半沢直樹 0
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こんにちは。 ついに、今年最大の注目を集めたドラマ「半沢直樹」が終わってしまいましたね。 私は、NHKの大河ドラマ以外は、あまりドラマを見ないのです。しかし、久しぶりに、次の回をわくわくしながら待つ興奮を味わうことかできました。 日頃まったくドラマを見ない人間が楽しみに見ていたのだから、最終回の視聴率30%越えも納得です。 雲の上の政治家や頭取はじめ銀行の幹部たちに対して、半沢の歯に衣着せぬ物言いは実に爽快でした。 ただ、これらは、銀行員として絶対と言っていいほど、ありえない行為です。前にも書いたように、銀行は、このような異端の行員が出現しないようなシステムが至るところに張り巡らされているのですよ。 だからこそ、銀行員たちが日頃言いたくても言えないことを、半沢直樹が代弁してくれたとことで拍手を贈りたくなるのかもしれません。 フィクションとして見たら、これほど面白いドラマは、最近にはないような。ある程度経験のある社会人が半沢直樹を見たら、一級のエンタテイメントとして楽しめることは間違いないでしょう。 ただ、半沢直樹で描かれる銀行が、リアル銀行とダブって見えてしまったら要注意ですよ。 もちろん、そんなことはないと思われる方も多いと思います。 しかし、前回2013年に放映された半沢直樹のとき、銀行で少なからず騒動が発生したそうなのですよ。 半沢直樹にあこがれて銀行員になった若者が、いざ出社してみると、ドラマの銀行との違いに呆然として数か月で辞めてしまったとか。 上司に、「倍返しだ」と暴言を吐いた若手行員が、周りから危険人物として敬遠されたとか。 ここまで行かなくても、半沢直樹になれない自分に対する嫌悪感を持った行員が少なからずいたらしい。 私も若いときは影響されやすかったので、半沢直樹みたいに、銀行を改革したいと思って行動したかもしれませぬ。 前回のブログでご紹介したように、そういった気持ちは、銀行で長く勤めているうちに変化してくるのですが…。 それでは、元銀行員から見て、ドラマの「半沢直樹」とリアル銀行との一番の違いはどこなのかという点。 銀行員によって、いろいろな意見があると思いますが、個人的には、ドラマ「半沢直樹」が銀行のノルマについてほとんど触れていないところだと思います。 支店の課長や本店の次長など、ある程度偉い立場なので、半沢直樹に個人的なノルマは課されていないかもしれません。 しかし、融資課にも、本店の営業第二部にも、課や部としての数字的な目標は割り振られているはず。課長や次長は、目標達成に向けて、部下を統率する立場といっていいでしょうね。 ちなみに、銀行員に与えられるノルマ・目標はかなりシビアです。簡単に達成できる目標ではなく、自分の持ちうる能力を最大限に発揮して、ギリギリ到達できるかどうかというところに設定されるのですよ。 最近では、無理を承知の上で、ノルマを課す銀行もあるのだとか。 昔は、一日ごとに厳しいノルマが設定され、達成できない行員は、皆の前で腕立て伏せをさせる銀行もあったと聞きました。 もちろん、パワハラ防止が叫ばれる今はないと思いますが、精神的なプレッシャーはあまり変わらないはず。 元銀行員としては、目標達成が最優先課題で、営業第二部次長のポジションにいたら帝国航空の債務放棄問題だけにかかわっていられないのではないか、と…。 どこの会社もそうですが、仕事のできる人に仕事が集中します。特に、半沢直樹のように、指示された仕事を必ず達成させる銀行員には、多くの難しい仕事を押し付けられるはず。 通常の次長のルーティンワークのほか、頭取からの指名案件、その他もろもろの案件を、ほとんど分単位でこなさなければいけないほど忙しいでしょうね。 半沢直樹が、毎日のノルマに汲々とし、仕事帰りに渡真利たちと飲む時間もないほど、仕事に追いまくられる。 半沢がリアル銀行にいたら、きっとこんな感じなのでは。 本来は、営業第二部の部長の頭越しに、これらの命令がされるのも、リアル銀行ではあまりないと言えます。 半沢に直接プレッシャーをかける前に、直属の上司である部長に、厳しい指示をしたほうが効果的だからです。 前回のシリーズで登場した吉田鋼太郎部長は、「麒麟が来る」に出向中なのかもしれませんが…。 それはともかく、リアル銀行員は、半沢直樹のように華々しく活躍するのは難しい。 最初は、基本に忠実をモットーに、地味な仕事が延々と続きます。黒崎のような検査官にタメ口をきくのはもってのほか。出世をしたかったら、あまり目立ち過ぎるのも禁物。 それがわかっていても、半沢直樹が最後に述べた「銀行員のあるべき姿」には心動かされるものがありました。 銀行を志望する人は、心の中に半沢直樹を持って、少しずつでも、銀行を変えていって欲しいと思います。 半沢直樹最終回を持って、元銀行員が見た「半沢直樹」考シリーズもお終いデス。 興味のある方は、これまで書いたブログをご覧ください。 元銀行員が見た「半沢直樹」考 https://plaza.rakuten.co.jp/bijiben/diary/201308100000/ 元銀行員が見た「半沢直樹」考 2 出向編 https://plaza.rakuten.co.jp/bijiben/diary/201309230000/ リアル銀行に半沢直樹は存在するか 元銀行員が見た「半沢直樹」考3 https://plaza.rakuten.co.jp/bijiben/diary/202009140000/ 前回同様、ドラマの「半沢直樹」に倣って、ここで、番宣?です。 前述のブログ「元銀行員が見た『半沢直樹』考」の中で登場する作品が、以下の本です。 『 ライバル銀行員 元銀行員が書いた、銀行を舞台にしたホラーミステリー 』 永嶋信晴著 今を時めく「半沢直樹」シリーズの後追い本と思われがちですが、本作は、銀行ミステリーの大家・池井戸潤氏や江上剛氏がデビューする前に書かれました。 バブル崩壊前後に、日本橋兜町周辺で融資を担当していた作者だから書けるリアルな描写。 「半沢直樹シリーズ」の対極をなす、救いようのないラストのどんでん返し! 賛否両論必至の問題作です。 ご興味のある方は是非。
2020年09月28日
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こんにちは。 いよいよ「半沢直樹」も佳境に入ってきましたね。 大物政治家や銀行の幹部を相手に、なんの忖度もなく言いたいことをぶつけるシーンは、実に爽快。 元銀行員として、現実にはありえないシーンばかりですが、往年の西部劇や水戸黄門みたいな時代劇感覚で楽しく拝見しています。 もし「半沢直樹」みたいに振舞ったら、リアルの銀行では、どんなふうになっているだろうと想像しながら見るのも、元銀行員ならではの醍醐味かもしれませぬ。 銀行創業以来の大騒ぎになっているのは間違いないでしょうね。 …ということで、今回は、リアル銀行に半沢直樹は存在するかというテーマで書いてみようか、と…。 ちなみに、サブタイトルの『元銀行員が見た「半沢直樹」考3』は、2013年の前回シリーズの時に書いたブログの続きの意味です。 リアル銀行員の生態が評判になって、いくつかの週刊誌から取材を受けた記憶があります。 まだお読みになっていない方は、以下のホームページをご覧いただければ幸いです。 元銀行員が見た「半沢直樹」考 https://plaza.rakuten.co.jp/bijiben/diary/201308100000/ 元銀行員が見た「半沢直樹」考 2 出向編 https://plaza.rakuten.co.jp/bijiben/diary/201309230000/ さて、実際の銀行の職場に、「半沢直樹」は存在するのか。 さすがに、自分の思ったことを態度や言葉で、あそこまでストレートに表現する銀行員はいないでしょうね。 むしろ、表面上、半沢直樹的体質を持った社員は、一般の企業より少ないと感じます。 銀行員には、有形無形のさまざまな制約があるのですよ。まず、有形面では、さまざまな業務規程。 最近のことはよく知りませんが、私が銀行に入ったころ、自分のやり方で書類を作ったり、オペレーションをしたりして、ひどく怒られたことがありました。 そのほうが合理的だと思ったのですが、そんなことをしたら内部検査で指摘されるとのこと。独創力を発揮せず、決められた通りに、過不足なく行うことが大切だと叩き込まれました。 検査といえば、半沢直樹に登場する「黒崎検査官」。 半沢は金融庁の検査官に対してタメ口を使っていますね。 現場の感覚では、金融庁や日銀の検査官の臨店で、一担当者がそんな態度をとったらもう大変。 松の廊下の刃傷事件を起こした浅野内匠頭みたいなお裁きが待っているといっても過言ではありませぬ。 30歳の検査官に、強面の支店長が90度のお辞儀をしていたシーンを今でもよく覚えています。 無形面での制約は、前にもブログに書いた記憶がありますが、目立つ社員を嫌う職場風土があるのではないかと感じます。 もちろん、この意見に対しては反論も多いでしょう。人並外れた営業成績をあげた銀行員は、出世が早いだろうと…。 確かに、若いうちは同期でトップの昇進を続けるのですが、支店長でストップしてしまい、役員まではなれないケースが多い。 私が銀行にいた頃も、人格や実績ともに問題なく、部下の面倒見もよい上司がいたのですが、なぜか役員になれない人が多かったですね。 その理由はわかりませんが、人気がありすぎて目立ち過ぎてしまったのではないか、という気がしています。 その点について、以前、池井戸潤氏原作の映画「空飛ぶタイヤ」で、パンフレットのコラムを書かせていただいたことがありました。 その一節を引用させていただきますと…。 『 一般的に日本人は、協調性があり、集団行動が得意な民族だと言われる。その特徴を生かし、日本企業は、終身雇用や年功序列などの制度で、社員の会社への帰属意識を高めてきた。特に大企業は、高い社会的地位や報酬、将来の安定が約束されており、そこに魅力を感じる人は少なくない。日本では就職の際、職種よりも大企業のネームバリューや待遇を優先するケースが多いと言われる所以である。 勤務条件のよい大企業に就職した社員の多くは、定年まで勤めることを希望する。入社して年数が経つに従い、その企業独自の文化を吸収し、よき組織人になるよう枠にはめられる機会が多くなる。これは、かつての村社会におけるしきたりのようなものだ。組織の枠にはまらない社員は、ペナルティを科せられることもあり、次第に上司の意向を“忖度”する社員が増えてくる。組織の枠にはめられて生きるのは辛いように見えるが、慣れてしまうと、意外と住み心地が良いことに気づく。上からの命令に従ってさえいれば、定年まで安定した生活が送れるのである。』 ここで、組織の中の「枠」という言葉を使いました。 目立ち過ぎるということは、組織の枠から飛び出ることだと思われるのではないか。 実際、リアルの銀行で偉くなる人は、目立ち過ぎることを嫌う傾向があります。 リアル銀行に、「半沢直樹」は存在するのか、という点ですが、半沢直樹のような発想を持っている銀行員は少なくないと思います。 特に、大学を卒業したばかりの新入行員は、その比率はかなり高いのではないか。 ただ、10年くらい銀行に勤めると、組織の枠の中で生きていくか、半沢直樹的要素を持ちつつ生きていくのか、の選択を求められるのです。 新入行員の時点で後者に傾いていた人が、10年経過後は、前者を選ぶ行員の比率が増えている。それは、上記のコラムで紹介したように、滞りなく生きていくためのノウハウのようなものでしょう。 後者は、よく言えば職場の中の一匹狼、悪く言えば変人扱いを選択することになるのかもしれません。 だから、リアルの銀行では、心の中に「半沢直樹」がいても、その要素が外に漏れ出ないように気を付けている行員がほとんどではないでしょうか。 役員などに出世する人は、特別な理由がない限り、「半沢直樹」的なふるまいはご法度でしょうね。 上記のことを勘案してみると、ドラマの半沢直樹は、明らかに目立ち過ぎ。 現在のドラマのポジションは、営業第2部次長ですか。 リアルの銀行では、上記のような花形のポジションではなく、昨日のドラマにあったような検査部みたいなところでくすぶっているのではないかと思います。 逆に考えると、半沢直樹のような人物を重用する東京中央銀行は、人材活用の面で最先端を行っているのではないかと感じました。 銀行は、組織の「枠」など取っ払って、本当に有為な人材を登用して欲しいと思う今日この頃です。 長々と書いてきましたが、ドラマの「半沢直樹」に倣って、私もここで、番宣?です。 前述のブログ「元銀行員が見た『半沢直樹』考」の中で登場する作品が、以下の本です。 『 ライバル銀行員 元銀行員が書いた、銀行を舞台にしたホラーミステリー 』 永嶋信晴著 今を時めく「半沢直樹」シリーズの後追い本と思われがちですが、本作は、銀行ミステリーの大家・池井戸潤氏や江上剛氏がデビューする前に書かれました。 バブル崩壊前後に、日本橋兜町周辺で融資を担当していた作者だから書けるリアルな描写。 「半沢直樹シリーズ」の対極をなす、救いようのないラストのどんでん返し! 賛否両論必至の問題作です。 ご興味のある方は是非。
2020年09月14日
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こんにちは。 本日は、先月末に発売された新刊「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」からのネタです。 今回、ご紹介するのは、第1章の『赤丸急上昇の人気お花見スポット・目黒川と新旧の名建築、空中庭園』。 それは、こちら。 お花見とは少し季節外れのネタですが、この鬱陶しい梅雨空の下、満開に咲き誇る桜を見て、心を和ませていただきたい、と…。 その意味では、目黒川に両岸からせり出すように伸びる桜は、圧倒的なインパクトがありますね。 ちなみに目黒川は、世田谷区から目黒区や品川区を経て東京湾に注ぐ約8キロの川。池尻大橋から目黒駅の辺りまで約3.8キロの川岸に約830本のソメイヨシノが植えられているのですよ。 お花見だけでなく、歴史ウォーキングとしても、目黒川周辺は見どころが目白押しです。 たとえば、昭和の竜宮城や歴史資料館、緑豊かな公園、重要文化財となっている大正時代の豪邸、芸術作品の庁舎、そして圧倒的な規模の空中庭園…。 それらを全部眺めても、行った日は100円使っただけでした。 1日で、これだけバラエティに富んだ観光スポットに出会えるのも、東京観光の醍醐味のひとつかもしれませぬ。 是非、ご覧いただければ幸いです。 それでは…。 1.少しセンチメンタルな気分になるお花見スポット・かむろ坂 今回は、東京の赤丸急上昇のお花見スポットをご紹介します。東京にもお花見ができる場所は多いですが、迫力から言ったら指折りかもしれませんよ。 ウォーキングのスタートは、東急目黒線不動前駅。駅名にもあるように、近くには江戸時代からの有名な観光地である目黒不動があります。都内にあっても森林浴が楽しめる林試の森公園もすぐそば。 そちらでもお花見が楽しめるのですが、今回は不動前駅から徒歩1~2分のかむろ坂へ向かいます。いつもは何の変哲もない坂なのですが、この時期は地元で有名なお花見スポットになるのですよ。 かむろ坂は山手通りを坂下として、全長約500メートル、幅は13メートルの坂。ちなみに、かむろ坂の「かむろ」とは、江戸時代の高級遊女の召使いの少女のことだそうな。 伝説によると、江戸時代、辻斬りを重ねていた浪人が、鈴が森で処刑され、彼と恋仲であった遊女が悲しみのあまり自害したとのこと。その遊女のお付のかむろが、心配して探しに出かけたところ、この近くでならず者に襲われてしまった。逃げ道を失ったかむろは、近くの桐ヶ谷の二つ池に身を投げたそうです。 これを哀れんだ近くの住民たちが、その後この辺りの丘をかむろ山、そこに通じるこの坂をかむろ坂と呼ぶようになったらしい。坂の名前が広まったのは、上記の伝説をベースにした歌舞伎や浄瑠璃の題目になったからでしょうか。 かむろ坂を下り、山手通りを渡ると目黒川。かむろ坂の桜は地元で有名ですが、目黒川の桜は、テレビでも取り上げられることが増え、今や定番のお花見人気スポットとなっています。 目黒川は、世田谷区から目黒区や品川区を経て東京湾に注ぐ約8キロの川。池尻大橋から目黒駅の辺りまで約3.8キロの川岸に約830本のソメイヨシノが植えられています。 両側から、川にせり出すように伸びる桜は、圧倒的な迫力。 2.昭和の竜宮城といわれた目黒雅叙園 目黒川周辺には興味深い観光スポットがありますが、外せないのが目黒雅叙園。一口に言えば、結婚式場・ホテル・レストランなどの複合施設。しかし、その歴史は半端じゃありません。何でも、日本国内最初の総合結婚式場なのだとか。 木造の旧館は、太宰治の小説『佳日』にも登場し、当時は「昭和の竜宮城」とも呼ばれたそうです。また、旧館内部にある「百段階段」とその階段沿いに作られた座敷は、東京都指定の登録有形文化財。 百段階段と広々とした座敷を利用して、よく展覧会が開催されていますね。昔は、色鮮やかな細かい彫刻を施された座敷で宴会が行われたのでしょうか。 無料で見られる庭園や東京一豪華と言われるトイレも一見の価値ありですよ。建物内に川が流れ、トイレは赤い橋を渡って入ります。全体に和風の作りになっていて、螺鈿や日本画、漆工芸などが至る所に散りばめられているのです。トイレの個室も、通常の4倍以上の広さがあります。 3.目黒川沿いの公園も、見どころがいっぱい 目黒雅叙園から再び目黒川へ戻り、川岸の遊歩道を上流に向け歩きます。権之助坂のたもとにある目黒新橋の横断歩道を渡れば、美術館やプール、図書館、体育施設などがある目黒区民センター公園。 施設内の橋から見る目黒川の桜も圧巻です。 今までは上流に向かって左側の遊歩道を歩いてきましたが、橋を渡って右側の遊歩道にチェンジ。 目黒清掃工場を越えて川岸を歩いていくと、右手に緑豊かな公園が広がります。 ここが中目黒公園。区内で4番目に大きい公園で、金属材料技術研究所の移転跡地に造られたらしい。桜ばかり眺めて目がピンク色に染まりそうだったので、カラフルな花がさらに鮮やかに感じられました。 ここには、ストリートバスケットのできる広場や、原っぱ、芝生広場、健康とスポーツの広場などがあります。芝生に寝そべって目黒川の桜を眺めるのは最高の気分ですね。 4.目黒川・桜の絶景とめぐろ歴史資料館 目黒といえば「目黒のさんま」が有名ですが、歴史的な見どころも多いのですよ。それを実感できるのが、めぐろ歴史資料館。東急東横線と東京メトロ日比谷線中目黒駅から山手通りを歩いて約12分の場所にあります。 学校みたいな外観ですが、それもそのはずで、かつての目黒区立第二中学校の建物を改装したそうですね。 そこには、目黒区から出土した遺物や時代を代表するアイテムが展示されています。興味深かったのは区内の富士塚の地下にあった胎内洞穴の一部を実物大で再現した展示。 胎内洞穴は神社の境内などで見かけることがありますが、富士塚の地下に作られたのは珍しいですね。入り口だけですが、ちょっとお化け屋敷に入るみたいなミステリー気分を味わえました。ゆっくり見学すれば40分くらいは楽しめて、しかも無料ですよ。 屋外には、五輪塔や道標などの石造物が…。 目黒川のお花見は混んでいましたが、ここは2~3人しか見学者がいなくて穴場スポットとしてお勧めです。 資料館を出て、中目黒駅方面に向かって歩きます。近くの舟入場広場からは目黒川の護岸と桜の見事なコラボを眺めることができました。 広場の下は大きな空洞になっていて、目黒川が増水すると、氾濫が起こる前にここに流し込んで調節するらしい。 目黒川に桜の花びらが落ちて、さらさら流れて行く光景を見ていたら…は~るのうらら~の~、めぐろがわ~♪ と思わず口ずさみたくなりました。 中目黒が桜の名所として知られるのも、この広場の存在が大きいのでしょうね。 5.建物自体が芸術作品の目黒区総合庁舎 目黒川舟入場広場から中目黒方面に歩き、交差点から駒沢通りを世田谷方面に少し歩くと右手に瀟洒な建物が現れます。ここは、目黒区総合庁舎。モダンと歴史がコラボしている感じの印象的な建築物。区役所としては少し違和感があるような。 …と思ったらそのはずで、この建物は、有名な建築家・村野藤吾の設計による旧千代田生命保険本社ビルだったらしい。 村野藤吾が設計した建物は、ほかにも日本生命日比谷ビル、日生劇場、現在のみずほコーポレート銀行本店などがあるそうです。外壁の白色アルミ鋳物製の格子に特徴があり、日本建設業連合会の賞も受賞したのですか。 建物の中も見どころが満載ということで、区役所の中へ。 エントランスホールは、壁も床も大理石張り。天井には天窓があって、ガラスモザイクで四季を表現しているとか。 エントランスホールの先にあるらせん階段も、この建物の一押しスポットらしい。 確かに、こういうオシャレな階段は珍しいかもしれません。 建物ばかりでなく、屋上庭園も有名らしいですね。 最近、ビルの屋上緑化はトレンドの一つになりつつありますが、ここはその情報発信地を目指して屋上庭園を造ったそうです。写真の庭園は、東京農業大学の全面的な協力によって整備されたのですか。ちなみに、庭園の面積は1,120メートル。 特徴ある建物の外壁の白いアルミ格子と床の茶色いタイル、緑の木々はなかなか美しい眺めでした。20分近くいたのですが、見学している人が誰もいないのは少しもったいない気がしました。 目黒区役所から中目黒駅周辺に出ると、対照的にすごい人混み。 アイドルやロックスターのコンサートでもあるのかと思いましたが、皆、お目当ては目黒川の桜なのですね。老若男女がこれだけ集まるイベントはそうないはず。やはり、日本人は桜好きなのだと実感します。 (以下略) このあと、今回のウォーキングの目玉のひとつ、旧朝倉邸へ。ここは、東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎氏によって、 大正8年に建てられた建物。東京23区に残る数少ない大正期の和風木造住宅で、なんと国の重要文化財に指定されているらしい。 前にも述べましたが、そのほかにも、大橋ジャンクションにある現代のバビロンの空中庭園は、一見の価値ありですよ。 東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。 「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」 (参考) 目次より 第1章 赤丸急上昇の人気お花見スポット・目黒川と新旧の名建築、空中庭園 東京都目黒区・渋谷区 1.少しセンチメンタルな気分になるお花見スポット・かむろ坂 2.昭和の竜宮城といわれた目黒雅叙園 3.目黒川沿いの公園も、見どころがいっぱい 4.目黒川・桜の絶景とめぐろ歴史資料館 5.建物自体が芸術作品の目黒区総合庁舎 6.渋谷にも古墳がある 7.オシャレな町にある大正時代の名建築・旧朝倉邸 8.西郷さんゆかりの西郷山公園と菅刈公園 9.目黒には、現代のバビロンの空中庭園がある 第2章 都内随一といわれる藤の名所・亀戸天神と大正時代の古民家を巡る 東京都江東区・墨田区 1.亀戸のカメにまつわるエトセトラ 2.駅前に立つガメラとラドンが合体?したモニュメント 3.銭形平次御用達?の工場跡がある 4.都内随一の藤棚が満開の亀戸天神 5.由緒ある寺院と下町散歩が楽しめる 6.エコライフの先駆けだったすみだ環境ふれあい館 7.江戸時代の農家と町屋の姿を合わせもつ旧小山家住宅 8.存在感のある亀戸大根の碑が立つ亀戸香取神社 第3章 新選組副長土方歳三も訪れた都内に現存する唯一の本陣・日野宿本陣 東京都日野市 1.新選組の故郷として注目を集める日野 2.峠の茶屋のような駅舎が魅力の日野駅 3.都内に現存する唯一の本陣の建物がある 4.土方歳三が昼寝をしていた部屋がある 5.新選組の少年隊士をかくまっていた部屋がある 6.明治天皇が行水に利用された桶がある 7.新選組のルーツの場所のひとつ・日野宿本陣の道場 8.大河ドラマの新選組配役にまつわるエトセトラ 第4章 日野時代の新選組の足跡と土方歳三の生家、菩提寺・高幡不動を歩く 東京都日野市 1.近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社 2.新選組6番隊長井上源三郎の資料館がある 3.新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺 4.ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館 5.ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館 6.昔からイケメンぶりが評判だった土方歳三 7.石田地区は、土方家がたくさん 8.土方歳三の菩提寺は、関東三不動の一つ高幡不動 9.八十八カ所巡拝コースになっている高幡城址 第5章 城跡、代官屋敷、古刹、風習、カラフルな電車… 観光スポットの定番がてんこもり! 魅惑の世田谷紀行 1.江ノ電みたいなかわいい電車が走っている 2.キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり! 3.ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線 4.吉田松陰のイメージそのままの清潔感が漂う松陰神社 5.世田谷区にまつわるエトセトラ 6.400年以上の歴史を誇る世田谷の伝統行事・ボロ市 7.重要文化財の代官屋敷がある 8.住宅街に痕跡が今も残る巨大城郭・世田谷城 9.井伊直弼の墓がある招き猫でも有名なお寺とは 10.世田谷城主・吉良家の墓がある勝光院 第6章 住宅街のど真ん中に広がる農場・演習林、歴史と緑に恵まれた公園と多摩六都科学館を歩く 東京都西東京市 1.田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市 2.名主の善政を伝える碑と蔵がある 3.横綱やベストセラー作家ゆかりの田無神社 4.三つの寺が合併してできた田無山総持寺 5.住宅街の真ん中に広がる牧場風景 6.火・金だけの開館だが、周りの景色が魅力的な農場博物館 7.武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林 8.西東京市の公園はどこも緑がいっぱい 9.外から楽しみたい西東京のシンボル・スカイタワー西東京 10.平成25年3月に全面リニューアルされた多摩六都科学館 11.ギネス世界記録に認定されたプラネタリウムがある 第7章 荒ぶる川・荒川沿いの歴史スポットとパナマ運河の工事に参加した技師が手掛けた水門を巡る旅 東京都北区 1.荒川のほとりには、歴史・風俗のある神社仏閣がいっぱい 2.パナマ運河の工事に参加した技師がてがけた旧岩淵水門 3.鉄道ファンに人気の神社がある 4.都会の真ん中で、山里の風景が楽しめる赤羽自然観察公園 第8章 将軍徳川綱吉が58回以上訪れたといわれる名園・六義園を歩く 東京都文京区 1.『古今和歌集』の世界を再現しようとした庭園 2.冬でも桜の季節の見事さを実感できる枝垂桜と池を望む絶景 3.回遊式築山泉水庭園の魅力を満喫できる景観 4.荒れた庭園を三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が整備 5.江戸の百名山に数えられた山がある 第9章 桜を背景に、ロマネスク様式の大聖堂と23区内最古の木造建築を眺め、都内有数の桜の名所・洗足池にいたる極上桜散歩 東京都目黒区・品川区・大田区 1.ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園 2.昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園 3.有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会 4.地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社 5.23区内最古の木造建築がある円融寺 6.桜のトンネルが1キロも続く西小山桜並木通り 7.東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社 8.千束と洗足にまつわるエトセトラ 9.都内有数の桜の名所・洗足池 10.勝海舟のお墓がある 11.洗足池は歴史スポットもいっぱい 12.すっぽんも住む洗足小池
2019年07月18日
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こんにちは。 毎日、暑い日が続きますね。本格的な夏を前にして、すでにバテバテの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、この世の中には、暑くなればなるほど元気になる奴がいるのですよ。 それは、ゴキブリ…。 毎年、現れる憎い奴ですが、猛暑の中、元気に暴れまわる体力と精神力だけはすごいと思いますね。 ちなみに、今日は土用の丑の日。人間は財布の都合がありますが、奴らは夏の間中、うなぎを食べているのではないかと感じる今日この頃です。 しかし、すごいすごいと恐れ入っているわけにはまいりませぬ。 完全駆除を実現すべく、夏場は毎年、ゴキブリとの間で熱きバトルが繰り広げられておりまする。 ただ、ここ数年、あるノウハウを取得してからは、ゴキブリに対して連戦連勝なのですよ。 半世紀近くゴキブリと戦い、その習性を熟知した上で、最適な攻略法を発見したのですね~。 今日は、そのノウハウをご紹介しようか、と…。 さて、家の中でゴキブリを発見したとき、殺虫剤を手に戻ったら、すでに現場から消えていたというシチュエーションを経験した方も多いのではないでしょうか。 こんなときは、私がこれから書くノウハウが非常に有効ですよ。 去年の夏は、この状況から30匹近くのゴキブリの討伐に成功しました。しかも、一度、視認したゴキブリは100パーセント討ち取っているのです。 この場合、現場から消えたゴキブリをどう発見するかという点が最初のネックになりますね。 一見すると、今までいたゴキブリは遠くへ逃げてしまったように感じられるのですが、実はそうではありませぬ。 最後に視認した地点から、もっとも近い物陰に身を潜めているのですよか。どこぞの大学の偉い人のごとく、危険が去るまでピクリとも動かずに…。 一般に、ゴキブリが出現したのは約3億年前の古生代石炭紀と言われています。なんと、恐竜とともに全生物の七割が絶滅した白亜紀を生き延びているのです。 3億年も生き延びたノウハウの一つが、この危険に対しては、物陰で動かず、しゃべらず、説明責任を果たさずという点にあったのではないか。 しかし、今は21世紀ですからね。そんな前時代の生き残りのノウハウが通用すると思ったら大間違い。 …ということで、沈黙を続けるゴキブリに対処する方法として参考にしたのが、甲州流兵法。 甲州流兵法とは、武田信玄や山本勘助らの戦さの流儀を受け継いだと言われるもの。江戸初期、武田家旧臣の子であった小幡勘兵衛が創始したと言われる兵法の流派のひとつです。 その中に、有名なキツツキ戦法があるのですよ。軍勢を二つに分け、一隊で敵の本陣を襲い、敵軍が移動する先を見越して本隊が待ち伏せ、敵を挟み撃ちにする戦略です。 その戦法をゴキブリ討伐に応用するには、まず敵兵であるゴキブリがどこに潜んでいるか探る必要があります。 それは、先ほども言いましたが、先ほどまでいた場所からもっとも近い物陰です。なぜか、逃げる時間があっても、遠くへは行っていないのですよ。ポイントは、影になっている場所を探すこと。 申し遅れましたが、こちらの武器は殺虫剤。私はゴキジェットプロを愛用しております。 なぜなら、狭い場所に噴霧可能なノズルが付いているからです。 ゴキブリが潜んでいる場所が特定できたら、次に主戦場をどこに設定するか検討します。 主戦場の要件は、潜んでいる場所から近く、広い場所。視界が広ければ、ゴキブリを取り逃がすリスクを減らすことができます。 主戦場を選んだら、ゴキブリが逃げ込みそうな座布団やソファなどを動かして、視野を広げます。殺虫剤がかかったら困るグッズなども脇へ動かす必要もありますね。 あまり時間をかけず、これらを簡単に動かしたら、いよいよ撃滅作戦の遂行に移ります。 ゴキジェットプロにノズルを付けると、主戦場とは別の方向から、ゴキブリが潜んでいる場所に軽く噴霧します。大切なのは、ゴキブリを殺傷するのではなく、主戦場へ誘導するのを目的とすること。 スプレーしたら、すみやかに主戦場へと移動し、視野を広くとりながら鶴翼の陣で敵が現れるのを待ちます。このとき、スプレー缶のノズルをはずし、広角で噴霧できる態勢を整えるのが大切ですよ。 ちなみに、鶴翼の陣とは、鶴が翼を広げるように、兵を前方に張り出し、Vの形を取る陣形です。ゴキジェットプロという圧倒的な兵力を持っている方には有利な陣形ですね。 ゴキブリが来る方向がわかっているので、まさに飛んで火にいる夏の虫。このノウハウを用いて、今年も快調に勝利を重ねておりまする。 しかし、今年になって一度だけ、自慢の鶴翼の陣を突破されたことがあるのですよ。 キツツキ戦法に入ろうとした一瞬をついて、ゴキブリが魚鱗の陣形で中央突破されてしまったのです。まさに、関ヶ原の島津義弘隊のようなスピードでしたね。 まさに、第四次川中島の戦いをイメージしました。 キツツキ戦法を破ったゴキブリの名将と今後どう対決するか。 新たな戦法を考案せねばと考える今日この頃です。
2018年08月01日
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こんにちは。 早速ですが、本日は、直木賞作家・池井戸潤氏原作の映画『空飛ぶタイヤ』が劇場公開される日です。 池井戸潤氏といえば、社会現象を起こしたテレビドラマ『半沢直樹』を思い出される方が多いかもしれませぬ。「やられたらやり返す。倍返しだ!」も、流行語になりましたね。 銀行が舞台のこのドラマは、当時、いつもハラハラ・ドキドキしながら見ていました。腹黒上司をやっつける姿に爽快な気分になりましたが、元銀行員から見ると、ちょっと演出過剰な部分も無きにしも非ず。 どこかの会社で、上司に「倍返しだ!」と言った部下が、上司から「そのまた倍返しだ!」と言われて、どこかへ飛ばされたそうな。 実際、ドラマの原作になった『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』は、銀行の影の部分をリアルに描いていたのですよ。 もちろん、私が以前ブログで絶賛したように、テレビドラマの『半沢直樹』は魅力的です。ただ、元銀行員としては、原作の小説のリアル感も捨てがたいと…。 …ということで、今回ご紹介する映画版『空飛ぶタイヤ』。 池井戸作品の雰囲気と魅力をそのままギュッと凝縮し、魅力的な隠し味をトッピングしたうえで、さぁ召し上がれと、自信をもって提供されたメインディッシュのイメージです。 私がこの映画を試写会で見終わったとき、最初に思ったのは、長い原作をうまく2時間にまとめ上げたなという感じでした。 普通は原作が長大だと、最初で説明過剰に陥ったり、途中で中だるみがあったりするのですが、それが一切ないのですよ。 映画のシーンに、不要な個所がまったくなく、次から次へと起こる「事件」にハラハラしながら引きこまれて見ているうちに、一気にエンディングを迎えるのです。 私は多少ビジネスの経験があるので、現実ではありえないシーンのある映画やドラマを見ると、それだけで興ざめすることが少なくありませぬ。ただ、この映画では、ほとんどそれがなかったような。 厳密にいえば、元銀行員としては、実際の銀行にはないと思われるシーンも多少はありました。ただ、一般の人には多分それはわからないだろうし、ホントの銀行事務として描いたら、興ざめするくらい冗長になっていたでしょう。 結果的に、2時間という長い映画でありながら、最後まで集中して楽しめる稀有な作品になっているのでした。その意味では、日本の映画では久しぶりに出会った作品かもしれませぬ。 この映画の主役は、長瀬智也。 彼の周りをディーン・フジオカと高橋一生という、今もっとも旬な俳優が固めます。このイケメンの3人を集めただけでも注目を集めるのに、深キョンこと深田恭子が出ているのも、中年のオジサンとしてはうれしい。 さて、この映画で私がお手伝いさせていただいたお仕事は、劇場用のパンフレットのコラムです。 コラムのタイトルは、「大企業に隠ぺい体質が生まれるのはなぜか」と「融資のとき、銀行員は何を考えているか」の二つ。 お仕事は4か月前にいただいたのですが、どちらも今、話題になっているテーマですね。 まさに、現実社会を予言したテーマだと感じました。 コラムの内容をブログに書きたいところですが、諸事情があり申し訳ございません。是非、この映画をご覧になり、できればパンフレットをお読みいただければうれしいです。 さて、この劇場用パンフレット。 最近の映画のパンフはよく知らなかったのですが、これほど進化しているとは驚きました。 主演の長瀬智也のインパクトある表紙とスタイリッシュなブックデザイン。写真の配置や質感、文章とのバランスなど、これだけで芸術作品だと感じました。 また、さまざまな切り口から「空飛ぶタイヤ」にアプローチされていて、池井戸ファンにとってもはたまらない内容ですね。 もちろん、長瀬智也とディーン・フジオカ、高橋一生のイケメン三人衆の写真がふんだんに記載されていて、女性ファンにとって大満足できる一品となっておりまする。 現在、いろいろな事件が日々発生し、それをテレビや新聞で見るだけでもストレスがたまる今日この頃。 『空飛ぶタイヤ』のいいところは、何と言っても見終わった後の爽快感と明日から頑張ろうという元気をもらえるところですね。 現実社会に疲れた多くの人たちがこの映画を見て、元気を取り戻してもらいたいです。 …ということで、『空飛ぶタイヤ』は以下の劇場で絶賛上映中ですよ。 作品の満足度に関しては保証いたします。 皆さま、是非、ご覧いただければ幸いです。できれば、劇場用パンフレットもお得感満載ですので、よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴 劇場情報 それは、こちら。 http://soratobu-movie.jp/theaters.html
2018年06月15日
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こんにちは。お久しぶりです。私事で恐縮ですが、私も、ほっとくと脳みそや身体がやばくなる年齢になってきました。…ということで、今、アンチエイジングにはまっています。ただ、いくら若返りでも、あまりお金をかけたくありませぬ。そこで、強い味方になってくれるのが、テレビの情報番組。中でも、NHKの「ガッテン」で紹介されるノウハウは魅力的で、すべて実践しているのですよ。これまで、家庭医学書を何冊も書いておりまする。医学的な視点で、自分の体を実験台にし、効果を確認してみようと思ったのです。結論から言わせていただくと、どのノウハウも一定の効果がありました。中には、数字的にも信じられない若返り効果があったものも。その中から、今回は、たった一か月で、劇的な効果が表れたノウハウをご紹介したいと思います。それは、8月30日に放送された「カラダ若返りSP 1週間で動ける体が復活!」https://www.youtube.com/watch?v=ePF95pdf_XQ放送日から毎日、これらの体操をしています。すると、言われた通り、一週間目くらいからどんどん効果が実感できるようになりました。体のキレが戻ってくると、これまで、いかに自分の体がさび付いていたかわかりましたね。今年に入ってから、何度も足を捻挫しましたが、それは単なる不注意ではなく、体の老化が原因だったと気付いたのです。それまでは、自分の体が動かなくなっているのが実感できませんでした。何時間、ウォーキングしても疲れないし、駅の階段も駆け上がれるし…。ただ、それらはすべて前へ進む動き。実は、それ以外の動き、素早く左右へ動く、後退する、飛び上がる、などの運動神経がさび付いていたのでした。くねくね体操で、一番、効果が実感できたシーンは階段を駆け下りるときです。駅の階段を降りるとき、最近は、なぜか若い人に抜かれるなと思っていました。階段を上ったり、普通に歩いたりするときは、今まで通りなのに…。何か、足がもつれるような感覚と言いますか。テレビによると、それは運動神経が年とともに、さび付いているのだそうです。ところが、体操を実践してみると、階段を降りるとき、トントントンと足がよく動きます。体感的には、十才くらい若返ったみたい。先週、山城へ行ったときも、これまでだったら、確実に転んでいたシーンがありました。それが、タップダンスみたいな動きで、転倒を回避できたのですよ。その突然の動きに、本人が一番驚いたのですが…。それに味をしめて、毎日、くねくね体操を実践しています。体操のデメリットはほとんどないですが、強いてあげれば動きが気持ち悪くなること。慣れると、上半身と下半身が別々に動いてしまうので、普通の動作もクネクネしてしまうとか。まあ、動きにキレが戻る喜びには、大した問題ではありませんが…。一か月少しで、これだけ動きキレが戻ったのですから、今後が楽しみですね。私の最終目標は、全盛期の少年隊のキレキレの動き。仮面舞踏会https://www.youtube.com/watch?v=S43LYPVmBtg若い頃、何度もチャレンジしたのですが、ついていくことはできませんでした。骨折しないよう、気を付けながら頑張ります。さて、久しぶりのお散歩ネタは、栃木県佐野市の唐沢山城。以前、アップした時、城跡ファンの支持をいただき、人気の記事になりました。今でも山頂の城跡に向かう、つづら折りの山道の厳しさが記憶に残っています。運動神経の復活で、どこまで楽に登れるようになったか、試してみたいですね。『上杉謙信も落とせなかった高石垣の名城・唐沢山城 栃木県佐野市を歩く』それは、こちら。また、よろしくお願い致します。
2017年10月12日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 捻挫からちょうど三週間。もうこのネタには触れたくないのですが、まだ多少の違和感が…。 ウォーキング以外なら大丈夫だろうと、昨日おととい、営業で都内を歩き回ったのがダメだったみたい。 稀勢の里も、とうとう休場してしまいましたからね。無理は禁物だとあらためて思うのでした。 それはともかく、今回も東京都青梅市を歩きます。 まずは、青梅屈指の古刹・塩船観音寺へ。大化の改新の時代から続くといわれるだけあって、境内には見どころがたっぷりですよ。 室町時代の阿弥陀堂、40メートルを超える夫婦杉、桃山時代の薬師堂、室町時代に作られた茅葺の本堂…。 それだけでもすごいのに、裏山には、新東京百景にも選定された圧巻のつつじがあるのですよ。今の時期はきっと絶景なのは間違いありませぬ。 ほかにも、青梅周辺で、屈指の規模を誇る勝沼城など、見どころは目白押し!! タイトルは、『 東京都青梅市の古刹・塩船観音寺と名族・三田氏の居城、勝沼城を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2017年05月24日
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こんにちは。 就活生向けサイト「日経HR Labo」のご紹介です。 連載第3回目の記事のタイトルは、【“食わず嫌い”注意】営業職にも目を向けよう【3】 ~営業の面白さとやりがい~ 今回のテーマは、営業を経験していない人にはわかりづらいかもしれませぬ。営業といえば、人に頭を下げ、足を棒にして歩き回るイメージという人は多いと思います。 確かに、傍から見ると、そんなふうに見えるかも。 実は私もそうでした。最初に配属された事務職のときは、営業に配属されたら大変だぞとビクビクしながら、「その日」を待っていた記憶があります。 2年後、覚悟を決めて営業職になり、外回りを始めたら事務職よりはるかに解放感に浸ることができたのです。 一番面白かったのは、事務職では経験できない、さまざまな人に出会えたこと。会社の経営者や自営業主、主婦のほか、映画俳優、プロ野球選手、お笑い芸人とも知り合うことができました。 中でも、学生時代からファンだった当時人気絶頂のアイドルの自宅へ行き、本人に握手してもらったのは良い思い出です。 公私混同だと怒られそうですが、ちゃんと取引に成功した上なので、当時の上司もよくやったと喜んでくれました。成果さえ上げていれば、そういうフリーハンドの部分が大きいのが営業のいいところ。 ただ、仕事自体は面白いかもしれないが、ノルマの存在が嫌だという方も多いのではないでしょうか。 …ということで、営業の面白さとやりがいのほかに、経験者の視点からノルマについても触れてみました。 おもな内容は、以下の通りです。 1.経験者には意外と人気のある営業職2.営業は、ストレス発散の機会が多い3.数字で評価されるプロの世界4.自分の努力や成果が正しく評価される5.成果さえあげていれば、比較的仕事の自由度は高い6.営業は、企業の根幹を維持し、人間性を高められる仕事7.営業スキルを磨けば、一生、食いっぱぐれがない?! 営業の経験年数が増えると、それに比例して面白さとやりがいを感じる営業職が増えてきます。就活生向けの内容ですが、営業職にかかわる方、興味を持たれている方に読んでいただければ幸いです。 それは、こちら。 【“食わず嫌い”注意】営業職にも目を向けよう【3】 ~営業の面白さとやりがい~ https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/howto/eigyo-shoku_03_01/ よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴
2017年04月25日
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こんにちは。 久しぶりの「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回行ったのは、東京のド真ん中、霞ヶ関の官庁街から赤坂、六本木へと巡るコース。 日本初の「洋風近代式公園」と言われる日比谷公園や歴史の教科書の舞台にもなった日比谷公会堂、明治時代のお役所の雰囲気を今に伝える法務省赤れんが棟などを巡ります。 霞が関近辺は、無料で楽しめるスポットも結構あり、外人観光客や修学旅行生だけに独占させるのはもったいないと感じました。 タイトルは、『 東京都心で江戸・明治時代の息吹に触れる旅 東京都千代田区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2017年04月04日
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こんにちは。 就活生向けサイト「日経HR Labo」のご紹介です。 連載第2回目の記事のタイトルは、【“食わず嫌い”注意】営業職にも目を向けよう【2】 ~営業に向き・不向きはある?~ 今回のテーマは、営業職を志望しようとする人が悩む、自分は営業が向いているかどうかという問題です。 営業職は明るく元気で、押しが強いタイプが有利だと思われがちですが、そうじゃない人も、意外と向いているケースが多いのですよ。 おもな内容は、以下の通りです。 1.リアルの営業職にはさまざまなタイプの人がいる 2.営業に不向きなタイプを魅力と感じるお客さんも 3.モノが売れない時代の営業に向いているタイプとは 4.内向的な人は、意外と営業職に向いていることも 就活生向けの内容ですが、営業職にかかわる方、興味を持たれている方に読んでいただければ幸いです。 それは、こちら。 https://labo.nikkeihr.co.jp/contents/howto/eigyo-shoku_02_01/ よろしくお願い申し上げます。
2017年03月28日
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こんにちは。 本日は久しぶりに、電子書籍の新作のご紹介です。 本のタイトルは、「 中堅営業マンがワンランク上を実現するテクニック 」。 今回は、新人・若手ではなく、中堅営業マンさん向けに書いてみました。 営業は、新人営業マンにとって大変な仕事ですが、ベテランになったからと言ってすべての悩みが解消するわけでもありません。むしろ、上司と若手営業マンに挟まれる中堅ならではの辛さがあるのではないでしょうか。 中堅営業マンは、ベテランになるに従い、なぜか営業のスランプに陥りがちです。 最初は上司がハッパをかけたり、指導したりすることがありますが、次第にそういう機会が減っていきます。一定以上の年齢になると誰もアドバイスしてくれないまま、若い時以上の営業成績を求められるのです。 面と向かって指摘されず、絶えず無言のプレッシャーをかけ続けられるほど、辛い事はありません。 中堅営業マンのスランプの原因ですが、意外と基本的なことが原因になっている場合が多いのです。誰でも、他人の問題点には気づいても、自分のことになるとまったくわからなくなりがちです。 本書は、上記の壁にぶつかって悩んでいる中堅営業マンに向けて、なかなか他人には聞きづらいノウハウを提供する意図で書きました。 たとえ、現在営業成績が低迷していても、中堅営業マンがこれまで汗を流してきた経験は、決して無駄ではありません。まずは、初心に戻ることで、これまでの経験が光り輝いてくるのです。 ご興味のある方は是非、ご一読下されば嬉しく思います。 私事で恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴
2016年10月15日
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国内の親水公園の第1号と言われる古川親水公園 こんにちは。 久しぶりのお散歩ネタです。また、久しぶりに、楽天ブログメインで書いてみようか、と…。 今回は、江戸川区の親水公園を歩きます。親水公園の魅力をたっぷり味わったあと、最後は360度の絶景で締めようと作戦を立てます。 ウォーキングのスタートは、古川親水公園。 旧古川の流れをそのまま公園にしたもので、国内の親水公園の第1号にもなった由緒ある公園らしい。今は全国に親水公園というネーミングのついた公園がありますけど、それらのお手本になったのですか。 お手本だけあって、たんなる水の流れだけにとどまらない趣向を凝らした仕掛けが面白かったです。全長は約1.2キロですか。 ちなみに古川は、江戸川を下る水路として古くから使われていたようで、江戸時代は行徳の塩を江戸へ運ぶ重要な水路だったらしい。 平家の少年にまつわる伝説が残る妙勝寺 川のせせらぎ沿いの遊歩道をテクテク歩いて向かったのは、妙勝寺。 ここは、区内でもっとも古い寺院だそうですね。解説板には、鎌倉時代に近くの葛西沖に難船が漂着し、残されていた童子を二之江村の漁師五郎という者が救いあげたという話が書かれていました。 時は、1248年。その童子は平家の出身で、後に僧になってこの近くに草庵を結んだらしい。これが妙勝寺の始まりだそうですね。鎌倉幕府が作られて50年以上もたってから、平家の少年がどうして船に乗って、どこへ行こうとしていたのだろうと考えると夜も眠れなくなりそう。 鎌倉幕府も安定して、平家の出身といっても、大手を振るって生きてゆける世の中になっていたのでしょうかね。 楽しい趣向がいっぱいの親水公園 妙勝寺の前には、巨大な岩のオブジェから怒涛の如く水があふれています。 周りには巨木があって、野趣あふれる景観が楽しめました。親水公園を見下ろすように立つ巨木は、二之江神社境内にあるケヤキの古樹ですか。樹齢は500年以上と言われ、区内で最も大きいケヤキらしい。 ちなみに二之江神社は、昭和42年11月に、香取神社と八幡神社を合祀して生まれたそうな。かつて香取神社だった場所が現在の境内なのですね。メガバンクや銀行だけじゃなく、神社も合併することがあるのですか。 せせらぎに沿ってしばらく歩いて行くと、たくさんのコガモが水と戯れていました。急流にもまれながら必死に足を動かしている姿が可愛かったです。 それにしても親水公園は、環状七号線を超えても続いているのですか。歩道橋を上り下りして水辺の遊歩道を進みます。このあたりの親水公園は、見どころが満載ですよ。 たとえば、昔、長崎で見たメガネ橋のような橋がありました。 さらに行くと、ミニ吊橋にミニトンネル。 こちらは親水と藤棚のコラボっすか。 赤門が印象的な妙光寺 水辺のプチ景観を楽しみながら歩き、着いたのが妙光寺。先ほど行った妙勝寺は黒門で、「黒門寺」と呼ばれるのに対し、こちらは「赤門寺」と言われているそうな。 境内の七面殿には、葛西沖で漁師の網にかかって行き上げられた「海中出現七面大明神」が祀られているそうですね。 このあたりを歩いて海をイメージするものはあまりないですが、江戸時代はもっと海が近くにあって、近隣の人たちは海のそばの暮らしをしていたのでしょうか。 自然な川の景観が楽しめる一之江境川親水公園と日枝神社 古川親水公園に別れをつげ、商店が立ち並ぶ陣屋橋通りをテクテク歩いて今度は一之江境川親水公園へと入ります。 こちらは平成7年に完成した親水公園で、3.2キロの長さがあるそうですよ。自然に近い川の再現を目指しているそうで、ビオトープも作られているそうな。 全部踏破するのはまた今度にして、少し歩いて日枝神社に向かいます。 ここにも富士塚がありました。明治25年に作られたそうで、高さは約2メートル。それほど高くはないですが、横に平べったく面積は結構ありそう。 登山道が「く」の字型に曲がっているのが特徴らしい。そして頂上には小さな浅間神社もあって、なかなか本格的。 無料で360度の絶景が楽しめるタワーホール船堀 そして最後に向かったのが、タワーホール船堀。 ここは江戸川区の複合文化施設で、ホールや映画館、レストランなどがあります。平成11年3月にオープンしたそうな。 ホームページよれば、人と人が交流し、情報交換などが行えるコンベンション機能。健康、文化、産業の質的向上を図る機能、映画・展望・食事などが楽しめるアミューズメント機能の3つの機能を複合した施設だそうですよ。 …といっても、私が注目するのは、高さ115メートルの展望台。近くにスカイツリーもできて、今やタワーとしてはそれほど高くありませぬ。 しかし、まわりに高い建物がほとんどありませんから、都心の115メートルとはわけが違いまする。オープンしてすぐ訪れたときは、その360度の大パノラマは一見の価値ありでした。 タワーとしては少し線が細いイメージですが、つっかい棒?がちゃんとあるから安心ですよ。 ただ、7年前に来たときは、休館日だったのでやむなく撤退を余儀なくされたのでした。展望台へ上がるのは10年ぶりですかね。 申し遅れましたが、入場料はなんと無料。しかも、以前来たときは、エレベーター・ガールまでいたのに驚きました。 今はどこの区役所も経費節減で廃止されているのだろうと思いきや、エレベーター・ガールのサービスがまだ続いているのですね。今回も、おもてなしの心に触れられて、うれしかったです。 さて、肝心の眺望は、曇っていたので少し残念。晴れた日は、富士山や筑波山なども眺められるそうなのですが…。 それでも、荒川と中川が並行して流れている眺めや遠くにかすむスカイツリーを見ることができました。 周りに高層ビルが少ないので、できたばかりの東京タワーの眺望もこんな感じだったなと、中高年はノスタルジックな気分に浸れるかもしれませんね。
2016年10月14日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回も、江東区深川周辺の散歩を続けます。 この辺りは、江戸時代の有名人のお墓がたくさんありまする。 探検家・間宮林蔵、豪商・紀伊国屋文左衛門、老中・松平定信など、日本史の教科書でよくお目にかかるビッグネームがいっぱいです。 江戸時代ファン必見の観光スポットは、江戸時代の深川の町を歩ける深川江戸資料館でしょうね。 地下1階から地上2階までの吹き抜け空間の資料展示室は、1842年から1843年を想定して作られているらしい。具体的には、長屋2棟をはじめ八百屋、舂き米屋、火の見櫓、猪牙舟の浮かぶ掘割、船宿のたたずまいなど。 江戸時代の庶民の暮らしぶりが体感できるところが魅力ですな。 ほかにも、清澄白河駅周辺には相撲部屋がいっぱいで、相撲ファンも見どころ満載ですよ。 タイトルは、『 江戸時代の下町を体感できる深川江戸資料館と有名人のお墓、相撲部屋を巡る旅 東京都江東区 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年08月10日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回も、東京都文京区を歩きます。 世界的建築家が設計した東京カテドラルマリア大聖堂は、特徴的なデザインに目を奪われますね。 こちらの建物の素晴らしいところは、誰でも中を見学できるところ。 正面の祭壇とその奥に見える高さ17メートルの大十字架。後ろを振り返ると、二階に据え付けられた巨大で重厚感のあるパイプオルガン。 外にある、フランスの巡礼地に模して作られた「ルルドの洞窟」も必見です。 名門出版社の社長が集めたコレクションが魅力の野間記念館や胸突坂沿いにある文化スポットも芸術ファンには興味深いのではないでしょうか。 ほかにも、現場監督?時代の松尾芭蕉が暮らした関口芭蕉庵など、見どころは目白押しですよ。 タイトルは、『 世界的建築家の作品、美術コレクション、ベストセラー小説、俳句作品の見どころが満載! 東京都文京区の芸術散歩 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年08月10日
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こんにちは。 土日は、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。 本日の病気のテーマは、社会問題にもなっている老人性認知症。 高齢化社会を向かえ、老人性認知症は重大な社会問題にもなっています。 認知症になると、物忘れがひどくなることから始まり、悪化すると、自分は誰か、誰が家族か、また少し前に起こったことすら思い出せなくなります。 食事や衣服の着脱、トイレ、入浴、歩行なども一人でできなくなり、徘徊や叫び声などの問題行動を起こすこともあります。平均寿命がいくら延びても、このような認知症や寝たきりになっては喜ぶことができません。 老人性認知症の原因はいろいろありますが、もっとも多いのはアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症で、この二つの病気で約八割を占めます。 アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が通常の老化以上のスピードで減少し、脳が萎縮してしまう病気です。 詳しい原因はわかっていませんが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質が脳全体に蓄積し、脳に老人斑の沈着や糸くずのような神経原線維が出現して、脳の神経細胞の変性や脱落が起こると言われています。 脳血管性認知症は、脳の血管が詰まる脳梗塞や脳の血管が破れる脳出血などによって、脳細胞がダメージを受けて起こります。 脳卒中の発作のような大きな病変ではなく、無症状のうちに、小さな病変がいくつも多発します。たとえ小さな病変でも、記憶に関わる部分の脳細胞など、その場所と大きさによっては認知症を起こす可能性が高くなります。 アルツハイマー型、血管性認知症ともに、薬剤による治療が行われます。アルツハイマー型は、薬によって病気の進行を遅らせることもできるようになりました。<今日のポイント >●高齢化社会を向かえ、重大な社会問題にも・アルツハイマー型は、脳の神経細胞が急速に減少し、脳が萎縮してしまう・脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などによって脳細胞がダメージを受けて起こる・完治させる薬はないが、アルツハイマー型は進行を遅らせる薬が使われる永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年08月06日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回行ったのは、東京都江東区深川周辺。深川といえば、藤沢周平や宮部みゆき、宇江佐真理などの時代小説の舞台としてよく登場します。 まず、江戸時代の不動信仰を今に伝える深川不動堂にお参りした後、深川発展の元となった富岡八幡宮へ。 ここでは、日本一の大神輿や大相撲ファン必見の横綱碑などを堪能することができました。 清澄通りをひたすら北上して次に向かったのは、清澄庭園。 この庭園は、江戸時代の中期には豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷、その後大名家の下屋敷になったあと、明治時代には、三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が買い取って庭園の造成を行ったらしい。 東京都指定名勝に指定されており、池の周囲に築山や名石を配置した回遊式林泉庭園の景観は素晴らしいですよ。 タイトルは、『 江戸・明治の有名人ゆかりの庭園と時代小説・相撲ファン必見の深川散策 東京・江東区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年08月03日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回は、東京都文京区を歩きます。 文京区は東大をはじめ、さまざまな大学があってアカデミックなイメージがあります。でも、実際行ってみると、かなり起伏の多い土地で、急な坂道がたっぷり。少し、体育会系の雰囲気も感じました。 ウォーキングのスタートは営団地下鉄丸ノ内線の茗荷谷駅。 駅前の窪町東公園で、童話の世界から飛び出たような彫刻を楽しんだあと、名門国立大学の跡地にある教育の森公園で大名庭園を堪能します。 江戸時代のベストセラー作家と徳川幕府最後の将軍ゆかりの土地を巡り、日本の近代政治の舞台になったお屋敷へ。 光あふれるサンルームを抜け、庭へ出ると、さまざまな色のバラが咲いていて、ハイカラな洋館と見事にマッチしていましたね。 タイトルは、『 アカデミックな気分で、緑豊かな公園やお屋敷の魅力に浸れる町 東京文京区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年08月03日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回も千葉県千葉市を歩きます。 千葉県庁の近くにある亥鼻公園は、知る人ぞ知る千葉城址。よく見るとそこかしこに中世城郭の遺構が残っています。 城跡は室町時代なのに、いきなり江戸時代の天守が現れる意外性もいいですね。天守の最上階は展望台になっていて、市内を360度見渡すことができます。 千葉大学医学部のそばには、七天王塚のミステリースポットが…。これらの塚は、いつごろ、何のために作られたのかが、よくわかっていないらしい。平将門の七人の影武者の墓であるという伝説もあるそうで。 次に向かった青葉の森公園は、53ヘクタールもある広大な公園。そこに、千葉県立中央博物館や彫刻、花壇、西洋庭園など見どころが盛りだくさんでした。 最後に向かった千葉市屈指の古刹・千葉寺では、かつて鎌倉の鶴岡八幡宮にあった大イチョウより大きいイチョウの大木がありましたよ。 タイトルは、『 北斗七星の謎と模擬天守閣の下に広がる中世千葉城の痕跡 千葉県千葉市のミステリー散歩 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年07月27日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回も、緑豊かな東京都板橋区を歩きます。 ちょっと変わった街路樹がある通りから、昔の農村風景をイメージすることができる水車公園へ。 人工の滝や泉、野趣あふれる渓流の雰囲気を楽しみ、個性豊かな数々の公園を巡ります。 そして、徳丸が原公園で、ヒツジやヤギ、ウサギ、モルモット、リス、セキセイインコなどかわいい動物と触れあいました。 最後は、清掃工場の余熱を利用したグリーンドーム熱帯館で東南アジアのジャングル体験。ミニ水族館もあって、珍しい生き物にも出会えますよ。 タイトルは、『 農村風景、かわいい動物、熱帯の森に癒される旅 東京都板橋区のぶらぶら散歩 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年07月27日
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こんにちは。 久しぶりの更新です。 土日は、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。 本日の病気のテーマは、自律神経失調症。 私たちの体は、暑いと汗をかき、寒いと鳥肌ができて震えます。これは自分の意思とは関係なく、体の中や外からの刺激や情報に自動的に反応して起こります。 汗をかくことによって体温を下げ、体温を上げるために筋肉を小刻みに動かすのは、気温の変化に対して体内の状態を一定に保とうとする働きがあるからです。 この外からの刺激や情報に反応して、体の機能をコントロールしているのが自律神経です。 自律神経は、活動や緊張を促す交感神経と休息などリラックスを促す副交感神経の二つの神経からなっています。 これらは、体の同じ器官に対して、「相反する働き」をすることで、内臓や血管の収縮・拡張、ホルモン分泌、神経、免疫などの機能をバランスよく調整しているのです。 ところが、過度のストレスやそれが長時間続いたりすると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、イライラ、頭痛、肩こり、立ちくらみ、動悸、不眠、便秘や下痢、食欲不振、倦怠感、集中力低下などさまざまな症状が現れます。 しかし、これらの症状に見合うような身体的な異常は認められません。 これが自律神経失調症で、検査を受けても、ほとんど異常がないので、疲労や気のせいですまされがちです。 原因は、自律神経系が不安定な体質、ストレスに弱い体質、過度のストレス、環境の変化、生活リズムの乱れ、女性ホルモンなどが関係していると言われています。 治療には、薬物療法のほかにカウンセリングなどの心理療法、自律訓練法、音楽療法などがあります。大切なのは、ストレスの要因を取り除くことです。<今日のポイント >●ストレスが自律神経のバランスを崩す・自律神経は、外からの刺激や情報に反応して、体の機能をコントロールしている・交感神経と副交感神経が、相反する働きをすることで、体がバランスよく機能・ストレスなどで交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、さまざまな症状が現れる永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年07月23日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回は千葉県の県庁所在地・千葉市を歩きます。 まず向かったのは、緑豊かな千葉大学西千葉キャンパス。広々としたキャンパスに、グッドデザイン賞の建物やベンチがあってアカデミックな気分になりますな。 次に行った千葉公園は、かつて陸軍の鉄道第一連隊があった場所。今も、園内には鉄道第一連隊演習所ゆかりの施設が点在しており、それを探すのも楽しかったです。 千葉公園で忘れてならないのが、大賀ハスの存在。一見、普通のハスのようですが、なんと2000年の眠りから覚めたハスなのだとか。 ほかにも、日本有数の「妙見信仰」の中心・千葉神社やビルに包みこまれた旧川崎銀行千葉支店の建物など、見どころは盛りだくさんですよ。 タイトルは、『 県庁所在地・千葉市内のトリビアをしゃぶりつくす旅 千葉県千葉市を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年07月15日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回は、東京都板橋区を歩きます。 板橋区は住宅街が多く、個性豊かな公園や施設も多いですね。 機関車やバスに触れあえる城北交通公園や国民栄誉賞の探検家に触れあえる植村冒険館は無料で利用できるのも魅力。 板橋区は起伏もあって、それを生かした公園の景観もなかなかグッドです。 古くは農村地帯であり、田あそびという神事が残っている神社や郷土芸能伝承館も面白いですよ。 タイトルは、『 鉄道、冒険、昆虫、郷土芸能など個性豊かな公園や施設を巡る旅 東京都板橋区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年07月15日
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こんにちは。 土日は、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。 本日の病気のテーマは、心が原因で身が病気になると言われる心身症。 現代社会のストレスは、私たちの心にさまざまな病気を起こします。 同時に、胃が痛くなったり、血圧が高くなったり、下痢をしたりと、身体にも症状が起きることが少なくありません。 このように精神の緊張やストレスなど心理的な原因によって、身体に症状が発生したり、悪化したりする病気を心身症と呼びます。 日本心身医学会の指針によると、心身症は「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病などの他の精神障害に伴う身体症状は除外する」とされています。 つまり、内臓や神経などの組織の働きに異常が発生する身体の病気で、その発生にストレスなどの心理的あるいは社会的な要因が大きく関わっているということです。 心身症のおもな症状は、全身に及びます。発症の原因は、わからない部分も多いのですが、ストレスが脳を刺激して、自律神経系の働きに影響を与え、それがある程度以上続くと、内分泌、循環器、消化器などの働きや構造に異常を来すと考えられています。 心身症は身体の病気なので、それぞれの病気の対症療法が行われます。しかしそれだけでは不十分で、原因となっているストレスなどの精神面の治療も行う必要があります。 それには、抗不安薬や抗うつ薬を投与したり、自律訓練法や行動療法、交流分析療法、バイオフィードバック療法、森田療法、簡易精神分析などが行われたりしています。<今日のポイント >●病気は全身におよび、アレルギー性疾患が起きることも・内臓や神経などの組織の働きに異常が発生する身体の病気・ストレスが、自律神経系の働きに影響を与えるのが原因と考えられる・治療は、精神面と身体面の両方から行われる永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年07月09日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 広大な水郷と緑を誇る水元公園は、とても一回ではご紹介できませぬ。 …ということで、今回も、東京都葛飾区の水元公園周辺を歩きます。 生きた化石・メタセコイアの森や6箇所の観察舎があるバードサンクチュアリー、水生植物園など植物と野鳥の宝庫でもありまする。 花菖蒲の美しい景観や油絵のモチーフになりそうな緑と水辺のハーモニーは、ゆっくり時間をかけて楽しみたいですね。 圧巻は、地球の丸さが実感できそうな大芝生広場や北海道も侮れないポプラ並木。 ほかにも、戦国時代の伝説が伝わる遍照院や都内に唯一残る大正時代の木造校舎、海外のユニバーシティのキャンパスみたいな葛飾にいじゅくみらい公園など、見どころは盛りだくさんですよ。 タイトルは、『 広大な芝生広場が魅力の水元公園と葛飾にいじゅくみらい公園を歩く 東京都葛飾区 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年07月08日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回も、東京都西東京市を歩きます。 旧東大農場の次に向かったのは、武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林。公園のように、作られた景観ではないところがワイルド魂を刺激します。 西東京市は、緑いっぱいの公園がたくさんあるところも大きな魅力ですね。 「発想の森」、「谷戸せせらぎ公園」、「西東京いこいの森公園」、「西原自然公園」と、公園を巡り歩くだけでも、郊外のハイキング気分が味わえます。 そして、平成25年3月に全面リニューアルされた多摩六都科学館へ。 4つのラボでの体験型の展示とギネス世界記録に認定されたプラネタリウムなど、見どころが満載ですよ。 タイトルは、『 多摩六都科学館と東大田無演習林、西東京市の公園めぐり 東京都西東京市 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年07月08日
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こんにちは。 ご無沙汰いたしております。 土曜日ですが、「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回行ったのは、東京都葛飾区の水元公園周辺。6月は、都内屈指の花菖蒲の名所になるのですね。 まず向かったのは、在原業平ゆかりの南蔵院。 現在は、しばられ地蔵のあるお寺と言ったほうが、わかりやすいかもしれませぬ。縄でぐるぐるに縛られたお地蔵様には、有名な大岡越前と深い関係があるのがわかりました。 そして、いよいよ東京23区中でも最大規模の面積を誇る水郷のある水元公園へ。 ここは、約100種類、1万4000株の都内最大規模の花菖蒲に出会えるのですよ。行った日は、菖蒲まつりが開催されていました。 あじさいと花菖蒲のコラボも、梅雨の醍醐味のひとつですね。 タイトルは、『 都内屈指の水郷風景を背景に、花菖蒲を楽しむ 東京都葛飾区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年07月02日
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こんにちは。 お久しぶりです。 また土曜日ですが、「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回行ったのは、住宅地のど真ん中に、広大な北海道の牧場風景が見られる東京都西東京市。 西東京市は聞きなれない方も多いかもしれませんが、田無市と保谷市が合併して誕生したそうですね。 一昔前は、江戸近郊の農村風景が広がっていた場所で、善政を行った名主ゆかりのアイテムや横綱やベストセラー作家ゆかりの神社を見ることもできまする。 そしてなんと言っても注目なのが、住宅街のど真ん中に北海道の牧場の風景があること。 雄大な景色を眺めたら、日頃のストレスが発散できますよ。 タイトルは、『 住宅地のど真ん中に、広大な北海道の牧場風景!? 歴史と緑に恵まれた東京都西東京市を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年07月02日
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こんにちは。 土日は、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。 本日の病気のテーマは、ストレスが多い現代に増えている病気・神経症。 人に会うのが苦手な人、日に何度も手を洗う人は、少なくないでしょう。 ところが、人に会うのを極端に恐れて家に閉じこもったり、人に迷惑をかけてまで手洗いに固執したりすると、日常生活が大きく損なわれことは間違いありません。 神経症は、このような、心理的原因によって生じる精神の機能障害ですが、内科を受診してもとくに異常が認められないケースがほとんどです。 つまり、内臓や神経などの組織や働きの異常ではなく、普通の人が普段から持っている心や身体に対する感覚や感情が、行き過ぎた状態とも言えるでしょう。 よく見られる症状は、動悸、息切れ、めまい、冷や汗、ふるえやしびれ、などがあります。不安を訴える人が多いために、現在の国際疾病分類では、神経症の多くが「不安障害」としてまとめられるようになりました。 神経症になりやすい人は、内向的な性格に加えて向上心が強い、感受性が強い、神経質、自己内省的、完璧主義、執着性が強いなどの傾向があると言われています。 もともと真面目で神経質な人に、悩みやストレスなどが加わって起きる精神症状です。 一般の人は悩みやストレスをうまく処理できるのですが、神経症の人はうまく処理ができません。 神経症の種類には、不安神経症、恐怖症、強迫神経症、抑うつ神経症、心気症などがあります。 治療には、抗不安剤や抗精神剤などの薬の服用や患者の悩みや不安を、時間をかけて繰り返し聞くカウンセリングなどが行われます。<今日のポイント >●真面目で神経質な人がなりやすい・内臓や神経などの組織や働きなどの器質的な異常ではない・現在の国際疾病分類では、神経症の多くが「不安障害」としてまとめられる・不安神経症、恐怖症、強迫神経症、抑うつ神経症、心気症などの種類がある永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年06月25日
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こんにちは。 土曜日ですが、「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 新選組・日野シリーズの最終回は、いよいよ真打ち、土方歳三さまの登場。生家跡や菩提寺などへ訪問させていただきますよ。 ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館を訪れた後、土方家の氏神として祀られた稲荷神社の跡や土方歳三顕彰碑など日野時代の歳さんの足跡をたどります。 そしていよいよ、歳さんの菩提寺・高幡不動へ。 関東三不動の一つにも挙げられる古刹の仁王門や東京都随一の古文化財建造物、不動堂を見学。平安初期の様式で建てられた五重塔では古代の音にも興味をそそられます。 高幡不動の裏山は、八十八カ所巡拝コースになっている高幡城址。新選組とお城がコラボで見られる、一粒で二度おいしいウォーキングコースでした。 タイトルは、『 土方歳三の生家とゆかりの場所、菩提寺・高幡不動を巡る旅 東京都日野市 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年06月18日
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こんにちは。 土曜日ですが、「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回はいよいよ、小田原シリーズの最終回。戦国小田原城のあとは近世の小田原城の魅力にズームインですよ。 行った日はなんと、北条五代祭りの真っ最中。武者隊や鼓笛楽隊が市内を練り歩くらしいのですが、観客が多すぎて武者たちの旗指物しか見えませぬ。 仕方なく、報徳二宮神社の境内から城址公園に攻め入ります。 城内は、北条時代の城の風景が残っている場所やパワースポットの大木、北条氏のトリビアが満載の歴史見聞館など見どころが盛りだくさん!! そして、リニューアルしたばかりの天守閣へ。最上階からの眺望は、相模湾や箱根の絶景を堪能できました。 真田丸も、後北条氏滅亡のシーンが佳境に入っていますね。合わせて、お楽しみいただければ。 タイトルは、『 戦国と近世の城郭の魅力が満載! 今なお残る北条時代の遺構を楽しむ小田原町歩き 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年06月18日
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こんにちは。 土日はいつも、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。 本日の病気のテーマは、体の表面に発生する悪性腫瘍・皮膚がん。 皮膚は、身体の表面を覆って外からの異物の侵入を防ぎ、体内の器官を保護しています。 また、体温の調節や皮膚呼吸、排泄など、生命を維持するためにも大切な役割を果たしています。 皮膚は、一番表の部分から、表皮、真皮、その下の皮下組織に大きく分けられます。表皮は、皮膚の表面にあり、0.2ミリくらいの厚さで、細胞が何層も積み重なってできています。 一番表からそれぞれ、角質層、顆粒層、有棘層、基底層と呼ばれ、外部の刺激から皮膚を守る角質層を形成する役目を果たしています。 皮膚がんは、紫外線や放射線など外界からのさまざまな刺激が繰り返されることによって発生すると考えられています。 代表的なのは、表皮の基底層に発生する基底細胞がんで、主に顔など日に当たる場所によくでき、一見するとホクロのように見えます。 しかし次第に大きくなって、進行すると中心部は陥没して潰瘍となり、かさぶたが繰り返しできたりします。 有棘層に発生する有棘細胞がんも日の当たる場所にできやすく、表面が角化して、ざらざらしたり、潰瘍となったりします。 放置をしておくと、リンパ節を通して内臓に転移をすることも少なくありません。 悪性黒色腫は、皮膚の色と関係するメラニンをつくる細胞であるメラノサイトに発生します。 こちらもホクロのように見えますが、重要な臓器に転移を起こしやすく、悪性度の高い腫瘍として恐れられています。 治療は、手術で切除するのが基本で、ほかには凍結療法、放射線療法などが行われます。皮膚がんは、紫外線が誘因となるものが多く、紫外線をなるべく避けることが大切です。<今日のポイント >●自分の目で発見しやすいがんのひとつ・紫外線や放射線など外界からのさまざまな刺激が繰り返されることによって発生・代表的な基底細胞がんと有棘細胞がんは、日焼けに注意・悪性黒色腫は、重要な臓器に転移を起こしやすく、悪性度が高い永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年06月11日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回も、神奈川県小田原市を歩きます。 高台から伊豆や真鶴半島、小田原攻めで豊臣秀吉が陣を張った石垣山城を眺めたあと、詩人・北原白秋ゆかりのみみずくのお寺へ参拝。そして、居神神社のお祭りで、豪快な神輿担ぎの迫力を堪能します。 ほかにも、小田原藩主ゆかりの大久寺やアイドル顔の文人たちに出会える小田原文学館、戦国小田原城の巨大さが実感できる早川口遺跡など、見どころは盛りだくさん!! 小田原名物のういろうでは意外なトリビアにも触れられますよ。 タイトルは、『 城下町・小田原の歴史、文化に触れ合う旅 神奈川県小田原市の文学・歴史散歩 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年06月08日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回も、新選組ゆかりの場所・東京都日野市を歩きます。 かつての大河ドラマで注目を集めた新選組6番隊長・井上源三郎の菩提寺や資料館。 近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社。新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺など、新選組ファン必見の観光スポットがいっぱい。 極め付きは、ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館。超重たい木刀を持って、天然理心流の型を学べるなど、新選組の隊士気分が味わえますよ。 タイトルは、『 近藤勇や井上源三郎、沖田総司ら日野時代の新選組の足跡をたどる旅 東京都日野市 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年06月08日
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こんにちは。「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回行ったのは、神奈川県小田原市。 かつて東海道の宿場町と知られ、現在は新幹線や東海道本線の停車駅として栄える町ですね。 また、小田原は関東有数の城下町であり、小田原城の存在も忘れてはいけませぬ。 江戸時代の小田原城も魅力ですが、戦国時代は後北条氏の本城として、関東の中心にあった大城郭。名将武田信玄や上杉謙信も落とすことができず、豊臣秀吉が全国から集めた20万の兵力に包囲されながらも100日間持ちこたえたことで有名です。 …ということで、今回は戦国時代の小田原城にスポットを当てて歩いてみようか、と。 あまり知られていませんが、現在の小田原の繁華街と線路を挟んだ反対側には、秀吉の小田原攻めにまつわる巨大遺構が残っているのですよ。 真田丸でおなじみの高嶋政伸演じる北条氏政のあの自信は、小田原城の総構があったからでしょうか。 確かに、巨大な空堀が20キロメートルも続く威容は、天下を相手に戦いたくなるのかもしれませぬ。 タイトルは、『 戦国ファン必見! 戦国時代ナンバーワンの巨城・小田原城を歩く 神奈川県小田原市 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年06月01日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回は、前回と同じく多摩川のほとりにある東京都日野市を歩きます。 日野市は現在、新選組で町おこしを図っているらしい。新選組といえば、以前、NHKの大河ドラマでも話題になりましたね。 ただ、個人的には、子供の頃見たテレビドラマ「燃えよ剣」のイメージのほうが強烈。栗塚旭の演じた鬼の副長土方歳三の鬼気迫る生き方に、すっかりファンになってしまいました。 ところで日野には、都内に現存する唯一の本陣の建物があるのですよ。 当時は大きな本陣と脇本陣が長屋門を構えて並び立っていたそうな。ちなみに今残っている建物は脇本陣だったらしい。そして幕末、この脇本陣を経営していたのが、土方歳三の姉が嫁いだ佐藤彦五郎なのですね。 …ということで、旧日野宿本陣には、土方歳三が昼寝をしていた部屋など、興味深いスポットが満載ですよ。 タイトルは、『 土方歳三も訪れた新選組ゆかりの日野宿本陣 東京都日野市を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年06月01日
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こんにちは。 2か月前に、電子書籍「仕事をゲームにしてみた結果!! 社員のやる気をMAXにさせた、ゲーミフィケーションの活用法」を出版させていただきました。 ダウンロードしていただいた方もいらっしゃって、とても感謝しております。 今回の本では、再び、ど真ん中の速球のネタで勝負しようか、と。 …ということで、今回の書籍のテーマは、ロングセラー「新規開拓営業の教科書」でおなじみの「営業」です。 その中でも、新人・若手の営業にターゲットを絞りました。 ちなみにタイトルは、「25歳までに知っておきたい若手営業マンのための契約を取る技術」。 なんで、画像がこんなに大きくなってしまうんじゃぁぁぁぁ~ 営業に配属された若い人たちがまず悩むのが、自分は果たしてこの仕事でやって行けるかどうかという「向き、不向きの問題」ではないでしょうか。 2ちゃんねるでもよく話題になっていますが、営業マンと言うと「ソルジャー」で、泥臭い最前線の仕事を嫌々押し付けられる、気の毒な人たちと思われがちです。 会社を選ぶ際、まず大企業、そしてなるべく営業の無い事務の仕事を求める学生が多いと聞きました。 しかし、専門職として採用される一部の学生を除けば、営業をまったく経験しないまま定年を迎える人は少ないと思いますよ。 万一、営業以外の仕事を続けて定年を迎えても、出向や再就職で、年をとって初めて営業を経験する人が最近増えています。しかも、営業以外の仕事として人気のある経理の職員は、日本では2000年からの5年間で30万人も減っているそうです。 好むと好まざるとにかかわらず、文科系出身の人は営業という仕事から、簡単には逃げることはできません。 それなら、体力や気力が充実している若いうちに営業を経験したほうがベターではないか。 もちろん、経験のない新人・若手営業マンが、見ず知らずのお客さんに営業するのはすごく勇気が必要ですし、大きな失敗もしでかすかもしれません。 その大きな理由のひとつが、新人、若手営業マンには知識や経験がないこと。 しかし、中年の私から見たら、それが新人・若手営業マンの最大の武器だと感じるのですよ。 もし、今の私と、知識や経験が不足している20代の私が新規開拓営業の勝負をしたら、どっちが勝つでしょうかね。 おそらく、今の「私」は、20代の知識や経験のなかった頃の「私」に勝てないのではないか。 それは、当時の私は、新人・若手営業マンの頃しかできない秘訣を実践していたからです。 本書は、ベテラン営業マンに勝つための「新人・若手営業マンがぶっちぎりの成果を上げるコツ」についてのノウハウ本です。 新人・若手営業マンだけでなく、彼らを指導する立場の上司の方たちにも、読んでいただきたいと思いました。 私事で恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴「25歳までに知っておきたい若手営業マンのための契約を取る技術」画像が大きくてすいません
2016年05月31日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回も、神奈川県相模原市ハイキング。いよいよ、戦国の巨大城塞・津久井城を攻め上りますよ。 その前に、水没した集落の歴史を伝える津久井湖記念館で当時の風景をイメージします。国道が上を走る全国でも珍しい城山ダムの上を歩いて、城攻めに取り掛かります。 武田氏や豊臣秀吉の猛攻にさらされて落城した津久井城ですが、意外と当時の痕跡が至る所に残っていますよ。 切り立った崖を登る感じで、山城を攻略する大変さが実感できました。二つの峰に、山城の興味深いアイテムがいっぱいなところもグッド。 城跡に興味がない方も、眺望の良さはご満足いただけるかもしれませぬ。 タイトルは、『 風光明媚な人造湖と戦国の巨大城塞を堪能する旅 神奈川県・津久井湖、津久井城を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年05月26日
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こんにちは。 土日はいつも、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。 本日の病気のテーマは、有名人が病気になったことで注目を集めた咽頭がん・喉頭がんです。 のどは、口腔から食道および気管の上部までを言い、咽頭と喉頭の二つの部分からなっています。咽頭は、鼻の奥から食道にかけての器官で、空気や食べ物の通り道です。 咽頭はさらに、鼻の奥の上咽頭・扁桃腺の辺りの中咽頭・食道につながる部分の下咽頭の三つに分けられます。 咽頭がんは、できる部分ごとにそれぞれ、上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんと呼ばれます。 症状は、それぞれのがんによって異なりますが、一般に、上咽頭がんは鼻詰まりや耳の閉塞感など鼻や耳の違和感、中咽頭がんは、食べ物や飲み物がしみるような違和感、下咽頭がんは、飲み込んだときのひっかかるような違和感、などの症状があります。 なぜできるのか、詳しい原因はわかっていません。 中・下咽頭がんは、タバコや飲酒が関係しているのではないかと言われています。 咽頭に続いているのが、気管への入り口に当たる喉頭で、それは、声帯や喉頭蓋などからできています。 喉頭蓋は喉頭の入り口にあって、食べ物や水分が肺に入らないようにガードしている器官です。 喉頭がんができるのは声帯で、できる場所によって、声帯に発生する声門がん、声帯の上方に発生する声門上がん、声帯の下方に発生する声門下がんに分けられます。 その中では、声門がんが六割以上を占めます。 症状は、初期は声がしわがれるのが特徴で、進行すると、呼吸困難や嚥下困難に陥ることもあります。 治療は、咽頭がん、喉頭がんともに、外科療法、放射線療法、化学療法が行われます。 予防は、禁煙と禁酒が第一で、喉頭がんの患者の喫煙率は90%以上という報告もあります。<今日のポイント >●食べ物を飲み込んだときの違和感、声のしわがれに注意・咽頭がんは、上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんに分けられる・喉頭がんは、声門がん、声門上がん、声門下がんに分けられる・喉頭がんの患者の喫煙率は90%以上という報告もある永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年05月21日
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こんにちは。 私事で恐縮ですが、おととい、仕事用のパソコンのハードディスクが壊れ、データがすべて消滅してしまいました。 仕事の書類はバックアップしてあったのですが、連休にウォーキングに行った時の写真がすべておじゃん。 せっかく、良い写真が撮れたと喜んでいたのに…。 仕方なく、昨日新しいパソコンを購入し、少しずつ復旧作業に取り組んでいます。ホントに、世の中何が起きるかわかりませぬ。 …ということで、「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回行ったのは、神奈川県相模原市緑区。 ここは、豊かな森や湖の景観が魅力のハイキングコースですが、城跡や神社仏閣など歴史スポットも魅力ですよ。 伝承が古墳の石室とともに残る川尻八幡神社にお参りした後、後北条氏の防御ラインの一角を担った小松城を攻略。 史跡散策と横浜や都心の眺望も楽しめる城山湖ハイキングコースを歩いて、「姿三四郎決闘の場」に向かいます。 タイトルは、『 歴史・神社仏閣ファン、バードウォッチャー御用達のさわやかハイキングコース 相模原市緑区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年05月19日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回は、東京都大田区の多摩川のほとりを歩きます。 時代によって古墳の大きさの変化が興味深い多摩川台古墳群から昔遊園地のあった公園を散策。 そして、江戸時代の大プロジェクト・六郷用水を歩いて、福山雅治の曲でも有名な桜坂へ。 鵜の木松山公園で、松林と古墳の石室を堪能します。 タイトルは、『 古代の古墳と大ヒット曲ゆかりの場所がコラボで楽しめる 大田区・多摩川のほとりを歩く』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年05月19日
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こんにちは、久しぶりの病気ネタです。 本日の病気のテーマは、がんの中でもやっかいな病気として知られる肝臓がん。 肝臓はよく「沈黙の臓器」と呼ばれます。それは痛みを感じる神経がほとんどないからで、逆に言うと、かなり悪くなってもほとんど痛みを感じません。 肝臓がんで自覚症状が出た頃には、手遅れになっている場合も多く、治療をより難しいものにしています。 肝臓がんには、肝臓自体から発症する原発性肝臓がんと他の臓器にできたがんが転移してくる転移性肝臓がんの二種類があります。 原発性肝臓がんは、肝細胞からできる肝細胞がんと、肝臓の中の胆管細胞からできる胆管細胞がんに分けられますが、肝細胞がんが大部分を占めます。普通は、肝臓がんというと、肝細胞がんのことを言います。 肝細胞がんは、肝炎ウイルスに感染後、慢性肝炎、肝硬変を経て、30年くらい時間をかけて発症するパターンが多いのです。 日本では肝臓がんの患者さんの20%がB型肝炎ウイルス、70%がC型肝炎ウイルスに感染していて、約80パーセントは肝硬変が合併すると言われています。 逆にいえば、正常な肝臓に、肝臓がんが発生することは少ないと言えるでしょう。 症状は、進行すると、全身の倦怠感、右上腹部のしこりや痛み、腹水や黄疸、貧血、体重の減少などが起こります。しかし、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。 治療は一般に、肝機能が正常に近い場合は、腫瘍部分を摘出する手術が行われます。 また肝機能に障害がある場合は、エタノールをがんの部分へ注射してがん組織を死滅させたり、がんに酸素を供給している血管を人工的に塞いだり、肝動脈に抗がん剤を注入したりなどの内科的局所療法が行われます。また生体肝移植も、行われるようになりました。<今日のポイント >●原因は、B型、C型肝炎ウイルスがほとんど・原発性肝臓がんと転移性肝臓がんの二種類がある・肝臓がんの患者さんの約80パーセントに肝硬変が合併・肝臓がんの患者さんの70%がC型肝炎ウイルスに感染永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年05月14日
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こんにちは。 ご無沙汰いたしております。連休は歩きすぎて、いまだに体がだるいっす。 それにもめげず、「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回は巣鴨~飛鳥山シリーズの最終回。 桜の名所・飛鳥山公園へ行く前に向かったのが、知る人ぞ知る、平塚神社すなわち平塚城址。 ここで伝説のロマンを堪能し、隣にある防災体験館の老舗・地震の科学館へ。都内で最初にできた防災体験館で、地震の恐怖を実感します。 コラボで残る貴重な一里塚を見た後、飛鳥山公園で、八代将軍吉宗の時代からのお花見人気スポットを楽しみます。 仕上げは、新幹線が見放題の北とぴあ展望ロビーと見どころは、盛り沢山!! タイトルは、『 江戸時代からの桜の名所・飛鳥山公園と鉄道ファン必見の北とぴあ展望ロビー 東京都北区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年05月10日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回は、東京のみならず日本が誇る高級住宅地・田園調布を歩きます。 田園調布は、イギリスの田園都市構想を参考に開発された街。そこかしこに、セレブの雰囲気が漂っておりまする。 多くの文化人、有名人の豪邸に驚くとともに、カモもセレブに見えてしまう宝来公園を散策。 そして、「田園調布古墳群」と呼ばれる都内有数の古墳群を堪能します。 タイトルは、『 多くの文化人、有名人の家がある高級住宅地 東京都大田区・田園調布を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年05月10日
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こんにちは。 前回の「仕事をゲームにしてみた結果!!」ネタでは、保険つき定期預金の販売キャンペーンのために、支店の職員全員に四股名をつけ、大相撲形式で盛り上げようとしたと書きました。 それは、こちら。 さて、職員全員に四股名をつける…。 原則として自分で考えてくださいということにしたのですが、実際はこちらで勝手に考えてつけてしまった人もありました。 かつて、ある保険会社のセールスレディーに対し、支社長が競馬の競走馬のような名前をつけて表に張り出し、女性たちからひんしゅくを買ったという記事を新聞で読んだことがあります。 その記事は結構前に読んだものですが、やはり馬はまずいでしょうね、馬は…。 力士はもちろん人間ですから、そこまでひんしゅくはなかったのですが、やはり女性の場合は気を使いました。今はセクハラの問題とかいろいろありますから、女性の立場に立って慎重にやるべきだと思います。 その反動が出たのか、若手の男子行員はもう、滅茶苦茶な四股名を付けられた者もいます。でも彼らも楽しんでいたのですから、打たれ強い人が揃っていたのかも…。 さて、前回のネタで書いた企画案を次の日、朝礼で発表したんですよ。 一通りルールを説明してから、番付表を示し、前の月に保険を2件獲得していた支店長代理の四股名(前日私が考えた)を東正関脇のところに貼りました。 そこに書かれていたのは『痛風(いたかぜ)』。 その人は、持病の痛風を金持ちの病気として当時みなに宣伝していたのです。それまで呆気にとられた顔で発表を聞いてした支店の人たちは、一気に爆笑に包まれました。書かれた当の本人も苦笑。 そのとき傍らに立っていた支店長が、目に涙をためながら真っ赤になって笑いをこらえている姿を今でも思い出します。 その後で、別名『向こう正面の鼻風さん』の副支店長に今場所の優勝力士の展望を解説してもらいました。 その時点でもうみんなやる気になっていたかもしれません。今日中にそれぞれの班ごとに部屋の名前と各自の四股名を考え、報告してくださいと言うと、皆一斉にどんな四股名にしようかと上を向いて考え込む人が大勢いました。 役席者も面白がり、「それではそれぞれの部屋ごとに飲み会をやって鋭気を養おう。飲み代は銀行のほうで持つから」ということになりました。ほかの部屋の名前は、もう忘れましたが、私たちの所属する部屋の名前はよく覚えています。 名前は、タコ部屋…。 ちょうど、親方になる上司が、頭が禿げていて赤ら顔でタコそっくり。あとでわかったのですが、高血圧だったそう。キャンペーン期間中、倒れなくてよかった。 遊び心があってユーモアのある先輩はどこの職場にもいるもので、その日の午前中には勝手に他人の四股名を考えてくれたのです。 やせてスマートな支店長代理には『快骨(かいこつ)』。(ガイコツそっくりなのです) いつも大声を上げて笑う女子渉外の担当者には『笑杉(わらいすぎ)』。 新人で猪突猛進する営業マンには『客嵐(きゃくあらし)』。 いつも帰りにビールを飲んで帰る課長には『キリンビ』(血液が麒麟ビールという噂があった人) 本人に言わせると余計なおせっかいですよね。 私の四股名ですか? 『木佐乃花(きざのはな)』です。変な四股名を付けられる前に自分で勝手につけました。 それほどキザではないと思うのですが、当時のアイドルの田原俊彦の物まねをよくやっていたので…。 最初は、支店の人たちの顔色を伺いながら恐る恐るやっていたのですが、結構うけたとわかったからには、もう徹底的にやってやれという気持ちになりました。 仕事というより、クラブ活動のようなもの。 次の日の朝礼は何をしたと思いますか? なんと、支店の職員全員で「土俵入り」をやったのです。 まず、銀行のロビーに丸く円を描き、土俵の代わりにしました。そこへ大学時代アナウンス研究会にいた後輩が、四股名を呼び、その後に『○○県出身、○○部屋』という声にあわせて一人一人入場するのです。 名前が呼ばれるまで、ロビーの入り口で職員全員が並んで待っている。 みんな意外と楽しんでいるみたい。 今考えるといい年をした銀行員がよくやったものだと思いますが、そのときは一人も嫌な顔をする人もなく本当に楽しそうにやったのはどうしてだったのでしょうね。 朝礼という、一日の最初の荘厳な儀式を壊してみたいという願望を皆、持っていたのかもしれません。 この続きは、「仕事をゲームにしてみた結果!! 社員のやる気をMAXにさせた、ゲーミフィケーションの活用法」で是非。
2016年04月30日
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こんにちは。 ゴールデンウイークはいかがお過ごしですか。 自営業はあまり休めないのですが、いつもよりゆったりと仕事できるのが良いですね。 …ということで、本日も病気予防のネタです。 本日の病気のテーマは、がんの中で赤丸急上昇ということで、あまりブームが起きて欲しくない大腸がん。 胃がんの死亡率は減っているものの、最近、大腸がんの急増が目立っています。 女性は、平成十五年から胃がんを抜き、がん死因の一位になりました。男性の大腸がん死亡者も、近い将来には肺がんを超えてトップになると予測されています。 大腸がんは、大腸の大部分を占める結腸にできる結腸がんと直腸にできる直腸がんに分けられます。 できやすい場所は、肛門に近い直腸とS状結腸で、大腸がん全体の7割以上を占めます。 これまで、日本人は胃がんが最も多く、大腸がんは欧米に多い病気でした。日本で大腸がんが急増しているのは、食生活が欧米化しているからだと言われています。 欧米風の高脂肪、高たんぱくの食事が、腸内細菌の働きを活発化させて発がん物質を作ると考えられます。また食物繊維の摂取が減ることによって、発がん物質を含む便の滞留期間を長くし、がんを発生しやすくするのです。 症状には、便秘や下痢、腹痛、血便、便が細い、などがあります。 ただ、初期にはほとんど自覚症状がないため、排便時に出血があっても痔と勘違いしてしまうことが少なくありません。 親族に大腸がんになったことがある人、大腸にポリープがある人は大腸がんになりやすいと言われています。 進行が比較的遅いため、早期発見できれば完治することも可能です。血便など排便に変化があった場合は、早めに検査を受けましょう。 治療には、外科手術や抗がん剤を用いた化学療法、放射線療法などがあります。早期の場合は、内視鏡を使った粘膜切除術が行われています。<今日のポイント>●高脂肪、高たんぱく、低食物繊維の食事は要注意・肛門に近い直腸とS状結腸にできるがんが、大腸がん全体の7割以上を占める・日本で大腸がんが急増しているのは、食生活の欧米化が原因・初期にはほとんど自覚症状がないため、痔と勘違いしてしまうことも永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年04月30日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回も、前回に続いて東京都豊島区巣鴨周辺から北区に向けて歩きます。 巣鴨地蔵通りから少し歩いたところにあるのが、四谷怪談で有名なお岩さんのお墓。 厳粛な気持ちでお参りした後、東京外語大のキャンパス跡地にできた西ヶ原みんなの公園や住宅街にある文豪・ゲーテの記念館などを巡ります。 そして本日のメインイベントの旧古河庭園へ。 コンドル設計のルネサンス調洋館やイタリアとフランスの庭園様式がコラボで楽しめる洋風庭園、近代日本庭園の先駆者・小川治兵衛が手掛けた庭などを堪能します。 タイトルは、『 カリスマ西洋人建築家や日本庭園の巨匠が手掛けた旧古河庭園と四谷怪談ゆかりのお寺!東京都豊島区・北区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年04月27日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回は、前回続いて東京都目黒区から品川区の桜の名所を歩きます。 まずは、桜のトンネルが1キロも続く西小山桜並木通りで贅沢なウォーキングを楽しんだ後、東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社に参拝。 そして、都内有数の桜の名所・洗足池でプチお花見を楽しみます。 ほかにも、勝海舟や日蓮上人ゆかりの歴史スポット、すっぽんも住む洗足小池など見どころは盛りだくさん!! タイトルは、『 1キロの桜のトンネルが続く遊歩道と都内有数の桜の名所・洗足池 東京都品川区・大田区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年04月27日
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こんにちは。 土日はいつも、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。 本日の病気のテーマは、がんの中でもっともポピュラーな病気と言える胃がんです。 がん検診の普及による早期発見や治療技術の進歩によって胃がんの死亡率は年々減少しています。しかし、がんの死亡率では肺がんを下回りましたが罹患数は相変わらずトップで、がんの中で一番患者さんが多い病気です。 胃がんの危険因子は、塩分の多い食事、タバコ、加齢、男性、慢性胃炎や萎縮性胃炎、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染などが考えられます。 胃がんの罹患率が昭和四十年頃から少しずつ減っているのは、冷蔵庫の普及によって塩漬けの食品を食べる機会が減ったということと、高血圧の減塩指導も要因の一つと言われています。 胃壁は、粘膜、粘膜下層、筋層、漿膜下層、漿膜の五層に分かれています。 胃がんは、もっとも内側の粘膜に発生し、次第に外側の漿膜へと浸潤していきます。 がんが、二層目の粘膜下層までに止まっていれば早期胃がんで、ここまでは比較的ゆっくり進行します。 この時点ではほとんど症状はありません。 ところが、三層目の筋層まで犯して進行胃がんになると、がんは急速に発育します。 上腹部の痛みやもたれ、膨満感、嘔吐、体重減少、血便などの症状が現れます。そして、がん細胞は静脈を通って他の臓器に転移するのです。 治療は手術が基本です。早期がんでは、口から内視鏡を入れて粘膜内のがんを切りとる内視鏡下粘膜切除術やお腹を大きく切開せずに行う腹腔鏡下手術が広く行われるようになりました。 早期がんは、早めの治療で完治させることも可能です。進行している場合は、胃の三分の二以上または全体を切除し、周囲のリンパ節も切除する手術が行われます。<今日のポイント >●がんの定期検診と塩分の摂取量に気をつけたい・塩分、タバコ、加齢、男性、胃炎、ヘリコバクター・ピロリ菌などが危険因子・がんが、二層目の粘膜下層までに止まっていれば早期胃がん・早期がんは、負担の少ない内視鏡下粘膜切除術や腹腔鏡下手術によって完治も可能永嶋信晴著 よくわかる「病」の基本としくみを一部改訂
2016年04月23日
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こんにちは。 「バスサガスblog」新記事のご紹介です。 今回は、東京都豊島区巣鴨周辺を歩きます。 おばあちゃんの原宿「巣鴨地蔵通商店街」が有名ですが、それだけではありませぬ。 ソメイヨシノ発祥の地や桜の美しい霊園、江戸時代のヒーローが眠るお寺など、見どころは盛りだくさん。 もちろん、巣鴨地蔵通商店街の新旧の観光スポットも紹介しますよ。 タイトルは、『 ソメイヨシノ発祥の地とおばあちゃんの原宿・巣鴨地蔵通り商店街 東京都豊島区を歩く 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年04月20日
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こんにちは。 「トラベルラウンジ」新記事のご紹介です。 今回は、東京都目黒区の住宅街を歩きます。 ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園や昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園で、桜や竹林の風景を楽しみます。 そして、有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会と地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社へ。 最後は円融寺で、23区内最古の木造建築と桜のコラボを堪能します。 タイトルは、『 美しい桜に彩られる住宅街に点在する神社仏閣・教会 東京都目黒区の桜散歩 』。 それは、こちら。 是非、ご覧いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。
2016年04月20日
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