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ほぼ20年ぶりに『時計じかけのオレンジ』を観た。当時私は中学生で、その時既に10年以上も前の映画のきわどい暴力シーンに 衝撃を受けた。主人公の暴力性が全面的におし出たにやけた不気味な笑顔も恐ろしくて、観たあとしばらく脳裏に焼け付いて離れなかったほどだ。それが、ケーブルテレビで放映されるというので、ビデオに録画して久々に見てみた。この映画が公開された当時、ブラジルでは軍政時代で、放映されてまもなく上映禁止になったそうだ。その禁止されたという事実が 逆に人々の想像をかき立て、ヤミで上映されていたりしたそうだ。でも、これは娯楽映画ではなく、風刺モノなので、暴力、残虐シーンを期待していた人たちはがっかりしたとか。(笑)映画が始まったその時から、画面に釘付けになった。主人公アレックス・・父権を行使することのできなかった女性的な父と これまた涙もろい弱い母親に甘やかされて育った彼は 我侭で人が自分の僕となるのが当然かのように生きている。根っからの暴力的な性格は 周りの人間に暴力を行使することで自分の我侭を通す。そして、暴力をふるうことに快感を感じる。そんな彼がついに殺人まで犯してしまい、牢獄にぶち込まれるが、早く出獄したい彼は 政府の悪人の更正プログラムの実験台になりたいと名乗り出る。目的のためなら怖いものなしの彼は 常に目的を達成するために周りの人を騙し、使い、要領よく振舞う。(まるで凄腕ビジネスマンのようではありませんか)かつて彼が一番の楽しみとしていた暴力が 妄想をするだけで吐き気がしてくるという、その更正のための実験は成功し、彼は望みどおり社会に釈放される。しかし待っていたのは、今まで彼が暴力をふるった被害者たちからの仕返しだった・・・。彼は動物的な欲求に支配され、年齢と比べて精神年齢が低く理性のない人間のようだ。欲求(暴力)があれば躊躇せず、行使。どこからみてもマニアックだが、それを取り巻く人々も なかなかどうして、どこかゆがんでいる。アレックスの両親は子どもを甘やかして育て、凶暴な猛獣のようになってしまったら、怯え、見放す。その子どものかわりにさっさと他の人を入れ替え、また同じようにダメ人間を育てている。アレックスのグループの仲間も アレックスの立場が弱くなったとたん、彼が自分たちに行ったのと同じ暴力をふるう。立場を上か下かという基準で判断し、自分たちが上にいると確信した瞬間、立場を利用する。そして、更正プログラムを提案した政治家も、自分の立場しか考えていない。本当に治安をよくしたいだの、どうでもいいのだ。とにかく、自分が有名になって、利用したいだけ。いかにも 優しい笑顔と語りかけで善人ぶっているが、その仮面の奥には 感情はなく、自分の利益だけを常に優先している、これこそ機械みたいな人間だ。結構、アレックスと対照的な人間(本能のままか、理性的か)のようであるが、結局自分のことしか考えていないとこは同じではないか。人間社会のいざこざを防ぎスムーズにさせるための法律・・・人はその法律にがんじがらめにされ、制御されている。しかし、その法律が絶対かというと、作った人間は自分の利益しか考えていないという事実。(オレンジ<人間>は生もので、機械<法律>で動くというのはおかしい??)本能を他人によって意図的に抑えこめられた人間は 生きていくことができなかった。人間が元々持っている本能は 完全に押さえ込めることなど不可能で、理性によってのみコントロールしえるということか。更正実験されたアレックスのように 見た目綺麗なオレンジ(生身の人間)でも、中が機械(洗脳されている)だったら、それはもうオレンジではない??主人公の欲望は結局抑えることができなかった。機械で動くオレンジは だめになるしかなかったのだ。最後の妄想(政府の加護下、暴力を好き勝手行使している)とおぞましい笑みが印象的だった。 そして、映画で流れる音楽は『雨に唄えば』とベートーベン『喜びの歌』。人間の欲望をかなえるときの喜びや楽しさということで、かなり印象的な使われ方をしていた。 他にも見所はある。*30年ほど前に作られたこの映画は未来を想定して作られていて、未来的なインテリアやファッションは 結構今っぽかったりする。これにはびっくりである!*法にのっとり、マニュアルどおりの厳格な対処をする牢獄の職員たちのようすは あまりにも滑稽である。人間ぽくない。法律が人間らしさを抑制しているいう事なのかな。*実験結果を発表する舞台での裸婦は スポットライトを浴びて、いかにもショウのごとく 大げさなおじぎをするのだ。研究発表というより政治家が世間に向けたショーのようだ。30年ほど前の映画なのにちっとも色あせず、とってもとても面白い興味深い映画でした。
2005年01月31日
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今晩、サンパウロで仲良くしている友人と晩御飯を食べに行った。3歳になるお嬢ちゃんが日本食しか食べないというので、日本食レストランへ。友人は日本でいつも美味しいものばかり食べていて、舌が肥えている。サンパウロのどの日本料理屋へ行っても、「まずかないけど、特別旨いという事もない。」といつもこぼしている。私も 天ぷら、寿司、刺身といった、いかにも日本料理らしい日本料理というのは いい加減食べ飽きていて、特別日本料理って気分でもないなあと思っていた。でも、ただ一軒、気になっていた日本料理食べ放題のレストラン『NOYOI』があった。一度サンパウロでお食事したとき、帰りの道でそのレストランを見かけたことがある。そこはレストランのロゴマークのかかっている壁に 下から青白い照明がかかっていて、幻影的な雰囲気をかもし出していた。照明の感じがまるでディスコのよう。店の前にある長いベンチには一杯に人が座っていて、そのほかにも行列ができていた。よほど流行っているらしい。その後、雑誌のレストラン紹介コーナーやインターネットの記事にそのレストランのことが載っていた。サンパウロではここ二年ぐらい一定料金でたらふく日本料理が食べられるRODIZIO DE COMIDA JAPONESA(日本料理食べ放題)が流行っている。その中でもそのレストランは メニューのバラエテイー豊かさで突出した存在らしい。値段も他のレストランが30レアイス前後で提供しているのに対して、そこは36.50レアイスと、少し高め。ふとそのレストラン行ってみたいんだよなーと漏らすと、友人は 「あ、そのレストラン名聞いたことがある。興味あるなあ。」ということで、そこに決まった。彼女は小さな子がいるので、7時、と早めに時間に約束した。しかし、土曜の晩の7時だなんて、サンパウロでは晩御飯の時間にしては早過ぎて、誰も晩御飯食べに行かない。早く着いた私たちは まだ開店していないレストランの前のベンチに座って待たなければならなかった。20分ほど待って、ようやく大きな扉が開いた。なんとスーツを着た店の主人自ら、お客さんを迎え入れていた。薄暗い店内に入ると、三つの空間に分けられていた。 カジュアルなテーブルのある空間、ガラス張りの温室のような中の空間、そして畳のあるテーブル。私たちは畳にあるテーブルを選び、座った。靴を脱ごうとすると、ウエイターが「あ、靴は脱がなくてもいいです」と言う。え?と疑問に思い、よく見ると、テーブルの下がくりぬかれていて、掘りごたつのように足が入れられるようになっている。でも、靴を脱がずに畳の部分を通り、テーブルの下の部分に足を入れるのは結構難しいのだ。ひざを突いて、這いながらテーブルのところまでいき、よいしょと足を持ち上げて穴の部分に足を入れることを考えたら、靴を脱いだ方がずっとラクだしエレガントなのじゃないのかなあと思うのだが、ブラジル人は靴を脱ぐのを嫌がる人がかなりいる。だから、ブラジル人の発想なのだろう。*ブラジル人は「CHULE」と言って、ものすごく足のにおいを気にする。確かに足の臭いを持つブラジル人のそれは強烈だ。人種の差だろうか?CHULEが人にばれるのが嫌ながため、靴を脱ぎたくない人が多いということか?まずは お刺身と握り寿司が運ばれてきた。ここは盛り付けが西洋風でお洒落。寿司も食べやすいように小さめで、友人は喜んでいた。「カリフォルニアのハイヤット内のお洒落なレストランに似ている。こういう感じの日本食が好きなんだよねー。」いつも サンパウロの日本食を野暮ったいだの美味しくないだの言ってた彼女が こういうブラジル人向け日本食が好きだなんてとっても意外だった。ブラジルの日本食は 日本の味を提供する正統派日系レストランと アメリカ風の外国人好みの味にアレンジされた POPなブラジル人経営の日本食の二つに 大きく大分されると思う。正統派のあくまで日本の味を守るレストランの方は どうしても野暮ったい感じの味になってしまうのは否めない。だいたい材料が気候の違う国でとれた味が異なるものだし、調味料だってブラジル産で、日本のものとはかなりかけ離れている。米の質だって、当然かなわない。そういう違う土壌で勝負したって当然同じものは求められない。しかし、邪道派のガイジン向け料理は 異文化のあまりにも違いすぎる味をブラジル風に味付けして、ブラジルの誰でも美味しく食べられるように改良されている。日本の素材を生かした、とか、季節感漂う海の幸、とかを求めている人にとっては まったくの邪道で眼中にないかもしれないけど、材料も調味料もまったく日本とは別物のこの国で食べるには こっちの方が正しいかなあと思ったりする。出てきた料理は*刺身&寿司(サーモンの入った巻き寿司のてんぷら、クリームチーズと魚のカワのたれ焼の巻き寿司、白菜で巻いた巻き寿司、いくら、イカの辛子明太寿司、ETC)*炉辺焼*天ぷら*揚げ焼そば* 牛肉の生姜ソース和え* イカのソテー* ヒラメの鉄板焼* フィレミニョンの和風ステーキほんっと まだまだあったのだ。全部思い出せないほど たくさんの料理を頼んだ。おまけに デザートだってちゃんとあった。* バナナソテーオレンジソースがけアイス添え* パイナップルのコンポートアイス添えもう、お腹がはちきれそうなほど食べましたとも!食べ終わるごろには、店内は人で一杯で、店前には行列までできていた。それにしても、店の主人は最初からずっと店内で 客の様子をずっと見ていて、お会計の時にはテーブルまで来て、料理はどうだったか、改良すべき点はあるかなど聞いてきて、気持ちのよい応対をしてくれた。値段は他のRODIZIOに比べてちょっぴり高かったけど、内容が充実してて、元は取ったという感じでした。
2005年01月30日
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皆さん、はじめまして。ブラジルに住んでいるナナです。お兄ちゃんのケンケンは26日から学校が始まったんだけど、私は来週からなので、毎日父に怒られながら夜更ししては朝11時頃まで朝寝坊、という生活を続けているわ。朝寝坊は気持ちがいいけど、やっぱり学校の友だちとわいわいと楽しくおしゃべりできないのはつまんない。来週の新学期が楽しみで楽しみで、学校に持っていくカバンの中の文房具を毎日ひっぱりだしては溜息ついてるの。最近ずっと雨降りでろくに外出もできてないからよけいにね。それでも、昨日は天気が悪いながらも、近所の商店街に繰りだしたの。母がいきなり中華が食べたいと言い出して、お昼にレストランに行くことになったのね。でも、わたしは中華だなんてだーいっキライ。やっぱ、子どもはマックでしょ?そこで、まずマックに寄ってハッピーセットをテイクアウトして、それを中華レストランに持ち込んで母が中華を食べている横で私はハンバーガーを食べるというのはどう?と提案したわけよ。母は「またマック?マックのどこがそんなにいいのよ。」と渋りながらも承知してくれたわ。ラッキー!マックは味もさることながら、マックのハンバーグを食べているという事実が夢見気分にさせてくれるの。おもちゃもやっぱり全種類集めたいしね!そういう訳でまずマックに寄ってハッピーセットを購入した後、中華レストランへ向かったわけよ。そのレストランは母の元生徒の台湾人が経営していて、昼はポルキロ(量り売り)になっているから、ひとりでもいろいろな種類の味を堪能することができるのね。母はあれこれ皿にとって、あっという間に山のようになったわ。取りすぎてちょっと苦しんでいたけど、いつものようにきちんと全部平らげたの。ほんっとお見事。私なら到底無理だわ!そのレストランには バナナのカラメルがけのデザートがあって、それはあめ色にピカピカ光っていて、バナナに目がない私はとっても食べたくなったからおねだりしたの。ハッピーセットの後のバナナのデザート・・・。それはそれは至福のときだったわ・・・。でも、夢のように楽しかったのはここまで。これからが 悪夢だったのよ・・。それから、近くの商店街にぶらぶらと出かけて行ったわ。その商店街はショッピングモールとちがって、まともな商品がないの。ほとんどが粗悪品か、中国産のパチ物。それでも、いつも人でごった返しているの。私たちがそこに行くのは久しぶりだったけど、母は私とケンケンのために時計を買いたがっていたから、時計が置いてある店を念入りに探したわ。そこで売っている時計はまともなものがなくて、メイド・イン・チャイナのちゃちいもの。母曰く、どうせあんたたちに持たせたら、半年も持たないのだから、これで充分だと言うし、私自身、こういう時計の方がカラフルで、ピカピカとランプがついたりして可愛いから、全然かまわないのだけどね。そんなこんなで、ケンケンに15レアイス、私に12レアイスの時計を選び、お会計の段階になって、現金か小切手でしか払えないということが発覚したの。その時の母の所持金は17レアイス。・・・信じられない!!母が言うには、さっきのレストランで使えると思っていたカードが使えなくて、お金で払ったそう。でもさっきのレストランは15レアイスだったから・・・ん?30レアイスしか持ってなかったってこと??お金が足りない・・・母は少し考え、なんと けんけんの時計だけ 購入したのよ!!信じられない。私はあの時計がとっても気に入ったのに。とっても口惜しかったから、むくれてやったわ。むくれていたら自然になみだ目になって、涙も流れてきた。母は 「明日もこの辺に来る用事があるから、その時に買ってあげる。それより、もっといいものがあるかもしれないからもう少しお店を回ろう。」と提案したの。このままうちに帰ってしまうのも詰まんないなと思って、OKして、私が行ったことのない高架下のあやしいテントのような店にも行ったわ。そこは遠くから見るだけで、やばそうなところ・・。ちょうど、神戸の高架下の感じによく似ている、と母が言っていた。神戸はわりと掘り出し物があって、楽しい雰囲気だと言っていたけど、ここはそれとは程遠いの。ヤミ商売・・という言葉が一番あってそうなあやしーい雰囲気。ビニールで隣の売り場との仕切りをしただけで、段々状のテーブルにパラグアイから入ってきたような粗悪品が所狭しと売られていたの。ま、結局、そこでは 買い物はしなかったんだけどね。何事も起きなくてよかったわ。ホンっとなんてとこに連れて行くのよ、ウチの母は、まったく・・。しばし歩いて、大したものもなさそうだから、そろそろ帰ろうということになったのだけど、随分歩いてしまったから、私も母もかなり疲れていたわ。小雨も降っているし、バスに乗って帰りたいな、と言ったのだけど、母は 残金が2レアイスしかないから無理だ、と言い放ったの。なんてこと!「ナナ、がんばろう。」と母は言い、私も諦めて歩くことにしたわ。それでも、途中でのどが渇いて仕方がなくなったから、残りの2レアイスでオレンジジュースを買って、少し座って飲んで、それから再び頑張って歩いたわ。ウチに着いたら足はもう神経がなくなってしまったように疲れきって、しばらくソファに横たわっていたわ。ほんっと、ウチの母ったら、いつもいつもこうなの。お財布にお金がいくらあるか確かめもしないで、ふらっとでかけてしまうから、肝心なときにお金が足りなかったりするのよ。それでも、母はけろっとしてるんだけど、私の身にもなってみてよね。たまったもんじゃないわ。父が帰宅してからその話をすると、同情してくれたわ。だからって、けちな父と外出すると、それこそなんにも買ってもらえないから、どっちもどっち!ふう、悩みは尽きないわ・・・。
2005年01月29日
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先日も書いたがこのところサンパウロは雨降り続きである。今ネットで調べてみたところ、気温は17度、結構寒い。一週間前まで袖なしで出かけていたことを考えると嘘のようだ。ちなみに、週間天気予報はここ1週間ずっと雨。ガックリ。お出かけできないジャン!きのうからけんけんの学校が始まったため、また早起き生活が始まった。休み中の私は8時に旦那に起こされ、会社まで車で送っていたが、ケンケンの学校の開始時間は7時なので、6時前に起きなければならない。一日目の昨日はなんとか・・・起きることができたが、今日は眠くてたまらない!夜更かしして、教材作りに励んでいて、気がついたら午前2時半だったのだ。毎日8時間は寝ないと体の調子がよくない私は 四時間半の睡眠で 半分眠ったままベットから立ち上がり、朝ごはんやケンケンの学校で食べる間食を作った。それから、ケンケンを起こし、朝ごはんを食べさせ、準備が完了したら車で連れて行った。家から往復15分の距離なので、すぐうちに戻った。旦那はその間に起きていたようだ。シャワーを浴びたり朝ごはんを食べる間、私は居間のソファーに横になって毛布をかけて、だんなの支度ができるのを寝ながら待った。旦那を会社へ連れて行かなければならないからだ。40分ほど寝たところで旦那に起こされ、よろよろとゾンビのごとく立ち上がり、車に乗り込んだ。ダンナの会社までは20分ぐらい。帰りの運転含めて40分。家へ戻ってベットに戻ろうかと思ったが、ソファで寝たほうが早く目が覚めるかも、と思い、再びソファに横になり毛布をかけた。すると、私が横になったのを見て、二匹の猫が大急ぎでやって来た。我が家の二匹の猫は 子猫のときにうちに来てもう1年ちょっとになるのだが、臆病で怖がりで、にゃんにゃん擦り寄ってくることはほとんどない。ちょっと寂しい時に 人の脚にすーっと 一、二回体を寄せてくるだけで、抱っこさえあまり好きではない。まるで空気のようにそっけない猫たちなのだが、人が寝ているときにかけている毛布の中がぬくぬくなことをよく知っている。抜け毛がひどいし、一時期のみが繁殖してひどい目にあったので、今は寝室にさえ決して入れないようにしているのだが、毛布のぬくもりは覚えているようで、よりそっけない白猫のキキが大胆にも胸の上に乗ってきた。「おいで。」と毛布のはしを少し持ち上げてやると、間髪いれずにすっとはいってきて、しばらくごろごろ言いながらふみふみしたかと思うと、横向きに寝ている私の胸の前にぴったりと体を寄せて腰を下ろした。もう一匹のシャムネコのネオはというと、二匹の猫間では上位に立っていていつもえらそうなくせに、キキよりもずっと臆病なやつで、遠慮がちに私の足元の毛布を陣取り、これまたふみふみしてからどっかりとくつろいでいる。足と胸をしっかり猫ちゃんたちに温めてもらい、気持ちよく寝入ってしまった。そうして寝ているとき、電話のベルが鳴った。あ、取らなきゃ、と朦朧とした意識の中で思い、目を開けようとした。そ、それが 開かない!のだ!!一生懸命目を見開こうとするが、眉の上の筋肉がかすかに上に持ち上がっただけで、肝心のまぶたが開かない!!さらに 頑張って目を見開こうとすると、やっとまぶたが開いた。でも、眼球が動かない。(爆)きっとその時の私の目は まぶただけ開いた白目のゾンビみたいだったはずだ。結局電話を取ることができなかった。信じられない。電話の呼び出し音も切れたし、一応留守電が残ったようなので、諦めてまた眠りについた。すると次は同じ居間にある水槽からぐおんぐおんと変な音がしていることに気がついた。さては猫??やっとのことで目を見開き、私の体の上にかかっている毛布を見ると、ネオがさっきと同じ体勢で寝ているし、キキだって毛布の中にいる。きっと、酸素を送り込む機械の中にごみか何かが詰まったのだろうと判断し、ふと時計を見た。・・・10時半・・・。いやあ、いくらなんでもそろそろ起きなければ、と体を持ち上げようとしたが、まったく手足の先まで神経がどうにかなってしまっていて、動かすことができないのだ!!胸と足元が猫の39度の体温と重みで、しっかりとしんまで温められている。全ての筋肉がそのぬくもりでしびれるほどに緊張をやわらげられ、力が抜け切っている。アア、ダメだわ、でも、休み中なのだし、寝てもいいじゃないかと思い直し、結局11時過ぎまで寝てしまったのでした。確かに、睡眠の途中に何度か中断が入ってしまったら、その後普通以上に寝てしまう、ということもあると思うが、今回は 猫の魔力か!?とは思わずにはいられないほどの睡眠体験でした。それにしても、子どもが学校で勉強している間中、猫に温められて寝ている母親ってどうよ??
2005年01月28日
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今年の夏は比較的暑いのだが、やっぱり夏イコール雨で、ここ数日しとしととふり続けている。お陰で 休み中だというのに、一日中うちにいて出かけられない。うちにいると、やっぱり来週始まるクラスのことが気になってしまって、コンピューターの前に一日座り込み、漢字の練習問題などを作って時間をつぶしてしまう。漢字の問題を作るのは 習った漢字をより多く組み合わせて例文を無数に考えなければならないし、習った漢字とそうでない漢字をそのつど把握していなければならないので、結構疲れる。そうやって、疲れたら自動的にネットに入ってしまう。 楽天のリンクしている日記を読んで書き込んだり、気になる言葉や映画があれば検索したりして、一日なんてあっという間だ。この休みこそは新学期に向けて、教材作りに精を出そうと決めていたので、ほぼ一ヶ月こういう生活を続けていることになる。週末は家族サービスで出かけてはいるが、子ども中心に行き先を決めるし、特に先週末は結局涙の一滴も出なかった『冬ソナ』を鑑賞し、どこへも行かなかった。一日中憂鬱な雨がしとしとと降り続いている・・・。どこへも行かず一日コンピューターの前・・・。さすがに気分転換がしたくなり、旦那が帰ると、「あーあ、毎日お家じゃあつまらないなあ。」と不満を漏らした。「じゃあ、何処かいこっか?」「でも、今日はクラスが二つ入っていて、終わるのが10時になるよ。」「じゃ、その後に 呑みに行こう。」 そうやって、私は仕事、旦那は家でエアロバイクで汗を流し、私の授業が終わり次第、車で近所のビアホールが多く点在する道へ繰り出した。旦那は近場で会社の友達とhappy hourをする(仕事帰りに一杯引っかける)ことが多いのだが、私は夜をメインに働いているので、近場の飲み屋へ行ったことがなかった。行くとしたら、サンパウロのジャズの生演奏を聴ける店などで、友だちと気軽に生ビールとポテトで呑む様な気軽なビアホールへは行ったことがなかったのだ。その道には たくさんのBarがあることは知っていたのだが、行ったことは一度もなかったので、旦那にお店のチョイスをお願いした。旦那は 入ったことのない大きくて目立つ流行っていそうなbarがいいと言い出し、そこにした。車を止め、中に入ると、月曜日だというのにテーブルが全て埋まっていて、幸い空いていた二人がけのテーブルに座った。簡素な木のテーブルにつき、メニューを広げて旦那が何か一言発した。聞こえない・・。周りががやがやとうるさくて、目の前に座っているだんなの声が聞こえないのだ。天井は高かったが、bar中の人々の話し声はエコーのようにうおんと鈍く響き渡り、静かな生活が当たり前のように過ごしている私は 頭がくらくらしてきた。「店、かえる?」折角、テーブルについたのだし、メニューをウエイターさんが持ってきてくれ、注文を受けるのを私たちの横で待っているのだから、今更いいよ、と言った。だが、もっといい店があるからそこにしようと だんなが言うので、店を出た。そのダンナの言う店は 同じ道の次の角にあった。 外観はよく似ているが、中に入ると随分違った。もっと落ち着いた感じ。天井が高く広い店内は 四つの空間に分けられており、一つはメインの生ビールを冷やすメタルの機械がアクセントとなっている、トラデイッショナルな雰囲気の 少人数用の丸い小さな黒テーブルが並んでいる空間。もう一つは その延長でオープンテラスになっている空間。そして、メイン空間の向こう側にあるラタン椅子や噴水、観葉植物が飾られている、もっとカジュアルな空間、それから、その延長の オープンテラスになっている大人数用の空間だ。 さっきの店よりも雰囲気はずっといいのだが、客は随分と少ない。どうしてだろう?旦那に聞くと、barにはいろいろな性質があって、さっきのうるさい テーブルとテーブルの間が近すぎる店は ナンパ向けなのだそうだ。男同士、女同士で呑みに行くところなのだと教えてくれた。なるほど、テーブルが近いから、隣のテーブルに座っているグループの品定めも簡単だし、断られるのを心配せず 気軽に声もかけられそうだし、がやがやとうるさかったら話しかけるときに自然と顔を寄せる形となる。この雰囲気のよいbarは カップルでゆっくりと雰囲気に浸りながら呑む場所なのだそうだ。テーブル間がぐっと離れていて、隣のテーブルとは遮断される。雰囲気がいいから、ナンパして無視されたら、惨めになりそうだ。なるほどなるほど。 久々にカクテルを頼んだ。ブランデー系ベースのあまり甘くないさっぱりとしたものを呑みたいと思い、メニューを探すと、barオリジナルのカクテルが美味しそうだ。ハバナクラブ、キウイのリキュール、ミント、そしてココナッツ水のカクテル。旦那は いつものテキーラサンライズにした。旦那はどうせ飲めないので、いつも残りは私が呑むことになるのだが。つまみは 三種類のキノコのワイン焼とクラッカー。雰囲気はいいし、MPB音楽も心地よいし、カクテルも美味しい。楽しいなーと思っていたら、急に旦那が無口になった。「どうしたの?」「酔ったみたい。」「・・・・・・・・・( ̄△ ̄;)」カクテル一杯で酔うか~、普通???ヽ(。_゜)ノゆっくりして、帰宅したのが0時過ぎ。10時過ぎに出て0時にかえったから、たったの2時間だったけど、いい気分転換になりました!明日からケンケンの学校が始まるから、平日の10時以降のお出かけはしばらくは無理であろう・・。
2005年01月27日
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きのうは『冬ソナ』の話題で、ものすごいヒット数でした。それだけに、自分が良さが分からないのが口惜しい。なんだかとっても損してる気分・・。もう一回観たら、はまるかな・・・?いや、ますますテンポの遅さにイライラして、前回以上にリモコンびゅんびゅんしそう。ほんとにほんっとにほんっとに、良さが分からないんですねん。 さて、今日は サンパウロ映画館紹介第三弾です。 「CINESESC」という、やっぱりLUANAの好きなインディー系作品を上映している映画館です。 ここも他のESPACO UNIBANCOや MULTIPLEX BRISTOLなどのミニシアター系映画館(ちっともミニではなくて どでかいのですが)の近くにあって、ここも同時期に改装しました。以前はやっぱり かび臭く、古い映画館でしたね。
2005年01月26日
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この土日に冬ソナ制覇いたしました~!涙が出て出て翌日目が腫れまくるという、純粋すぎてこちらまでピュアになっちまうという、皆一生懸命なのに不幸になってしまうという、韓流フイーバーを起こした元凶(!)という、出演俳優来日の際、成田に前代未聞の数のファンが詰め掛けたという、日本中のおばちゃまを虜にしたという、かの話題(←もう過ぎてますか?)の あの 『冬ソナ』 を!!そりゃもう、外食の予定諦めて、子どもとの動物園行き、昼からのクラブのプールでの家族でのレジャーを全てキャンセルしての鑑賞でした。でも、しかし、ところが・・・・ううう、魅力が分かりませぬ~!このLUANA、見事 涙一滴も出ませんでした~!しかも、ちっとも楽しめませんでした~!その上、鑑賞後「時間の無駄遣いをしてしまった・・・」とがっくりとしてしまったのでした・・。私って 冷血人間??*私の不満点*その1; 感情移入できる登場人物が一人としていない。ユジン → はっきりせず、周りの人間を傷つけている。超自分勝手。嫌いこの人。サンヒョク → 最悪。相手の気持ちも尊重せず、自分の好きだという気持ちを優先して、どんなことをしても女を自分の鳥籠に閉じ込めておきたい人。嘘はつくし、ライバルを陥れるし、それはもう恐ろしい人間です!こんなやつに愛されたら最後!デス。チェリン → 策略家。しかし、性悪ぶりは前半のみ発揮。その後は割と健気。ミニョン → 次長(じいや)に仕事押し付けて、恋愛だけに生きる男。仕事しろよ自分。ジュンサンの母親 → 嘘つきオンパレード。子どもの記憶植え替えて、周りに嘘を通して、バレたら、「ごめんなさい、こう信じたかったから・・。」こんな母親は嫌だア!候補ナンバーワン。高校時代の友人たち → 君たちホントに友達なの?ってぐらい、噂ばっかしているし、優しくない。こんな友達ならいらない!唯一人間らしい好感持てる人といったら、次長さんでしょうか?その2 ;話がありえない。そして、ありきたり。*幼なじみの女の子を好きになり、自分を好きになってくれる見込みもないのに 30ぐらいまで脇目を一秒どころか一瞬ともふらずに愛し続ける・・・。男って・・・できるんですか?*女もはっきりとどちらかに決めず、二人の男の間を行ったりきたりしている。本当に好きな男ははっきりとしているのに 迷うということがどうも・・。やはり SEXのない愛というものはそういうものなのだろうか?さっさと最後まで行ってしまったらはっきりするのだろうが。*10年以上もひいていないピアノ曲を 記憶も失っているのに、さらさらっと弾けるだなんて ありえない・・。ピアノやってた私自身証明できます!事故、記憶喪失、運命のいたずら(出生)、病気、など ドラマにつきもののお決まりの災難。妊娠のみなし・・か。思いつくだけでもこれだけでてくる突っ込みどころ。その3 ;設定がありえない*チェリンのブテイックって、超高級で、どこからあの資金が出てるのか、一人であれだけのものを経営できるものなのか、ちょこっとフランスへ留学しただけで、下積みもなしに本当にあれだけのことができるの?*サンヒョクのお父さんは大学教授だけど、あんな富豪のような生活ができるものなの?*ユジンやサンヒョクはちょくちょく仕事中抜け出しては、いろいろ遊びにいっているけど、そんなことが許されるの?その4 :感覚がどうしても共感できない*そんなに初恋を成就することが大切なんですか。何かと「初恋の人だから・・」を乱発する。それで??って感じなのですが・・。*「守ってあげられなくてごめん」「幸せにしてあげられる」っていうのっってどうでしょ?「幸せ」って人にしてもらえるものじゃあないと思うのですがね・・。「幸せにしてみせる」だなんてなんて傲慢というか、自分を買いかぶっているというか・・。*「私、心配しすぎて死んじゃう・・」「もうびっくりして死んじゃうかと思った!」と「死ぬ」を乱発しすぎ!!なら心配して死んで見ろよ!とかって思ってしまう。「死ぬ」ことは並大抵なことではないのです。*「約束して・・」できないような約束を強要する・・。やたら「約束」と言う言葉が耳についた。約束しなきゃダメ??怖いよー!その5 : 話に深みがない。ありきたりの話で、涙をぼろぼろ始終流している主人公。彼女の涙と反比例してこっちが冷めちゃいます。なんか表面だけで奥がないというか、「愛してる」に重みがないというか、薄っぺらいんです。ほんとうに感動させる物語って、言葉や涙で語らせるものではないと思うのですねー。ただ、女優さんが綺麗で、それは見ごたえがありました。チェ・ジウは地味なんだけど、どこから見ても綺麗なんですね。下を向いても横顔も、泣き顔までも。スレンダーな体と色白の肌が彼女の魅力を倍増していました。パク・ソルミは ほんっと美しくて可愛い!漫画にかけそうなほどまつげが長くて目が大きくて、黒目の部分が大きくて黒く光っている。口も肉感的で果実のよう。冬ソナ、愛しちゃっている人には辛口で申し訳ないのですが、これが私の感想です。もう二度と韓国のドラマを見ることは無いでしょう・・。でも、映画なんぞは 結構レベル高いと思うのです。キムギドク監督は 私の一番気になる監督だし。私と同意見の方、いらっしゃいます?
2005年01月25日
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土曜に恒例の日本語教師会へ行ってきた。今年最初の総会ということで、普段来ない教師や学校責任者も現れ、茶菓子もいつもにもまして豪華だった。今年の行事予定や日にちを決めたり、それぞれのイベントについての意見交換を行ったりした。その教師会での収穫・・とは・・・教材・・・アイデア・・・教授法の秘訣・・・・のいずれでもない・・・・。* ずいき* みょうが* ねぎ* なたね油そして・・・・* 『冬のソナタ』録画ビデオ全巻!!!だったのだ!うちの地区会って、村の寄り合い かいっっ !?!!メンバーの中で一番新入りで、一番若い私は とっても可愛がられているのだ。ホンマにありがたいこっちゃ・・・。「ずいき」は初めて目にするシロモノで、勧められたときも、料理法も分からないし、遠慮していたのだが、ご丁寧にもレシピをいろいろとくださって、誰よりも多く分けてくださったのである。皮をむいて切ると 中がスポンジのようにすかすかで、なるほど味噌によく合う。味噌炒めにし、クリエイティブな私は 残りはチゲ鍋に入れました!チゲ鍋に「ずいき」を入れた人って私ぐらいなのでは???美味しかったですよん!みょうがは教えられたとおり、鰹節をおしみなくかけて、醤油和えにしました。これまたサイコー!菜種油は 田舎に別荘を持っていらっしゃる方が 自家製のものをペットボトルに入れて、一人一本ずつくださった。そして、冬ソナ・・・。土曜と日曜一日かけて制覇しました。えっへん!冬ソナの感想は明日にでも・・・。
2005年01月24日
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内容:恋人がいきなり自分を無視し始めた。まるで本当に見知らぬ人のように。男には訳が分からない。しかし、郵送されてきたクリニックの手紙で、彼女が彼の記憶だけ削除したというのだ。失恋の痛手に苦しむ彼もまた、彼女の記憶を抹殺してくれるよう依頼する。しかし、削除の作業を進めている最中、だんだんと楽しかった記憶を思い出し、中止しようとするのだが・・・。 ジムキャリー、ケイトウインスレット主演の映画。シリアスな演技のジムで ちょっとびっくり。いつも底抜けにオバかな役を演じる彼がシャイで内気な男性を演じるのだが、意外とぴったりとマッチしている。もしかしてトムハンクス路線狙ってる?逆に 真面目なイメージのあるケイトウインスレットが 明るくて何処か飛んでいる女性を演じる。一見ちょっと引きそうなタイプの女性だが、丁寧な人物描写をケイトが魅力的に演じきり、二人が惹かれあったのがものすごーく自然に納得できた。全然違うタイプの二人。一人では埋められない孤独を 自分とは正反対の相手と一緒にいることによって 人生が楽しく薔薇色になっていく様子が見ていて「恋っていいな」と思わせる。その結果的には険悪ムードで終わってしまう恋の素敵な瞬間を 時間を逆行して見せることで、本当にピカピカと光ってかけがえのない記憶だと観客にも思わせてくれるのだ。恋は終わるときは本当に辛く記憶を全て消し去ってしまいたいものだが、当然出会えたこと、生きていることに心から感謝したくなるようなかけがえのない瞬間もあって、その記憶を消してしまうことというのは 本当にもったいないもの、人にとって一番貴重な宝物を手放しているようなものなのだなあということを感じさせてくれる映画だった。そして、登場人物は恋をした記憶を消し去ったあと、再会してやっぱりまた惹かれあっている。実際の恋と言うのは 相手だけでなくタイミングなども重要な要素なのではとも思うのだが、この映画はこういう結果でよかったのではないのかなー。 かなり複雑な内容の映画だが、どんな「愛してる、離れたくない」のラブストーリーよりも恋愛中の楽しさ、まさに二人で一つ!といった恋の輝きを感じることができたように思う。私自身は直球型の映画が好みなのだが、これは話があちこちに跳び入り組みながらも主旨は外れることがなく、逆にあちこちと動き回るデティールが味わい深さを加えていて、なかなか難しい試みに見事成功した個性的な作品だと思う。そして、クリスティン・ダンストもうまいんだなー。地味な受け付け嬢が戸惑いながらもまっすぐに好きな異性にモーションかけるとこなんか、ぞくぞくした。彼女の目は陰があって暗いのに、ひきつけられてしまう妙な魅力がある。他の登場人物も一人一人に感情移入してしまいそうなぐらい人物描写とキャステイングがばっちり。映画館で上映もされていたし、dvdにもなっていたのは知っていたのだが、いつも素通りしていた。お勧めしてくれたsunnyさん、どうもありがとうです!
2005年01月22日
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昨日、子どもたちと近所のショッピングセンターへ行った。遊びに行ったのではなく、子供の残りの学用品類を買いに。用事を済ませ、しょぼいショッピングセンターでうろつく気も起こらず、ショッピング前にある,緑がいっぱいの市立公園へ足を伸ばした。この間行ったサファリパークで購入した餌がまだかなり残っていたから、公園の池にいる魚や亀、鳥などにやろうと 二人ともそれぞれ餌の入った箱を持っていった。朝から天気が悪く、どんよりとした白い雲が空全体を覆っていた。降り出したらいやだなーと思いながらかさを握って、公園に向かい歩いていると、ぽつりぽつりと雨が落ちてくる。「降り出したから引き返そうよ!」と私のとめる声を無視し、ひたすら歩いていく子どもたち。さすがに公園を目前にして、引き返すなどできないものなのだろう。仕方なく諦めて公園に着くと 人はあまりいなく、池は昨日降った雨でにごっている。その公園はわが町で最大のもので、緑が多く、子供の遊ぶ遊具のコーナーの他に、サッカーやバレーなどのコート、体育館、ジョギングコースやいくつかに仕切られた池などもあって、市民の憩いの場となっている。24時間ガードマンもいるし、物騒なブラジルでも比較的安心して遊ぶことのできる貴重な公園だ。池のそばに行くと、大きなコイが泳いでいるのが見えた。早速餌を投げ入れ始めた。すると、あちこちからコイや他の魚、亀までもうようようよーと集まってきた。はとまで遠くから飛んできた。普段こちらを見向きもしない亀たちが寄ってきてくれたのが嬉しかったようで、二人とも大喜びで餌をやっていた。が、小さな箱に半分ほど残っていた餌はあっという間になくなってしまった。しばらく、細長い草の葉をちぎって 餌を求める亀の口をつんつんとつついて遊んでいたが、餌がないと分かった亀たちは少しずつ退散し始めた。「あーあ、なにか亀にやるものがないかなあー。」そうつぶやいている子どもたちの声に ふと公園の入り口にたわわになっているグアバの実のことを思い出した。一本だけはえているグアバの木はたわわに小さな実をつけていた。まだ緑色で小さく硬いのだが、下に風や鳥によって落とされたらしい果実がいくつもあったのを思い出し、それを拾って子どもにやった。 子どもたちは喜んでそれを持って再び池に戻り、少しずつちぎりながら投げてみた。すると、再びあちらこちらから魚や亀が集まってきて、ぱくっと食べてくれる。子どもたちは大喜びで、小さなグアバをあっという間にちぎって魚たちにやったかと思うと、走ってグアバの木の所へ戻ってくる。私はグアバの実調達係になってしまった。 しばらくして、それを見たほかの子どもたちがグアバの実を亀にやることをまねし始めた。ついには木になっている実まで 枯れ木で枝をたたいて落とそうとしている。なんと そのきちんとした身なりをした母親もどこからか折れた竹を持ってきて、木を揺らし、たたき、木の実を取ることに加担している。やれやれ、自分のことしか見えていないブラジル人だからブラジルの町はきたないのだよなと またひとつがっかりした。ついにはうちの子供までまねしそうになったので、結構大きな声で、「この木はこの公園のもので、木についている実はとってはいけないんだよ。皆が同じようなことをしたら、この公園の美しい植物は皆なくなってしまうよ。」と注意した。子どもたちはすぐ納得して、草むらを棒切れで探って地面に落ちている実を捜し始めた。木から実を叩き落していた子どもたちは私の一声で木の実をとるのをやめ、母親と共に退散して行った。そんなこんなで亀の餌付けを楽しんでいたが、5時になったので私たちは公園をあとにした。それにしても、亀や魚って グアバを食べるのだなあ。さすがブラジルなり!と感心したのだった。青いグアバの食べ過ぎで、お腹壊してませんように・・。************************夜は楽天で知り合ったCHIZURINさん夫妻と イビラプエラの「焼鳥屋」で合流。GABBYNAさんの日記の印象(ブラジルファッション・日系人のよう・セクシーボディ)で、妖艶な豊満ムチムチ美女を想像していた(!)のだが、実際には冬ソナのチェ・ジウに似たスレンダーな笑顔の可愛い人だったので、なんだか安心した。(爆)だって、私が想像していたのは、かたせ梨乃だとか、武田久美子、ブラジル人有名人でいうと LUMA DE OLIVEIRA、VERA FISHER系の妖しいねちねちとしたSEXYオーラプンプンの人だったので。妖艶流し目光線びびっ!と流されたらどうしよーと密かにびびっていたのだ。(←女の私がびびってどうする?) <凄いファッション!!どーにかして!!Luma de Oliveira> <右がVera Fisher。こういうタイプの人たちが現れたらやっぱり引くよね?> しかし、その爽やかな外見と可愛らしい印象のHPとは裏腹に 結構意外な発言がぽんぽん飛び出して、子供の頃から厳格な家庭に育った旦那と、これまた生真面目な親と環境で育った私は 目を丸くしていた!いやあ、同じように日本人で、ブラジル人と結婚して、海外で生活していても、ここまでも違う人もいるもんだなーと興味深かった。私にとっての「当然」は彼らにとっては違うものだし、彼らの常識は 私たちにとっては「驚愕」だったりする。これぞブラジルのテレビ番組のテーマにもなっている『OS NORMAIS』である。「普通の人」なんだけど、みなそれぞれに持ち味があって、「普通じゃない」。一人一人の価値観も微妙にずれていて、とある人が普通だと思っていることが、他のある人には普通じゃない。逆も然り。皆「普通」で、そして同時に「普通」じゃない。これだから、人って面白いのだよなあ。普段見過ごしているようなことを気づかせてくれる。そして、ネットは 普通なら出会うことのないであろう人を結び付けてくれる。ネットで知り合った人に会うのは実はたった三人目なのだが、ネットでのイメージと現実のその人とのギャップを見るのもゲーム感覚でほんっと楽しい。 3時間弱は本当にあっという間に過ぎ、まだ話の序章・・といった感じのときにもうお開きの時間になってしまったのが少し名残惜しい。彼らもよく外食するし、韓国料理やアラブ料理も好きだということで、またご飯食べに行きましょ!と約束して別れた。chizuちゃん、またあそぼーね!
2005年01月21日
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だんなが4本ほどDVDを借りてきた・・がすべて私好みでないタイプの映画で、サスペンス系ばかり。サスペンスはどきどきして、苦手なんだよなあ・・・。それでも、この映画はジョージ・クルーニー初監督、ジュリア・ロバーツやドリュー・バリモアが低予算映画のため低いギャラで承諾した、ジョージクルーニーへの友情出演ということが話題になっていたのもあって、観てみた。 アメリカの天才テレビ番組プロデューサー、チャック・パリス自伝をもとにした映画。表は名テレビプロデューサー、そしてアメリカ諜報機関CIAの諜報員という裏の顔を持つ彼の一生。名プロデューサーの経歴を スピード感あふれるタッチでシニカルに描き、さまざまな展開やエッセンスを加え、とても現実の人間の一生ではないようなミステリアスな人生に仕立て上げられている。映画の題名からすると実際の彼の本当の人生に フィクションの物語をミックスさせたもののようだ。映画は一人の男性の半生記としてではなく、あくまでエンターテイメント性の強いサスペンスとして描かれている。名声を得て脚光を浴びているが、とにかく忙しくて危険でストレスのたまる生活に慣れ楽しんでいき、深みにはまってピンチに陥るところなどはお約束の展開。最大のピンチにも 主人公の男はうまく乗り越えてみせる。普通の人なら再起不能になりそうな状況でも、もがき前進する彼の生へのバイタリティーはこちらをうならせるものがある。テレビ界に新しい旋風を加えバラエティ番組のありようを根本的に変えた天才!の貫禄。主人公の男優が いい。強烈な存在感がある人だ。サム・ロックウエルという俳優。そういえば、グリーンマイルの狂気の男やチャーリーズエンジェルの悪役で出ていたなあと 思い出した。だが、尻見せすぎ!(爆)しつこくて、余計だった。ドリューバリモアの柔らかな明るい雰囲気がとっても魅力的だった。メジャー系のコメデイ映画ばかりにでているから目立たないけど、実は元々天才子役だと絶賛されていたんだよなあ。この実は暗い話を 軽く仕上げてくれたのは ドリューの力量だったのかもしれない。他にも監督をしたジョージクルーニーやジュリアロバーツ、ちょい役でブラピやマット・デーモンなど主役をはれるスターが目白押しで、低予算映画の割には豪華な顔ぶれだった。全然期待していなかっただけに、意外に面白かった!しかし、映画は面白く作られているのだが、どうも生理的に合わない映画だった。単純な私には こういうこねくり回した脚本のものより直球型のテーマが明白な映画のほうが性にあっているということかな!
2005年01月20日
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ブラジルで1月はいわずと知れたバカンスシーズンだ。学校が丸々一ヶ月休みで、子どもの休みにあわせて多くの親も仕事の休みをとり、旅行に出かけたりする。私は日本語を教えているので、この月はまるまる休みで、まったりと過ごしたり、普段行けないような所へ行ったり、映画を精力的に観たり、という様なことがしたい!!と思っていた。しかし、2月から始まる子どもたちの新学年に先駆けて、いろいろと準備しなければならない。今月の二週目から配布される学用品リストを貰いに学校へ行った。けんけんは 今年から中学生。ぱっとリストを見ると、さすがに文房具などはリストの数がずっと減っている。わ、今年は費用が余りかからないかしらん!などとちょっぴりほっとしながら、とりあえずは時期を逃すと品切れになりやすい、教科書以外の本を購入することにした。見ると、けんけんは今年からスペイン語も習うようだ。英語は小学生のときから習っているし、次はスペイン語。まあ、スペイン語などは ポルトガル語の方言のようなものだから、楽勝なのだろうな。今年から英語の辞書も必要なのだな、ふむふむと考えながら、店員さんがリストに載っている本を集めているのを待っていた。「お客様、合計400レアイスでございます。」「!!!!?!」自分の耳を疑った。だって教科書は別に500レアイスずつ(けんけんとナナ二人)払ってあるのに、それプラス400だって??ちょっとがっかり・・でも、気を取り直して、次は文房具屋に向かった。文具はナナも小学校最終年だし、低学年に比べると随分と数は減っている。それでも二人で150レアイスかかった。それから、カバン屋。ナナは去年こちらでは高価なKIPLINGブランドの可愛いリュックを購入してやっていたので、買う必要はなかったのだが、KIPLINGのリュックの値段を聞いて憤慨した旦那が去年けんけんに安価のバッグを購入したので、あっという間に破れて擦り切れ、新しいものを購入しなければならなかったのだ。いろいろと新しいデザインのものがでていたが、粗雑に扱うケンケンのことを考えて、今年も安いものを購入した。(60レアイスなり)今度は中学校に入るけんけんのために FICHARIO(大学ノートの紙だけを入れて仕切りで仕切る大きな専用ファイル)を探しに行った。これまたピンきりで、簡単なただのプラスチックファイルのものから、ジッパーのついているもの、ペンや小物を入れられるポッケがついているもの、専用ベルトを取り付けるとバッグのようにさげられるものなど。全然どれがいいのか分からなくて、バッグになるタイプのものを購入。(←70レアイスなり)乱雑なケンケンは メガネの柄のところがぼきっと折れて使えなくなってしまっていた。何度も修理したが、一ヶ月持たなかったので、新しいものを購入することに。どの眼鏡屋も高いので、あちこち値段を調べて、一番適当なところで購入。(←170レアイスなり)新学期が始まって慌しくなる前に・・と 歯科へ連れて行った。小さな虫歯があった。(←120レアイスなり)そろそろ歯の矯正も始めなくちゃね、という話をして帰った。土曜日には精神科カウンセリングも始まった。これは月に200レアイス。それプラス学校の月謝一人400レアイス近くかかり、けんけんのクンフー、水泳、ななの体操、バレエ、今年からは新体操もするといっている。・・・嗚呼、ブラジルって金かかりすぎ!!だんだん気持ちが悪くなってきた。(←金使いすぎて)折角、お休みにいろいろしたかったのに、映画館も行かず、DVDで我慢し、ガソリン代がもったいないから極力サンパウロにも出かけず、毎日モンモンと暮らしているのである。(←先日ショッピングに一日に二度も行って、洋服を購入してもらい、その上お食事して帰ってきたではないかという突っ込みはしないでいただきたい。ほんとに この休みでよかったことといえばそれぐらいなのだから・・)当の本人(子ども)といえば、のほほんと「あー、ぼくレゴが欲しいんだよねー。いろいろなくしちゃったからさー。」「ママー、シールかってよお。とっても可愛いの。(←輸入物で6レアイスもする)」などとほざいている・・。親の苦労も知らず・・。喝!!働けど働けどわが暮らし楽にならず・・・
2005年01月19日
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昨日の日曜は 家族サービスデイで、サンパウロのサファリパークへ行ってきた。舅が一度も行ったことがないと言うし、子どもたちも小さな頃に行ったきりで記憶にないと言うので、早起きして皆で車に乗り込んだ。家からサファリまでは結構近い・・はずだったのだが、ちょっぴり道を間違えてしまい、少しだけ時間を食ったが、無事着き、入場料を払い、動物たちにやる餌も 子どもに一つずつ買ってやった。ケンケンの話では 友だちのルッカが『オレが家族でサファリパークへ行ったときに、象のいるエリアで車を止めていると、ドンという音がしたんだ。飼育係の話によると、象が足を乗せていたんだって。』と言っていたとのこと。え?象なんていたっけ?と思いながら動物を見ていたのだが、結局象はいなかった。けんけん・・・またからかわれちゃったね・・・。(泣)今回サファリパークで改めて発見したこと。* 鹿の餌の食べ方は 馬の食べ方に似ている!手に餌をのせて鹿に食べさせたんだけど、口をむしゃむしゃとさせるとき、口から鼻にかけての皮膚がべろんべろんとめくれる感じがそっくり。シマウマも然り。* 蝦夷鹿っぽい角のあるシカ(←名前覚えろよ自分)の角に細かい毛が生えていて、まるでスウェードのようで、気持ちよさそうだった。触ろうと手を伸ばすと、思いっきり嫌がって顎を引いて触らすまいとしていたので、怒らせて角で突かれてもイヤだから辞めておいた。* シカの鼻が 犬のようにきめが細かくなく、肌理の粗いブタの皮のようだった。その肌理の粗いシカの鼻に目が釘付けになって、吸い込まれそうな気分になった。やっぱり、自分自身、肌の肌理の粗さに悩んでいるためか?* エミュー(ダチョウの小型みたいなの)が口を半開きにして毛の少ない短い手羽ねを微妙に持ち上げて、ひょっくりひょっくりとこちらに向かってきたときは ぞっとした。私の座っている助手席の横に止まって、ひたすら頭をさげては首を持ち上げ と言うのを繰り返していた。羽は微妙に宙に持ち上げたまま。あれは何を意味するのだろうか?威嚇?気に入られた?それとも飯クレー?とにかく半開きの口をどうにかして~と叫んでいた私・・。がしがし自力で歩くタイプの動物園と違い、サファリは自動車なので、一時間もしないうちに 見終わってしまった。あっけなかったので、ちょっと気分転換に出口付近にあるお土産屋さんに車を止めて、ぶらぶら歩いていったが、見事にめぼしいものが何もなかった。中国産らしき動物のぬいぐるみ。このサファリオリジナルのぬいぐるみならまだしも、なかには人間っぽい手足のついた赤いハチのぬいぐるみまであった。あとBRASILの刺繍の入っただっさいTシャツや、唯一サファリのロゴが入ったプラスチックコップがあったが、10レアイス。誰があんなちゃちくて、ダサいコップになんか10レアイス払うんじゃい?思ったより早く帰宅し、実家でお昼ご飯。それから、うちに帰り、さてネット・・とコンピューターにスイッチをいれ、旦那も旦那専用のコンピューターにスイッチをいれ、それぞれ無言で日曜日の午後を楽しんでいた・・・。数時間後、ボム!という音と共に コンピューターのディスプレイ画面が消えた。そして、焦げ臭いにおい・・・。変電器がショートしていた。(この変電器は購入してから1週間しかたっていなかったから、取り替えてもらうことができたのだが、お店の人の話によると、スキャナーつきプリンターは電気を消費するので他のタイプに変えなければならないといわれた。)そんで仕方なく、めったなことでは見ないテレビの前に座り電源を入れると、なんとゴールデングローブ授賞式の日ではないですか??ゴシップチャンネルのE!をつけて、レッドカーペットに到着する映画スターたちのファッションを楽しみました。スターたちそれぞれのドレスやアクセサリーはブランドの一点ものでそれはディテールまですばらしいものなのだが、その中でも格別光っているのはノっている映画スターだなあとおもうのは私だけ??ニコールキッドマン、相変わらず品のある美しさでピカイチでした。
2005年01月18日
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ドイツ映画。二年ほど劇場公開していたものを見逃してしまったが、ケーブルテレビでたまたまやっていたので、鑑賞。 80年代、ある若者グループは 建物を占領し、自分たちの権利(自由主義経済反対か?)を主張していた。それから15年後、そのグループも既にばらばらとなり、それぞれが自分たちの人生を歩んでいたが、突如として、もう一度グループは集まらざるをえなくなった。何年も前に ある空き家(当時は官僚の家だったらしい)に仕掛けた自家製爆弾が爆発してしまい、警察がその爆弾を作った犯人を調査し始めたからだった。見付かると、自分たちの平穏な今の生活が どん底に落とされてしまう。どうにかして、彼らの行く手を阻めて、見付からないようにしなくてはならない。もう、とっても軽くて明るい映画です。『ローラ~』や、『グッバイレーニン』系の 新しい現代的なドイツ若者映画で、さっぱりと観られる映画です。でも、あとなーんにも残りましぇん。映画に そういう気楽さを求めている人にはぴったりの映画だといえるかな? 2002年の映画ですが、日本では公開していないようですね。 割と受け入れられやすいようにも思うけど?『アンナとロッテ』の女優が出ていました。
2005年01月17日
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2003年のヴェネツィア映画祭で金獅子賞と新人監督賞を取ったというこの作品。SUNNYさんもお勧めしていたことだし、かるーい気持ちで借りたのだが、物凄い傑作だった! あらすじ:母親とつつましく生活していた二人の兄弟のもとに ある日突然12年音信不通だった父親が帰ってくる。顔さえも覚えていない父親の登場に二人の兄弟はとまどう。その近寄りがたいほど威嚇的な存在の父親と小旅行をすることになるが・・・。ミステリアスな父親は 何も説明せず、語ろうともしない。母親も子どもに何も言わない。突然うちに帰ってきて、家長然と寡黙に振る舞い、母親も静かにそれに従う。子供たちも今までいなかった父親に対してどう振舞うべきなのかわからずぎこちない。はじめは興味しんしんでワクワクしていた二人だったが、旅行が始まってから片や不信感を募らせたり、片や慕って気に入られようとする。しかし、12年の歳月というのは長すぎたようだ。父親は子どもの接し方がわからず、まるで新兵に接するように厳しく扱う。始めは 偉ぶっているのか?と思えたほどの傲慢さだったが、映画が進むに連れて、父親は12年の不在分を取り戻すかのように 一生懸命物事を教えているのがわかる。しかし、母親の愛だけを受けてきた子どもたちにとって、その大人の世界は厳しく衝撃的で刺激が強く、心地の悪いものだった。ついにその違和感は爆発して、父と子はぶつかり合うのだった・・。 登場人物はほぼ父親とその息子の三人だけだし、あとは果てしないほど続く自然と空!といった超低予算映画なのだが、一つ一つのシーンに無駄がなく、息をのむような切りつめた緊張感が漂う画面、広がる殺伐とした自然に青空や空に浮かぶ雲、大雨なども効果的な舞台装置となっている。人物描写が的確で、俳優もぴったり。父親は不明確なところが多い。仕事は何をしているのか。どうして長い間家へ帰らなかったのか。あの箱は一体ナンなのか・・・。その釈然としない演出が 父親の威圧感をますます浮かび上がらせる。しかしその意図的な演出は 押し付けがましくなくも凄く自然なのだ。この寡黙な父親は 『会いたかったヨー。愛しているよ。』と言えば子どもたちも喜ぶのだろうが、そんなことはしない。自分の身を犠牲にして、子どもに何かを教えようとしているのだ。私も親だから分かるが、これは本当に難しいのダ。子どもも12歳と14歳と近い歳ながらも その二歳の違いがはっきりと見えて興味深い。12歳の子はまだ子ども寄りで、いつも平静を装っている父親を無意識に刺激しようと反抗している。父は一体自分たちのことをどう思っているのか、心配してくれているのか、本当はどうでもいいのか、確かめたいのだ。この俳優の男の子のふくれっつらが最高だ!14歳のお兄ちゃんの方は思春期まっさかりで、男としての模範となる父親という存在ができたことを喜び、認められたいと思って頑張っている。その父親の一挙一動に対する子どもの繊細な感情の動きが、緊張の走る画面から まるで自分のことのように感じられる。日本名は『父、帰る』だが、ポルトガル名は『RETORNO』。リターンと言う意味で、この映画の中にいくつかのRETORNOがある。結果的には悲しい映画だったが、すばらしく完成度の高い映画で、今のところ今年のナンバーワンです!水、大地、雨、人間、そしてそれらの不在を感じずにはいられない・・・。子どもたちの最後の叫び声がしばらく頭に焼け付いて離れなさそう・・。
2005年01月16日
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ここ最近家にこもって、クラス準備をしている。毎年12・1月の長い休みの最後の最後まで 遊びっぱなしで、クラス開始の数日前に やっとこさあせってクラス準備をしていたから、今年はきちんとしよう!と決心したからだった。しかし、ホンっとキリがない。一つ終わらせると、次のアイデアが浮かんできて、それが終わる頃にはまた他のものが作りたくなる・・・。はっきり言って、12月からやっているのに まだ終わらないのだ。さすがに疲れてきて、昨日は 気分転換にサンパウロまで行ってきた。 車の中では 今はまっている(←あゆブーム、終わりました・・。ホントあっけなかったマイブーム)マーラーのシンフォニーをがんがんに大音量でかけ、ドライブを楽しみながら行ったのは エルドラード・ショッピングセンター。いつもIBIRAPUERAショッピングへ行きつけているので ホンっと久しぶりだ。IBIRAPUERAには LUANA御用達のZARAとMANGOのショップがあって便利なのだが、サンパウロで一番中心的な存在のショッピングセンターなので、ちょっとしたものはすぐに売切れてしまう。先週から始まったバーゲンではあまりめぼしいものが残っていなく、いまいち満足できなかったので、イビラプエラより大きい店舗のMANGOショップが入っているELDORADOにしたのだ。車をとめ、足取りも軽やかに向かったMANGOショップ。50%OFFの看板がいくつも並んでおり、中に入ると、人影もまばら。ブラジルでは 日本ほどバーゲンに人が殺到しない。きっと ブランド物を買う人というのは お金に困ってなくて、バーゲンに頼らなくてもいいからなのだろうな。大抵の人はこういうバーゲンの値段よりも もっと安いブラジルモードの服を提供するお店でシーズン初めに購入してしまって、シーズンが終わる頃にはもう興味がないのだろう。どっちにしても バーゲンが10代の頃から重要恒例行事だった私にはありがたい話だ!なんと言っても 「三度の飯」よりも洋服が大切な人なので。薄暗くて広い店内をきっちりと丹念にチェックする。ほんっとうに品数が多いので、ひとつひとつの棚を念入りにね。しかし、今年のモードは胸元を強調する洋服が多く、普通のものがあまりない。私は体を強調する服は買わないことにしている。まず、旦那がうるさい。そして、道を歩くごとにそこら辺のキモい男どもが声をかけてくる。また、クラスで使うと、男子生徒たちが勘違いする・・から。まったく こまった国なのだ!皆情熱的過ぎて、情熱的になりたくない私としては 非常に迷惑している。結局、トレンチコートっぽい感じのほどよいフィット感のあるチノワンピースと、麻素材のカーキ色のカーゴパンツ、微妙な色合いが美しい小さなレースがついたビスチェが気に入った。でも、他の店でいいものに出会ったらイヤだから、とりあえず選んだ商品を棚に戻して、他の店へ向かった。練り歩いているうちに だんだんとお腹がすいてきて、フードコートへ。ちょうどお昼の時間で 人でごった返していた。この近くはオフィスビルなどが多く、サンパウロ第二のビジネス街ファリア・リマもある。テーブルは満席だし、レストランブースには行列ができているし、だんだんイヤになってきた。「ジュースでも飲もうか」と 人込みから離れようとすると、AXEという、安っぽい名前のポルキロがあった。「もう どこでもいいや」と そこに行き、皿を取って、料理をさらに取り入れ始めた・。が、その安そうな名前のそのお店、結構珍しくて美味しいバイア料理を提供していた。アラカジェだとか、野菜やゆで卵などと混ぜ合わせた豆料理、カニのバイア風グラタン、バイア風味付けスープ入り腸詰め、魚のバイ亜風ごった煮など。食べたことのない味に挑戦しようと次々とさらに取っていたら、山盛りになってしまった!脂っこい料理にはやっぱりビールでしょ!と 昼間っからビールを選び、席に着いた。が、やっぱり脂っこいバイア料理山盛りはちょっと多すぎたようだ。半分食べたところでもう満腹になり、ビールをちびちびのみながら、周りの人たちを観察したりして、のんびりと時間をかけて、きちんと平らげましたとも!腹いっぱい美味しい料理を平らげ、ビールも頂き、だんだん服なんてどうでもよくなってきて、少しうろうろしたあとラッシュになって混む前に 家に帰ってしまったのだった。しかし、家に帰ってから、だんだんとあの選んだ服が欲しくてどうしようもなくなってきた。なんで あの時買っておかなかったんだろう・・・。後悔の嵐、嵐!明日、また渋滞の中を運転してあのショッピングセンターに行きたくないし、でも、行かなかったら絶対売り切れてしまう。ああ、私の馬鹿馬鹿ー。今からELDORADOに戻りたい。旦那、仕事で疲れて帰ってるのに、また渋滞に巻き込まれるようなことしたがらないだろうな・・。どうしよう。その時、頭の中に ふと名案が浮かび上がった。サンパウロに晩御飯を食べに行かないかと持ちかけてはどうか?ちょうどELDORADOには ダンナの好きなお肉のお店「OUTBACK STEAKHOUSE」もあることだしい!旦那が帰宅するやいなや、そう切り出した。実は ショッピングセンターが死ぬほどキライな旦那。しかし、「花より団子」な彼は 「OUTBACKでばんごはん」のアイデアをいたく気に入り、即時OK !再びショッピングセンターへ戻り、お洋服を買って貰い、晩御飯を食べて帰ったのでした!思いがけず楽しい日になった一日。無理だと諦めかけていたものが手に入る喜びって ないわ!それにしても、ブラジルは私にとって買い物が楽しい。日本では長身の私に合う洋服や靴がめったにないのだから。特に脚や腕が長くて、コム・デ・ギャルソンやヨージ・ヤマモトでさえも スーツの丈が短すぎた!!「・・もうメンズしかないですねー。」のコムデ店員の思いっきり傷ついた言葉は未だ忘れられない・・。あとは 日本並みのファッションセンスと商品の充実を期待しているのだが。
2005年01月15日
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ブラジルの行きつけのレンタルショップで 是枝監督のこの映画が ちょこんとおいてありました。ブラジルでは日本映画のDVD化などほとんどしないのだが、クロサワ、キタノが割と映画ファンには人気があって、大抵DVD化されている。ブラジル人は 日本人に 厳しい侍の気質を求めているのかもしれない。 内容:人が死んでから天国へ行ってしまう前 天国とこの世の中間地点のようなところに一週間滞在して、自分の人生の中で一番よかったことを思い出し、それを映像にして 最終日の日曜日に上映室で見て その楽しかった瞬間に入り込めたその時天国へ昇天していくというお話。半ば作り物、半ばドキュメンタリーぽくて、死者たちの自分の思い出を語るシーンがなかなか興味深かった。皆それぞれ話し方の癖が違っていて、性格も興味も違うし、普段日本人にふれる機会のほとんどない私は なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになった。映画自身はかなり地味で、劇場にわざわざ見に行くこともないようなものだと思ったが、テーマは 発想が優しくて日本的でいいなあ~と思った。死後に人生で一番楽しかったことを再現してあげるだなんて、日本人じゃないと考え付かないのじゃないのかな。一生懸命お手伝いするスタッフと、それに一生懸命協力する死者たち。このお互いの信頼の図式が成り立つのも、日本ならではだなあとほのぼのした。そして、この映画を見終わったとき、自分にとって今までもどの瞬間が一番幸せだったかな~と 考えずにはいられなくなる。楽しいことはいろいろあるけれど、一つだけ選ばれる本当に心に深く残っていることというのは その人の人生の証というか、その人自身なのだなあと思う。是枝監督の映画は観たことがなかったのだが、映画全体から監督の人に対する優しさが伝わってきた。こんなあたたかい監督って めったにいないのじゃあないのかとさえ思った。これでますます『誰も知らない』が見たくなってきた。ブラジルではまだ公開していないが、今年公開予定のようだから、必ず見に行こうと思う。それにしても笑ったのが、理屈っぽい青年。あの話し方でウンチク並べるめんどくさい青年っているいる~!っと思わず笑ってしまった。彼が なんとなくうっとおしく感じるのはなぜだろう?だらだらとした話し方?声?言ってる内容?容姿との相乗効果?
2005年01月14日
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1999年のメキシコとスペインの合同製作作品で、もう、激しくつまらなかった。しかし、この映画は 2000年のスペイン・マラガ映画祭で 最優秀映画賞をとっているというのだ。私にはもう理解不可能です。面白いと思われた方は どういう点が面白かったのかを教えてくださいな! Sinopse: この映画ではドロレスと言う50歳代の円熟した女性の人生を描いている。大変親切な女性で、その優しさが過ぎて、旦那マノーロに逃げられたと言うのだ。彼女やその隣人たちが住むところは砂漠のなかの村とも集落ともいえないような小さな道が数本あるだけのところ。そこには廃墟と化した屋根のない教会があり、町の人たちは皆悲しみと絶望に覆われていた。そんな時、ドロレスはふとしたことから その集落に立ち寄ったよそ者と体を重ねてしまう。初めての情事だったが、結果として、その悲しみにくれた男性を絶望から救うことができた。そこで、ドロレスは自分を『ロリータ』と改名し、自信をなくした男性たちのために体をささげることを決意したのだった。. このことはあっという間に広まり、彼女のいる部屋のあるBARは彼女との交わりの順番を待つ男性でいっぱいとなる。そして、集落は絶望のモノクロだったのが、希望に満ちたカラフルな色合いにかわっていった。そんななか、ドロレスの旦那が集落に戻ってきた。彼女を見捨てたことをわびながら。しかし、すぐに彼女がしている行動がばれ、憤慨する。ドロレスは悲しみに暮れ、ドロレスとの関係をもてなくなってしまった町中の男たちの悲しみからも 集落の色はまたもやモノクロになってしまう。そこで、集落中の女性たちは一揆団結して、ドロレスのダンナの仕事小屋へ詰め寄り、どれほどドロレスがしている奉仕が大変なものかを 身を持って彼に分からせるのだった。旦那は結局理解し、ドロレスはまた男たちへの奉仕を再開することとなった。こうして、再び町中に色が戻ってくるのだった。 この集落は とても信心深く、貧しいながらも教会へ通ったり、部屋にはクルスやキリストの絵を飾ったりしているというのに、集落の男たちにセックス奉仕だなんて、とびすぎているというか もう理解不可能です。主人公の女性も デブのただのおばさんで、なんだか気持ち悪いし、ほんっと どうなんでしょうねー。体と精神を希望のない男たちにささげる・・・というと、なんだか官能的でエッチっぽい感じがするのですが、ちっともそんなことはなくて、からっとコミカルで、ホンっと調子狂います。
2005年01月13日
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かーなり前にご紹介したアート系映画上映館の先駆的存在の ESPACO UNIBANCO(エスパッソ・ウ二バンコ)、UNIBANCO ARTEPLEX(ウニバンコ・アルチプレックス)の次に LUANAが気に入っているのがここ、MULTIPLEX BRISTOLです。 サンパウロ一のビジネス&金融街、AV.PAULISTAと 今はショッピングセンターにその王座を奪われた かつてはシックなファッション街だったRUA AUGUSTAの交差点に位置しています。老舗的存在の映画館だったのですが、老朽化が進み、2003年後半に 大規模な改装が行われ、近代的な映画館と生まれ変わりました。これを設計したのは ブラジリアを設計したブラジル最大の建築家ナイメイヤーの愛弟子、ルイ大竹です。曲線を生かしたデザインが得意なこの建築家は日系二世で、母親は現代画&造形美術家の大竹富江。二人とも知らない人は居ないほど かなり有名人です。 以前はカビ臭くて、映写室が二部屋しかなかったのが、今は7つになり、四階分をしめています。チケット売り場の横は フードコートになっていて、本格的なレストランや軽食まであるし、洋服やインテリア雑貨などを取り扱うギャラリーもあって、映画の待ち時間をつぶすのにぴったり。 この映画館は基本的にブラジル映画供給会社のPLAYARTEのものなので、PLAYARTE系の映画しか上映されませんが、割といいアート系映画なども常時上映されているので 貴重な存在です。
2005年01月12日
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名俳優ダニエル・オートレイユ主演のノンフィクション映画。 90年代初頭に本当に起きた、20年間も親や妻までも含む周りの人々を、医者で公的機関で働いていると騙し続け、ついには家族全員殺してしまい、自身も自殺した(←死ねなかった)という事件を 犯人の視点で撮った映画。犯人の視点でと言うと、最近では『モンスター』があったが、この映画もなかなかうまく撮れている。フランス風で流れがゆっくりなのと、静かに話が流れているところが異なる。そこは ダニエルオートレイユの独壇場っといったところ。さすが! 映画は事件の前後のシーンが 途切れ途切れに入り乱れる。最初からなにかが起きた事がわかり、興味をひきつける。主人公の男は いつも欝気味で、辛そうな表情だ。家族の集まりにも一応参加しているが、いやいやだということが手に取るようにわかる。笑顔も苦痛の中で無理矢理作ったもの。彼の周りのものは皆、彼が医者で、キャリア的にも大成功していると信じて疑わない。どこで歯車が狂ってしまったのか?一時的な繕いが以後10年以上にもわたっても、誰も気づかない。彼自身はそのことに苦しんでいる。しかし、自分から打ち明ける勇気などない。それでも、たまに周りにばれそうになる時がある。その時はその時で ばれてしまえばいいと本人は諦めてしまっているようなのだが、いつもそれは起こらず、時は過ぎていく。時がたてばたつほど、嘘は重く彼の背中にのしかかっていくのだった。優しい妻に可愛い子どもたち。訪問すればいつも美味しい手料理で迎えてくれるシンプルで優しい両親。彼が本当の医者だったら、いや、医者になっていなくても本当のことを最初に打ち明けていたら、どんなにか人生は温かかっただろう。いっそのこと、周りがひどい人たちばかりだったなら、彼はどんなに気楽だっただろう・・・・。周りに素敵な人たちに囲まれて、彼はますます苦しんでいく。もう、その様子が 彼の気持ちが 痛いほどこちらに伝わってきて、苦しいほど。家族の人生を絶ってしまったことが 本当に残念でならない。彼自身は死んでもいいと思っているのだが、彼らを傷つけたくないばかりに ひとりよがりな行動をとってしまった。自分の一番愛する人たちに 事実に気づかず、自分に失望せず死んで欲しいという、勝手な彼が最後に生き残ってしまった事実がさらに悲惨だ。
2005年01月11日
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休みに入ってから、いくつか映画を観たので、その感想を書いていきたいと思っています。まずは ドイツ映画『アンナとロッテ』。第二次世界大戦の時代に親の病死により引き裂かれた双子の姉妹の波乱の人生。 映画館のトレーラーで観て、面白そう!だと思って dvdを借りたのだが、イマイチだった。映画の雰囲気は 『大草原の小さな家』のような感じの音楽と画質で、なんだか懐かしい感じがする。結構ああいうタイプの撮り方が 好きだったりする。映像は美しかった。 母親の死にて いつも一緒だった双子の姉妹は 別々にされてしまう。かたや、貧しい農家へ、かたや裕福な家庭へ。まったく正反対の環境で、片方は苦労し、もう一人はぬくぬくと何不自由なく育てられた。その二人が成人してから再会するのだが、戦争の時代背景と事情により、すれ違ってしまう。お互い愛する人に出会うのだが、その愛する人は戦争の加担者と被害者で、そのことから再び姉妹の間は遠ざかってしまう。 話がドラマチックに始まったので、どんな運命が待ちうけているのか?とはらはらしながら見守っていたのだが、結局大したことのないありがちな展開で、ちょっとがっかり。だいたい、7歳のときから農場に引き取られ、まったく学校に通わせてもらえなかった人が、本など辞書もなしに読めるはずがない。金持ち側に引き取られた女性も 育ての親を責めるばかりで、全然引き取ってくれたことに感謝や理解をしようとしない。傲慢な感じ。始終我侭な彼女には 全然同情できない。その運命の二人の生活環境の落差についても 何も描かれてないし、消化不良な感じ。幼女期、成人期、老人期を女優を変えて 波乱の人生を描いているのだが、愛らしい女の子、美しい20代の行く末が、キャシーベイツをかなり太らせて、歳をとらせて、醜くさせたような女優を使うってのはいかがなものか!映画の内容をみようとする前に そりゃないぜ!とがっかりしてしまうことうけあい。なんだかこじつけのようなラストも 感動などなかった・・・。って印象を持ったのは 私がドイツ人について 何も知らないからだろうか?ドイツ人にとって あのむすっとした表情だとか、傲慢な態度は普通なのかもしれない。そういえば 今まで観た映画の中のドイツ人って いやな感じの人ばかりのような気がする。皆がそうだとは言わないけど、ああいうのが一般的なドイツ人なのだろうか?と ふと思った。映画は 貧しい農家と裕福な階級の差や、ナチスによるユダヤ人への差別意識、戦争の影響下にて たとえ仲のよい姉妹であっても理解できないほど、これらの影響は強いと言うことが伝えたかったのだろう。2004年のオスカー外国語映画賞のノミネートを受けている。
2005年01月10日
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あけましておめでとうございます。随分ご無沙汰してしまいました。年末から リオデジャネイロのBUZIOSへ行って来ました。とっても素敵なところで、行くのは二度目だったのですが、何せ一年で一番観光客の多いシーズンで、大変な混雑振りでしたわ。その旅行については また改めて少しずつ書いていきたいと思います。一月いっぱい仕事がお休みなので、家族サービスやら、仕事準備やら自身の勉強などで、更新はかなりのんびりモードとなると思います。楽天はとっても楽しいのですが、気をつけないとだらだらと何時間もコンピューターの前に根をはやしてしまうと言う恐ろしい事態になりかねないので、新学期が始まってから、仕事の息抜きにちょくちょくと更新していくというスタイルにしたいと思っておりますので、あしからず!とりあえずは 新年のご挨拶まで。LUANA
2005年01月09日
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