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渡渉時にトレッキングシューズが水につかったりしたが、靴の中に入ったかどうかなんてどうでもよくなっていたような気がする。
時折進行方向の木の枝にぶら下がるピンクのテープを確認しながら昇る。
新道との合流地点らしい。上二俣地点。
沢で別れて、またしても沢で合流するのか・・・
昨年の事だが、此処に登った人が、ゲリラ豪雨で沢が一気に増水し、下りられなくなって、ヘリが救助に出動したとか。
さもありなん・・・


ミヤマキンポウゲらしい?
ポツン、ポツンと咲いていて、群生は見られない。

それにしても。これでもかとまだまだ沢の渓流は途絶えてはくれない。
やっと、沢と縁が切れて暫くあるくと、馬の背に着いた。
ピークとピークの鞍部になる馬の背。
ヤレヤレ、まだ山頂までは結構歩くぞ・・・・と溜息が出て来た。
ジジイはどうやら疲れた。
山頂方向はガスっている。
山頂到着。
やはり、ガスっていて見晴らしは良くない。
眼下には雲海が広がっている。
多分、町は雨でも降っているのだろうなあ・・・と想像する。
隣のピークも見えない。
が、時折、風がガスを吹き飛ばして、急に風景が広がったりする。
方角から推測すると「海別岳」のようだ。
が、流石に羅臼岳の方までは見えないようだ。
帰路、上二股から新道へ方向を変える。尾根歩きだが、下でまた沢に戻る。
尾根筋のダラダラ歩きは何処まで行くのだろうか。
波打つピークの登り返しがしんどくなってきている。
熊見峠まで来た。ここから下りに入るらしい。
それにしても、熊見とは・・・・
それくらい熊が濃い地域らしい。何といっても知床半島へと伸びている山系だものねえ!!
下り切ったところ、小屋の直ぐ傍の林の中で何かがドスンと大きな音を立てて落ちて、そのご、薮をがさがさと音を立てて遠ざかって行ったが、あれは何だったのだろう?
ボクのすぐ後ろを歩いて来た男性と顔を見合わせて首を傾げあったのだが・・・
いや、「熊」という言葉を飲み込んだ。
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