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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.05
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​​ ​ シャンパンから夕食が始まった。
 やがて騎士団長も食堂に姿を見せた。

  彼はすべての物事をただ眺めるだけなのだ。
  それについて何かを判断するわけではないし、
  好悪の情をもつわけでもない。
  ただ純粋な第一次情報を収集しているだけなのだ。(p.399)

食事を終えると、免色はあの石室について話し始める。
どうして、自分があの中で一人きりになったのかについて。

私は、そんなことはまったく頭に浮かばなかったと答える。

すると、自分なら、きっとそのことを考えていたと思う、
そして、あの時自分は私がそうすることを期待していたのだと言う。
暗くて狭いところに一人きりで閉じ込められ、そこで生き延びていく、
そんな恐怖を乗り越えるには、死に限りなく近接することが必要だったのだと。

免色の家のテラスからは、谷を挟んだ向かいの山の家々の明かりが見えた。
私が自分の住む家を見定められないでいると、
免色は双眼鏡らしきものを持ってきてくれる。
明かりがついていれば、部屋の中も見えそうなほど私の家がよく見えた。

免色は、私の家を覗くようなことはしていないと言う。
自分が見たいのは別のもの、私の家の隣に当たる家だと言う。
自分の娘だと思われる少女 が住んでいる、
彼女は父親と一緒に、あの家に住んでいるのだと。

   ***

免色が屋敷を強引に買い取った理由についての 私の予想 は見当違いなものであったようです。

そういうことになるのでしょう。
さて、「私」にそのことを打ち明けた免色は、「私」に一体何を頼むのでしょうか?





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Last updated  2017.03.05 10:49:26コメント(0) | コメントを書く


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