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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2014.08.14
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カテゴリ: 文芸
「第一巻」 を読み終えた後、すぐに本巻を読み始めましたが、
 本著の冒頭部第十五章から第十九章までが、私が大河を見てなかった空白部。
 本著を読んで、なぜ荒木村重が織田から毛利に寝返ったのか、
 なぜ、だしが、土牢に幽閉されている官兵衛を気遣うのか、理由が分かりました。

 織田信長が活躍した時代が、『太平記』で描かれる時代のように、
 これほどまで「昨日の敵は今日の友」となるような混沌とした状況だったとは……
 不勉強な私は、本著を読むまで知りませんでした。
 特に印象に残ったのは、村重と官兵衛との、次の会話。


  村重が差し出した書状を読むにつれ、官兵衛の顔がみるみるうちに青ざめていく。
  「それを読んでわしは背筋が寒くなった。
   人間とはかくも恐ろしきことを考えるものなのかと……。
   官兵衛がそちらに行くので、殺してくれとはな……。主に裏切られたのじゃよ」
  その一瞬、官兵衛の周囲から一切の物音が消えた。
  「政職殿はなにゆえ、自分で殺さぬかわかるか?
   自分が手をくだせば、間違いなく姫路の黒田勢が御着へ攻めてくる。
   それを恐れてのことだ。たいした悪党じゃ。」
  「……殿が……政職殿が、それがしを裏切った……」(p.117)

これ程までの仕打ちを受け、結果、一年もの間、土牢に幽閉されることになり、
心身共にボロボロにされ尽くしたのに、後に、政職の命を奪えなかった官兵衛……

改めて知ることになりました。

そして、本著を読んでみて、改めて感じたのは、
土牢の中で閉じ込められているシーンや、救出後もその悪夢に魘されるシーンでの
岡田君の演技は、本当に見事だったなということ。
というような感じで、本巻は、本能寺の変・序章部で終了です。





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Last updated  2014.08.14 16:49:09 コメントを書く
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