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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.02
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​ 石の塚で、免色が手配してくれた業者による作業が始まった。
 ショベルカーが次々に石を撤去していく。
 が、その下には更に2メートル四方の石床があった。
 そして、さらにその下には格子状の蓋がはまっていた。

 作業が続いている間、私と免色は一度家に戻った。
 免色は、モーツアルトを聴きながら眠ってしまった。
 私は、その音楽を聴きながらトマトソースを作った。
 そして、現場監督から作業終了の電話。


直径2メートル足らず、深さは2メートル半ほどで、石壁で囲まれている。
その中は空っぽで、鈴のようなものがひとつ、底に置かれていた。
その鈴は、とりあえずスタジオに置いておくことになった。

  「それに、これですべてが終わったというわけでもないでしょう」
  免色の顔にはずっと遠くを見ているような不思議な表情が浮かんでいた。
  「というと、まだ何かが起こるのですか?」と私は尋ねた。
  免色は言葉を慎重に選んだ。
  「うまく説明はできないのですが、
   これはただの始まりに過ぎないのではないか、という気がします」(p.257)

   ***

いよいよ深くて暗い、異世界とも思える空間の登場です。

今回は、井戸ではなく、階下の部屋でも壁の裏側でもなく石室です。
雨田具彦の 『騎士団長殺し』に描かれていた穴 と関係があるのでしょうか? 

そう言えば、 明日香村で横穴式石室の羨道が見つかりました ね。

このお話の石室とは、比べものにならないスケールの大きさですが。
こちらもこれから先、さらに色々なことが分かってくるのでしょうね。





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Last updated  2017.03.02 23:20:23コメント(0) | コメントを書く


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