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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2024.04.08
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カテゴリ: 文芸


 『criture 新人作家・杉浦李奈の推論 Ⅺ』を読み始めると、
  目次の次の頁(p.4)に、このように記されていたので、
『écriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VIII』 の時の
『人間失格』 『グッド・バイ』 同様、原作を先に読むことにしました。

しかし、読み始めてからしばらくして、あることに気付いたのです。

昨年、松山の 萬翠荘(旧久松家別邸) を訪れた際、映画の写真パネル等が展示されていたので、
家に戻ってすぐに 『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』 を観たのです。

ところが、テレビ連続ドラマの劇場版作品として作られたものだったためか、
主人公二人やその他の登場人物の関係性が上手く把握できないまま時間だけが過ぎていき、
観終わった後、「何だかよく分からなかった……」という印象しか残りませんでした。
ただ、睡魔と闘いながらの鑑賞だったのが、こうなってしまった最大の原因だとは思います。

   ***

チャールズ・バスカヴィル卿が、デヴォンシャーでいつものように夜の散歩に出かけた後、
沼沢地へと続く小路で急死、少し離れたところには恐ろしく大きな犬の足跡があった。

モーティマー医師は、この旧家をヘンリー・バスカヴィル卿が相続することについて
ホームズとワトスンに相談、ワトスンが同行してヘンリー卿は館に向かうことになる。

沼沢地には、プリンスタウンの監獄から逃げ出した人殺し男・セルデンが潜んでいたが、
訴訟好きのラフター邸の地主・フランクランドが、望遠鏡を用いて彼を見つけようとしていた。
また、寝静まったバスカヴィルの館の中では、女の忍び泣きが聞こえてくるが、

初対面のワトスンをヘンリー卿と勘違いして、すぐにロンドンに帰るようにと警告してくる。

やがて、ヘンリー卿は美しいペリルに思慕の情を抱き、結婚したいと申し出るが、
ステープルトンに反対され、ペリルからは危険だからこの地を立ちのくようにと促される。
この一件は、翌日には一旦解決したように見えたものの、実はそうではなかった。
一方、バリモアが夜中に館内を歩き回っていた理由については、
ワトスンとヘンリー卿により解明されるが、石室に潜むもう一人の男については不明のまま。

また、チャールズ・バスカヴィル卿が亡くなった夜、彼を手紙で呼び出した女性が判明し、
ワトスンが、フランクランドの娘であるローラ・ライオンズ夫人に会うも真相は分からず。
ところが、フランクランドが沼沢地で食料を運ぶ少年を発見したことをきっかけにして、
ワトスンは自らを付け狙う存在があったことに気付き、沼沢地の石室でその人物と対面する。
直後、バスカヴィル卿の服を身に纏ったセルデンが、犬に襲われ崖から落ちて死んでしまう。

その現場にステープルトンが現れたこと、そしてバスカヴィルの館に並ぶ肖像画を見て、
ホームズは事の真相に辿り着き、ヘンリー卿に一人でメリピット荘に行くよう指示をする。
さらに、ローラ・ライオンズ夫人に会ってステープルトンとの関係を聞き出すと、
ワトスンとレスレード警部の3人で、メリピット荘の外で待ち伏せをするのだった。
すると、濃霧の中からヘンリー卿に襲い掛かろうとする巨大な猛犬が現れた……

   ***

翻訳者による巻末「解説」によると、この作品はホームズ物語最大の長編で、
多くの評者が長編ホームズものの首位に置くばかりでなく、
世界探偵小説のベストテンの一つに数えているとのこと。
私は 家頭清貴 の方が、親しみを感じてしまうのですが……





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Last updated  2024.04.08 20:36:12 コメントを書く


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