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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.05
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​ 免色は私に、彼の娘と思われる少女の肖像画を描いてほしいと願い出た。
 その少女、秋川まりえは、私の絵画教室の生徒だった。
 そして、その肖像画を描いているスタジオを訪問させてほしいと。
 免色は、すべてを計算してことを進めているのだった。

 私は、そのプランを実行する前に、実子かどうか調べてみてはと問いかける。
 免色は、実子かどうかは重要なファクターでないと答える。
 実子かもしれないという可能性を抱いたまま、これから生きていきたいのだと。
 私は、本当のことを知りたいと望むのが、自然な感情ではないか問い返す。


  私ほどの年齢になれば、
  あなたにもきっとこの気持ちがおわかりになるはずです。
  真実がときとしてどれほど深い孤独を人にもたらすかということが。(p.419)

その後、免色は雨田具彦について語り始める。
彼にはウィーン留学中にオーストリア人の恋人がいたが、
その繋がりで、 アンシュルス 直後に起きたナチ高官暗殺未遂事件に巻き込まれ、
日本に送還されてきたのだと。

   ***

雨田具彦が『騎士団長殺し』を描いた背景が、少しずつ明らかになってきました。
でも、まだまだこれはほんの入り口のような気がします。

自分の妹との共通項を見出すこの少女に、「私」はどう相対していくのでしょうか?





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Last updated  2017.03.05 11:41:51コメント(0) | コメントを書く


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