リチャード氏の謎鑑定 天使のアクアマリン
2020.03.24  宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ
宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット
2020.09.09  宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト
2020.09.14  宝石商リチャード氏の謎鑑定 紅宝石の女王と裏切りの海
2020.10.21  宝石商リチャード氏の謎鑑定 夏の庭と黄金の愛
2020.12.02  宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚
2021.02.01  宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀
2020.09.28  宝石商リチャード氏の謎鑑定 公式ファンブック エトランジェの宝石箱

2021.03.19  忘れじのK 半吸血鬼は闇を食む




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最終更新日  2021.07.16 00:00:15
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