10月11日19時9分配信 毎日新聞
【ロサンゼルス吉富裕倫】米ロサンゼルスの日本総領事館によると、81年のロス銃撃事件で殺人と共謀の容疑でロス市警に逮捕された元輸入雑貨販売会社社長、三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=が10日午後9時45分(日本時間11日午後1時45分)ごろ、市警本部の留置場の独房でTシャツ姿で首をつっているのを係官に発見された。搬送先の病院で死亡が確認された。(中略)
事件は、日本で03年に無罪が確定した元社長が発生から約27年後の今年2月、旅行先のサイパン滞在中、ロス市警が88年に取っていた逮捕状で逮捕され、米国で再び訴追手続きが進むという異例の展開を見せた。(中略)
元社長は一貫して無罪を主張。同じ事件で再び罪に問うことを禁じる「一事不再理」を主張し、サイパンで人身保護請求を申し立てたが、現地の地裁はこれを棄却。ロス郡地裁も9月、殺人容疑の逮捕状は無効としながら、殺人の共謀罪での訴追続行を認めた。
また、ロス郡地裁に求めていた逮捕状取り消しも実現せず、元社長は拒んでいたロス移送に同意した。
(引用終了)
ナチス称賛のオーストリア極右党首、ハイダー氏が交通事故死
10月11日19時18分配信 読売新聞
【ウィーン=石黒穣】ナチスを称賛した発言などで知られる、オーストリアの極右政党・未来同盟党首イェルク・ハイダー氏が11日、交通事故で死亡した。
58歳だった。
警察によると、州知事を務める南部ケルンテン州で運転中の公用車が横転、頭や胸を強く打ち、病院で死亡が確認された。
1950年、北部の町でナチス青年組織出身の両親の下に生まれた。ウィーン大で法学博士を取得。86年に36歳で自由党党首に就任。排外主義を掲げ、ヒトラーの雇用政策礼賛など、親ナチス発言を連発した。
99年の総選挙で同党を躍進させ、国民党との連立政権を実現。欧州連合(EU)諸国は、自由党の政権入りに反発して交流制限などの制裁に踏み切り、ハイダー氏は党首を辞めた。
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